JPH04347749A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH04347749A
JPH04347749A JP3149729A JP14972991A JPH04347749A JP H04347749 A JPH04347749 A JP H04347749A JP 3149729 A JP3149729 A JP 3149729A JP 14972991 A JP14972991 A JP 14972991A JP H04347749 A JPH04347749 A JP H04347749A
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JP
Japan
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store
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processor
main memory
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JP3149729A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Nasu
康之 那須
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキャッシュメモリを備え
た情報処理装置に関し、特に、主記憶装置に対する無駄
なアクセスを減らすことにより、処理能力の向上を図っ
た情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プロセッサにキャッシュメモリを内蔵さ
せ、メモリアクセスの高速化を図るということは従来よ
り行なわれている。
【0003】ところで、キャッシュメモリのストア方式
としては、従来より、ストア・スルー方式とストア・イ
ン方式とがある。
【0004】ストア・スルー方式では、プロセッサから
メモリ・ストア要求が出力されると、その都度主記憶装
置にデータを書き込み、同時にキャッシュメモリ上にも
該当するデータが存在すればそれを更新する。従って、
ストア・スルー方式では常に主記憶装置上のデータを最
新の状態にすることができる。
【0005】また、ストア・スルー方式ではプロセッサ
からメモリ・リード要求が出力されると、該当データが
自プロセッサ内のキャッシュメモリ上に存在していなけ
れば(キャッシュミスヒット時)、主記憶装置からキャ
ッシュメモリへ該当するデータを含むブロックを転送す
る。この時、キャッシュメモリ上に空ブロックが存在し
なければ、キャッシュメモリ上の何れかのブロックとリ
プレースする必要が生じ、通常はLRU方式によりリプ
レースするブロックを選択する。ストア・スルー方式で
は主記憶装置上には常に最新のデータが存在しているの
で、ブロックのリプレースの際、キャッシュメモリの該
当ブロックのデータを主記憶装置に書き戻す必要はなく
、新しいデータを上書きするだけで良い。
【0006】また、ストア・スルー方式では他のプロセ
ッサが自プロセッサ内のキャッシュメモリ上に存在する
データをアクセスしようとした時、自プロセッサ内のキ
ャッシュメモリ上の該当ブロックを無効化するだけで、
プロセッサ間でキャッシュメモリの矛盾が起こらないよ
うにできる。
【0007】このように、ストア・スルー方式では、マ
ルチプロセッサ構成時や入出力処理装置からの主記憶ア
クセスに対してのキャッシュメモリ制御が簡単になる。 しかし、主記憶アクセスが頻繁になるため、複数プロセ
ッサ間での主記憶装置に対するアクセス競合が起こりや
すく、システムとしての処理能力が低下することがある
【0008】一方、ストア・イン方式ではプロセッサか
らメモリ・ストア要求が出力されると、キャッシュメモ
リ上に該当データが存在していれば、キャッシュメモリ
のみを更新し、主記憶装置の更新は行なわない。また、
キャッシュメモリ上に該当データが存在していなければ
、該当データを主記憶装置から読み込み、キャッシュメ
モリを更新する。
【0009】また、プロセッサからメモリ・リード要求
が出力された場合は、該当データが自プロセッサ内のキ
ャッシュメモリ上に存在していなければ(キャッシュミ
スヒット時)、主記憶装置からキャッシュメモリへ該当
するデータを含むブロックを転送する。この時、キャッ
シュメモリ上に空ブロックが存在しなければ、リプレー
スを行なう。ストア・イン方式では主記憶装置上のデー
タは最新のデータとなっていないので、リプレースされ
るブロックが主記憶装置に反映されていない最新のデー
タを含む場合、そのブロックを主記憶装置へ書き戻すこ
とが必要になる。
【0010】また、ストア・イン方式ではアクセスしよ
うとするデータが他のプロセッサのキャッシュメモリ上
に存在するか否かを調べ、他のプロセッサのキャッシュ
メモリ上の該当するブロックが既に更新されている場合
には、そのブロックを主記憶装置へ書き戻してから自プ
ロセッサのキャッシュメモリへの読み出しを行なう必要
がある。
【0011】このように、ストア・イン方式ではマルチ
プロセッサ構成時や入出力処理装置からの主記憶アクセ
スに対するキャッシュメモリ制御が複雑になる。しかし
、毎回主記憶装置へストアを行なうストア・スルー方式
と比較して主記憶アクセスの負荷を少なくすることがで
きる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、スト
ア・スルー方式のキャッシュメモリを有する情報処理装
置では主記憶アクセス頻度が高いため、他プロセッサと
の間で主記憶アクセスの競合が起こりやすく、システム
の処理能力が低下してしまうという問題がある。このよ
うな問題は、主記憶装置上のデータを常に最新の状態に
し、キャッシュメモリ制御を容易にするためには避けら
れないが、ストア・スルー方式のキャッシュメモリを有
する情報処理装置で実行されるプログラムの中には、演
算処理の結果は主記憶装置上に書き込む必要があっても
、その演算処理過程のデータは必ずしも主記憶装置上に
書き込む必要のないものが数多く存在する。即ち、従来
のストア・スルー方式のキャッシュメモリを有する情報
処理装置では、主記憶装置に格納する必要のない演算処
理過程のデータを主記憶に書き込むために、無駄な主記
憶アクセスが行なわれ、システムの処理能力が低下して
しまう場合があるという問題があった。また、ストア・
イン方式のキャッシュメモリを有するシステムでは主記
憶アクセスの負荷をストア・スルー方式に比較して少な
くすることはできるが、マルチプロセッサ構成時や入出
力処理装置からの主記憶アクセスに対するキャッシュメ
モリ制御が複雑になるという問題がある。
【0013】本発明の目的は主記憶アクセスの競合が起
こりにくく、且つキャッシュメモリ制御が簡単な情報処
理装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、(A)各々がキャッシュメモリを内蔵する複
数のプロセッサと、該各プロセッサからアクセス可能な
主記憶装置と、前記各プロセッサの前記主記憶装置への
アクセスを制御する主記憶制御装置とから構成される情
報処理装置に於いて、前記各プロセッサに、自プロセッ
サが内蔵するキャッシュメモリの各ブロック対応に、対
応するブロックをストア・スルー方式のブロックとする
か、ストア・イン方式のブロックにするかを指示するス
トア方式指示手段と、アクセスするアドレスを含むブロ
ック対応のストア方式指示手段の内容に従って前記アク
セスするアドレスを含むブロックをストア・スルー方式
或いはストア・イン方式で制御するストア方式切り替え
手段とを設け、前記主記憶制御装置に、前記各プロセッ
サがストア・イン方式のブロックとしているブロックを
示す情報を記憶する記憶手段と、主記憶アクセス時に前
記各プロセッサから出力されるアドレスが前記記憶手段
に記憶されている情報によって示されるブロック中のア
ドレスである場合、要求元のプロセッサにアクセス拒否
を通知する拒否手段とを設けたものである。
【0015】また、本発明は、キャッシュメモリ上の任
意のブロックをストア・スルー方式からストア・イン方
式に、或いはストア・イン方式からストア・スルー方式
に切り替えられるように、(B)前記各プロセッサはキ
ャッシュメモリの特定ブロックをストア・スルー方式に
することを指示する命令を実行することにより、前記ス
トア方式指示手段の前記特定ブロックに対応する内容を
ストア・スルー方式を示すものにすると共に、前記記憶
手段の前記特定ブロックに対する情報を無効化し、また
、キャッシュメモリの特定ブロックをストア・イン方式
にすることを指示する命令を実行することにより、前記
ストア方式指示手段の前記特定ブロックに対応する内容
をストア・イン方式を示すものにすると共に、前記記憶
手段に前記特定ブロックを示す情報を格納する。
【0016】更に、本発明は、処理速度を更に向上させ
るため、(C)前記各プロセッサの内の少なくとも1つ
が自プロセッサ内のキャッシュメモリのブロックをスト
ア・イン方式のブロックとしているか否かを表示する表
示手段を含み、主記憶アクセス時、前記表示手段がキャ
ッシュメモリのブロックをストア・イン方式のブロック
としているプロセッサが存在しないことを表示している
場合は、前記拒否手段による処理を待たずにアクセス要
求元のプロセッサにアクセス許可を通知するようにした
ものである。
【0017】
【作用】(A)の構成に於いては、各プロセッサに、自
プロセッサが内蔵するキャッシュメモリの各ブロック対
応に、対応するブロックをストア・イン方式のブロック
とするか、ストア・イン方式のブロックとするかを指示
するストア方式指示手段が設けられている。そして、ス
トア方式切り替え手段は或るアドレスがアクセスされた
場合、そのアドレスを含むブロックを対応するストア方
式指示手段の内容に従ってストア・スルー方式或いはス
トア・イン方式のブロックとして制御する。また、主記
憶制御装置は各プロセッサがストア・イン方式のブロッ
クとしているブロックを示す情報を記憶している記憶手
段を備えている。そして、主記憶アクセス時に各プロセ
ッサから出力されるアドレスが、記憶手段に記憶されて
いる情報によって示されるブロック中のアドレスである
場合は、拒否手段が要求元のプロセッサに対してアクセ
ス拒否を通知する。
【0018】(B)の構成に於いては、各プロセッサは
キャッシュメモリの特定ブロックをストア・スルー方式
のブロックにすることを指示する命令を実行することに
より、ストア方式指示手段の上記特定ブロックに対応す
る内容をストア・スルー方式を示すものにすると共に、
記憶手段に記憶されている上記特定ブロックに関する情
報を無効にする。また、キャッシュメモリの特定ブロッ
クをストア・イン方式にすることを指示する命令を実行
することにより、ストア方式指示手段の上記特定ブロッ
クに対応する内容をストア・イン方式を示すものにする
と共に、記憶手段に上記特定ブロックを示す情報を格納
する。
【0019】(C)の構成に於いては、表示手段がキャ
ッシュメモリのブロックをストア・イン方式のブロック
としているプロセッサが存在しないことを表示している
場合、拒否手段による処理を待たずに要求元のプロセッ
サにアクセス許可を与えるようにする。
【0020】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
り、主記憶装置1と、主記憶制御装置2と、プロセッサ
31〜3nとから構成されている。
【0022】主記憶制御装置2はアドレスレジスタ21
と、アドレスアレイ22と、有効フラグ23と、比較回
路24と、アドレス登録判定回路25とから構成されて
いる。
【0023】各プロセッサ31〜3nはそれぞれキャッ
シュメモリ311〜3n1を内蔵している。各キャッシ
ュメモリ311〜3n1はアドレスレジスタ3111〜
3n11と、データレジスタ3112〜3n12と、ア
ドレスアレイ3113〜3n13と、有効フラグ311
4〜3n14と、ストア方式指示フラグ3115〜3n
15と、データアレイ3116〜3n16と、比較回路
3117〜3n17と、キャッシュメモリ登録判定回路
3118〜3n18と、ストア方式切り替え回路311
9〜3n19とから構成されている。尚、本実施例では
キャッシュメモリは1ブロック64バイトで256ブロ
ック×4コンパートメントの構成であるとする。
【0024】次に本実施例の動作を説明する。
【0025】プロセッサ31に於いてメモリ・リード要
求が出されると、先ず、アドレスレジスタ3111にア
クセスしようとするアドレスがセットされる。
【0026】アドレスレジスタ3111はその上位より
18ビット,8ビット,6ビットの3つの部分に分割さ
れており、上位側の18ビットは上位アドレス、中央部
の8ビットはセットアドレス、下位側の6ビットはブロ
ック内アドレスとして使用される。
【0027】アドレスレジスタ3111にアクセスしよ
うとするアドレスがセットされると、その中央部分の8
ビットによってアドレスアレイ3113のアドレスが選
択され、アドレスアレイ3113の選択されたアドレス
に格納されている18ビットの値が比較回路3117に
出力される。また、アドレスレジスタ3111に上記ア
ドレスがセットされることにより、アドレスアレイ31
13の各アドレス対応に1ビットが割り当てられている
有効フラグ3114から上記アドレスと対応するビット
がキャッシュメモリ登録判定回路3118に出力される
【0028】比較回路3117はアドレスアレイ311
3から出力された18ビットの値とアドレスレジスタ3
111の上位18ビットに格納されている値とを4コン
パートメント同時に比較し、比較結果をキャッシュメモ
リ登録判定回路3118に出力する。
【0029】キャッシュメモリ登録判定回路3118は
比較回路3117からの比較結果が比較一致を示し、且
つ対応する有効フラグ3114のビットがONの場合、
プロセッサ31内のメモリ・リード要求の要求元へキャ
ッシュヒットを通知すると共に、データアレイ3116
の対応するブロックからデータを読み出し、読み出した
データを上記要求元へ転送する。
【0030】また、比較回路3117からの比較結果が
比較不一致を示す場合及び比較回路3117からの比較
結果は比較一致を示すが、対応する有効フラグ3114
のビットがOFFの場合は、キャッシュメモリ登録判定
回路3118は上記要求元に対してキャッシュミスヒッ
トを通知する。
【0031】ここで、有効フラグ3114の各ビットは
対応するブロック内のデータが他のプロセッサによって
更新された時、OFFにされ、自プロセッサ31が主記
憶装置1から対応するブロックをキャッシュメモリ31
1に読み込んだ時、ONにされるものである。即ち、有
効フラグ3114は他のプロセッサが自プロセッサ31
内のキャッシュメモリ311上に存在するデータをアク
セスしようとした時、対応するビットがOFFにされ、
そのデータの無効化を表示するものであり、これにより
、プロセッサ間のキャッシュメモリの矛盾を無くすこと
ができる。
【0032】メモリ・リード要求の要求元はキャッシュ
メモリ登録判定回路3118からキャッシュミスヒット
が通知された場合は、キャッシュメモリ311上にアク
セスしようとするデータがないので、アドレスレジスタ
3111にセットされているアドレスを主記憶制御装置
2内のアドレスレジスタ21にセットすると共に、主記
憶読み出し要求を主記憶制御装置2へ送信する。
【0033】主記憶制御装置2は主記憶読み出し要求が
プロセッサ31から送られてくると、アドレスレジスタ
21の中央部分の8ビットによりアドレスアレイ22の
アドレスを選択し、選択したアドレスに格納されている
18ビットの値を比較回路24に出力すると共に、アド
レスアレイ22の各アドレス対応に1ビットが割り当て
られている有効フラグ23の対応するビットをアドレス
登録判定回路25に出力する。
【0034】比較回路24はアドレスアレイ22から出
力された18ビットの値と、アドレスレジスタ21の上
位18ビットとを比較し、比較結果をアドレス登録判定
回路25に出力する。
【0035】アドレス登録判定回路25は比較回路24
の比較結果が比較一致を示し、且つ対応する有効フラグ
23のビットがONの時、要求元プロセッサ31に対し
、アクセス拒否通知を送信する。即ち、比較回路24の
比較結果が比較一致を示し、且つ対応する有効フラグ2
3のビットがONの時は、既に他のプロセッサによって
そのブロックがストア・イン方式のキャッシュメモリの
ブロックとして使用されているからである。
【0036】これに対して、比較回路24の比較結果が
比較不一致を示す場合及び比較結果は比較一致を示すが
、対応する有効フラグ23のビットがOFFの場合は要
求元プロセッサ31に対し、アクセス許可を通知する。 また、この場合は、主記憶制御装置2は主記憶装置1か
らアドレスレジスタ21に格納されたアドレスを含むブ
ロックを読み出して要求元プロセッサ31のデータレジ
スタ3112に格納する。
【0037】主記憶制御装置2からアクセス許可が通知
されると、要求元プロセッサ31内のキャッシュメモリ
311はアドレスレジスタ3111の中央部分の8ビッ
トで選択されるアドレスアレイ3113のアドレスに、
アドレスレジスタ3111の上位18ビットの値を格納
すると共に、有効フラグ3114の対応するビットをO
Nにする。
【0038】更に、キャッシュメモリ311はデータア
レイ3116の対応するブロックにデータレジスタ31
12の内容を格納し、同時にプロセッサ31内のメモリ
・リード要求元に要求されたデータを転送する。
【0039】次にプロセッサ31からメモリ・ストア要
求が出された場合の動作を説明する。
【0040】プロセッサ31からメモリ・ストア要求が
出力されると、先ず、アドレスレジスタ3111にスト
アしようとするアドレスが、データレジスタ3112に
ストアしようとするデータがセットされる。
【0041】アドレスレジスタ3111にストアしよう
とするアドレスがセットされると、アドレスレジスタ3
111の中央部分の8ビットによってアドレスアレイ3
113のアドレスが選択され、選択されたアドレスに格
納されている18ビットの値が比較回路3117に出力
される。また、同時に有効フラグ3114の対応するビ
ットもキャッシュメモリ登録判定回路3118に出力さ
れる。
【0042】比較回路3117はアドレスアレイ311
3から出力された18ビットの値とアドレスレジスタ3
111の上位18ビットとを比較し、比較結果をキャッ
シュメモリ登録判定回路3118に出力する。
【0043】キャッシュメモリ登録判定回路3118は
比較回路3117の比較結果が比較一致を示し、且つ対
応する有効フラグ3114のビットがONの場合、キャ
ッシュヒットを出力する。これにより、データアレイ3
116の対応するブロックにデータレジスタ3112の
内容が格納される。もし、その時、ストア方式指示フラ
グ3115の対応するビットがOFFであれば、ストア
方式切り替え回路3119から主記憶制御装置2へ主記
憶書き込み要求が出力されると共に、アドレスレジスタ
3111,データレジスタ3112の内容が主記憶制御
装置2へ転送され、データレジスタ3112の内容が主
記憶装置1に書き込まれる。また、ストア方式指示フラ
グ3115の対応するビットがONであれば、ストア方
式切り替え回路3119は主記憶書き込み要求を出力し
ない。即ち、ストア方式指示フラグ3115がOFFに
なっている場合はキャッシュメモリ311はストア・ス
ルー方式で動作し、ONになっている場合はストア・イ
ン方式で動作する。
【0044】また、キャッシュメモリ登録判定回路31
18は比較回路3117の比較結果が比較不一致を示し
ている場合及び比較回路3117の比較結果は比較一致
を示しているが、対応する有効フラグ3114のビット
がOFFの場合は、キャッシュミスヒットを出力する。 キャッシュメモリ登録判定回路3118がキャッシュミ
スヒットを出力すると、プロセッサ31から主記憶制御
装置2へ主記憶書き込み要求が出力されると共に、アド
レスレジスタ3111,データレジスタ3112の内容
が主記憶制御装置2へ転送されてデータレジスタ311
2の内容が主記憶装置1に書き込まれ、更に、データア
レイ3116に更新後のブロックが書き込まれる。
【0045】次に、キャッシュメモリ311の或るブロ
ックをストア・イン方式のブロックにする場合の動作を
説明する。
【0046】キャッシュメモリ311の或るブロックを
ストア・イン方式のブロックにする場合は、プロセッサ
31が実行するプログラムに機械命令Aを組み込んでお
く。この機械命令Aは主記憶装置1からキャッシュメモ
リ311へのデータの転送を指示すると共に、上記デー
タの転送先のキャッシュメモリのブロックをストア・イ
ン方式のブロックにすることを指示するものであり、オ
ペランド・アドレスには上記データの主記憶アドレスが
格納されている。
【0047】プロセッサ31により、機械命令Aが実行
されると、機械命令Aのオペランド・アドレスに含まれ
ているアドレスがアドレスレジスタ3111及びアドレ
スレジスタ21にセットされ、その後、主記憶制御装置
2に対してメモリ・リード要求が出力される。
【0048】主記憶制御装置2はメモリ・リード要求が
加えられると、前述したと同様に、アドレスレジスタ2
1の中央部分の8ビットによりアドレスアレイ22のア
ドレスを選択し、選択したアドレスに格納されている1
8ビットの値を比較回路24に出力すると共に、有効フ
ラグ23の対応するビットをアドレス登録判定回路25
に出力する。比較回路24は前述したと同様に、アドレ
スアレイ22から出力された18ビットの値とアドレス
レジスタ21の上位18ビットの値とを比較し、比較結
果をアドレス登録判定回路25に出力する。
【0049】アドレス登録判定回路25は比較回路24
の比較結果が比較一致を示し、且つ対応する有効フラグ
23のビットがONの場合はプロセッサ31に対してア
クセス拒否を通知し、それ以外の場合はプロセッサ31
に対してアクセス許可を通知する。また、アクセス許可
をプロセッサ31に対して通知した場合は主記憶制御装
置2はアドレスレジスタ21に格納されたアドレスを含
むブロックを主記憶装置1から読み出し、読み出したブ
ロックをプロセッサ31のデータレジスタ3112に格
納し、更に、アドレスレジスタ21の上位18ビットを
アドレスアレイ22の、アドレスレジスタ21の中央部
分の8ビットで選択されるアドレスに格納すると共に、
有効フラグ23の対応するビットをONにする。
【0050】プロセッサ31は主記憶制御装置2からア
クセス許可が通知されると、アドレスレジスタ3111
の上位18ビットの値をアドレスアレイ3113の、ア
ドレスレジスタ3111の中央部分の8ビットで選択さ
れるアドレスに格納し、更に、有効フラグ3114及び
ストア方式指示フラグ3115の対応するビットをON
にする。更に、プロセッサ31はデータアレイ3116
の対応するブロックにデータレジスタ3112の内容を
格納し、更に、要求元へデータを転送する。
【0051】次にストア・イン方式により制御していた
キャッシュメモリ311の或るブロックをストア・スル
ー方式に切り替える場合の動作を説明する。
【0052】キャッシュメモリ311の或るブロックを
ストア・イン方式からストア・スルー方式に切り替える
場合は、プロセッサ31が実行するプログラムに機械命
令Bを組み込んでおく。機械命令Bはキャッシュメモリ
311上のストア・イン方式のブロックから主記憶装置
1へのデータ転送を指示すると共に、上記キャッシュメ
モリ311上のストア・イン方式のブロックをストア・
スルー方式に切り替えることを指示するものであり、そ
のオペランド・アドレスにはストア・スルー方式に切り
替えようとするストア・イン方式のブロックに格納され
ているデータの主記憶アドレスが格納されている。
【0053】プロセッサ31により機械命令Bが実行さ
れると、機械命令Bのオペランド・アドレスに格納され
ているアドレスがアドレスレジスタ3111にセットさ
れ、データレジスタ3112にストアするデータがセッ
トされ、データアレイ3116の該当するアドレスにデ
ータが書き込まれると共にストア方式指示フラグ311
5の該当するビットがOFFにされる。その後、プロセ
ッサ31は主記憶制御装置2に対して主記憶書き込み要
求を出力する。
【0054】主記憶制御装置2は上記主記憶書き込み要
求に応答して有効フラグ23の対応するビットをOFF
にして上記ブロックがストア・スルー方式で制御される
ことを表示し、更に、主記憶装置1へデータを書き込む
【0055】従って、演算結果は主記憶装置1上に書き
込む必要はあるが、その演算処理過程のデータは必ずし
も主記憶装置1上に書き込む必要のない演算を行なうプ
ログラムの上記演算を行なう部分の前後に機械命令A,
Bを埋込んでおくことにより、上記演算を行なう間だけ
、キャッシュメモリ311が作業領域として利用される
ことになる。この結果、上記演算を行なっている間、他
のプロセッサとの主記憶アクセスの競合が起こらなくな
るので、情報処理装置の処理速度を向上させることが可
能になる。
【0056】図2は本発明の他の実施例のブロック図で
あり、主記憶装置1と、主記憶制御装置2’と、プロセ
ッサ31〜3nとから構成されている。尚、各プロセッ
サ31〜3nの構成は図1と同一である。
【0057】主記憶制御装置2’はアドレスレジスタ2
1と、アドレスアレイ22と、有効フラグ23と、比較
回路24と、アドレス登録判定回路25と、プロセッサ
31〜3nに対応したインジケート・フラグ261〜2
6nと、主記憶アクセス許可判定回路27と、オアゲー
トORとを含んでいる。
【0058】インジケート・フラグ261〜26nは機
械命令Aでセットされ、機械命令Bでリセットされる。 即ち、プロセッサ31は機械命令Aを実行することによ
り、前述したと同様の処理を行なうと共に、主記憶制御
装置2’に対して自プロセッサ31対応のインジケート
フラグ261をセットすることを要求し、また、機械命
令Bを実行することにより、前述したと同様の処理を行
なうと共に、主記憶制御装置2’に対して自プロセッサ
31対応のインジケート・フラグ261をリセットする
ことを要求する。この要求に応答して主記憶制御装置2
’はインジケート・フラグ261をセット,リセットす
る。
【0059】或るプロセッサが主記憶制御装置2’に主
記憶アクセス要求を送出すると、主記憶アクセス許可判
定回路27はインジケート・フラグ261〜26nの全
てがリセットされていれば、主記憶アクセス許可信号を
要求元プロセッサに送信する。インジケート・フラグ2
61〜26nの内の少なくとも1つがセットされていれ
ば、アクセスしようとしている主記憶装置1のアドレス
がアドレスアレイ22に登録されているか否かを比較回
路24及びアドレス登録判定回路25により判定し、登
録されていなければ、主記憶アクセス許可信号を要求元
プロセッサへ送信する。
【0060】このように、本実施例によれば、インジケ
ート・フラグ261〜26nが全てリセットされている
場合、比較回路24,アドレス登録判定回路25による
処理を行なわないので、処理速度を向上させることが可
能になる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、キャッ
シュメモリ上にストア・スルー方式で動作するブロック
と、ストア・イン方式で動作するブロックとを設けたも
のであり、ストア・イン方式で動作するブロックを主記
憶アクセスを伴わない作業領域として使用することがで
きるので、従来、作業領域として主記憶装置を利用して
いたプログラムに作業領域としてストア・イン方式で動
作するブロックを利用させることにより、他のプロセッ
サとの主記憶アクセスの競合が起こらなくなり、情報処
理装置の処理速度を向上させることが可能になる効果が
ある。
【0062】また、本発明は、各プロセッサがストア・
イン方式のブロックとしているブロックを示す情報を記
憶するアドレスアレイ22,有効フラグ23等の記憶手
段を有し、主記憶アクセス時に各プロセッサから出力さ
れるアドレスが記憶手段に記憶されているブロック内の
アドレスである場合、要求元のプロセッサにアクセス拒
否を通知する比較回路24,アドレス登録判定回路25
等の拒否手段を備えているので、簡単なキャッシュメモ
リ制御で各プロセッサ間でキャッシュメモリに矛盾を生
じさせないようにすることができる効果がある。
【0063】また、更に、本発明は各プロセッサの内の
少なくとも1つが自プロセッサ内のキャッシュメモリの
ブロックをストア・イン方式のブロックとしているか否
かを表示するインジケート・フラグ261〜26n,オ
アゲートOR等から構成される表示手段を備え、表示手
段がキャッシュメモリのブロックをストア・イン方式の
ブロックとしているプロセッサが存在しないことを表示
している場合は、拒否手段による処理を待たずに要求元
のプロセッサにアクセス許可を通知するようにしたもの
であるので、情報処理装置の処理速度を更に向上させる
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例のブロック図である。
【符号の説明】 1…主記憶装置 2,2’…主記憶制御装置 21…アドレスレジスタ 22…アドレスアレイ 23…有効フラグ 24…比較回路 25…アドレス登録判定回路 261〜26n…インジケート・フラグ27…主記憶ア
クセス許可判定回路 31〜3n…プロセッサ 311〜3n1…キャッシュメモリ 3111〜3n11…アドレスレジスタ3112〜3n
12…データレジスタ 3113〜3n13…アドレスアレイ 3114〜3n14…有効フラグ 3115〜3n15…ストア方式指示フラグ3116〜
3n16…データアレイ 3117〜3n17…比較回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  各々がキャッシュメモリを内蔵する複
    数のプロセッサと、該各プロセッサからアクセス可能な
    主記憶装置と、前記各プロセッサの前記主記憶装置への
    アクセスを制御する主記憶制御装置とから構成される情
    報処理装置に於いて、前記各プロセッサは、自プロセッ
    サが内蔵するキャッシュメモリの各ブロック対応に、対
    応するブロックをストア・スルー方式のブロックとする
    か、ストア・イン方式のブロックにするかを指示するス
    トア方式指示手段と、アクセスするアドレスを含むブロ
    ック対応のストア方式指示手段の内容に従って前記アク
    セスするアドレスを含むブロックをストア・スルー方式
    或いはストア・イン方式で制御するストア方式切り替え
    手段とを含み、前記主記憶制御装置は、前記各プロセッ
    サがストア・イン方式のブロックとしているブロックを
    示す情報を記憶する記憶手段と、主記憶アクセス時に前
    記各プロセッサから出力されるアドレスが前記記憶手段
    に記憶されている情報によって示されるブロック中のア
    ドレスである場合、要求元のプロセッサにアクセス拒否
    を通知する拒否手段とを含むことを特徴とする情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】  前記各プロセッサはキャッシュメモリ
    の特定ブロックをストア・スルー方式にすることを指示
    する命令を実行することにより、前記ストア方式指示手
    段の前記特定ブロックに対応する内容をストア・スルー
    方式を示すものにすると共に、前記記憶手段の前記特定
    ブロックに対する情報を無効化し、キャッシュメモリの
    特定ブロックをストア・イン方式にすることを指示する
    命令を実行することにより、前記ストア方式指示手段の
    前記特定ブロックに対応する内容をストア・イン方式を
    示すものにすると共に、前記記憶手段に前記特定ブロッ
    クを示す情報を格納することを特徴とする請求項1記載
    の情報処理装置。
  3. 【請求項3】  前記各プロセッサの内の少なくとも1
    つが自プロセッサ内のキャッシュメモリのブロックをス
    トア・イン方式のブロックとしているか否かを表示する
    表示手段を含み、主記憶アクセス時、前記表示手段がキ
    ャッシュメモリのブロックをストア・イン方式のブロッ
    クとしているプロセッサが存在しないことを表示してい
    る場合は、前記拒否手段による処理を待たずにアクセス
    要求元のプロセッサにアクセス許可を通知することを特
    徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015503816A (ja) * 2012-01-16 2015-02-02 クアルコム,インコーポレイテッド ハイブリッドなライトスルー/ライトバックキャッシュポリシーマネージャ、ならびに関連するシステムおよび方法

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