JPH04342767A - 両性顔料 - Google Patents

両性顔料

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JPH04342767A
JPH04342767A JP4011289A JP1128992A JPH04342767A JP H04342767 A JPH04342767 A JP H04342767A JP 4011289 A JP4011289 A JP 4011289A JP 1128992 A JP1128992 A JP 1128992A JP H04342767 A JPH04342767 A JP H04342767A
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ユルゲン・ゴールドマン
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    • C09B69/00Dyes not provided for by a single group of this subclass
    • C09B69/02Dyestuff salts, e.g. salts of acid dyes with basic dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
    • C08K5/0041Optical brightening agents, organic pigments
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、両性(Zwitterioni
c)顔料、特に、プラスチック材料を着色するのに有用
な両性顔料に関する。
【0002】本発明によれば、式I: Am −F−Rn             (I)[
式中、Aは一塩基酸基または二塩基酸基であり;Rは、
脂肪族、脂肪族環または脂肪族複素環が結合したイミノ
またはアミノN原子を含有する基であり;Fは染料残基
であり;mは1または2であり;nは、Aが一塩基酸の
場合、mと同義であり、Aが二塩基酸の場合、2mと同
義である。]のモノマー単位由来の繰り返し単位を1個
以上含有する顔料が提供される。
【0003】その顔料は通常の溶媒に溶解しないので、
本発明は一般に、式Ia : (Am −F−Rn )p       (Ia )[
式中、A,m,F,Rおよびnは先に定義したとおりで
あり、pは 2〜30である。]の繰り返し単位を1個
以上含有する顔料に関すると考えることもできる。
【0004】更に、本発明によれば、本発明に係る顔料
を適用したポリマー物質が提供される。
【0005】好ましいAはA′であり、A′は、−CO
OH,−SO3 H,−SO2 H,
【0006】
【化3】
【0007】から選択される。
【0008】好ましいRはR′であり、R′は、立体障
害を有するアミン基(本技術分野では、しばしば、HA
LS基(障害を有するアミン光安定剤基)として知られ
る。)を含有する基である。
【0009】より好ましいRはR″であり、R″は式a
)〜e):
【0010】
【化4】
【0011】[式中、R1 は水素、C1−4 アルキ
ル、C1−4 アルコキシまたは−CO−C1−4 ア
ルキルから選択され、好ましいR1 はR1 ′(R1
 ′はメチル、または好ましくは水素である。)であり
;R2 は各々、独立してC1−4 アルキルであり(
好ましいR2 は各々、メチルである。);R3 各々
、独立して水素またはC1−4 アルキルであるか、あ
るいは一方のR3 のみが更にフェニルから選択されて
もよく、あるいは両方のR3 が一緒になってスピロ基
−(−CH2 −)11−を形成してもよく;−Y−は
−N− *CO−または−CO− *N−の基であって
、その炭素原子および窒素原子は、Yが結合する炭素原
子および該炭素原子と結合する酸素原子とともに5員環
を形成するように位置し、星印の原子が、R3 が結合
している炭素原子に結合する。]の基である。
【0012】これらの立体障害を有するアミン基は、好
ましくは、エステルまたはアミド形成基によって、F基
の芳香性の炭素環基または複素環基に結合する。
【0013】最も好ましいRはR″′であり、R″′は
、2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル−4−ま
たは1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジニル−
4−である。
【0014】好ましいFはF′であり、F′はモノアゾ
系、ビスアゾ系、アントラキノン系、ペリノン系および
イソインドリン系の染料の残基から選択される。
【0015】より好ましいFはF″であり、F″はアゾ
系またはアントラキノン系の染料の残基である。
【0016】好ましいAはA″であり、A″はスルホン
酸基またはカルボン酸基であり、最も好ましいAはスル
ホン酸基である。
【0017】好ましいmは1である。
【0018】好ましいnは1であり、または、Aがリン
酸基の場合は、さらに2でもある。
【0019】本発明に係る好ましい顔料は、式I[式中
、Aはスルホン酸基またはカルボン酸基(好ましくはス
ルホン酸基)であり;RはR″′(R″′は2,2,6
,6−テトラメチルピペリジニル−4−または1,2,
2,6,6−ペンタメチルピペリジニル−4である。)
であり;mおよびnは共に1であり;FはF″(F″は
アゾ系またはアントラキノン系の染料の残基である。)
である。]のモノマー単位由来の繰り返し単位を1個以
上含有する顔料であり、好ましい式Iの化合物は、式: D−N=N−K [式中、Dはベンゼン系のジアゾ成分基であり、Kは、
ベンゼン、1−もしくは2−ヒドロキシナフタレン、1
−もしくは2−アミノナフタレン、1−アミノ−8−ヒ
ドロキシナフタレン、5−アミノピラゾール、5−ヒド
ロキシピラゾールまたは6−ヒドロキシピリド−2−オ
ン系のカップリング成分基である。]の化合物である。 ただし、各化合物は、1個または2個のA′基(より好
ましくは1個のA′基(より好ましくは1個のA′基、
更に好ましくは1個のスルホ基)および同数のR″基を
含む。
【0020】好ましいDはD′であり、D′は、フェニ
ルまたは、独立してハロ、C1−4 アルキル、C1−
4 アルコキシ、−SO2 N(R2 )2 、−CO
OC1−4 アルキル、A′、−CO−NH−R″、−
SO2 −NH−R″、および−COO−R″[式中、
R2 は各々、独立して水素またはC1−4 アルキル
である。]から選択される1〜3個の置換基を有するフ
ェニルである。ただし、(i)D′は、最大2個のA′
基を含み、(ii)D′は最大2個のR″含有基を含み
、そして、(iii )D′が1個または2個のA′基
を含有するときは、R″含有基を含まない。
【0021】より好ましいDはD″であり、D″は、フ
ェニルまたは、独立してクロロ、メチル、メトキシカル
ボニル、−SO3 Hおよび−CO−NH−R″′[式
中、R″′は式aの基であり、好ましくは式aにおいて
R1がR1 ′であり、各R2 がメチルである基であ
る。]から選択される1個または2個の置換基を有する
フェニルである。ただし、D″は1個の−SO3 H基
または1個の−CO−NH−R″′基を含む。
【0022】Kは好ましくはK′であり、K′は式a)
〜f):
【0023】
【化5】
【0024】[式中、R11はA′、−CO−NH−R
″、−SO2 −NH−R″および−COO−R″であ
り;R12は水素、C1−4 アルキル、C1−4 ア
ルコキシまたはハロ(好ましくはクロロまたはブロモ)
であり;R13は水素、C1−4 アルキル、C1−4
 アルコキシまたはハロ(好ましくはクロロまたはブロ
モ)であり;R14はC1−2 アルキル、−COOH
または−CONH2 であり;R15はヒドロキシまた
はアミノであり;R16は水素、A′、−CO−NH−
R″、−SO2 −NH−R″および−COO−R″で
あるが、R14が−COOHである場合は水素のみであ
ってもよく;R17は水素、ハロ(好ましくはクロロま
たはブロモ)、C1−4 アルキルまたはC1−4 ア
ルコキシであり;R18は水素、クロロまたはメチルで
あり;R19はA′、−CO−NH−R″、−SO2 
−NH−R″および−COO−R″であり;R20は水
素、ハロ(好ましくはクロロまたはブロモ)、C1−4
 アルキルまたはC1−4 アルコキシであり;R21
は水素、クロロまたはメチルであり;R22はR″であ
り;R23は水素またはシアノであり;R24はC1−
4 アルキル、シクロヘキシルまたはフェニル(好まし
くはメチル)であり;R25はR″であり;mは0また
は1であり;nは0、1または2である。ただし、m+
nは1または2である。]の基である。
【0025】上記置換基において、どのC1−4 アル
キルまたはアルコキシも、好ましくは、C1−3 アル
キルまたはアルコキシである。
【0026】本発明に係る顔料は、公知化合物から公知
の方法によって作ることができ、例えば、m個のA基を
含む化合物をn個のR基を含む化合物と、一方の成分が
F基を含むようにするか、両方の化合物が反応によりF
基を形成する前駆体を含むようにして反応させることに
より作ることができる。
【0027】例えば、本発明に係るアゾ顔料は、ジアゾ
化した適当なアミノ成分を適当なカップリング成分と、
一方の成分にA基を存在させ、他方の成分にR基を存在
させて、カップリングすることにより製造できる。
【0028】本発明に係る他の顔料型化合物は、酸性ま
たは塩基性の染料の交換可能な基を反応可能な基(例え
ば、アルキルアミノ基または酸性基含有化合物)と反応
させることにより製造することができる。また、塩基性
の染料の付加反応(例えばアクリル酸またはメタクリル
酸との反応)あるいはカルボキシメチル化によっても本
発明に係る顔料を製造することができる。そのような方
法は、当業者には周知である。
【0029】本発明に係る顔料は、溶媒を含まないプラ
スチック材料および溶媒含有プラスチック材料の着色に
使用することができる。
【0030】本発明に係る顔料は、PVC、あらゆる種
類のポリオレフィン(HDPEまたはLDPE(高密度
ポリエチレンまたは低密度ポリエチレン)もしくはポリ
プロピレン)、ポリイソブチレン、ポリ−4−メチルペ
ンテンおよびこれらのコポリマーの着色用に優れている
【0031】更に本発明に係る化合物は、ポリスチレン
(およびそのコポリマー)、ABS、ポリ酢酸ビニル、
ポリビニルアルコール、ポリアセテート、ポリエーテル
(POM)、ポリアクリレート、ポリアクリロニトリル
、ポリアクリルアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリエス
テル、ポリエーテル、ポリチオエーテル、ポリチオプラ
スト、ポリカーボネート、ポリウレタン、セルロース誘
導体、マレイン酸樹脂、メラニン樹脂、フェノール樹脂
、アニリン樹脂、フラン樹脂、カルバミド樹脂、エポキ
シ樹脂、ならびにシリコーン樹脂の着色用に使用するこ
とができる。
【0032】式Iの顔料は、また、グラフィック工業用
のラッカーおよび印刷インクに使用することができる。
【0033】本発明に係る好ましい顔料は、特に、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(PVC)
、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリエステルアルキド
またはポリウレタンラッカーの着色に有用である。
【0034】顔料の性質は、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミドおよび高沸点アルコールから選択さ
れるような高沸点有機溶媒を用いて後処理することによ
り更に改善することができる。
【0035】顔料を適用するための好ましいポリマー物
質および適用方法は、米国特許第3,997,521 
号に記載されている。
【0036】顔料は、良好な耐光性を有するだけでなく
、それを適用するサブストレートに対して良好な耐光性
を付与する。
【0037】サブストレートに入れる顔料の量は、好ま
しくは、そのサブストレートの重量に対して 0.1〜
10%である。
【0038】次に、本発明を以下の実施例により説明す
る。全ての温度は℃であり、体積部は+4℃における1
重量部の体積を表わす。
【0039】実施例1 33.3部の3−アミノ−4−カルボメトキシ安息香酸
−2′,2′,6′,6′−テトラメチルピペリジル−
4′−アミドを、50部の氷酢酸および50部の水の溶
液中で1時間、室温にて撹拌する。次いで、40部の濃
HClを添加し、その混合物を室温で更に1時間撹拌し
た後、氷/水浴を使用し、50部の氷を加えて 0〜5
℃まで冷却する。15〜20分かけて十分撹拌しながら
、その混合物を4Nの亜硝酸ナトリウム水溶液26体積
部と反応させ、 0〜5 ℃で1時間冷却する。得られ
た塩化ジアゾニウム溶液は、次いで、完全に濾過する。
【0040】1−フェニル−3−メチル−5−ピラゾロ
ン−4′−スルホン酸25.4部を室温で水 100部
および20%NaOH(30%)20体積部に溶解する
。水 100部および氷21部の溶液をゆっくり加える
と生成物が折出する。 その懸濁物を 0〜5 ℃に冷却し、30分かけて撹拌
しながら冷却ジアゾニウム溶液と反応させる。
【0041】得られた黄色懸濁物を 0〜5 ℃で3時
間、20℃で1時間および80〜85℃で1時間撹拌し
た後、濾過し、折出物を洗浄して塩および酸を除去する
。生成物を80℃で乾燥した後、すりつぶす。得られた
生成物は式1a(モノマーとして示す)の黄色顔料であ
る。
【0042】
【化6】
【0043】式1aの生成物は、プラスチックおよびラ
ッカーを黄色に着色し、良好な堅ろう度を有する。
【0044】実施例2 1−アミノ−4−ブロモアントラキノン−2−スルホン
酸のナトリウム塩40.4部をCuCl(塩化銅(I)
) 2.0部および2,2,6,6−テトラメチル−4
−アミノピペリジン31.2部とともに水 300部中
で1時間、室温にて撹拌する。その混合物を80℃まで
加熱すると、深青色の懸濁物が生じる。これを80〜8
5℃で4時間および 100〜105 ℃で2時間撹拌
した後、約80℃に冷却し、折出物を濾過する。次いで
、その折出物を水洗して酸および塩を除去し、約65ミ
リバールの真空下、 100℃で乾燥する。得られる顔
料を 400mlのジメチルホルムアミドによって10
0℃で2時間処理して精製し、濾過・乾燥後、すりつぶ
す。得られる顔料は式2a(そのモノマー形で示す)の
ものであり、プラスチックおよびラッカーを青色に着色
し、良好な堅ろう度を有する。
【0045】
【化7】
【0046】3−アミノ−4−カルボメトキシ安息香酸
−2′,2′,6′,6′−テトラメチルピペルジル−
4′−アミドのかわりに等価量の3−アミノ−4−カル
ボメトキシ安息香酸−1′,2′,2′,6′,6′−
ペンタメチルピペリジル−4′−アミドを使用して実施
例1を繰り返すと同様の性質の顔料を製造することがで
きる。
【0047】実施例3〜29 下記式: D−N=N−K [式中、DおよびKは下記表で定義する。]の化合物を
、実施例1と同様の方法により、公知化合物から作るこ
とができる。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】実施例30 実施例2と同様の方法により、1モルの1−アミノ−4
−ブロモアントラキノン−2−スルホン酸および1モル
の4−アミノ安息香酸−2′,2′,6′,6′−テト
ラメチルピペリジル−4−アミドを用いて、良好な堅ろ
う度を有する青色顔料を製造することができる。
【0052】実施例31 実施例1と同様の方法により、1モルの3,4,9,1
0−ペリレンテトラカルボン酸二無水物を1モルの2,
2,6,6−テトラメチル−4−アミノピペリジンと反
応させた後、1モルのスルファニル酸と反応させると、
式31aの顔料を得ることができる。
【0053】
【化8】
【0054】この顔料は、プラスチック材料を赤色に着
色し、良好な堅ろう度を有する。
【0055】実施例32 実施例1と同様の方法により、1モルの3−アミノベン
ゼンホスホン酸をジアゾ化し、1モルの1,3−ビス(
2′,2′,6′,6′−テトラメチルピペリジル−4
′−)−5−アセトアセチルアミノベンズイミダゾロン
−2とカップリングすると、良好な性質を有する黄色着
色顔料が得られる。
【0056】実施例33〜35 下記の顔料が、実施例1と同様の方法により、適当な出
発原料から製造できる。
【0057】
【化9】
【0058】実施例36〜43 2−ヒドロキシ−3−[パラ−(2′,2′,6′,6
′−テトラメチルピペリジル−4−アミノカルボニル)
フェニルアミノカルボニル]ナフタレンのかわりに等価
量の2−ヒドロキシ−3−[パラ−(1′,2′,2′
,6′,6′−ペンタメチルピペリジル−4−アミノカ
ルボニル)フェニルアミノカルボニル]ナフタレンを使
用して実施例20〜26を繰り返す。
【0059】その結果得られる顔料の性質は、ほぼ同じ
である。
【0060】実施例1〜43のいずれか1つによって製
造した顔料を高沸点溶媒中、80〜180 ℃の温度で
、後処理すると、その顔料の明度および取扱い性を改善
することができる。
【0061】応用例A 実施例1の顔料4部を、脂肪含量32%のココ−アルデ
ヒド−メラミン樹脂の60%キシレン溶液50部、メラ
ミン樹脂の50%ブタノール溶液30部、キシレン10
部およびエチレングリコールモノエチルエーテル10部
の混合物96部とともにボールミル中で24時間磨砕す
る。次いで、得られる分散物をアルミニウムシート上に
噴霧し、30分間空気中で乾燥した後、 120℃で3
0分間熱する。その結果、耐光性および耐候性が非常に
良好な明度のある黄色フィルムが得られる。
【0062】応用例B 0.1%の染料で着色したPVCシート(有色染料と白
色染料との比は1:5)は、次のようにして作ることが
できる。
【0063】ジオクチルフタレートとジブチルフタレー
トとの等量部の混合物16.5部を混合し、実施例1の
顔料0.05部、二酸化チタニウム0.25部およびポ
リ塩化ビニル33.5部を加える。
【0064】次いで、その混合物を2つのローラーの間
で圧延してシートを作り、それをスパチュラで切断し、
一緒にして再び圧延する。一方のローラーは40℃の温
度に維持し、他方は 140℃に維持する。最後に、そ
の混合物をシートとして除き、 160℃の磨き金属版
の間で5分間プレスする。
【0065】その結果、明度が高く、移行性および耐光
性が非常に良好な黄色に着色したPVCフォリオが得ら
れる。
【0066】応用例C 室温にて10分間の「ドライカラリング」法により、U
V安定化した市販のポリプロピレン(スピンファイバー
型) 990部を実施例1の顔料10部と混合し、次い
で押出す。この生成物から、太さ15dtexの繊維を
紡ぐことができる。これらの繊維は、人工的エージング
を行わない着色繊維に比べて、200 ,400 ,6
00 および800 時間の人口的光エージング後の引
裂性が優れており、人工的光エージングを400 時間
行うと、未露光未処理サンプルに比べて、57%の引裂
性を示す。
【0067】応用例A,BおよびCは、実施例1の顔料
のかわりに、実施例2〜43のいずれか一つの等価量の
生成物を用いて繰り返すことができる。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式I: Am −F−Rn             (I)[
    式中、Aは一塩基酸基または二塩基酸基であり;Rは、
    脂肪族、脂肪族環または脂肪族複素環が結合したイミノ
    またはアミノN原子を含有する基であり;Fは染料残基
    であり;mは1または2であり;nは、Aが一塩基酸の
    場合、mと同義であり、Aが二塩基酸の場合、2mと同
    義である。]のモノマー単位由来の繰り返し単位を1個
    以上含む顔料。
  2. 【請求項2】  式Ia : (Am −F−Rn )p       (Ia )[
    式中、A,F,R,mおよびnは請求項1で定義したと
    おりであり、pは 2〜30の数である。]の繰り返し
    単位を含む顔料。
  3. 【請求項3】  Aが、−COOH,−SO3 H,−
    SO2 H, 【化1】 から選択されることを特徴とする請求項1または2に記
    載の顔料。
  4. 【請求項4】  RがR′[R′は、立体障害を有する
    アミン基を含有する基である。]であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか一項に記載の顔料。
  5. 【請求項5】  RがR″であり、R″は、式a)〜e
    ): 【化2】 [式中、R1 は水素、C1−4 アルキル、C1−4
     アルコキシまたは−CO−C1−4 アルキルから選
    択され;R2 は各々、独立してC1−4 アルキルで
    あり;R3 は各々、独立して水素またはC1−4 ア
    ルキルであるか、あるいは一方のR3 のみが更にフェ
    ニルから選択されてもよく、あるいは両方のR3 が一
    緒になってスピロ基−(−CH2 −)11−を形成し
    てもよく;−Y−は、−N− *CO−または−CO−
     *N−の基であって、その炭素原子および窒素原子は
    、Yが結合する炭素原子および該炭素原子と結合する酸
    素原子とともに5員環を形成するように位置し、星印の
    原子が、R3 が結合している炭素原子に結合する。]
    の基であることを特徴とする請求項4に記載の顔料。
  6. 【請求項6】  RがR″′[R″′は、2,2,6,
    6−テトラメチルピペリジニル−4−または1,2,2
    ,6,6−ペンタメチルピペリジニル−4である。]で
    あることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記
    載の顔料。
  7. 【請求項7】  FがF′[F′は、モノアゾ系、ビス
    アゾ系、アントラキノン系、ペリノン系およびイソイン
    ドリン系の染料の残基から選択される。]であることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の顔料。
  8. 【請求項8】  AがA″[A″はスルホン酸基または
    カルボン酸基である。]であることを特徴とする請求項
    7に記載の顔料。
  9. 【請求項9】  Aがスルホン酸基であることを特徴と
    する請求項7または8に記載の顔料。
  10. 【請求項10】  mが1であり、nが1または2であ
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載
    の顔料。
  11. 【請求項11】  式I: Am −F−Rn       (I)[式中、Aはス
    ルホン酸基またはカルボン酸基であり;RはR″′(R
    ″′は2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル−4
    −または1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジニ
    ル−4である。)であり;FはF″(F″はアゾ系また
    はアントラキノン系の染料の残基である。)であり;m
    およびnは共に1である。]のモノマー単位由来の繰り
    返し単位を1個以上含む顔料。
  12. 【請求項12】  実質的に本明細書中の実施例のいず
    れか一つによって記載された顔料。
  13. 【請求項13】  請求項1〜12のいずれか一つに記
    載された顔料を適用したポリマー物質。
  14. 【請求項14】  m個のA基を含む化合物をn個のR
    基を含む化合物と、一方の化合物がFの基を含むように
    するか、両方の化合物が各々、反応によりF基を形成す
    る前駆体を含むようにして、反応させることを含む請求
    項1〜12のいずれか一項に記載の顔料の製造方法。
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