JPH0475090B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0475090B2
JPH0475090B2 JP63236087A JP23608788A JPH0475090B2 JP H0475090 B2 JPH0475090 B2 JP H0475090B2 JP 63236087 A JP63236087 A JP 63236087A JP 23608788 A JP23608788 A JP 23608788A JP H0475090 B2 JPH0475090 B2 JP H0475090B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal plate
peripheral edge
processed
mold
bent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63236087A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0284218A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP63236087A priority Critical patent/JPH0284218A/ja
Publication of JPH0284218A publication Critical patent/JPH0284218A/ja
Publication of JPH0475090B2 publication Critical patent/JPH0475090B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、超塑性金属板の成形方法、特にシー
ル蓋と被加工金属板との間に画成される気密室の
シール技術に関する。
(従来の技術) 従来、超塑性金属板の成形方法における気密室
のシール技術としては、例えば、特開昭61−
238423号公報に記載されているようなものが知ら
れている。
この従来のシール技術は、第6図のように、成
形型100の型側挟持面101と、シール蓋20
0の蓋側挟持面201とで被加工金属板300の
周縁部301を挟持する挟持工程の際に、前記蓋
側挟持面201と被加工金属板300の周縁部3
01との間に、薄板シール部材400を設けるよ
うにしたものであつた。
また、このほか、第7図に示すように、蓋側挟
持面201に凸条202を形成し、この凸条20
2に嵌合する溝条102を型側挟持面101に形
成して、挟持工程の際に、被加工金属板300の
周縁部301にシールビード302を加工するよ
うにしたものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上述した従来技術にあつては、以
下のような問題があつた。
前者の場合、挟持工程及び成形工程とは別工程
で製作した薄板シール部材400を、挟持工程を
行う都度、挟持部となる被加工金属板300の周
縁部301とシール蓋200との間に載置する必
要があり、その載置作業に要する手間や時間を必
要とし、作業性が低下する。
後者の場合、高温域において、成形型100及
びシール200の各挟持面101,201が熱影
響によつて変形し、シール面が変形して、シール
面圧が不均一となつて、シール性が損なわれ、正
常な加圧が困難である。
本発明は、上述のような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、シール蓋の蓋側挟持面
と被加工金属板の周縁部との間のシール性を向上
させ、併わせて被加工金属板による成形品の変形
を少なくしながら、成形品の取出作業が容易に行
なえるようにすることを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本発明の超塑性
金属板の成形方法では、成形型の周縁に形成され
た型側挟持面と、該型側挟持面に対向してシール
蓋の周縁に形成された蓋側挟持面とで、被加工金
属板の周縁部を挟持して、この被加工金属板の少
なくとも一方の側に気密室を形成する挟持工程を
行い、その後、前記被加工金属板を超塑性状態と
なる所定温度まで加熱した状態で、前記気密室の
気圧を変化させて、この被加工金属板を、成形型
の成形面に密着させて塑性加工する成形工程を行
う超塑性金属板の成形方法において、前記挟持工
程の前に、前記被加工金属板の周縁部を、前記気
密室が形成される側に内向きに折曲もしくは湾曲
させて曲げ周縁部を形成し、前記挟持工程で、前
記被加工金属板の曲げ周縁部およびその内側部分
を両挟持面で加圧し、この曲げ周縁部と内側部分
とを2重に重ね合せた状態で挟持するようにし
た。
ここで、被加工金属板とは、いわゆる超塑性合
金から成り、500℃前後において数百%の伸特性
を示すもので、例えば、板厚1.0mmで、Al−5.7%
Zn−2.4%、Mg−1.6%、Cu合金が用いられる。
(作用) 本発明では、上述のように、挟持工程の前に予
め、被加工金属板の周縁部に、気密室側に内向き
に折曲もしくは湾曲された曲げ周縁部を形成し、
この曲げ周縁部を成形型の型側挟持面とシール蓋
の蓋側挟持面とで挟持するものである。
従つて、このように曲げ周縁部を両挟持面で挟
持すると、この曲げ周縁部が被加工金属板本体と
重合状態となるように変形される。そして、この
変形に際して、両挟持面とこの曲げ周縁部の三者
間において、挟持圧力が強く作用する箇所からこ
の曲げ周縁部が変形していくもので、即ち、この
挟持圧力がシール圧となるもので、このシール圧
の差により変形量に差が生じ、この変形に基づき
シール圧が均一化される。
また、同時に、曲げ周縁部による2重板厚構造
部分は、両挟持面間でシール部材として機能し、
例えば、高温域において、蓋側挟持面が熱変形し
たとしても曲げ周縁部が蓋側挟持面に馴染むこと
ができる。
さらに、成形工程終了後にあつては、曲げ周縁
部は重合されて二重板厚構造となるため、被加工
金属板の周縁部の剛性が高くなり、成形品の変形
を少なくできるし、成形品の取り出し作業が容易
になる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
第2図は本発明一実施例の成形方法に使用する
成形装置を示す断面図である。
図において、1は成形型で、上面に成形面10
が凹状に形成され、かつ上面周縁に型側挟持面1
1が形成されている。
前記成形型1の上方にはシール蓋2が上下動可
能に設けられており、このシール蓋2の下面周縁
に、前記型側挟持面11に対向して蓋側挟持面2
1が形成され、この蓋側挟持面21の内側に気密
室5用の凹部20が形成されている。
また、前記シール蓋2には、このシール蓋2を
貫通して凹部20内に至るガス供給管3が取り付
けられている。
尚、前記成形型1及びシール蓋2には、図示を
省略した、加熱用ヒータが組み付けられている。
この第2図において、成形型1とシール蓋2と
の間に周縁を挟持されているのが、被加工金属板
4であつて、この被加工金属板4は、いわゆる超
塑性合金から成り、500℃前後において数百%の
伸特性を示すもので、例えば、板厚1.0mmで、Al
−5.7% Zn−2.4% Mg−1.6% Cu合金が用い
られる。
次に、本実施例の成形方法を、第1図の工程説
明図及び第3図の被加工金属板を示す横断面の斜
視図により説明する。
(a) 前工程 先ず、第3図に示すように、被加工金属板4
の周縁部に、上向きであつて、かつ、気密室5
側を向くように、内向きに折曲させて曲げ周縁
部40を形成する。尚、この曲げ周縁部として
は、第5図に示すように、カール形状に湾曲さ
せた曲げ周縁部240としてもよい。尚、この
際隅となる部分の周縁部はしわがあつても又、
2重に形成されても良い。
(b) 挟持工程 次に、被加工金属板4を、第1図イに示すよ
うに、成形型1の型側挟持面11上にセツトす
る。
そして、第1図ロに示すように、シール蓋2
を下降させて、成形型1の型側挟持面11と、
シール蓋2の蓋側挟持面21とで曲げ周縁部4
0を挟持する。
このようにして、両挟持面11,21で曲げ
周縁部40を挟持すると、この曲げ周縁部40
が、第4図に示すように、重合状態に折り返さ
れるように変形され、この際に、挟持圧が強い
部分から変形するもので、即ち、この曲げ周縁
部40の変形量は、両挟持面11,21と曲げ
周縁部40間の面圧が均一となる量となり、そ
れによつて、三者11,21,40間のシール
圧はき一化される。
また、この曲げ周縁部40による2重板厚構
造部分は、被加工金属板4と蓋側挟持面21と
の間のシール部材として機能する。
そして、この状態で、被加工金属板4とシー
ル蓋2との間には、凹部20の位置に、気密室
5が画成される。
(c) 成形工程 次に、図示しない加熱用ヒータにより成形型
1及びシール蓋2を介して被加工金属板4を
500℃前後に加熱する。
この状態で、気密室5内に、10気圧程度の
Ar、N2等のいわゆる不活性ガスをガス供給管
3を通して供給して、いわゆるブロー成形を行
なうもので、これにより被加工金属板4は、第
1図ハに示すように、成形型1の成形面10に
沿つて塑性加工される。即ち、被加工金属板4
は成形品4aとなる。
この時、上述したように、被加工金属板4の
曲げ周縁部40が、両挟持面11,21で挟持
されて、この曲げ周縁部40がシール部材とし
て機能していることから、例えば、蓋側挟持面
21が熱変形したとしても、両挟持面11,2
1による挟持圧力により、その変形に馴染むよ
うに曲げ周縁部40が変形してシール性を確保
するので、気密室5からの不活性ガスの漏れを
防止することができる。
そして、上述の成形工程を終えると、成形品
4aを成形型1から取り外すが、このとき、成
形品4aの周縁は、第4図のように曲げ周縁部
40が重合状態となつて二重板厚構造となつて
いるために、周縁部の剛性が高くなつており、
従つて、成形品4aの変形が少なくまた、成形
品4aの成形型1らの取り出し作業が容易にな
る。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の超塑性金属
の成形方法にあつては、被加工金属板の周縁部に
曲げ周縁部を形成した後、この曲げ周縁部と内側
部分とを2重に重ね合わせた状態で型側挟持面と
蓋側挟持面とで挟持して成形する構成としたた
め、この曲げ周縁部の変形に基づきシール圧の均
一化が図れると共に、この曲げ周縁部がシール部
材として機能し、被加工金属板と蓋側挟持面との
間のシール性が向上するという効果が得られ、さ
らに、それに加えて、成形工程後には、曲げ周縁
部が重合状態となつて被加工金属板の周縁部の剛
性が高くなり、成形品の変形が少なくなるし、成
形品の取り出し作業が容易になるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の成形方法を説明する
工程説明図、第2図は実施例成形方法に使用する
成形装置の断面図、第3図は被加工金属板の曲げ
周縁部を示す斜視図、第4図は成形工程後の曲げ
周縁部を示す斜視図、第5図は曲げ周縁部の他例
を示す斜視図、第6図及び第7図は従来技術の説
明図である(各図共横断面図を示す)。 1……成形型、11……型側挟持面、2……シ
ール蓋、21……蓋側挟持面、4……被加工金属
板、40……曲げ周縁部、5……気密室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 成形型の周縁に形成された型側挟持面と、該
    型側挟持面に対向してシール蓋の周縁に形成され
    た蓋側挟持面とで、被加工金属板の周縁部を挟持
    して、この被加工金属板の少なくとも一方の側に
    気密室を形成する挟持工程を行い、 その後、前記被加工金属板を超塑性状態となる
    所定温度まで加熱した状態で、前記気密室の気圧
    を変化させて、この被加工金属板を、成形型の成
    形面に密着させて塑性加工する成形工程を行う超
    塑性金属板の成形方法において、 前記挟持工程の前に、前記被加工金属板の周縁
    部を、前記気密室が形成される側に内向きに折曲
    もしくは湾曲させて曲げ周縁部を形成し、 前記挟持工程で、前記被加工金属板の曲げ周縁
    部およびその内側部分を両挟持面で加圧し、この
    曲げ周縁部と内側部分とを2重に重ね合せた状態
    で挟持するようにしたことを特徴とした超塑性金
    属板の成形方法。
JP63236087A 1988-09-20 1988-09-20 超塑性金属板の成形方法 Granted JPH0284218A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63236087A JPH0284218A (ja) 1988-09-20 1988-09-20 超塑性金属板の成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63236087A JPH0284218A (ja) 1988-09-20 1988-09-20 超塑性金属板の成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0284218A JPH0284218A (ja) 1990-03-26
JPH0475090B2 true JPH0475090B2 (ja) 1992-11-27

Family

ID=16995529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63236087A Granted JPH0284218A (ja) 1988-09-20 1988-09-20 超塑性金属板の成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0284218A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4281463B2 (ja) * 2003-08-11 2009-06-17 日産自動車株式会社 液圧成形方法および液圧成形装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61238423A (ja) * 1985-04-16 1986-10-23 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 超塑性金属板の成形方法
JPS62214832A (ja) * 1986-03-14 1987-09-21 Hitachi Ltd 通気孔付きパラボラアンテナのデイツシユの製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61238423A (ja) * 1985-04-16 1986-10-23 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 超塑性金属板の成形方法
JPS62214832A (ja) * 1986-03-14 1987-09-21 Hitachi Ltd 通気孔付きパラボラアンテナのデイツシユの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0284218A (ja) 1990-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5974847A (en) Superplastic forming process
US5823032A (en) Prethinning for superplastic forming
KR100354108B1 (ko) 알루미늄시트의 초소성 성형을 위한 개량 실비드
JPH08174091A (ja) 金属薄板を成形するための方法及び装置
EP1410856B1 (en) Method of forming a sheet metal article by superplastic or quick plastic forming
US4502309A (en) Method of removing formed parts from a die
EP1415735B1 (en) Method of forming a sheet metal article by superplastic or quick plastic forming
US4644626A (en) Forming of metal articles
US5749254A (en) Air bearing assist in pneumatic forming of thin foil materials
US4381657A (en) Method of removing formed parts from a die
US4409809A (en) Dual motion press
JPH0475090B2 (ja)
US4821546A (en) Two-step superplastic forming method
CN114850300A (zh) 对金属复合箔进行变形成型的方法和成型设备
US6997025B2 (en) Sealing system for super-plastic gas-pressure forming of aluminum sheets
JPH05185169A (ja) サンドイッチパネルの製作方法
JP2001071046A (ja) 高温気体加圧成形方法
US3250419A (en) Wrinkle-free metal shells
JP3442420B2 (ja) 薄板材の成形方法および成形装置
JP3440662B2 (ja) 金属成形品の製造方法
EP0190640A2 (en) Pressing contoured shapes
JP4281463B2 (ja) 液圧成形方法および液圧成形装置
JPH0736928B2 (ja) 金属箔の超塑性成形方法
JPH06226367A (ja) 超塑性金属シートの成形装置及び成形方法
RU2024378C1 (ru) Способ изготовления многослойных панелей