JPH0461680B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0461680B2
JPH0461680B2 JP6491185A JP6491185A JPH0461680B2 JP H0461680 B2 JPH0461680 B2 JP H0461680B2 JP 6491185 A JP6491185 A JP 6491185A JP 6491185 A JP6491185 A JP 6491185A JP H0461680 B2 JPH0461680 B2 JP H0461680B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
headrest
seam
opening
bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6491185A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61222477A (ja
Inventor
Tadayuki Momose
Haruo Nishioka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arako KK
Original Assignee
Arako KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arako KK filed Critical Arako KK
Priority to JP6491185A priority Critical patent/JPS61222477A/ja
Publication of JPS61222477A publication Critical patent/JPS61222477A/ja
Publication of JPH0461680B2 publication Critical patent/JPH0461680B2/ja
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車用中空式ヘツドレストの包
着方法に関するものである。
(従来の技術) 自動車用ヘツドレストの中には、その中央部が
開口した中空式ヘツドレストと呼ばれるものがあ
るが、こういつた形式のものをカバーで包み込ん
で表面の装飾を行なう場合には、一般に次のよう
な方法によつている。
まず、第7図に示すように、カバー6をその展
開形状に裁断しておき、これらを縫い合わせて全
体袋状に縫製しておく。なお、展開された各カバ
ー素材はポリエステル製のフアブリツクにて形成
されている。次いで、この袋体によつてヘツドレ
スト本体をくるみ(第5図状態)、このもとで溶
着装置(例えば超音波ウエルダー)に仕掛ける。
そしてこの工程において、ヘツドレスト本体1の
開口部2に対応する部分の周縁が融着されると同
時にその内側部分の切り落しがなされ、かくして
ヘツドレストにカバーが包着されるのである。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、従来の包着方法ではカバー6の縫製に
基いて次のような問題点があつた。すなわち、カ
バー6の縫い目sが、融着後に切り落される部分
にまで入りこんでいるため、融着及びカツテイン
グの際にはこの融着ラインLと縫い目sとが交差
することになる(第6図参照)。ところが、この
ようにして仕上げられたものでは、シートバツク
への組付け後、ヘツドレスト本体1に外力が作用
して変形するような事態が生じると、縫い目部分
にはこれを開く方向へ力が作用することになり、
上記したように融着ラインLと縫い目sが交差し
ていると、「溶着はがれ」を招きやすい。こうい
つた場合、はがれた箇所からヘツドレスト内部が
露出し、ヘツドレストの外観を損ねる、という問
題点があつた。そこで、本発明ではカバーの溶着
はがれを未然に防止して、ヘツドレストの外観を
長期に亘つて保持せんとした。
(問題点を解決するための手段) 本発明では、上記の問題点の解決を次のように
して図つた。すなわち、展開形状に裁断されたカ
バー素材の端末を縫い合せて全体を袋状となした
カバーを、中央部が開口して形成されたレツドレ
スト本体に被せ、このもとでヘツドレスト本体の
開口縁に沿つて前記カバーを融着して包着させる
方法であつて、前記カバーの融着時において、そ
の融着ラインが前記カバーの縫い目と交差するの
を回避するために、前記カバーの縫製に際して
は、縫い目が融着ラインの外側となるようにして
おくこととしたのである。
(実施例) 以下、本発明を具体化した実施例を図面にした
がつて詳細に説明する。
本例におけるヘツドレスト本体1はその中央部
に方形状の開口部2を備えており、また下面には
シートバツク(図示しない)への差込み用に一対
のステー3が取付けられている。このヘツドレス
ト本体1の内部構造については、硬質樹脂材より
なる芯材4と、これを取り囲むパツド材5(半硬
質モールドウレタンフオーム)とよりなる。そし
て最終的には、これに以下のようにしてカバー6
を包着させ、表面の装飾仕上げをなすわけであ
る。
その方法の概要は、カバー素材を袋状に縫製す
る縫製工程と、このカバー6をヘツドレスト本体
1の形状に倣つてくるむ包着工程とを経るもので
ある。まず、縫製工程から説明する。
第2図はカバー6を展開して形成したカバー素
材を示しており、これらはポリエステル製のフア
ブリツクにて形成されている。また各カバー素材
は、本例では主片7と、一対の側片8,8の計3
片よりなり、このうち主片7におけるヘツドレス
ト本体1の開口部2に対応する部分の幅は、開口
部2より充分に幅広に設定されている。
次いで、主片7と両側片8の両側縁相互を縫い
合わせ、第3図に示すような下側に開口する袋状
に縫製しておく。なお、同図では、開口部2に対
応する部分を想像線にて示してある。すなわち、
縫製されたカバー6の縫い目sは、開口部2に対
応する範囲より外側となるように設定されてい
る。
上記のようにして縫製工程が完了すると、引き
続いて包着工程に移される。まず、カバー6をヘ
ツドレスト本体1に被せ、これを超音波溶着機w
に仕掛ける(第4図参照)。この超音波溶着機w
は切り刃9を備えた下治具10と、これに対向し
て昇降可能に設けられた上治具11とよりなる。
上記超音波溶着機wにおいて、上治具11をヘ
ツドレスト本体1の開口部2に嵌り込むようにし
て下降させ、カバー6を両治具10,11によつ
て挟み込むと、カバー6はヘツドレスト本体1の
開口縁によつて融着され、同時に下治具10の切
り刃9によつてその融着ラインLの内側が切り落
とされる。なお、前述したように、縫い目sは開
口部2に対応する範囲、すなわち融着ラインLで
囲まれる範囲より外側であるため、融着ラインL
と縫い目sとが交差することはない。
かくして所定時間の経過後、上治具11が上昇
復帰すれば、カバー6によつてくるまれたヘツド
レストを取出すことができ、包着工程が完了す
る。なお、カバー6の袋閉じのための縫製作業
は、包着工程に先立つてあるいはこれの後になさ
れる。
本例のようにして得られたヘツドレストは、縫
し目sを開こうとするような外力が作用した場合
であつても、縫い目sと融着ラインLとが交差し
ていないため、溶着はがれを未然に防止すること
ができる。
なお、溶着の方法については、本例の超音波溶
着の他、高周波溶着あるいは通常の熱溶着などが
考えられる。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明方法は、カバーの
融着ラインが縫い目と交差しないよう、予め縫製
しておくことに特徴がある。したがつて、こうし
て得られたヘツドレストは、変形等に伴つて開口
部における縫い目を開く方向への力を受けても、
従来と異なり、このことが直接的要因となつて溶
着はがれを引き起すのが未然に回避される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本例方法における縫い目と融着ライン
との関係を示す説明図、第2図はカバーの展開
図、第3図はカバーの斜視図、第4図は包着工程
を示す断面図、第5図は従来方法における縫い目
と融着ラインとの関係を示す説明図、第6図は第
5図中のA部の拡大図、第7図はカバーの展開図
である。 1……ヘツドレスト本体、2……開口部、6…
…カバー、s……縫い目、L……融着ライン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 展開形状に裁断されたカバー素材の端末を縫
    い合せて全体を袋状となしたカバーを、中央部が
    開口して形成されたヘツドレスト本体に被せ、こ
    のもとでヘツドレスト本体の開口縁に沿つて前記
    カバーを融着して包着させる方法であつて、前記
    カバーの融着時において、その融着ラインが前記
    カバーの縫い目と交差するのを回避するために、
    前記カバーの縫製に際しては、縫い目が融着ライ
    ンの外側となるようにしておくことを特徴とする
    自動車用中空式ヘツドレストの包着方法。
JP6491185A 1985-03-28 1985-03-28 自動車用中空式ヘツドレストの包着方法 Granted JPS61222477A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6491185A JPS61222477A (ja) 1985-03-28 1985-03-28 自動車用中空式ヘツドレストの包着方法

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Publication Number Publication Date
JPS61222477A JPS61222477A (ja) 1986-10-02
JPH0461680B2 true JPH0461680B2 (ja) 1992-10-01

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