JPH0451579A - 波長可変固体レーザ装置 - Google Patents

波長可変固体レーザ装置

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JPH0451579A
JPH0451579A JP16113290A JP16113290A JPH0451579A JP H0451579 A JPH0451579 A JP H0451579A JP 16113290 A JP16113290 A JP 16113290A JP 16113290 A JP16113290 A JP 16113290A JP H0451579 A JPH0451579 A JP H0451579A
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JP
Japan
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laser
oscillator
wavelength
light
excitation
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Pending
Application number
JP16113290A
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English (en)
Inventor
Katsushi Inoue
克司 井上
Daiji Nishizawa
西沢 代治
Tetsuya Shiraishi
徹也 白石
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば分光計測、レーザ化学、レーザレーダ
、レーザ医療などの分野に利用できる波長可変固体レー
ザ装置に関するものである。
[従来の技術] 近年、例えば分光計測、レーザ化学、レーザレーダ、レ
ーザ医療などの分野において、例えば、様々な波長の光
を連続的に可変させて未知の物質に照射し、その吸収ス
ペクトルから物質を特定したり、ある波長の光によって
特定の物質の有無や濃度を検知したり、ある波長の光に
より特定の物質どうしだけを化学反応させたい場合等に
レーザ光の波長を任意かつ容易に掃引できる波長可変レ
ーザ発振装置の開発が要望されていた。
そこで、このような要望に応えるため、種々の方式の波
長可変レーザの開発が行われてきた。
例えばレーザ媒質に色素溶液を使用する波長可変色素レ
ーザ装置では発振波長域は広いものの、1種類の色素溶
液で発振可能な波長域が数Ion−と狭く、広範囲に波
長を選択するには10数種の色素溶液を交換する必要が
あり、煩雑な作業を伴う。また励起光に対するレーザ光
の変換効率の低い色素も多く、高出力化の制限要素とな
っている。
一方、非線形光学結晶を用いたパラメトリック発振器は
、結晶やミラー等の交換が不用であり、非常に広範囲の
波長で容易に発振可能な波長可変レーザであるが一般に
励起光に対する変換効率は低く、そのため高出力化は困
難である。
さらに、近年注目を浴びている振動電子遷移をレーザ遷
移に用いた波長可変固体レーザは、波長が比較的広範囲
(数100ns)で可変であり、かつ励起光に対するレ
ーザ光の変換効率が良好で、高出力のレーザ光を得るこ
とができる。
これは、第4図に示すように励起用レーザ発振器lで発
振した励起光2をレーザ発振器3へ送り、このレーザ発
振器3において励起光2によって励起された波長可変レ
ーザロッド4から誘導放出光が波長選択素子5を通過し
て一対の共振器ミラー6間で共振されることで、所定波
長のレーザ光7が得られ、そののちレーザ発振器3で得
られた所定波長のレーザ光7を、前記励起用レーザ発振
器lで発振された励起光の一部2°で励起したレーザロ
ッド8を通過するレーザ増幅器9に導入してレーザ光7
の出力を増幅させるものである。
なお、この波長可変固体レーザ装置は、波長選択素子5
を操作することにより、レーザ発振器3で発振されたレ
ーザ光7を数LOOnmの範囲で波長変更でき、またこ
の従来例でのレーザ発振器3における励起光2に対する
レーザ光7の変換効率は50%に至るものも報告されて
おり、波長可変固体レーザ増幅器9によりさらに増幅し
て高出力化させることができる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前述したような第4図に示す波長可変固体レ
ーザ装置では、比較的広範囲での発振波長変更ができる
とともに、高出力のレーザ光7が得られるものの、広範
囲な波長域にわたって所定波長のレーザ光7を発振させ
るには、ある幅以上に波長変更が行われる度に共振器ミ
ラー6を交換して調整を行わねばならず、このために数
組の共振器ミラー6が必要となるとともに、比較的長時
間の共振器ミラー6のセツティング調整が必要となる問
題がある。
本発明は、上記実情に鑑みなされたもので、広範囲の発
振波長域を得ることができ、かつ励起光に対するレーザ
光の変換効率を高くすることができて高出力のレーザ光
が得られ、またレーザ発振器における共振器ミラーの交
換および共振器ミラーのセツティング調整も不要な波長
可変固体レーザ装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、励起光を発振させる励起用レーザ発振器と、
該励起用レーザ発振器により発振された励起光を基にレ
ーザ光を発振させるパラメトリック発振器と、該パラメ
トリック発振器からのレーザ光を増幅させる波長可変固
体レーザ増幅器とを備えたものである。
[作   用] 本発明の波長可変固体レーザ装置は、励起用レーザ発振
器で発振した励起光を発振波長域の広いパラメトリック
発振器へ送り、そののちパラメトリック発振器において
広い発振波長域内のいずれかの波長のレーザ光を選択し
て外部へ取り出し、次にまたパラメトリック発振器から
取り出された所定波長のレーザ光の出力を、波長可変固
定レーザ増幅器で増幅させる。
このように、レーザ発振器としてパラメトリック発振器
を使用しているため、レーザ発振器における共振器ミラ
ーの交換および共振器ミラーのセツティング調整の必要
もなく広範囲の発振波長域を得ることができ、かつパラ
メトリック発振器で選択されたレーザ光を波長可変固定
レーザ増幅器で増幅するため、励起光に対するレーザ光
の変換効率を高くすることができて高出力のレーザ光が
得られる。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図中、第4図に示す物と同一物には同一符号を付する。
本発明の実施例の波長可変固体レーザ装置は、第1図に
示すように励起光2の基となるYAGレーザ基本波16
を発生させるYAGレーザ発振器17及びYAGレーザ
基本波1B (10B4nm)から励起光2 (532
n1)を非線形光学結晶を用いて発生させる第2高調波
発生装!18からなる励起用レーザ発振器1と、励起光
2で励起しレーザ光7を発振させるパラメトリック発振
器10と、パラメトリック発振器10からのレーザ光7
を増幅させる波長可変固体レーザ増幅器11とを備えて
いる。
パラメトリック発振器10は、前述したように励起用レ
ーザ発振器1により発振された励起光2で励起してレー
ザ光7を発振させるための発振器で、第2図に示すよう
に一対の共振器ミラー6と、共振器ミラー6間に介在さ
れる温度調整器12が取り付けられた波長可変な非線形
光学結晶13と、非線形光学結晶13により発振された
レーザ光7を励起光と出力光の混合光21中から分光し
、所定波長を取り出すためのプリズム14とからなる。
波長可変固体レーザ増幅器11は、前述したようにパラ
メトリック発振器10から取り出された所定波長のレー
ザ光7を増幅させるための増幅器で、第3図に示す発振
波長域を有するチタンサファイアからなる第1図に示す
レーザロッド15を有している。さらに波長可変固体レ
ーザ増幅器11の出力側には、波長可変固体レーザ増幅
器11で増幅されたレーザ光7の出力をさらに高めるた
めに、レーザロッド8にチタンサファイアが使用された
第2の波長可変固体レーザ増幅器9が設けられている。
第2高調波発生装置18で波長変換された励起光2は、
パラメトリック発振器10と波長可変固体レーザ増幅器
11及び9が最適な割合で励起されるように例えば53
2n*の励起光を任意の反射率で反射するビームスプリ
ッタ−22を介して前記パラメトリック発振器10、波
長可変固体レーザ増幅器11及び9に導かれるようにな
っている。
図中23は例えば532nmの波長の光は全反射し、そ
れ以外は透過させるダイクロイックミラー24はビーム
ダンパーを示す。
また、第2高調波発生装gtgと、パラメトリック発振
器IOには、励起光2を所定方向へ反射させる複数の反
射ミラー20を有する遅延光路19が設けられている。
次に、本発明の実施例の波長可変固体レーザ装置の作用
を説明する。
本発明の実施例の波長可変固体レーザ装置は、第1図に
示すようにYAGレーザ発振器17で発振したYAGレ
ーザ基本波16を第2高調波発生装置18にて波長変換
し、励起光2を取り出し、そののち取り出された励起光
2を遅延光路19を介してパラメトリック発振器10へ
送る。パラメトリック発振器lOでは、第2図に示すよ
うに励起光2  (532n■)が温度調整器12で温
度調整(115a2−1 /800 + 1 /158
8の関係になる)された非線形光学結晶13を通過する
際、結晶温度をある値に保つと、例えば800n−と1
588n■の2つの波長の光に変換され、さらに変換さ
れた光が一対の共振器ミラー6間で共振し、発振する。
パラメトリック発振器10から出力される光は励起・出
力混合光21であるため、このうち、所定波長であるレ
ーザ光7 (例えば800nm)のみをプリズム14で
分光して取り出す。
次にまた、第1図に示すパラメトリック発振器10から
取り出された所定波長のレーザ光7を、チタンサファイ
アのレーザロッド15を有し、励起光2で励起されたレ
ーザ光の変換効率の高い波長可変固体レーザ増幅器11
で増幅し、更に同しく励起光2で励起された第2の波長
可変固体レーザ増幅器9で増幅してレーザ光7の出力を
更に増大させる。
このように、レーザ発振器としてパラメトリック発振器
10を使用しているため、レーザ発振器における共振器
ミラー6の交換および共振器ミラー6のセツティング調
整の必要もなく広範囲の発振波長域を得ることができ、
かつパラメトリック発振器10で選択されたレーザ光7
を波長可変固体レーザ増幅器11で増幅するため、励起
光2に対するレーザ光7の変換効率を高くすることがで
きて高出力のレーザ光7が得られる。
また、波長可変固体レーザ増幅器■1を通過したレーザ
光7をさらに第2の波長可変固体レーザ増幅器9で増幅
するために、より以上の高出力のレーザ光7が得られる
以上、本発明の詳細な説明したが、本発明はこの実施例
に限定する必要はなく、要旨を逸脱しない範囲での設計
変更などがあっても本発明に含まれる。
例えば、波長可変固体レーザ増幅器としては、通常の増
幅器のほかに、パラメトリック発振器により発振された
レーザ光を共振器を組み込んだ波長可変固体レーザ発振
器に注入して、最終出力光となるレーザ光を発振させる
ものをも含む。
また、励起用レーザ発振器は、YAGレーザ発振器に限
定されないとともに、適当な遅延光路を設けた1台のレ
ーザ発振器または適当な電気的同期回路をとって同期さ
せた2台以上のパルスレーザ発振器あるいは連続波レー
ザ発振器であって、もよい。
さらに、パラメトリック発振器に導入される励起用レー
ザ発振器から発振される励起光は、532nmの第2高
調波に限定させなくとも、そのほかの波長のものでかま
わない。
さらにまた、実施例のパラメトリック発振器は、非線形
光学結晶を温度調整器によって温度調整して発振波長を
選択させているが、必ずしもこれに限定させなくとも、
例えば非線形光学結晶への励起光の入射角を変更するこ
とで発振波長の選択を行うものでもかまわない。
さらにまた、波長可変固体レーザ増幅器に使用されるレ
ーザロッドとしては、チタンサファイアに限定させなく
ともそのほかのレーザロッドあるいは数種類のレーザー
ロッドでもかまわない。
さらにまた、波長可変固体レーザ増幅器から出力された
レーザ光をさらに増幅させる2段目以降のレーザ増幅器
は、必ずしも必要ではないものの、より以上の高出力の
レーザ光が要求される場合には任意に備え得る。
[発明の効果] 本発明は、レーザ発振器としてパラメトリック発振器を
使用しているため、レーザ発振器における共振器ミラー
の交換および共振器ミラーのセツティング調整の必要も
なく広範囲の発振波長域を得ることができ、かつパラメ
トリック発振器で選択されたレーザ光を波長可変固体レ
ーザ増幅器で増幅するため、励起光に対するレーザ光の
変換効率を高くすることができて高出力のレーザ光が得
られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の波長可変固体レーザ装置の概
略図、第2図はパラメトリック発振器の概略図、第3図
はチタンサファイアレーザの基本波を示す図、第4図は
従来の波長可変固体レーザ装置の概略図である。 図中、lは励起用し〜ザ発振器、2は励起光、7はレー
ザ光、10はパラメトリック発振器、11は波長可変固
体レーザ増幅器である。 嫌 −k[nml

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)励起光を発振させる励起用レーザ発振器と、該励起
    用レーザ発振器により発振された励起光を基にレーザ光
    を発振させるパラメトリック発振器と、該パラメトリッ
    ク発振器からのレーザ光を増幅させる波長可変固体レー
    ザ増幅器とを備えたことを特徴とする波長可変固体レー
    ザ装置。
JP16113290A 1990-06-19 1990-06-19 波長可変固体レーザ装置 Pending JPH0451579A (ja)

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JP16113290A JPH0451579A (ja) 1990-06-19 1990-06-19 波長可変固体レーザ装置

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JP16113290A JPH0451579A (ja) 1990-06-19 1990-06-19 波長可変固体レーザ装置

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JPH0451579A true JPH0451579A (ja) 1992-02-20

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ID=15729207

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JP16113290A Pending JPH0451579A (ja) 1990-06-19 1990-06-19 波長可変固体レーザ装置

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JP (1) JPH0451579A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100458407C (zh) * 2006-03-10 2009-02-04 天津大学 全固态双波长探测激光雷达

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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