JPH04369876A - 磁気浮上式車両用超電導磁石装置 - Google Patents

磁気浮上式車両用超電導磁石装置

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JPH04369876A
JPH04369876A JP3197653A JP19765391A JPH04369876A JP H04369876 A JPH04369876 A JP H04369876A JP 3197653 A JP3197653 A JP 3197653A JP 19765391 A JP19765391 A JP 19765391A JP H04369876 A JPH04369876 A JP H04369876A
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JP
Japan
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magnet device
superconducting magnet
fiber
shield plate
heat shield
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Application number
JP3197653A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yamaguchi
孝 山口
Yoshihiro Jizo
吉洋 地蔵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超電導磁気浮上式鉄
道用車両に搭載される超電導磁石装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は一般的な磁気浮上式鉄道の構成を
示す横断図面である。図において、1は超電導磁石装置
であり、車体2の下部に配置された台車枠3の側面に取
付けられている。4は凹字形ガイドウェイであり、その
内側に浮上・案内用コイル5および推進用コイル6が超
電導磁石装置1と対向させて配置されている。
【0003】図6は図5における超電導磁石装置1の構
成を示す縦断面図である。図において、8は本装置全体
を台車枠3に固定するための固定軸であり、この固定軸
8に断熱支持体9を介してレーストラック形状をした内
槽10およびその内部に収容された超電導コイル11が
支持されている。
【0004】図7は、例えば特開昭59−98570号
公報に示されたこの種従来の超電導磁石装置の超電導コ
イル部の詳細を示す横断面図である。図において、7は
外槽、8はこの外槽7の一部に形成され、その一端に取
付座8aを有する固定軸で、取付座8aを介して台車枠
3に取付け固定される。9は断熱支持体で、直径の異な
る円筒が同心状に配置された多重円筒形状でなり、隣あ
う円筒が順次端部同士あるいは中央部同士で交互に結合
されており、最内層部9aが固定軸8に固定されている
【0005】10は超電導コイル11を収容し、複数個
配設された各断熱支持体9の最外層部9bにそれぞれ固
定され、且つ各断熱支持体9を一括して取巻くように配
設された内槽であり、内部は液体ヘリウムにより冷却さ
れている。12は内槽10と外槽7との間で且つ内槽1
0を包囲するように配設された熱シールド板で、断熱支
持体9の中間部に取付けられた中間シールド金具13に
溶接等で接合されている。
【0006】次に各部の働きについて説明する。超電導
コイル11は液体ヘリウムによって冷却された状態で本
来の機能を発揮するので、その冷却のため内槽10は液
体ヘリウムの容器の役目を果している。断熱支持体9は
外部からの熱侵入を抑えると同時に、超電導コイル11
で発生した力を台車に伝える役目を担っているので、図
に示すように断熱距離を確保する構造にするとともに、
十分な機械的強度を持ち且つ熱伝導率の低い材料、例え
ばカーボンクロス等の繊維強化プラスチック材料で作ら
れている。
【0007】熱シールド板12は外槽7からの熱輻射を
遮断する役目を担うもので、アルミ板等で作られ液体窒
素により冷却されている。又、その端部は中間シールド
金具13をサーマルアンカとすることにより、断熱支持
体9からの熱侵入を極力抑制している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の超電導磁石装置
は以上のように構成され車内に搭載されているので、軽
量化、コンパクト化、低熱侵入および振動荷重耐力の強
化等が要求されているにも拘らず、軽量化対策の一つと
して熱シールド板12の板厚を減らそうとすれば機械的
強度が下がり、振動によって外槽7、内槽10および超
電導コイル11との相対変化が増大し、熱シールド板1
2に不要な渦電流が流れて、その渦電流による発熱で性
能に支障を来たす恐れがあり、又、超電導コイル11の
超電導破壊(コイルクエンチ)時に発生する強大な渦電
流により、熱シールド板12の機械的強度が不足してい
ると、熱シールド板12が塑性変形をする恐れがある等
の問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、熱シールド板を高剛性化するこ
とにより、軽量な磁気浮上式車両用超電導磁石装置を提
供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気浮上
式車両用超電導磁石装置は、超電導コイルを収容する内
槽と、この内槽を包囲するように配設された外槽との間
に介在し、外槽からの熱輻射を遮断する熱シールド板に
、繊維強化プラスチック板を貼付するとともに、熱シー
ルド板に貼付された繊維強化プラスチック板表面にアル
ミ蒸着層を形成したものである。
【0011】
【作用】この発明における磁気浮上式車両用超電導磁石
装置の繊維強化プラスチック板は、熱シールド板に貼付
されることにより、熱シールド板を高剛性化して熱シー
ルド板の板厚を減らすことを可能にし軽量化を図り、又
、アルミ蒸着層は外槽からの輻射熱を下げる。
【0012】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1における磁気浮上
式車両用超電導磁石装置の超電導コイル部の詳細を示す
横断面図である。図において、超電導磁石装置1、外槽
7、固定軸8、断熱支持体9、最内層部9a、最外層部
9b、内槽10、超電導コイル11および中間シールド
金具13は、図4における従来装置のものと同様である
。14は内槽10と外槽7との間で且つ内槽10を包囲
するように配設された熱シールド板で、断熱支持台9の
中間部に取付けられた中間シールド金具13に溶接等で
接合され、その内側には、繊維強化プラスチック板15
が低温用接着剤で貼付されている。
【0013】繊維強化プラスチックはFRPと略称され
、Al材と比較して比重が約 0.7倍、破壊強度は1
0倍以上である。したがって、繊維強化プラスチック板
15は熱シールド板14の強度を補強する働きをする。 又、繊維強化プラスチックは構造異方性であるので、強
化したい任意の方向に繊維積層させることにより強度の
向上を図ることができる。
【0014】又、繊維強化プラスチックはAl材と比較
して、振動に対する減衰性が高いので振動を抑制する働
きがある。さらに、繊維強化プラスチック板15によっ
て強度が補強された分、熱シールド板14の板厚を薄く
することができるので、軽量化は当然のこと熱シールド
板14の抵抗値が増え、超電導破壊(コイルクエンチ)
時に発生する渦電流を抑制して、それによって発生する
不要な電磁力を減少させることも可能となる。
【0015】実施例2.上記実施例1においては、繊維
強化プラスチック板15が熱シールド板14の内側に貼
付されているが、繊維強化プラスチック板15をシール
ド板14の外側に貼付しても、上記実施例1におけると
同様の効果を奏することは勿論のこと、外側に貼付する
と組立作業が容易になるという実用上優れた効果も発揮
できる。
【0016】実施例3.図2はこの発明の実施例3にお
ける磁気浮上式車両用超電導磁石装置の超電導コイル部
の詳細を示す横断面図である。図において、図1におけ
る符号と同一符号は実施例1のものと同様である。16
はシールド板14の天井および両側面に、リベット17
止めにより貼付された繊維強化プラスチック板である。
【0017】上記のように構成された実施例3において
も、繊維強化プラスチック板16は実施例1と同様にシ
ールド板14を補強することにより、その分だけ熱シー
ルド板14の板厚を薄くして軽量化を図るとともに、熱
シールド板14の抵抗を増やして超電導破壊時に発生す
る渦電流を抑制し、それによって発生する不用な電磁力
を減少させることは勿論のこと、繊維強化プラスチック
板16がリベット17止めにより貼付されているので、
熱シールド板14が液体窒素温度に冷却される際に熱シ
ールド板14と繊維強化プラスチック板16との間に熱
収縮差があっても、リベット17と嵌合穴との寸法差に
より緩和され、熱シールド板14が反ったりすることも
ない。
【0018】実施例4.上記実施例3においては、繊維
強化プラスチック板16が熱シールド板14の外側にリ
ベット17止めにより貼付されているが、熱シールド板
14の内側に貼付しても、実施例3と同様の効果を奏す
ることは言うまでもない。
【0019】実施例5.図3はこの発明の実施例5にお
ける磁気浮上式車両用超電導磁石装置の超電導コイル部
の詳細を示す横断面図である。図において、図1におけ
る符号と同一符号は実施例1のものと同様である。18
は断熱支持体9の中間部に取り付けられた中間シールド
金具13に接合されている部分だけに配設された熱シー
ルド板、19はこの熱シールド板18にリベット17止
めされ、内槽10を包囲するようにコ字状に形成された
繊維強化プラスチック板である。
【0020】上記のように構成された実施例5において
は、熱シールド板は中間シールド金具13との接合部分
だけに配され、内槽10を包囲する部分はコ字状に形成
された繊維強化プラスチック板19で構成されているの
で、上記各実施例で述べた軽量化ならびに不要な電磁力
を減少させる等の効果は、さらに一段と促進される。
【0021】実施例6.図4はこの発明の実施例6にお
ける磁気浮上式車両用超電導磁石装置の超電導コイル部
の詳細を示す横断面図である。図において、図3におけ
る符号と同一符号は実施例6のものと同様である。20
は繊維強化プラスチック板19の外表面に蒸着されたア
ルミ蒸着層である。上記のように構成された実施例6に
おいては、放射率の低いアルミ蒸着層20が繊維強化プ
ラスチック板19の外表面に形成されているので、繊維
強化プラスチック板19自身は放射率が高く吸熱が大き
いにもかかわらず輻射による吸熱が小さくなり、外槽7
からの輻射熱による影響も減少して、低熱侵入化の効果
はより顕著となる。なお、断熱支持体9や内槽10の表
面にもアルミ蒸着層を形成すれば輻射熱による影響はさ
らに減少する。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば超電導
コイルを収容する内槽と、この内槽を包囲するように配
設された外槽との間に介在し、外槽からの熱輻射を遮断
する熱シールド板に、繊維強化プラスチック板を貼付し
たので、熱シールド板を高剛性化し、軽量な磁気浮上式
車両用超電導磁石装置を提供することが可能になり、又
、繊維強化プラスチック板の表面にアルミ蒸着層を形成
したので、外槽からの輻射熱の影響を減少させて低熱侵
入化を促進する等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における磁気浮上式車両用
超電導磁石装置の超電導コイル部の詳細を示す横断面図
である。
【図2】この発明の実施例3における磁気浮上式車両用
超電導磁石装置の超電導コイル部の詳細を示す横断面図
である。
【図3】この発明の実施例5における磁気浮上式車両用
超電導磁石装置の超電導コイル部の詳細を示す横断面図
である。
【図4】この発明の実施例6における磁気浮上式車両用
超電導磁石装置の超電導コイル部の詳細を示す横断面図
である。
【図5】一般的な磁気浮上式鉄道の構成を示す横断面図
である。
【図6】図5における磁気浮上式鉄道の要部としての超
電導磁石装置の構成を示す図である。
【図7】図6における超電導磁石装置の従来の超電導コ
イル部の詳細を示す横断面図である。
【符号の説明】
7  外槽 10  内槽 11  超電導コイル 14  熱シールド板 15,16,19  繊維強化プラスチック板17  
リベット 20  アルミ蒸着層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  磁気浮上式車両に搭載され、且つ超電
    導コイルを収容する内槽と、この内槽を包囲するように
    配設された外槽との間に、断熱支持体で支持され、アル
    ミ材でなる熱シールド板を介在させ上記外槽からの熱輻
    射を遮断するようにした磁気浮上式車両用超電導磁石装
    置において、上記熱シールド板を繊維強化プラスチック
    板で補強したことを特徴とする磁気浮上式車両用超電導
    磁石装置。
  2. 【請求項2】  熱シールド板に繊維強化プラスチック
    板を接着剤で貼付したことを特徴とする請求項1記載の
    磁気浮上式車両用超電導磁石装置。
  3. 【請求項3】  熱シールド板に繊維強化プラスチック
    板をリベット止めで貼付したことを特徴とする請求項1
    記載の磁気浮上式車両用超電導磁石装置。
  4. 【請求項4】  熱シールド板は断熱支持体との接合部
    分をアルミ材とし他の部分は繊維強化プラスチック板で
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の磁気浮
    上式車両用超電導磁石装置。
  5. 【請求項5】  繊維強化プラスチック板表面にアルミ
    蒸着層を形成したことを特徴とする請求項1記載の磁気
    浮上式車両用超電導磁石装置。
JP3197653A 1991-04-08 1991-08-07 磁気浮上式車両用超電導磁石装置 Pending JPH04369876A (ja)

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JP3197653A JPH04369876A (ja) 1991-04-08 1991-08-07 磁気浮上式車両用超電導磁石装置

Applications Claiming Priority (3)

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JP3-74860 1991-04-08
JP7486091 1991-04-08
JP3197653A JPH04369876A (ja) 1991-04-08 1991-08-07 磁気浮上式車両用超電導磁石装置

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JP3197653A Pending JPH04369876A (ja) 1991-04-08 1991-08-07 磁気浮上式車両用超電導磁石装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007311471A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Mitsubishi Electric Corp 超電導磁石装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5998570A (ja) * 1982-11-26 1984-06-06 Japanese National Railways<Jnr> 極低温用断熱支持体
JPS62194171A (ja) * 1986-02-20 1987-08-26 株式会社東芝 極低温装置

Patent Citations (2)

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