JPH043993Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ビデオテープレコーダーおよびカセ
ツトテープレコーダー等の収容装置に関するもの
で、その目的とするところは、収容筐体内にビデ
オテープレコーダー等を多数収容することができ
ると共に、収容されたビデオテープレコーダー等
を簡単に取り出すことができる収容装置を提供す
るにある。

次に図面に示す実施例によつて本考案の構成を
詳細に説明する。１は前面を開口した収容筐体で
あつて、その左右の内側壁面に棚受金具の取付板
２，２を固着すると共に、該取付板２，２に設け
た透孔３に棚受金具４の爪片５を引掛け、そして
棚受金具４上に棚板６を載架する。又各棚板６の
表面のほぼ中央部および前部および後部に、横方
向に字型の仕切枠７および字型の前部支枠１
３、字型の後部支枠１２を設け、字型の仕切
枠７と字型の後部支枠１２間をビデオテープレ
コーダーの保管室８に、又字型の仕切枠７と
字型の前部支枠１３間をビデオテープレコーダー
保管台９の収容室１０にする。そしてこの収容室
１０に、保管台９を２個摺動自在且つ取り出し自
在に収容する。又保管台９，９は、その台座の横
の長さｌを収容室１０の横の長さＬの３分の１よ
りやや短かくし且つ該台座の前部および後部に支
持板１４，１４を取り付けると共に、前部支持板
１４に比べ、後部支持板１４を高くする。又台座
の左右端部に字状の支持棒１５，１５を取り付
ける。

本考案は上記した構造であるから、常時頻繁に
使用するビデオテープレコーダー１１は、保管台
９の前部支持板１４と後部支持板１４との間に収
容しておき、又逆に頻繁に使用しないビデオテー
プレコーダー１１は、仕切枠７と後部支枠１２と
の間に収容しておく。そして保管台９ならびに仕
切枠７と後部支枠１２の間に収容されたビデオテ
ープレコーダー１１を必要に応じて取り出した
り、又は保管台９を収容室１０から取り脱し、必
要なビデオテープレコーダー１１を入れ替えたり
するものであるが、保管台９の裏側の仕切枠７と
後部支枠１２との間に収容されているビデオテー
プレコーダーを取り出すには、保管台９を右また
は左に移動さすと、仕切枠７と後部支枠１２との
間に収容したビデオテープレコーダーを隠蔽して
いた保管台９が開放されるので、必要なビデオテ
ープレコーダーを取り出すことができる。

上記したように、本考案は、前面を開口した筐
体の内部に棚板を装着し且つ各棚板の表面のほぼ
中央部および前、後部に横方向に仕切枠および支
枠を設けると共に、仕切枠と後部支枠との間にビ
デオテープレコーダーを保管し、又仕切枠と前部
支枠との間にビデオテープレコーダーを収容した
保管台を摺動自在に収容したものであるから、ビ
デオテープレコーダー等を多数個収容できるだけ
でなく、ビデオテープレコーダーの使用目的に応
じて区分して使用することができ、又保管台は収
容室から取り脱すことができるから、保管台を取
り脱して他の場所へ持運ぶこともでき、又本考案
は、棚板６のほぼ中央部に字型の仕切枠７を設
まると共に、これに対向して棚板６の前部に字
型の前部支枠１３を設けているから、ビデオテー
プレコーダーの保管台９を収容室１０に収容する
には、支持棒１５，１５を握り、保管台９の台座
を斜め方向から字型仕切枠７の溝に差し入れる
だけで収容することができ、又逆にビデオテープ
レコーダー保管台９を収容室１０から取り出すに
は、支持棒１５，１５を握り、保管台９の台座を
斜め方向に持ち上げて引き出すだけで取り出すこ
とができ、ビデオテープレコーダー保管台９の収
容ならびに取り出しを、きわめて簡単に行うこと
ができる。又本考案は，ビデオテープレコーダー
保管台９の台座の前部に取り付けた前部支持板１
４に比べ、台座の後部に取り付けた後部支持板１
４を特に高く形成しているから、ビデオテープレ
コーダー９を斜め方向に持ち上げて収容室１０か
ら取り出す時、保管台９に収容されているビデオ
テープレコーダー１１は、その背部分を後部支持
板１４に支持され、保管台９から落下する心配が
ない。さらに又、本考案は、台座の横の長さｌ
を、収容室１０の横の長さＬの３分の１より短か
くしたビデオテープレコーダー保管台９を、２
個、収容室１０に収容したものであるから、２個
の保管台９，９を右または左方向に適宜に移動す
ると、保管台９，９の背後に収容されたビデオテ
ープレコーダーは、全部前面に出現する。このた
め、保管台９，９の背後に収容されているビデオ
テープレコーダーは、一個も残すことなく全部取
り出すことができるという優れた効果を有するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案ビデオテープレコーダー等の収
容装置における棚板部分の平面図、第２図は同側
面図、第３図は保管台の斜視図、第４図は本考案
ビデオテープレコーダー等の収容装置の切断側面
図、第５図は棚受金具の斜視図を示す。 １……筐体、６……棚板、７……仕切枠、１
２，１３……支枠、８……保管室、９……保管
台、１０……収容室、ｌ……台座の長さ、Ｌ……
収容室の長さ、１４……支持板、１５……支持
棒。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前面を開口した筐体の内部に棚板を装着し且つ
   この各棚板の表面のほぼ中央部および前部、後部
   に、横方向に字型の仕切枠および字型の前部
   支枠、字型の後部支枠を設け、字型の仕切枠
   と字型の後部支枠間をビデオテープレコーダー
   の保管室に、又字型の仕切枠と字型の前部支
   枠間をビデオテープレコーダー保管台の収容室に
   すると共に、台座の横の長さを収容室の横の長さ
   の３分の１より短かくし且つ台座の左右端部に
   字状の支持棒を取り付け、又台座の前部に取り付
   けた前部支持板に比べ、台座の後部に取り付けた
   後部支持板を高くしたビデオテープレコーダー保
   管台を、２個前記の収容室に取り出し自在に収容
   してなるビデオテープレコーダー等の収容装置。