JPH0450194Y2 - - Google Patents

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JPH0450194Y2
JPH0450194Y2 JP6305486U JP6305486U JPH0450194Y2 JP H0450194 Y2 JPH0450194 Y2 JP H0450194Y2 JP 6305486 U JP6305486 U JP 6305486U JP 6305486 U JP6305486 U JP 6305486U JP H0450194 Y2 JPH0450194 Y2 JP H0450194Y2
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water
running water
door hinge
rain gutter
blocking
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JP6305486U
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JPS62173251U (ja
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両のフロントドアのドアヒンジ部へ
融雪水等が流下するのを防止するためのドアヒン
ジ部への流水遮断構造に関する。
[従来の技術] 車両のルーフ側縁部にはルーフ上の雨水等を集
水するルーフドリツプが設けられている。このル
ーフドリツプは車両前方側ではフロントピラーに
沿つて延びている。
ところで、降雪時にルーフ上に積つた雪は日中
の日射により溶けて流れだすこととなる。この融
雪水は車両前方側では、フロントウインドガラス
を経てカウルへ流れ込む経路と、フロントピラー
に沿つて設けられたルーフドリツプを経てカウル
サイドへ流れ込む経路とに大別される。
一方、車両のフロントドアのドアヒンジは、フ
エンダ又はフロントパネル(所謂1ボツクス車の
場合)の車両幅方向内方でフロントピラーの下部
に位置しているので、ルーフドリツプを経て流下
する融雪水に曝されることとなる。1ボツクス車
では、フロントパネルの内方へ流下する融雪水の
流水経路は、全てルーフドリツプからのものであ
る。
このため、大気温が低い場合、日射によつて融
けた融雪水がフエンダーあるいはフロントパネル
内で凍結し、ドアヒンジの動きを拘束してしまう
ことがある。
このような不具合を解消するために、実開昭60
−28171号で「ドアヒンジ保護装置」が提案され
ているが、この装置では取付構造等が比較的複雑
であると云う欠点がある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記事実を考慮し、比較的簡単な取付
構造で車両のフロントドアのドアヒンジ部へ融雪
水等が流下するのを防止することができるドアヒ
ンジ部への流水遮断構造を得ることが目的であ
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係るドアヒンジ部への流水遮断構造で
は、車両のフロントピラーに沿つて設けられた雨
樋部に、雨樋部の溝に水密に嵌合する流水堰止め
部と、流水堰止め部に連続して雨樋部の溝の外方
へ延びる流水案内部とを備えた流水遮断部材が配
設された構成となつている。
[作用] 上記構成のドアヒンジ部への流水遮断構造で
は、雨樋部を流下する融雪水等は、流水堰止め部
で堰止められる。流水堰止め部で堰止められた融
雪水等は、流水案内部に誘導されて雨樋部の溝の
外方へ流出される。
[実施例] 第3図には本考案に係るドアヒンジ部への流水
遮断構造の実施例が適用された1ボツクス車の車
両前部が示されており、第1図及び第2図には本
考案実施例が示されている。
第3図に示されるように、車両前端部には下部
にフロントパネル10が配設され、その上部にフ
ロントウインドガラス12が配設されている。フ
ロントウインドガラス12の側縁部にはフロント
ピラー14が配設されている。フロントピラー1
4は上端部が図示しないルーフサイドレール及び
フロントルーフヘツダロアへ結合されてルーフに
連続し、下端部がフロントパネル10の内方へ入
り込むようにして車体前部下部メンバへ結合され
ている。
フロントピラー14の後方にはフロントドアガ
ラス16が配設されている。フロントドアガラス
16は、その下部に位置するフロントサイドドア
18へ開閉可能に取り付けられている。フロント
サイドドア18は、前端部が図示しないドアヒン
ジを介して開閉可能に車体本体へ取り付けられて
いる。ドアヒンジはフロントパネル10の車両幅
方向内方でフロントピラー14の下部に位置して
いる。
前記フロントピラー14は、第2図に示される
ように、フロントピラーアウタ14Aとフロント
ピラーインナ14Bとから閉じ断面に構成されて
いる。フロントピラーアウタ14Aには、フロン
トピラーアウタ14Aの長手方向に沿つてルーフ
ドリツプチヤンネル20が結合されている。ルー
フドリツプチヤンネル20は、フロントピラーア
ウタ14Aとで、略U字形断面の雨樋22を形成
している。ルーフドリツプチヤンネル20は、ル
ーフ側縁部に連続している。
雨樋22にはフロントピラー14の長手方向中
間部に、第1図及び第2図に示されるように、流
水遮断部材24が配設されている。流水遮断部材
24は、雨樋22に嵌合された流水堰止め部26
と、流水堰止め部26に連続しサイドドアガラス
16へ向けて雨樋22の外方へ延びるリツプ状の
流水案内部28とを備えている。流水遮断部材2
4は、多少の弾性を有する硬質ゴムで一体成形さ
れている。流水遮断部材24は、流水堰止め部2
6がシール材30を介して、ルーフドリツプチヤ
ンネル20及びフロントピラーアウタ14Aへ水
密に貼着されている。
次に本実施例の作用を説明する。
車両のルーフから雨樋22を伝つて流下する融
雪水等は、流水遮断部材24の流水堰止め部26
で流路を阻まれて堰止められる。堰止められた融
雪水等は、雨樋22から溢れ出すが、流水案内部
28に誘導されて、第1図に示されるように滴下
して、フロントサイドドア18へ向けて流出され
る。これにより、ドアヒンジには融雪水等が付着
することがないので、融雪水等が凍結してドアヒ
ンジの動きが拘束されることがない。
なお、本実施例の流水遮断部材24は容易に取
外し・取付可能なので、降雪のある冬期のみ取付
けるようにすれば、他の季節には車両の外観見映
を向上させることができる。
このように本実施例では、流水遮断部材24は
一体成形品として得られるので、低コストでドア
ヒンジ部への流水遮断構造を得ることができる。
また、流水遮断部材24は、車両とは独立した
単体部品で、かつ取付・取外しが容易なので、ユ
ーザーの意志で自由に着脱可能で使用上の自由度
が高く、既販車にも容易に適用することができ
る。
また、流水遮断部材24はゴム性なので発錆の
惧れがなく、さらに弾性を有するので雨樋22に
緊密に嵌合される。
なお、本実施例では、流水遮断部材24はシー
ル材30を介して雨樋22に嵌合したが、水密が
保持できればシール材30は廃することも可能で
ある。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係るドアヒンジ部
への流水遮断構造では、車両のフロントピラーに
沿つて設けられた雨樋部に、雨樋部の溝に水密に
嵌合する流水堰止め部と、流水堰止め部に連続し
て雨樋部の溝の外方へ延びる流水案内部とを備え
た流水遮断部材が配設されているので、比較的簡
単な取付構造で車両のフロントドアのドアヒンジ
部へ融雪水等が流下するのを防止することができ
ると云う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るドアヒンジ部への流水遮
断構造の実施例を示す第3図のI部拡大図に相当
する斜視図、第2図は第1図の−線矢視断面
図、第3図は本実施例が適用された車両の前部を
示す斜視図である。 14……フロントピラー、20……ルーフドリ
ツプチヤンネル、22……雨樋、24……流水遮
断部材、26……流水堰止め部、28……流水案
内部、30……シール材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車両のフロントピラーに沿つて設けられた雨
    樋部に、雨樋部の溝に水密に嵌合する流水堰止
    め部と、流水堰止め部に連続して雨樋部の溝の
    外方へ延びる流水案内部とを備えた流水遮断部
    材が配設されたことを特徴とするドアヒンジ部
    への流水遮断構造。 (2) 堰止め部はシール材を介して雨樋部の溝に嵌
    合されている実用新案登録請求の範囲(1)記載の
    ドアヒンジ部への流水遮断構造。 (3) 流水遮断部材は硬質ゴムからなる実用新案登
    録請求の範囲(1)又は(2)記載のドアヒンジ部への
    流水遮断構造。 (4) 流水遮断部材は取外し可能とされている実用
    新案登録請求の範囲(1)乃至(3)のいずれかに記載
    のドアヒンジ部への流水遮断構造。
JP6305486U 1986-04-25 1986-04-25 Expired JPH0450194Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6305486U JPH0450194Y2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25

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JP6305486U JPH0450194Y2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62173251U JPS62173251U (ja) 1987-11-04
JPH0450194Y2 true JPH0450194Y2 (ja) 1992-11-26

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JP6305486U Expired JPH0450194Y2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25

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JPS62173251U (ja) 1987-11-04

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