JPH0442403Y2 - - Google Patents

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JPH0442403Y2
JPH0442403Y2 JP1985094706U JP9470685U JPH0442403Y2 JP H0442403 Y2 JPH0442403 Y2 JP H0442403Y2 JP 1985094706 U JP1985094706 U JP 1985094706U JP 9470685 U JP9470685 U JP 9470685U JP H0442403 Y2 JPH0442403 Y2 JP H0442403Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、型枠内面に固定される固定目地棒に
屈曲部を介して可動目地棒を連設することによ
り、型枠への取付施工を能率的に行うことができ
る等取扱い性に優れ、その保管管理も楽である亀
裂誘発型コンクリート壁体用目地材(以下目地材
という)に関するものである。
(従来の技術) 亀裂誘発型コンクリート壁体用の目地材の一例
としては、実開昭60−8306号公報が開示するもの
が提案されている。
該目地材は、第6〜7図に示す如く、型枠に釘
着される第1の目地棒aと、該第1の目地棒aに
嵌合方式により組付けられる別部材としての第2
の目地棒bとから構成されていた。そして該第2
の目地棒bには、その基端側の両側縁部に案内溝
c,cが設けられるとともに、第1の目地棒aの
先端部両側縁には、該案内溝c,cと嵌合しうる
L字状の案内突条d,dが対向して設けられてい
た。又該第1の目地棒aを型枠eに固定するに際
しては、両案内突条d,d間に形成される凹所f
の底部において、型枠eに釘gを以て釘着してい
た。又第2の目地棒bを該釘着された第1の目地
棒aに組付けるに際しては、第7図に示すごと
く、案内溝と案内突条とを位置合わせして両目地
棒の端部相互を突き合わせ、第1の目地棒の長さ
方向に第2の目地棒をスライドさせて組付けてい
た。なお同公報には、第2の目地棒を第1の目地
棒に組付ける具体的な要領については明確な記載
がないが、図面に開示されている両目地棒の嵌合
構造からして、このようなスライド方式の嵌合に
よらざるをえないと理解される。
(考案が解決しようとする課題) しかし、かかる従来の目地材によるときには次
のような問題があつた。
釘着された第1の目地棒に第2の目地棒を組
付ける際には、案内溝と案内突条とを正しく位
置合わせして、両目地棒の端部相互を突き合わ
せる必要があつた。これに加えて、第1の目地
棒の長さ方向に第2の目地棒をかなりの長さス
ライドさせる必要があつた。
このように端部相互の位置合わせ作業や長さ
方向のスライド作業を要した従来の目地材は、
目地棒の一体化に多く手間と時間を要したこと
から、現場作業の省力化が強く要請される近年
の労務事情からして、実用性に欠けるものであ
つた。
又両案内突条間に形成される凹所の底部にお
いて第1の目地棒を型枠に釘着する作業は、突
条間の間隔がそれ程広いものでないことから容
易でなかつた。又釘着の際、案内突条がハンマ
ー等によつて誤つて破損される恐れも多分にあ
つた。
そして案内突条が破損されると、これが障害
となつて第2の目地棒を組付けられない事態を
招いた。
又目地材が独立した二つの目地棒の組合せと
して構成されていたことから、目地材を個別的
に保管管理し又個別的に現場に搬入する必要が
あつて、非能率的であつた。
本考案は以上のような問題点を解決しうる目地
材の提供を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案の目地材1は、コンクリート壁体形成用
の型枠2内面に取付けられて壁厚方向に突出し、
且つコンクリート打設後において抜き取り可能な
合成樹脂製の一体成形品であり、先端面が平坦な
釘打ち面とされた横断面台形状をなし且つ型枠2
内面に釘着される固定目地棒3と、その先端部7
に接合される先細の可動目地棒6とからなり、固
定目地棒3の先端部7の一側縁部分9に可動目地
棒6の一端縁部16を屈曲部5を介して連設し、
又可動目地棒6の他端縁部17には、固定目地棒
3の先端部7の他側縁部分10に設けた第1の係
合部11と係合しうる第2の係合部19を設け、
該第1、第2の係合部11,19が係合した状態
において、固定目地棒3と可動目地棒6とがコン
クリートの打設圧に抗しうるよう接合一体化され
ることを特徴とするものである。
(作用) 然して第2図に示すごとく、可動目地棒6を開
いた状態で固定目地棒3を型枠2の所要部位に釘
着(釘打ち面における釘着)し、第1の係合部1
1と第2の係合部19とを係合させることによ
り、固定目地棒3と可動目地棒6とは接合一体化
されて壁厚方向に突出する(第3図参照)。そし
て打設コンクリートが硬化した後に脱型すると、
目地材1は容易に抜き取られ、壁面に目地溝30
を形成する(第4図参照)。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1〜3図において本考案の目地材1は、コン
クリート壁体形成用の型枠2内面に取付けられて
壁厚方向に突出する合成樹脂製の一体成形品であ
り、固定目地棒3と、該固定目地棒3の先端部に
接合され且つ屈曲部5を介して連結される可動目
地棒6とからなる。
固定目地棒3は、本実施例においては、先端面
が平坦な釘打ち面8とされた中空台形状をなし、
その先端部7の一側縁部分9には可動目地棒6が
連設され、又先端部7の他側縁部分10には、第
1の係合部11が設けられている。なお釘打ち面
8の長手方向中央部は、釘打ちを容易にするため
に薄肉部12とされている(このように薄肉部が
設けられた釘打ち面も、本考案にいう平坦な釘打
ち面に該当する。)該第1の係合部11は、固定
目地棒3の側部先端部分を内方に凹ませることに
より、幅狭溝部13に円孔溝部15が連設された
鍵孔状の条溝として形成されている。
可動目地棒6はV字条をなし、その一端縁部1
6が、軟質合成樹脂あるいは薄肉硬質合成樹脂か
らなる屈曲部5を介して、固定目地棒3の先端部
7の一側縁部分9に連設されており、又該可動目
地棒6の他端縁部17には、固定目地棒3に設け
られている前記第1の係合部11と嵌合状態で係
合する第2の係合部19が設けられている。該第
2の係合部19は、他端縁部で内方に折曲する首
部20先端に円柱状部21を連設してなり、該第
1の係合部11と第2の係合部19とを弾性的に
嵌合させると、固定目地棒3と可動目地棒6と
は、コンクリートの打設圧に抗しうるよう接合一
体化され、該接合一体化した状態において、本考
案の目地材1は、その横断面外形が三角形状を呈
する。なお本実施例においては、可動目地棒6が
V字状に形成されているため、第1、第2の係合
部11,19の係合に際しては、第2の係合部1
9を具える側片部22を外方に拡げることによつ
て容易に行うことができる。
然して本実施例に係る目地材1を型枠2に取付
けるに際しては、先ず第2図に示すごとく可動目
地棒6を開き、固定目地棒3を、その釘打ち面8
の薄肉部12において、先端部7と基端部23と
を貫通する釘25を用いて型枠2(第3図におい
ては外側の型枠)の所要部位(例えば柱Pと壁体
Wとの接続部分)に釘着する。その後、第1の係
合部11と第2の係合部19とを係合させると、
第3図に示すごとく、固定目地棒3と可動目地棒
6とは接合一体化され壁厚方向に突出する。この
状態において型枠間にコンクリートCを打設し、
該コンクリートが硬化した後型枠を取外すと、目
地材1は抜き取られ、形設された壁面にはV字状
の目地溝30が形成される(第4図参照)。なお
該目地溝30には適宜シール材31が充填され
る。そしてこのように形成された目地溝30は、
第4図に示すごとく、その先端部分において亀裂
32を誘発する。
第5図は本考案の他の実施例を示すものであ
り、第1の係合部11を、先端部の側縁部分を基
端方向に凹ませることにより鍵孔状の条溝として
形成するとともに、第2の係合部19を、該第1
の係合部11と弾性的に嵌合しうる形状に設定し
た点において前記実施例におけるばあいと相違す
る。かかる構成を有する目地材1は、前記実施例
における場合と同様にして、固定目地棒3が釘打
ち面8において型枠2に釘着される。
なお本考案の目地材1において、可動目地棒6
の一端縁部16が連設される「固定目地棒3の先
端部7の一側縁部分9」とは、固定目地棒3の先
端部7の側縁部に限定されるものではなく、該側
縁部の近傍部位(例えば第1図に示すa部位)を
含む概念である。又第1、第2の係合部11,1
9の態様は、両者の係合により固定目地棒3と可
動目地棒6とがコンクリートの打設圧に抗しうる
よう接合一体化されるならば、その構成は実施例
で示したものに限定されない。さらに、目地材1
の横断面外形は、該目地材1がコンクリート打設
後において抜き取り可能な形状を有するものであ
るならば、固定目地棒3の側面部35と可動目地
棒6の側面部36とが、実施例で示したように面
一として形成されている等の必要はない。また可
動目地棒6が先細であるとは、その先端において
亀裂を誘発しうるものであるならば、実施例で示
したごとくその先端部が鋭状をなすものに限定さ
れない。
(考案の効果) 本考案は以下の如き優れた効果を奏する。
本考案の目地材は、固定目地棒と可動目地棒
とが屈曲部を介して連結されているため、型枠
への目地材の取付けに際しては、固定目地棒を
型枠に位置決めして釘着しさえすれば、可動目
地棒については位置決めの必要が全くない。即
ち可動目地棒は、屈曲部を中心としてこれを回
転させ且つ第1の係合部と第2の係合部とを係
合状態とするだけで、自ずから正しく位置決め
されて固定目地棒と一体化する。
このように本考案によるときには、固定目地
棒と可動目地棒との接合一体化を所謂ワンタツ
チ操作によつて簡易迅速に行いうることから、
施工能率の向上を期しうる。
本考案の目地材は、固定目地棒の釘打ち面が
平坦に形成されているため、突条間の狭い空所
において釘着しなければならなかつた従来の目
地材のように目地材損傷の恐れがなく、釘着作
業の容易化、確実化を期しうる。
本考案の目地材は、固定目地棒と可動目地棒
とが屈曲部を介して一体に連結されているた
め、独立部材を以てなる従来の目地材のよう
に、各目地棒を個別的に保管管理したり個別的
に現場に搬入しなければならないといつた面倒
さがなく、管理や搬入作業等を能率化しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は本考案の一実施例を型枠への固定要領ととも
に示す断面図、第3図は本考案の目地材を型枠に
取付けた状態を示す断面図、第4図は本考案の目
地材を用いて形成された目地部を亀裂の誘発状態
とともに示す断面図、第5図は本考案の他の実施
例を示す断面図、第6図は従来の目地材を説明す
る説明図、第7図は従来の目地材の接合要領を説
明する説明図である。 1……目地材、2……型枠、3……固定目地
棒、5……屈曲部、6……可動目地棒、7……先
端部、8……釘打ち面、11……第1の係合部、
19……第2の係合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コンクリート壁体形成用の型枠2内面に取付け
    られて壁厚方向に突出し、且つコンクリート打設
    後において抜き取り可能な合成樹脂製の目地材で
    あつて、 先端面が平坦な釘打ち面とされた横断面台形状
    をなし且つ型枠2内面に釘着される固定目地棒3
    と、その先端部に接合される先細の可動目地棒6
    とからなり、 固定目地棒3の先端部7の一側縁部分9に可動
    目地棒6の一端縁部16を屈曲部5を介して連設
    し、又可動目地棒6の他端縁部17には、固定目
    地棒3の先端部7の他側縁部分10に設けた第1
    の係合部11と係合しうる第2の係合部19を設
    け、該第1、第2の係合部11,19が係合した
    状態において、固定目地棒3と可動目地棒6とが
    コンクリートの打設圧に抗しうるよう接合一体化
    されることを特徴とする亀裂誘発型コンクリート
    壁体用目地材。
JP1985094706U 1985-06-21 1985-06-21 Expired JPH0442403Y2 (ja)

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JPS622704U JPS622704U (ja) 1987-01-09
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS608306B2 (ja) * 1978-12-27 1985-03-01 株式会社日立製作所 表面処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS608306U (ja) * 1983-06-27 1985-01-21 株式会社竹中工務店 コンクリ−ト建築物における亀裂誘発目地

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JPS608306B2 (ja) * 1978-12-27 1985-03-01 株式会社日立製作所 表面処理装置

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JPS622704U (ja) 1987-01-09

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