JPH04348917A - 合成樹脂成形用の簡易型形成方法 - Google Patents

合成樹脂成形用の簡易型形成方法

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JPH04348917A
JPH04348917A JP18553391A JP18553391A JPH04348917A JP H04348917 A JPH04348917 A JP H04348917A JP 18553391 A JP18553391 A JP 18553391A JP 18553391 A JP18553391 A JP 18553391A JP H04348917 A JPH04348917 A JP H04348917A
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JP
Japan
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mold
backing material
end surface
machining
molding
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JP18553391A
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English (en)
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JPH0585334B2 (ja
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Kazuyoshi Azeyanagi
和好 畔柳
Noboru Matsunaga
昇 松永
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Janome Corp
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Janome Sewing Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合成樹脂成形用の金型に
係り、特に試作或は多品種少量生産に於て利用される簡
易型の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に合成樹脂射出成形用金型の基本構
造が示されており、1は固定板、2はキャビティの形成
された固定型、3はコアの形成された可動型、4は受板
、5はスペーサブロック、6は可動板、7は突出ピンプ
レート上、8は突出ピンプレート下、9はスプルーブッ
シュ、10はロケートリング、11はガイドピン、12
はリターンピン、13は突出ピンである。
【0003】前記した如き基本構造を示す金型に於て最
も基本をなすものは、勿論キャビティの形成された固定
型2とコアの形成された可動型3であり、多量生産用に
於ては鋼材を機械加工したものが利用されている。
【0004】しかし、前記した如き量産用の型は製作に
長期間を要すると共にコストも高くなり、試作品の成形
や多品種少量生産には適合しにくいのでこのような分野
では製作容易で短期間に安いコストで製作可能な簡易型
の利用が種々試みられている。
【0005】この簡易型の1つに亜鉛合金による鋳造法
を利用したものがあり、これはマスターを基にキャビテ
ィ及びコア部を亜鉛合金による鋳造法により型取りして
金型を製作するものであり、簡易型としては耐久性にす
ぐれると共に製品形状が精密に型取りされているといっ
た特徴を有するものである。
【0006】従来の亜鉛合金による鋳造法を利用して形
成された簡易型が図4及び図5に示す。
【0007】図4に示す簡易型は、石膏等の耐熱性を有
する材料で形成されたマスターを用いて亜鉛合金による
鋳造によってキャビティ部の形成された固定型鋳造ブロ
ック14と、コアー部の形成された可動型用鋳造ブロッ
ク15とを同図(a)に示す如く先ず形成する。
【0008】次いで点線に示すパーティング面と平行な
成形機への取付面の加工を行うと共にスプルー穴19、
リターンピン穴21、スプルー突出ピン穴20、ガイド
ピン穴18、ランナー22等の加工を行って同図(b)
に示す如く固定型16及び可動型17の組合された金型
が形成される。
【0009】図5に示す簡易型は、図4の場合と同様に
キャビティ及びコアの形成された小型の鋳造ブロック2
3及び24が同図(a)に示す如く先ず形成される。次
いで点線で示すパーティング面と平行な成形機への取付
面とこれと垂直な型枠への取付面の加工を行うと共にラ
ンナー29の加工も行い固定型入子25及び可動型入子
26を形成し、該入子を同図(b)に示す如く、予めス
プルー等の所定の機械加工の施された型枠27及び28
に嵌合し金型が形成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来技術に於て鋳造に利用する亜鉛合金には大きなひ
け等が生ずるので高い寸法精度の鋳造品を製作すること
は困難であり、したがってどうしても多くの機械加工を
必要とするようになる。
【0011】特に成形機の取付面及び型枠への嵌合面は
フライス加工が避けられず、これは簡易型利用の短期に
安価で金型を製作するという目的を著しく損うものであ
る。
【0012】本発明は、前記したような従来技術の欠点
を解消するため、機械加工、特にフライス加工を行うこ
となく短期で安価に製作可能な簡易型を提供することを
目的に創案されたものである。
【0013】
【発明の構成】すなわち本発明は、端面の平滑化加工及
び端面に対して垂直なスプルー及びガイドピン穴加工と
いった所定の型加工をするとともに側面に端面に対して
水平な裏打材注入口を設けた鋼材製型枠を形成する工程
と、この形成された型枠内に鋳造によりキャビティ又は
コアーの形成された入子を収納する工程と、この入子の
収納された型枠の開口を平滑な基板で塞ぎ空間部に型枠
の側面に設けた裏打材注入口から液状裏打材を注入する
工程と、裏打材が硬化した後に端面を塞ぐ基板を取り除
く工程とより成ることを特徴とする合成樹脂成形用の簡
易型の形成方法である。
【0014】
【作用】本発明は以上のように構成され、型枠には端面
の平滑化加工及びスプルー及びガイドピン穴加工といっ
た所定の型加工が施されており、さらにこの型枠に収納
された入子を覆う裏打材は、開口を平滑な基板で塞いだ
状態で型枠内の空間部に型枠の側面の注入口から液状裏
打材を注入した後硬化させて形成するので、平滑板と接
していた端面は平滑な面となる。
【0015】この結果、型枠の開口を塞いでいた平滑板
を取り除くと、周囲を耐圧性に富んだ鋼材製型枠で囲み
、鋳造によりキャビティ又はコアーの形成された入子を
裏打材で覆って補強し、相手の型との合わせ面であるパ
ーティング面及び成形機への取り付け面となる端面が平
滑となった型が形成される。
【0016】したがって、この型は端面を平滑にするた
めに工数の多く掛かる機械加工であるスライス加工をす
る必要がなく、単にスプルー、ランナー突き出しピン等
の穴を明ける簡単な機械加工を行うだけで完成する。
【0017】
【実施例】図1は本発明の金型の形成方法を説明する。
【0018】先ず同図(a)に示す如く、平滑な基板3
5上にパーティング面及び成形機への取付面の加工が施
されると共にスプルー穴31、ガイドピン穴32等の加
工も施され、鋼材により形成された固定型用型枠30を
パーティング面を密着させて載置する。
【0019】次いで石膏等の耐熱性の材料で形成された
マスターを基に亜鉛合金による鋳造法によってキャビテ
ィを型取りして形成された固定型用入子34をパーティ
ング面を基板35面に密着させつつ型枠30内の所定位
置に収容する。
【0020】次に型枠30の成形機への取付面の一部を
切り欠いて形成した注入口33より裏打材36を少量注
入し硬化させ型枠30と入子34とが固着した状態とす
る。
【0021】次は同図(b)に示す如く前記した入子3
4が固着した状態となった型枠30を注入口33を上方
にし、型枠30のパーティング面側端面に密着していた
基板35を取り外して成形機への取付面側に密着させて
垂直状態に保持し、注入口33より裏打材36を型枠内
が完全充填される迄注入し硬化させる。
【0022】裏打材36が完全に硬化した状態で基板3
5を取り外すと機械加工を全く行うことなくパーティン
グ面及び成形機への取付面の形成された固定型が得られ
る。
【0023】前記した金型の製作法より容易に理解出来
ることであるが、ここで利用する裏打材は、入子36を
形成する亜鉛合金及び型枠30を形成する鋼材に対する
密着力や機械的強度がすぐれていること、融点が低いこ
と等が必要であることは勿論、硬化時に収縮によるひけ
が生ずることがあってはならない。
【0024】このような目的に適合する材料の例として
は40%−Bi−Sn合金を挙げることが出来る。
【0025】前記した如くして形成された固定型37を
ベースにして次に可動型を製作する方法について同図(
c)及び(d)を基に説明する。
【0026】先ず同図(c)に示す如く、ガイドピン穴
32にガイドピン38を圧入した固定型37をパーティ
ング面側を上方として水平に保ち、パーティング面及び
成形機への取付面の加工が施されると共にスプルー突出
ピン穴40、ガイドピン穴41等の加工が施され、鋼材
により形成された可動型用型枠39を、ガイドピン穴4
1をガイドピン38に嵌合して位置決めを行うと共にパ
ーティング面を前記固定型37のパーティング面と密着
させた状態で載置する。
【0027】次いで石膏等の耐熱性の材料で形成された
マスターを基に亜鉛合金による鋳造法によってコアを型
取りして形成された可動型用入子43をパーティング面
を固定型37のパーティング面に密着させつつ型枠39
内の所定位置に収容する。
【0028】次に型枠39の成形機への取付面の一部を
切り欠いて形成した裏打材注入口42より裏打材36を
少量注入し硬化させ型枠39と入子43とが固着した状
態とする。
【0029】次は同図(d)に示す如く同図(c)に示
す如き状態となったものを型枠39の注入口42が上方
となった状態で垂直状態に保つと共に基板35を型枠3
9の成形機への取付面に密着させ、注入口42から裏打
材36を型枠内が完全に充填される迄注入する。
【0030】裏打材36が完全に硬化した状態で基板3
5を取り外すと共に固定型37からも取り外すとパーテ
ィング面及び成形機への取付面が機械加工を全く行うこ
となく形成された可動型44が得られる。
【0031】以上の如くして形成された固定型37及び
可動型44が組合されて簡易型が形成され成形機に所定
の状態でセットされるが、この簡易型の組合せ状態を図
2に示す。
【0032】尚この簡易型の組合せに先立って固定型3
7に対してはスプルー31に連接するランナー45が加
工され、可動型44に対しては突出ピン穴46等が加工
されるが、これらの加工は極めて容易に行うことが出来
る。
【0033】
【発明の効果】前記した実施例から明らかな如く、本発
明によると金型の製作に当り型枠の加工を除いては全く
フライス加工を必要としないので、型の製作を極めて安
価且つ短期間で行うことが出来、しかも形成された金型
は精度が高いと共に簡易型としてはすぐれた耐久性を有
する。
【0034】また試作等が終了し金型が不要となった時
点では、金型全体を150℃程度に加熱すると融点13
8℃の40%−Bi−Sn合金である裏打材が溶融除去
され、融点380℃の亜鉛合金で形成された入子と共に
回収再利用が可能となり、更に型枠は次の金型の製作に
再度利用出来るので極めて経済的である。
【0035】前記した如く、本発明は極めて安価に短期
間で製作される簡易型を提供するもので、合成樹脂成形
に於ける試作或は多品種少量生産に多大の効果をもたら
すものである。
【図面の簡単な説明】
図1…実施例、 図2…実施例、 図3…従来例、 図4…従来例、 図5…従来例。
【符号の説明】
30…型枠、 33…裏打材注入口、 34…入子、 35…基板、 36…裏打材、 37…固定型、 39…型枠、 42…裏打材注入口、 43…入子、 44…可動型。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 端面の平滑化加工及び端面に対して垂直なスプルー及び
    ガイドピン穴加工といった所定の型加工をするとともに
    側面に端面に対して水平な裏打材注入口を設けた鋼材製
    型枠を形成する工程と、この形成された型枠内に鋳造に
    よりキャビティ又はコアーの形成された入子を収納する
    工程と、この入子の収納された型枠の開口を平滑な基板
    で塞ぎ空間部に型枠の側面に設けた裏打材注入口から液
    状裏打材を注入する工程と、裏打材が硬化した後に端面
    を塞いだ基板を取り除く工程とより成ることを特徴とす
    る合成樹脂成形用の簡易型の形成方法。
JP18553391A 1991-06-28 1991-06-28 合成樹脂成形用の簡易型形成方法 Granted JPH04348917A (ja)

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JP18553391A JPH04348917A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 合成樹脂成形用の簡易型形成方法

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JPH04348917A true JPH04348917A (ja) 1992-12-03
JPH0585334B2 JPH0585334B2 (ja) 1993-12-07

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9080743B2 (en) 2013-01-21 2015-07-14 Shenzhen Coocaa Network Technology Co., Ltd Lens, LED backlight module and display device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9080743B2 (en) 2013-01-21 2015-07-14 Shenzhen Coocaa Network Technology Co., Ltd Lens, LED backlight module and display device

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