JPH0456639A - 補助警告ランプ付車両用リヤガラス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、補助警告ランプ付車両用リヤガラスに関する
ものである。

［従来の技術］ 従来、自動車等の車両において、ブレーキ操作時、後退
時、進行方向変更時等の注意を後方の車両に促す方法と
しては、バンパー上部に位置するブレーキランプや後退
灯を点灯させることが通常である。しかし、通常のバン
パー上部に位置するブレーキランプ等では、降雪時に、
ブレーキランプ等が雪に隠れ、後方車両から見えな（な
ること、又、トラック、バス等の高い座席の運転者から
は近接して走行する前方の乗用自動車の上記ブレーキラ
ンプの点灯表示を判別することが困難であること、又、
夜間においては車幅灯などが点灯するため前方の乗用自
動車のブレーキ操作状態を明確には判別しにく（なるこ
とがあるため、安全上、問題があった。

このような問題を解決するため、ブレーキランプとして
発光体をリヤガラス面内又はその周辺の比較的高い位置
に略水平方向に列状に配置するものが提案、実用化され
ている（以下、これを補助警告ランプと称する）。この
ような補助警告ランプ取り付けの概念図を示したのが第
５図である。１はリヤガラス、２は補助警告ランプであ
る。これは、警告灯たる発光部が比較的高い位置にある
ため、後方の車両から視認し易い利点があるだけでなく
、降雪時にも発光部が雪に隠れることがなく安全性が高
いという利点があるため、非常に有用である。

［発明の解決しようとする課題］ かかる補助警告ランプにおいて、リヤガラスに補助警告
ランプをユニットとして取り付ければ、車種ごとの補助
警告ランプの設計が不要となり、多くの車種で共通利用
可能となるため、有用である。このような補助警告ラン
プユニットの例として代表的なものは、第２図に示した
ように、透明な部材で両端に開口部１５ａを有する筒状
のハウジング１５と、このハウジング１５のそれぞれの
開口部１５ａに係着されハウジング１５内面側に基板取
付部１３ａを設けた側蓋１３と、側蓋１３の基板取付部
１３ａに取り付けられるＬＥＤ１４ａを搭載したＬＥＤ
搭載基板１４とからなる補助警告ランプがある。ハウジ
ング１５及びＬＥＤ搭載基板１４は、種々のリヤガラス
の表面形状に適合させられるように、可撓性であること
が好ましい。補助警告ランプ２は、車種ごとに補助警告
ランプの照射角が適切なものとなるように、ＬＥＤの列
の軸の回りに回転させ、調整した後、リヤガラス１に固
定される。

かかる補助警告ランプで、発光体としてＬＥＤＯ列を用
いたものについては、数個のＬＥＤを直列につないだも
のをｌＯ〜２０個並列に並べて、使用することが多い（
第３図の回路図参照）。この場合、直列につないだＬＥ
ＤＩＩそれぞれにさらに直列にある程度の大きさの電流
制限抵抗１２をつなぎ、ＬＥＤＩＩに流れる電流を制限
し、同時に、ＬＥＤＩＩＯ順方向電圧のばらつきを吸収
することが一般に行われている。

しかるに、一般にＬＥＤは温度に対して、発光効率が負
特性を示し、温度が上がるにつれて輝度が小さくなる傾
向を示す。そして、前記の電流制限抵抗による発熱は無
視できなく、発光効率を低下させる原因になっていた。

［課題を解決するための手段］ 本発明は前述の課題を解決すべくなされたもので、ＬＥ
Ｄを搭載したＬＥＤ搭載基板なその内部に保持してなる
補助警告ランプユニットを車両のリヤウィンドの内面側
に取り付けてなる補助警告ランプ付車両用リヤガラスに
おいて、全電気抵抗からＬＥＤの電気抵抗を除いた電気
抵抗のうち５０％以上を前記補助警告ランプユニットの
外に配置したことを特徴とする補助警告ランプ付車両用
リヤガラスを提供するものである。

［実施例］ 以下、本発明を実施例に従って説明する。

第１図は、本発明の補助警告ランプ付リヤガラスの１例
を示す平面図である。１はリヤガラス、２はリヤガラス
１上に取り付けられた補助警告ランプ、３は補助警告ラ
ンプへの給電端子、４はリヤガラス１上に設けられたＡ
ｇペースト等の導電性の被膜からなる導電性線条、５は
リヤガラス１上に設けられた電源供給部である。電源か
らの電力は、リヤガラス１の端部の目立たない部分に設
けられた電源供給部５に供給され、リヤガラス１上に設
けられた導電性線条４及び給電端子３を介して補助警告
ランプ２に電力が供給される。なお、電源供給部は、防
曇用熱線の電源と一部共用可能であるが、もちろん単独
に取り出しても良い。また、補助警告ランプ２の両側か
ら給電するのではな（、片側を二端子として給電するこ
とも可能である。

補助警告ランプ２としては第２図に示したような形態で
ユニット化され、ユニット内部にＬＥＤ及びＬＥＤ搭載
基板が実質的に密封されるものが好ましいが、必ずしも
第２図のような構造に限るわけではない。ＬＥＤ及びＬ
ＥＤ搭載基板がユニット内部に自装置されるものであれ
ば何でも良い。

本発明の１つの特徴は、全電気抵抗からＬＥＤの電気抵
抗を除いた電気抵抗のうち５０％以上好ましくは８０％
以上を前記補助警告ランプユニットの外に配置したこと
である。ここで、電気抵抗は、より多（補助警告ランプ
ユニット外に配置したほうが、電気抵抗による発熱の影
響が押えられ、ＬＥＤの発光効率が上げられるので好ま
しい。但し、ＬＥＤの個々の順方向電圧のばらつきを考
慮すると、そのばらつきを吸収するために、全電気抵抗
からＬＥＤの電気抵抗を除いた電気抵抗のうち２０％以
上は補助警告ランプユニット内に配置したほうが好まし
い。

無論、ＬＥＤの順方向電圧のばらつきをより小さ（選べ
るならば、補助警告ランプユニット内に配置する抵抗は
ほぼＯにすることも可能である。

本発明の具体的回路配置の概念を示したのが、第６図で
ある。１１はＬＥＤ、１２は電流制限抵抗、１６は補助
警告ランプユニット内部、１７は第１図の電源供給部５
内に収められた抵抗、１８．１９はリヤガラス上に付着
された導電性線条４の抵抗を示している。そして、電源
供給部５内に収められた抵抗とガラス上に付着された導
電性線条４の抵抗を加えたものが、全電気抵抗からＬＥ
Ｄの電気抵抗を除いた電気抵抗のうち５０％以上となる
ようにする。

電源供給部５内に抵抗１７を収める構造の一例を示した
斜視図が第４図である。８は補助警告ランプの電源＋側
と接続される端子であり、２゜はキャラメル型抵抗を内
部に収納したパッケージである。キャラメル型抵抗の一
端は端子８と接続されていると共に他端は端子６に接続
されており、６はＡｇペースト焼き付は等からなる導電
性線条４に半田付は等で導電接続されている。

第１表に本発明の実施例とその比較例とを示した。

第　　１　　表　　　　　（単位：　Ω）実施例１〜実
施例３は電流制限抵抗１２の約６５％を補助警告ランプ
ユニットの外（抵抗１７〜抵抗１９）に配置したもので
あり、実施例４はほぼ１００％補助警告ランプユニット
の外に配置したものである。実施例１〜３においては比
較例に比べ、ＬＥＤの輝度が約１５％向上している。ま
た、実施例４においてはＬＥＤ個々の輝度にばらつきが
見られたが、比較例に比べ、はぼ３０％輝度が向上した
。

［発明の効果］ 本発明によれば、ＬＥＤからなる補助警告ランプの発光
効率の向上を計ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の補助警告ランプ付リヤガラスの１例を
示す平面図、第２図は本発明に適した補助警告ランプの
構造を示す分解斜視図、第３図は従来の補助警告ランプ
付リヤガラスの回路を示す回路図、第４図は電源供給部
内に抵抗を収める構造の一例を示した斜視図、第５図は
一般的な補助警告ランプをリヤガラスに取り付けた構造
を示す平面図、第６図は本発明の補助警告ランプ付リヤ
ガラスの回路を示す回路図である。 ｌ　： ２　＝ ｌｌ　： １２＝ １７： １８、 リヤガラス 補助警告ランプ ＬＥＤ 電流制限抵抗 電源供給部内に収められた抵抗 １９：導電性線条の抵抗 で、″） 第 図 第 因 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ＬＥＤを搭載したＬＥＤ搭載基板をその内部に保
   持してなる補助警告ランプユニットを車両のリヤウイン
   ドの内面側に取り付けてなる補助警告ランプ付車両用リ
   ヤガラスにおいて、 全電気抵抗からＬＥＤの電気抵抗を除いた電気抵抗のう
   ち５０％以上を前記補助警告ランプユニットの外に配置
   したことを特徴とする補助警告ランプ付車両用リヤガラ
   ス。