JPH0474642B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0474642B2
JPH0474642B2 JP58011919A JP1191983A JPH0474642B2 JP H0474642 B2 JPH0474642 B2 JP H0474642B2 JP 58011919 A JP58011919 A JP 58011919A JP 1191983 A JP1191983 A JP 1191983A JP H0474642 B2 JPH0474642 B2 JP H0474642B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
dimensional
welding
image sensor
spot position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58011919A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59136606A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1191983A priority Critical patent/JPS59136606A/ja
Publication of JPS59136606A publication Critical patent/JPS59136606A/ja
Publication of JPH0474642B2 publication Critical patent/JPH0474642B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
    • G01B11/028Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness by measuring lateral position of a boundary of the object

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、産業用ロボツトなどを用いて溶接作
業を行うために光学的に溶接線を検出する方法に
関する。
たとえばアーク溶接作業を行う場合には、溶接
トーチ先端を溶接箇所から所望の距離だけ離し、
かつトーチを被溶接材の表面に対して所望の姿勢
に保ちながら、溶接線に沿つて動かす必要があ
り、これらが正しく行われて初めて高品質の溶接
作業が実現される。
光を用いる先行技術として、スリツト光を被溶
接材に照射して工業用テレビなどで撮像し、溶接
線の段差を検出する装置がある。また光を用いる
他の先行技術として、ビーム光を反射鏡の角変位
によつて被溶接材の表面で走査させ、受光素子で
受光して溶接線を検出する装置がある。しかしな
がらこれら先行技術はいずれも、溶接線のみの検
出を行つているにすぎない。
以上のごとく従来までの溶接線の検出装置にお
いては、溶接線を高精度で検出する機能と、溶接
トーチ先端から被溶接材までの距離および被溶接
材の姿勢を検出する機能の2つの機能を同時に満
足するものはなく、溶接作業者がなすべき作業の
一部を行つているに過ぎなかつた。
本発明の目的は、溶接線を高精度で検出し高品
質の溶接作業を自動的に行うことができるように
するための溶接線の検出方法を提供することであ
る。
本発明は、ロボツトの手の先端に溶接トーチを
設け、この手には、 3個の点光源の光を、重ね合された2つの被溶
接材の溶接線近傍で、一方の被溶接材の表面上で
光点を成すように順次的に照射する光源手段と、 2次元光点位置検出器であつて、前記点光源に
よる前記一方被溶接材からの反射光を受光するホ
トダイオードを構成する高抵抗半導体と、その高
抵抗半導体内で仮想正方形の各辺に設けられる4
つの電極とを有し、これらの各電極からの電流を
導出する、そのうな2次元光点位置検出器と、 両被溶接材の表面上でスリツト状を成しかつ重
ね合された上側の被溶接材により陰ができるよう
に斜め上方から照射するスリツト光源と、 このスリツト光の長手方向に複数の受光セルが
隣接して順次的に1列に配置され、その受光面が
スリツト光の光軸面を含む一平面内にあり、スリ
ツト光の反射光を検出する1次元イメージセンサ
とを設け、 この2次元光点位置検出器の前記電極からの電
流出力に基づいて、2次元光点位置検出器と被溶
接材との間の距離と、2次元光点位置検出器から
見た前記表面の姿勢とを検出し、 前記距離と前記姿勢とに基づいて、スリツト光
の反射光が1次元イメージセンサの受光面におい
て所定の受光条件となるように、前記手を移動さ
せてから、1次元イメージセンサの各受光セルか
らの出力レベルを弁別して、1次元イメージセン
サに対する溶接線の位置を検出することを特徴と
する溶接線の検出方法である。
第1図は、本発明の一実施例を説明するための
構成を示すブロツク図である。自動溶接機1の手
2の手首に設けられたセンサヘツド3は被溶接材
6のたとえば重ね合わせ継手などの溶接線7を検
出する。2つの被溶接材6は、重ね合わされてい
る。センサヘツド3からの信号は、処理装置5に
与えられる。自動溶接機1の制御装置4は、処理
装置5と接続されており、センサヘツド3によつ
て検出された溶接線7に溶接トーチ7aをもたら
すように制御する。溶接トーチ7aは、手2の先
端に設けられる。
第2図は、センサヘツド3の斜視図である。点
光源手段3aは、発光ダイオードなどによつて実
現される3つの点光源16,17,18を含む。
この点光源16,17,18は、第3図に示され
るように周方向に間隔をあけて仮想上の単一円周
上に隔置される。この実施例では、点光源16,
17,18は周方向に等間隔をあけて設けられて
いるけれども、他の実施例として相互の間隔が異
なつていてもよい。光源16,17,18は1つ
ずつ順次的に点灯され、1つの光源たとえば16が
点灯したとき残余の光源17,18は消灯してい
る。1つの光源たとえば16が点灯されると、そ
のビーム光16aは溶接線7の近傍における一方
の被溶接材6の表面で乱反射し、その反射光は光
学フイルタ15から集光レンズ14を経て2次元
光点位置検出器13の受光面に達する。
第4図は、2次元光点位置検出器13の構成を
示す。この2次元光点位置検出器13は、仮想上
の正方形の各辺に配置された4つの電極31〜3
4を有する。電極31〜34は、ホトダイオード
を構成する高抵抗半導体内に設けられる電極31
〜34からの電流は、反射点に対応した2次元光
点位置検出器13の受光面に結像される光点位置
に依存する。これらの電極31〜34からの電流
を検出することによつて、単一の光点の図心の2
次元座標が検出される。
第5図は、反射点の3次元座標を検出する原理
を示す図である。レンズ14の主点を原点Oと
し、2次元光点位置検出器13の受光面に垂直な
縦の方向をY軸とし、横方向に互いに直交するX
軸およびZ軸をとる。第5図aは光源16の照射
光および反射光をX−Y平面に投影した図であ
る。照射光に関しては第1式が成立する。
y=tanθx(x+lx) …(1) ここでθxは線分PQがx軸となす角、lxは線分
OQの長さである。
2次元光点位置検出器13の受光面の結像位置
Rの座標を(h,v)とし、原点Oから受光面ま
での距離をFとすると、これらの値と反射点P
(x,y,z)の座標値との間には次の関係式が
成り立つ。
x/h=y/F=z/v△=K …(2) 第1式および第2式から第3式が成立する。
KF=(K・h+lx)tanθx …(3) 第3式から値Kを求める。
K(F−h・tanθx)=lx・tanθx …(4) K=lx・tanθx/F−h・tanθx …(5) 第5式を第2式に代入して、x,y,zを求め
ると、第6式〜第8式のようになる。
x=lx・tanθx/F−h・tanθx・h=lx/F・cot
θx−h・ h …(6) y=lx・tanθx/F−h・tanθx・F=lx/F・cot
θx−h・ F …(7) z=lx・tanθx/F−h・tanθx・v=lx/F・cot
θx−h・ v …(8) 第5図bは、光源16の照射光および反射光を
z−y平面に投影した図である。反射点P(x,
y,z)は次のようにして求まる。
y=tanθz(Z+lz) …(9) ここでθzは線分PRがZ軸となす角、lzは線分
ORの長さである。
第9式を第1式の代わりに用いると第10式〜第
12式が得られる。
x=lz/F・cotθz−v・h …(10) y=lz/F・cotθz−v・F …(11) z=lz/F・cotθz−v・v …(12) 長さlx,lzは、大きい程検出精度を向上するこ
とができる。したがつて円形上に配置された光源
16,17,18のうちlx≧lzの関係が成り立つ
ものに対しては、第6式〜第8式が用いられ、lx
<lzの関係が成り立つものに対しては、第10式〜
第12式を用いる。上述の関係は光源16について
導き出したものであるが、光源17,18につい
ても同様の関係が導き出される。
3つの反射点から、その3点を含む平面を求
め、センサヘツド3および被溶接材6との距離、
ならびにセンサヘツド3および被溶接材6との相
対的な姿勢を求めるための原理を説明する。ただ
し距離は、第6図に示されるように原点Oからy
軸が平面と交わる点までの距離dで表すことにす
る。また姿勢は第7図a〜第7図cに示されるよ
うにx軸、y軸およびz軸まわりの回転角α,β
およびγで表すことにする。このうち回転角β
は、溶接作業の場合、溶接トーチの軸線まわりの
回転に対応させ、したがつて回転角βは演算に必
要なくこの実施例では用いられない。
平面の方程式は、一般に第13式で示される。
ax+by+cz=dp …(13) 今、3点P1(x1,y1,z1)、P2(x2,y2,z2)、
P3(x3,y3,z3)を含む平面の方程式を考える
と、各係数a,b,c,dpと3点P1,P2,P3の
座標(xi,yi,zi)(ただしi=1〜3)の間に
は次の関係がある。
a=|y2−y1 z2−z1 y3−y1 z3−z1| …(14) b=−|x2−x1 z2−z1 x3−x1 z3−z1| …(15) c=|x2−x1 y2−y1 x3−x1 y3−y1| …(16) dp=|x1 y1 z1 x2 y2 z2 x3 y3 z3| …(17) この平面と、レンズ14の主点Oとの距離d、
x軸に対する回転角αおよびz軸に対する回転角
γ、ならびに各係数の間には、第18式〜第20式の
関係がある。
さらに座標(xi,yi,zi)(ただしi=1〜3)
をセンサヘツド3の2次元光点位置検出器13の
受光面の座標(hi,F,v)(ただしi=1〜3)
およびKi(ただしi=1〜3)を用いて表すと、
第21式〜第24式のとおりとなる。
b=K1・K2・K3(h1v2−h2v1/K3+h3v1−h1v3/K2
+h2v3−h3v2/K1)Δ=K1・K2・K3・K…(21) d=dp/b=F{(h1v2−h2v1)+(h3v1−h1v3)+(
h2v3−h3v2)}・K1・K2・K3/K1・K2・K3・K =F/K{(h1v2−h2v1)+(h3v1−h1v3)+(h2v3
−h3v2)}…(22) α=tan-1{F/K・(h2−h3/K1
+h3−h1/K2+h1−h2/K3)}…(23) γ=tan-1{F/K・(v2−v3/K1
+v3−v1/K2+v2−v1/K3)}…(24) このようにして点光源手段3aによる被溶接材
6からの反射光を受光することによつて、2次元
光点位置検出器13からの出力に基づいて反射点
との距離と、その被溶接材6の表面の姿勢とを検
出することができる。
再び第2図を参照して、溶接線7の位置を検出
するためにスリツト光源3bが設けられる。この
スリツト光源3bは、発光ダイオードなどによつ
て実現される光源11と、シリンドリカルレンズ
などによつて実現されかつ光源11からの光を細
長くして溶接線7を交差して照射するスリツト光
形成部材35とを含む。このスリツト光源3bか
らのスリツト光は、参照符36で第2図に示され
るとおり、細長い形状を有する。スリツト光36
は、溶接線7の斜め上方から照射され、そのスリ
ツト光36の長手方向が溶接線7に交差する。ス
リツト光36は、溶接線7を横切つて被溶接材6
上に照射される。このスリツト光36によつて照
射された被溶接材6の溶接線7を含む像を形成す
る反射光は、光学フイルタ10からレンズ9を介
して1次元イメージセンサ8によつて受光され
る。
第8図は、1次元イメージセンサ8の受光面を
示す。1次元イメージセンサ8の受光面は、長手
方向(第8図の上下方向)に、複数のホトダイオ
ードなどによつて実現される受光セル37が隣設
して順次的に1列に配置される。この1次元イメ
ージセンサ8の受光面は、スリツト光36の長手
方向に平行に延びており、スリツト光の光軸面を
含む一平面内にある。
第9図は、溶接線7の垂直方向から見た断面図
である。スリツト光源3bからの光は、前述のよ
うに溶接線7の斜め上方からスリツト光を照射す
る。これによつて稜線部に生じる陰影は、1次元
イメージセンサ8によつて検出される。スリツト
光源3bからの光は、明部27,29において明
るく照射され、暗部28では上側の被溶接材6の
影となつている。したがつて1次元イメージセン
サ8の各セル37の検出レベルは、第9図(2)で示
されるとおりとなる。暗部28では、受光センサ
37の検出レベルは最も低い。受光セル37は全
部でn個あり、溶接線7は第i番目の受光セル3
7が受光する。したがつて1次元イメージセンサ
8の各受光セル37からの出力30を、弁別レベ
ルlでレベル弁別することによつて、第i番目の
受光セル37に対応した位置に溶接線7が存在す
ることがわかる。第2図ではこの1次元イメージ
センサ8の視野を参照符12で示している。
第10図1は1次元イメージセンサ8の検出状
態を示す断面図であり、第10図(2)はその平面図
である。溶接トーチ7aの先端7bが溶接線7の
直上にあるときに溶接線7上に正確な溶接が行わ
れる。
第11図は、第10図に対応するけれども、こ
の第11図は溶接トーチ7aの先端7bが溶接線
7からはずれた状態を示す。1次元イメージセン
サ8の第i0番目の受光セル37を基準位置とし、
これが第i番目の受光セル37にずれたときのず
れ量△dは第25式で示されるとおりである。
△d=L・|i−iO|/n. …(25) ここでLは1次元イメージセンサ8の受光面の
長手方向の長さであり、nは受光セル37の素子
数であり、はレンズ9を含む光学系の倍率であ
る。このようにして△dが零となつてトーチ先端
7bが溶接線7上にあるように制御装置4は自動
溶接機1の手2を駆動する。
点光源手段3aに含まれている点光源16,1
7,18からの光は、2次元光点位置検出器13
によつてのみ検出され、それらの点光源16,1
7,18からの光は、1次元イメージセンサ8に
よつて検出されることはない。同様にしてスリツ
ト光源3bからの光は、1次元イメージセンサ8
によつてのみ検出され、2次元光点位置検出器1
3によつて検出されることはない。
本発明の他の実施例として点光源16,17,
18のいずれか1つが光を発射しているとき1次
元イメージセンサ8は休止しており、スリツト光
源3bは消灯しているように構成し、またスリツ
ト光源3bが光を照射し1次元イメージセンサ8
が検出動作を行つているとき、点光源16,1
7,18のいずれもが消灯しており、2次元光点
位置検出器13が休止しているように構成しても
よい。
2次元光点位置検出器13と、1次元イメージ
センサ8は、センサヘツド3内に収納されてお
り、その相互の位置関係は固定的に定められてい
る。したがつて2次元光点位置検出器13から得
られる被溶接材6までの距離と被溶接材6の姿勢
とを表す情報を用いて、手2の手首を動かし、1
次元イメージセンサ8と被溶接材6との間の距離
を予め定めた値とし、これによつてレンズ9を含
む光学系の倍率を予め定めた値とすることがで
きる。このときスリツト光の反射光は、1次元イ
メージセンサ8の受光面に達し、これによつて1
次元イメージセンサ8による溶接線7の位置の検
出を、常時、行うことができる。
また、1次元イメージセンサ8の被溶接材6の
表面と平行になるように取付ける。このようにし
て溶接線7の位置を簡単な演算動作で検出するよ
うにしてもよい。
センサヘツド3には、前述のように点光源手段
3aと、2次元光点位置検出器13と、1次元イ
メージセンサ8とが収納されて取付けられてお
り、さらに第2図とそれに関連する前述の説明か
ら明らかなように、スリツト光源3bもまた収納
されて取付けられており、このセンサヘツド3
は、ロボツトである自動溶接機1の手2の手首に
前述のように設けられている。
第12図は、センサヘツド3に関連する電気回
路を示すブロツク図である。処理装置5は、マイ
クロコンピユータなどによつて実現される処理回
路25を含む。この処理回路25は、インタフエ
ース回路23,24に接続される。一方のインタ
フエース回路23からの信号は、センサヘツド3
に設けられている増幅回路20によつて増幅さ
れ、1次元イメージセンサ8の受光セル37が能
動化される。この受光セル37からの信号は増幅
回路21によつて増幅され、インタフエース回路
23から処理回路25に与えられる。インタフエ
ース回路23からの出力は、スリツト光源3bの
点光源11を点灯させる。
インタフエース回路24には、2次元光点位置
検出器13の電極31〜34からの信号が、増幅
回路22によつて増幅されて受信される。インタ
フエース回路24からの信号によつて点光源手段
3aの点光源16,17,18が順次的に点灯さ
れる。処理回路25は、2次元光点位置検出器1
3からの信号をインタフエース回路24を介して
受信するとともに、点光源16,17,18を制
御する。処理回路25にはメモリ26が接続され
ており、処理回路25は溶接線7に溶接トーチ7
aの先端7bがもたらされるための信号を制御装
置4に与える。
本装置は、溶接作業時にリアルタイムに用いら
れるが、また、被溶接材に対して所望の距離およ
び姿勢を保ちながら、溶接線に沿つて自動的にロ
ボツトを誘導することができるため、溶接作業の
教示の自動化にも用いることができる。教示に用
いる場合には、以下のような効果が期待できる。
(1) 教示に要する時間を短縮できる。
(2) 非接触で教示に必要な情報を検出できるの
で、信頼性が高い。
(3) センサヘツドが小形軽量であるので、作業時
の障害にならない。
(4) 他の光学式センサと比べて検出時間が短く、
自動溶接機1を高速度で動作させることができ
る。
以上のように本発明によれば、溶接線の位置を
高精度で検出することができるようになり、これ
によつて高品質の溶接作業を自動的に行うことが
できるようになる。
特に本発明では、点光源手段は、被溶接材の表
面に3つの点光源の光を順次的に照射するように
しており、これによつて重ね合わされた2つの被
溶接材の溶接線近傍で一方の被溶接材の表面に光
点を成すように光を照射し、その点光源による前
記一方被溶接材からの反射光を、2次元光点位置
検出器によつて受光して、2次元光点位置検出器
と被溶接材との間の距離と、2次元光点位置検出
器から見た前記表面の姿勢とを検出することが容
易であるとともに、溶接に伴うアーク光による悪
影響を防ぐことができる。
しかも本発明では、2次元光点位置検出器は、
ホトダイオードを構成する高抵抗半導体と、その
高抵抗半導体内で仮想正方形の各辺に設けられる
4つの電極31〜34とを有しており、これらの
各電極31〜34からの電流を導出して、前述の
ように距離と姿勢とを検出するようにしたので、
その演算速度をたとえば数msec〜数十msec程度
として演算時間を短縮することができるという優
れた効果が達成される。このような演算速度の向
上によつて、たとえば溶接トーチを位置決めする
ためのサンプリング時間を短縮することができ、
これによつて溶接線を高精度で検出して、溶接ト
ーチをその溶接線上に正確にもたらすことが可能
となる。
しかもまた本発明では、開先と被溶接材の表面
までの距離と姿勢とを同時に検出することがで
き、これによつて上述の演算処理時間の短縮を図
ることができる。このような2次元光点位置検出
器の電極31〜34からの電流を用いて距離と姿
勢とを求める演算動作は、デジタル処理の他に、
アナログ処理によつて達成することもでき、この
ようなアナログ処理によれば処理時間を一層短縮
することができる。
さらにまた本発明では、溶接トーチはロボツト
の手に設けられ、この手には光源手段と2次元光
点位置検出器とスリツト光源と1次元イメージセ
ンサとが設けられているので、前記距離と前記姿
勢とに基づいて、スリツト光の反射光が1次元イ
メージセンサの受光面において、所定の受光条件
となるように、前記手を移動させる動作を比較的
簡便に行うことができる。こうして開先の位置と
被溶接材の表面までの距離と傾きを高速度で高精
度で検出し、したがつて従来からの熟練工が行つ
ているような溶接開先に溶接トーチを一定の姿勢
で位置決めするという繁雑な作業をなくすことが
できる。
しかも本発明では、溶接線上に溶接トーチをも
たらすとき、スリツト光の反射光が1次元イメー
ジセンサの受光面において、所定の受光条件とな
るように、手が移動されるようにすれば、溶接を
行いながら、溶接線の検出を1次元イメージセン
サによつて、常時、行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を説明するための構
成を示す全体の系統図、第2図はセンサヘツド3
の構成を示す斜視図、第3図は点光源手段3aの
底面図、第4図は2次元光点位置検出器13の構
成を示す図、第5図は反射点の3次元座標の検出
原理を示す図、第6図は距離の表し方を説明する
ための図、第7図は姿勢角α,β,γの表し方を
説明するための図、第8図は1次元イメージセン
サ8の底面図、第9図は1次元イメージセンサ8
による溶接線7の検出原理を示す図、第10図お
よび第11図は1次元イメージセンサ8の動作状
態を示す図、第12図はセンサヘツド3と処理装
置5の具体的な構成を示すブロツク図である。 1…自動溶接機、2…手、3…センサヘツド、
3a…点光源手段、3b…スリツト光源、4…制
御装置、5…処理装置、6…被溶接材、7…溶接
線、8…1次元イメージセンサ、9,14…レン
ズ、10,15…フイルタ、11,16,17,
18…点光源、13…2次元光点位置検出器、3
7…受光セル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ロボツトの手の先端に溶接トーチを設け、こ
    の手には、 3個の点光源の光を、重ね合された2つの被溶
    接材の溶接線近傍で、一方の被溶接材の表面上で
    光点を成すように順次的に照射する光源手段と、 2次元光点位置検出器であつて、前記点光源に
    よる前記一方被溶接材からの反射光を受光するホ
    トダイオードを構成する高抵抗半導体と、その高
    抵抗半導体内で仮想正方形の各辺に設けられる4
    つの電極とを有し、これらの各電極からの電流を
    導出する、そのような2次元光点位置検出器と、 両被溶接材の表面上でスリツト状を成しかつ重
    ね合された上側の被溶接材により陰ができるよう
    に斜め上方から照射するスリツト光源と、 このスリツト光の長手方向に複数の受光セルが
    隣接して順次的に1列に配置され、その受光面が
    スリツト光の光軸面を含む一平面内にあり、スリ
    ツト光の反射光を検出する1次元イメージセンサ
    とを設け、 この2次元光点位置検出器の前記電極からの電
    流出力に基づいて、2次元光点位置検出器と被溶
    接材との間の距離と、2次元光点位置検出器から
    見た前記表面の姿勢とを検出し、 前記距離と前記姿勢とに基づいて、スリツト光
    の反射光が1次元イメージセンサの受光面におい
    て所定の受光条件となるように、前記手を移動さ
    せてから、1次元イメージセンサの各受光セルか
    らの出力レベルを弁別して、1次元イメージセン
    サに対する溶接線の位置を検出することを特徴と
    する溶接線の検出方法。
JP1191983A 1983-01-26 1983-01-26 溶接線の検出装置 Granted JPS59136606A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1191983A JPS59136606A (ja) 1983-01-26 1983-01-26 溶接線の検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1191983A JPS59136606A (ja) 1983-01-26 1983-01-26 溶接線の検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59136606A JPS59136606A (ja) 1984-08-06
JPH0474642B2 true JPH0474642B2 (ja) 1992-11-26

Family

ID=11791099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1191983A Granted JPS59136606A (ja) 1983-01-26 1983-01-26 溶接線の検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59136606A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL8701019A (nl) * 1987-04-29 1988-11-16 Vmi Epe Holland Toestel voor het beoordelen van lassen in gordellagen van radiale luchtbanden.
JPH0820227B2 (ja) * 1989-02-23 1996-03-04 三菱電機株式会社 ワーク間の幅および段差検出装置
JP2007530962A (ja) * 2004-03-27 2007-11-01 テクスマーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング フェアトリーブスゲゼルシャフト ラバーシート内の結合部を検出するための装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5476179A (en) * 1977-11-29 1979-06-18 Kawasaki Heavy Ind Ltd Method of optically detecting angle
JPS54161962A (en) * 1978-06-12 1979-12-22 Mitsubishi Electric Corp Size measuring apparatus

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5476179A (en) * 1977-11-29 1979-06-18 Kawasaki Heavy Ind Ltd Method of optically detecting angle
JPS54161962A (en) * 1978-06-12 1979-12-22 Mitsubishi Electric Corp Size measuring apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59136606A (ja) 1984-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5290324B2 (ja) 空間内において少なくとも1つのオブジェクトを最終姿勢に高精度で位置決めするための方法およびシステム
US8812257B2 (en) Method for determining a virtual tool center point
US4822163A (en) Tracking vision sensor
JP5599524B2 (ja) レーザトラッカによる寸法データの自動計測
US10107618B2 (en) Coordinate measuring machine
EP1190818B1 (en) Position-orientation recognition device
JPH07104692B2 (ja) 予見追跡制御型ロボツト
JP3859571B2 (ja) 3次元視覚センサ
US5363185A (en) Method and apparatus for identifying three-dimensional coordinates and orientation to a robot
JP2687154B2 (ja) 三次元位置計測装置
US6321139B1 (en) Operation line searching method and robot/sensor system having operation line searching function
JP2004050356A (ja) 可動体の位置および姿勢検出装置
JPH0474642B2 (ja)
JPH0418601B2 (ja)
JP2003121112A (ja) 位置検出装置
JPH06114557A (ja) 溶接ロボットのティーチング装置
JPS61155905A (ja) 距離検出器
JPS63225109A (ja) 距離・傾斜角測定器
JPS5855813A (ja) 光学式距離計
JPS6125003A (ja) 形状計測方法
JPH0827183B2 (ja) 三次元座標自動測定装置
JPH0324603B2 (ja)
CN107414287A (zh) 一种激光焊接离焦量测定装置和测定方法
JPH074672B2 (ja) 開先位置検出の経路補正装置
JPH0663733B2 (ja) 多重孔の検出方法