JPH0453746B2 - - Google Patents

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JPH0453746B2
JPH0453746B2 JP59189457A JP18945784A JPH0453746B2 JP H0453746 B2 JPH0453746 B2 JP H0453746B2 JP 59189457 A JP59189457 A JP 59189457A JP 18945784 A JP18945784 A JP 18945784A JP H0453746 B2 JPH0453746 B2 JP H0453746B2
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attitude
steering wheel
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JP59189457A
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JPS61218476A (ja
Inventor
Masumi Nishikawa
Masanobu Ishikawa
Hiroshi Nakajima
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Priority to DE19853532102 priority patent/DE3532102A1/de
Priority to US06/774,497 priority patent/US4661752A/en
Publication of JPS61218476A publication Critical patent/JPS61218476A/ja
Publication of JPH0453746B2 publication Critical patent/JPH0453746B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns
    • B62D1/18Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
    • B62D1/181Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable with power actuated adjustment, e.g. with position memory

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] [発明の分野] 本発明は、車輌上のステアリング操作部の姿勢
を、電動で位置決めするステアリングホイールの
姿勢設定装置に関し、特に姿勢調整中の物等の挟
み込みに対する安全対策に関する。
[従来の技術] 一般に車輌においては、それを運転するドライ
バが運転時に全ての運転操作を楽にできるよう
に、また各種機構を退避させて乗降が楽にできる
ように、ドライバシートの位置、ステアリングホ
イール位置等が自由に調整できるようになつてい
る。特に、最近ではステアリングホイールのチル
ト角、ステアリングホイールの回動軸の長さ等の
姿勢設定を電動で行なうものが提案されている
(例えば特願昭56−130884号(特開昭58−33569号
参照))。
ところで、この種の電動装置において注意しな
ければならないことは、姿勢の調整中に、人の手
足や物等を挟む危険が存在することである。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、ステアリングホイールの姿勢調整に
よる人体や物の挟み込みの被害を小さくすること
を目的とする。
[発明の構成] [問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明においては、
過負荷を検出したら、姿勢の調整方向を逆転し、
挟み込みが確実に解除される程度の比較的小さな
量だけステアリング機構の姿勢を戻した後で、具
体的には、逆転中の姿勢変化が所定量になつた時
に、又は逆転中の駆動時間が所定時間になつた時
に電気的駆動源を停止する。
[作用] このようにすれば、例えばステアリングホイー
ルとシートとの間にドライバが手足を挟んだよう
な場合には、過負荷が検出されて、駆動系が逆転
し、姿勢調整機構はステアリングホイールを手足
から離れる方向に動かす。そして、挟み込みが解
除される程度、つまりステアリングホイール等が
手足に接触しない程度まで戻ると、逆転駆動は自
動的に停止され、ステアリングホイールはその時
の姿勢に保持される。
[効果] 以上のとおり本発明によれば、姿勢設定装置の
姿勢調整によつて人体や物の挟み込みが生じた場
合でも、姿勢調整の逆転によつて挟み込みの力が
直ちに解除されるので、挟み込みによる被害を最
小限に抑えることができる。しかも、挟み込みが
生じた時の逆転動作による姿勢の変化量を小さく
制限できるので、車輌の走行に挟み込みが生じた
場合であつても、逆転動作後のステアリングホイ
ールの姿勢を、運転操作に支障を及ぼさない安全
な姿勢に維持しうる。
[実施例] 以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
第1図および第2図に、本発明を実施する車上
装備の姿勢設定装置を備えた自動車の運転席近傍
を示す。この実施例の姿勢設定装置は、ステアリ
ングホイール10のテイルト角を調整するテイル
トステアリング機構、ステアリングホイール10
の回動軸の長さを調整するテレスコピツクステア
リング機構、およびシート5を鉛直軸を中心とし
て回動するシート回動機構、を備えている。第1
図に示す状態が通常の運転用姿勢であり、第2図
に示す状態が乗降用姿勢である。
この実施例では、乗降用姿勢に設定する場合、
第2図に示すように、ステアリングホイール10
をテイルトアウエイ位置(テイルト機構の上限位
置)に設定し、シート5を回動して乗降口に向け
る。テレスコピツクステアリング機構は、予め定
めた所定位置に姿勢設定される。
スイツチSW1〜SW4は、ステアリングホイ
ール10のテイルト角および回動軸の長さをマニ
ユアル調整するためのマニユアルスイツチであ
る。スイツチASWは、乗降時に乗降用姿勢設定
を自動的に行なうかどうかを設定するためのオー
トスイツチである。スイツチMSWは、特定の条
件において、乗降用姿勢の設定を指示するマニユ
アルアウエイスイツチである。なおこの他に、図
示されない位置(操作しにくい位置)に、自動乗
降用姿勢設定の条件を選択するための選択スイツ
チ(SEL)が備わつている。
第1図において、2がイグニツシヨンキー(す
なわちエンジンキー)、3がトランスミツシヨン
のシフトレバー(この例では自動変速)、4がパ
ーキングブレーキレバーである。
シート5を支持するシートベースはその下方に
位置する回転台122に固着されており、その回
転台が基台123に枢着されており、シート5は
回転台とともに、第1図に示す運転用姿勢から第
2図に示す乗降用姿勢まで、30度程度回動しう
る。
シート5の下方に備わつた回転台122、基台
123等の平面を第3a図に、正面を第3b図
に、また第3a図のC−C線断面を第3c図
にそれぞれ示す。これらの図面を参照すると、基
台123の穴を軸棒125が貫通しており、この
軸棒125の先端が回転台122に固着されてい
る。基台123の、軸棒125を中心とする円周
上には、ボール受け用の球状の窪み126が形成
されており、窪み126に鋼球127が挿入さ
れ、この鋼球127を基台123に溶接されたリ
ング128が押さえており、このリング128が
鋼球127の脱落を防止する。同様な窪みおよび
鋼球が、軸体125を中心とする円周上に複数個
所定角度毎に配列されており、これらの鋼球12
7を基台123が支え、これらの鋼球127が回
転台122を支えている。
軸体125には、第3c図において明確なよう
に歯車129が固着されており、この歯車129
に、ウオーム(図示せず)が機械的に結合され、
このウオームに、傘歯歯車(図示せず)を介して
直流モータ130(第6図のM1)の回転軸が機
械的に結合されている。なお、ウオームには後述
する姿勢検出用のポテンシヨメータPM1が結合
されている。直流モータ130を正転駆動すると
回転台122が時計方向に回転し、逆転駆動する
と反時計方向に回転する。
回転台122と基台123の間には、回転台1
22が運転姿勢にあるときに回転台122の回転
に摩擦抵抗を付与する制御手段1321,132
,および回転台122が乗降用姿勢にあるとき
に回転台122の回転に摩擦抵抗を付与する、制
御手段1331,1332が備わつている。
第4a図に、ドア110のチエツクレバー取付
部の水平断面を示す。第4a図を参照すると、ド
ア110にドアチエツク135が固着されてお
り、このドアチエツク135を、一端が車体に枢
着されたチエツクレバー136が貫通している。
なお、ドア110は、上下のヒンジで車体に枢着
されており、AR2の範囲で回動する。
第4b図に第4a図のB−B断面を、第4
c図に第4a図のC−C断面をそれぞれを示
す。これらを参照すると、チエツクレバー136
の他端、すなわちドアチエツク135を貫通して
ドア110の外カバーと内カバーの間の空間(ド
アカバーの内空間)に侵入している端部には、ス
トツパ137とストライカ138が固着されてい
る。ドア110には、ストライカ138の、ドア
全開からドア全閉に連動した移動において、ドア
1/2開位置よりドア全閉までストライカ138に
係合して押される係合子139が、ガイドバー1
40に摺動自在に装着されている。係合子139
はコイルスプリング141でドアチエツク135
に向けて押されているが、第4c図に示すよう
に、ドア1/2開においてストライカ138が係合
子139に衝突する位置で、係合子139はガイ
ドバー140を支持するアーム(ストツバ)に当
たり、それ以上ドアチエツク135側には移動し
ない。係合子139にはマグネツト142が固着
されており、係合子139が第4c図に示すよう
に、ドアチエツク135側の停止位置にあるとき
マグネツト142に対向する位置にリードスイツ
チDSW(ドアスイツチ)が配置されている。ドア
110が全開から半開(1/2開)までは永久磁石
142が第4c図に示すようにリードスイツチ
DSWに対向しており、リードスイツチDSWはマ
グネツト142の磁界を検出してドア開信号(ア
ースレベル)を出力し、ドア110の開度が1/2
未満になると、マグネツト142が左方(第4c
図)に移動し、リードスイツチDSWはドア閉信
号(高レベル)を出力する。
第5a図に、ステアリング操作部を左側から見
た概略図を示し、第5b図に第5a図のb−
b線断面を示し、第5c図に第5a図のc−
c線断面を示し、第5d図に第5c図のb方向
から見た図を示し、第5e図に第5d図のe−
e線断面を示し、第5f図に第5e図のf−
f線断面を示し、第5g図にスクリユーナツト
機構Dの分解斜視図を示す。
第5a図を参照すると、ステアリングホイール
10が装着されたアツパーメインシヤフト11の
ロアーメインシヤフト70に対する角度を調節す
る、テイルトステアリング機構Aは、ダツシユボ
ードを構成するボデイ13の下方に取付けられ
た、ブレークアウエイブラケツト14とこのブラ
ケツト14に取付けられた直流モータB(第6図
のM2)と、この直流モータBに連結された減速
機構Cと、この減速機構Cに連結されたスクリユ
ーナツト機構Dと、前記ブレークアウエイブラケ
ツト14に枢着されスクリユーナツト機構Dによ
つて揺動されるアツパブラケツト15を備えてい
る。
第5b図を参照すると、直流モータBの出力シ
ヤフト16の先端にウオ−ム17が固定され、こ
のウオーム17に減速機構Cのウオームホイール
18が噛み合つている。
減速機構Cは、直流モータBの駆動力を回転数
を落としてトルクを増大させ、スクリユーナツト
機構Dに伝達する。減速機構Cの構成を説明する
と、前記直流モータBからの回転力が伝達される
ウオームホイール18は、シヤフト19に固定さ
れ、該シヤフト19は、ハウジング20及びカバ
ー36の両側壁に、軸受ブツシユ21,22を介
して回転自在に軸支されている。また該シヤフト
19には歯車23が固定され、この歯車23はス
クリユーナツト機構Dのスクリユーシヤフト24
の端部に固定された歯車25に噛み合つている。
減速機構Cの所定のシヤフトに、第5b図に示
すポテンシヨメータPM2が結合されている。こ
のポテンシヨメータPM2は、歯車23の回転角
を検出して、アツパーメインシヤフト11の傾動
角、すなわちステアリングホイール10のテイル
ト角を検出する。
第5c図を参照して、スクリユーナツト機構D
を説明する。前記スクリユーシヤフト24は2個
のベアリング31,32を介して、ハウジング2
0及び該ハウジング20に固定された固定部材3
4に回転自在に軸支されている。前記ハウジング
20は、第5a図におけるボルト20c,20d
および20eにより、ブレークアウエイブラケツ
ト14に固定されている。前記歯車25は、スク
リユーシヤフト24の端部にスプライン結合35
することにより、該スクリユーシヤフト24と一
体に回転可能にしている。
また歯車25を覆うように、カバー36がハウ
ジング20に固定されている。スクリユーシヤフ
ト24の雄ねじ部24aには、ナツト部材37の
ナツト38の雌ねじ部38aが螺合している。ナ
ツト部材37は、第5d図、第5e図および第5
f図に示すように、樹脂製のナツト38と金属製
の保持部材39,40でなつており、両者38と
39,40を予め一体成形してからスクリユーシ
ヤフト24に組み付けてある。
保持部材39,40の側面には、円形断面部3
9aおよび40aが形成され、それらの先端にそ
れぞれ雄ねじ部39bおよび40bが形成されて
いる。またナツト38には、第5f図のように、
半径方向にスリツト38bおよび38cが形成さ
れ、該ナツト38の第5fにおける左半分と右半
分は外周の薄肉部38dにより連結されている。
ナツト38をこのような形状にしているのは、第
5c図に示すように組み付けしたとき、該ナツト
38が半径方向であるスクリユーシヤフト24側
に押圧付勢力を生ずるようにするためである。
前記ナツト部材37のナツト38の両端外周部
には、該ナツト38を半径方向内方に押圧付勢す
るための押圧手段41A,41Bが備わつてい
る。一方の押圧手段41Aは、ゴム製の管状押圧
部材41とその外周部の金属製ホルダ43でな
り、他方の押圧手段41Bはゴム製の管状部材4
2とその外周部の金属製ホルダ44でなつてい
る。
第5e図を参照すると、ナツト38の外周部に
は2個の環状溝38e,38fが形成され、これ
らの溝38e,38fに、ゴム製管状押圧部材4
1,42の内周部に形成された環状突部41a,
42aが嵌合している。これは、押圧部材41,
42がナツト38に対して軸方向に離脱するのを
防止するために設けてある。同様な目的で、押圧
部材41,42の外周部に環状溝41b,42b
が形成され、これらに嵌合するように、環状突部
43a,44aがホルダ43,44の内周部に形
成されている。
前記金属製保持部材39,40の円形断面部3
9a,40aには、第5c図のように、2個のリ
ンク51,52の一端が嵌入され、ワツシヤ5
3,54を介して、ナツト55,56により枢着
されている。符号51a,52aは、リンク5
1,52に形成された曲折部である。なお、前記
ホルダ43,44は、第5gに示すように、2個
のプレート57,58、およびボルト59,60
により互いに軸方向に離脱しないように連結固定
されている。
前記リンクの他端は、第5c図のようにボルト
61、ワツシヤ62およびナツト63により、ボ
ス部材64,65を介して、既述のアツパブラケ
ツト15の端部に枢着されている。
従つて、直流モータBが回動すると、その回転
力が出力シヤフト16、ウオーム17、ウオーム
ホイール18、歯車23、歯車25、スクリユー
シヤフト24の順に伝達され、スクリユーシヤフ
ト24が軸心まわりに低速回転する。そして、該
シヤフト24に螺合しているナツト部材37及び
管状押圧部材41,42およびホルダ43,44
の一体物が、シヤフト24の軸方向に移動する。
するとリンク51,52がその方向に移動するた
め、アツパブラケツト15が揺動し、ステアリン
グホイール10が傾動する。
スクリユーナツト機構Dにおけるスクリユーシ
ヤフト24とナツト38との螺合状態を、第5h
図に示す。この実施例では、ナツト38がスリツ
ト38b,38cを有し、外周部に弾力性のある
ゴム製管状押圧部材41,42を介して金属性ホ
ルダ43,44により半径方向中心側に押圧付勢
されている。このため雄ねじ部24aの互いに隣
接するねじ斜面241,242と、これらに当接
する雌ねじ斜面381,382との間には、いか
なる作動時においても、すきまが生じることがな
い。またナツト38が樹脂製であるため、音や摩
耗に対して有利になつている。
第5i図に、前記テイルトステアリング機構よ
りもステアリングホイール10側に位置する、テ
レスコピツクステアリング機構の構成を示し、第
5j図に第5i図のi−i線断面を示す。こ
れらの図面を参照して、テレスコピツクステアリ
ング機構を説明する。アツパーメインシヤフト1
1は、シヤフト212、該シヤフト212にテイ
ルトセンタになるジヨイント軸213を介して連
結された中空状のアウタシヤフト214、及び該
アウタシヤフト214に軸方向移動可能に嵌合さ
れたインナシヤフト215でなつている。前記シ
ヤフト212の図示方向左方側は、図示しないス
テアリングギアに連結されている。また、インナ
シヤフト215の図示方向右側にセレーシヨン部
が形成され、該セレーシヨン部にステアリングホ
イール10の支持部材が係合されている。従つ
て、ステアリングホイール10を回動すると、イ
ンナシヤフト215の外周面とアウタシヤフト2
14の内周面に形成された軸方向のセレーシヨン
部214a,215aを介して、インナシヤフト
215およびアウタシヤフト214が回動し、メ
インシヤフト212が回動する。
アウタシヤフト214は、図示しない軸により
車体に軸支される固定ブラケツト217に、前記
一対の軸受218a,218bにより回動自在に
支持される。また、インナシヤフト215は、可
動ブラケツト219に軸受220を介して支持さ
れている。可動ブラケツト219は、第5i図に
示す左端部分が、固定ブラケツト217の右端外
周に、図示左右方向に移動可動に嵌合している。
また、右端部分はインナシヤフト215に係止さ
れた止め輪230とともに、軸受220を挟持す
る。
可動ブラケツト219の左端下方には、ナツト
部221が形成されるとともに、該ナツト部22
1と螺合するスクリユー222が固定ブラケツト
217の右端に回動自在に支持されている。ま
た、支持ブラケツト223は固定ブラケツト21
7に固着されている。そして、支持ブラケツト2
23はスクリユー222をカバーするとともに、
スクリユー222の移動空間を確保する(第5j
図参照)。
スクリユー222の左端部分には、歯車243
がスクリユー222と一体に配設され、直流モー
タ224(第6図のM3)のシヤフト225に取
付けられたウオーム歯車226と噛合されてい
る。なお、直流モータ224は固定ブラケツト2
17に取付けられている。従つて、モータ224
が回動するとスクリユー222が回動する。これ
により、ナツト部221がスクリユー222上を
その軸方向に沿つて移動する。ナツト部221を
有する可動ブラケツト219が、固定ブラケツト
217に対して進退される。よつて、インナシヤ
フト215がアウタシヤフト214に対して抜き
差しされる。
なお、インナシヤフト215にはスイツチ装置
231,232が保持され、これらのスイツチ装
置231,232は、可動ブラケツト219に固
定されている。
第6図に、第1図に示す自動車に備わつた車上
装備の姿勢設定装置の電気回路を示す。第6図を
参照する。電子制御装置100には、マイクロコ
ンピユータCPU、電源回路PW1,PW2、リセ
ツト回路RSC、暴走検知回路RDC、スタンバイ
信号回路SSC、インターフエース回路IFC、発振
回路OSC,A/D変換器ADC、リレードライバ
RD1,RD2,RD3、過電流検知回路CD1,
CD2,CD3,CD4、増幅器AM1、リレーRL
1,RL2,RL3,RL4,RL5およびRL6等
が備わつている。
この実施例で使用しているマイクロコンピユー
タCPUは、富士通製のMB8850である。このマイ
クロコンピユータCPUは、4ビツト構成のシン
グルチツプマイクロコンピユータであり、所定の
読み出し専用メモリROM及び読み書きメモリ
RAMを備え、また内部にタイマ/カウンタを備
えている。I/Oポートは最大で37本である。C
−MOSプロセスで構成されており、スタンバイ
モードにおいては、小さな消費電力で読み書きメ
モリRAMの内容を保持できる。
電源回路PW1は、車上バツテリーBTの電力
を+5Vの定電圧に変換し、リセツト回路RSCは
電源オン時のリセツト信号を発生し、暴走検知回
路RDCはCPUから所定時間パルス信号が到来し
ない場合にリセツト信号を発生し、電源回路PW
2は所定の電圧VsbおよびVscを生成する。スタ
ンバイ信号回路は、CPUからスタンバイ信号
(アウエイ完了後所定時間後に発生する)が到来
すると、CPUをスタンバイモードにし、PW2の
電源出力をオフにする。インターフエース回路
IFCは、各種スイツチの状態に応じたTTL(トラ
ンジスタ・トランジスタ・ロジツク)レベルの信
号を生成する。
また、発振回路OSCはマイクロコンピユータ
CPUに与えるクロツクパルスを生成し、リレー
ドライバRD1,RD2およびRD3は、それぞれ
に接続された2つのリレーをCPUからの指示に
応じて制御し、過電流検知回路CD1,CD2及び
CD3は、それぞれリレーRL1,RL2,RL3,
RL4,RL5,RL6を介して直流モータM1,
M2およびM3に流れる電流の過電流の有無を監
視し、過電流検知回路CD4はリレードライバRD
1,RD2およびRD3におけるリレーの過電流
の有無を監視する。
この実施例で使用しているA/D変換器ADC
は、5つのアナログ入力チヤンネルを備えてお
り、制御端子C0,C1およびC2の状態によつ
て、いずれかを選択する。変換されるデジタルデ
ータは、端子CLKに印加するクロツクパルスに
同期して、出力端子OUTからシリアル信号とし
て出力される。端子CSはチツプセレクトである。
インターフエース回路IFCに接続されたスイツ
チ類について説明する。SSWは車速センサであ
る。具体的にいうと、スピードメータケーブルに
接続された永久磁石の近傍に配置されたリードス
イツチである。つまり、車輌が動いていれば、そ
れに応じてスイツチSSWが開閉する。本例では、
メータケーブル1回転につき4パルスの信号が発
生する。車速センサSSWの出力端子は、インタ
ーフエース回路IFCを介して、CPUの外部割込み
端子IRQに接続されている。PSWはパーキング
ブレーキレバー4に連動して開閉するパーキング
スイツチである。
MSWはマニユアルアウエイ動作を指示するマ
ニユアルアウエイスイツチである。DSWは、前
記のようにドアの開閉に応じて開閉するドアスイ
ツチである。SELは、自動モードにおける乗降姿
勢条件の1つを選択するための選択スイツチであ
り、パーキングスイツチPSW、マニユアルアウ
エイスイツチMSWおよびドアスイツチDSWのい
ずれか1つをインターフエース回路IFCを介して
CPUの入力ポートP1に接続する。KSWは、エ
ンジンキー2の着脱(抜き差し)の状態に応じて
開閉するキースイツチ(アンロツクウオーニング
スイツチと呼ばれる)である。ASWは、乗降時
の自動乗降姿勢設定モードを有効にするか無効に
するかを指定するオートスイツチである。レギユ
レータREGは、エンジンの出力軸に結合された
オルタネータ(発電機)の出力を安定化する装置
である。
シート駆動用の直流モータM1はリレーRL1
およびRL2に接続され、テイルト駆動用の直流
モータM2はリレーRL3およびRL4に接続さ
れ、テレスコープ駆動用の直流モータM3はリレ
ーRL5およびRL6に接続されている。
シートの姿勢、ステアリングホイールのテイル
ト姿勢およびテレスコープ姿勢を検出するポテン
シヨメータPM1,PM2およびPM3の出力端
子は、増幅器AM1を介して、それぞれA/D変
換器の入力チヤンネルA0,A1およびA2に接
続されている。マニユアル姿勢設定スイツチSW
1,SW2,SW3およびSW4は、一端がそれぞ
れ電源ラインに接続した抵抗分圧器の各タツプに
接続され、他端が共通接続されて、A/D変換器
ADCの入力チヤンネルA3に接続されている。
また、バツテリーBTの出力に接続した抵抗分圧
器の出力端子が、A/D変換器ADCの入力チヤ
ンネルA4に接続されている。
従つて、所定のチヤンネルを選択してA/D変
換器の出力を読み取ることにより、マイクロコン
ピユータCPUは、シート姿勢、ステアリングホ
イールのテイルト姿勢、テレスコープ姿勢、マニ
ユアル姿勢設定スイツチSW1〜SW4の状態、
およびバツテリーBTの出力電圧を知ることがで
きる。
第7a図、第7b図、第7c図、第7d図、第
7e図、第7f図、第7g図、第7h図及び第7
i図に、マイクロコンピユータCPUの概略動作
を示す。以下、これらの図面を参照して装置の動
作を説明する。なお、第7a図〜第7h図の中で
使用している主要なレジスタ、フラグ等は次のと
おりである。
アウエイフラグ(AF)……アウエイすなわち
乗降用姿勢に設定する動作の間、1にセツトされ
る。
リターンフラグ(RF)……リターンすなわち
乗降用姿勢から運転用姿勢に戻す動作の間、1に
セツトされる。
テイルトリフレツシユフラグ……テイルト機構
の運転用記憶姿勢の更新があると、1にセツトさ
れる。
テレスコリフレツシユフラグ……テレスコープ
機構の運転用姿勢の更新があると、1にセツトさ
れる。
テイルト逆転フラグ……テイルト機構で過負荷
が検出されると1にセツトされ、所定ストローク
逆転後、所定時間逆転後、又は所定姿勢が検出さ
れた場合に0にクリアされる。
テレスコ逆転フラグ……テイルト逆転フラグと
同様 テイルト停止フラグ……テイルト機構でモータ
ロツク(過電流)、タイムオーバ、又は過負荷
(姿勢変化速度小)が検出されると1にセツトさ
れる。
テレスコ停止フラグ……テイルト停止フラグと
同様 上死点フラグ(UF)……テイルト機構の姿勢
が上死点であると判断される場合に1にセツトさ
れる。
下死点フラグ(DF)……テイルト機構の姿勢
が下死点であると判断される場合に1にセツトさ
れる。
最長点フラグ(LF)……テレスコープ機構の
姿勢が最長点であると判断される場合に1にセツ
トされる。
最短点フラグ(SF)……テレスコープ機構の
姿勢が最短点であると判断される場合に1にセツ
トされる。
テイルトタイマ……テイルト機構の駆動時間を
知るためのタイマ:80msecを経過する毎に1つ
カウントアツプする。
テレスコタイマ……テレスコープ機構の駆動時
間を知るためのタイマ:80msecを経過する毎に
1つカウントアツプする。
シートタイマ……シート駆動機構の駆動時間を
知るためのタイマ:タイマ割込を実行する毎に1
つカウントアツプする。
80msecカウンタ……タイマ割込みを実行する
毎に1つカウントアツプし、80msecを計数する
と再び0からカウントアツプする。
車速タイマ……車速センサSSWからの信号の
立下りから次の立下りまでの周期を測定するタイ
マ:80msecを経過する毎に1つカウントアツプ
する。
テイルト逆転タイマ……テイルト機構の逆転フ
ラグが1にセツトされた時からの時間を計数し、
この時間がt3になると0にクリアされる。
テレスコ逆転タイマ……テイルト逆転タイマと
同様。
シート逆転タイマ……テイルト逆転タイマと同
様。
スタンバイタイマ……CPUをスタンバイにす
るためのタイマ:所定時間t′経過後、スタンバイ
信号を発生。
マイクロコンピユータCPUは、電源がオンす
ると、第7a図に示すメインルーチンの初め(ス
タート)から処理を実行するが、その処理とは別
に2つの処理を実行する。その1つは車速センサ
SSWからの外部割込みに応じた外部割込処理
(第7g図参照)であり、もう1つは内部タイマ
が所定値を計数する毎に行なうタイマ割込処理
(第7f図参照)である。この例では、タイマ割
込は5msec毎に発生する。
まず外部割込を説明する。この割込において
は、概略でいうと車速を測定する処理を行なう。
車速タイマの値は、この外部割込の処理を行なう
毎に0にクリアされる。また、5msec毎に実行さ
れるタイマ割込の処理によつて、車速タイマの値
はカウントアツプする。従つて、外部割込が発生
する時には、常に前回の割込終了時から現在まで
の時間になつている。
外部割込が発生するのは、この例では車速信号
の立下りであるので、車速タイマの値は、車速信
号の1周期の時間に相当する。実際には、センサ
のデユーテイのばらつき影響を避けるため、4回
のサンプリングを行なつてその平均的な値を検出
している。そのために、4つの車速レジスタSP
0,SP1,SP2およびSP3を使用している。外
部割込の処理を行なう度に、各レジスタSP3,
SP2及びSP1の内容は、それぞれレジスタSP
2,SP1及びSP0に転送され、最新の車速がレ
ジスタSP3に入る。
そして4つのレジスタSP0〜SP3の内容を加
算し、その結果を測定車速とする。但し、この値
は車速パルスの周期であるため、通常の車速とは
逆に、値が大きい程小さな車速に対応する。
次にタイマ割込を説明する。マイクロコンピユ
ータの内部タイマが5msecを計数すると、第7f
図に示すタイマ割込の最初の部分にジヤンプす
る。そして、各種レジスタの内容を退避し、次回
のタイマ割込の設定を行ない、各種入力ポートの
状態を読み取り、80msecカウンタを+1(インク
リメント)する。
80msecカウンタの値が80msecに達していなけ
ればレジスタの内容を復帰して直ちにメインルー
チンに戻るが、カウンタの値が80msecであると、
次の処理を更に行なう。
まず、80msecカウンタの値をクリアし、車速
タイマ、テイルトタイマ、テレスコタイマ及びシ
ートタイマを+1する。次に、A/D変換器
ADCを制御して、テイルト姿勢、テレスコープ
姿勢、シート姿勢、バツテリー電圧、およびマニ
ユアル姿勢設定スイツチSW1〜SW4の状態を
読み取る。
次に、得られた姿勢情報から姿勢変化の平均速
度を求める。テイルト姿勢の処理について説明す
る。この例では、4回分のテイルト姿勢情報を保
持するために、4つのテイルト姿勢レジスタ
TIPm(m=0〜3)が備わつており、また5回
分のテイルト速度情報を保持するため、5つのテ
イルト速度レジスタTISPn(n=0〜4)が備わ
つている。
最新のテイルト姿勢はレジスタTIP0に入つて
おり、前記のテイルト姿勢はTIP1に、前々回の
テイルト姿勢はTIP2にそれぞれ入つている。こ
の例では、前々回の姿勢と最新の姿勢の値との差
(絶対値)をテイルト速度レジスタTISP0に入れ
る。他のテイルト速度レジスタTISP1,TISP
2、……には、それぞれ前回のテイルト速度、
前々回のテイルト速度、……が入つている。そこ
で、5つのテイルト速度情報を加算し、その結果
をテイルト速度測定結果としてレジスタTISPに
格納する。この後で、各テイルト姿勢レジスタ
TIP(m)の内容をTIP(m+1)に転送し、各テ
イルト速度レジスタTISP(n)の内容をTISP(n
+1)に転送する。
テレスコープ姿勢およびシート姿勢の処理は、
テイルト姿勢の場合と同様である。TEP(m)が
テレスコ姿勢レジスタであり、TESP(n)がテ
レスコ速度レジスタであり、SEP(m)がシート
姿勢レジスタであり、SEP(n)がシート速度レ
ジスタである。
テイルトリフレツシユフラグ及びテレスコリフ
レツシユフラグが1なら、それぞれテイルト姿勢
レジスタTIP0及びテレスコ姿勢レジスタTEP
0の内容を、各々の新しい記憶姿勢としてメモリ
に記憶する。
次に、テイルト機構、テレスコープ機構および
シート駆動機構のそれぞれについて、過負荷の有
無の監視および過負荷検出に基づく逆転動作の停
止条件の判定を行なう。
まず、テイルト機構を説明する。テイルトモー
タM2がオフの場合には何もしないで次に進む。
テイルトモータM2がオンの場合、通常はテイル
ト逆転フラグが0になつているので、過負荷検出
に進む。但し、テイルトタイマの値が所定時間t1
以下であると、モータオン時の突入電流の検出を
避けるために過負荷検出をマスクする。
テイルトタイマがt1以上なら、3つの条件を判
定する。1つは、各過電流検知回路CD1〜CD3
で検出される大電流の検出である。これはモータ
がロツクした場合等に生ずる。もう1つは、テイ
ルトタイマのオーバフローである。通常は2,3
秒程度で姿勢設定は終了するが、異常が生ずると
長い間連続的にモータが駆動されることがある。
そこでこの例では、テイルト駆動時間が5秒に達
したら異常と判定している。
もう1つの条件がテイルト姿勢の変化速度であ
る。テイルト姿勢の変化速度の情報は、前述のよ
うにレジスタTISPに格納されている。通常の動
作においては、モータの駆動中は姿勢情報が所定
の傾きで変化するので、レジスタTISPの値を予
めプログラム内に定めた所定値と比較し、姿勢変
化速度が所定値よりも遅いと、過負荷であると判
定しうる。
これら3つの条件のうち1つでも異常であれ
ば、テイルト停止フラグが1にセツトされる。
後述するように、メインルーチンでは、テイル
ト停止フラグが1になると、テイルト逆転フラグ
を1にセツトする。テイルト逆転フラグが1にな
ると、逆転動作の停止条件の判定に進む。この判
定の条件は、この例では3つある。最も優先順位
の高いのがストロークである。
すなわち、過負荷を検出した時の姿勢と現在の
姿勢とを比較し、そのストロークが所定値に達し
たら、逆転モードを解除する。通常は、この判定
によつてモータが停止する。もう1つの条件は、
予め定めた所定の姿勢になつた場合であり、残り
の1つは逆転モードの時間が所定値(t3)に達し
た場合(つまりタイムオーバした場合)である。
これらのいずれか1つの条件が満たされると、テ
イルト逆転フラグを0にクリアし、テイルト逆転
タイマをクリアする。
次に、テレスコープ機構の処理に進む。テイル
ト機構の場合と同様に、テレスコープモータM3
がオフの場合には何もしないで次に進む。モータ
M3がオンで、テレスコ逆転フラグが0である
と、過負荷検出に進む。この場合も、過電流の検
出、テレスコタイマのオーバフロー、およびテレ
スコ姿勢の変化速度の3つの条件を判定し、いず
れか1つでも異常(過負荷)であると、テレスコ
停止フラグに1をセツトする。
後述するように、メインルーチンではテレスコ
停止フラグが1になると、テレスコ逆転フラグを
1にセツトする。テレスコ逆転フラグが1になる
と、逆転停止条件の判定を行なう。この条件も3
つであり、逆転中のストロークが所定以上になつ
た場合、テレスコープ姿勢が予め定めた所定状態
になつた場合、および逆転時間が所定時間t3に達
した場合、のいずれか1つの条件が満たされる
と、テレスコ逆転フラグを0にクリアし、テレス
コ逆転タイマをクリアする。
次に、シート駆動機構の処理に進む。テイルト
機構の場合と同様に、シートモータM1がオフの
場合には何もしないで次に進む。モータM1がオ
ンで、シート逆転フラグが0であると、過負荷検
出に進む。この場合も、過電流の検出、シートタ
イマのオーバフロー、およびシート姿勢の変化速
度の3つの条件を判定し、いずれか1つでも異常
(過負荷)であると、シート停止フラグに1をセ
ツトする。
後述するように、メインルーチンではシート停
止フラグが1になると、シート逆転フラグを1に
セツトする。シート逆転フラグが1になると、逆
転停止条件の判定を行なう。この条件も3つであ
り、逆転中のストロークが所定以上になつた場
合、シート姿勢が予め定めた所定状態になつた場
合、および逆転時間が所定時間t3に達した場合、
のいずれが1つの条件が満たされると、シート逆
転フラグを0にクリアし、シート逆転タイマをク
リアする。
次に過電流検知回路CD4の出力を見て、リレ
ーRL1〜RL6に過電流が流れていないかどうか
をチエツクし、もし過電流が流れている場合に
は、リレーをオフに設定する。
続いて、第7a図の「スタート」から始まるメ
インルーチンを説明する。
電源がオンすると、まず初期設定を行なう。す
なわち、出力ポートを初期状態(モータオフ)に
設定し、カウンタ、レジスタ、フラグ等として使
用するメモリの内容をクリアする。なお、以前に
メモリに記憶されたテイルトおよびテレスコープ
の姿勢情報は所定値に書き換える。
次に、レギユレータREGの出力をチエツクす
る。レギユレータREGには、エンジンが動作中
であれば所定の電圧(バツテリーの電圧)が現わ
れているが、エンジンが停止していると、電圧は
零になる。従つて、レギユレータREGの出力を
監視することにより、エンジンの動作の有無を判
定している。エンジンの動作中は、マニユアル姿
勢設定スイツチSW1〜SW4の操作に応じたマ
ニユアル姿勢調整を許可する。
スイツチSW1〜SW4に変化があると、テイ
ルトタイマ及びテレスコタイマの内容をクリアす
る。マニユアルテイルトアツプ指示(SW1がオ
ン)があると、テレスコープモータM3をオフに
セツトし、テイルトモータM2をテイルトアツプ
の方向に駆動セツトし、フラグUFおよびDFを0
にクリアする。更に、アウエイフラグAFおよび
リターンフラグRFを0にクリアし、リフレツシ
ユフラグに1をセツトし、スタンバイタイマをク
リアする。
このように設定されると、スイツチSW1のオ
ン状態が持続する間、モータM2が駆動され、テ
イルト機構は、テイルトアウエイ方向(アツプ方
向)に向かつて少しづつステアリングホイールの
姿勢を調整する。しかし、もし過負荷等が検出さ
れてテイルト停止フラグが1にセツトされると、
テイルトモータM2をオフにセツトし、フラグ
UFを1にセツトし、テイルト停止フラグを0に
クリアする。この状態では、フラグUFがクリア
されない限りモータM2が動作しないので、スイ
ツチSW1を押し続けても、それ以上は姿勢が変
化しない。
マニユアルテイルトダウン指示(SW2がオ
ン)があると、テレスコープモータM3をオフに
セツトし、テイルトモータM2をテイルトダウン
の方向に駆動セツトし、フラグUFおよびDFを0
にクリアする。更に、アウエイフラグAFおよび
リターンフラグRFを0にクリアし、リフレツシ
ユフラグに1をセツトし、スタンバイタイマをク
リアする。
このように設定されると、スイツチSW2のオ
ン状態が持続する間、モータM2が駆動され、テ
イルト機構は、テイルトダウン方向に向かつて少
しづつステアリングホイールの姿勢を調整する。
しかし、もし過負荷等が検出されてテイルト停止
フラグが1にセツトされると、テイルトモータM
2をオフにセツトし、フラグDFを1にセツトし、
テイルト停止フラグを0にクリアする。この状態
では、フラグDFがクリアされない限りモータM
2が動作しないので、スイツチSW2を押し続け
ても、それ以上は姿勢が変化しない。
マニユアルテレスコ延長指示(SW3がオン)
があると、テイルトモータM2をオフにセツト
し、テレスコモータM3をテレスコープ延長の方
向に駆動セツトし、フラグLFおよびSFを0にク
リアする。更に、アウエイフラグAFおよびリタ
ーンフラグRFを0にクリアし、リフレツシユフ
ラグに1をセツトし、スタンバイタイマをクリア
する。
このように設定されると、スイツチSW3のオ
ン状態が持続する間、モータM3が駆動され、テ
レスコープ機構は、テレスコープを延長する方向
に向かつて少しづつステアリングホイールのシヤ
フトを延長する。しかし、もし過負荷等が検出さ
れてテレスコ停止フラグが1にセツトされると、
テレスコモータM3をオフにセツトし、フラグ
LFを1にセツトし、テレスコ停止フラグを0に
クリアする。この状態では、フラグLFがクリア
されない限りモータM3が動作しないので、スイ
ツチSW3を押し続けても、それ以上は姿勢が変
化しない。
マニユアルテレスコ短縮指示(SW4がオン)
があると、テイルトモータM2をオフにセツト
し、テレスコモータM3をテレスコープ短縮の方
向に駆動セツトし、フラグLFおよびSFを0にク
リアする。更に、アウエイフラグAFおよびリタ
ーンフラグRFを0にクリアし、リフレツシユフ
ラグに1をセツトし、スタンバイタイマをクリア
する。
このように設定されると、スイツチSW4のオ
ン状態が持続する間、モータM4が駆動され、テ
レスコープ機構はテレスコープを短縮する方向に
向かつて少しづつステアリングホイールのシヤフ
トを短縮する。しかし、もし過負荷等が検出され
てテレスコ停止フラグが1にセツトされると、テ
レスコモータM3をオフにセツトし、フラグSF
を1にセツトし、テレスコ停止フラグを0にクリ
アする。この状態では、フラグSFがクリアされ
ない限りモータM3が動作しないので、スイツチ
SW4を押し続けても、それ以上は姿勢が変化し
ない。
この例では、レギユレータREGの出力が零す
なわちエンジン停止状態において、自動姿勢設定
動作に進む。但し、この例ではオートスイツチ
ASWがオフの場合、およびバツテリーBTの電
圧が異常である場合には、自動姿勢設定動作をキ
ヤンセルする。バツテリーの電圧は、この例では
10V以下になると異常であると判定する。つま
り、バツテリーが過放電になつてエンジンの始動
が難しくなる前にバツテリーの電圧が10V程度に
低下するので、その電圧以下になつたら、安全の
ために、自動姿勢設定を禁止する。
キヤンセルを行なう場合には、テイルトモータ
M2、テレスコープモータM3およびシートモー
タM1をオフにセツトし、アウエイフラグAF、
リターンフラグRFおよびリフレツシユフラグを
0にクリアし、テイルトタイマ、テレスコタイマ
およびシートタイマをクリアする。またエンジン
キー2がキーシリンダに装着されている場合
(KSWがオンの状態)には、スタンバイタイマを
クリアする。
オートモード(ASWがオン)で、バツテリー
の電圧が正常で、しかもエンジンキー2がキーシ
リンダに装着されていない場合(KSWがオフの
状態)には、第7d図のに進み、更に車速が
10Km/h以下で、入力ポートP1が低レベルL
であると、乗降があると見なす。通常、選択スイ
ツチSELは、パーキングスイツチPSWを選択す
るように設定され、入力ポートP1にはパーキン
グブレーキの状態が入力される。
従つて、その状態においては、オートスイツチ
ASWがオンで、バツテリーの電圧が正常で、車
速が10Km/h以下で、しかもエンジンキーが抜
けている場合に、乗降がある、と判定する。な
お、例えば寒冷地等でパーキングブレーキを使用
できない場合には、選択スイツチSELをマニユア
ルアウエイスイツチMSW又はドアスイツチDSW
に切換える。その場合には、マニユアルアウエイ
スイツチMSW(モーメンタリーである)がオン
になるか又はドアが開になつた場合に、乗降があ
る、と判定される。
乗降がある、と判定した場合、まずアウエイフ
ラグAFに1をセツトし、リターンフラグを0に
クリアし、テレスコモータM3をオフにセツト
し、テイルトモータM2をテイルトアツプ方向に
駆動セツトし、テレスコタイマをクリアする。こ
のようにセツトすると、数秒以内にテイルト位置
は上死点に達し、その動作が規制されるので、過
負荷が検出され、テイルト停止フラグが1にセツ
トされる。テイルト停止フラグが1になると、テ
イルトモータM2をオフにセツトする。
モータM2をオフにした時に、テイルト位置が
もし上死点に達していなければ、物の挟み込み等
が考えられるので、逆転フラグに1をセツトし、
テイルトモータM2をダウン方向(逆転)に駆動
セツトする。なお、逆転フラグに1をセツトする
場合、逆転ストロークの監視のために、過負荷検
出時の姿勢情報を記憶する。
前述したように、逆転フラグが1にセツトされ
た場合、所定ストロークの検出、所定位置の検
出、およびタイムオーバの検出のいずれかの条件
が満たされると、逆転フラグは0にクリアされ
る。逆転フラグが1の間、テイルトモータM2は
逆転駆動される。
テイルト位置が上死点の場合、又は逆転フラグ
が0になつたら、テイルトモータM2およびテレ
スコモータM3をオフにセツトし、テイルト、テ
レスコタイマをクリアし、フラグAFおよびフラ
グUFに1をセツトし、テイルト停止フラグをク
リアする。
フラグUFが1になると、次はテレスコープ位
置を退避位置に設定する。テイルト機構の場合に
は、退避位置(乗降姿勢)を上死点に定めている
が、テレスコープに関しては必ずしも最短位置が
好ましい退避位置ではないので、この例では車輌
毎にそれぞれ決定される所定位置を、テレスコー
プの退避位置に設定している。なお、本例ではバ
ツテリ負荷軽減のためテイルト機構とテレスコー
プ機構とを別々に動作させているが、同時動作も
可能である。
まずフラグAFに1、RFに0をそれぞれセツト
し、テイルトモータM2をオフにセツトし、テレ
スコモータM3を、予め定めた所定位置に向かう
方向に駆動セツトし、テイルトタイマをクリアす
る。
この状態でしばらくすると、テレスコープ位置
が予め記憶された退避位置に達するので、その姿
勢になつたら、フラグAFおよびRFを0にクリア
し、テイルトモータおよびテレスコモータをオフ
にセツトし、テイルト、テレスコタイマをクリア
する。駆動の途中で過負荷が検出された場合に
は、テレスコ停止フラグが1にセツトされるの
で、テイルト機構の場合と同様に、所定ストロー
ク(通常は)だけ逆転方向に姿勢を調整してから
モータを停止する。
なお、テイルト姿勢およびテレスコープ姿勢の
自動調整中にマニユアルスイツチSW1〜SW4
がオンになると、停止指示と見なし、テイルトモ
ータM2およびテレスコモータM3をオフにセツ
トする。
次に、ドアスイツチDSWの状態をチエツクす
る。ドア開を検出したら、シートを乗降姿勢に位
置決めする。まずアウエイフラグAFに1をセツ
トし、シートモータM1を、シートが乗降口に向
かう方向に駆動セツトする。シート姿勢を監視し
て、その位置が所定の乗降姿勢になつたら、シー
トモータM1をオフし、シートタイマをクリア
し、アウエイフラグAFを0にクリアする。
もしシートの駆動中に過負荷を検出すると、シ
ート停止フラグが1にセツトされる。その場合、
シートモータM1をオフにセツトし、他の機構の
場合と同様に、逆転フラグを1にセツトしてシー
トモータM1を逆転方向に駆動セツトし、逆転フ
ラグが0になつたらモータM1を停止する。
また、ドアの閉(全閉ではない)を検出する
と、運転状態と判定し、リターンフラグRFに1
をセツトし、シートモータM1をシートが運転用
位置に向かう方向に駆動セツトする。シート姿勢
が記憶位置すなわち運転用位置に一致したら、シ
ートモータM1をオフにセツトし、シートタイマ
をクリアし、リターンフラグRFを0にクリアす
る。シート姿勢のリターン駆動中に過負荷を検出
すると、他の姿勢設定動作の場合と同様に、シー
トモータM1を逆転にセツトし、所定の条件が満
たされるとモータM1を停止にセツトする。
エンジンキー2がキーシリンダに装着される
と、運転状態にあると判定し、テイルト機構、テ
レスコープ機構およびシート駆動機構は、それぞ
れ運転用の姿勢に設定される。まず、テレスコー
プ機構が運転用姿勢でない場合、アウエイフラグ
AFに0をセツトし、リターンフラグRFに1をセ
ツトし、テレスコシヨートフラグSEに0をセツ
トし、テイルトモータをオフにセツトし、テレス
コモータを運転用の記憶位置に向かう方向に駆動
セツトし、テイルトタイマをクリアする。テレス
コープ姿勢が所定の運転用記憶姿勢と一致する
と、テレスコモータはオフにセツトされる。
次にテイルト機構が運転用位置でない場合、ア
ウエイフラグAFに0をセツトし、リターンフラ
グRFに0をセツトし、テレスコロングフラグLF
に0をセツトし、テイルトモータを運転用の記憶
姿勢に向かう方向に駆動セツトし、テレスコタイ
マをクリアする。テイルト姿勢が所定の運転用位
置に一致すると、フラグAFおよびRFを0にクリ
アし、テイルトモータM2およびテレスコモータ
M3をオフにセツトし、テイルト、テレスコタイ
マをクリアし、リフレツシユフラグに1をセツト
する。
次にシートが運転用姿勢でない場合、リターン
フラグRFに1をセツトし、シートモータM1を、
シートが運転用位置に向かう方向に駆動セツトす
る。シートの姿勢が運転用姿勢と一致すると、シ
ートモータM1をオフにセツトし、シートタイマ
をクリアし、リターンフラグRFを0にクリアす
る。
上記実施例においては、車上シートを回動させ
て乗降時にはシートを乗降口に向けるようにする
態様を説明したが、シートを前後方向あるいは横
方向にスライドして乗降用姿勢に設定してもよ
い。
第8図に、前後方向にシートを電動でスライド
する場合の機構の一例を示す。第8図を参照する
と、シートスライド用モータ301の出力軸は、
減速用ギアボツクス302を介してスクリユー3
03に連結されている。シートベースの下方にス
ライドレール305が備わつており、該スライド
レール305は車体に固定された固定レール30
6上にスライド可能に支持されている。
前記スクリユー303にナツト304が螺合し
ている。ギアボツクス302およびスクリユー3
03はシートベース側に固着されており、ナツト
304は固定レール306に固着されている。従
つて、モータ301を駆動すると、ギアボツクス
302を介してスクリユー303が回動し、該ス
クリユー303がナツト304に対して移動する
ため、シートベースがスライドする。
第9図、第10図第11図および第12図に、
シートをスライドさせる場合の姿勢設定装置の動
作例をそれぞれ示す。まず第9図を参照すると、
この実施例においては、停車中で、エンジンキー
が抜かれ、しかもドアが開になると、乗降状態と
判定し、ステアリング機構およびシート駆動機構
をそれぞれ乗降用アウエイ位置に設定し、乗降検
出条件が1つでも満たされなくなると、運転状態
と見なしシート駆動機構およびステアリング機構
を運転用の姿勢に戻す。
第10図を参照すると、この実施例において
は、停車中で、エンジンキーが抜かれると、ステ
アリング機構を乗降用アウエイ位置に設定し、更
にドアが開になると、シートを乗降用姿勢に設定
する。但しこの実施例では、シートがリターンす
るのはドアが閉じた時ではなく、停止中とエンジ
ンキー抜きのいずれか一方の条件が満たされなく
なつた場合である。前記実施例のようにシートを
回動する場合には、ドアが全閉になる前にシート
を運転用姿勢に戻す必要があるので、このような
動作ができない。
第11図を参照すると、この実施例において
は、停車中で、エンジンキーが抜かれ、しかもド
アが開になつた場合にのみステアリング機構およ
びシートを乗降用アウエイ位置に退避し、それ以
外の場合にはステアリング機構およびシートを運
転用位置に設定する。
第12図を参照すると、この実施例において
は、ドア開閉とは無関係に動作する。すなわち、
停車中にエンジンキーが抜かれると、直ちにステ
アリング機構を乗降用アウエイ位置に退避し、次
いでシートをアウエイ位置に退避し、エンジンキ
ーが装着されるか、あるいは停車中でなくなる
と、シートを運転用位置に設定した後、ステアリ
ング機構を運転用位置に設定する。
なお、上記実施例においては停車判定用の条件
として車速、パーキングブレーキおよびエンジン
キーの着脱を監視しているが、例えば自動変速機
の備わつた車輌においては、シフトレバーがPレ
ンジにあるかどうかを監視してもよい。また、実
施例ではエンジンが動作中か否かを、レギユレー
タREGの出力で判定しているが、例えばタコメ
ータを駆動する回転数信号(例えばイグニツシヨ
ンコイルから得られるパルス信号)を監視しても
よい。
また、実施例では選択スイツチSELを設けて、
パーキングブレーキを使用しない場合の自動姿勢
設定条件を切換え可能にしているが、パーキング
スイツチPSWの作動、マニユアルアウエイスイ
ツチMSWのオン、ドアスイツチDSWのオン(ド
ア開)等の論理和を1つの条件として使用すれ
ば、スイツチSELは不要である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明の装置を搭載し
た自動車の運転席近傍を示す斜視図である。第3
a図および第3b図はそれぞれシート回動機構の
平面図および正面図、第3c図は第3a図のC
−C線断面図である。第4a図はドアのチエツ
クレバー取付部の水平断面図、第4b図および第
4c図はそれぞれ第4a図のB−B線断面図
およびC−C線断面図である。第5a図はス
テアリング操作部を左側から見た概略図、第5b
図および第5c図はそれぞれ第5a図のb−
b線断面図およびc−c線断面図、第5d図
は第5c図のd方向から見た拡大正面図、第5
e図および第5f図はそれぞれ第5d図のe−
e線断面図およびf−f線断面図、第5g
図はスクリユーナツト機構Dの分解斜視図、第5
h図はスクリユーシヤフト24とナツト38との
螺電状態を示す拡大断面図、第5i図はテレスコ
ピツクステアリング機構を示す縦断面図、第5j
図は第5i図のj−j線断面図である。第6
図は、実施例の姿勢設定装置の電気回路を示すブ
ロツク図である。第7a図、第7b図、第7c
図、第7d図、第7e図、第7f図、第7g図、
第7h図および第7i図は、第6図のマイクロコ
ンピユータCPUの概略動作を示すフローチヤー
トである。第8図は、シートスライド機構を示す
斜視図である。第9図、第10図、第11図およ
び第12図は、それぞれ本発明の変形例における
概略動作を示すフローチヤートである。 2……エンジンキー、3……シフトレバー、4
……パーキングブレーキレバー、5……シート、
10……ステアリングホイール、11……アツパ
ーメインシヤフト、70……ロアーメインシヤフ
ト、100……電子制御装置、110……ドア、
122……回転台、123……基台、135……
ドアチエツク、A……テイルトステアリング機
構、C……減速機構、D……スクリユーナツト機
構、CPU……マイクロコンピユータ、ADC……
A/D変換器、RL1〜RL6……リレー、M1,
M2,M3……直流モータ、SSW……車速セン
サ、PSW……パーキングスイツチ、MSW……マ
ニユアルアウエイスイツチ、DSW……ドアスイ
ツチ、SEL……選択スイツチ、KSW……キース
イツチ、ASW……オートスイツチ、SW1〜SW
4……マニユアル姿勢設定スイツチ、PM1,
PM2,PM3……ポテンシヨメータ、BT……車
上バツテリー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ステアリングホイール姿勢を調整する車上姿
    勢設定機構; 前記車上姿勢設定機構を駆動する電気的駆動
    源; ステアリングホイールの姿勢を検出する姿勢検
    出手段; ステアリングホイール姿勢の調整を指示する少
    なくとも1つのスイツチ手段;および 前記スイツチ手段からステアリングホイール姿
    勢の調整指示があると、前記電気的駆動源を付勢
    してステアリングホイールの姿勢を調整するとと
    もに、過負荷の有無を検出し、過負荷が検出され
    ると、姿勢の調整方向を逆転し、姿勢検出手段の
    検出姿勢の変化量が予め定めた値になつたら前記
    電気的駆動源の付勢を停止する、電子制御手段; を備えるステアリングホイールの姿勢設定装置。 2 電子制御手段は、電気的駆動源の付勢中に、
    姿勢検出手段の検出姿勢を監視し、その検出姿勢
    の変化速度が所定以下になると、過負荷であると
    判定する、前記特許請求の範囲第1項記載のステ
    アリングホイールの姿勢設定装置。 3 電子制御手段は、所定時間毎に姿勢検出手段
    の出力をサンプリングし、サンプリングした姿勢
    情報の変化量が所定より小さいと過負荷であると
    判定する、前記特許請求の範囲第2項記載のステ
    アリングホイールの姿勢設定装置。 4 電子制御手段は、前記電気的駆動源に流れる
    電流を監視し、過電流を検知すると、該電気的駆
    動源を停止する、前記特許請求の範囲第1項記載
    のステアリングホイールの姿勢設定装置。 5 ステアリングホイール姿勢を調整する車上姿
    勢設定機構; 前記車上姿勢設定機構を駆動する電気的駆動
    源; ステアリングホイールの姿勢を検出する姿勢検
    出手段; ステアリングホイール姿勢の調整を指示する少
    なくとも1つのスイツチ手段;および 前記スイツチ手段からステアリングホイール姿
    勢の調整指示があると、前記電気的駆動源を付勢
    してステアリングホイールの姿勢を調整するとと
    もに、過負荷の有無を検出し、過負荷が検出され
    ると、姿勢の調整方向を逆転し、逆転中の駆動時
    間を計数し、計数した時間が予め定めた値になつ
    たら前記電気的駆動源の付勢を停止する、電子制
    御手段; を備えるステアリングホイールの姿勢設定装置。 6 電子制御手段は、電気的駆動源の付勢中に、
    姿勢検出手段の検出姿勢を監視し、その検出姿勢
    の変化速度が所定以下になると、過負荷であると
    判定する、前記特許請求の範囲第5項記載のステ
    アリングホイールの姿勢設定装置。 7 電子制御手段は、所定時間毎に姿勢検出手段
    の出力をサンプリングし、サンプリングした姿勢
    情報の変化量が所定より小さいと過負荷であると
    判定する、前記特許請求の範囲第6項記載のステ
    アリングホイールの姿勢設定装置。 8 電子制御手段は、前記電気的駆動源に流れる
    電流を監視し、過電流を検知すると、該電気的駆
    動源を停止する、前記特許請求の範囲第5項記載
    のステアリングホイールの姿勢設定装置。
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