JPH0464824B2 - - Google Patents

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JPH0464824B2
JPH0464824B2 JP8983284A JP8983284A JPH0464824B2 JP H0464824 B2 JPH0464824 B2 JP H0464824B2 JP 8983284 A JP8983284 A JP 8983284A JP 8983284 A JP8983284 A JP 8983284A JP H0464824 B2 JPH0464824 B2 JP H0464824B2
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Mitsuharu Teranishi
Yasuo Watanabe
Akira Takeuchi
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Asics Corp
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Priority to US07/428,023 priority patent/US5025384A/en
Publication of JPH0464824B2 publication Critical patent/JPH0464824B2/ja
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling

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  • Business, Economics & Management (AREA)
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  • Economics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 この発明は生産工程のライン・バランス管理シ
ステム、とくに縫製工程のように工程ごとに出来
高にばらつきが生じやすい生産工程のライン・バ
ランス管理システムに関する。
フアクトリイ・オートメーシヨンの典型的なも
のは、コンベア・システムとロボツト・システム
とが組合わされたシステムである。コンベア・ラ
インにそつて多数の作業場所が設けられ、各作業
場所にその場所に割当てられた工程の作業を行な
うロボツトが設置されている。被加工物は一定速
度でコンベアによつて搬送され、各作業場所にお
いてロボツトよつて所定の加工が施され、しだい
に完成品になつていく。このようなオートメーシ
ヨン・システムは、製品をつくるための複数の工
程に各工程の作業を完遂するのに要する時間とし
てほぼ等しい時間を設定できるような製品ないし
はほぼ等しい時間の配分が可能なように工程設定
ができる製品に適している。ロボツトではなく人
間が作業を行なう場合であつても、誰が作業をし
ても平均してみればほぼ等しい時間で各工程の作
業が行なえるようであればよい。
ところが、このような典型的なフアクトリイ・
オートメーシヨンを適用することの困難な多くの
種類の製品がある。作業能率が作業者の能力に著
しく依存してしまうような工程を含む一連の工程
によつて製造されるもの、各工程にほぼ等しい時
間配分をすることが困難な製品などである。たと
えば、縫製品もこのような製品群の中の1つの製
品として数えられるであろう。
しかしながら、いかなる製品であつても生産性
の向上は重要な課題の1つであり、そのためには
製品の製造工程における流れの把握と分析が不可
欠である。とくに、工程ごとに作業に要する時間
が異なつたり、作業能率が作業者の能力、習熟度
等に依存する場合には、工程ごとの出来高に大き
なばらつきが生じやすい。製品の出来高はその製
品工程のうち最も出来高の低い工程の出来高によ
つて定まるので、工程間の出来高のばらつきはで
きるだけ小さく抑えることが生産性を向上させる
重要なフアクタとなる。
発明の概要 この発明は、生産性の向上を図るために、生産
工程における工程間の出来高のばらつきの程度を
チエツクするライン・バランス管理システムを提
供することを目的とする。
ここでライン・バランスとは複数の工程間の出
来高のばらつきの程度をいう。ラインとは1つの
製品を製造するための一連の複数の工程のつなが
りをいい、コンベアのラインには限定されない。
この発明による生産工程のライン・バランス管
理システムは、製品を製造するために相互につな
がつた複数の工程の実出来高に関するデータを作
成する手段、基準工程の基準出来高に関するデー
タを作成する手段、バランス係数の上、下限値を
入力する手段、各工程の実出来高に関するデータ
を基準出来高に関するデータで除して得られるバ
ランス係数を工程ごとに算出する手段、算出され
たバランス係数が上、下限値の範囲外であること
を報知する手段、ならびに算出された複数の工程
のバランス係数およびこれと上、下限値との関係
を表示する表示装置を備えている。
基準工程とは、ライン・バランスをチエツクす
るための基準となる工程であり、任意の工程を選
択することができるが、最終工程が製品の出来高
に大きな影響を与えるからこの最終工程を基準と
することが好ましい。実出来高に関するデータお
よび基準出来高に関するデータとしては、各工程
においてその工程に割当てられた作業を完遂する
のに要した時間を係員が実際に測定した実測ピツ
チ・タイム、各工程における実際の出来高などが
ある。算出されたバランス係数が上、下限値の範
囲外であることを報知する報知手段としては工程
ごとに警報を発生する手段を採用することが好ま
しい。また、表示装置には、複数の工程のバラン
ス係数を別個に表示することも、同時にグラフで
表示することもできる。
1つの製品の複数の製造工程について、それら
の工程の出来高に関するデータを基準工程のそれ
と比較した値である工程ごとのバランス係数およ
び許容しうるバランス係数の上、下限値が表示さ
れるから、各工程における作業の進み具合、能率
等を把握することができる。これにより、工程間
のばらつきをできるだけ小さくし生産性を向上さ
せるために、作業者の変更、追加、削除等を図つ
たり、作業場所の増減を図つたりすることが容易
にできるようになる。また、バランス係数が上、
下限値を超えた場合にはその旨が報知されるか
ら、特にバランスの悪い工程を容易に知ることが
できる。
以下、この発明を縫製品の製造工程に適用した
場合の実施例について図面を参照して詳述する。
実施例の説明 コンベア・システム 第1図は縫製工場内に設置されたコンベア・シ
ステムを示しており、このコンベアはオーバーヘ
ツド・タイプのものである。このコンベア・シス
テムの詳細は特公昭52−1193号公報に記載されて
いる。いくつかのエンドレスのメイン・ライン1
1,12,13等が設けられ、これらが接続ライ
ン19によつて接続されている。後に示すように
(第2図〜第4図参照)、キヤリヤ25はメイン・
ラインを構成するレール17上を転動する車輪6
1を備えている。メイン・ラインのレール17に
そつてその内部に駆動ベルト15が張られ、この
駆動ベルト15には所定間隔おきに係合部16が
設けられている。キヤリヤ25は、常時一定速度
で駆動されているベルト15の係合部16によつ
て押されることによりメイン・ラインにそつて移
動する。
メイン・ライン12,13には多くのブラン
チ・ライン22が適当な箇所ごとに接続されてい
る。各ブランチ・ライン22に、被搬送物品すな
わち縫製されるべき部分品、半製品、または製品
のステーシヨンS1,S2,S3……等がある。
これらのステーシヨンで縫製作業が行なわれる。
複数の部分品を縫い合わせて1つの部分品または
半製品にするような縫製作業に適するように、複
数の部分品を1つのステーシヨンに搬入するため
に複数の搬入用ブランチ・ライン23をもつたス
テーシヨンもある。
縫製工程管理システムによつて管理される主要
なデータは出来高である。出来高とは、何らかの
加工が施された部分品、半製品、製品等の数をい
う。作業者ごとの出来高は個人別出来高、工程ご
との出来高は工程別出来高、製品ごとの出来高は
品名別出来高と呼ばれる。また、ある1つの製品
について、工程別出来高のばらつきの程度はライ
ン・バランスと呼ばれる。出来高はこのようにい
くつかの観点から分析されるので、データとして
の各出来高を区別するための何らかの識別コード
が必要となる。
出来高の識別コードとして、作業を行なう場所
である作業エリアの番号(以下、エリア・コード
という)が採用されている。作業エリア32はコ
ンベアのブランチ・ライン22のステーシヨンご
とに設けられている。コンベア・ブランチ以外の
ところに設けられた作業エリア33もある。この
作業エリア33は小さな部分品、たとえばポケツ
ト、足掛等の生地を加工するための場所である。
メイン・ライン12,13のみならずメイン・ラ
イン11にも破線で示されるようにブランチ・ラ
インを設けてもよい。この場合にはこのブランチ
にも作業エリア35が設けられる。このような作
業エリア32,33,35にはそれぞれA1,A
2,A3,……A101,A102,……等の異
なるエリア・コードが割当てられている。
出来高の識別コードとして、エリア・コード以
外に、たとえばミシン机その他の作業を行なう机
やコンベア・ブランチのステーシヨンにコードを
割当てることも考えられる。しかしながら、作業
机は作業者とともに、または工程の変更等に付随
して移動されることがあるので、不変の識別コー
ドとするには難点がある。またステーシヨンはコ
ンベア・システムに従属するものであり、ブラン
チ・ラインに対応してしか存在し得ない。ブラン
チ・ラインには関係のない作業エリア33にはス
テーシヨンは存在しないので、コンベア・システ
ムに関係のない工程についての出来高の管理が不
可能となる。したがつて、ステーシヨンのコード
もまた出来高の識別コードとするには問題があ
る。作業エリアは縫製工場内においてあらかじめ
固定的に定めておくことが可能であるので、作業
エリアのコードは縫製工程管理に最も適した出来
高の識別コードとなる。工程の設定の仕方によつ
ては、ある作業エリアで何らの作業も行なわれな
いという場合が生じても、工程管理上は全く問題
はない。
第1図において、各作業エリア32,33,3
5には、それぞれ工程管理のための端末機41が
設けられている。またコンベアのブランチ・ライ
ン22に対応する作業エリア32,35において
は、ブランチ・ライン22に出来高自動計数用の
スイツチ42が設けられている。作業エリア3
2,35で何らかの加工が施された部分品等がブ
ランチ・ライン22を通つてメイン・ラインに送
られるときにこのスイツチ42がオンとなる。コ
ンベアのブランチ・ライン22に関係のない作業
エリア33にもまた出来高計数用のスイツチ43
が設けられている。このスイツチ43は手動のも
ので、エリア33の作業者が一単位の部分品等に
対する加工作業を終了したときに作業者によつて
オンとされる。スイツチ43としては足で操作さ
れるものを採用してもよい。スイツチ42,43
の出力信号は、加工済の部分品等の数(出来高)
を端末機41が計数するために用いられる。作業
エリア33のスイツチ43は、1加工ごとに操作
されるのではなく、あるまとまつた数の加工(た
とえば出来高10)ごとに操作されるようにして
もよいし、一定時間における出来高を直接に入力
できるように数値情報を入力するたとえばテンキ
ーのようなものでもよい。
第2図はコンベアのブランチ・ライン22の一
例を示している。ブランチ・ライン22は、メイ
ン・ライン12のレール17からキヤリア25を
ステーシヨンに導く導入レール部分51と、ステ
ーシヨンからキヤリア25を再びメイン・レール
17に戻す送り出しレール部分52とから構成さ
れている。キヤリア25は、第4図に示されてい
るように、軸62と、この軸62の両端部に回転
自在に設けられた車輪61と、軸62から下方に
のび、その下端において部分品、半製品、製品等
の被搬送物を把持するハンガ部64と、一方の車
輪61の外側において軸62に固定されたアドレ
ス部63とから構成されている。アドレス部63
はキヤリアの行先ステーシヨン(作業エリア)の
コードを記憶するものであり、そのコードは任意
に変更できる。アドレス部63としては磁気記録
媒体を用いることもできるが、縫製工場では糸く
ずのような埃が多いので、複数の進退自在な小片
から構成されるようなメカニカルなものが好まし
い。
第2図において、導入レール51がメイン・レ
ール17から分岐する部分において、導入レール
51の端部には揺動腕53が揺動自在に設けられ
ている。またこの分岐部よりもキヤリア25の進
行方向後方寄りの位置において、メイン・レール
17の側部にはアドレス検知装置55が設けられ
ている。この検知装置55によつてキヤリア25
のアドレス部63に表わされたアドレスが検知さ
れかつ判別される。アドレス部63の示すアドレ
スがその直後に分岐しているステーシヨンを表わ
す場合には揺動腕53がレール17に接する方向
に動かされ、移動してきたキヤリア25は揺動腕
53を通つて導入レール51に導かれる。導入レ
ール51を自重により転動して進行するキヤリア
25は導入レール51の途上に設けられた一時停
止装置56によつて停止させられる。キヤリア2
5のアドレスが他のステーシヨンを示している場
合には、揺動腕53はレール17から離れた位置
に保持されるので、キヤリア25はメイン・ライ
ンレール17にそつて直進していく。
導入レール部分51と送り出しレール部分52
との境界(ここがステーシヨンである)にはアド
レス設定装置57が設けられている。この装置5
7は、キヤリア25が次に行くべきステーシヨン
のアドレスをキヤリア25のアドレス部63に設
定するものである。次に行くべきステーシヨンの
アドレスが設定されたキヤリア25は送りレール
52を上昇し、その先端に設けられた揺動腕54
を通つてメイン・レール17に再び戻る。送り出
しレール52には、2箇所に一時停止装置58,
59が設けられている。
上述した工程管理用の端末機41はこのステー
シヨンの近く、たとえばレール51,52を支持
する支柱60に取付けられている。支柱60は縫
製工場の建築物の上部に支持されている。このス
テーシヨンの付近は作業エリア32であり、ミシ
ン等の作業机が置かれ、作業者はこの作業机を利
用して、キヤリア25によつて搬送されてきた被
搬送物に対して何らかの加工作業を行なう。
第3図および第4図は、2段目の一時停止装置
59およびキヤリア25の駆動機構を示してい
る。一時停止装置59のフレーム70は、その下
部の取付部71においてねじを用いてレール52
の下部に取付け固定されている。フレーム70
は、この取付部71、取付部71の一側から立上
つた部分72、立上り部72の上端から水平にの
びる上面部73およびこの上面部73の一端部か
ら下方に向つてのびる平行な2つの片からなるス
トツパ受け74から構成されている。ストツパ7
6は軸75によりストツパ受け74に揺動自在に
保持され、ばね77によつてその下端部が下方に
向うように付勢されている。ストツパ受け74に
はまた、レール52上を走行するキヤリア25の
レール52からの脱落防止部材78が取付けられ
ている。
フレーム70の立上り部72の下部内面には、
溝79が形成されており、この溝79の出口の幅
は溝79の中央部の幅よりも狭くなつている。こ
の溝79を構成するための突出片には段部79a
が形成されている。上述した出来高計数用のスイ
ツチ42はリミツト・スイツチであり、この段部
79aと取付部71との間にばね69で付勢され
ることにより固定的に設けられている。作動片6
8はその一端に、断面がほぼ円形に近い形状に形
成された支点部68bを有し、この支点部68b
が溝79内に回動自在に収められている。作動片
68の他端はレール52の車輪支持部分52aの
やや上方でかつその近くまでのびている。作動片
68の下面には突部68aがあり、この突部68
aがリミツト・スイツチ42のプランジヤ上に受
けられている。キヤリヤ25がリミツト・スイツ
チ42の設けられた位置に存在しない場合には、
リミツト・スイツチ42はオフの状態を保つてい
る。キヤリア25がこの部分を通過すると、キヤ
リア25の車輪61によつて作動片68の他端が
下方に押されるので、突部68aを介してプラン
ジヤが下降されリミツト・スイツチ42はオンと
なる。必要ならば、レール52の車輪支持部分5
2aの一部を切欠いて、この切欠き部分に達する
まで作動片68の他端をのばすようにしてもよ
い。また、キヤリア25の車輪61以外の部分と
の接触によつてリミツト・スイツチ42も作動さ
せるようにすることも可能である。さらに、出来
高計数用のスイツチとしては、リミツト・スイツ
チ以外に、たとえばキヤリア25によつて光路が
遮断されるまたは反射光が得られる光電スイツチ
などを採用することも可能である。
他の一時停止装置56,58も、一時停止装置
59とほぼ同じ構造であるが、これらの装置5
6,58にはスイツチ42は設けられていない。
またアドレス設定装置57にもストツパ76と同
じストツパが設けられている。
レール52(レール51も同じ)は中空であ
り、かつ上面にスリツト52bが形成されてい
る。レール51,52の中空部内には、一時停止
装置56の付近から揺動腕54の手前付近まで駆
動チエーン66が挿入されている。この駆動チエ
ーン66には適当な間隔ごとに送り爪67が揺動
自在に取付けられ、かつこの送り爪67はばね
(図示略)により起立した姿勢に保持されている。
駆動チエーン66は空気圧もしくは油圧シリンダ
その他の駆動装置(図示略)により駆動される。
第2図を参照して、作業者は、被搬送物(部分
品、半製品、製品等)の加工作業が終了すると、
被搬送物をキヤリア25のハンガ64に掛けまた
は把持させ、アドレス設定装置57にある送りボ
タンを押す。すると、駆動チエーン66が駆動さ
れ、その送り爪67によつて、キヤリア25の軸
62が押されることによりアドレス設定装置57
の位置(ステーシヨン)にあるキヤリアは第1段
目の一時停止装置58の位置まで、第1段目の一
時停止位置にあるキヤリアは第2段目の一時停止
装置59の位置まで、第2段目の一時停止位置の
キヤリアは揺動腕54を経てメイン・レール17
に、一時停止装置56の位置にあるキヤリアのう
ち先頭のキヤリアはステーシヨンまでそれぞれ送
られる。一時停止装置58,59の位置に至つた
キヤリアはばね77の力に抗してストツパ76を
押し上げてこのストツパ76の位置を通過し、そ
の後チエーン66による押力が働かなくなると自
重によりストツパ76の位置まで若干後退しスト
ツパ76によりその位置に保持される。一時停止
装置56およびアドレス設定装置57の位置にあ
るキヤリアはそこのストツパを押し上げてその位
置を通り次の位置に向う。このとき、アドレス設
定装置57によつてキヤリアのアドレス部63に
次に行くべきステーシヨンのアドレスが設定され
る。チエーン66が元の位置に戻るさい、送り爪
67はキヤリアの位置を通過するときにキヤリア
の軸62により相対的に押され伏臥する。
出来高計数用スイイツチ42は、第3図に破線
で示すように、第2段目の一時停止装置59内で
あつて、かつストツパ76によつて停止させられ
ているキヤリア25の位置よりも若干下方、すな
わち第1段目の一時停止位置側に設けられてい
る。したがつて、第1段目の位置に停止していた
キヤリアが第2段目の停止位置に向つていき、ス
トツパ76の位置を通過する少し前にスイツチ4
2がオンとなる。もちろん、第2段目の一時停止
位置59のストツパ76を通過したキヤリアがこ
のスイツチ42を再びオンとさせることはない。
また、ステーシヨンから第1段目の一時停止位置
に送られたキヤリアがこのスイツチ42をオンと
させることもない。スイツチ42は、キヤリアが
第1段目の一時停止位置から第2段目に送られる
ときにのみオンとされる。
作業者が被搬送物について所定の加工作業を終
了したと思つてステーシヨンの位置にあるキヤリ
アを被搬送物とともに第1段目の一時停止位置に
送り込んだのち、その被搬送物に対してまだ加工
作業が済んでいないことに気が付いた場合には、
作業者は第1段目の一時停止位置にあるキヤリア
をレール52から取外して未処理の作業を行なう
ことがある。もし、出来高計数用スイツチ42が
ステーシヨンと第1段目の一時停止位置との間に
設けられていたとすると、このようなキヤリアに
よつてもスイツチ42はオンとされてしまい、未
処理作業の終了後、作業者が加工された被搬送物
をもつキヤリアをステーシヨン位置に置いて再び
第1段目まで送り出すときにもスイツチ42が再
びオンとされるので、1つの被搬送物によつてス
イツチ42は2回オンとされることになり、正確
な出来高の計数が期待できないおそれがある。
このシステムでは、出来高計数用スイツチ42
は、第1段目と第2段目の一時停止位置の間に設
けられている。作業者が加工を完全に終了してい
ないと気付くのは、通常は、前の加工作業が終了
したのちから次の加工作業が終了するくらいまで
の間が多い。したがつて、作業終了という上述の
ような作業者の勘違いによつてスイツチ42が2
度オンとされるような事態の発生は極端に減少し
ている。スイツチ42は第1段目の停止位置以降
であればどこでもよい。第2図にSWで示すよう
に、第1段目の停止位置よりも若干上方の位置か
ら揺動腕54の付近までの任意の範囲にスイツチ
42を設けることができる。
シヤツ、ズボン、スポーツ・ウエア等の縫製品
は、適当に裁断された生地等に複数の工程、たと
えば10〜100程度の工程で所定の加工が施される
ことにより製品として完成する。第1図に示され
る各作業エリア32,33,35には一般に一製
品の一工程の作業が割当てられる。工程によつて
は手間と時間のかかるものもあるので、同じ工程
の作業が複数の作業エリアで行なわれることもあ
る。一工程が簡単な作業の場合には複数の工程が
1つの作業エリアに割当てられることもあるが、
この場合にはそのうちの代表的な工程の名称また
は総括的な名称をその作業エリアに割当てること
により、複数の工程を一工程と擬制することも可
能である。
いずれにしても、1つの縫製品の製造にあたつ
てはその製品の製造のための工程と作業者とが各
作業エリアに割当てられる。作業エリアの配列順
序と工程の順序とは必ずしも対応させる必要はな
い、なぜなら、上述したように、コンベア・ブラ
ンチの各ステーシヨンにあるアドレス設定装置5
7によつてキヤリアに所望のアドレスを設定し、
所望のステーシヨン(作業エリア)にキヤリアを
導くことが可能であるからである。第1図に示す
コンベア・システムにおいて、作業エリアの数が
足りれば、複数の異なる製品についてそれぞれの
工程をこのコンベア・システムに設定することが
できるのはいうまでもない。
第1図において、裁断作業エリア31において
生地から裁断された縫製されるべき部分品はキヤ
リアに把持される。このキヤリアは第1工程のア
ドレスが付与されたのちブランチ・ライン21か
らメイン・ライン11に送り出される。メイン・
ライン11上のキヤリアは接続ライン19を経て
メイン・ライン12に移り、第1工程のブラン
チ・ライン22に送られていく。第1工程の作業
エリア32で加工されキヤリアに把持された部分
品は、次にこのキヤリアに第2工程のアドレスが
付与されることにより、ブランチ・ライン22か
らメイン・ライン12に戻り、指定された第2工
程作業の行なわれる作業エリアのブランチ・ライ
ン22へと導かれる。このようにして、部分品を
もつキヤリアではメイン・ライン11,12,1
3を搬送されながらあらかじめ設定された工程の
順序でその工程の作業の行なわれるブランチ・ラ
イン22,23に立寄り、キヤリアの部分品がし
だいに完成品になつていく。完成された製品はメ
イン・ライン11を通つて製品ストツク・エリア
34のメイン・ライン18に送られ、そこの所定
のブランチ・ライン28に移されてストアされ
る。コンベア・システムとは関係のない作業エリ
ア33で加工された小部品等は、それを用いて作
業を行なう作業エリア32に作業者等により運ば
れる。
メイン・ライン11,12,13はそれぞれ独
立のループ状の搬送経路をもつている。したがつ
て、接続ライン19の接続箇所にも装置55のよ
うなアドレス検知装置が設けられるであろう。こ
のアドレス検知装置は他のメイン・ラインに属す
るステーシヨンのアドレス群を判別するものとな
ろう。もつとも、ブランチ21からライン11に
移つたキヤリアは必ずライン12に移り、ライン
12を一循したのちに再びライン11に戻り、次
にはライン13に移つてライン13を一循してラ
イン11に戻るというように、ライン11と12
と13とが全体として1つのループ状の搬送経路
を構成するものであれば、もはや接続ライン19
の接続箇所にはアドレス検知装置は不要となるで
あろう。第1図には、いくつかの独立のメイン・
ラインが図示されているが、メイン・ラインが1
つのみで構成されたコンベア・システムであつて
ももちろんよい。
通信システム 作業エリア32,33,35に設けられた端末
機41は、第5図に示されているように、中央装
置40に接続され、中央装置40と必要な交信を
行なう。縫製工場内の螢光灯やミシンのモータ等
から発生する電磁誘導雑音による伝送エラーの発
生を防止するために、通信ラインには光フアイバ
が用いられ、光伝送による交信が行なわれる。通
信方式には全二重方式が採用され、起動方式とし
ては中央装置40が主導権をもつポーリング・セ
レクテイング方式が採用されている。
第5図に示されているように、中央装置40と
複数の端末機41とは光通信ラインによりループ
状に接続されている。しかも、中央装置40およ
び端末機41の通信制御装置45,46には、2
対の送、受信端子T,Rが設けられ、これらに2
対の送受信ラインA,Bが接続されている。送受
信ラインA,Bのいずれも送信ラインと受信ライ
ンとから構成され、通信ループ上において隣りあ
う他の端末機41または中央装置40にそれぞれ
接続されている。送受信ラインAとBとには常に
同一の電文(データ)が伝送されている。このよ
うに同一電文が2対の送受信ラインA,Bを用い
て送られているので、送受信ラインのどこか1箇
所で故障が発生しても中央装置40はすべての端
末機41と交信が可能である。また通信制御装置
45のいずれかが故障してもその端末機41を除
く他のすべての端末機は中央装置40と正常に交
信を行なうことが可能である。さらに、中央装置
40と端末機41との交信が行なわれているとき
においても、任意の端末機41または送受信ライ
ンの修理が可能であり、任意の端末機41のルー
プからの除去または新たな端末機をループに加え
ることができる。
第6図は、通信制御装置45または46の構成
の概要を示している。2対の送受信ラインA,B
には常に同一の電文が伝送されているが、ライン
Aから送られてきた電文とラインBから送られて
きた電文とが通信制御装置に到着する時間には一
般にわずかながらずれが生じるので、両電文を単
純に重畳すると電文のデータが変化するおそれが
ある。この問題に対処するために通信制御装置に
は先着優先回路49が設けられている。
端末機等からの送信信号(電文)は電気/光
(E/O)変換回路47A,47Bに送られ、こ
れらの回路47A,47Bで光信号に変換された
のち、それぞれラインA,Bの送信ラインに同時
に送出される。
ラインAの光/電気(O/E)変換回路48A
に入力した光信号は電気信号に変換されて先着優
先回路49に送られるとともに、ラインBのE/
O変換回路47Bに送られ光信号としてラインB
の送信ラインに送出される。また、ラインBの
O/E変換回路48Bに受信された光信号は電気
信号に変換されて先着優先回路49に送られると
ともに、E/O変換回路47Aで光信号に変換さ
れラインAの送信ラインに送出される。このよう
にして、ラインAから受信された信号はただちに
ラインBの送信ラインに送出され、ラインBから
受信された信号はただちにラインAの送信ライン
に送出されることにより、二重のループ通信が達
成される。受信された光信号は一旦電気信号に変
換され、さらに光信号に変換されて送信ラインに
送出されるので、O/E,E/O変換回路が一種
の中継装置の役割を果たし、ループ通信ラインが
全体としてかなり長くても光フアイバによる光信
号の減衰という問題を考慮する必要はない。ま
た、先着優先回路49がたとえ故障したとして
も、O/E変換回路が受信した信号はE/O変換
回路に送られて送信ラインに送出されるので通信
ループが遮断されることはない。
O/E変換回路48A,48Bで信号が受信さ
れ先着優先回路49に入力すると、この回路49
は両回路48A,48Bから入力する信号のうち
どちらが時間的に早いかを判定し、早い方の信号
を受信信号として出力する。遅い方の信号はこの
回路49を通過することが禁止される。また先着
優先回路49は、信号を受信している間、受信中
信号を出力する。この受信中信号は端末機等の
CPUに送られ、これにもとづいてCPUは受信中
信号が入力している間、送信信号の送信を止め
る。送信信号は上述のようにE/O変換回路47
A,47Bに送られるので、受信信号があるとき
には、O/E変換回路48A,48Bから回路4
7A,47Bに送られる受信信号と重畳されてし
まうからである。
端末機 第7図は、作業エリア32,33,35に設け
られた端末機41の外観を示している。端末機4
1のケースの前面には、電源投入表示灯81、端
末機41が正常に動作していることを示す運転中
表示灯82、バーコードの入力が可能であること
を示す入力可表示灯83、バーコード入力に関す
るエラーを表示するためのエラー表示灯84が設
けられている。また、出来高計数用スイツチ42
または43による入力を取消すために用いられる
キヤンセル・ボタン・スイツチ87、作業者が残
業を行なうときに用いられる残業ボタン・スイツ
チ88が設けられ、これらの近くには、対応する
ボタンが押されたときに点灯する表示灯85,8
6が配置されている。表示灯81〜86はたとえ
ば発光ダイオードにより構成される。
端末機41はまたバーコード・リーダ91を備
えている。バーコード・リーダ91は、品名(製
品名)、工程名および人名の各コードを入力する
ために用いられる。第10図に示すように、品名
工程名カードC1と人名コードC2とがある。品
名工程名コードC1は、その日の作業の開始時ま
たは新たな製品の製造の開始時に、中央装置40
を用いて各作業エリアに対して工程が設定された
ときに中央装置40から発行され、各作業エリア
に配布される。このカードC1には、このカード
が配布されるべき作業エリアで加工される品名
(品番、型番などを含む)および行なわれる作業
を表わす工程名のコードとがバーコードで印字さ
れている。これらに加えて作業エリア・コードを
バーコードで印字しておいてもよい。人名カード
C2は、各作業者に固有のものでそのカードC2
を所有する作業者の氏名がバーコードにより記録
されたものである。人名カードC2は作業者が常
に所持するものであるから、表面が透明樹脂等で
被覆されていることが好ましい。このカードC2
も中央装置40で発行することができる。
第7図において、端末機41のケースの所要箇
所にはバーコード・リーダ91のホルダ93が設
けられている。このホルダ93には、第8図に示
すように、リーダ91を保持するための筒状体9
4が設けられ、この筒状体94の底は開口してい
る。ホルダ93には、バーコード・リーダ91が
ホルダ93の筒状体94から抜取られたことを検
出するためのスイツチ92が設けられている。こ
のスイツチ92は、バーコード・リーダ91が筒
状体94内に収められているときにはオフであ
り、リーダ91が抜取られるとオンとなる。抜取
り検知スイツチ92としては、リミツト・スイツ
チの他に光電スイツチ等を用いることができる。
ホルダ93の底部には永久磁石93aが固定され
ており、ホルダ93を端末機41の金属製ケース
の任意の箇所に取付けることができるようになつ
ている。端末機41にはさらに、警報用のブザー
95が設けられている。端末機41のケース前面
には、品名工程名カードC1を保持するホルダ9
9を設けておくことが好ましい。
第9図は端末機41の電気的構成の概要を示し
ている。端末機41はCPUたとえばマイクロプ
ロセツサ100により制御され、このCPU10
0はそのプログラムを格納したROM101およ
び必要なデータをストアするRAM102を備え
ている。またCPU100には、中央装置40と
の間の交信のための通信制御装置46、上述の表
示灯、ボタン・スイツチ等の入出力機器が接続さ
れている。CPU100の入出力機器には、端末
アドレス設定器97、ミシンのモータ等の各種作
業の動力源の電源をオン、オフするためのミシン
リレー96、ブザー95、表示灯81〜86、ボ
タン・スイツチ87,88、出来高計数用スイツ
チ42または43、バーコード・リーダ91、バ
ーコード・リーダの抜取り検知スイツチ92があ
る。端末アドレスは中央装置40との交信におい
て用いられるものである。端末アドレス設定器9
7はたとえば、8個のデイツプ・スイツチからか
ら構成され、これらのスイツチのオン・オフ状態
に対応する8ビツトの2進数により端末アドレス
が表わされる。8個のスイツチの状態は端末アド
レス設定入力回路111により読取られる。ミシ
ン・リレー96およびブザー95はその制御回路
112により制御、駆動される。表示灯81〜8
6の点灯、点滅、減灯の制御は表示制御回路11
3により行なわれる。スイツチ87および88、
出来高計数用スイツチ42または43、バーコー
ド・リーダ91ならびに抜取り検知スイツチ92
からの入力信号はそれぞれ回路114〜117に
より波形整形され、割込制御回路118に入力す
る。スイツチ87,88、スイツチ42または4
3およびスイツチ92からの入力信号はCPU1
00に対する割込信号となる。抜取り検知スイツ
チ92による割込みには最も高い優先順位が与え
られている。これらの入出力機器とCPU100
とをイインターフエイスする回路111〜11
3,118は、アドレス、データおよびコントロ
ール・バツフア103,105,106を介して
CPU100とバス接続されている。アドレス・
バツフア103に与えられるアドレス信号はアド
レス・デコーダ104により解読され、インター
フエイス111〜113,118を指定するため
の信号に変換される。
CPU100のRAM102内には、アドレス設
定入力回路111から読取つたその端末機の通信
アドレスをストアするエリア、出来高カウンタと
して用いられるエリア、出来高計数入力をキヤン
セルするための処理において用いられるフラグF
として用いられるエリア、品名、工程名、人名、
出来高その他の工程管理のための基礎データをス
トアするエリアなどが設けられている。基礎デー
タ・エリアにはその端末機の置かれた作業エリア
に関するデータのみがストアされる。
第11図は端末機41の通常の動作を示してい
る。端末機41は、通常は、中央装置40のホス
トCPU120(第13図参照)との交信処理、
および出来高計数処理を行なつている。すなわ
ち、CPU100によつて、常時、中央装置40
から自己アドレス宛のポールまたはセレクト電文
が送られてきたかどうか(ステツプ201)、出
来高計数用スイツチ42または43からオン入力
があつたかどうか(ステツプ202)、キヤンセ
ル・スイツチ87からキヤンセル入力があつたか
どうか(ステツプ203)が監視されている。中
央装置40からのポール電文が受信されると、中
央装置40に伝送すべきデータがあれば、これに
応答してそのデータ、たとえば出来高の計数値
(出来高カウンタの計数値)、バーコード・リーダ
91による読取りデータ、残業スイツチ88から
の入力があつたこと等を含む電文が作成されこれ
が中央装置40に送られ、送るべきデータが無け
ればその旨の応答電文が中央装置40に送られ
る。また、セレクト電文が受信されると、中央装
置40からのデータを受付ける用意ができている
かどうかの応答が行なわれる(ステツプ204,
205)。中央装置40から伝送されるデータに
は、設定または変更された品名、工程名に関する
データ、工程管理基礎データ等がある。
出来高計数用スイツチ42または43からの割
込入力があると、出来高カウンタの計数値に+1
され、かつフラグFがリセツトされる(ステツプ
206,207)。この処理によりその作業エリ
アでの出来高が計数されていく。キヤンセル・ス
イツチ87からの割込入力があると、フラグFが
リセツトされている場合にのみ(ステツプ20
8)、出来高カウンタの計数値から−1され、か
つフラグFがセツトされる(ステツプ210)。
フラグFのセツトによりキヤンセル表示灯85が
点灯する。セツトされたフラグFは、出来高計数
用スイツチ42または43から次の割込入力があ
るまで(ステツプ206,207)セツトされ続
ける。したがつて、作業者がキヤンセル・スイツ
チ87を2度続けて押したとしても、2度目の入
力があつたときにはフラグはセツトされているか
ら(ステツプ208)でNo)、出来高カウンタか
ら再び−1されることはない。
作業者に変更があつた場合には前の作業者の出
来高計数値が所定のエリアに転送されたのち、カ
ウンタがクリアされ、次の作業者についての出来
高の計数が開始されるのはいうまでもない。
上述したように、出来高計数用スイツチ42
は、ブランチ・ライン22の送り出し用レール5
2において、1段目の一時停止装置58以降に設
けられているので、送り出したキヤリア25を計
数させるべきでないことに作業者が早期に気付い
て、キヤリヤ25を一時停止装置58の位置また
はそれよりも手前の位置でレール52から取去つ
てしまえば、スイツチ42はこのキヤリア25を
計数しない。しかしながら、キヤリア25がスイ
ツチ42の位置を通過してしまつた後になつて、
そのキヤリア25を送り出すべきでなかつたこと
に作業者が気付く場合も予想される。また、コン
ベア・ラインとは関係のない作業エリア33に置
かれた出来高計数用スイツチ43の誤操作も予想
される。キヤンセル・スイツチ87はこのような
予想されうる事態に対処し、正確な出来高の計数
を担保するために設けられている。
品名、工程の設定、変更は中央装置40におい
て係員によつて行なわれる。品名、工程の設定、
変更が行なわれると、上述した品名工程名カード
C1が作業エリアごとに作成され、各作業エリア
の作業者に配布される。また、設定または変更さ
れた品名、工程名は中央装置40から各端末機4
1に伝送される。カードC1の配布はコンベア・
ラインのキヤリア25に保持させて搬送すること
により行なうことが好ましい。品名工程名カード
C1が配布されると、各作業エリアでは作業者が
そのカードC1をバーコード・リーダ91を用い
て入力する。入力された品名工程名データは端末
機41から中央装置40に伝送され確認処理が行
なわれるとともに端末機41でも中央装置40か
ら既に伝送されているデータと入力されたデータ
との照合処理が行なわれる。
人名に関するデータは専ら端末機41から入力
される。1日の作業開始時、または作業者が変わ
つた場合には、各作業エリアの作業者は自己の持
つている人名カードC2のデータをバーコード・
リーダ91を用いて入力する。入力された人名デ
ータは端末機41から中央装置40に伝送され
る。作業エリアにおける作業者は、工程の設定に
応じて適材適所を確保するために、作業者自身の
都合により、または工程のバランスを保つため
に、比較的頻繁に変わる。したがつて、多くの作
業者の変更を中央装置40側にいる係員がコンピ
ユータの助けを借りずに認識するのは困難であ
る。このシステムでは、各作業エリアにおいて作
業者の変更があるたびに端末機41からその変更
データが中央装置40に送られるようになつてい
るので、人名に関するデータを係員が入力する必
要がなく、かつ中央装置40による把握が可能で
ある。
上述のように端末機41は、中央装置40との
交信処理と出来高計数処理とを常時行なつてい
る。品名、工程名、人名の入力処理は散発的に行
なわれるにすぎないが、しかし最も優先して行な
うべき処理でもある。作業者がバーコード・リー
ド91を用いて品名、工程名、人名を入力すると
きには必ずバーコード・リーダ91を手に持つ。
そこで、作業者によるバーコード・リーダ91の
操作を利用して、端末機41ではこれらのデータ
の入力処理を行なうようにしている。上述したよ
うに、バーコード・リーダ91は常時はそのホル
ダ93内に収められており、リーダ91が抜き取
られると抜取り検知スイツチ92がオンとなる。
このスイツチ92によるオン入力信号にもとづい
て割込制御回路118からCPU100に割込信
号が入力する。スイツチ92による割込は最も優
先度が高く設定されており、CPU100はただ
ちにこの割込処理に移る。
バーコード・リーダのホルダ93に抜取り検知
スイツチ92を設け、このスイツチ92の抜取り
検知信号により割込信号を発生させかつこの割込
に最高の優先順位を与えているので、CPU10
0はプログラム上でバーコード・リーダ91から
の入力があるかどうかを常時チエツクする必要が
なく、CPU100の効率的な動作が確保される。
また、抜取り検知スイツチ92が無いとすれば、
作業者は、品名、工程名、人名の入力操作を行な
うにあたつて特別のスイツチを押して割込信号を
入力しなければならないが、バーコード・リーダ
91の抜取り検知スイツチ92が設けられ、この
スイツチ92により自動的に割込がかかるので、
作業者は単にバーコード・リーダ91を手に持つ
だけでただちにバーコードの読取り操作に移るこ
とができ、操作が簡単となつている。
第12図は、バーコード・リーダの抜取り検知
にもとづく割込処理を示している。スイツチ92
によつてバーコード・リーダ91の抜取りが検知
されると、入力可表示灯83が点灯しリーダ91
の抜取りが表示されるとともに、リレー96によ
つてミシン等の作業機械の電源が遮断される(ス
テツプ211)。一定時間、たとえば数秒から数
十秒程度の時間が経過する前に、作業者によつて
カードC1またはC2のバーコードがリーダ91
によつて走査されるとそのデータが読取られる
(ステツプ212〜214)。そして、読取られた
バーコード・データがチエツクされる(ステツプ
215)。品名、工程名の設定、変更時には、設
定されたまたは変更されたデータが中央装置40
から端末機41に既に伝送されているので、端末
機41では中央装置40から送られてきている品
名、工程名データとリーダ91によつて読取られ
たデータとが照合され、一致しているかどうかが
チエツクされる。一致していれば正常であり、不
一致であればエラーとなる。また、いずれのカー
ドC1,C2のバーコード読取りにおいても読取
りデータのフオーマツト等のチエツクが行なわ
れ、正しいカードかどうか、および読取りエラー
の有無が判断される。エラーがなく、その後バー
コード・リーダ91がホルダ93内に収められる
ことによりスイツチ92がオフになれば(ステツ
プ217)、表示灯83が消えかつミシンの電源
が投入される(ステツプ218)。以上により、
バーコードの読取り処理が終り、再び通常の動作
に移る。作業者もまた与えられた縫製作業を続行
する。
バーコード・リーダ91を抜取つたのち、バー
コード走査をすることなく再びリーダ91をホル
ダ93に差込んだときにも、同様に表示灯83が
消え、ミシンの電源源が投入される(ステツプ2
22,223)。
バーコードの読取りが行なわれたが、何らかの
エラーがある場合には、エラー表示灯84が点滅
するとともにブザー95が鳴る(ステツプ22
0)。このことにより、作業者は再びバーコード
の読取り操作を行なう。
バーコード・リーダ91が抜取られたのち上記
の一定時間が経過してもリーダ91から読取りデ
ータが入力しない場合、およびバーコード・リー
ダ91によるカードの読取りののち上記一定時間
が経過してもリーダ91がホルダ93に戻されな
い場合には、エラー表示灯84が点滅するととも
にブザー95が鳴る(ステツプ212,219,
221,219)。これによつて、作業者はバー
コードの読取りまたはリーダ91の収納が行なわ
れていないことに気付いて所定の操作を行なう。
何らかの原因でバーコード・リーダ91がホル
ダ93から外れてしまつた場合にも、表示灯83
が点灯しかつミシン等の電源がオフになるので
(ステツプ211)、さらに一定時間後には表示灯
84が点滅しブザー95が鳴るので(ステツプ2
19)、作業者はそのことに気が付く。
端末機41には、入力表示灯83およびエラー
表示灯84が設けられ、これらが状態に応じて点
灯または点滅するので状態変移が分りやすく操作
がやりやすくなつているとともに、何らかの異常
が生じた場合にはその旨が報知されるので操作の
誤りや異常状態の放置を防ぐことができる。とく
に、バーコード・リーダ91の抜取り検知によつ
て割込処理に移つているから、リーダ91が長い
間抜取り状態に放置されると端末機41の通常の
動作すなわち中央装置40との交信処理と出来高
計数処理に支障をきたすことになるが、このよう
な事態になることが防止されている。
中央装置 第13図は中央装置40の電気的構成を概略的
に示している。中央装置40にはホストCPU1
20が含まれ、このホストCPU120はそのプ
ログラムを格納したプログラム・メモリ121と
縫製工程管理のための各種データをストアするデ
ータ・メモリ122とを備えている。またホスト
CPU120には、各種設定、出力等のためのデ
ータまたは指令を入力するキーボード(ライトペ
ンを含む)123、縫製工程管理のための後に詳
述する出来高等の各種データを表示するCRT1
24、同データを印字するとともに上述のカード
C1,C2を作成するプリンタ125および警報
のためのブザー126が適当なインターフエイス
127を介して接続されている。上述の通信制御
装置45もまたCPU120に接続されている。
データ・メモリ122には、縫製工程管理のため
の基礎となるデータをストアするエリア(デー
タ・バツフア)、品名ごとに設定された一連の工
程をストアするとともに品名別、工程別の出来高
等の集計のために用いられるエリア、個人別の出
来高等の集計エリア、端末機との交信のためのエ
リア、品名、工程名および人名についてこれらを
表示または印示するためのキヤラクタ・コードを
これらのコードに対応してストアするエリアなど
が設けられている。メモリ122には、以上のデ
ータの他に、昨日のまたはそれ以前に設定された
一連の工程や、典型的な工程についての標準ピツ
チ・タイムなどがストアされている。過去の工程
データは、新たな工程を設定するときの基本デー
タまたは参考データとして用いられる。
第14図は、中央装置40と端末機41との間
の動作の関連を概略的に示すものである。この図
においては、左側が中央装置40の動作の概略的
な流れであり、右側が端末機41のそれである。
縫製工場における作業の開始にあたつて、朝、中
央装置40の電源がオンされると、ホストCPU
120によつて中央装置40が正常に動作するか
どうかの自己診断テストが行なわれる(ステツプ
231)。そして、日付、時刻の確認ののち、各
端末機41との通信テストに移る(ステツプ23
2)。このテストは、中央装置40から時刻デー
タを各端末機41に送信し、かつその後各端末機
41が同じ時刻データを中央装置40に送信する
ことにより行なわれる。
端末機41の電源は常時投入され続けており、
作業者は電源の投入操作を行なう必要はない。端
末機41はスタンバイ・モードで動いており、た
とえば縫製工場のメイン電源のオンと連動して第
14図の動作に入るように構成されている。中央
装置40と同じように、まず自己診断ルーチンが
実行され(ステツプ241)、中央装置40から
の時刻データが受信されると、端末機41の時計
の時刻が中央装置40の時計と一致するように調
整される(ステツプ242)。これによりすべて
の端末機41の時刻は同一となる。その後、
RAM102内に記憶されている基礎データ等の
前日のデータがクリアされるとともに、出来高カ
ウンタがクリアされる(ステツプ243)。そし
て、中央装置40からの送信要求に応答して、端
末機41は既に受信している時刻データを中央装
置40に送信する(ステツプ244)。
中央装置40は、端末機41に送信したものと
同一の時刻データが端末機41から送信されれば
その端末機および通信システムは正常に動作して
いるものと判定する。何らかのエラーが発生した
場合には、中央装置40と端末機41との間で時
刻データの交信が3回繰返される。3回の交信に
よつてもエラーがあれば、その端末機または通信
システムに異常があるものと判断され、CRT1
24に表示される。このような端末機は修理され
るか、または除外される。
次に中央装置40では係員によつてその日の作
業のために品名、工程設定が行なわれる(ステツ
プ233)。すなわち縫製工場内の各作業エリア
に対してそこで行なわれるべき作業(工程)の割
当てが行なわれる。前日の縫製作業が引継がれる
場合には前日の工程設定データがそのまま利用さ
れるであろうし、簡単な変更ですむ場合もあるだ
ろう。また、過去の工程設定データをそのままも
しくは簡単な変更のみで利用することもあるし、
全く新たに工程が設定されることもある。いずれ
にしても、CRT124上に、第16図に示すよ
うに、エリア・コードが表示され、これらのエリ
ア・コードに対して割当てるべき工程名と品名と
をキーボードまたはライト・ペン等を用いて入力
することによりまたは訂正することにより、一連
の工程が設定される。設定された工程はメモリ1
22の基礎データ・エリア等にストアされる。工
程設定を前日にやつておき、ステツプ233では
その確認のみを行なうようにすることが好まし
い。設定された工程に応じて各作業エリアには作
業者が割当てられるが、この段階では作業者の人
名はまだ中央装置40内には入力されない。人名
は、上述したように人名カードC2を用いて各作
業エリアにおいて各端末機41から入力されるか
らである。
品名、工程名設定ののち、設定された品名およ
び工程名がバーコードの形式でプリンタ125に
より印字され、各作業エリアごとに品名工程名カ
ードC1が作成される(ステツプ234)。この
カードC1はコンベアでシステムを用いて、また
は係員により各作業エリアまたは各作業者に配布
される。また、各端末機41に、その端末機が設
置された作業エリアに割当られた品名、工程名が
中央装置40から伝送される。
作業エリアの端末機41においては、バーコー
ド・リーダ91を用いて、配布されたカードC1
および各作業者が持つている人名カードC2のバ
ーコード読取りが行なわれる(ステツプ245)。
そして、上述したように中央装置40から送られ
てきている品名、工程名とバーコード・リーダ9
1により入力された品名、工程名との照合処理等
が行なわれる。また、中央装置40から送信要求
があると、バーコード・リーダ91で読取つた品
名、工程名、人名データが端末機41から中央装
置40に送られる(ステツプ246)。
中央装置40では各端末機41に送信要求を出
して各端末機41から品名、工程名、人名データ
が送られてくると、この受信したデータと既に設
定された品名、工程名データとの照合処理が行な
われる(ステツプ235,236)。また、各端
末機41から伝送されてきた人名データがメモリ
122の基礎データ・エリア等にストアされる。
端末機41から送られてきた品名、工程名に誤り
がある場合や、端末機41からこれらのデータが
送信されてこない場合には、催促要求や再入力指
示が端末機41に送られる。端末機41では、こ
のような場合にも、エラー表示灯84が点滅した
りブザー95が鳴る(ステツプ247)。
以上で、作業の開始にあたつての処理が終る。
端末機41ではこの後、上述した通常の動作、す
なわち出来高計数処理や計数データ等の中央装置
40への送出処理などが行なわれる(ステツプ2
48,249)。また、残業時刻この例では16:
45以降に残業ボタン・スイツチ88が押された場
合には、その旨が端末機41から中央装置40に
報知される(ステツプ250)。
中央装置40においては、一定時間たとえば数
分ごとに端末機41に送信要求を送り、端末機4
1から送られてきた出来高計数データをはじめと
する各種のデータに対する、加工、ストア処理が
行なわれる(ステツプ237,238)、また、
係員がキーボード123を操作することにより入
力された指令に応じて、各種の工程管理データを
CRT124上に表示したりプリンタ125に印
字したりする出力処理が行なわれる(ステツプ2
39)。
第15図は、中央装置40における出力処理
(第14図ステツプ239)のうちの代表的なも
のを示している。出力処理には、品名別、工程
別、個人別の出来高をグラフまたは数値のテーブ
ルの形式でCRT124上に表示またはプリンタ
125により印字する出来高出力処理(ステツプ
261)、各工程ごとに一定時間たとえば1時間
後の出来高を算出しかつ出力する出来高予測処理
(ステツプ262)、複数の工程間における出来高
のばらつきを判定しかつ出力するライン・バラン
ス・チエツク処理(ステツプ263)、各作業者
について一日の作業およびその評価に関するデー
タを作成しかつ出力する個人日報出力処理(ステ
ツプ264)、各作業者の習熟度データを作成し
かつ出力する個人習熟度出力処理(ステツプ26
5)、その他の処理(ステツプ266)がある。
出来高出力処理 第17図は、中央装置40のデータ・メモリ1
22の基礎データ・エリアの一部を示している。
この基礎データ・エリアは縫製工場内における一
日の作業に関するすべてのデータを各作業エリア
ごとに記憶しておくものである。各作業エリアの
エリア・コード対応して、状態フラグ、品名コー
ド、工程コード、人名コード、出来高、実測ピツ
チ・タイム、標準ピツチ・タイム、実作業時間等
のデータを記憶する場所が設けられている。状態
フラグは、これらの記憶場所のどのデータについ
て書込み、検索等を行なつているかまたは行なつ
たか等をホストCPU120が判断するためのも
のである。1つの作業エリアにおいて1日に複数
種類の品名工程名が設定されることがあるので、
品名コード、工程コードは複数個ストアできる。
1つの工程を2人以上の作業者が交代で担当する
こともあるので、人名コードも複数個ストアする
ことができ、かつ品名、工程コードに関連して記
憶される。出来高は1日を複数の時間帯に分けて
記憶される。この時間帯は、この例では、8:15
〜10:00、10:00〜12:00、12:00〜15:00、
15:00〜16:45および16:45以降に分けられてい
る。これらの時間帯をそれぞれ、10:00、12:
00、15:00、16:45および時間外の時間帯と簡略
化して呼ぶ。各時間帯の出来高は人名コードに関
連して記憶される。実測ピツチ・タイムは、ある
工程において作業員がその工程の1単位の作業を
行なうのに実際に要した時間である。コンベア・
システムに関連して説明すれば、実測ピツチ・タ
イムは、1つのキヤリアを送り出したのち次キヤ
リアの被搬送物に対して加工を行ないこのキヤリ
アを送り出すまでの時間である。これは係員によ
つて測定される。実測ピツチ・タイムは理論出来
高の算出およびライン・バランス・チエツクにお
いて用いられる。標準ピツチ・タイムはある工程
の1単位の作業を行なうのに要する標準的な時間
であり、一般には統計的手法により求められる。
実作業時間は、作業者が実際に作業を行なつた時
間であり、1日の実作業時間は上記の時間帯の時
間の総和から一日の休憩時間を差し引いて得られ
る。各時間帯の時間からその時間帯における休憩
時間を差し引いて得られる各時間帯ごとの実作業
時間および各作業者ごとの実作業時間もデータと
して記憶される。標準ピツチ・タイムおよび実作
業時間は個人別習熟度算出のために用いられる。
実測ピツチ・タイムおよび実作業時間は人名コー
ドに関係して、標準ピツチ・タイムは工程コード
に関連して記憶される。実測ピツチ・タイムおよ
び標準ピツチ・タイムは係員によりキーボード1
23から入力される。標準ピツチ・タイムについ
ては過去のデータを用いることができるので、同
一工程のものについてメモリ122に記憶されて
いるものを流用することもできる。
上述した端末機41におけるRAM102内の
基礎データ・エリアには、中央装置40のメモリ
122の基礎データ・エリア内のデータのうち、
その端末機41が置かれた作業エリアに関するべ
てのデータと同一のデータが常に記憶されてい
る。このことにより、いずれか一方のメモモリ等
に故障が生じてもデータの完全なバツク・アツプ
が可能である。
第18図は一般的な出来高表示処理の概要を示
している。出来高表示には、品名別出来高表示、
1つの品名(製品)における工程別出来高表示、
工程別出来高の拡大表示、および1品名、1工程
における個人別出来高表示がある。キーボード1
23から出来高表示指令入力があると、品名別出
来高がまずCRT124に表示される。メモリ1
22の基礎データ・エリアから、品名(製品の種
類)ごとに、その品名における各工程コードおよ
び出来高が作業エリアに転送される。そして、各
品名における最終工程、たとえばアイロン工程の
出来高(時間帯別)が検索され、最終工程におけ
るその時刻までの出来高累計が算出される(ステ
ツプ271)。最終工程における出来高累計はそ
の品名の製品の完成品数を表わしているからであ
る。そして、第19図に示されているように、品
名ごとにその最終工程の出来高累計がグラフおよ
びテーブルの形でCRT124に表示される(ス
テプ272)。グラフ表示における品名番号は、
テーブル表示における品名に対応する番号と合致
している。CRT124上には、日付、表示時点
の時刻も表示される。第19図の棒グラフにおい
て、無地部分は10:00までの出来高、斜線部分は
12:00までの出来高、網目部分は15:00までの出
来高、黒く塗りつぶされた部分は表示時点までの
出来高をそれぞれ表わしている。これらは色分け
表示される。
品名別出来高表示において表示された複数の品
名のうちの1つがキーボードまたはライトペンに
より指定されると(ステツプ273)、指定され
た品名の全工程の出来高が検索され、かつ各工程
ごとに10:00時間帯における出来高(累計)a、
出来高aに12:00の時間帯の出来高を加算した累
計b、累計bに15:00の時間帯の出来高を加算し
た累計c、累計cに16:45の時間帯における表示
時点までの出来高を加算した累計dがそれぞれ算
出される(ステツプ274)。そして、これらの
累計a〜dが、第20図に示すように、各工程を
示す工程番号に対してグラフの形式で異なる色に
よつてCRT124上に表示される(ステツプ2
75)。第20図においては、赤、青、黄、白な
どの色が二点鎖線、一点鎖線、破線、実線でそれ
ぞれ示されている。この工程別出来高表示によつ
て、1つの品名の製品についての加工作業の進行
状態(ライン・バランス)が一目して分る。
第20図は16:10における表示であるから上述
の4種類の累計a〜dが示されているが、たとえ
ば14:00のときには、累計aおよびbと、累計b
に15:00時間帯における14:00までの出来高が加
算された累計c1が表示されるのはいうまでもな
い。また時間外の時間帯における表示処理ではさ
らに、時間外の時間帯における出来高を16:45ま
での出来高に加算した累計が表示されるのはいう
までもない。工程別出来高をテーブルの形式で表
示するようにしてもよい。他の品名が指定される
と、その新たに指定された品名についても同様に
その品名の工程別出来高が表示される273〜2
75。
このような工程別出来高表示において、係員が
いくつかの工程の部分のみを拡大してみたい場合
には、係員が拡大したい部分の範囲を指定するか
またはその範囲(この範囲内の工程数はあらかじ
め定められている)の中心となる工程をキーボー
ドまたはライトペンにより指定する(ステツプ2
76)。すると、指定された範囲内の工程名およ
び出来高が検索され(ステツプ277)、第21
図に示すように、いくつかの工程における出来高
が拡大されてCRT124上にグラフ表示される
(ステツプ278)。この表示においても、上記a
〜dの累計に対応する累計が、第19図の場合と
同じように、それぞれ色分けされて表わされる。
このように表示された複数の工程のうちの1つ
の工程の詳細を把握したい場合には、所望の1工
程(特定の品名における)が指定される(ステツ
プ279)。すると、その品名、工程名における
個人別の出来高が検索され(ステツプ280)、
第22図に示されるように、品名と、工程名と、
その工程に従事した作業者の氏名と、各作業者の
表示時点までの出来高とがテーブル形式で表示さ
れる(ステツプ281)。これが品名工程、個人
別出来高表示である。
第19図〜第22図に示されているように各種
の出来高表示について、表示されたものと同じデ
ータをプリンタ125によつて印字することが可
能なのはいうまでもない。
第23図は、更に詳細な出来高表示の例を示し
ている。これは品名工程名ごとに、各時間帯およ
び各作業者の出来高の詳細を表示するものであ
る。まず、係員が表示を希望する品名工程名が入
力される(ステツプ291)。またその工程にお
ける実測ピツチ・タイムおよび実作業時間が入力
される(ステツプ292)。実作業時間はCPU1
20に算出させるようにしてもよい。すると、指
定された品名工程の出来高が検索されかつ必要な
データが作成されて、第24図に示すような、品
名工程別時間別の出来高データがCRT124上
に表示され、必要ならばプリンタ125により印
字される(ステツプ293,294)。第24図
は一日の作業が終了したときに得られるデータで
ある。品名が表示されている。また、複数の作業
エリアにおいて同一工程の作業が行なわれている
ときには、同一工程を行なうすべの作業エリアに
ついてのデータが表示される。1作業エリアにお
いて複数の作業者が作業を行なつた場合には、各
作業者ごとに各データが表示される。いずれにし
ても、同一工程の作業に従事した作業者ごとに、
作業エリア・コード、工程名、各時間帯における
出来高と累計等が出力されるとともに、実測ピツ
チ・タイム、これを用いて算出された理論出来
高、各作業者の1日の出来高累計と理論出来高と
の差(過不足)が算出されて出力される。理論出
来高は、1日の実作業時間を実測ピツチ・タイム
で割ることにより求められる。
このような詳細なデータは、1日の作業が終了
したときのみならず、係員操作によつて任意のと
きに、および自動的に定期的にたとえば10:00、
12:00、15:00、16:45に出力される。このよう
な時点においては、その時点までの時間別出来高
データが出力されるであろう。また、実測ピツ
チ・タイムが入力されなければ、理論出来高およ
び過不足は算出されず、出力もされない。
出来高予測処理 出来高予測処理の代表的なものは工程別出来高
予測処理である。これは、1つの品名について、
その全工程における1時間後の出来高を算出し表
示するものである。第25図はこの処理の手順の
概要を示している。指定された品名(製品)につ
いて、メモリ122の基礎データを用いて、各工
程ごとにピツチ・タイムが算出される(ステツプ
301)。ピツチ・タイムは、出来高を実作業時
間で割つた値である。この演算において用いられ
る出来高および実作業時間としては、直前の時間
帯におけるデータが用いられる。たとえば、10:
00〜12:00の間において行なわれる出来高予測処
理では10:00の時間帯における出来高および実作
業時間が用いられ、12:00〜15:00の間において
行なわれる出来高予測処理では12:00の時間帯に
おける出来高および実作業時間が用いられる。こ
れは、一般に作業能率は時間の経過とともに高く
なつていき、10:00の時間帯よりも12:00の時間
帯の方が、これよりも15:00の時間帯の方が、さ
らに16:45の時間帯の方が作業能率が高いからで
ある。8:15〜10:00の間においては出来高予測
処理は行なわれない。
次に、各工程ごとに、1時間(60分)を算出さ
れたピツチ・タイムで割ることにより、1時間で
処理されるであろう予測出来高が算出される。こ
の算出された予測出来高がその時点までの出来高
累計に加算されることにより、1時間後の予測出
来高累計が算出される(ステツプ302)。
第26図に示すように、その時点の出来高累計
(破線)と1時間後の予測出来高累計とが各工程
番号に関して、CRT124上に色分けグラフ表
示される(ステツプ303)。この表示により、
係員は1時間後の予測される出来高の累計を把握
することができる。
出来高予測処理としては、第26図に示される
ような工程別出来高予測表示以外に、第19図、
第21図および第22図に示される出来高表示と
同じように、品名別、工程拡大および個人別の出
来高予測表示を行なうようにすることも可能であ
る。また、予測された出来高データをプリンタ1
25により印字することもできるのはいうまでも
ない。さらに、第25図に示される出来高予測表
示処理は第18図に示される出来高表示処理に関
連されて行なうようにすることが好ましい。すな
わち、品名別出来高表示(第18図ステツプ27
2,272)ののち品名別出来高予測処理に移る
ことができ、工程別出来高表示(第18図ステツ
プ273〜275)ののち工程別出来高予測表示
処理(第25図)に移ることができるという具合
にである。
出来高の予測は、現在作業が行なわれている製
品について予定数の縫製が終了したのちに、次の
新しい製品についての工程をいつ設定できるかと
いうことを知つたり、納期に間に合うかどうかを
判断するなどの製品生産管理のために有用であ
る。
ライン・バランス・チエツク処理 第27図はライン・バランス・チエツク処理の
一例を示している。この例では、すべてのデータ
は係員によつて入力される。まず、ライン・バラ
ンスの許容しうる上、下限が設定される(ステツ
プ311)。上、下限値はたとえば80%〜120%、
0.9〜1.1などという形式で表わされる。上、下限
値は、あらかじめメモリ122内に設定しておい
てもよい。続いて、ライン・バランスをチエツク
すべき品名(製品)についての基準となる工程の
実測ピツチ・タイムが入力される(ステツプ31
2)とともに、同じ品名についての他の工程の実
測ピツチ・タイムが入力される(ステツツプ31
3)。基準工程とは、ライン・バランス・チエツ
ク処理において工程別出来高のばらつきをみるた
めの基準となる工程であつて、一般には最終工程
(たとえばアイロン工程)が採用されるが、任意
の工程を基準とすることもできる。実測ピツチ・
タイムは、この処理に先だつて係員によつて全工
程または所要数の工程について測定される。複数
の品名についてこの処理を行なう場合には、各品
名の工程の実測ピツチ・タイムが入力される。入
力の仕方としては、基準工程とその他の工程とに
関係なくまずすべての工程についてはその実測ピ
ツチ・タイムを入力して、その後基準工程を指定
するようにすることもできる。
以上で必要なデータが入力されたから、次に各
工程ごとにバランス係数が算出される。バランス
係数とは、各工程の一定時間(たとえば1時間)
における出来高(理論出来高)を基準工程の同一
時間における出来高(基準出来高)で割つた値で
ある。この実施例では便宜的にバランス係数を%
で表わす。基準工程を含む各工程の一定時間にお
ける出来高は、この一定時間を入力された実測ピ
ツチ・タイムで割ることにより求められる。した
がつて、バランス係数は実測ピツチ・タイムから
直接に算出することもできる。工程名が係員によ
つて指定されると、第28図に示されるように、
その工程名、その工程の品名、基準出来高、理論
出来高、バランス例数およびこのバランス係数が
上、下限値によつて定まる許容範囲内に入つてい
るかどうか等の情報がCRT124上に表示され
る(ステツプ314)。バランス係数が、上、下
限値によつて定まる許容範囲内に入つており、次
の工程が指定されれば、次の工程について同じよ
うな表示が行なわれる(ステツプ315,31
6)。バランス係数が上、下限値によつて定まる
許容範囲内に入つていない場合には、CRT12
4の画面全体が赤、黄等の警報色に変わるととも
に、ブザー126が鳴る(ステツプ317)。
すべての品名のすべての工程についての個々の
表示が終り、所望の品名が指定されると、その品
名についての工程別バランス係数が、第29図に
示されているように、CRT124に表示される。
このグラフによつて、工程全体のバランスが一目
して分る。このグラフには上、下限値も表わされ
ている。ライン・バランスに関するデータは、必
要ならばプリンタ125により印字される。
ライン・バランス・チエツク処理は、実測ピツ
チ・タイムではなく、メモリ122内の基準デー
タ・エリアに記憶されている実際の出来高を用い
て行なうこともできる。この場合に、ライン・バ
ランス係数を求めるための基礎となる出来高とし
ては、任意の一定時間内の出来高を用いることが
できる。たとえば、朝8:15からの出来高累計を
用いてバランス係数を求めるようにしてもよい
し、このチエツク処理の直前の時間帯の出来高を
用いることもできるし、このチエツク処理直前の
一定時間(たとえば1時間、30分)における出来
高を用いることもできる。さらに、上述した予測
出来高を用いてライン・バランスの予測を行なう
ようにしてもよい。
このようなライン・バランス・チエツク処理
を、CPU120が常時行ない、上、下限値によ
り定まる許容範囲から外れた工程があつた場合
に、自動的に警報を発生するようにしてもよい。
また、ライン・バランス・チエツク処理も、上
述の出来高表示処理や出来高予測処理と関連させ
て行なうようにすることも可能である。
工程の出来高間のばらつきは小さい方が縫製効
率が高まる。基準工程と比較して極端に出来高の
少ない工程または多い工程については、作業者の
交代、作業エリアの増設等により人為的に調整を
行なうことが必要である。このライン・バラン
ス・チエツク処理によつて工程の出来高間のばら
つきを知ることができので、このような調整作業
を容易に行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は縫製工場内に設けられたコンベア・シ
ステムの概要を模式的に示す図、第2図はコンベ
ア・ブランチを示す斜視図、第3図はコンベア・
ブランチの送り出しレールおよびキヤリアの一時
停止装置を拡大して示す斜視図、第4図は一時停
止装置の断面図、第5図は通信システムの概要を
示すブロツク図、第6図は通信制御装置の概要を
示すブロツク図、第7図は端末機の外観を示す斜
視図、第8図はバーコード・リーダのホルダの断
面図、第9図は端末機の電気的構成を示すブロツ
ク図、第10図は品名工程名カードおよび人名カ
ードを示す平面図、第11図は端末機の通常の動
作を示すフロー・チヤート、第12図はバーコー
ド・リーダの抜取り検知にもとづく割込処理を示
すフロー・チヤート、第13図は中央装置の電気
的構成の概要を示すブロツク図、第14図は中央
装置と端末機との間の動作の関連を概略的に示す
フロー・チヤート、第15図は出力処理の概要を
示すフロー・チヤート、第16図は工程設定にお
いてCRTに表示される画像の例を示す図、第1
7図は中央装置におけるデータ・メモリの基礎デ
ータ・エリアの一部を示す図、第18図は一般的
な出来高表示処理の概要を示すフロー・チヤー
ト、第19図は品名別出来高表示におけるCRT
の画像の例を示す図、第20図は工程別出来高表
示におけるCRT画像の例を示す図、第21図は
工程別出来高拡大表示におけるCRTの画像の例
を示す図、第22図は個人別出来高表示における
CRTの画像の例を示す図、第23図はさらに詳
細な出来高表示処理の概要を示すフロー・チヤー
ト、第24図はプリンタによつて印字された品名
工程別時間別出来高データの例を示す図、第25
図は工程別出来高予測処理の概要を示すフロー・
チヤート、第26図は工程別出来高予測表示にお
けるCRTの画像の例を示す図、第27図はライ
ン・バランス・チエツク処理の概要を示すフロ
ー・チヤート、第28図および第29図はライ
ン・バランス・チエツク処理においてCRTに表
示される画像の例を示す図である。 32,33…作業エリア、40…中央装置、4
1…端末機、42,43…出来高計数用スイツ
チ、45,46…通信制御装置、100…端末機
のCPU、102…端末機のRAM、120…中央
装置のホストCPU、122…中央装置のメモリ、
123…キーボード、124…CRT、125…
プリンタ、126…ブザー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 製品を製造するために相互につながつた複数
    の工程の実出来高に関するデータを作成する手
    段、 基準工程の基準出来高に関するデータを作成す
    る手段、 バランス係数の上、下限値を入力する手段、 各工程の実出来高に関するデータを基準出来高
    に関するデータで除して得られるバランス係数を
    工程ごとに算出する手段、 算出されたバランス係数が上、下限値の範囲外
    であることを報知する手段、ならびに 算出された複数の工程のバランス係数およびこ
    れと上、下限値との関係を表示する表示装置、 を備えている生産工程のライン・バランス管理シ
    ステム。 2 基準工程が、1つの製品の製造工程の最終工
    程である、特許請求の範囲第1項に記載の生産工
    程のライン・バランス管理システム。 3 実出来高に関するデータおよび基準出来高に
    関するデータを作成する手段が、対応する工程に
    割当てられた作業に要した時間を表わすピツチ・
    タイムを入力する手段である、特許請求の範囲第
    1項に記載の生産工程のライン・バランス管理シ
    ステム。 4 実出来高に関するデータおよび基準出来高に
    関するデータを作成する手段が、製品の製造工程
    ごとにそれらの工程における出来高データを収集
    する手段である、特許請求の範囲第1項に記載の
    生産工程のライン・バランス管理システム。 5 一定時間後の予測実出来高および予測基準出
    来高が算出され、これらにより予想される一定時
    間後の予測バランス係数が算出されかつ表示され
    る、特許請求の範囲第1項に記載の生産工程のラ
    イン・バランス管理システム。
JP59089832A 1984-05-04 1984-05-04 生産工程のライン・バランス管理システム Granted JPS60233763A (ja)

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US07/171,226 US4878176A (en) 1984-05-04 1988-03-22 Production process control system
US07/428,023 US5025384A (en) 1984-05-04 1989-10-26 Production process control system

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JPS60135165A (ja) * 1983-12-26 1985-07-18 Hitachi Ltd 分散型スケジュール方法

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