JPH0471183B2 - - Google Patents

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JPH0471183B2
JPH0471183B2 JP63167763A JP16776388A JPH0471183B2 JP H0471183 B2 JPH0471183 B2 JP H0471183B2 JP 63167763 A JP63167763 A JP 63167763A JP 16776388 A JP16776388 A JP 16776388A JP H0471183 B2 JPH0471183 B2 JP H0471183B2
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sample container
container
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magazine
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JP63167763A
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Masahiko Sakurada
Nagahiro Atomachi
Ryoichi Orimo
Taiichi Sakano
Sugio Mabe
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動化学分析装置に、特に反応容器保
持部移送ライン上の反応容器供給位置に反応容器
保持部移送装置により順次移送される反応容器保
持部へ反応容器供給装置により反応容器を順次供
給し、反応容器を保持した反応容器保持部を前記
反応容器保持部移送装置により反応容器保持部移
送ラインに沿つて移送し、分析すべき試料を収容
した試料容器を保持する試料容器保持部を試料容
器保持部移送装置により順次試料吸引位置へ移送
し、前記反応容器保持部に保持された反応容器が
反応容器保持部移送ライン上の試料分注位置に位
置するときに、試料分注装置を駆動してこの時試
料吸引位置にある試料容器に収容されている試料
を前記反応容器へ分注し、反応容器が反応容器保
持部移送ライン上の試薬分注位置に位置するとき
に、試薬分注装置を駆動して所定の試薬を反応容
器へ分注し、試料と試薬とを含む検液を測定装置
により測定して所定の分析を行なうようにした自
動化学分析装置に関するものである。
このような自動化学分析装置の試料容器保持部
移送装置はサンプラと呼ばれており、例えばスネ
ークチエインに試料を収容した多数の試料容器を
装填し、これら試料容器を順次に試料吸引位置へ
移送し、ここで試料分注装置により所定量の試料
を反応容器へ分注するようになつている。
一方、自動分析装置においては、検量線の作成
のために濃度が既知の標準試料を分析したり、較
正を行なうための精度管理用試料を分析したりす
ることが行なわれている。このため、これらの標
準試料や精度管理用試料を収容した試料容器をサ
ンプラにセツトしている。この場合、サンプラの
どこにこのような試料容器をセツトしたかの情報
をキー入力によりコンピユータに供給し、当該試
料容器に収容された標準試料や精度管理用試料に
対応した動作を行なわせるようにしている。しか
しながら、この場合にはキー入力操作が必要とな
り、面倒であるととも入力ミスによる誤動作が生
ずる恐れもある。特に標準試料や精度管理用試料
は、その分析結果に基いて検量線を求めたり較正
値を決定しているので、入力ミスによる誤動作が
あるとそれ以降の測定には著しい誤差が混入して
しまうという致命的な欠点がある。
このような欠点を除去するために、例えば標準
試料や精度管理用試料などの特殊試料を収容した
容器に識別手段を形成し、これを読み取つて特殊
試料の判別を行うようにしたものが特開昭54−
5791号公報に記載されている。しかし、このよう
な特殊な試料容器を通常の試料を収容する容器と
は別個に準備することは非常に面倒であり、装置
全体として構成が複雑になる欠点がある。また、
このような特殊な容器を使用することは使い勝手
が悪くなる欠点もある。
さらに、試料容器を保持する試料容器保持部
に、保持されている試料を識別する手段を設ける
ことが特開昭50−67693号公報および同50−5096
号公報に開示されており、この場合には特殊な試
料も通常の試料と同じ容器に収容することができ
るが、試料保持位置に試料容器が実際に保持され
ているか否かを検知する手段が設けられていない
ため、実際に試料容器が保持部に装填されていな
い場合にも識別手段によつて特殊試料であると検
知されてしまうので、誤つた分析データに基づい
て検量線の作成や精度管理が行われてしまい、分
析の信頼性が損なわれてしまう欠点がある。
本発明の目的は上述した欠点を除去し、試料容
器保持部に特定の試料を収容した試料容器が装填
されている場合、この特定の試料を自動的に識別
することができるようにした自動分析装置を提供
しようとするものである。
本発明の自動分析装置は、試料を収容した試料
容器を試料容器保持装置に装填して試料分注装置
へ搬送し、所定量の試料を反応容器へ分注して分
析を行うようにした自動化学分析装置において、
前記試料容器保持装置には、標準試料や精度管理
用試料などの特殊試料が収容されている試料容器
を識別するための識別手段を一体的に設け、この
識別手段を検出して特殊試料を判別する手段を設
け、さらに前記試料容器保持装置の容器保持位置
に実際に容器が保持されているか否かを判別する
手段を設けたことを特徴とするものである。
以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の試料容器保持装置を具える自
動分析装置の原理的構成を示す線図である。本例
の装置はバツチプロセスを採用するデイスクリー
ト方式で、しかも多項目の分析を順次連続して行
うシーケンシヤルマルチ方式の自動分析装置であ
る。それぞれ分析すべき試料を収容した試料容器
1は、例えばスネークチエイン状の試料容器保持
部2に保持され、試料容器保持部移送装置3によ
り矢印A方向に間欠的に移送される。試料容器1
内に収容された試料は、分析項目数に応じ所定の
試料吸引位置Bにおいて順次試料分注装置4によ
り所定量吸引され、試料分注位置Cにある反応容
器であるキユベツト内に希釈液5と共に分注され
る。キユベツト6はキユベツト保持部7に保持さ
れながら、反応容器保持部移送装置8により矢印
Dで示すように反応容器保持部移送ライン、すな
わち反応ラインに沿つて、例えば1ステツプ6秒
で間欠的に移送される。また、このキユベツト6
はキユベツト供給装置9により、順次反応ライン
上の反応容器供給位置Eにあるキユベツト保持部
7に供給する。試料の分注を受けたキユベツト6
は更に数ステツプ移送し、反応ライン上の所定の
試薬分注位置Fにおいて該キユベツト6に試薬分
注装置10により希釈液11と共に分析項目に応
じた試薬を分注する。分析に必要な試薬は、それ
ぞれ試薬容器121〜12o内に収容し、両矢印G
で示す方向に移動可能な試薬容器移送機構13に
保持して、所定の試薬吸引位置Hにおいて試薬分
注装置10により分析項目に応じた試薬が吸引さ
れるよう構成する。試料と試薬との攪拌は、例え
ば試薬分注装置10により試薬と希釈液とを適当
な流速でキユベツト6内に吐出することにより十
分に行なうことができる。このようにして試薬の
分注を受けたキユベツト6を、反応ラインD上の
所定の複数箇所、例えば試薬分注位置Fから12
秒、24秒、36秒および60秒後の位置、すなわち試
薬の分注を受けたキユベツト6が2、4、6およ
び10ステツプ移動する位置の4箇所にそれぞれ設
けた光源と受光素子とより成る光電比色計14〜
17により測光し、当該キユベツト6内の検液の
反応状態を監視する。
反応状態の監視は、特に酵素反応の測定に重要
なことである。すなわち酵素反応測定において
は、NADH/NADレベル対時間の直線部分で測
定しなければ正確な反応速度を求めることはでき
ない。第2図は代表的な反応曲線を示す線図で、
縦軸は吸光度(0.D)を横軸は試薬を添加してか
らの反応時間tを表わしている。第2図におい
て、領域aは検液の加熱時間や攪拌等による反応
の遅れ部分(ラグフエーズ)を表わし、領域bは
反応速度を確実に測定できる直線部分(リニアフ
エーズ)を表わす。また領域cは試薬(基質)あ
るいは試料中の成分が消耗した部分(エンドポイ
ント)を表わしこの範囲での測定は誤つた低値を
示すことになる。リニアフエーズbの時間は、基
質濃度や反応総液量を調整することによつて適当
に変えることができるが、その調整は破線で示す
反応速度の速い検液および遅い検液であつても、
殆んどの検液に対して光電比色計14〜17(第
1図参照)の位置でラグフエーズaの終点、すな
わち光電比色計14〜17において吸光度変化が
検出されるようにする。好適には、リニアフエー
ズbの時間を正常な検液で1〜2分、ラグフエー
ズaの終点を決定する吸光度変化を、最も反応が
遅い検液に対して試薬添加から12秒間(光電比色
計14の位置)で最低0.05となるように、基質濃
度および反応総液量を設定する。このように設定
することにより、順次に搬送される検液のラブフ
エーズを光電比色計14〜17においてほぼ完全
にモニターすることができる。
なお、光電比色計14〜17はラグフエーズa
のみならず、リニアフエーズbをもモニターする
ものである。すなわち光電比色計14〜17の1
つでラグフエーズの終点が検出された検液は、そ
の比色計よりも後方に位置する別の比色計により
検液がリニアフエーズにある間に測光された後、
キユベツト6ごと廃棄する。
上述した試料容器保持部移送装置3、試料分注
装置4、反応容器保持部移送装置8、反応容器供
給装置9、試薬分注装置10、試薬容器移送装置
13の動作は機構制御装置18により制御され、
比色計14〜17の測光データはデータ演算装置
19において処理される。さらにこれら機構制御
装置18およびデータ演算装置19は中央情報処
理装置20により制御される。中央情報処理装置
20には入力装置21により外部から情報を入力
できると共に分析結果等の出力情報は出力装置2
2により出力することができる。
本例の自動分析装置では、試料容器保持部2に
試料容器1がセツトされているか否かを検出し、
セツトされていないときに、本来ここにセツトさ
れるべき試料容器に収容されている試料に対して
行なうべきタイミングにおける反応容器供給装置
9、試料分注装置4、試薬分注装置10、試薬容
器移送装置13、測光部14〜17および測光デ
ータ演算装置19の動作を中断するようにしたも
のである。このために試料容器保持部2の移送ラ
イン上の位置I(この位置Iは試料吸引位置Bよ
りも上流側にある)において試料容器を検出する
試料容器検出装置23を設け、試料容器の有無を
表わす情報を機構制御装置18へ供給する。
第3図は本発明による試料容器保持装置の一例
の構成を示すものである。本例では試料容器1は
試験管状のものであり、試料容器保持部2は筒状
のものであり、これらの筒をスネークチエイン状
に連結したものである。このような試料容器保持
部移送装置3としてはスプロケツトホイールを以
つて構成することができる。試料容器保持部2の
一方の側面には切欠き2Aを形成し、試料容器検
出装置23はこの切欠き2Aを通して試料容器1
を検出するものである。さらにこの試料容器検出
装置23は矢印Jで示すように試料容器1の軸線
方向に移動して試料容器1に貼付したカードに記
録してあるバーコードを読取るようになつてい
る。このバーコードは例えば分析項目の指定をす
るものである。試料容器保持部2の反対側には開
口2Bを形成し、これを試料容器保持部検出装置
24で検出するようにする。本例では最大で3つ
の開口を縦に並べて形成し得るようにし、その組
合せによつて当該試料容器保持部にセツトされて
いる試料の種類を指定できるようにする。すなわ
ち、自動分析装置においては検量線を作成した
り、較正をしたりする際には標準試料や精度管理
用試料のような特定の液体を使用するが、その液
体を特定するために開口2Bを用いるものであ
る。さらに本例では、この試料容器保持部2の検
出装置24からの信号をカウントすることによつ
て試料番号の指定を行なつている。
第1図において試料容器検出位置Iにおいて試
料容器検出装置23が試料容器を検出しないとき
は、その情報を機構制御装置18に送り、さらに
ここから中央情報処理装置20へ送る。この中央
情報処理装置20はこの情報を受け、予じめ設定
されているプログラムにしたがつて各部の動作を
次のように制御する。
(a) 試料容器保持部移送装置3および反応容器保
持部移送装置8の動作は何んら変更しない。
(b) 当該試料容器保持部2′が試料吸引位置Bに
来るまでは試料分注装置4の動作は変更しな
い。
(c) 試料容器が装填されていない試料容器保持部
2′が試料吸引位置Bに来たときは、試料分注
装置4の動作は中断する。
(d) 当該試料容器保持部2′に装填されるべき試
料容器に収容される試料に対して為すべきタイ
ミングにおいて(すなわち第1図の状態におい
て)、反応容器供給装置9の動作を中断する。
したがつて当該反応容器保持部7′には反応容
器はセツトされない。
(e) 前記の反応容器がセツトされていない反応容
器保持部7′が試料分注位置Cに達するときに
試料分注装置4の動作を中断する。第1図の例
では空の反応容器保持部7′が試料分注位置C
に達するタイミングと、空の試料容器保持部
2′が試料吸引位置Bに達するタイミングとは
同じである。
(f) 空の反応容器保持部7′が試薬分注位置Fに
達するときに試薬分注装置10および試料容器
移送装置13の動作を中断する。
(g) 空の反応容器保持部7′が比色計14〜17
の位置に達したときに、これら比色計の動作お
よびデータ演算装置19の動作を中断する。
(h) 反応容器保持部7から反応容器6を廃棄する
装置を用いる場合には、空の反応容器保持部
7′がこの廃棄位置に達したときに、廃棄装置
の動作を中断する。
(i) 出力装置22により試料容器が試料容器保持
部に装填されていないことを示す特定の記号等
を表示する。
位置Iにおいて再び試料容器1が検出される
と、この試料容器に収容されている試料に対する
タイミングにおいて試料分注装置4、反応容器供
給装置9、試薬分注装置10、比色計14〜17
およびデータ演算装置19は再び動作を開始する
ようになる。
このように各部の動作を、試料容器が試料容器
保持部に装填されていないことを検出することに
より制御することにより、各部の無駄な動作を省
くことができ、反応容器6、希釈液5,11およ
び試薬の無駄な消費を無くすことができる。ま
た、試料容器保持部移送装置3および反応容器保
持部移送装置8の動作は何んら変更しないので、
試料と検液との対応関係には何んら影響がなく、
制御プログラムが複雑にならないと共に分析の信
頼度が向上する。この場合、試料番号は試料容器
保持部2に対する検出装置24の出力をカウント
して得ているが、試料容器がセツトされていない
ときにはカウントしないようにしておくことによ
り対応関係がずれることはない。試料容器保持部
2に試料容器1をセツトする場合に積極的に空き
を作つても正常に分析装置は動作するので、この
空きを利用して試料を継ぎ足してセツトしたり、
判別し易いように並べることができる。したがつ
てオペレータの操作が容易になると共に分析を効
率良く行なうことができるようになる。
上述した例では試料容器保持部2の検出装置2
4を設けたため、位置Iにおいて試料容器保持部
の有無を検出することもできる。上述したように
試料容器1が無いことを検出したときの各部の動
作の停止は一時的なものであつたが、試料容器保
持部2がないことが検出されたときは装置全体が
停止状態に向つて進み、既に処理された試料に対
する正常の分析が全て終了したときに装置は停止
する。この場合は試料容器保持部2を再びセツト
した後スタートスイツチを入れることにより再び
分析装置を始動させる。
検出装置24によつて標準試料や精度管理用試
料のような特定の試料が検出されると、その情報
は機構制御装置18および中央情報処理装置20
へ供給され、特定試料について行なうべき動作プ
ログラムにしたがつて各部の動作を制御する。
第4図は上述した反応容器であるキユベツト6
を配列収納したマガジン30を示すものである。
本例のキユベツト6はほぼ箱状のものである。こ
のマガジン内への収納は使用者が行なうものでは
なく、使用者はキユベツト6が収納されたマガジ
ンを入手することができる。したがつて、キユベ
ツト6に傷や指紋が付く恐れはない。マガジン3
0は合成樹脂の成形品または金属製とすることが
でき、本例ではその中に矢印Xで示す横方向に10
個、これと垂直な矢印Yで示す縦方向にも10個、
合計で100個のキユベツト6を配列収納してある。
マガジン30の一方の側壁31aの一端にキユベ
ツト6の厚さにほぼ等しい幅を有する出口31b
を形成する。キユベツト6がこの出口31bから
正しい姿勢で排出されるように幅の狭い前側壁3
1aの出口31bと隣接する部分に弾力性を有す
る突片31cを形成する。マガジン30にはさら
に上壁31dから後側壁31eまで延在する3本
の溝31fを形成する。さらにキユベツト配列体
と後側壁31eとの間には押板32を介在させ、
後述するようにこの押板32を矢印Y方向に移送
させることによりキユベツト配列体をY方向へ同
時に移動できるようになつている。さらに側壁3
1aの右端には切欠き31gを形成し、マガジン
30を反応容器供給装置9に装填するときに、装
置の凸起が切欠き31gに嵌合するようにして逆
挿入を防止する。
第5図および第6図は上述したマガジン30内
に収納したキユベツト6を一個づつ反応容器保持
部移送装置8の順次の反応容器保持部7を構成す
る切欠きに順次に装填するための反応容器供給装
置の一例の構成を示すものであり、第5図は平面
図、第6図は断面図である。ターンテーブル状の
反応容器保持部移送装置8は第5図において矢印
Dで示すように反時計方向に所定のピツチで回動
するものであり、その周縁には多数の切欠きより
成る反応容器保持部7が等間隔で形成されてい
る。
反応容器供給装置は基板40を具え、第6図に
示すように基板の底面にはマガジン収納部41が
固着されている。マガジン収納部41内にはマガ
ジン受け42を上下方向に移動自在に配置し、こ
のマガジン受け42はプーリー43に掛け渡した
ワイヤ44の一端を固着し、このワイヤの他端は
円筒状ガイド45内に移動自在に配置した錨り4
6に固着する。ガイド45にはリニアベアリング
47を介してマガジン受け42を支持させる。し
たがつてマガジン受け42は常に上方に偏倚され
ることになる。マガジン収納部41内には第4図
に示すように多数のキユベツト6を収納したマガ
ジン30を複数個装填することができる。
マガジン収納部41の上方の基板40にはマガ
ジンが通過する第1の開口40aを形成する。基
板40の上面にはこの第1開口40aを挟むよう
に一対のL字状のレバー48および49をそれぞ
れ軸48aおよび49aを中心として回動自在に
設ける。これらレバー48および49にはリング
状のストツパ50および51をそれぞれ軸50a
および51aにより取付けると共に後述するよう
にこれらのレバーを回動させるためのローラ52
および53を軸52aおよび53aにより取付け
る。さらにこれらレバー48および49の遊端に
は係合突片48bおよび49bを形成する。基板
40の第1開口40aの側方にはさらにL字状の
支柱54および55を設け、これら支柱の先端に
ストツパ54aおよび55aを取付ける。
基板40にはさらにマガジンが通過する第2の
開口40bを形成する。この第2の開口40bの
側方には一対のマガジン受けレバー56および5
7をそれぞれ軸56aおよび57aを中心として
回動するように設ける。これらのレバー56およ
び57の遊端近傍にはピン56bおよび57bを
それぞれ植設し、これらのピンを前記レバー48
および49の係合突片48bおよび49bと係合
させる。レバー56および57にはさらにピン5
6cおよび57cを植設し、これらのピンを、第
5図の平面に平行に延在する軸58aおよび59
aを中心として回動する押しレバー58および5
9の突片と係合させる。これらのレバー48,4
9,56,57,58および59にはそれぞれば
ねを取付け、実線で示す位置になるように偏倚す
る。押しレバー58および59は、レバー56お
よび57が仮想線で示すように変位するとき、第
5図に示す平面に対して垂直な面内で回動するも
のである。
基板40には第1および第2の開口40aおよ
び40bの上方に延在する2本のガイド軸60a
および60bを脚部61aおよび61bを介して
固着する。これら一対のガイド軸60aおよび6
0bには第1のスライダ62をリニアベアリング
を介して摺動自在に設け、この第1スライダ62
にはワイヤー63の一端を固着し、このワイヤを
脚部61aに取付けたプーリ64、モータ65の
駆動軸に取付けたプーリ66および脚部61bに
取付けたプーリ67に掛け渡し、他端を同じくス
ライダ62に固着する。したがつてモータ65を
可逆回転させることによつてスライド62をガイ
ド軸60aおよび60bに沿つてY方向に往復移
動できるようになつている。この移動は、第1の
開口40aの上方に位置するマガジン30を第2
の開口40bの上方の装填位置まで移動させると
共にマガジン30内のキユベツト6をY方向に送
るためのものである。このため、第6図に示すよ
うにスライダ62の下方にはマガジン30に形成
した溝31f内に侵入し得る3本のアーム62a
を取付ける。
基板40にはさらに、第2の開口40bの側縁
に沿い、ガイド軸60aおよび60bに対して直
交する方向に延在する一対のガイド軸68aおよ
び68bを脚部69aおよび69bを介して取付
ける。このガイド軸にはスライダ70を摺動自在
に設け、ワイヤ71の一端をこのスライダ70に
固着すると共にこのワイヤ71を脚部69aに設
けたプーリ72、モータ73の駆動軸に取付けた
プーリ74および脚部69bに取付けたプーリ7
5に掛け渡し、他端をスライダ70に固着する。
したがつてモータ73を正逆転させることにより
スライダ70をガイド軸68a,68bに沿つて
X方向に移動させることができ、これによりマガ
ジン30内からキユベツト6を1個づつ反応容器
保持部7を構成する切欠き内に装填することがで
きる。このためにスライダ70にはピン70aを
設け、その先端に押し爪70bを固着し、ピン7
0aにはコイルバネ70cを挿入し、この押し爪
70bによつて一番端のキユベツト6の側壁を押
すことができるようにする。
ガイド軸68bと脚部69aとの間にはコイル
バネ76を介挿すると共に脚部69bに対しては
摺動自在とするため、ガイド軸68a,68bは
第5図の平面において右方へ偏倚される。また第
6図に示すようにスライダ70はガイド軸68a
にはリニアベアリングを介して摺動自在に挿入さ
れているが、ガイド軸68bにはコイルバネ77
およびボール78により摩擦係合している。した
がつてスライダ70とガイド軸68bとは或る範
囲に亘つては一緒に移動するようになつている。
このガイド軸68bの他端にはL字状のレール受
け79を固着し、このレール受けにはキユベツト
6の厚みにほぼ等しい幅の凹所を有するガイドレ
ール80を固着する。このガイドレールはガイド
ローラ81a〜81dにより案内され、X方向に
僅かに往復動する。ガイドレール80の先端付近
には先端にあるキユベツト6を押える押えバネ8
2を取付ける。
次に本例装置の動作を説明する。今説明の便宜
上マガジン収納部41内には数個のマガジン30
が装填されており、最上位置にあるマガジンの上
面は実線位置にあるレバー48,49に取付けた
ストツパ50および51と係合しているものとす
る。また第2開口40bの上方にはマガジン30
が位置しており、実線位置にあるレバー56およ
び57により支えられ下方には落下しないように
なつている。すなわちこのマガジン30はキユベ
ツト装填位置にあり、その内に収納したキユベツ
ト6を順次に切欠き7内に挿入できるようににな
つている。すなわち、モータ73を正転させるこ
とによりワイヤ71は第5図において時計方向に
動き、これに伴なつてスライダ70はX方向に動
く。このときガイド軸68bもX方向に動き、し
たがつてレール受け79およびガイドレール80
もX方向へ動く。この際キユベツト列(第5図に
おいて、一番上方に水平方向に配列されているキ
ユベツト)もX方向へ動く。次にガイド軸68b
右端のナツト68cが脚部69aに当接するとガ
イド軸68bは最早や移動せず、スライダ70の
みがX方向に動く。これによりキユベツト列はさ
らにX方向に押出され、左端のキユベツトはガイ
ドレール80から外れ、反応容器保持部移送装置
8の切欠き7内に挿入される。キユベツト6には
弾性突条が形成されているため切欠き7内に聖性
的に嵌合されることになる。次にモータ73を逆
転させると、スライダ70およびガイド軸68b
は共にX方向において反対方向に戻り、レール受
け79を脚部69bに当接させる。この間スライ
ダ70の押し爪70bはキユベツトと当接したま
まである。以上の動作を繰返し行なつて順次のキ
ユベツト6を切欠き7内に挿入することができ
る。一番上側のキユベツト列の挿入が終了した
ら、モータ73を逆転させ、スライダ70を右端
位置へ戻す。次にモータ65を所定量正転させ、
ワイヤ63を反時計方向に回動させ、スライド6
2をY方向へ所定ピツチ(キユベツトの厚さに等
しい)だけ移動させる。これによりマガジン31
内のキユベツト6は押し板32により押され、第
5図において上方にへ移動する。
このようにしてキユベツト装填位置にあるマガ
ジン30内のキユベツト6をすべて反応容器保持
部7内に装填した後、モータ65を逆転させ、ス
ライド62をY方向において反対方向に移動させ
る。この移動の最後において、スライド62がレ
バー48および49のローラ52および53に当
接し、これを押すので、これらレバーは仮想線で
示すように回動する。この回動によりリング50
および51がマガジンから外れ、マガジン収納部
41にある一番上方のマガジンが錨り46の作用
により上方へ移動し、ストツパ54aおよび55
aに当接する。一方アーム48および49が回動
すると、突片48bおよび49bとピン56bお
よび57bとの係合によりレバー56および57
が回動し、第2の開口40bの上方にある空のマ
ガジン30はこの開口を経て落下し、装填位置か
ら排出される。この排出動作を助けるために、ア
ーム56および57の回動と連動して押しレバー
58および59が回動し、マガジンを下方へ押し
下げる。
次にモータ65を正転させるとスライド62は
第5図において上方へ移動し、レバー48,4
9,56,57,58および59は実線の位置に
復帰する。このように新たなマガジン30をキユ
ベツト装填位置に移送することができる。
本発明は上述した例にのみ限定されるものでは
なく、幾多の変更、変形が可能である。例えば本
発明を適用すべき自動化学分析装置は上述した形
式のものに限定されず、種々の形式の分析装置に
適用できることは勿論である。また、試料容器検
出装置は試料容器に貼付したカードのバーコード
を読取るものとしたが、単に試料容器のみを検出
するものであつても差支えない。また、反応容器
供給装置も上述した例にのみ限定されず、選択的
に反応容器を反応容器保持部へ供給できるもので
あればどのような構成のものでもよい。さらに上
述した例では測定装置の比色計は反応容器保持部
移送ラインに沿つて配置したが、このライン外に
測定装置を設け、検液を反応容器ごとまたは反応
容器から測定装置へ移送することもできる。この
ような場合にはこの移送装置の動作も所定のタイ
ミングで中断させることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動化学分析装置の一例
の構成を線図的に示す図、第2図は代表的な反応
曲線を示す図、第3図は本発明の試料容器保持装
置の一例の構成を示す斜視図、第4図は反応容器
供給装置に用いる反応容器マガジンを示す斜視
図、第5図は第4図に示すマガジンを用いる反応
容器供給装置の一例の構成を示す平面図、第6図
は同じくその断面図である。 1……試料容器、2……試料容器保持部、2B
……試料識別用開口、3……試料容器保持部移送
装置、4……試料分注装置、6……反応容器、7
……反応容器保持部、8……反応容器保持部移送
装置、9……反応容器供給装置、10……試薬分
注装置、14〜17……光電比色計、18……機
構制御装置、19……データ演算装置、20……
中央情報処理装置、24……試料識別用開口検出
装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 試料を収容した試料容器を試料容器保持装置
    に装填して試料分注装置へ搬送し、所定量の試料
    を反応容器へ分注して分析を行うようにした自動
    化学分析装置において、前記試料容器保持装置に
    は、標準試料や精度管理用試料などの特殊試料が
    収容されている試料容器を識別するための識別手
    段を一体的に設け、この識別手段を検出して特殊
    試料を判別する手段を設け、さらに前記試料容器
    保持装置の容器保持位置に実際に容器が保持され
    ているか否かを判別する手段を設けたことを特徴
    とする自動化学分析装置。
JP16776388A 1988-07-07 1988-07-07 Automatic chemical analysis apparatus and sample vessel holding device Granted JPS6426159A (en)

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