JPH0471783B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0471783B2
JPH0471783B2 JP61132692A JP13269286A JPH0471783B2 JP H0471783 B2 JPH0471783 B2 JP H0471783B2 JP 61132692 A JP61132692 A JP 61132692A JP 13269286 A JP13269286 A JP 13269286A JP H0471783 B2 JPH0471783 B2 JP H0471783B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
bag
heat
microns
thickness
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61132692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6379A (ja
Inventor
Eiji Hatsutori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP13269286A priority Critical patent/JPS6379A/ja
Publication of JPS6379A publication Critical patent/JPS6379A/ja
Publication of JPH0471783B2 publication Critical patent/JPH0471783B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、開封が容易なプラスチツクフイルム
の袋に関するものである。
(従来の技術) 物品を封入したプラスチツクフイルムの袋を、
手で容易に開封するために、従来袋の外縁の一部
に切りかきや、切り口つきのつまみ片やミシン目
などを設けておき、これらの加工部分から手で裂
いて開ける方法が知られていたが、これらの方法
は開封する場所が限られる欠点があつた。
又外縁部に微細なノツチの働きをする種々の加
工を連続して施す方法も知られていたが、この方
法は袋の任意の場所を開封できるが、あらかじめ
余分な特種な加工を外縁部に連続して行う手間を
要する欠点があつた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記のような、あらかじめ余分な加工
工程を施す手間を省いた任意の場所から開封でき
る包装用袋に関するものである。
(問題点を解決するための手段) 上記のような問題点は、特殊な組み合わせによ
る積層フイルムで構成された袋により解決でき
る。すなわち、厚みが10〜60ミクロンの二軸延伸
ポリスチレンフイルムと、厚みが10〜80ミクロン
のヒートシール性ポリオレフインフイルムとの積
層フイルムを、二軸延伸ポリスチレンフイルムの
側を袋の外側に、ヒートシール性未延伸ポリオレ
フインフイルム側を袋の内側になるように位置さ
せ、袋の外周の縁部に巾が3〜10ミリのヒートシ
ール線が位置するようにヒートシールしてなる、
ヒートシール線の任意の位置から、ヒートシール
線にほぼ垂直な方向に手で引き裂いて、容易に開
封することができる、開封容易な包装用袋であ
る。
このように構成された袋は、袋の外周のシール
線の任意の位置からヒートシール線にほぼ垂直な
方向に容易に手で引き裂いて開封することができ
る。
二軸延伸ポリスチレンフイルムは、GPポリス
チレン又はハイインパクトポリスチレンの二軸延
伸フイルム、又、少量のコモノマーで改質された
改質ポリスチレンの二軸延伸フイルムが用いられ
る。二軸延伸ポリスチレンフイルムの厚みの選択
は重要であつて、比較的厚いほうがよい。10〜60
ミクロン程度のものが使用できるが、なるべく15
〜500ミクロンの厚みが好適であり、特に20〜40
ミクロンのものが、裂き易さと袋の物性のバラン
スがよく、好適である。二軸延伸ポリスチレンフ
イルムは、厚みが厚いほうが、袋周縁部のシール
線で裂け易くなるが、あまり厚すぎるものは、包
装用袋として剛性が高くなり過ぎる。
ヒートシール性ポリオレフインフイルムとして
は、ポリプロピレン、ポリエチレン、或いはエチ
レン、プロピレンを主体としたコポリマーの未延
伸フイルムが用いられる。ヒートシール性ポリオ
レフインフイルムはフイルム状のものを貼りあわ
せて積層してもよく、又二軸延伸ポリスチレンフ
イルム上に押出コート法により成膜してもよい。
ポリスチレン層とヒートシール性ポリオレフイン
層との間には、接着層を入れて両層間の接着をよ
くしなければならない。
押出コート法による場合には、種々のアンカー
コート剤が用いられ、又ドライラミ法による場合
には、種々の接着剤が用いられるが、接着剤をポ
リスチレンフイルムに施用するに際しては、溶剤
の選択に注意して、ポリスチレンフイルムを著し
くおかす溶剤は避けなければならない。水性エマ
ルジヨン型のものは、ポリスチレンフイルムをお
かさないので、好適である。又、低級アルコール
を主体とした溶剤、又は非芳香族炭化水素を主体
とした溶剤に溶解したものも使用できる。又、ホ
ツトメルト型のものも施用が容易である。
ヒートシール性未延伸ポリオレフインフイルム
の厚みは、10〜80ミクロン程度のものが使用でき
るが、ヒートシールの強度をあまり必要としない
袋の場合には、なるべく薄く、10〜50ミクロン程
度のものにしてヒートシールの巾を比較的広く、
3ミリ〜10ミリ程度とる方が手で袋を引き裂くと
きに引き裂きが容易になる。
二軸延伸ポリスチレンには、ヒートシール性未
延伸ポリオレフインフイルムと積層する側の面に
各種の印刷を施しておくことができる。
この場合、印刷と同時に感熱性の接着剤をコー
トして、感熱性接着剤をコートした二軸延伸ポリ
スチレンフイルムと、ヒートシール性未延伸ポリ
オレフインフイルムとを、熱ローラーを通して圧
着して積層する方法は、本発明の袋用の積層フイ
ルムを製造する方法として、特に生産性が高い好
ましい方法である。又、ヒートシール性未延伸ポ
リオレフインフイルム側に、感熱性接着剤のコー
ト又は印刷及び感熱性接着剤のコートを施したフ
イルムと、二軸延伸ポリスチレンフイルムとを熱
ローラーを通して圧着する方法も同様に好ましい
方法である。
(作用) 本発明の袋は、厚みが10〜60ミクロンの二軸延
伸ポリスチレンフイルムを外側にした積層フイル
ムで構成されているので、手で裂く場合に二軸延
伸ポリスチレンフイルムにまず微少な裂け目が生
じて、その点に応力が集中して以後容易に手で裂
くことができるものと考えることができる。又、
巾が3〜10ミリの、巾広のヒートシールをするた
めに外側のポリスチレンフイルムも加熱されて二
軸配向が一部緩和され、巾広のヒートシールした
部分で特に微小な裂け目ほ生成し易さを助長して
いることも考えられる。
(実施例) 以下、実施例で本発明を説明する。
実施例 1 厚み30ミクロンの二軸延伸ポリスチレンフイル
ムの片面にコロナ放電処理をして、この面と、厚
み25ミクロンの未延伸ポリプロピレンフイルムの
コロナ放電処理面とを、低級アルコールを溶剤と
した酢酸ビニル系の接着剤を用いて積層して積層
フイルムとした。このフイルムの未延伸ポリプロ
ピレン側を内側にして、シール巾5mmの外縁部が
すべてシール線からなる三方シール袋を作つた。
この袋は開口性良好で物品を入れてヒートシール
することができ、又5mm巾をもつ外縁部のシール
線のどこからでも、シール線にほぼ垂直な方向に
容易に手で裂いて開封することができた。
実施例 2 厚み25ミクロンの二軸延伸ポリスチレンフイル
ムの片面にコロナ放電処理をした面に、二色のグ
ラビア印刷機によつて第1印刷ローラーで文字
を、第2印刷ローラーで非芳香族炭化水素を溶剤
とする感熱性接着剤を全面に同時に印刷して巻き
取つた。このフイルムの接着剤面と厚み20ミクロ
ンの未延伸ポリプロピレンフイルムとを合わせて
熱ローラーで圧着して積層フイルムとし、積層フ
イルムの二軸延伸ポリスチレン側を外側にし、ポ
リプロピレン側を内側にして、シール巾5mmの外
縁部がすべてシール線からなる三方シール袋を作
つた。この袋は、文字の印刷面がポリスチレンフ
イルムの裏側になるので印刷が極めて鮮明であ
り、摩擦で印刷面がはげ落ちることがなく、開口
性が良好で物品を入れてヒートシールして封をす
ることができた。又、袋周縁のヒートシール線の
部分のどこからでも、シール線にほぼ垂直な方向
に手で容易に引き裂いて開封することができた。
(発明の効果) 以上説明した通り、本発明の袋は、あらかじめ
引き裂く場所に切れ込みを入れたり、外縁部に特
殊な加工を施したりすることなく容易に手で引き
裂いて開封できる有用な効果を有している。加え
て、二軸延伸ポリスチレンフイルムとヒートシー
ル性未延伸ポリオレフインフイルムとの積層フイ
ルムは、透明性、光沢、適度な剛性と柔軟性、印
刷適性、製袋加工適性を有しており、美しく展示
効果がよく、開口性のよい包装用袋を能率よく構
成することができる。上記のような効果は、比較
的少量の物品、例えば砂糖、塩などのような調味
料などを美粧性のある小袋に一回使用量づつ包装
する場合などに、特に有用な効果である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 厚みが10〜60ミクロンの二軸延伸ポリスチレ
    ンフイルムと厚みが10〜80ミクロンのヒートシー
    ル性未延伸ポリオレフインフイルムとの積層フイ
    ルムを二軸延伸ポリスチレンフイルム側を袋の外
    側に、ヒートシール性未延伸ポリオレフインフイ
    ルム側を袋の内側になるように位置させ、袋の外
    周の縁部に巾が3〜10ミリのヒートシール線が位
    置するようにヒートシールしてなる、ヒートシー
    ル線の任意の位置から、ヒートシール線にほぼ垂
    直な方向に手で引き裂いて、容易に開封すること
    ができる、開封容易な包装用袋。
JP13269286A 1986-06-10 1986-06-10 開封容易な包装用袋 Granted JPS6379A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13269286A JPS6379A (ja) 1986-06-10 1986-06-10 開封容易な包装用袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13269286A JPS6379A (ja) 1986-06-10 1986-06-10 開封容易な包装用袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6379A JPS6379A (ja) 1988-01-05
JPH0471783B2 true JPH0471783B2 (ja) 1992-11-16

Family

ID=15087305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13269286A Granted JPS6379A (ja) 1986-06-10 1986-06-10 開封容易な包装用袋

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JPS6379A (ja) 1988-01-05

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