JPH0458107A

JPH0458107A - 構造物のレベル計測装置

Info

Publication number: JPH0458107A
Application number: JP16945990A
Authority: JP
Inventors: Kenji Saito; 賢治斉藤; Kunio Fukuyama; 福山　国夫
Original assignee: Kayaba Industry Co Ltd; Takenaka Komuten Co Ltd
Current assignee: Takenaka Komuten Co Ltd; KYB Corp
Priority date: 1990-06-27
Filing date: 1990-06-27
Publication date: 1992-02-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は構造物の多数点のレベルを計測する装置の改良
に関する。

（従来の技術）構造物の不同沈下の計測など構造物の多数点のレベル変
化を知する方法として、最近、レーザ光線の発光器と受
光器を用いて計測を行う電子計測方法が多く採用されて
いる。

例えば特開昭６０−２５４１３号公報には、レーザ光線
の発光器を基準点に設置し、被測定部位に受光器を取付
け、上下方向に多数の受光素子を配設した受光器にレー
ザ光線を照射することにより、受光した素子の位置から
その測定部位のレベルを判断するものが提案されている
。

構造物の不同沈下の測定のように測定点が多数にわたり
、しかも定期的な計測を必要とする場合は、受光器をそ
の位置にセットしておき、その出力をコンピュータに入
力させることにより、能率のよい測定を実施することが
できる。

（発明が解決しようとする課題）ところがこの場合、レベル測定の精度（分解能）を高め
るには受光器に上下方向に配列する受光素子の配列密度
を高くする必要があるが、測定点が多数にわたるときは
、受光器の設置個数が増えることもあって、このような
素子密度の高い受光器を多数準備しなければならないこ
とは、計測システムを非常に高価なものにしてしまう。

本発明はこのような問題を解決することを目的とする。

（課題を解決するための手段〉そこで本発明は、構造物の各測定点に設置されるレーザ
光線の受光器と、レーザ光線を水平に照射すると共に水
平面で旋回するレーザ照射器と、このレーザ照射器を上
下させる昇降装置と、レーザ照射器の上下位置を検出す
る手段と、受光器がレーザ光線を受光したときのレーザ
照射器の上下位置から各測定点のレベルを判定する手段
とを備える。

（作用）レベル測定を行うときは、レーザ照射器を水平に旋回し
て受光器に向けた後、レーザ光線を照射する。そして、
昇降装置によりレーザ照射器を緩やかに上下させる。測
定点に設置した受光器がレーザ光線を検出したときのレ
ーザ照射器の上下位置を検出することにより、測定点の
レベルを判定する。

（実施例）第１図〜第３図において、１はレーザ光線を照射するレ
ーザ照射器、２ａ、２ｂ、２ｃ・・・はレーザ光線を受
光する受光器である。

受光器２ａ、２ｂ、２ｃ・・・は、各測定部位に取付け
られるもので、レーザ光線を受光したときに電気的な出
力を発生する単一の受光素子を備えている。

レーザ照射器１は、第１図、第３図に示すように、照射
器本体３が水平調整装置４を介して上下動させる昇降装
置１５に載置される。

照射器本体３はレーザ光線を水平に発光すると共に、水
平面において３６０゛旋回するようになっている。

水平調整装Ｗ４はレーザ照射器１を常に水平に維持する
もので、照射器本体３を支持する支持プレート６が、軸
Ｘを中心にフレーム５に回転自在に支持され、また、フ
レーム５は軸Ｘと直交する軸Ｙを中心に台座１３に回転
自在に支持される。

支持プレート６の一部には、各軸Ｘ、Ｙの方向について
傾斜角度を検出する傾斜センサ７．８が取付けられると
共に、この傾斜センサ７．８の出力に基づいて、支持プ
レート６が水平になるように各回転軸Ｘ、Ｙの回りに駆
動モータ１０と１１によって回転角度が制御される６なお、この水平制御は後述する制御装置２０によって行
なわれる。

前記昇降装置１５は基盤１６に垂直に取付けられ、この
昇降ロッド１７の先端に前記水平調整装置４の台座１３
が据え付けられる。なお、昇降装置１５は例えばモータ
の回転により送りがかかるねじ機構等によって構成する
が、油圧シリンダ等を用いることもできる。

また、この昇降装置１５と並列に上下位置検出器１９が
設けられ、レーザ照射器１の高さ位置を検出するように
なっている。

制御袋Ｗ２０には、前述した傾斜センサ７．８からの角
度信号θ×とθｙと、上下位置検出器１９からの高さ信
号Ｈが入力し、さらに、前記した受光器２　ａ、　２　
ｂ、　２　ｃ−からの受光信号Ｄ　、、Ｄ　ｉＤ　３・
・・が入力する一方、同時に昇降装置１５に昇降駆動信
号を出力しながら、これらに基づいて後述するようにし
て各測定部位のレベルを判定する。

次に作用について説明する。

第２図にも示すように、まず予め昇降装置１５を最収縮
または最伸長状態に保持しておき、レーザ照射器Ｉを所
定の受光器、例えば受光器２ａに向けて水平に旋回する
。

なおこのとき、制御装置２０はレーザ照射器１が水平状
態にあるかどうかを、傾斜センサ７．８の出力から判断
し、もし水平でないときは、軸Ｘ。

Ｙについて、それぞれ水平になるまで駆動モータ１０と
１１を駆動して姿勢の修正を行う。

昇降装置１５が最収縮している場合、制御装置２０から
の駆動信号により緩やかに昇降装置１５を伸ばしていく
、昇降装置１５の伸長動作によりレーザ照射器１も上昇
していき、レーザ光線の発光部位が受光器２ａと同一レ
ベルに達すると、受光器２ａがレーザ光線を受光して、
制御装置２０に出力する。

一方、このとき制御装置２０には同時に上下位置検出器
１９からの高さ位置信号も入力しているので、制御装置
２０は受光器２ａが出力したときの上下位置検出器１つ
の位置信号により、受光器２ａを取付けた測定部位のレ
ベルを判断する。

このようにして受光器２ａの取付部位のレベルを判定し
たら、上記したのと同じ操作により、次の受光器２ｂに
向けて再びレーザ光線を発光しながらレベルの判定を行
うと共にこの結果を記憶し、順次これらの操作を繰り返
すことにより、各測定部位のレベルを判定していく。

この場合、各測定部位のレベルは、互いに相対的な変位
として算出したり、あるいは絶対値として算出すること
ができる。なお、この測定結果は、表示器に表示したり
、あるいはプリンタによって印刷することもできる。

（発明の効果）以上のように本発明によれば、レーザ照射器を昇降装置
により上下させるようにしなので、各測定部位に取付け
る受光器は単一の受光素子を備えるだけでよく、したが
ってとくに測定点が多数にわたるときは、測定システム
としての全体のコストを大幅に低減することができ、か
つ能率のよいレベル測定が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す正面図、第２図は平面的
な説明図、第３図は水平調整装置の分解斜視図である。１・・レーザ照射器、２　ａ、　２　ｂ、　２　ｃ・・
・受光器、３・・・照射器本体、４・・・水平調整装置
、１５・・・昇降装置、１つ・・上下位置検出器、２０
・・・制御装置。特許出願人　カヤバエ業株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

１、構造物の各測定点に設置されるレーザ光線の受光器
と、レーザ光線を水平に照射すると共に水平面で旋回す
るレーザ照射器と、このレーザ照射器を上下させる昇降
装置と、レーザ照射器の上下位置を検出する手段と、受
光器がレーザ光線を受光したときのレーザ照射器の上下
位置から各測定点のレベルを判定する手段とを備えたこ
とを特徴とする構造物のレベル計測装置。