JPH0460525B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0460525B2
JPH0460525B2 JP61221902A JP22190286A JPH0460525B2 JP H0460525 B2 JPH0460525 B2 JP H0460525B2 JP 61221902 A JP61221902 A JP 61221902A JP 22190286 A JP22190286 A JP 22190286A JP H0460525 B2 JPH0460525 B2 JP H0460525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
measurement
line segment
processing
dimensions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61221902A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6378006A (ja
Inventor
Yoichi Takagi
Toshio Usui
Masao Takato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP61221902A priority Critical patent/JPS6378006A/ja
Publication of JPS6378006A publication Critical patent/JPS6378006A/ja
Publication of JPH0460525B2 publication Critical patent/JPH0460525B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は縫製部品の寸法を計測する方法及びそ
の装置に係り、特に、縫製部品の外形寸法を自動
的に正確かつ迅速に測定するのに好適な寸法計測
方法及びその装置に関するものである。
〔従来の技術〕
織布を検反処理する方法としては、例えば特開
昭58−46169号公報に記載されているように、製
造中に発生したトラブルの内容を記録しておき、
その記録内容を参照して検反を行うものである。
かかる検反処理方法によれば、すべてのトラブ
ルを検反前に知ることができ、かつトラブルのあ
つた箇所だけ必要に応じて調べるだけでよいの
で、検反作業の短縮化が図れるという利点があ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記検反方法は、単に、トラブ
ルの内容を記憶し、これに基づいて検反を行うと
いうものであり、トラブルを検出するものであつ
て縫製部品の物理的な寸法計測を行うものではな
かつた。
このような物品の寸法計測、特に縫製部品のご
とく柔らかい物品の物理的な寸法計測は甚だしく
困難であるという問題点があつた。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、柔らか
な縫製部品の寸法を正確にかつ迅速に測定できる
縫製部品の寸法計測方法及びその装置を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決する本発明の特徴は、教示処
理と寸法計測処理とからなる縫製部品の寸法計測
方法において、上記教示処理は、標準パーツであ
る縫製部品の画像を取り込む処理、上記画像を2
値化し2値化画像とする処理、上記2値化画像に
対し定められる主軸と所定の基準線との傾斜角を
計測する処理、上記標準パーツの画像内に定めら
れた複数個の特徴点周辺のパターンをテンプレー
トパターンとして設定する処理、及び上記縫製部
品上での計測位置を示す濃度が互いに異なる複数
の線分を上記画像上で設定する処理を含み、上記
寸法計測処理は、被計測物である縫製部品の画像
を取り込む処理、上記主軸の傾斜角を計測する処
理、画像回転及びテンプレートパターンマツチン
グにより被計測物の画像位置を標準パーツの標準
画像位置に一致させる処理、上記画像上の計測す
べき線分を抽出する処理、及び上記抽出された線
分について、その寸法を計算する処理を含むこと
である。
上記問題点を解決する本発明の他の特徴は、縫
製部品の寸法計測装置において、縫製部品の画像
を取り込む画像入力装置と、上記計算処理に必要
な画像情報内の複数個の特徴点周辺のパターンを
テンプレートパターンとして入力し、かつ計測位
置の情報を濃度が互いに異なる複数の線分とし
て、上記計算処理装置に入力する入力装置と、上
記画像入力装置からの画像情報を取り込み、上記
画像の主軸の傾斜角の計測、画像回転及びテンプ
レートパターンマツチングを含む処理を行ない、
予め与えられていた縫製部品の特徴点のパターン
及び計測位置を示す濃度が互いに異なる複数の線
分により与えられる計測位置の情報に基づき、縫
製部品の寸法を計算処理する計算処理装置と、該
計算処理装置からの計算処理結果を出力する出力
装置と、上記テンプレートパターン及び計測位置
を示す濃度が互いに異なる複数の線分を表示する
表示装置とからなることである。
〔作用〕
複数個の特徴点周辺のパターンをテンプレート
として、テンプレートマツチングすることによ
り、縫製部品の位置ぎめを行なうので、主軸の傾
斜角の情報の精度が低くても、位置合わせでき
る。したがつて、主軸の傾斜角の計測誤差が生じ
やすい縫製部品のように柔らかく変形しやすい素
材でも、位置合わせが容易にでき、寸法計測が可
能となる寸法計測方法及び寸法計測装置低を提供
できる。
また、計測位置を示す濃度が互いに異なる複数
の線分を使うので、容易に計測位置を示す線分を
抽出でき、計測位置の把握と設定操作が容易とな
る寸法計測方法及び寸法計測装置を提供できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図A,Bは本発明に係る寸法計測方法及び
その装置を示す図であり、第1図Aは同実施例の
装置を示すブロツク図、第1図B同実施例の方法
を示すフローチヤートである。第1図Aにおい
て、1は寸法計測装置本体、2はコンソール
CRT、3は画像表示のためのモニタテレビジヨ
ン受像機(TV)、4はコンソールCRT表示内容
をハードコピーするためのタイプライター、5は
画面上のカーソルを操作するためのマウス、6は
被計測物の画像を取り込むためのITVカメラで
ある。被計測物が静止の状態で画像入力可能な場
合には、通常のITV白黒カメラで被計測物がラ
インテーブル上に移動している状態で画像入力す
る場合には、電子シヤツターカメラを適用するも
のとする。7はITVカメラのインターフエース
である。8は被計測物であり、本実施例において
は、縫製パーツ等の縫製工程での中間製品等を想
定している。9はITVカメラの視野領域、10
は被計測物の搬送テーブルである。第1図Bにお
いて、11は寸法計測の教示ステツプであり、標
準画像を入力し、かつ前処理をし(ステツプA)、
2値化等を行い計測位置をマンマシンで決定する
(ステツプB)機能を有する。12は寸法計測処
理ステツプであり、対象画像を取込み、かつ前処
理をし(ステツプC)、2値化を行い、画像位置
を標準画像に一致させる処理を行つた(ステツプ
D)後、寸法計測処理を行う(ステツプE)。
第2図はハードウエア構成を示し、寸法計測装
置本体1は、CPU13、システムバス14、バ
スコントローラ15、主メモリ16、CPU内バ
ス17、フロツピーデイスク18、シリアル転送
機構19、イメージプロセツサ20、画像メモリ
21から構成されている。マウス5は、シリアル
転送機構19を介して装置本体1に接続されてい
る。ITVカメラ6は、IMP20に接続されてい
る。コンソールCRT2とキーボード71は、
CPU13に接続されている。ソフトウエア11,
12は、フロツピーデイスク18から取り込ま
れ、主メモリ16に格納されて実行される。イメ
ージプロセツサ20は、ITVカメラ6から画像
入力したり、各種処理(2値画像処理、濃淡画像
処理、特徴量抽出処理等)を実行することができ
る。
ITVカメラ6からの画像は、画像メモリ21
に格納したり、モニタTV3に直接に表示したり
できるようになつている。また、イメージプロセ
ツサ20は、ITVカメラ6からの入力画像及び
画像メモリ21からの画像を入力画像とし、その
処理結果を再び画像メモリ21に格納すると共に
モニタTV3に表示することができるようになつ
ている。
このようなハードウエア構成になつているの
で、本発明の装置では、被計測物8の画像を入力
し、イメージプロセツサ20で画像処理し、寸法
計測処理を行い結果をコンソールCRT2及びハ
ードコピー4に出力することができる。必要に応
じて結果をデイジタル出力やシリアルデータとし
て出力することが可能である。
第3図は、本発明の実施例を説明するために示
す説明図である。この説明は、「教示処理手順」
と、「寸法計測手段」とに大別されるので、以下
その分類にしたがつて説明する。
<教示手順> まず教示処理手順について説明する。標準のパ
ーツ22につきITVカメラ6を介してその画像
を寸法計測装置1に取り込み、ここで前処理をし
た上、2値化画像を作成する(ステツプ110)。こ
こで、前処理とは、入力画像に含まれているノイ
ズの除去や電子系、光学系にシエーデイングを除
去するための画像処理である。この処理について
は本発明に直接関係しないのでその詳細なる説明
を省略してある。
得られた2値画像23を使つて対象物を楕円に
おきかえた時の主軸の傾斜角を計測し、かつその
計測結果(主軸傾斜角θ027)を保存する(ステツ
プ111)。次に、2個の特徴点A,Bをマンマシン
操作により決定し、この特徴点A,Bの周辺から
パターンマツチング用のテンプレートを作成(特
徴点パターン28,29)し、これを保存する
(ステツプ112)。次に計測すべき位置をマンマシ
ン操作により決定する(ステツプ113)。計測点は
線分P1−P1、P2−P2等により定義される。線分
P1−P1、P2−P2、P3−P3等の情報は濃淡画像2
6上に格納する。各々の線分を分離できるように
例えば、線分P1−P1は、濃度値1で、線分P2
P2は、濃度値2で、線分P3−P3は、濃度値3で、
濃淡画像26上に書き込む。これにより任意の線
分を容易に抽出することが可能となることが理解
できる。
<寸法計測処理手順> 次に実際の寸法計測手段手順について述べる。
まず、被計測物(縫製パーツ)8をITVカメラ
6から寸法計測装置1に画像入力し、その入力画
像を前処理によりノイズ除去やシエーデイング補
正を行つた後に、2値化画像30を作成する(ス
テツプ120)。この2値化画像を使つて物体の画像
を楕円におきかえた時の主軸の傾斜角を計測する
(ステツプ121)。計測結果(主軸傾斜角θ′34)は、
画像姿勢を標準画像23に合致させるために使用
する。標準画像と向きを合致させるには次式に示
す角度だけ画像回転すればよい。
すなわち、 Δθ=θ0−θ′ ……(1) 画像30をΔθだけ画像回転して画像31とし
て画像メモリ21に格納する。画像31は、標準
画像23と向きは同じになつたが、原点は一致し
ていない。回転後の画像31に対して、特徴点パ
ターン28及び29を用いてテンプレートマツチ
ングを行うと、標準画像のA,B点に相当する位
置が得られる。
上記回転処理とテンプレートマツチングとはス
テツプ122で実行される。得られた座標を(x1′、
y1′)、(x2′、y2′)とする。標準画像のA,Bの位
置(x1、y1)、(x2、y2)は、保存されているの
で、これらの座標値を使つて原点を一致させるの
に必要な画像シフト量が次式から得られる。
ΔX1=x1−x1′ ……(2) ΔY1=y1−y1′ ……(3) 又は、 ΔX2=x2−x2′ ……(4) ΔY2=y2−y2′ ……(5) 上記の2組のΔX、ΔYは、原理的には一致す
るが、主軸の傾斜角の計測誤差があるので必ずし
も一致しない。2組の誤差量は次式で計算され
る。
εx=ΔX1−ΔX2 ……(6) εy2=ΔY1−ΔY2 ……(7) εx、εyは一定以上大きい場合には、寸法計測結
果に悪影響を与えることが考えられるので画像姿
勢の再調整処理を行う。今回の画像回転量Δαは、
次式から計算される。
α1=tan−1y2−y1/x2−x1 ……(8) α2=tan−1y2′−y1′/x2′−x1′ ……(9) Δα=α1−α2 ……(10) 画像31をΔαだけ画像回転して再び画像31
として画像メモリ21に格納する。画像31につ
いて再びパターン28,29を使つてテンプレー
トマツチングを行う。得られたA,B点座標値を
(x1″、y1″)、(y2″、y2″)とする。原点を一致さ

るに必要な画像シフト量が次式から得られるので
これを計算する。
ΔX1=x1−x1″ ……(11) ΔY1=y1−y1″ ……(12) 又は、 ΔX2=x2−x2″ ……(13) ΔY2=y2−y2″ ……(14) 再び上記の誤差量を計算する。
εx=ΔX1−ΔX2 ……(15) εy=ΔY1−ΔY2 ……(15) εx、εyは一定値以下ならば標準画像23と回転
修正後の画像31は向きが一致していることを意
味する。εx、εyがまだ一定値以上ならば再び上記
の補正処理くり返し要求精度になるまでくり返
す。画像の向きが正確に一致した場合、次に画像
をシフトして標準画像23と被計画像の原点の一
致化処理を行う。シフト量は、すでに、11式12式
又は、13式14式まで計算済である。いずれを使つ
てもかまわない。画像31をΔX1、ΔY1だけシフ
トして画像32として画像メモリ21に格納する
(ステツプ123)。画像32は、標準画像と向き完
全に一致していると考えてさしつかえない。
次に、ステツプ124の計測ステツプの抽出処理
について述べる。被計測物の姿勢、位置調整後の
2値画像32と計測位置パターン画像26(濃淡
画像)の2個の画像について画像間演算を行う。
2値画像32をマスクとして濃淡画像26を濃淡
画像33として画像転送するのである。その結
果、画像33には、P1−P1、P2−P2、P3−P3
分は、画像32の2値画像がONの所だけが、転
送され、OFFの所は転送されない。従つて、線
分のうち画像33には、計測に必要な部分だけが
書き込まれたことになる。最後に抽出された計測
データを使つて寸法計算する(ステツプ125)。
<教示処理手順の詳細説明> 次に、第4図〜第9図を用いて教示処理の具体
例をステツプのソフト処理11について詳述す
る。
第4図は、教示ステツプの手順を流れ図にて示
したものである。
標準パーツ22の画像を入力する(ステツプ
110A)。入力画像に対してノイズ除去やシエーデ
イング補正を行い(ステツプ110B)、2値化画像
を作成する(ステツプ110C)。得られた2値画像
23を使つて、物体の画像を楕円におきかえた時
の主軸の傾斜角を計測する(ステツプ111)。計測
結果は、主軸傾斜角θ0として保存する。次に、マ
ウスを使つたマンマシン操作により第1の特徴点
Aを決定し(ステツプ112A)、同じく第2の特徴
点Bを決定する(ステツプ112B)。最後に計測位
置を定義する(ステツプ113)。
第5図は、第3図及び第4図の画像入力及び前
処理(ステツプ110)。を説明するためのもので、
入力画像35から2値化画像36を得る過程を図
で示している。標準パーツ60は、2値画像36
内では画像61に相当する。
第6図は、第3図および第4の主軸傾斜角計測
処理(ステツプ111)を説明するためのもので、
主軸傾斜角θの計測についての図である。画像6
1は、楕円72に近似できる。この楕円の主軸7
3は、物体61の方向を示すと考えてよい。主軸
の傾斜角θを計測することにより標準画像と被計
測画像の姿勢の一致化が可能である。
第7図は、第3図及び第4図の特徴点Aの決定
処理(ステツプ112)を説明するためのもので、
第1特徴点Aの位置決定を示す図である。画像3
6上にクロスカーソル42を表示させ、マウス5
の操作により特徴点Aにクロスカーソルが一致す
るようにする。クロスカーソルが特徴点Aに一致
するとA点周辺の領域にBOXウインド40を作
成する。このウインド40内のデータを採取して
テンプレートテーブル38上にテンプレートのパ
ターンを作成する。この時のA点の座標(x1
y1)は、テンプレートテーブル38と共に保存す
る。
第8図は、第3図及び第4図の特徴点Bの決定
処理(ステツプ112)を説明するためのもので、
第2の特徴点Bの位置決定を示す図である。テン
プレートのパターンはテンプレートテーブル39
に格納し、B点の座標値(x2、y2)と共に保存す
る。詳細な説明は、第7図と同じであり、ここで
は省略する。
第9図は、第3図及び第4図の計測点決定処理
(ステツプ113)を説明するもので、計測位置の教
示と計測位置パターンについて説明するために示
す図である。まず、第1図の計測位置部位45の
設定方法について説明する。計測しようとしてい
る寸法は、パーツ上のST間の距離である。そこ
で、STを通過する線分45をマンマシンで定義
することを以下示す。まず画像43上のクロスカ
ーソル42を表示し、クロスカーソルの交点P
が、線分45の下端X1の位置に移動し、X1点
を決定する。次に同様にして、線分45の上端X
2の位置にクロスカーソル交点Pを移動し、X2
点を定義する。濃淡画像44上に、X1,X2間
の濃度1で直線を作成する。第1部位に対する計
測位置の定義を終了した。画像44上のX1−X
2は計測位置パターンである。次に線分46,4
7についても同様にして定義する。線分46の場
合にはY1,Y2を定義して、濃淡画像44上に
Y1,Y2、間を結ぶ直線を作成するときに濃度
2の直線を作成する。また線分47のときは濃度
3の直線を作成する。このように3本の線分は、
濃度をそれぞれ変えてあるので、各線分を分離し
て容易にとり出し得るのである。
<寸法計測ステツプの詳細説明> 第10図〜第2を使つて寸法計測ステツプのソ
フトウエア12について詳述する。
第10図は、寸法計測処理ステツプの手順を流
れ図で示す。まず、被計測物8の画像をITVカ
メラ6から入力する(ステツプ120)。入力画像に
対して前処理を行いノイズ除去やシエーデイング
補正を行う(ステツプ120)。次に2値化処理を行
い2値化画像を作成する(ステツプ120)。2値化
画像を使つて楕円におき直した場合の主軸の傾斜
角を計測する(ステツプ121)。標準画像の主軸の
傾斜角θ0といま求めた主軸の傾斜角θを使つて姿
勢調整を行う(ステツプ122A)。姿勢調整を行つ
た画像に対してテンプレートマツチングを行い対
象物の位置計測を行う(ステツプ122B)。その結
果を利用して画像シフトを行い原点調整を行い
(ステツプ123)、計測データを抽出し(ステツプ
124)、各部寸法計測処理を行う(ステツプ125)。
第11図は、第3図及び第10図における画像
入力及び前処理(ステツプ120)を説明するため
のもので、前処理、2値画像処理について示して
いる。入力画像48は、前処理よりノイズ除去や
シエーデイング補正処理を行い2値化処理により
2値化画像を作成する。入力画像(濃淡)48中
の対象物62は、2値画像49中では、63であ
る。
第12図は、第3図及び第10図における主軸
角度計測処理(ステツプ121)を説明するもので、
2値画像50を使つて、主軸傾斜角の計測処理を
示す。対象物63の画像を楕円74におきかえた
時の主軸75の傾斜角θ′を計測する計測結果θ′と
第6図の説明部分にて記述したθから画像の姿勢
調整を行う。
第13図は、第3図及び第10図における回転
処理(ステツプ122、122A)を説明するもので、
標準画像の向きに被計測画像を合致させる処理に
ついて示している。画像49を(1)式にて示す角度
だけ画像回転することにより標準画像の向きに調
整できる。回転後の画像は画像51に格納する。
回転前の画像63は、回転後は64である。
第14図は、第3図及び第10図におけるテン
プレートマツチング処理(ステツプ122、122B)
を、説明するもので、回転後の画像51を平行移
動して原点を標準画像に合致させる処理を示して
いる。画像51に対して、テンプレート38,3
9でテンプレートマツチングを行い、標準画像上
のA,B点に相当する特徴点A′,B′を求める。
52は、テンプレートマツチングの一致度を示す
画像である。
第15図は、第3図及び第10図におけるシフ
ト処理(ステツプ123)を説明するもので、標準
画像と被計測画像の原点の一致化処理を示してい
る。シフト量は、(2)式〜(3)式又は、(4)〜(5)式に示
す通りである。この画像シフトにより標準画像と
被計測画像の原点は、一致化される。
第16図は、第3図及び第10図における計測
データの抽出処理(ステツプ124)を説明するも
ので、計測データ抽出処理について詳細に示して
いる。被計測画像の姿勢及び位置調整後の2値画
像53と計測位置パターン(濃淡画像)の2個の
画像について画像間演算を行う。2値画像53を
マスクとして、濃淡画像44を画像44に転送す
る。濃淡画像上の線分45,46,47は、2値
画像53上の対応画素がオン(ON)の時のみデ
ータ転送され、オフ(OFF)の時は転送されな
い。従つて、画像54上に転送された線分55,
56,57は、被計測物の計測すべき長さを示し
ていることになる。画像54は、濃淡画像であ
り、線分55は濃度1、線分56は濃度2、線分
57は濃度3としてある。これは各線分をそれぞ
れ別別に分離できるようにするためである。
第17図は、第3図及び第10図における寸法
計測処理(ステツプ125)を説明するもので、計
測データ抽出画像54から各線分をひとつずつ抽
出する処理を示している。線分55だけを抽出し
た画像が58、線分56だけを抽出した画像が5
9である。この特定の線分を抽出する処理は、固
定2値化処理という画像処理機能のひとつを使用
して実現する。すなわち、線分55だけを抽出し
たい時は、画像54に対して画素値fが0<f≦
1の時のみ1とし、それ以外は零となるような2
値化を行えばよい。また線分56を抽出したい時
は、画像54に対して画素値fが1<f≦2のと
きのみ1として、それ以外は零となるような2値
化を行えばよい。
それでは、第17図の寸法a,bの測定手順を
第18図及び第19図を参照しながら説明する。
第18図は、第17図の寸法aの寸法計測手順
の1実施例を示している。計画データ抽出画像5
4を2値化し、2値画像を画像58に格納する。
この時、寸法aは、画像54では、濃度が、1で
あるから、画素データfが0<f≦1の時のみ
1、それ以外は零となるような2値化処理とする
ことにより寸法aのデータのみを画像58上に抽
出することができる(ステツプ125A)。このよう
にして得られた画像58中の画像について、画像
のXY方向の最大、最小座標値を求める(ステツ
プ125A2)。計測結果を X軸最大値:XMAX X軸最小値:XMIX Y軸最大値:YMAX Y軸最小値:YMIX ……(17) とすると、寸法aは次式で計算できる(ステツプ
125A3)。
a=(XMAX−XMIN)2 +(YMAX−YMIN)2 ……(18) 第19図は、第17図の寸法bの計算手順を示
している。説明内容は、第18図寸法のaの計測
の場合とほとんど同じで、ステツプ125B1、ステ
ツプ125A1、ステツプ125B2がステツプ125A2
ステツプ125B3にそれぞれ相当する。
第20図は、計算位置を定義する時のもうひと
つの方式について説明するために示す図である。
いまでは、1本の線分で計測位置を定義できる場
合であつたが、計測位置が複雑になつてくると1
本の線分だけでは定義できない。複数の線分をう
まく使うことにより、かなり複雑な部位の寸法計
測が可能である。ここでは、図のような、寸法d
を計測することを考える。この場合にももちろん
1本の線分では計測位置を定義できない。
第21図に寸法dの教示方法について示す。第
20図の寸法dは、第21図()に示すように
線分66及び線分67の2本の線分により定義で
きる。計測位置パターンは、第21図に示すよ
うに画像44上に作り込まれるが、ここでは、線
分66は、濃度4で、線分67は濃度で書き込
む。
第22図は、画像53と計測位置パターン画像
44とを画像間演算することにより画像54を得
る。ここの画像間演算では2値画像53をマスク
として濃淡画像44を画像54に転送することと
するので、画像54上の線分68の左端と線分6
9の左端のX座標を注目することにより寸法dが
得られることが理解できる。
第23図は、画像54を使つて寸法dを計測す
る手順をフローチヤートにて示している。計測デ
ータ抽出画像54から線分68のみを抽出するた
め2値化する。画像54には、線分68は濃度4
で格納されているから、画素データ値fが3<f
≦4の時1、それ以外の時0となるような2値化
処理をすれば線分68のみを抽出できる。2値化
後画像58に格納する(ステツプ300)。2値化画
像58中の画像についてX軸最小値を計測する。
結果を X軸最小値:XMIN1 ……(19) とする(ステツプ301)。計測データ抽出画像54
から線分69のみを抽出するため2値化処理を行
う。線分69は、画像54中に濃度5で格納され
ているから、画像データ値fが4<f≦5の時
1、それ以外の時0となるような2値化処理をす
れば線分69のみを抽出できる。2値化後は、画
像58に格納する(ステツプ303)。2値画像58
中の画像についてX軸最小座標値を計測する。計
測結果を X軸最小値:XMIN2 ……(20) とする(ステツプ304)。寸法dは次式から与えら
れる(ステツプ305)。
d=XMIN2−XMINI1 ……(21) 第21図での寸法dの教示の際、線分66で線
分67を画像44に格納する際、同じ濃度で格納
することを考える。この場合には、線分66及び
線分67は、濃度4で書き込むものと仮定する。
このような場合には、第24図のような寸法で2
個の線分を分離する必要がある。第25図のステ
ツプ400において、画像54の中の線分68,6
9は、濃度4で格納されているから、まず、線分
68,69のみを含む2値画像58を作成する。
次に、第25図のステツプ401において、2値
画像58をラベリングを行い、線分68,69を
番号づけをする。ラベリング結果画像を70に格
納する。画像70は濃淡画像であり、線分68
は、濃度1が、線分69は濃度2が割り付けられ
ているはずである。
第26図は、ラベリング結果画像70から寸法
dを計測する手順を示している。ラベリング結果
画像70から線分68のみを抽出するために2値
化処理を行う。線分68は、画像70中で濃度1
が割り付けられているので画素データ値fが、0
<f≦1の時1、それ以外の時0とするような2
値化処理を行うものとする。2値化処理の結果
は、画像58に格納する(ステツプ500)。画像5
8中の画像についてX軸の最小座標値を計測す
る。計測結果を X軸最小値:XMIN1 ……(22) とする(ステツプ501)。ラベリング結果画像70
から線分69のみを抽出するため同じ2値化処理
を行う。線分69は、画像70中で、濃度2が割
り当てられて入るから、画素データ値fが1<f
≦2の時1、それ以外のとき0となるように2値
化処理を行えばよい。2値化結果は画像58に格
納する(ステツプ502)。2値画像58中の画像に
ついてX軸最小座標値を計測する。計測結果を X軸最小値:XMIN2 ……(23) とする(ステツプ503)。
寸法dは、次式により計算する(ステツプ
504)。
d=XMIN2−XMIN1 ……(24) 以上によりやや複雑な寸法dについても線分2
本を使つてきちつと定義でき寸法計測できること
を説明した。ここでは全てのケースについて記述
できないが、複数本の線分を用いることにより相
当複雑な寸法に対しても寸法計測位置を定義でき
る。このように本発明の装置を使えば、標準手順
で、全ゆるケースの計測位置を定義でき、標準化
ソフトウエアで各種寸法形状の縫製パーツの寸法
計測できることがわかる。
〔発明の効果〕
複数個の特徴点周辺のパターンをテンプレート
として、テンプレートマツチングすることによ
り、縫製部品の位置ぎめを行なうので、主軸の傾
斜角の情報の精度が低くても、位置合わせでき
る。したがつて、主軸の傾斜角の計測誤差が生じ
やすい縫製部品のように柔らかく変形しやすい素
材でも、位置合わせが容易にでき、寸法計測が可
能となる寸法計測方法及び寸法計測装置を提供で
きる。
また、計測位置を示す濃度が互いに異なる複数
の線分を使うので、容易に計測位置を示す線分を
抽出でき、計測位置の把握と設定操作が容易とな
る寸法計測方法及び寸法計測装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の縫製パーツの計測結果全体構
成を示す説明図、第2図は同計測装置ハードウエ
ア構成を示すブロツク図、第3図は本発明の実施
例の作用を説明するために示すフローチヤート、
第4図は教示処理の手順を示すフローチヤート、
第5図〜第9図は、教示処理ステツプの処理内容
を示す図であつて、第5図は前処理及び2値化処
理を説明するために示す説明図、第6図は主軸傾
斜角計測処理を説明するために示す図、第7図は
第1特徴点の決定処理を説明するために示す図、
第8図は第2特徴点の決定処理を説明するために
示す図、第9図は計測位置の教示と計測位置パタ
ーンを示す図、第10図は寸法計測処理ステツプ
を示すフローチヤート、第11図〜第17図は寸
法計測処理ステツプの処理内容を示す図であつ
て、第11図は画像入力、前処理及び2値化処理
を示す図、第12図は主軸傾斜角計測処理を示す
図、第13図は画像処理による被計測入力画像の
姿勢調整を示す図、第14図は姿勢調整後の画像
に対してテンプレートマツチングにより第1特徴
点、第2特徴点の位置を得る方式を示す図、第1
5図は被計測画像の位置を標準画像の位置に合わ
せるための画像シフトを示す図、第16図は計測
位置パターンと被計測画像から計測位置だけのデ
ータを得るための方法を示す図、第17図は上記
処理画像から各計測位置毎のデータを抽出する方
法の一実施例を示す図、第18図は寸法aの計測
手順を示すフローチヤート、第19図は寸法bの
計測手順を示すフローチヤート、第20図は複数
の線分で計測位置を定義する場合の例(寸法dの
計測)を示す図、第21図は寸法dの教示方法を
示す図、第22図は寸法dの寸法計測処理ステツ
プの内容を示す図、第23図は寸法dの計測手順
を示すフローチヤート、第24図〜第26図は寸
法dの寸法計測のもうひとつの実施例を示す説明
図であつて、第24図は計測データの分離方法を
示す図、第25図は同じく分離手順を示すフロー
チヤート、第26図は寸法dの計測手順を示すフ
ローチヤートである。 1……寸法計測装置本体、2……コンソール
CRT、3……モニタテレビ、4……ハードコピ
ー用タイプライター、5……マウス、6……
ITVカメラ、7……ITVカメラインターフエー
ス、8……被計測物(縫製パーツ)、9……ITV
カメラの視野、10……被計測物の搬送テーブ
ル、11……教示ステツプ、12……寸法計測処
理ステツプ、13……CPU、14……システム
(マルチバス)、15……バスコントローラ、16
……主メモリ、17……CPU内バス、18……
フロツピーデイスク、19……シリアル転送機構
(UPif)、20……イメージプロセツサ(IMP)、
21……画像メモリ、22……標準のパーツ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 教示処理と寸法計測処理とからなる縫製部品
    の寸法計測方法において、 上記教示処理は、標準パーツである縫製部品の
    画像を取り込む処理、上記画像を2値化し2値化
    画像とする処理、上記2値化画像に対し定められ
    る主軸と所定の基準線との傾斜角を計測する処
    理、上記標準パーツの画像内に定められた複数個
    の特徴点周辺のパターンをテンプレートパターン
    として設定する処理、及び上記縫製部品上での計
    測位置を示す濃度が互いに異なる複数の線分を上
    記画像上で設定する処理を含み、 上記寸法計測処理は、被計測物である縫製部品
    の画像を取り込む処理、上記主軸の傾斜角を計測
    する処理、画像回転及びテンプレートパターンマ
    ツチングにより被計測物の画像位置を標準パーツ
    の標準画像位置に一致させる処理、上記画像上の
    計測すべき線分を抽出する処理、及び上記抽出さ
    れた線分について、その寸法を計算する処理を含
    むことを特徴とする縫製部品の寸法計測方法。 2 縫製部品の画像を取り込む画像入力装置と、
    上記計算処理に必要な画像情報内の複数個の特徴
    点周辺のパターンをテンプレートパターンとして
    入力し、かつ計測位置の情報を濃度が互いに異な
    る複数の線分として、上記計算処理装置に入力す
    る入力装置と、 上記画像入力装置からの画像情報を取り込み、
    上記画像の主軸の傾斜角の計測、画像回転及びテ
    ンプレートパターンマツチングを含む処理を行な
    い、予め与えられていた縫製部品の特徴点のパタ
    ーン及び計測位置を示す濃度が互いに異なる複数
    の線分により与えられる計測位置の情報に基づ
    き、縫製部品の寸法を計算処理する計算処理装置
    と、 該計算処理装置からの計算処理結果を出力する
    出力装置と、 上記テンプレートパターン及び計測位置を示す
    濃度が互いに異なる複数の線分を表示する表示装
    置とからなることを特徴とする縫製部品の寸法計
    測装置。
JP61221902A 1986-09-22 1986-09-22 縫製部品の寸法計測方法及びその装置 Granted JPS6378006A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61221902A JPS6378006A (ja) 1986-09-22 1986-09-22 縫製部品の寸法計測方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61221902A JPS6378006A (ja) 1986-09-22 1986-09-22 縫製部品の寸法計測方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6378006A JPS6378006A (ja) 1988-04-08
JPH0460525B2 true JPH0460525B2 (ja) 1992-09-28

Family

ID=16773945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61221902A Granted JPS6378006A (ja) 1986-09-22 1986-09-22 縫製部品の寸法計測方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6378006A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108272154B (zh) * 2018-01-04 2019-11-08 广州唯品会研究院有限公司 一种服装尺寸测量方法和装置
JP2019199663A (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 Juki株式会社 検査装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58217084A (ja) * 1982-06-11 1983-12-16 Fujitsu Ltd ロボツト用視覚装置
JPS6193902A (ja) * 1984-10-15 1986-05-12 Fanuc Ltd 視覚センサシステムにおける対象物体の特定位置教示方式
JPS61130809A (ja) * 1984-11-30 1986-06-18 Mitsubishi Electric Corp 視覚センサ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58217084A (ja) * 1982-06-11 1983-12-16 Fujitsu Ltd ロボツト用視覚装置
JPS6193902A (ja) * 1984-10-15 1986-05-12 Fanuc Ltd 視覚センサシステムにおける対象物体の特定位置教示方式
JPS61130809A (ja) * 1984-11-30 1986-06-18 Mitsubishi Electric Corp 視覚センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6378006A (ja) 1988-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100292564B1 (ko) 위치검출장치및방법
US6728417B1 (en) Measurement apparatus
JPS6016673B2 (ja) サ−ボ系における被検体認識装置
JP5468981B2 (ja) 画像測定機、プログラム、及び画像測定機のティーチング方法
JPH0810132B2 (ja) 対象パタ−ンの回転角検出方式
JPH0460525B2 (ja)
JP3422147B2 (ja) 位置ずれ量検出装置及び画像計測装置
JP3427230B2 (ja) 画像処理装置
JPH064669A (ja) 濃淡画像のパターンマッチング装置
JPH0515525A (ja) 画像位置修正方法
JPH0727562B2 (ja) 縫製部品表面の形状状態検査装置
KR960001753B1 (ko) 2치 화상처리에 의한 방향성 식별장치
JPH08171627A (ja) キャリブレーションパターンの重心検出方法
JPH10332333A (ja) 対象物の回転角と位置の検出方法
JPH05225336A (ja) 境界抽出方法および装置
JPH07249129A (ja) 画像回転方法及び装置
JPH04261259A (ja) イメージデータの補正装置
JPH0410074A (ja) 画像パターン傾き検出方法
JPH04304580A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
KR960001752B1 (ko) 2치화상처리에 의한 식별장치
JPH07113975B2 (ja) 重心検出装置
JPH10289311A (ja) 印刷物の検査方法及びこの装置
JPH09185683A (ja) 文字検査装置の画像処理方法とその装置
JP3080097B2 (ja) 平行線図形抽出方法
JP2578324B2 (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term