JPH047114Y2 - - Google Patents

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JPH047114Y2
JPH047114Y2 JP9765787U JP9765787U JPH047114Y2 JP H047114 Y2 JPH047114 Y2 JP H047114Y2 JP 9765787 U JP9765787 U JP 9765787U JP 9765787 U JP9765787 U JP 9765787U JP H047114 Y2 JPH047114 Y2 JP H047114Y2
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post
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cylindrical cargo
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JP9765787U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は鋼板コイル、その他の円筒状貨物の輸
送に便利な円筒状貨物輸送用コンテナに関する。
〔従来の技術〕
従来、鋼板コイルの輸送、特に海上輸送にはフ
ラツトラツクコンテナが使用されていた。
すなわち、実公昭58−9911号に記載されている
如きフラツトラツクコンテナが使用され、そのフ
ロアー上に角材を打ち付ける等して2〜3個の架
台を構成し、該架台上に鋼板コイルを載置するこ
とにより転がりを防止し、さらにワイヤーロープ
等によりラツシングしてその動きを止めていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記フラツトラツクコンテナは主に材木、建設
機械あるいは農業機械等の大型機械の輸送のため
に使用されるもので、そのままでは円筒状貨物の
輸送に使用困難で、フロアー上に角材を打ち付け
る等して架台を構成する必要があつた。
上記架台の構成は円筒状貨物の大きさに合せて
その都度構成しなければならず、架台構成に極め
て手数を要する欠点があつた。さらに上記の如く
苦心して構成した架台も復路における他の貨物輸
送の邪魔になり、結局は1回だけの使用で取り外
して廃棄することが多く、極めて不経済であつ
た。
さらに、上記架台だけでは不安定であるため、
ワイヤーロープ等によりラツシングする必要があ
り、該ラツシングに手数を要するとともに、ラツ
シングにより鋼板コイルが変形等させられてダメ
ージを受け、商品価値の低下を招き、著しい場合
には廃品となる場合があつた。
さらに、上記ワイヤーロープ等も復路において
邪魔になると返却等されることがなく紛失等する
ことが多く不経済であつた。
本考案は上記の如き欠点を除去してなるもの
で、各種サイズの円筒状貨物の輸送に使用でき、
上記の如き架台の構成及びラツシングが不要であ
り、輸送中に鋼板コイル等の円筒状貨物が保護さ
れてダメージを受けることがなく、さらに使用後
又は不使用時には折りたたんでコンパクトに構成
することができその運搬や保管に便利であるとと
もに、その折りたたみ作業や組立て作業も容易で
あることを特徴とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決するため、両側に下
方部ポストを有するサイドパネルが対向させら
れ、上記両サイドパネル間には中央部に円筒状貨
物の受部を構成した連結台部が設けられ、上記各
下方部ポストにはそれぞれその上方に起立及び折
りたたみ自在の上方部ポストが設けられ、該上方
部ポストにはこれを起立状態に保持し、さらに折
りたたみ時に該上方部ポストを略水平状態に支持
するように支持部材が設けられ、さらに上記下方
部ポスト及び上方部ポスト間には該上方部ポスト
に上方に回動する力を付与するスプリングを設け
た構成としたものである。
〔作用〕
本考案によれば、円筒状貨物Xを輸送する際に
は、まず、各上方部ポスト17が起立させられ、
その起立状態が支持部材24により保持される。
そして、円筒状貨物Xが連結台部8に設けられた
受部7上に載置されて固定され、輸送に供される
ものである。
したがつて、本考案によれば、四隅に下方部ポ
スト3及びその上方に起立させられた上方部ポス
ト17が位置するので、段積み等も容易になり、
船舶等により輸送する際にも便利であり、しかも
貨物にダメージを与えることがないものである。
また、本考案によれば、使用後又は不使用時に
は折りたたんでコンパクトに構成することができ
るものである。すなわち、その場合には、上方部
ポスト17を折りたたんで支持部材24により略
水平状態に支持すればよく、この結果、下方部ポ
スト3のみが四隅に位置することとなるため、上
記円筒状貨物Xの輸送時に比べて上方部ポスト1
7の分だけ背が低くなりコンパクトになるもので
ある。したがつて、使用後又は不使用時の運搬や
保管等に便利である。
さらに、本考案では、下方部ポスト3及び上方
部ポスト17間に該上方部ポスト17に上方に回
動する力を付与するスプリング29が設けられて
いるので、上方部ポスト17が自重により下方に
回動しようとする力が上記スプリング29の力に
より軽減されることとなり、このため上記上方部
ポスト17の起立及び折りたたみ作業にあたつて
作業者はほとんど力を要さず、その作業を極めて
容易に行うことができるものである。
〔実施例〕
サイドパネル1,1aはそれぞれ両側に下方部
ポスト3を有する構成とされる。
図面実施例の場合、サイドパネル1,1aは、
適当間隔あけた下方部ポスト3間にプレート4が
溶接され、該プレート4に補強リブ5が溶接され
て構成されている。なお、下方部ポスト3の下端
には通常のコンテナと同様の隅金具6が設けられ
ている。
次に、本考案では、上記両サイドパネル1,1
aが対向させられ、その間には中央部に円筒状貨
物Xの受部7を構成した連結台部8が設けられ
る。
図面実施例の場合、上記両サイドパネル1,1
aのプレート4の下部間には底板9が溶接され、
上記両サイドパネル1,1aの下方部ポスト3間
に上方連結板10及び下方連結板11が溶接さ
れ、その間にプレート12が溶接され、また円筒
状貨物Xの受部7となる円弧面が中央に形成され
た受板13の両側が上記上方連結板10上に載置
されて溶接され、該受板13の中央部が上記底板
9に溶接されるとともに、該受板13の端部がそ
れぞれ上記両サイドパネル1,1aのプレート1
2に溶接されており、これらが連結台部8を構成
している。なお、図面実施例の場合、上記底板9
の両側にはフオークポケツトとして利用できる立
ち上がり部14が構成されており、該立ち上がり
部14が上記両サイドパネル1,1aのプレート
4の下方の両側に設けた切欠部4aに適合させら
れて溶接されている。また、図中、15は上記立
ち上がり部14の端部を補強する補強部材、16
は上記受板13を補強する補強部材である。な
お、上記受部7は輸送しようとする円筒状貨物X
のうち径が最も大きいものに合わせて構成されて
おり、径の小さい円筒状貨物Xを輸送する際には
適宜楔形の木材等を利用して適合させればよいも
のである。
また、本考案では、上記各下方部ポスト3には
それぞれその上方に起立及び折りたたみ自在の上
方部ポスト17が設けられる。
図面実施例の場合、上方部ポスト17の下端に
取付金具18が設けられ、該取付金具18が下方
部ポスト3内に収納されて該下方部ポスト3にピ
ン19で軸支されており、上方部ポスト17が下
方部ポスト3の上方に起立及び折りたたみ自在と
なつている。なお、図面実施例の場合、補強のた
め、上記両サイドパネル1,1aの上方部ポスト
17の上端間が連結杆20で連結され、一端が上
方部ポスト17の上部に溶接された補強杆21の
他端が上記上方連結板10に設けられたブラケツ
ト22にピン23で軸支されている。該ピン23
は上記取付金具18を軸支しているピン19の延
長線上に配置されている。なお、各上方部のポス
ト17の上端にも通常のコンテナと同様の隅金具
6が設けられている。
さらに、本考案では、上記各上方部ポスト17
にはこれを起立状態に保持し、さらに折りたたみ
時に該上方部ポスト17を略水平状態に支持する
ように支持部材24がそれぞれ設けられる。
図面実施例の場合、支持部材24は杆として構
成されており、その上端は上方部ポスト17の上
部に設けたブラケツト25にピン26で軸支さ
れ、下端は両サイドパネル1,1aのプレート4
の上部中央側にボルト27止めされており、これ
により上方部ポスト17の起立状態が保持される
ようになつている。そして、上方部ポスト17の
折りたたみ時には上記ボルト27を取り外せばよ
く、支持部材24の下端が下方部ポスト3の下方
に当接し、該支持部材24によつて上方部ポスト
17が略水平に支持されるようになつている。な
お、上方部ポスト17の折りたたみ時に、支持部
材24の下端が第5図示の如く自動的に案内され
て下方部ポスト3の下方に当接するように、両サ
イドパネル1,1aのプレート4に案内板28が
設けられている。
さらにまた、本考案では、上記下方部ポスト3
及び上方部ポスト17間に該上方部ポスト17に
上方に回動する力を付与するスプリング29が設
けられる。
図面実施例の場合、該スプリング29は下方部
ポスト3内に収納され、一端は下方部ポスト3内
に設けたブラケツト30にピン31で軸支され、
他端は上方部ポスト17の下端に設けた取付金具
18にピン32で軸支されており、該スプリング
29により上方部ポスト17に上方に回動する力
が付与されている。
なお、図面実施例の場合、上方連結板10には
スチールベルト33の掛止金具34が設けられて
おり、第1図及び第2図示の如く、スチールベル
ト33によつて上記受部7上に載置した円筒状貨
物Xを固定できるようになつている。もつとも、
他の手段で円筒状貨物Xを固定してもよいもので
ある。
上記構成の本考案によれば、円筒状貨物Xを輸
送する際には、まず、各上方部ポスト17が起立
させられ、支持部材24の下端がプレート4の上
部にボルト27止めされて該支持部材24により
上方部ポスト17の起立状態が保持される。そし
て、円筒状貨物Xが受部7上に載置され、さらに
スチールベルト33により固定され、輸送に供さ
れるものである。
したがつて、本考案によれば、第1図乃至第3
図示の如く、四隅に下方部ポスト3及びその上方
に起立させられた上方部ポスト17が位置するの
で、段積み等も容易になり、船舶等により輸送す
る際にも便利であり、しかも円筒状貨物Xにダメ
ージを与えることがないものである。なお、必要
に応じて、積載した円筒状貨物Xが防水カバーで
覆われるものである。
なお、図面実施例の場合、下方部ポスト3の下
端及び上方部ポスト17の上端に隅金具6が設け
られているため、さらに容易に段積み及びその固
定ができるものである。また、上方部ポスト17
の上端の隅金具6を利用して吊り上げ荷役が可能
であるとともに、底板9の立ち上がり部14をフ
オークポケツトとして利用できるのでフオークリ
フトによる荷役も可能であり、運搬にあたつてさ
らに便利である。
また、本考案によれば、使用後又は不使用時に
は折りたたんで第4図示の如くコンパクトに構成
することができるものである。すなわち、その場
合には、支持部材24の下端のボルト27を取り
外し、上方部ポスト17を折りたたんで該支持部
材24により略水平に支持すればよく、この結
果、下方部ポスト3のみが四隅に位置することと
なるため、第4図示の如く、上記円筒状貨物Xの
輸送時に比べて上方部ポスト17の分だけ背が低
くなりコンパクトになるものである。したがつ
て、使用後又は不使用時の運搬や保管等に便利で
ある。
なお、図面実施例の場合、両サイドパネル1,
1aのプレート4に案内板28が設けられてお
り、上方部ポスト17を折りたたむ際に支持部材
24の下端が第5図示の如く自動的に案内されて
下方部ポスト3の下方に当接するようになつてい
るので、上方部ポスト17の折りたたみ作業が容
易になつている。
さらに、本考案では、下方部ポスト3及び上方
部ポスト17間に該上方部ポスト17に上方に回
動する力を付与するスプリング29が設けられて
いるので、上方部ポスト17が自重により下方に
回動しようとする力が上記スプリング29の力に
より軽減されることとなり、このため上記上方部
ポスト17の起立及び折りたたみ作業にあたつて
作業者はほとんど力を要さず、その作業を極めて
容易に行うことができるものである。
第6図は本考案の他の実施例を示す要部断面図
であり、上記第1図乃至第5図示の実施例と同一
構成部分には同一符号を附してある。
この実施例が上記第1図乃至第5図示の実施例
と異なる所はスプリング29の設け方である。す
なわち、第6図において、35は下端がブラケツ
ト30にピン31で軸支されたばね筒、36は該
ばね筒35の上端に固定されたばね座、37は上
記ばね筒35内で摺動自在のばね座、38は各ば
ね座36,37を貫通し下端にばね座37を押え
るためのナツト39,40が螺合されるとともに
上端が取付金具18にピン32で軸支されたロツ
ドであり、スプリング29が上記ばね座36,3
7間に設けられている。
したがつて、第6図実施例の場合も上記第1図
乃至第5図示の実施例と同様にスプリング29に
より上方部ポスト17に上方に回動する力が付与
されるが、上記第1図乃至第5図示の実施例では
スプリング29が引張ばねとして作用するのに対
し、第6図実施例ではスプリング29が圧縮ばね
として作用する点で異なるものである。このた
め、上方部ポスト17を折りたたみ状態に保つ
と、第1図乃至第5図示の実施例ではスプリング
29が引つ張られた状態に保たれ、第6図実施例
ではスプリング29が縮められた状態に保たれる
ものである。ところで、スプリングは一般的に引
つ張られた状態に保たれるより縮められた状態に
保たれる方が耐久性が向上するものである。した
がつて、第6図実施例によれば、第1図乃至第5
図示の実施例に比べスプリング29の耐久性が向
上する利点が得られるものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、各種サイズの円筒状貨物の輸
送に使用でき、輸送中に円筒状貨物が保護されて
ダメージを受けることがなく、さらに使用後又は
不使用時には折りたたんでコンパクトに構成する
ことができその運搬や保管に便利であるととも
に、その折りたたみ作業や組立て作業も容易であ
る効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は正面図、第2図は右側面図、第3図は平面図、
第4図は折りたたんで段積みにした状態を示す正
面図、第5図は折りたたみ過程を示す説明図、第
6図は他の実施例の要部断面図である。 1,1a……サイドパネル、3……下方部ポス
ト、7……受部、8……連結台部、17……上方
部ポスト、24……支持部材、29……スプリン
グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側に下方部ポストを有するサイドパネルが対
    向させられ、上記両サイドパネル間には中央部に
    円筒状貨物の受部を構成した連結台部が設けら
    れ、上記各下方部ポストにはそれぞれその上方に
    起立及び折りたたみ自在の上方部ポストが設けら
    れ、該上方部ポストにはこれを起立状態に保持
    し、さらに折りたたみ時に該上方部ポストを略水
    平状態に支持するように支持部材が設けられ、さ
    らに上記下方部ポスト及び上方部ポスト間には該
    上方部ポストに上方に回動する力を付与するスプ
    リングが設けられてなることを特徴とする円筒状
    貨物輸送用コンテナ。
JP9765787U 1987-06-25 1987-06-25 Expired JPH047114Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9765787U JPH047114Y2 (ja) 1987-06-25 1987-06-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9765787U JPH047114Y2 (ja) 1987-06-25 1987-06-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS642796U JPS642796U (ja) 1989-01-10
JPH047114Y2 true JPH047114Y2 (ja) 1992-02-26

Family

ID=31323272

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9765787U Expired JPH047114Y2 (ja) 1987-06-25 1987-06-25

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JPS642796U (ja) 1989-01-10

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