JPH0459005A

JPH0459005A - 水平式真空濾過機

Info

Publication number: JPH0459005A
Application number: JP2161858A
Authority: JP
Inventors: Minoru Morita; 稔守田
Original assignee: Tsukishima Kikai Co Ltd
Current assignee: Tsukishima Kikai Co Ltd
Priority date: 1990-06-20
Filing date: 1990-06-20
Publication date: 1992-02-25
Anticipated expiration: 2015-09-25
Also published as: JP3091200B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、化学工業９食品Ｔ業、鉱山冶金玉業無機化学
工業、廃棄物処理産業等において用いられ、かつ溶液中
に固形物を含むものくスラリー）の濾過、特に、粒度の
用い、すなわち２０μより１０００μの間の粒子を有す
る、主として水溶液を基本するスラリーの濾過及びケー
キの洗浄を行う水平式真空濾過機に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の水平式真空濾過機としては、真空箱の真
空吸引を連続的に保持するものと、間欠的にバルブ等て
真空吸引と大気開放とを繰り返すものとか知られている
。このうち、前者の連続的に真空吸引を保持するものと
しては、■エンドレスコムベルトを真空箱と接触さゼコ
ムヘルトに同調さ甘酸布駆動さ姐る濾過機、■真空箱を
多数連結し循環移動させる濾過機かある。また、後者の
間欠的に真空吸引するものとしては、■特公昭５５〜３
３３６８号公報に記載の、真空箱か真空吸引時に綿布と
ともに前進し、一定距離まで移動するとバルブの切り替
えにより真空箱か大気開放され、元の位置に急速に戻る
濾過機、■特公昭５５２６８８６号公報記載の、真空箱
を固定しノ＼ルブの切り替えにて、真空箱に真空吸引と
大気開放とを交互に繰り返し、大気開放時に濾布を移動
させる濾過機がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

一般的に、上記■〜■の濾過機は、濾布か連続的に移動
するために、スラリーの供給を濾布上に均一に行うこと
かできる反面、構造か複雑になり価格が高くなるという
問題がある。

一方、−に記■の濾過機は、比較的構造か簡単で安価で
あるか、濾布か間欠的に移動し、かつ固定された箇所よ
りスラリーか供給されるため、濾布」二にケーキが均一
に形成されず、脱水効果及び洗浄効果か悪（なる問題か
ある−１−に、供給及び洗浄を間欠的にしなければなら
ず、バルブの開閉操作時の複雑さやバルブの寿命等の問
題かあった。

そこで、本出願人は、」−記■の濾過機の問題を解決す
るものとして、間欠移動する濾布」−にスラリーを連続
的に供給することにより、均一に痔布七にスラリー層を
形成する水平式真空構過方法及び装置を提案したく特開
昭６２−１１４６１６号公報参照）。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、ｊ二記発明を改良して、さらに脱水効
果及び６し浄効果を向」ニさせることかでき、均質な製
品を得ることかＣきる水平式真空濾過機を提供すること
にある。

〔課題を解決するだめの手段〕

」―記目的を達成するために、本発明の水平式真空濾過
機は、所定位置に固定された真空箱の上面に、間欠的に
移動する無端濾布か設けられ、上記真空箱の真空吸引時
には、上記無端濾布を停止させ、該無端ｄＣ相」二のス
ラリー等の被処理物の固液分離を行うと共に、洗浄を行
って脱水させる一方、」二記真空箱の真空吸引休止時に
は、上記無端濾布を所定距離移動させる水平式真空濾過
機において、上記無端濾布停止時に、上記無端濾布の間
欠移動距離に合わせて、被処理物供給装置及び洗浄装置
を濾過時間に合わせ、一定時間で前進させ、後退は前進
時間より速やかに（望ましくは前進時間の２〜５倍の速
度で）元の位置に復元させるように往復移動自在に設け
られたものである。

〔作用〕

本発明の水平式真空濾過機にあっては、被処理物供給装
置及び洗浄装置を無端濾布の移動・停止に合わせて往復
移動させて、無端濾布上に被処理物の薄い層を複数層形
成させ、ケーキ形成区画の真空箱の」二部の無端濾布全
面に均一の厚みのケーキを形成させる。この場合、被処
理物供給装置を２箇所にすると、第２図ないし第４図に
示すように２層となり、かつ１箇所にすると、第５図な
いし第７図に示すように１層になる。次いで、このケー
キは無端病布を移動させることにより洗浄区画に移送さ
れる。この洗浄区画においては、例えば、第２図ないし
第７図に示すように、第１洗浄装置から第２洗浄濾液を
散布させ、第２洗浄装置から新鮮な洗浄液（例えば純水
、水道水等）を散布する。この際、各洗浄装置は、被処
理物供給装置と共に往復移動しながら連続的に洗浄液を
散布するので、ケーキ層か均一であることとあわせて、
洗浄液かケーキ層の全面に拡散し易く、ケーキ全体にわ
たってむらなく洗浄液がいきわたる。さらに、洗浄され
たケーキは後段の脱水区画で脱水される。この場合、ケ
ーキ層が均一であるので、ケーキ内の濾液及び通過空気
か平均して真空吸引され、無駄な（かつ脱水効果か高い
。また、被処理物供給装置及び洗浄装置の連結台数は、
ケーキの物性・濾過性及び脱水製品の希望純度等により
、１台ないし複数台か適宜決定される。

〔実施例〕

以下、第１図ないし第７図に基づいて本発明の詳細な説
明する。

第１図ないし第４図は本発明の第１実施例を示すもので
、これらの図において符号１は、無端濾布であり、この
無１ＪＵｆａ布１は、駆動ロール２と、複数個（第１図
において４個）の支持ロール３゜４、．５．６と、案内
ロール７との間に巻き掛けられたものである。そして、
駆動ロール２の近傍には、無端濾布ｌ」二のケーキを掻
き落とすためのスクレーパ８が設けられている。また、
上記支持ロール４には、上記無端濾布１の張力を緩めた
り強めたりして無端濾布１を間欠的に移動さ已る濾布移
動装置９か設けられているう」二記載端構布１の水平部分１ａの下部には、５個の真
空箱Ａ１〜Ａ５は、それぞれ独立して、制御弁］、Ｏａ
、１０ｂと濾液槽ｔｏｅとに連結されており、各濾液槽
１．０　Ｃは、真空ポンプ１１及び濾液ポンプ１２に連
結されている。そして、各真空箱Ａ］〜八５は、独立し
て所要の真空圧及び大気開放操作を行い得るようになっ
ている。また、各真空箱Ａ１〜Ａ５１の無端濾布１は、
それぞれ、第１．第２ケーキ形成区画、第１．第２洗浄
区画脱水区画に区分されている。

上記無端濾布１の水平部分１ａの−に一方には、ガイド
フレーム］３に支持された第１．第２スラリー供給装置
１．４．１．５及び第１．第２６Ｑ浄装置１６．１７か
、互いに連結具１８を介して連結された状態で往復移動
自在に設けられている。そして、ｊｚ　記ａ　結具１８
には、シリンダ１９のピストンロット１５は、−に記第
１，第２ケーキ形成区画にそれぞれスラリーを供給する
と共に、各洗浄装置１６１７は、上記第１，第２洗浄区
画に、それぞれ、第２洗浄濾液（第２洗浄区画を透過し
た回収液）及び新鮮な洗浄液（例えば水道水）を供給す
るようになっている。

」−記のように構成された水モ式真空濾過機を用いて真
空濾過を行った場合について、第２図ないし第４図に基
ついて説明すると、まず、第４図において、各真空箱Ａ
１〜Ａ５への真空吸引を休ｔｌ＝した後、濾布移動装置
９によって無端濾布１を１区画分右方に急速に移動させ
る。この場合、無端濾布１の移動に伴い、真空箱Ａｌ上
のケーキ形成区画においては、第１スラリー供給装置１
４によってスラリーか供給され、真空箱Ａ２上の第２ケ
ーキ形成区画には、第２スラリー供給装置１５によって
スラリーが供給されると共に、各真空箱Ａ３Ａ４上の第
１，第２洗浄区画にあっては、それぞれ、第１，第２洗
浄装置１６　１７によって第２洗浄痔液及び新鮮な洗浄
液か、順次、各２層のケーキ層の上に供給されて洗浄か
行われる（第２図参照〉。

次いて、第２図において、無端濾布１の移動を停止させ
、かつ各真空箱Ａ１〜Ａ５の真空吸引を開始すると共に
、シリンダ１９のビス１〜ンロツドをゆっくり後退させ
ることによって、連結具１８を介して各スラリー供給装
置１．４．．１．５及び各洗浄装置１６．１．７を右方
に一区画性移動させる。

この結果、第１ケーキ形成区画に第１層目のケーキ層が
、かつ第２ケーキ形成区画に第２層目のケーキ層かそれ
ぞれ形成されると共に、第１，第２洗浄区画においては
、それぞれ第２洗浄傷液及び新鮮な洗浄液が各２層のケ
ーキ層上に供給されて、ケーキ層に１１１着している不
純物を洗い流す一方、脱水区画にあっては、洗浄後のケ
ーキ層を真空吸引することにより、脱水乾燥が行われる
（第３図参照）。

続いて、第３図において、シリンダ１９のピストンロソ
ｌ”を急前進させることにより、連結具１８を介して各
スラリー供給装置１４．，１５及び各洗浄装置１６，１
．７を左方に一区画性移動させる。

これによって、第１ケーキ形成区画に第１層目のケーキ
層か、かつ第２形成区画に第２層目のケーキ層かそれぞ
れ形成完了されると共に、第１，第２洗浄区画において
、それぞれ、第２洗ｆｐ濾液及び新鮮な洗浄液か各ケー
キ層に供給されて洗浄される一方、脱水区画においては
、洗浄後のケーキ層への脱水乾燥か継続される（第４図
参照）。そして、第４図に示す状態になると、また、上
述した初期状態に戻り、真空箱Ａ１〜Ａ５の真空吸弓を
休止すると共に、無端濾布１を１区画分右方に移動させ
る。

このようにして、無端濾布１上に、第１，第２スラリー
供給装置］．、４．１．５によって合計２層のケーキ層
か形成され、かつ第１，第２洗浄装置１６、１７によっ
て順次洗浄が行われ、さらに、真空箱Ａ５１の脱水区画
において脱水乾燥か行われた後に、上記ケーキ層はスク
レーパ８によって剥ぎ取られて製品として回収される。

次に、上記水平式真空嘩過機を用いて具体的に実施した
運転例を記述する。機器の主要寸法は、無端６も布１の
有効幅が８００　ｍＩＩ、各真空箱Ａ１〜Ａ５の長さか
７００ｕ＊て、かつ平均１′−γ径２０μｍの磁性酸化
鉄濃度１５．０ｗｔ％、苛性ソータ濃度１２．０ｗｔ％
の溶液を構過δＬ浄した。スラリーの供給速度は２箇所
からそれぞれ３０００ｋｇ／ｈて、かつ各スラリー供給
装置１．４．１５の供給口及び各洗浄装置１６．］、７
の供給口をそれぞれ７００ｉ＋ｉ間隔て連結具１８に取
イτｊは、シリンダ１つによって連結具１８を７００ｆ
ｆｌｆｆ往復移動させるようになっている。本水平式真
空濾過機を用いて、無端濾布１の静Ｉヒ時間１５秒、移
動時間５秒、被処理物供給装置及び洗浄装置前進時間１
２秒、後退時間３秒、真空箱Ａｌ−Ａ３の真空度４．０
０　ｍｍＨｇ、洗浄水６００ρ／ｈの運転条件で、脱水
ケーキを乾燥品基桑て４４８　ｋｙ／ｈ得た。得られた
脱水ケーキの物性は、水分４３％、ケーキ中の苛性ソー
ダ濃度０．１２ｗｔ％てあった。一方、供給装置及び洗
浄装置を固定した同機種の水平式真空濾過機で同条件で
運転した結果、得られた脱水ケーキの物性は、水分５４
％、ケーキ中の苛性ソータ濃度０．３７れ％であった。

このように、従来のものは、本発明の水平式真空濾過機
に比へてはるかに純度か悪い。これは、ケーキ層の形成
か均一でなく、このため脱水にむらがあり、かつ洗浄液
か均一・にケーキに分散しなかった結果によるものと考
えられる。

なお、ここで、通常の濾過の速度は５ｍ／ｍｉｎである
。また、普通、脱水ケーキを形成する長さは、最低］ス
トロークから最高４ス１−ローフであり、これはケーキ
の濾過特性により決定する。さらに、洗浄比］の場合に
は経験的に、洗浄時間か、ケーキ形成時間よりもはるか
に短く、従って、多段洗浄によって、洗浄比を少なくし
て、なるべく１ストロ一ク以内に洗浄時間をおさえるこ
とが可能である。

また、第５図ないし第７図は本発明の第２実施例を示す
もので、この実施例においては、スラリー供給装置を１
台たけにし、かつ真空箱を７１個にしたものである。そ
して、それ以外の運転手順は」−記第１実施例と同様で
あり、これにより、無端濾布１」−のケーキ形成区画、
第１．第２洗浄区画、脱水区画にはそれぞれ各１層のケ
ーキ層か形成される。

〔発明の効果〕

以」−説明したように、本発明の水平式真空濾過機は、
所定位置に固定された真空箱の上面に、間欠的に移動す
る無端濾布が設けられ、−１−記真空箱の真空吸引時に
は、上記無端濾布を停止させ、該無端濾布−１−のスラ
リー等の被処理物の固液分離を行うど共に、洗浄を行っ
て脱水させる一方、上記真空箱の真空吸引休止時には、
」−記載端濾布を所定距離移動させる水平式真空濾過機
において、上記無端濾布停ｔｌ＝、時に、上記無端濾布
の間欠移動距離に合わせて、被処理物供給装置及び洗浄
装置か往復移動自在に設けられたちのであるから、被処
理物供給装置及び洗浄装置を無端濾布の移動・停止に合
わせて往復移動させることにより、ケーキ形成区画の真
空箱の上部の無端濾布全面に均一・の厚みのケーキを形
成させることかできると共に、洗浄区画において、洗浄
装置か往復移動しながら連続的に洗浄液を散布すること
により、ケーキ層が均一であることとあわせて洗浄を伐
がケーキ層の全面に拡散し易く、ケーキ全体にわたって
むらなく洗浄液をいきわたらせることができて、円滑に
かつ確実に洗浄することができる。また、上記ケーキ層
を脱水する場合に、ケーキ層が均一であるので、濾液及
び通過空気が平均して真空吸引することかでき、無駄な
くかつ脱水効果が高い。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の第１実施例を示すもので
、第１図は概略構成図、第２図は濾布か１区画移動した
状態を示す説明図、第３図は被処理物供給装置及び洗浄
装置が１区画前進した状態を示す説明図、第４図は被処
理物供給装置及び洗浄装置が１区画後退し、１サイクル
終了して、第１ケーキ形成区画に１層目のケーキ層が、
また第２ケーキ形成区画には２層目のケーキ層が形成さ
れた状態を示す説明図、第５図ないし第７図は本発明の
第２実施例を示すものて、第５図は濾布か１区画移動し
た状態を示す説明図、第６図は被処理物供給装置及び洗
浄装置が１区画前進した状態を示す説明図、第７図は被
処理物供給装置及び洗浄装置が１区画後退し、］サイク
ル終了して、ケーキ形成区画にケーキ層が形成された状
態を示す説明図である。１・・無端〜布、１４・・第１スラリー供給装置、１５
　第２スラリー供給装置、１６　第１洗浄装置、１７　
第２洗浄装置、Δ１〜Δ５・・真空箱。出顆人月島機械株式会社ａ）第６図

Claims

【特許請求の範囲】所定位置に固定された真空箱の上面に、間欠的に移動す
る無端濾布が設けられ、上記真空箱の真空吸引時には、
上記無端濾布を停止させ、該無端濾布上のスラリー等の
被処理物の固液分離を行うと共に、洗浄を行って脱水さ
せる一方、上記真空箱の真空吸引休止時には、上記無端
濾布を所定距離移動させる水平式真空濾過機において、上記無端濾布停止時に、上記無端濾布の間欠移動距離に
合わせて、被処理物供給装置及び洗浄装置が往復移動自
在に設けられたことを特徴とする水平式真空濾過機。