JPH0438669Y2 - - Google Patents

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JPH0438669Y2
JPH0438669Y2 JP1987126735U JP12673587U JPH0438669Y2 JP H0438669 Y2 JPH0438669 Y2 JP H0438669Y2 JP 1987126735 U JP1987126735 U JP 1987126735U JP 12673587 U JP12673587 U JP 12673587U JP H0438669 Y2 JPH0438669 Y2 JP H0438669Y2
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JP
Japan
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panel
driver
engine room
engine
seat
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JP1987126735U
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JPS6432022U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は殻稈を刈取脱穀するコンバインにおけ
る運転部カバーに関する。
(ロ) 従来技術 従来、機台の一側に操作盤と運転席とからなる
運転部を設け、その側方に脱穀装置を配設し、前
記運転席の下部のスペースをエンジンルームと
し、これにエンジンを収納し、運転ステツプの脱
穀装置側にレバーパネルを設けたコンバインは既
に知られている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記既知のコンバインはエンジンルームの外側
から冷却風を吸入し、排風を脱穀装置側へ排出す
るようにしていたが、その排出された加熱排風は
脱穀装置に遮られて前方へも噴出すると共に運転
席の前縁の直下にあるエンジンルームの前壁が異
常な高温に加熱され、かつ前部には操作盤があつ
て前方からの風が少ないので運転者の足下が異常
な高温になつた。また、運転ステツプの脱穀装置
側にはレバーパネルがあり、作業中、運転者は該
レバーパネルの各種レバーを何度も操作するが、
その際、運転者は着席した状態でその側の足を運
転パネルの側板に接触させることがあり、その
際、エンジンにより加熱された高温の空気がレバ
ーパネル内に侵入するので、上記側板も著しく高
温になつており、作業環境が更に悪化した。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、機台の一側に、操作盤及び運転ステ
ツプを隔てた後部に運転席を設け、他側に脱穀装
置を配設し、前記運転席の下部のエンジンルーム
にエンジンを設け、運転ステツプの脱穀装置側に
レバーパネルを設けたコンバインにおいて、前記
レバーパネル側に二重のカバーで構成された前後
方向の風路を設け、前記レバーパネル側にあるカ
バーの前部を切欠すると共に該切欠部をレバーパ
ネル側前方へ向けて斜めに折曲して冷風導入口に
形成し、前記風路の後部に冷却風がエンジンルー
ムの前面に向けて排出される排出口を設けること
により、風路の前部外側の冷却風導入口から冷却
風を効率良く導入して運転ステツプのレバーパネ
ル側及びエンジンルームの前面を冷却するように
して前述の問題点を解決した。
(ホ) 作用 作業中、機体の進行にともなつて前記風路の前
部から脱穀装置側にあるレバーパネルに沿つてい
て前端がレバーパネル側へ向う斜めの折曲部が冷
却風を冷風導入口から風路内に効率良く導入し、
導入された冷却風は風路を通つてその側を後部ま
で冷却すると共に、後部の排出口から噴出された
冷却風はエンジンルームの前壁を冷却して外側方
へ流出することとなり、それにより運転部を側方
と後方から冷却して低温に保持することができ
る。
(ヘ) 実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、
1は走行装置2を有する機台3上の一側に搭載し
た脱穀装置であつて、他側には前部から順に操作
盤5、運転ステツプ6、運転席7及び穀粒ホツパ
ー9と袋掛杆とからなる籾処理部8を配設してあ
り、前記運転席7の下部に設けたエンジンルーム
10にはエンジン11を内装し、該エンジン11
の冷却風を吸入する冷却フアン11aをエンジン
ルーム10の外側壁に形成した吸気部にラジエタ
を介して対面しており、脱穀装置1の一番受樋に
連通した揚穀筒12の吐出口は前記穀粒ホツパー
9の上部に開口している。
そして、前記運転ステツプ6の脱穀装置1側に
設けたレバーパネル24に沿う部位には2枚のカ
バー13,14を平行に立設することにより構成
した風路15を設けてあり、レバーパネル24
(以下内側という)側にあるカバー13は前端を
折曲して操作盤5に近接又は重合し、そのすぐ後
部を切り起してレバーパネル28側前方へ向けて
斜めに突出させ、これにより冷風導入口16を構
成すると共に斜め前方へ向かう突出部を案内片1
7となし、後部は内側へ折曲してから更に後方へ
折曲してエンジンルーム10の外面にパツキン1
8を介して重合してある。
運転ステツプ6側(以下外側という)のカバー
14の後端と前記エンジンルーム10の前壁との
間に間隙を設けて排出口20に構成してあり、内
外のカバー13,14の下部を内側へ直角に折曲
し、内側のカバー13の下面に突設したピン2
1,21を外側のカバー14の下部の折曲部に穿
設した孔22,22及び運転ステツプ6に穿設し
た孔に第4図に示す如く貫挿し、内外のカバー1
3,14の上部を斜め内側上方へ折曲してから更
に上方へ折曲して重合し、この重合部をボルト2
3,23によりレバーパネル24に螺着してそれ
らのカバー13,14の間を前記風路15に形成
してある。
25は操作盤5に設けた左右一対の操向レバ
ー、26は刈取装置と穀稈搬送装置とからなる前
処理装置であつて、脱穀装置1の前部に昇降可能
に装着してあり、揚穀筒12の螺旋軸27は第6
図に示す如く穀粒ホツパー9の頂板上に突出して
ケーシング28に軸受されており、該ケーシング
28の前面に併設した排気筒30は上部側に排気
口31を有し、下端の開口部は前記エンジンルー
ム10内に開口しており、上部に回転自在に支承
した縦軸32は吸引フアン33とスプロケツト3
4を有し、該スプロケツト34は前記螺旋軸27
のスプロケツト35によりチエン36を介して駆
動されるので、作業中螺旋軸が回転すると、吸引
フアン33が回転してエンジンルーム10内の加
熱空気を吸気筒30から吸引して排気口31から
排気筒31aを経て外部に吸引排出することとな
り、エンジンルーム10内が高温になるのを抑制
することができる。
前述のコンバインにおいて、刈取脱穀作業中、
機体を走行させた時、案内片17により受止めら
れた空気は冷風導入口16から風路15内に侵入
し、それが風路15内を後方へ流動してその後端
の排出口20からエンジンルーム10の前壁に沿
つて排出されて運転者の足元を吹き抜けることと
なり、それにより運転ステツプ6上のレバーパネ
ル24側及びエンジンルーム10の前部が冷却さ
れ、良好な運転環境を得ることができる。
(ト) 考案の効果 本考案は、機台3の一側に、操作盤5及び運転
ステツプ6を隔てた後部に運転席7を設け、他側
に脱穀装置1を配設し、前記運転席7の下部のエ
ンジンルーム10にエンジン11を設け、運転ス
テツプ6の脱穀装置1側にレバーパネル24を設
けたコンバインにおいて、前記レバーパネル24
側に二重のカバー13,14で構成された前後方
向の風路15を設け、前記レバーパネル24側に
あるカバー13の前部を切欠すると共に該切欠部
をレバーパネル側前方へ向けて斜めに折曲して冷
風導入口16に形成し、前記風路15の後部に冷
却風がエンジンルーム10の前面に向けて排出さ
れる排出口20を設けたので、レバーパネル24
側前部の冷風導入口16から侵入した冷風は、レ
バーパネル24に沿う風路15を後方へ流動して
から後部の排出口20からエンジンルーム10の
前面に向けて放出されて運転ステツプ6が、レバ
ーパネル24側と後面とから冷却されるることと
なり、エンジンにより加熱された空気は運転ステ
ツプ6の後部に立設されているエンジンルーム1
0の前壁及びレバーパネル24内を加熱するにも
拘らず、運転部の居住環境を著しく向上させるこ
とができる。
また、作業中、運転者は運転パネルの脱穀装置
1側にあるレバーパネル24に配設されている各
種の操作レバーを頻繁に操作すべく、その側の足
を、レバーパネル24に接近させているが、その
側は前後方向の風路を形成する二重のカバー1
3,14が断熱作用をなすと共に、それらのうち
冷却されるだけで直接加熱されることのない外側
のカバー14に接近するか接触するだけであるの
で、その側の足が異常に加熱されることがなく快
適なレバー操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は一部断面した運転部の平面図、第2図は
カバーの分解斜視図、第3図はコンバインの要部
の側面図、第4図は要部の横断面図、第5図はコ
ンバインの側面図、第6図はエンジンルームの加
熱空気を排出する装置の縦断面図、第7図は同上
斜視図である。 1……脱穀装置、3……機台、5……操作盤、
6……運転ステツプ、7……運転席、10……エ
ンジンルーム、11……エンジン、13,14…
…カバー、15……風路、16……冷風導入口、
17……案内片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機台3の一側に、操作盤5及び運転ステツプ6
    を隔てた後部に運転席7を設け、他側に脱穀装置
    1を配設し、前記運転席7の下部のエンジンルー
    ム10にエンジン11を設け、運転ステツプ6の
    脱穀装置1側にレバーパネル24を設けたコンバ
    インにおいて、前記レバーパネル24側に二重の
    カバー13,14で構成された前後方向の風路1
    5を設け、前記レバーパネル24側にあるカバー
    13の前部を切欠すると共に該切欠部をレバーパ
    ネル24側前方へ向けて斜めに折曲して冷風導入
    口16に形成し、前記風路15の後部に冷却風が
    エンジンルーム10の前面に向けて排出される排
    出口20を設けたことを特徴とするコンバインに
    おける運転部カバー。
JP1987126735U 1987-08-20 1987-08-20 Expired JPH0438669Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987126735U JPH0438669Y2 (ja) 1987-08-20 1987-08-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987126735U JPH0438669Y2 (ja) 1987-08-20 1987-08-20

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Publication Number Publication Date
JPS6432022U JPS6432022U (ja) 1989-02-28
JPH0438669Y2 true JPH0438669Y2 (ja) 1992-09-10

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ID=31378517

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JP1987126735U Expired JPH0438669Y2 (ja) 1987-08-20 1987-08-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5326563B2 (ja) * 2008-12-26 2013-10-30 井関農機株式会社 コンバインのエンジン冷却装置

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JPS5353712U (ja) * 1976-10-09 1978-05-09
JPS5753017B2 (ja) * 1976-07-24 1982-11-10

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JPS5412639U (ja) * 1977-06-29 1979-01-26
JPS5753017U (ja) * 1980-09-12 1982-03-27

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