JPH0484957U - - Google Patents

Description

【図面の簡単な説明】

図１は、側面図であり斜線の部は出力シヤフト
１６の中心を通る面で垂直に切断した断面図であ
り、左がエンジン側で右が車輪側である。図２は
、回転力配分を行う歯車ポンプをわかりやすくし
た図で、図１におけるＡ−Ａ部を矢印に従つた方
向から見た断面図である。図面の数字は図１・図
２に共通であり、若い順に述べると次の通りであ
る。１……ロツク・アンド・シフトレバー、２…
…シフトレバー先端、３……円盤、４……開閉棒
、５……変速機カバー、６……エンジン側取付部
、７……前進後退ギヤ側取付部、８……入力歯車
、９……回転カバー用中空シヤフト、１０……回
転カバー、１１……ステーター用中空シヤフト、
１２……ステーター、１３……回転カバーずれ止
め（注：９から１３までは一体的にできていて同
時に回転する。）、１４……ピニオン歯車、１５
……高速側差動歯車、１６……出力シヤフト（注
：１５と１６は一体的にできていて同時に回転す
る。）、１７……低速側差動歯車、８……トルク
コンバーターカバー用中空シヤフト、１９……ト
ルクコンバーターカバー、２０……インペラーポ
ンプ、２１……歯車ポンプシヤフト側歯車用中空
シヤフト、２２……歯車ポンプ用シヤフト側歯車
（１７から２２までは一体的にできていて同時に
回転する。）、２３……歯車ポンプ用回転カバー
側歯車、２４……タービンブレード、２５……タ
ービンカバー、２６……タービンカバー用中空シ
ヤフト、２７……タービンカバー用中空シヤフト
側減速歯車（注：２４から２７までは一体的にで
きていで同時に回転する。）、２８，２９……回
転カバー側減速歯車、３０……出力シヤフト側歯
車（これは出力シヤフトと一体的で同時に回転す
る。）、（注：２７から３０までの過程で回転比
を小さくし回転力を大きくして出力シヤフトに伝
える。）、３１……液体通路、また１４，１５，
１７の組合せはデフアレンシヤルギヤ、２７，２
８，２９，３０の組合せは減速ギヤ、１８，１９
，２０，２４，２５，２６の組合せはトルクコン
バーターであり、さらに図１のＡ−Ａ部にある破
線に囲まれた部分は液体通路３１の位置をわかり
やすく示したものである。さらにまた図面には軸
受等は描いていない。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 この考案は、自動車のエンジンの回転力を無段
   階的に駆動輪へ伝達するための変速機であり、エ
   ンジンの回転力を入力歯車８を通して無段変速機
   内の回転カバー１０に伝え、回転カバー１０内の
   デフアレンシヤルギヤにより出力シヤフト側差動
   歯車１５と減速ギヤ側差動歯車１７に分割し、出
   力シヤフト側差動歯車１５に分割した回転力を直
   接出力シヤフト１６へ、減速ギヤ側差動歯車１７
   に分割した回転力をトルク分配歯車ポンプ・トク
   ルコンバーター・減速ギヤを経て出力シヤフト１
   ６へ間接的に伝えるものである。そこで、この考
   案における実用新案登録請求の項は三つあり、そ
   れぞれの項の範囲と特徴を述べると次の通りであ
   る。 第一項としての範囲は、この考案の基本的な
   ものであり、デフアレンシヤルギヤ（１４，１５
   ，１７の組合せ）と減速ギヤ（２７，２８，２９
   ，３０の組合せ）及び出力シヤフト１６から構成
   されるものであり、エンジンからの回転力をデフ
   アレンシヤルギヤにより二つに分割し、一方を直
   接的に、他の一方を減速ギヤにより回転力を大き
   くし、二段差の回転力をもつて、しかも同時に出
   力シヤフト１６へ伝えるところに特徴がある。 第二項としての範囲は、第一項の構成の中に
   歯車ポンプ（２２，２３の組合せ）の要素を組込
   んだものであり、歯車ポンプ用シヤフト側歯車２
   ２と歯車ポンプ用カバー側歯車２３は液体通路３
   １の抵抗を受けその開閉度に応じて回転するので
   、回転カバー１０内で歯車ポンプ用シヤフト側歯
   車２２を減速ギヤ側差動歯車１７と一体的に回る
   ようにし、歯車ポンプ用カバー側歯車２３を回転
   カバー１０側に設置して、シフトレバー１の操作
   により開閉棒４を押して液体通路３１を無段階的
   に閉じ、回転カバー１０に対する減速ギヤ側差動
   歯車１７の回転力を押さえ、その回転力を出力シ
   ヤフト側歯車１５へ移動させるものであり、これ
   も無段階的に行われ、これを通して出力シヤフト
   １６の回転力も無段階に調節できるところに特徴
   がある。 第三項としての範囲は、第一項の構成の中に
   トルクコンバーター（１８，１９，２０，２４，
   ２５，２６の組合せ）を組込んだものであり、ト
   ルクコンバーターの液体継手としての滑り特性を
   利用したもので、駆動輪が停止となり出力シヤフ
   ト１６及びタービンブレード２４が回転停止にな
   つても、エンジンからの回転力はデフアレンシヤ
   ルギヤの減速ギヤ側差動歯車１７を通して、ター
   ビンブレード２４と滑りをおこさせながらインペ
   ラーポンプ２０を回すので、駆動輪停止時にもエ
   ンジンは止まらず、またエンジンから駆動輪まで
   の機械的構造による機械的衝撃をも吸収する特徴
   がある。