JPH0433601Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、舞台照明器具を支持するのに適した
装置に関する。

従来の技術 従来、舞台照明具を支持する装置では、ダクト
部材とこれに直交する保持部材（保持部材は照明
具を支持するパイプを保持）が組立てた状態で出
荷されていた。

考案が解決しようとする問題点 上述した従来の技術では、全体の梱包容積が極
めて大きくなり、コストアツプになるという問題
点があつた。従つて、本考案は、上記問題点を解
決することを目的とする。

問題点を解決するための手段 上述した問題点を解決するために、本考案は、
ダクト部材に開口側が狭く内側に広い切欠部が設
けられ、保持部材はこの切欠部に挿入され約90°
回動して保持部材の側面に延出した支持面が前記
ダクトの下面を支持するものである。

作 用 上述した本考案の手段によれば、ダクトを保持
部材とは組立が容易であるので、両者を組み立て
ずに出荷でき、梱包容積を低減できるという作用
を有する。

実施例 本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。

主たるダクト１（図示しない配線等を収める）
を連結する部分に位置するダクト部材２には開口
側が狭く内側が広い切欠部２ａと矩形状の切欠部
２ｂが各々形成される。図示しない照明具を支持
するパイプ３を保持する保持部材４は第２図の状
態で切欠部２ａ，２ｂに挿入され、約90°回動さ
せた第１図の状態で保持部材４の側面に固着され
て延出した支持面４ａがダクト２の下面を支持す
るようになる。支持面４ａの反対側にも支持面４
ｂがあり、保持部材４をどちらに回動しても切欠
部２ａは閉塞される。又、下方にある支持面４
ｃ，４ｄはいずれか一方がダクト部材２の下面を
支持し、他方が切欠部２ｂを閉塞する。パイプ５
は保持部材４の上側に保持され、パイプ５はワイ
ヤー６で吊持される。第３図はダクト１，１をダ
クト部材２の両側からはめ合わせる過程を示し、
ダクト１，１はダクト部材２の外面に位置するよ
うにはめ合わされ、スリツト１ａには保持部材４
が位置する。そして、ビス７によつてダクト１と
ダクト部材２とが結合される。

上記構成によると、ダクト２と保持部材４とは
組立てない状態で出荷しても現場での組立てが容
易であるので、出荷時の梱包容積を極小化でき、
コストダウンが可能である。

なお支持面４ａ〜４ｄの数は実施例通りでなく
てもよい。

考案の効果 以上詳述したことから明らかなように、本考案
によれば、ダクトと、このダクトと直交した組立
状態となる保持部材とを未組立のまま出荷できる
から、梱包が小さくなり、現場での組立も簡単に
行えるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例による装置の要部斜視
図、第２図は同分解斜視図、第３図はほぼ全体を
示す斜視図である。 ２……ダクト部材、２ａ……切欠部、３……パ
イプ、４……保持部材、４ａ〜４ｄ……支持面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ダクト部材に開口側が狭く内側が広い切欠部が
   設けられ、照明具を支持するパイプを保持する保
   持部材が前記切欠部に挿入され約90°回動させた
   状態で前記保持部材の側面に延出した支持面が前
   記ダクトの下面を支持する照明具支持装置。