JPH0456028B2 - - Google Patents

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JPH0456028B2
JPH0456028B2 JP57064198A JP6419882A JPH0456028B2 JP H0456028 B2 JPH0456028 B2 JP H0456028B2 JP 57064198 A JP57064198 A JP 57064198A JP 6419882 A JP6419882 A JP 6419882A JP H0456028 B2 JPH0456028 B2 JP H0456028B2
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pte
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crystals
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Tadashi Katsura
Masayoshi Minamii
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は、光学活性なハーフエステルである
(4S,5R)−1,3−ジベンジル−4−カルボキ
シ−5−メトキシカルボニルイミダゾリジン−2
−オンおよび(4S,5R)−1,3−ジベンジル−
5−カルボキシ−4−メトキシカルボニルイミダ
ゾリジン−2−オンの混合物を分離し、それぞれ
の光学活性なハーフエステルを取得する方法に関
する。
光学活性なハーフエステルである(4S,5R)−
1,3−ジベンジル−4−カルボキシ−5−メト
キシカルボニルイミダゾリジン−2−オン(化合
物I)および(4S,5R)−1,3−ジベンジル−
5−カルボキシ−4−メトキシカルボニルイミダ
ゾリジン−2−オン(化合物)は、それぞれ異
なつた方法で還元することによりビチオンの重要
な中間体である(3S,4R)−(1,3−ジベンジ
ル−2−ケト−イミダゾリド)−2−ケト−テト
ラヒドロフランに誘導することができるなど医薬
の中間体として重要な化合物である。
1,3−ジベンジル−イミダゾリドン−4,5
−ジカルボン酸のモノメチルエステル(以下、化
合物Iと化合物の混合物という)は、1,3−
ジベンジル−4,5−ジカルボシキイミダゾリジ
ン−2−オンの酸無水物をメタノールと反応させ
ることにより容易に得られる。
本発明者らは、化合物Iおよび化合物の混合
物からこれを分離する方法について研究の結果、
特定の光学分割剤を使用することにより容易にそ
の分離が可能となることを見出して、本発明を完
成した。
すなわち本発明は、化合物Iと化合物の混合
物に、d−α−フエニル−β−(p−トリル)エ
チルアミン(以下D−PTEとする)または−
α−フエニル−β−(p−トリル)エチルアミン
(以下L−PTEとする)を作用させることを特徴
とする化合物Iと化合物の分離法である。
以下、本発明の分離法について詳しく説明す
る。
本発明の方法は、化合物Iおよび化合物の混
合物にDまたはL−PTEを作用させて、化合物
IまたはとD−またはL−PTEとの塩による
析出結晶を得、次いでこれを分解することにより
化合物Iまたはを単独に得る方法である。
尚、説明を分り易くするために、以下の説明に
おいては光学分割剤としてD−PTEを用いた場
合について述べる。
本発明の分離法において、化合物Iおよびの
混合物へのDまたはL−PTEの作用は溶媒中で
行われる。
この溶媒としては水可溶性有機溶媒と水との混
合溶媒(以下含水溶媒という)またはベンゼンが
使用されるが、溶媒の種類により析出するPTE
塩が異なるため、溶媒の選択は非常に重要であ
る。この点を利用し、本発明の分離法では、溶媒
を選択することによつて、混合物中の化合物Iま
たはのいずれを最初の析出結晶として得るかを
選択することができる。
たとえば、化合物Iおよびの混合物にD−
PTEを含水溶媒中で作用させると析出結晶とし
て化合物のD−PTE塩が選択的に得られ、ま
た化合物Iおよびの混合物にD−PTEをベン
ゼン中で作用させると析出結晶として化合物Iの
D−PTE塩が選択的に得られ、これらのPTE塩
を酸分解することにより化合物Iまたはのそれ
ぞれ単独を得ることができる。
また、これらの方法において析出結晶をろ別し
たのちのろ液について、溶媒を変えて再結晶処理
を行うことにより、もう一方の化合物を得ること
ができる。
たとえば、化合物Iおよびの混合物にD−
PTEを含水溶媒中で作用させることにより析出
した化合物のD−PTE塩をろ別したのちの
液を濃縮し、得られた固体をベンゼンから再結晶
することにより化合物IのD−PTE塩を得、こ
れを酸分解することにより化合物Iを得ることが
できる。あるいは上述の液の濃縮により得られ
る固体を酸分解してD−PTEを除去したもち、
ベンゼンから再結晶して優先的に化合物Iを得る
こともできる。
最初の分離処理における溶媒としてベンゼンを
用いた場合には、ろ液の再結晶処理において含水
溶媒を用いれば、上記と全く同様にしてろ液から
化合物を得ることができる。
上述の本発明の分離方法をフローシートで例示
すれば第1図に示されるとおりである。
尚、光学分割剤としてL−PTEを用いた場合
には、D−PTEを用いた場合に比べて化合物I
と化合物の関係が逆転するだけであつて、全く
同様に分離することができる。
次に、本発明の方法を第1図における(方法
1)を例にとつて説明する。
化合物Iおよび化合物の混合物に所定量の含
水溶媒およびD−PTEを加え、化合物Iおよび
とD−PTEの塩を生成せしめ、これを溶解さ
せる。
ここで使用する溶媒量は、生成した化合物Iお
よびとD−PTE塩をその溶解液から分別晶析
させるに適当な量である。
またここで使用するD−PTEの量は、化合物
Iおよび化合物の合計に対して約0.7モル〜1.2
モル倍好ましくは、0.8モル〜1.1モル倍である。
反応温度については、−20℃〜使用溶媒の沸点の
範囲内で任意であるが、生成した塩が析出する温
度以上が好ましい。
上記反応によつて化合物IおよびのD−
PTE塩を生成せしめたのち、反応混合物を徐冷
し、化合物のD−PTE塩を析出させる。
このとき、該塩が析出するように、これと同種
の種晶を混合系に接種することがより好ましい。
このようにして得た結晶は、これをろ別し、乾
燥させ、酸によつてこれを分解して化合物を得
る。
ここで使用される酸は、塩酸、硫酸、リン酸等
であり、その使用量は、ろ別した結晶に対して1
モル倍以上任意であるが、通常約1〜1.1モルで
ある。分解液は、これを有機溶媒(たとえば、ト
ルエン、クロロホルム、エーテル、酢酸エチル等
の単独もしくはこれらの混合溶媒)で抽出を行な
い、抽出油層は必要に応じて水洗したのち、溶媒
を留去することにより(4S,5R)−1,3−ジベ
ンジル−5−カルボキシ−4−メトキシカルボニ
ルイミダゾリジン−2−オン(化合物)が得ら
れる。
一方化合物のD−PTE塩をろ別したのちの
ろ液は、これを濃縮し、得られた固体をベンゼン
に溶解させる。ここで使用するベンゼンの量は、
化合物IのD−PTE塩をその溶解液から分別晶
析させるに適当な量である。
上記溶解液を徐冷し、化合物IのD−PTE塩
を析出させる。このとき、該塩が析出するよう
に、これと同種の種晶を混合系に接種することが
より好ましい。
かくして得られた結晶を前述したと同様の方向
によつて酸により分解、ついで後処理を行うこと
により(4S,5R)−1,3−ジベンジル−4−カ
ルボキシ−5−メトキシカルボニルイミダゾリジ
ン−2−オン(化合物)が得られる。
また、他の方法として、前記ろ液を濃縮して得
られる固体を酸によつて分解し、分解液を抽出し
たのち抽出油層から抽出溶媒を除去して、化合物
Iを過剰に含む化合物Iおよびの混合物を得、
次いでこれをベンゼンに溶解させたのち徐冷し、
化合物Iを優先的に析出させ(優先晶析)、これ
をろ別、乾燥することにより化合物Iを得ること
ができる。このとき、化合物Iが析出する前にこ
れと同種の種晶を混合系に接種することがより好
ましい。
ここで、分解に用いる酸および抽出溶媒とは前
記したと同様のものが使用される。
また、優先晶析に用いるベンゼンの量は化合物
Iをその溶解液から分別晶析させるに適当な量で
ある。
かくして、方法1に示される方法により、化合
物Iととの混合物から、それぞれが分離され
る。
尚、本発明において用いる含水溶媒とは前記し
たように水可溶性有機溶媒と水との混合溶媒を意
味するが、その混合割合は通常重量比で1〜9:
9〜1であり、好ましくは2〜8:8〜2であ
る。また、かかる水可溶性有機溶媒としてはメタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、アセト
ン、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどが例示
される。このような水可溶性有機溶媒および水は
あらかじめ混合していてもよいし、使用時にそれ
ぞれを反応系へ加えてもよい。
以上、方法1を例にとつて本発明方法を説明し
たが、方法2の場合も方法1に準じて同様に実施
することができる。
尚、溶媒としてベンゼンを用い、化合物IのD
−PTE塩を生成せしめる場合の反応温度は方法
1、方法2にかかわらず、一般にはベンゼンの融
点以上から沸点の範囲である。
かくして本発明の分離法により、化合物Iと
との混合物からぞれぞれを分離することがはじめ
て可能となり、その利用価値は非常に高い。
以下、実施例により本発明を説明する。
参考例 1,3−ジベンジル−イミダゾリドン−4,5
−ジカルボン酸のモノメチルエステル(化合物I
と化合物の混合物)の製造 1,3−ジベンジル−イミダゾリドン−4,5
−ジカルボン酸 5モルと無水酢酸の混合物を加
熱還流した。
反応終了後、未反応の無水酢酸を減圧下に留去
した。得られた残渣にベンゼンを添加して結晶化
させた。m.p.236〜237℃ ここで得た1,3−ジベンジル−4,5−ジカ
ルボキシイミダゾリドン−2−オンの酸無水物を
メタノール溶媒中で加熱還流した。反応終了後、
未反応のメタノールを減圧下に留去して化合物I
と化合物の等量混合物である1,3−ジベンジ
ル−イミダゾリドン−4,5−ジカルボン酸のモ
ノメチルエステルを得た。
実施例 1 化合物Iおよび化合物(1:1)の混合物
368.4g(合計1モル)、メタノール4および水
3をフラスコに仕込み、60℃に加温する。これ
にD−PTE211.3g(1モル)を滴下する。徐冷
して35〜36℃で別途調整した化合物とD−
PTEの塩の結晶を種晶として少量加え、15℃ま
でさらに徐冷し、15℃で2時間保温したのち、析
出した結晶をろ別する。ろ別乾燥した結晶に水
500c.c.および濃塩酸47.0gを加え、酸分解したの
ち、酢酸エチル300c.c.を加えて化合物を抽出分
離する。抽出液を水100c.c.で2回洗浄したのち、
酢酸エチルを留去し、(4S,5R)−1,3−ジベ
ンジル−5−カルボキシ−4−メトキシカルボニ
ルイミダゾリジン−2−オン159.1g(収率43.2
%)を得た。
〔α〕20 365+=27.7°(C=1、DMF) m.p.148〜149℃ ろ液は、濃縮し、得られた固体を、ベンゼン
1.7に溶解させる。この溶解液を20℃まで徐冷
し、別途調整した化合物IとD−PTEの塩の結
晶を種晶として少量加え、さらに5℃まで徐冷
し、5℃で2時間保温したのち、析出した結晶を
ろ別する。ろ別乾燥した結晶に水500c.c.および濃
塩酸47gを加え、酸分解したのち酢酸エチル300
c.c.を加えて化合物を抽出分離する。抽出液を水
100c.c.で2回洗浄したのち、酢酸エチルを留去し、
(4S,5R)−1,3−ジベンジル−4−カルボキ
シ−5−メトキシカルボニルイミダゾリジン−2
−オン157.1g(収率42.7%)を得た。
〔α〕20 365=−28.4°(C=1、DMF) m.p.148.5〜149.5℃ 実施例 2 化合物Iおよび化合物(1:1)の混合物
368.4g(合計1モル)、アセトン3および水3
をフラスコに仕込み、60℃に加温する。これに
L−PTE211.3g(1モル)を滴下する。徐冷し
て、34〜35℃で別途調整した化合物IとL−
PTEの塩の結晶を種晶として少量加え、15℃ま
でさらに徐冷し、15℃で2時間保温したのち、析
出した結晶をろ別する。ろ別乾燥した結晶に水
500c.c.および濃塩酸46gを加え、酸分解したのち、
酢酸エチル300c.c.を加えて化合物Iを抽出分離す
る。抽出液を水100c.c.で2回洗浄したのち、酢酸
エチルを留去し、(4S,5R)−1,3−ジベンジ
ル−4−カルボキシ−5−メトキシカルボニルイ
ミダゾリジン−2−オン154.4g(収率41.9%)
を得た。
〔α〕20 365=−28.3°(C=1、DMF) m.p.148〜149℃ ろ液は、濃縮し、得られた固体に、水600c.c.お
よび濃塩酸64gを加え、酸分解したのち、酢酸エ
チル300c.c.を加えて化合物が過剰に含まれる化
合物Iおよびの混合物を抽出分離する。抽出液
を水100c.c.で2回洗浄したのち、酢酸エチルを留
去する。得られた固体をベンゼン6に溶解させ
る。その後徐冷して、化合物の種晶を接種した
のち化合物を優先的に析出させる。15℃まで徐
冷して、15℃で2時間保温したのち、析出結晶を
ろ別、乾燥し(4S,5R)−1,3−ジベンジル−
5−カルボキシ−4−メトキシカルボニルイミダ
ゾリジン−2−オン175.0g(収率47.5%)を得
た。
〔α〕20 365=+27.4°(C=1、DMF) m.p.148〜149℃ さらにろ液を濃縮し、得られた固体をベンゼン
1に溶解させる。その後、徐冷して化合物Iの
種晶を接種したのち、化合物Iを優先的に析出さ
せる。15℃まで徐冷して、15℃で2時間保温した
のち、析出結晶をろ別、乾燥し(4S,5R)−1,
3−ジベンジル−4−カルボキシ−5−メトキシ
カルボニルイミダゾリジン−2−オン27.6g(収
率7.5%)を得た。
〔α〕20 365=−28.0°(C=1、DMF) m.p.148〜149℃ 実施例 3 化合物Iおよび化合物(1:1)の混合物
368.4g(0.5モル+0.5モル 計1モル)、および
ベンゼン3を仕込み、30℃に保温する。これに
D−PTE211.3g(1モル)を滴下する。徐冷し
て20℃で別途調整した化合物IとD−PTEの塩
の結晶を種晶として少量加え、5℃までさらに徐
冷し、5℃で2時間保温したのち、析出した結晶
をろ別する。ろ別乾燥した結晶に水500c.c.および
濃塩酸50gを加え、酸分解したのち、酢酸エチル
300c.c.を加えて化合物Iを抽出分離する。抽出液
を水100c.c.で2回洗浄したのち、酢酸エチルを留
去し、(4S,5R)−1,3−ジベンジル−5−カ
ルボキシ−4−メトキシカルボニルイミダゾリジ
ン−2−オン167.3g(収率45.4%)を得た。
〔α〕20 365=−28.0°(C=1、DMF) m.p.149〜150℃ ろ液は、濃縮し、得られた固体に、エタノール
1.35および水0.67の混合溶媒を加え、50℃ま
で加温する。30℃まで徐冷したのち、別途調整し
た化合物とD−PTEの塩の結晶を種晶として
少量加え、さらに10℃まで徐冷し、10℃で2時間
保温する。
その後、析出した結晶をろ別、乾燥する。この結
晶に水500c.c.および濃塩酸46.5gを加え、酸分解
したのち、酢酸エチル300c.c.を加えて化合物を
抽出分離する。抽出液を水100c.c.で2回洗浄した
のち、酢酸エチルを留去し、(4S,5R)−1,3
−ジベンジル−5−カルボキシ−4−メトキシカ
ルボニルイミダゾリジン−2−オン156.6g(収
率42.5%)を得た。
〔α〕20 365=+27.6°(C=1、DMF) m.p.148〜149.5℃ 実施例 4 化合物Iおよび化合物(1:1)の混合物
368.4g(0.5モル+0.5モル 計1モル)およびベ
ンゼン3を仕込み30℃に保温する。これにL−
PTE211.3g(1モル)を滴下する。徐冷して、
20℃で別途調整した化合物とL−PTEの塩の
結晶を種晶として少量加え、5℃までさらに徐冷
し、5℃で2時間保温したのち、析出した結晶を
ろ別する。ろ別乾燥した結晶に水500c.c.および濃
塩酸49gを加え、酸分解したのち、酢酸エチル
300c.c.を加えて化合物を抽出分離する。抽出液
を水100c.c.で2回洗浄したのち、酢酸エチルを留
去し、(4S,5R)−1,3−ジベンジル−5−カ
ルボキシ−4−メトキシカルボニルイミダゾリジ
ン−2−オン163.9g(収率44.5%)を得た。
〔α〕20 365=+27.9°(C=1、DMF) m.p.148.5〜149.5℃ ろ液は濃縮し、得られた固体に水600c.c.および
濃塩酸61gを加え、酸分解したのち、酢酸エチル
300c.c.を加えて化合物Iが過剰に含まれる化合物
Iおよびの混合物を抽出分離する。抽出液を水
100c.c.で2回洗浄したのち、酢酸エチルを留去す
る。得られた固体をベンゼン6に溶解させる。
その後徐冷して化合物Iの種晶を接種したのち化
合物Iを優先的に析出させる。15℃まで徐冷し
て、15℃で2時間保温したのち、析出結晶をろ
別、乾燥し、(4S,5R)−1,3−ジベンジル−
4−カルボキシ−5−メトキシカルボニルイミダ
ゾリジン−2−オン177.2g(収率48.1%)を得
た。
〔α〕20 365=−28.2°(C=1、DMF) m.p.149〜150℃
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の分離法の例をフローシートで
示したものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 光学活性なハーフエステルである(4S,5R)
    −1,3−ジベンジル−4−カルボキシ−5−メ
    トキシカルボニルイミダゾリジン−2−オンおよ
    び(4S,5R)−1,3−ジベンジル−5−カルボ
    キシ−4−メトキシカルボニルイミダゾリジン−
    2−オンの混合物に、d−または−α−フエニ
    ル−β−(p−トリル)エチルアミンを作用させ
    ることを特徴とする光学活性なハーフエステルの
    分離法。
JP6419882A 1982-04-16 1982-04-16 光学活性なハーフエステルの分離法 Granted JPS58180472A (ja)

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JP6419882A JPS58180472A (ja) 1982-04-16 1982-04-16 光学活性なハーフエステルの分離法
EP83103665A EP0092194B1 (en) 1982-04-16 1983-04-15 Method of obtaining optically active half esters
DE8383103665T DE3372365D1 (en) 1982-04-16 1983-04-15 Method of obtaining optically active half esters
DE8686112335T DE3382001D1 (de) 1982-04-16 1983-04-15 Verfahren zur herstellung optisch aktiver halbester.
EP86112335A EP0220435B1 (en) 1982-04-16 1983-04-15 A method for preparing optically active half esters

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57198098A (en) * 1981-05-29 1982-12-04 Sagami Chem Res Center Preparation of optically active monoester monocarboxylic acid

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57198098A (en) * 1981-05-29 1982-12-04 Sagami Chem Res Center Preparation of optically active monoester monocarboxylic acid

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