JPH0436779A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野）　　　） 本発明は、現像装置に関し、より詳しくは、キャリア及
びトナーからなる二成分の現像剤を用いる現像装置に関
する。

（従来の技術） 複写機等の現像装置に於いては、一般にキャリアと呼ば
れる担体と、これと静電的に結びっくトナーと呼ばれる
着色粉末とからなる二成分の現像剤が使用されるが、こ
の現像剤は複写処理が行われるに従いトナーが消費され
るため、常にこのトナーを複写量との関連で補給しなく
てはならない。この際、トナーの少ない現像剤と新たな
トナーとの撹拌を行うため、従来より現像剤貯留部内に
第６図に示すように複数本のオーガ（螺旋羽根を設けた
軸状のもの）５０Ａ、５０Ｂを設けたり、あるいは、現
像剤の落下経路に第７図に示すようにクロスミキサーＣ
と呼ばれる交叉配置の複数の樋等の現像剤撹拌手段を設
けている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、前者は第６図に示すように回転軸方向（
Ａ方向）へ現像剤を移動させることは可能であるが、こ
の回転軸方向と直角方向への移動能力がなく、現像剤の
撹拌能力は低いという欠点があり、また後者は第７図の
如き形状を有し、現像剤りを高所に持ち上げてクロスミ
キサーＣに落下させる必要があり、機構的な制約を受け
るとともに、現像剤貯留部内に落下した現像剤を撹拌す
る能力はないという欠点があった。

このため上述した従来のものでは、結果的に複写画像の
幅方向に亘って濃度むらが生ずるばかりか、ひどいとき
には部分的にトナーが付着しない、いわゆる白抜は現象
が生じて、複写画像の画質が著しく低下することがあっ
た。

尚、第７図中、５１は感光体である。

本発明は上述した従来例の欠点を解消し、現像剤の撹拌
能力の向上と現像剤濃度の均一化を図ることが可能な現
像装置を提供することを目的とするものである。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、軸体に螺旋羽根を備えた複数の移送部材によ
り二成分の現像剤を撹拌しつつこの現像剤を現像動作を
行う現像剤担持体に供給する現像剤撹拌供給手段を備え
た現像装置において、前記移送部材は、螺旋羽根同士を
連結し軸体との間に空隙を形成する連結片を具備するも
のである。

（作　用） 前記現像剤撹拌供給手段の移送部材における螺旋羽根同
士を連結片により連結し、軸体との間に空隙を形成した
ことにより、連結片の回転動作で移送部材の軸体に対し
直交する方向の現像剤撹拌能力が増加し、二成分の現像
剤の濃度が均一化する。

また、連結片と軸体との間に空隙が形成されているので
、軸体方向への現像剤移送能力が損なわれることはない
。

（実施例） 以下に、本発明の実施例を第１図乃至第３図を参照して
説明する。

第１図に示す現像装置１は、装置本体２の一方の端部側
に現像剤担持体としての現像ローラ３をドラム状の感光
体１０に対し平行配置に備えるとともに、装置本体２の
他方側には現像ローラ３に隣り合う配置に、かつ、平行
状態で現像剤撹拌供給手段４を備えている。

前記現像ローラ３は、感光体１０と対向し、感光体１０
の外周面に形成された潜像に二成分の現像剤りにおける
トナーを付着させて現像を行うものである。

この現像ローラ３は、Ｎ、Ｓ磁極を有する固定した磁気
ローラ５の外周にスリーブ６を嵌装し、このスリーブ６
を第１図に示す矢印方向に回転して現像剤りを前記スリ
ーブ６の外周に磁気吸着するとともに、各Ｎ、Ｓ磁極の
ところで磁気ブラシを形成するようになっている。

また、現像ローラ３の外周に臨ませたドクターブレード
７は、現像ローラ３上に吸着される現像剤りの量を常に
一定に保ち均一性を確保するためのものである。

前記現像剤撹拌供給手段４は、第２図に示すように、平
行配置の第１．第２の移送部材としての第１．第２のオ
ーガ８，９を有し、図示しない駆動手段により第１図に
示す矢印方向に各々回転駆動されるようになっている。

また、第１．第２のオーガ８，９は、装置本体２内に配
置されるとともに、両者の間はそれぞれの先端、後端を
除き仕切板２ａにより仕切られている。

第１のオーガ８は、第３図に示すように直線的な軸体１
１と、この軸体１１の外周に取付けた螺旋羽根片１２ａ
を具備する螺旋羽根１２と、第３図に示すように隣り合
う螺旋羽根片１２ａ同士を軸体１１との間に空隙１３を
形成する状態で連結する連結片１４とを具備している。

第２のオーガ９は、第１のオーガ８の連結片１４を取除
いた構成となっている。

前記装置本体２の内部には、フェライト製のキャリアと
、トナーとを１００：６の割合で混合した二成分の現像
剤りがトナー補給口１５から投入されるようになってい
る。

次に前記現像装置１の作用を説明する。

前記現像ローラ３により現像剤り中のトナーを感光体１
０に供給し現像動作を行うことにより現像剤り中のトナ
ー含有量が減少する。

このため、装置本体２の先端側に設けたトナー補給口１
５からトナーを第１のオーガ８に向けて補給する。

補給されたトナーは、第１のオーガ８により装置本体２
の先端側から後端側に向けて矢印Ｘ１方向に前記螺旋羽
根１２及び連結片１４で撹拌されながら移動し、仕切片
２ａの後端側の端部に一旦たまった後、今度は第２のオ
ーガ９の螺旋羽根１２により矢印Ｘ２に搬送される。こ
のとき、現像剤りが前記磁気ローラ５の磁力により現像
ローラ３の外周に吸着され、既述したような現像動作に
供される。

また、撹拌性については、上述した実験で第１オーガ８
の後端側に青トナーがきたときの状態を目視にて判断し
た結果、本実施例の場合にはキャリアとトナーが良く撹
拌されて、全体として青味を帯た均一状態であったのに
対し、従来タイプのものではトナーが塊として残ってい
る状態で不均一状態であることが確認された。

次に、前記現像剤撹拌供給手段４と、従来タイプのもの
（第１．第２のオーガがいずれも本実施例の第２オーガ
９と同一形状のもの）との搬送性及び撹拌性についての
比較実験の結果を、第４゜第５図を参照して説明する。

尚、実験の条件は下記第１表のとおりである。

第１表 この結果、本実施例では、搬送時間が約１７．６（秒）
、従来タイプのものでは約１５．７（秒）であった。

ここに、搬送時間は、前記トナー補給口１５より青トナ
ー３（ｇ）を入れ、第１オーガ８．第２オーガ９で搬送
されて第２オーガ９の先端側に至るまでの時間を測定し
たものである。

次に、上述した場合と同じ条件で、青トナー１３（ｇ）
を補給し、現像装置１を動作させて現像剤り中のトナー
が含有率を第１オーガ８の先端（フロント）、中央（セ
ンター）、後端（リア）の３箇所で３秒、６秒、９秒、
１２秒後の各時点において測定した結果を第４図、第５
図に示す。

第４図は本実施例の測定結果を、第５図は従来タイプの
測定結果を各々示すものである。

第４図、第５図の比較から明らかなように、本実施例の
場合には従来タイプに比べ短時間でトナー含有率が略６
％に安定する。前記第１オーガ８の連結片１４の撹拌作
用が顕著であることが理解できる。

本発明は、上述した実施例のほかその要旨の範囲内で種
々の変形が可能である。

［発明の効果コ 以上詳述した本発明によれば、移送部材の螺旋羽根に連
結片を設け、軸体との間に空隙を形成したことにより、
軸体と直交する方向の撹拌能力が増えて撹拌性の向上を
図れ、これにより、二成分の現像剤濃度の均一化、ひい
ては現像性能の向上を図れる現像装置を提供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例装置の概略拡大断面図、第２図
は同装置の平面図、第３図は同装置の第１オーガの切欠
拡大図、第４図は本実施例におけるトナー含有率の測定
結果のグラフ、第５図は従来例におけるトナー含有率の
測定結果のグラフ、第６図は従来装置の概略構成説明図
、第７図は従来装置の他側の一部切欠斜視図である。 １・・・現像装置、　３・・・現像ローラ、４・・・現
像剤撹拌供給手段、　　１１・・・軸体、１２・・・螺
旋羽根、１３・・・空隙、１４・・・連結片。 吟Ｉｌｌ！ｌ（躬−） Ｂ青耀（料−）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 軸体に螺旋羽根を備えた複数の移送部材により二成分の
   現像剤を撹拌しつつこの現像剤を現像動作を行う現像剤
   担持体に供給する現像剤撹拌供給手段を備えた現像装置
   において、 前記移送部材は、螺旋羽根同士を連結し軸体との間に空
   隙を形成する連結片を具備することを特徴とする現像装
   置。