JPH0433440A - マルチリンク手順の音声呼処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマルチリンク手順の音声呼処理方式に関する。

〔従来の技術〕

従来のマルチリンク手順の音声呼処理方式は、音声呼と
一般呼が同時に流れる場合、一般呼の送信を中断して音
声呼を優先して送受信していた。

すなわち第３図の信号処理の説明図に示すように、一つ
の中継回線上に音声呼０．Ｐと一般呼Ｑとが存在し、一
般パケットＱ１を送信中に音声パケットＰ２が割込んで
きた場合には、一般パケットＱ１の送信を中断し、（す
でに送信したパケットはＱｌ−１）音声パケットＰ２を
先に送信し、その後Ｑ１の残りであるＱｌ−２のパケッ
トを送信する。

なお、音声パケットは呼の性質上実時間性を要求される
ことから遅延を最小限に抑えるよう制御している。この
ため音声パケットは、パケット長が短かく一定長である
のに対し、一般呼のパケットはデータ量により可変長と
なっている。従って一般パケットＱ２の様に長いパケッ
トを送信している時に音声パケット０３．Ｐ３が発生し
た場合、Ｑ２はＱ２−１．Ｑ２−２．Ｑ２−３のように
分割して送信される。この様に一般パケット送信中に音
声パケットが発生すると一般パケットはｎ個に分割して
送信される。また受信側では分割された一般パケットを
組立てる処理を必要としている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のマルチリンク手順の音声呼処理方式は、
音声呼の性質上通信の実時間性が要求されることから遅
延を最小限に抑えるよう最優先で送信するよう制御して
いた。このため音声呼と一般呼とが同時に流れる場合は
、一般呼の送信は中断され、間に音声呼が割込んで送信
を行い、一方受信側では分割された一般呼のパケットを
待合せ組立てるという処理が生ずるため一般呼が流れ難
くなるという問題点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のマルチリンク手順の音声呼処理方式は、使用可
能な回線にパケットを分配し前記回線から受信した前記
パケットを再順序化しパケットレベルに送るマルチリン
ク手順の音声呼処理方式において、音声呼を送信するた
めにスループットの大きい回線および既に音声呼の有る
回線のいずれか一方を選択し、前記選択した回線に対し
音声呼が無くなるまで音声呼を固定的に割当てて送受信
を行い、一般呼に対しては音声呼の無い回線を分配して
送受信を行う構成である。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例のマルチリンク回線使用方法
の説明図である。

パケット交換局（以下局と記す）Ａの音声端末Ｃから局
Ｂの音声端末Ｅへの音声呼が有る場合、局Ａのマルチリ
ンク制御部Ｍでマルチリンクを構成する回線群（■〜Ｌ
）で使用可能な回線に割当て（本実施例では回線Ｊ）、
その後この呼が無くなるまで同一の回線（本実施例では
回線Ｊ）を使用する。さらに二つ目の音声呼が有る場合
には（例えば、局Ａの音声端末りから局Ｂの音声端末Ｆ
への音声呼）、既に音声呼が割り当てられている回線（
従って本実施例では回線Ｊ）を割当てる。局Ａの一般端
末Ｇから局Ｂの一般端末Ｈへの一般呼は、局Ａのマルチ
リンク制御部Ｍが、音声呼の無い回線Ｉ、に、Ｌに割り
当ててＢ局に送信する。受信した局Ｂのマルチリンク制
御部Ｎでは再順序化して端末Ｈに送信する。

次にマルチリンク制御部の動作について説明する。

第２図は音声呼と一般呼の送信回線選択手順を示す流れ
図である。

まず、ステップ（以下Ｓと記す）１で音声呼か一般呼か
を判定する。音声呼である場合には、Ｓ２でマルチリン
クを構成している回線群工〜Ｌ内に既に音声呼を扱って
いる回線が有るか無いかを判定する。音声呼が回線群Ｉ
〜Ｌのどれにも未だない場合は、Ｓ５で回線スルーブツ
トの大きさを確認し、大きさが異なればＳ７で■〜Ｌ内
で残量スループットの最も大きい回線に割当てる。回線
のスルーブツトが同じ場合は、Ｓ６で予め定められた順
番で次に使用される回線に割当て、以後該音声呼に属す
るパケット（音声パケット）の通信はこの回線を固定的
に使用して送受信を行う。また音声呼が既に回線群Ｉ〜
Ｌのいずれかに有る場合には、新たに発生した音声呼は
Ｓ３で既に音声呼の有る回線のうち音声呼のスループッ
トの合計が回線のスループットを越えない回線で残量ス
ループットが最大の回線をみつけ、Ｓ４でこの回線に割
当てる。以後この音声呼は、この回線を固定的に使用し
て送受信を行う。この時音声呼に割当てた回線に既に一
般呼に属するパケット（一般パケット）が有り音声呼に
より一般呼の遅延が発生した場合はマルチリンク手順に
より再送される。

（再送する際、他の音声呼の無い回線を選択する。）Ｓ
ｌでの判定が一般呼の場合は、Ｓ８で回線スルーブツト
に応じた比率選択を行い同一スループットの場合は同じ
比率で回線を選択する。次に８９でこの選択した回線に
音声呼が有るか否かを判別し、音声呼が有る場合にはＳ
８に戻って回線の再選択を行い、Ｓ１０で音声呼の無い
回線に分配して送受信を行う。

なお、上記実施例の第２図には表示していないが、音声
呼のスループットが回線のスルーブツトに比べて小さい
場合は、回線スループットから音声呼のスループットを
除いた残量スループットと、他のマルチリンクを構成す
る回線のスループットとで回線スルーブツトに応じた比
率選択を行い一般呼の送信を行うことも可能である。ま
た音声呼がマルチリンクを構成するすべての回線に存在
する場合にも、回線のスルーブツトから音声呼のスルー
ブツトを除いた残量スループットにより比率選択を行い
一般呼の送信を行うことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、音声呼を送信するために
スルーブツトの大きい回線および既に音声呼の有る回線
のいずれか一方を選択し、選択した回線に対し音声呼が
無くなるまで音声呼を固定的に割当てて送受信を行い、
一般呼に対しては音声呼の無い回線を分配して送受信を
行うことにより、一般呼を分割せずに送受信することを
可能とし一般呼の流れを円滑にすることができる効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のマルチリンク回線使用方法
の説明図、第２図は音声呼と一般呼の送信回線選択手順
を示す流れ図、第３図は従来のマルチリンク手順の音声
呼処理方式の信号処理の説明図である。 Ａ、Ｂ・・・パケット交換局（局）、ｃ、Ｄ、Ｅ。 Ｆ・・・音声端末、Ｇ、Ｈ・・・一般端末、Ｉ、Ｊ、Ｋ
。 Ｌ・・・マルチリンク回線、Ｍ、Ｎ・・・マルチリンク
制御部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 使用可能な回線を選択してパケットを分配し前記回線か
   ら受信した前記パケットを再順序化しパケットレベルに
   送るマルチリンク手順の音声呼処理方式において、音声
   呼を送信するためにスループットの大きい回線および既
   に音声呼の有る回線のいずれか一方を選択し、前記選択
   した回線に対し音声呼が無くなるまで音声呼を固定的に
   割当てて送受信を行い、一般呼に対しては音声呼の無い
   回線を分配して送受信を行うことを特徴とするマルチリ
   ンク手順の音声呼処理方式。