JPH04353026A - 車両の動力伝達装置 - Google Patents
車両の動力伝達装置Info
- Publication number
- JPH04353026A JPH04353026A JP15257291A JP15257291A JPH04353026A JP H04353026 A JPH04353026 A JP H04353026A JP 15257291 A JP15257291 A JP 15257291A JP 15257291 A JP15257291 A JP 15257291A JP H04353026 A JPH04353026 A JP H04353026A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- viscous coupling
- power transmission
- propeller shaft
- vehicle
- transmission device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 18
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims abstract description 33
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims abstract description 33
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims abstract description 33
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 abstract 2
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 description 4
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4輪駆動方式を有する
車両の動力伝達装置に関するものである。
車両の動力伝達装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前輪駆動車を基本にした4輪駆動方式車
両の動力伝達装置の一例を図4ないし図6に基づいて説
明する。図において、車両1に設けたフロントディファ
レンシャル2にはトランスファ3を介してプロペラシャ
フト4が取付けられており、このプロペラシャフト4に
は専用のケース5に収納されたビスカスカップリング6
を介してリヤディファレンシャル7が取付けられており
、例えば前輪8がスリップしてもビスカスカップリング
6を介することにより駆動力が後輪9にスムーズに伝達
されるようになっている。
両の動力伝達装置の一例を図4ないし図6に基づいて説
明する。図において、車両1に設けたフロントディファ
レンシャル2にはトランスファ3を介してプロペラシャ
フト4が取付けられており、このプロペラシャフト4に
は専用のケース5に収納されたビスカスカップリング6
を介してリヤディファレンシャル7が取付けられており
、例えば前輪8がスリップしてもビスカスカップリング
6を介することにより駆動力が後輪9にスムーズに伝達
されるようになっている。
【0003】この場合、ビスカスカップリング6は、ハ
ウジング10とインナシャフト11とで形成される密閉
した室12内に、それぞれハウジング10及びインナシ
ャフト11に軸方向に直交させて取付けられる、複数枚
の略円板状のアウタプレート13及びインナプレート1
4を交互に配置すると共に、この室12内にシリコンオ
イル15を封入した構成になっている(ビスカスカップ
リングの例として特開昭63−176723 号公報及
び特開昭62−131823 号公報参照)。なお、図
4においては、ビスカスカップリング6の部分を他の部
分に対して大きく表してある。
ウジング10とインナシャフト11とで形成される密閉
した室12内に、それぞれハウジング10及びインナシ
ャフト11に軸方向に直交させて取付けられる、複数枚
の略円板状のアウタプレート13及びインナプレート1
4を交互に配置すると共に、この室12内にシリコンオ
イル15を封入した構成になっている(ビスカスカップ
リングの例として特開昭63−176723 号公報及
び特開昭62−131823 号公報参照)。なお、図
4においては、ビスカスカップリング6の部分を他の部
分に対して大きく表してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、使用状況等
によっては後輪側に大きな駆動力を伝達することが望ま
れる場合があるが、上述した動力伝達装置では、このよ
うな場合、あらかじめビスカスカップリング6の外径を
大きく設定しておいたり、あるいは軸方向にプレート1
3,14 の枚数を増やしたりする必要があり、さらに
前者の場合にはビスカスカップリング6の外径の増大化
に伴って専用のケース5を大きくする必要があった。
によっては後輪側に大きな駆動力を伝達することが望ま
れる場合があるが、上述した動力伝達装置では、このよ
うな場合、あらかじめビスカスカップリング6の外径を
大きく設定しておいたり、あるいは軸方向にプレート1
3,14 の枚数を増やしたりする必要があり、さらに
前者の場合にはビスカスカップリング6の外径の増大化
に伴って専用のケース5を大きくする必要があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
、ビスカスカップリングを収納する専用のケースを省略
でき、かつビスカスカップリングの外径を必要最小限の
寸法に抑えて大きな動力の伝達を図れる車両の動力伝達
装置を提供することを目的とする。
、ビスカスカップリングを収納する専用のケースを省略
でき、かつビスカスカップリングの外径を必要最小限の
寸法に抑えて大きな動力の伝達を図れる車両の動力伝達
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、複数個の円筒部材を同心的に配置し、該
複数個の円筒部材の交互に位置するものをそれぞれ反対
方向に延びる第1、第2のプロペラシャフトに結合して
ビスカスカップリングを構成すると共に、該第1、第2
のプロペラシャフトの一方に他方を嵌装する凹部を設け
、該凹部に前記ビスカスカップリングを配置し、該ビス
カスカップリングを介して前記第1、第2のプロペラシ
ャフトを接続したことを特徴とする。
成するために、複数個の円筒部材を同心的に配置し、該
複数個の円筒部材の交互に位置するものをそれぞれ反対
方向に延びる第1、第2のプロペラシャフトに結合して
ビスカスカップリングを構成すると共に、該第1、第2
のプロペラシャフトの一方に他方を嵌装する凹部を設け
、該凹部に前記ビスカスカップリングを配置し、該ビス
カスカップリングを介して前記第1、第2のプロペラシ
ャフトを接続したことを特徴とする。
【0007】
【作用】このような構成とすれば、ビスカスカップリン
グを凹部内に納めていることにより、専用のケースを用
いないで済むこととなる上に、円筒部材を軸方向に延ば
して受圧面積を大きく設定すれば、大きな駆動力の伝達
を達成できることになる。
グを凹部内に納めていることにより、専用のケースを用
いないで済むこととなる上に、円筒部材を軸方向に延ば
して受圧面積を大きく設定すれば、大きな駆動力の伝達
を達成できることになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例の車両の動力伝達装
置を図1ないし図3に基づいて説明する。なお、上述し
た図4ないし図7に示す部材と同一の部材は同一の符号
で示し、その説明は省略する。図において、プロペラシ
ャフト16は途中で分断されて、前輪側の第1のプロペ
ラシャフト16a 及び後輪側の第2のプロペラシャフ
ト16b が構成されており、第1及び第2のプロペラ
シャフト16a,16b を接続するようにして、両者
間にビスカスカップリング17を介在させてある。すな
わち、第1のプロペラシャフト16a の端部には、第
2のプロペラシャフト16b を挿入可能な凹部18が
形成され、この凹部18を形成する周壁部18a に第
2のプロペラシャフト16b がオイルシール19を介
して嵌合された構造になっている。そして両者の結合に
より内部に密閉した室20が形成され、この室20内に
は、シリコンオイル21が封入されている。
置を図1ないし図3に基づいて説明する。なお、上述し
た図4ないし図7に示す部材と同一の部材は同一の符号
で示し、その説明は省略する。図において、プロペラシ
ャフト16は途中で分断されて、前輪側の第1のプロペ
ラシャフト16a 及び後輪側の第2のプロペラシャフ
ト16b が構成されており、第1及び第2のプロペラ
シャフト16a,16b を接続するようにして、両者
間にビスカスカップリング17を介在させてある。すな
わち、第1のプロペラシャフト16a の端部には、第
2のプロペラシャフト16b を挿入可能な凹部18が
形成され、この凹部18を形成する周壁部18a に第
2のプロペラシャフト16b がオイルシール19を介
して嵌合された構造になっている。そして両者の結合に
より内部に密閉した室20が形成され、この室20内に
は、シリコンオイル21が封入されている。
【0009】第1のプロペラシャフト16a の後端に
は、径の異なる複数個のものを同心状に配した第1の円
筒部材22が、第2のプロペラシャフト16b に向け
て同心的に取付けられており、第2のプロペラシャフト
16b の前端には、第1の円筒部材に対して僅かずつ
径を異ならせた複数個のものを同心状に配した第2の円
筒部材23が、前記第1の円筒部材22の各々の間に交
互に挿入するようにして同心的に取付けられている。こ
のように第1の円筒部材22及び第2の円筒部材23を
同心的に配置して前記ビスカスカップリング17が構成
されている。なお、24はニードルローラベアリング、
25はオイルシールである。
は、径の異なる複数個のものを同心状に配した第1の円
筒部材22が、第2のプロペラシャフト16b に向け
て同心的に取付けられており、第2のプロペラシャフト
16b の前端には、第1の円筒部材に対して僅かずつ
径を異ならせた複数個のものを同心状に配した第2の円
筒部材23が、前記第1の円筒部材22の各々の間に交
互に挿入するようにして同心的に取付けられている。こ
のように第1の円筒部材22及び第2の円筒部材23を
同心的に配置して前記ビスカスカップリング17が構成
されている。なお、24はニードルローラベアリング、
25はオイルシールである。
【0010】このように構成された動力伝達装置では、
エンジンからの駆動力により第1のプロペラシャフト1
6a が回転すると、これに伴って第1の円筒部材22
が一体になって回転する。すると粘性を持つシリコンオ
イル21は第1の円筒部材22に引きずられるようにし
て例えば矢印A方向に回転(移動)し、シリコンオイル
21が回転することにより第2の円筒部材23が引きず
られるように回転力を受け、これにより第2の円筒部材
23に一体になっている第2のプロペラシャフト16b
が回転することとなる。このようにして例えば前輪8
がスリップしたような場合にも駆動力がビスカスカップ
リング17を通して後輪9に滑らかに伝達され発進・加
速をスムーズに行なえることになる。
エンジンからの駆動力により第1のプロペラシャフト1
6a が回転すると、これに伴って第1の円筒部材22
が一体になって回転する。すると粘性を持つシリコンオ
イル21は第1の円筒部材22に引きずられるようにし
て例えば矢印A方向に回転(移動)し、シリコンオイル
21が回転することにより第2の円筒部材23が引きず
られるように回転力を受け、これにより第2の円筒部材
23に一体になっている第2のプロペラシャフト16b
が回転することとなる。このようにして例えば前輪8
がスリップしたような場合にも駆動力がビスカスカップ
リング17を通して後輪9に滑らかに伝達され発進・加
速をスムーズに行なえることになる。
【0011】なお、従来のものにあっては後輪9側に大
きな駆動力を伝達するような場合、あらかじめビスカス
カップリングの外径を大きく設定しておいたり、あるい
は軸方向にプレートの枚数を増やしたりしておくと共に
、ビスカスカップリングの外径の増大化に伴って専用の
ケースも大きくする必要があったが、本実施例のものに
よれば、ビスカスカップリング17を凹部18内に納め
ていることにより、専用のケースを用いないで済むこと
となる上に、第1、第2の円筒部材22,23 を軸方
向に延ばして受圧面積を大きく設定すればよいので、取
立てて外径の増大化を招くことなく大きな駆動力の伝達
を達成できることになる。これにより、例えばフルタイ
ム4WDの設計を容易に行なえることとなる。
きな駆動力を伝達するような場合、あらかじめビスカス
カップリングの外径を大きく設定しておいたり、あるい
は軸方向にプレートの枚数を増やしたりしておくと共に
、ビスカスカップリングの外径の増大化に伴って専用の
ケースも大きくする必要があったが、本実施例のものに
よれば、ビスカスカップリング17を凹部18内に納め
ていることにより、専用のケースを用いないで済むこと
となる上に、第1、第2の円筒部材22,23 を軸方
向に延ばして受圧面積を大きく設定すればよいので、取
立てて外径の増大化を招くことなく大きな駆動力の伝達
を達成できることになる。これにより、例えばフルタイ
ム4WDの設計を容易に行なえることとなる。
【0012】
【発明の効果】本発明の動力伝達装置によれば、ビスカ
スカップリングを凹部内に納めていることにより、専用
のケースを用いないで済み、かつ円筒部材を軸方向に延
ばすことにより、大きな駆動力の伝達を達成できるので
、大きな駆動力の伝達を図る上で、ビスカスカップリン
グの外径を高々プロペラシャフトの外形に抑えることが
できる。
スカップリングを凹部内に納めていることにより、専用
のケースを用いないで済み、かつ円筒部材を軸方向に延
ばすことにより、大きな駆動力の伝達を達成できるので
、大きな駆動力の伝達を図る上で、ビスカスカップリン
グの外径を高々プロペラシャフトの外形に抑えることが
できる。
【図1】本発明の一実施例の車両の動力伝達装置を模式
的に示す平面図である。
的に示す平面図である。
【図2】同車両の動力伝達装置のビスカスカップリング
を拡大して示す断面図である。
を拡大して示す断面図である。
【図3】同ビスカスカップリングの動作例を示す断面図
である。
である。
【図4】従来の車両の動力伝達装置の一例を模式的に示
す平面図である。
す平面図である。
【図5】同車両の動力伝達装置を示す分解斜視図である
。
。
【図6】動力伝達装置が用いられる車両の一例を示す斜
視図である。
視図である。
16 プロペラシャフト
16a 第1のプロペラシャフト
16b 第2のプロペラシャフト
17 ビスカスカップリング
18 凹部
22 第1の円筒部材
23 第2の円筒部材
Claims (1)
- 【請求項1】 複数個の円筒部材を同心的に配置し、
該複数個の円筒部材の交互に位置するものをそれぞれ反
対方向に延びる第1、第2のプロペラシャフトに結合し
てビスカスカップリングを構成すると共に、該第1、第
2のプロペラシャフトの一方に他方を嵌装する凹部を設
け、該凹部に前記ビスカスカップリングを配置し、該ビ
スカスカップリングを介して前記第1、第2のプロペラ
シャフトを接続したことを特徴とする車両の動力伝達装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15257291A JPH04353026A (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 車両の動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15257291A JPH04353026A (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 車両の動力伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04353026A true JPH04353026A (ja) | 1992-12-08 |
Family
ID=15543413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15257291A Pending JPH04353026A (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 車両の動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04353026A (ja) |
-
1991
- 1991-05-28 JP JP15257291A patent/JPH04353026A/ja active Pending
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