JPH0470076A - フォーカス補正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はフォーカス補正装置に関し、詳しくは映像信
号の処理によって、疑似的にフォーカス特性を向Ｆさせ
るフォーカス補正装置に関する。

［従来の技術〕 たとえば、従来のＣＲＴ投Ｃ４型のデイスプレィ装置（
以下、「デイスプレィ装置」という）のフォーカス特性
は、ＣＲＴおよび投射レンズなどの光学系の構成によっ
てその向上が図られており、映像信号の処理によってフ
ォーカス特性を向上させる試みは、全くなされていない
。

〔発明が解決しようとする課題〕

たとえば、従来のデイスプレィ装置はそのＣＲＴおよび
投射レンズの設計において全画面におけるフォーカス特
性を向トさせることは、比較的困難な技術であった。

そのため、従来のデイスプレィ装置では一般に画面中央
部のフォーカス特性Ｇｆ視した設計になっており、画面
周辺部のフォーカス特性は中央部に比べ劣化しがちであ
った。

この発明は、Ｌ記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、従来のＣＲＴおよび投射レンズ等の光学系
を用いたままで、映像信号の処理だけによって疑似的に
画面周辺部のフォーカス特性を向上させることのできる
フォーカス補正装置を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るフォーカス補正装置は、デイスプレィ装
置のフォーカス特性が低下する面域に映出される映像信
号の高域成分が強調されるように周波数特性を変化させ
る手段を備えたものである、 ［作用］ この発明における映像信号の高域成分を強調する手段は
、デイスプレィ装置のフォーカス特性が低下する面域に
映出される映像信号の高域成分を強調するので、フォー
カス特性が低下する面域のフォーカス特性を見掛は上向
上させることができる。

Ｃ実施例〕 以下この発明の実施例を図について説明する。

第１図は、この発明の第１の実施例のブロック回路図で
、入力端子（１ａ）には輝度信号（＋０１１　が、入力
端子（１ｂ）にはＲ−Ｙ信号（＋０２１が、入力端子（
１ｃ）にはＢ−Ｙ信号（１０３１が人力される。

輝度信号（＋０１１　は、高域通過フィルタ（３ａ）に
与えられるとともに、加算器（５ａ）の第１の入力に与
えられ、高域通過フィルタ（３ａ）の出力（１０５＋は
、ゲイン調整回路（４ａ）の第１の入力に与えられ、ゲ
イン調整回路（４ａ）の第２の入力には、入力端子（１
ｄ）から入力されるゲイン調整信号（＋０４１　が与え
られる。ゲイン調整回路（４ａ）の出力ｆ１０６１　は
、加算器（５ａ）の第２の人力に与えられ、加算器（５
ａ）の出力＋１０７）　、　Ｒ−Ｙ信号ｆ１０２）およ
びＢ−Ｙ信号（＋　０３１　は、逆マトリクス回路（６
）に与えられる。

逆マトリクス回路（６）の出力であるＲ信号＋１０８１
　、　Ｇ信号（１０９１、８信号ｆｌｌＯ）は、出力端
子ｆ２ａ）　、　（２ｂ）　、　ｆ２ｃｌからそれぞれ
出力される。

次に、動作について説明する。

一般にフォーカス特性は周波数特性に近似することがで
きる。

たとえば、画面周辺部のフォーカス特性の劣化は、画面
周辺部の周波数特性の劣化であると、置き換えて考える
ことができる。すなわち、画面周辺部のフォーカス特性
を向上させるためには、画面周辺部の高域周波数のゲイ
ンをあらかじめ、画面中央部よりも高めに設定しておけ
ばよい。

この実施例では、輝度信号の高域周波数のゲイン調整を
行っている。

入力された輝度信号＋１０１１　は、まず高域通過フィ
ルタ（３ａ）にて所定の高域周波数成分（１０５１のみ
が抽出される。この周波数帯域は、各デイスプレィのフ
ォーカス特性に対応して定められる。抽出された高域周
波数成分（１０５）は、ゲイン調整回路（４ａ）におい
て、ゲイン調整（ｉ号（１０４１に基づき１画面の位置
に応じてゲインが調整される。

般的には、画面中央部にてゲインＯｄＢ、画面周辺部に
てゲイン最大となる。また、ゲインの変化率および変化
量は、各デイスプレィ装置のフォーカス特性に対応して
定められる。このようにして、ゲインが調整された高域
周波数成分（＋０６１は、加算器（５ａ）で輝度信号（
１０１１に加算され、逆マトリクス回路（６）に与えら
れ、逆マトリクス回路（６）から画面の周辺部はど高域
成分が強調されたＲ、Ｇ、Ｂ信号＋１０８１．　（１０
９）、　（１１０１が出力され、デイスプレィ装置の表
示面の周辺部のフォーカス特性が向上したのと同様の画
像が映出される。

第２図は、この発明の第２の実施例のブロック回路図で
、Ｒ，Ｇ、Ｂ信号について高域成分の強調を施すように
したものである。

図において、ｆｌｅ）　、　ｆｌｆｌ、　ｆｌｇ）　、
　ｆｌｈ）は入力端子、（３ｂ）　、　（３ｃ）　、　
（３ｄ）は高域通過フィルタ、（４ｂ）、　（４ｃｌ　
、　（４ｄｌはゲイン調整回路、（５ｂ）　、　ｆ５ｃ
）　、　（５ｄｌは加Ｗ器である。

つぎに動作を説明する。

入力端子（１ｅ）にはｆ（信号（２０１１が、入力端子
（Ｉｆｌ！、ニーはＧ信号（２０２１が、入力端子（Ｉ
ｇｌ　１．：　Ｌｔ　Ｂ信号（２０３］　がそれぞれ入
力され、高域通過フィルタ（３ｂｌ　、　（３ｃ）　、
　（３ｄ）にて所定の周波数成分のみが抽出される。こ
の周波数帯域は、各デイスプレィ装置のフォーカス特性
に対応して定められ、基本的にはＲ，Ｇ、Ｂ信号に対す
る各フィルタ特性は同等である。抽出された高域周波数
成分（２０５）、　＋２０７１（２０９１はゲイン調整
回路（４ｂｌ　、　（４ｃ）　、　ｆ４ｄｌにおいて、
ゲイン調整信号（２０４）に基づき画面の位置に応じて
ゲインが調整される。一般的には画面中央部におけるゲ
インはＯｄＢ、画面周辺部におけるゲインは最大となる
。またゲインの変化率および変化量は各デイスプレィの
フォーカス特性に対応して定められ、基本的には、Ｒ，
Ｇ、Ｂ信号は同等に調整される。

このようにして、ゲインが調整されたＲ、Ｇ。

Ｂ信号（２０６）　、　ｆ２０８１　、　（２１０）は
出力端子（２ａ）　、　ｆ２ｂ）（２ｃ）から出力Ｒ，
Ｇ、Ｂ信号として出力され、第１図の実施例と同様の効
果が得られる。

第３図はこの発明の第３の実施例のブロック回路図で、
第１図の実施例の高域通過フィルタ（３ａ）の後段に、
第５図（ａ）またはｆｂｌ　に示すような入出力特性を
もつ非線形回路（７ａ）を挿入したものである。

この非線形回路（７ａ）は、白方向の高域成分の強調が
大きくなりすぎると、かえって見掛けのフォーカス特性
に悪影響を与えるので、高域成分の白方向への過度の強
調を抑制するためのものである。

第４図はこの発明の第４の実施例のブロック回路図で、
第２図の実施例の高域通過フィルタ（３ｂ）（３ｃ）　
、　（３ｄｌの後段に、それぞれ第５図ｆａ）またはｆ
ｂｌ　に示すような入出力特性をもつ非線形回路ｆ７ｂ
）　、　ｆ７ｃｌ　、　ｆ７ｄｌを挿入したもので、第
３の実施例と同様の効果が得られる。

なお、」−記実施例では、高域通過フィルタの特性を、
特に、画面水平方向の高域通過フィルタとも画面垂直方
向の高域通過フィルタとも規定しなかったか、そのどち
らでもよく、またもちろんその両者を用いてもよい。

また、第３および第４の実施例では、非線形回路を高域
通過フィルタの後段に挿入したが、この位置に限られる
ものではなく、ゲイン調整回路の後段に挿入してもよい
。

また、」−配天施例では画面の周辺部に映出される映像
信号の高域成分を強調するようにしたが、デイスプレィ
装置のフォーカス特性に応じて、フォーカス特性が低下
する面域の映像信号の高域成分を強調すればよい。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によるフォーカス補正装置は１
画面上のフォーカス特性が低下する面域に映出される映
像信号の高域周波数成分を他の部分の映像信号より強調
する手段を備えたものであるから画面上のフォーカス特
性が低下する部分のフォーカス特性を見掛は上、向上さ
せることができる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の実施例のブロック回路図、第
２図はこの発明の第２の実施例のブロック回路図、第３
図はこの発明の第３の実施例のブロック回路図、第４図
はこの発明の第４の実施例のブロック回路図、第５図は
第３および第４の実施例における非線形回路の入出力特
性図である。 （３ａｌ　、　（３ｂ）　、　ｆ３ｃｌ　、　ｆ３ｄｌ
　−高域通過フィルタ、（４ａｌ、　ｆ４ｂ１．　ｆ４
ｃ）、　（４ｄｌ−ゲイン調整回路、（５ａ）、　ｆ５
ｂｌ　、　（５ｃ）　、　（５ｄｌ　・＝加算器、ｆｉ
＋　−・・逆マトリクス回路、ｆ７ａ）　、　（７ｂｌ
　、　ｆ７ｃ）　、　（７ｄｌ　−非線形回路。 なお、各間中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ディスプレイ装置のフォーカス特性が低下する面
   域に映出される映像信号の高域成分を強調する手段を備
   えたことを特徴とするフォーカス補正装置。