JPH04361882A - 複合金属板製造装置における加熱温度の制御方法 - Google Patents

複合金属板製造装置における加熱温度の制御方法

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JPH04361882A
JPH04361882A JP15741091A JP15741091A JPH04361882A JP H04361882 A JPH04361882 A JP H04361882A JP 15741091 A JP15741091 A JP 15741091A JP 15741091 A JP15741091 A JP 15741091A JP H04361882 A JPH04361882 A JP H04361882A
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Takao Nagase
永瀬 隆夫
Shinji Ueno
上野 伸二
Yasuo Nakatani
中谷 保雄
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の金属板を通電加熱
により連続的に加熱し、連続的に加圧接合する複合金属
板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは先に複数の金属板を不活性
雰囲気中で連続的に通電加熱し、圧着ロールで圧着する
ことにより複合金属板すなわちクラッド材を製造する方
法を開発した(特開平2−307687号公報)。
【0003】これは図2に示すように素材の金属板1、
2それぞれに通電ロール11、12を設け、通電ロール
間に電流を流しつつ素材の金属板が重なるように圧着ロ
ール4間に送り込むことにより複合金属板5を製造する
ものである。電源21は低周波の交流電源、直流電源等
いずれも使用できる。電流は一方の通電ロール11から
一方の素材の金属板1を通り、圧着ロール4の部分を経
て他方の素材の金属板2を通り他方の通電ロール12に
至る。すなわち各素材の金属板1、2における電流値は
同一である。
【0004】この方法は電源としては商用周波数のもの
で済むので高周波加熱などに比べて電気設備の費用が著
しく安いこと、また圧着装置には通電機構を有しないの
でこの部分の設計が容易である等の特徴を有している。 また、適用できる材料の種類が多く、製品の特性も優れ
ておりクラッド材の製造方法として優れた方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
通電加熱による複合金属板の製造方法は素材の各金属板
が電気的には直列に接続されて通電されることになり、
別個独立に加熱温度を調節することが困難である。クラ
ッド材は本来的に異種の材料を接合するものであり、素
材の各金属板の抵抗率は異なる。また各素材の板厚の相
違によっても電気抵抗が変化する。これにより電気抵抗
の高い方の素材金属板の方がより強く加熱されることに
なる。
【0006】この対策として本発明者等は前記公開公報
において一方の素材の金属板に2本の通電ロールを設け
、この間にも通電することにより他方の素材の金属板と
は別個の予備加熱を行なう方法を開示している。図3は
この方法を示すもので、3枚の金属板を重ねて複合金属
板を製造する場合で示している。たとえば芯材の金属板
2として軟鋼を用い、表面の金属板1、3としてステン
レス鋼を用いた場合、ステンレス鋼の方が抵抗率が大で
、しかも表面材の方が芯材よりも薄いのでステンレス鋼
板の方が電気抵抗が高く温度上昇が大となる。
【0007】電源として単相の交流電源を用い、通電ロ
ール11、12間の電源21と通電ロール12、13間
の電源22を図3にu相、v相として示す極性で接続す
れば芯材の金属板2には電源21と電源22の電流値の
和の電流が流れる。しかしそれでも芯材の金属板2の温
度上昇が不足するので補助加熱用通電ロール14を設け
、これと通電ロール12間に電源23により電流を通じ
金属板2のみ補助的に加熱する。
【0008】この方法は素材の各金属板をそれぞれ所要
温度に加熱することが可能ではあるが、補助加熱用通電
ロールと圧着ロールとの中間の通電ロール(図3では通
電ロール12)への電流が大きくなるとスパークの発生
による板面の荒れ発生等の問題があることが判明した。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものであって、複数の金属板それぞれに1または2
以上の通電ロールを設け、前記通電ロール間に電流を流
しつつ前記複数の金属板が重なるように圧着ロール間に
連続的に送り込んで複合金属板を製造する方法において
、少なくとも1の通電ロールと圧着ロール間の距離を調
節することにより加熱速度及び接合温度を制御すること
を特徴とする複合金属板製造装置における加熱温度の制
御方法である。
【0010】
【作用】一方の素材の金属板に複数の通電ロールを設け
この間にも電流を流したときに中間の通電ロールからス
パークが発生する原因について本発明者等は追求した。 その結果、温度が上昇した板が通電ロールに接触すると
通電ロール自体が熱膨張により変形し、板幅に亘って均
等な接触が得られなくなることが判明した。
【0011】この対策としては通電ロール自体の熱変形
の防止ないしは補償等も考えられるが、設備としては対
応が難しい。最も現実的な対策としては中間の通電ロー
ルの電流値をなるべく小さくするような条件設定をする
ことがよいといえる。
【0012】このためにとられるべき対策の一つとして
電源の極性がある。すなわちすべての電源を単相とし図
3で示すように補助加熱の電源23のv相と他の電源2
1、22のu相を接続し、直列関係になるようにする。 これにより中間の通電ロール12には補助加熱の電源2
3の電流値と他の電源21、22の合計電流値との差の
電流のみが流れることになる。すなわち電源21と電源
22の電流値の和と電源23の電流値が同じなら通電ロ
ール12には電流は流れないことになる。なお現実には
回路のインダクタンスの相違のため力率が完全に一致せ
ず、ベクトル的な差による電流が多少は流れるのが通常
であるが、これについては以下の議論でも無視する。
【0013】しかし、補助加熱の電流値そのものは必要
な加熱温度から定めるべきものであり、上記対策のみで
は常に満足できるとは限らない。そこで本発明において
は、通電ロールと圧着ロール間の距離を変えることによ
り加熱速度及び接合温度を制御する。すなわち図1に示
すように一方の金属板2の通電ロール15がガイドレー
ル(図示せず)等によりパスラインに沿って移動可能に
なっている。すなわち、たとえば矢印Aの方向に移動さ
せ15aの位置にすれば、I 1を増加させるが可能と
なりI 2が小さくでき、通電ロール11の熱変形もス
パークが発生しない領域となる。なお、通電ロール15
の移動にかかわらずパスラインを一定にするためアイド
ラロール6が設けられている。
【0014】この例においては他方の金属板1の通電ロ
ール11は移動せずl1は一定であるが、補助加熱用通
電ロール16が設けられ移動可能になっており(矢印B
)l3は変えられる。そして通電ロール11と15の間
には電源21が、通電ロール11と16との間には電源
24が直列の位相関係になるよう接続されている。
【0015】以下加熱温度の具体的な制御方法について
説明する。通電加熱におけるΔt時間における温度上昇
をΔT、被加熱物断面積S、通電電流I、抵抗率ρ、比
熱c、密度δとして数1の関係式が成立する。
【数1】
【0016】ここで被加熱物が速度vで走行している場
合、通電長をlとするとΔt=l/vの関係になるから
数1は数2と変形できる。
【数2】
【0017】今、被加熱物が一定で速度vも一定とする
と、数2はkを定数として(ρ/cは温度で変わるが、
同一温度範囲での比較なら一定とできる)ΔT=k・I
2 ・lとなる。したがって、I2 ・lが同じなら温
度上昇ΔTも同じになる。
【0018】たとえば図1の例においてl 1が2.0
m、l 2が1.2m、l 3が0.8mとする。この
時l 1の部分すなわちl 2の部分の電流I 1が4
kA、l 3の部分の電流I 2が8kAで適当な温度
上昇が得られていた場合(表1の条件1)、l2の距離
を2分の1にすると上記の関係により金属板2に流れる
電流I 1は4×(ルート2)kA(=5.6kA)と
すれば前と同じ温度上昇を確保できる(表1の条件2)
【表1】
【0019】一方金属板1のl 1の部分の電流も同じ
4×(ルート2)kAになるからl 2の部分での電力
は2倍になり差引きl 3の部分の電流I 2は4.9
kAで金属板1への電力量は前と同じになる。そして中
間の通電ロールに流れる電流すなわちI 1とI 2の
差は条件1のとき4kAであったのが、条件2では0.
7kAに減少する。
【0020】これにより中間の通電ロール11で発生す
るスパークを防止ないし軽減できる。また、上記表1の
条件2の状態で補助加熱用通電ロールの位置を変えてl
 3を0.61mとし、I 2を5.6kAになるよう
調整すればl 3の部分の電力量は条件2の場合と変わ
らず、条件3のようになり、中間の通電ロール11の電
流をゼロにすることができる。
【0021】さらに、表1の条件4のごとくl 2を0
.47mとして、I 1を6.4kAにするとI 2を
ゼロにすることができる。すなわち補助加熱用通電ロー
ル16は不用で中間の通電ロール11のみを使用すれば
良いことになる。この場合、加熱中の金属板が途中でロ
ールに触れることなく圧着ロールに送り込まれるので熱
損失がなく、特に好ましい。
【0022】以上の説明でわかるように2枚の金属板を
接合する場合、少なくとも一方の金属板の通電ロールと
圧着ロール間の距離を調整できれば2枚の金属板の加熱
温度をそれぞれ制御できる。しかし通電ロールの移動可
能範囲はレイアウト上の制約もあり、たとえば圧着ロー
ルに極端に近づけることはできないから、図1で示した
ように補助加熱用通電ロールを設けたり、さらにこれも
移動可能にしたり、種々の組合せを設けることは有益で
ある。また金属板を3層で接合する場合でも同様にいず
れかの通電ロールの位置を変えることにより、それぞれ
の金属板の温度を自由に変えうることは明らかである。
【0023】
【実施例】図1の構成で厚さ0.5mm、幅300mm
の銅板1と厚さ0.5mm、幅300mm軟鋼板2の加
圧接合を行なった。当初の条件は表1の条件1の通りで
あったが中間の通電ロール11からスパークが発生し表
面品質の悪化がみられた。次に表1の条件2に変えたと
ころ、中間ロールのスパークはほとんどなくなり良好な
複合材が製造できた。さらに表1の条件3に変えたとこ
ろ中間ロールの電流値はほぼゼロ(力率の差により少し
流れる)のためスパークは全くなく、さらに良好な結果
が得られた。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば電気抵抗率、板厚が種々
に異なる金属板同士を最適の温度条件に通電加熱しつつ
加圧接合でき、高品質の複合金属板を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱温度の制御方法を説明する原理図
【図2】本発明の加熱温度の制御方法を適用すべき複合
金属板の製造方法の説明図
【図3】本発明の加熱温度の制御方法を適用すべき複合
金属板の製造方法の説明図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の金属板それぞれに1または2以
    上の通電ロールを設け、前記通電ロール間に電流を流し
    つつ前記複数の金属板が重なるように圧着ロール間に連
    続的に送り込んで複合金属板を製造する方法において、
    少なくとも1の通電ロールと圧着ロール間の距離を調節
    することにより加熱速度及び接合温度を制御することを
    特徴とする複合金属板製造装置における加熱温度の制御
    方法。
JP3157410A 1991-06-03 1991-06-03 複合金属板製造装置における加熱温度の制御方法 Expired - Lifetime JP2824874B2 (ja)

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