JPH04373051A - 仮想端末装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は仮想端末装置、特に、異
機種のパーソナルコンピュータで標準端末と同等の処理
を行なう仮想端末装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】汎用コンピュータシステムは一般的にホ
ストコンピュータと標準端末から構成される。仮想端末
装置は、標準端末装置とは異機種のパーソナルコンピュ
ータに同等の処理を行なわせるものである。このことに
より、利用者はパーソナルコンピュータ独自の使用とホ
ストコンピュータの端末としての使用の２通りを行なう
ことができる。

【０００３】仮想端末装置は、標準端末とパーソナルコ
ンピュータのキー入力装置が異なるため、標準端末のキ
ーをそのキーの意味とは異なったパーソナルコンピュー
タのキーに強制的に割り当てている。また、パーソナル
コンピュータにはホストコンピュータと異なったオペレ
ーティングシステムが搭載されるが、キー入力データの
編集を行なう編集機能キーの扱いが、ホストコンピュー
タのオペレーティングシステムの編集機能キーの扱いと
異なっている。仮想端末装置ではホストコンピュータの
編集機能キーの扱いに従って処理を行なっている。

【０００４】また、ホストコンピュータ上で動作するア
プリケーションプログラムには、メニュー等を表示し機
能を選択させる方法とともに、簡単なキー操作で機能を
指定する簡略キーが用意されていることが多い。しかし
、この簡略キーがホストコンピュータ上で動作する各ア
プリケーションプログラムごとに統一されていない。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の仮
想端末装置は、固定的に標準端末のキーの割り当ておよ
び編集機能キーの扱いを行なっているので、パーソナル
コンピュータ独自の使用を行なっている利用者は、操作
環境が異なった標準端末の分かり難いキー操作を行なわ
なければならないという問題点がある。また、キーが固
定的に割り当てられているため、利用者ごとに、またア
プリケーションプログラムごとにキー操作を変更するこ
とができないという問題がある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の仮想端末装置は
、キーの割り当てと編集機能キーと簡略キーの扱いを利
用者ごとに複数設定したキー情報を予め保管したキー情
報ファイルと、利用者からキー情報の設定が指定された
時、キー情報の設定処理を行うキー情報処理部と、起動
時、またはキー情報の変更を利用者から指定された時、
前記キー情報ファイルからキー情報を読みだしキー制御
情報として設定した後、ホストコンピュータから入力要
求が送信されたとき、前記の設定されたキー制御情報に
従ってキー処理を行なうキー制御部とを含んで構成され
る。

【０００７】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図
と第３図は本発明の一実施例における動作を説明するフ
ローチャートである。本実施例は、ホストコンピュータ
１と、パーソナルコンピュータ３と、ホストコンピュー
タ１とパーソナルコンピュータ３を結ぶ通信回線２から
構成される。また、パーソナルコンピュータ３は、キー
情報処理部５とキー制御部６を含む仮想端末処理部４と
、キー入力装置７と、キー情報ファイル８とから構成さ
れる。仮想端末処理部４は標準端末と同等の処理を行う
ため、画面データ，キー入力データ等のデータの送受信
をホストコンピュータ１と行なう。

【０００８】キー入力装置７はキー制御部６により制御
される。キー情報ファイル８はキー情報処理部５により
制御され、キー制御部６により参照される。キー情報フ
ァイル８には、利用者が設定したキー情報が利用者ごと
に複数保管されている。キー情報の内容は、標準端末の
キー入力装置上のキーをパーソナルコンピュータのキー
入力装置上のキーではどのように割り当てるかのキー割
り当て情報と、挿入キーや削除キーなどの入力データの
編集を行なう編集用機能キーの入力データ処理操作を指
定した編集用機能キー情報とキーの組み合わせを他のキ
ーの組み合わせに変更する簡略キー情報から成る。

【０００９】キー割り当て情報は、例えば標準端末の拡
張キーの１番をパーソナルコンピュータでは拡張キーの
５番に割り当てるようにするような制御情報である。編
集機能キー情報は、例えば挿入キーが押下された場合、
空白コードを挿入するとか挿入モードに切り換えるとか
の編集処理の扱いについての情報であり、仮想端末装置
が利用者に選択させるように複数の種類を用意する。簡
略キー情報は、アプリケーションプログラムが機能の指
定でメニュー表示からの選択等の操作の手順はかなり踏
むが利用者にとって分かりやすい方法の代わりに用意し
た、キーの組み合わせにより直接的に指定する簡略キー
に関しての情報である。例えば、シフトキーとＡを同時
に押す組み合わせをシフトキーとＢを同時に押す組み合
わせに変更するといった情報である。

【００１０】次に、図２によりキー情報処理部５のキー
情報ファイル８に対しての設定動作を説明する。仮想端
末処理部４は利用者からキー情報の内容の変更を指定さ
れると、例えばコマンドにより要求されると、キー情報
設定処理を行なうためにキー情報処理部５に制御を移す
（ステップ１０１）。

【００１１】キー情報処理部５は、利用者コードに対応
したキー情報ファイル８にキー情報が存在していない場
合（ステップ１０２）、または利用者コードに対応した
キー情報が存在しても利用者が新規にキー情報を設定す
る場合には（ステップ１０３）、初期値のキー情報を設
定し利用者に表示する（ステップ１０４）。

【００１２】利用者はその情報の中で変更したい情報を
変更する（ステップ１０５）。

【００１３】そして、キー制御部６はその入力情報が正
しいかどうかの、例えば重複指定の検査を行なった後（
ステップ１０６）、利用者コードに対応したキー情報フ
ァイル８にキー情報を出力する（ステップ１０７）。

【００１４】キー情報ファイル８にすでに利用者コード
に対応したキー情報が存在し（１０２）、かつ新規作成
ではない場合には（ステップ１０３）、そのキー情報フ
ァイル８のキー情報を入力し（ステップ１０８）、その
情報を利用者に表示する。その後の処理は上記と同様の
処理を行なう。

【００１５】キー情報ファイル８は利用者コードごとに
複数作成することができる。そのことにより利用者ごと
に異なったキー情報ファイル８を使用することができる
。また、利用者ごとに複数キー情報を使用できるため、
アプリケーションプログラムごとにキー情報を変更する
ことができる。

【００１６】次に図３によりキー情報ファイル８を使用
した仮想端末装置のキー入力動作を説明する。最初に仮
想端末装置起動時、またはキー情報の変更を利用者から
指定された時、利用者コードと複数キー情報が設定され
ている場合はどのキー情報かを入力させ、それに対応し
たキー情報をキー情報ファイル７から入力し、キー制御
部６のメモリ上に制御情報として設定する（ステップ２
０１）。

【００１７】仮想端末処理部４は、ホストコンピュータ
１からキー入力要求を受信する。キー入力要求はデータ
単位で行なわれる。仮想端末処理部４はキー制御部６に
制御を移す。キー制御部６は利用者からのキー入力の処
理を行う。その時、キー制御部６に設定された編集用機
能キー情報に従い、編集用機能キーに対しての入力デー
タの編集処理を行なう（ステップ２０３）。

【００１８】次に入力データが確定するとキー情報のキ
ー制御部６に設定されたキー割り当て情報と簡略キー情
報に従いコード変換を行なう（ステップ２０４）。

【００１９】変換後、そのデータをキー制御部６は仮想
端末処理部４に渡し、仮想端末処理部４はホストコンピ
ュータ１に送信する（ステップ２０５）。

【００２０】この処理を仮想端末装置が終了するまで行
なう（ステップ２０６）。

【００２１】なお、実施例では入力データ確定後、キー
割り当てに従ったキーコード変換を行なうよう説明した
が、キーが押されるごとにキーコード変換を行なっても
よい。また、利用者ごとにキー情報ファイル８を作成す
るのではなく、１つのキー情報ファイル７で利用者コー
ドごとのキー情報を持たせる処理を行なってもよい。

【００２２】

【発明の効果】本発明による仮想端末装置は、キーの割
り当て、編集機能キーおよび簡略キーの扱いを、端末の
操作環境に合わせ、利用者が利用者ごとに自由に設定す
ることができる。更に、簡略キーを変更できることによ
って、ホストコンピュータ上で動作するアプリケーショ
ンプログラムごとに異なった簡略キーを統一することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】図１に示すキー情報処理部の動作を示すフロー
チャートである。

【図３】図１に示すキー情報ファイルを使用した仮想端
末装置のキー入力動作を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１　　　　ホストコンピュータ ２　　　　通信回線 ３　　　　パーソナルコンピュータ ４　　　　仮想端末処理部 ５　　　　キー情報処理部 ６　　　　キー制御部 ７　　　　キー入力装置 ８　　　　キー情報ファイル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（Ａ）キーの割り当てと編集機能キーと簡
   略キーの扱いを利用者ごとに複数設定したキー情報を予
   め保管したキー情報ファイルと、（Ｂ）利用者からキー
   情報の設定が指定された時、キー情報の設定処理を行う
   キー情報処理部と、（Ｃ）起動時、またはキー情報の変
   更を利用者から指定された時、前記キー情報ファイルか
   らキー情報を読みだしキー制御情報として設定した後、
   ホストコンピュータから入力要求が送信されたとき、前
   記の設定されたキー制御情報に従ってキー処理を行なう
   キー制御部と、を含むことを特徴とする仮想端末装置。