JPH04333700A - 古新聞再生用紙の製造方法とその製品

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）　この発明は、古新聞紙をピータ機等により打叩して窯
入れし分解して、再度、再製紙として利用する様なこと
をせずに、古新聞紙そのままに加工して多少厚手の用紙
として再生使用とするものである。

（従来の技術）　従来は使用済みの用紙、とくに古新聞紙の再生利用に
当たつては、苛性ソーダ等によりピータ機にて叩解脱色
して、製紙時のバルブの充填剤として利用されてきたも
のであつた。

しかし、この方法ではその歩留まりは１０数％にしか過
ぎないもので、効率の非常に悪いものであった。

（発明が解決しよとする課題）　前述の如く古新聞紙の再生利用方法としては、従来の
苛性ソーダその他の薬品を添加してのピータ機による叩
解脱色の再生方法が効率が悪い上に、費用もかかる為に
、古新聞紙をそのまま利用が出来て、しかも効率がよく
て、費用も低廉であるものの開発が要望されていた。

本発明はこれらの要望に応えるために開発されたもので
ある。

（課題を解決するための手段）古新聞紙を一枚、或は複数枚数を貼着し、且つ、その両
面に顔料をコーティングして再生洋紙として使用する。

以上の製造方法からなる古新聞再生洋紙の製造方法とそ
の製品。

（作用）古新聞紙を一枚、或は複数枚数を貼着して、その両面に
顔料をコーティングしてあるので、そのまま用紙の上面
に印刷等を施して利用することが出来る。

特に、古新聞紙の両面に顔料層があるので、アート紙、
名刺、画用紙、壁紙その他の稍厚手の用紙としての使用
に好適である。

（実施例）　以下、本発明の実施例について、図面を参照して詳細
に説明する。

第１図は、本発明の古新聞再生洋紙の一部断面図であつ
て、古新聞紙を二枚貼着した場合を示すが、勿論古新聞
紙は一枚であつてもよい。

古新聞紙（２）、（３）は互いに貼着されてをり、その
両面に顔料層（１）、（４）がコーティングされている
。

本発明は以上の様な簡単な構成であるが、この再製洋紙
を製造するにあたっては次の様にすることになる。

先ず、本発明は古新聞紙が一枚の場合は勿論そのままで
あるが、複数枚数の場合は、各々の古新聞紙を互いに貼
着する。

貼着にあたつては、二枚の古新聞紙が貼着できればよい
ので、その使用する糊等にたいしても特別のものでなく
、貼着できるものであれば、特に、その材料については
問はない。

使用する顔料は、消泡剤及び陰イオン界面活性剤を添加
して、コーティングする事により古新聞紙の湿潤性、収
縮性を防止した顔料が使用されて、古新聞紙の表面に顔
料のコーティングを可能とし印刷しやすいものが用いら
れる。

顔料の成分としては、チタン白（エマルジョン水溶性用
）、水溶性樹脂溶液が主体の成分であつて、これにプロ
ピレングリコール、消泡剤、増粘剤、溶剤と水、陰イオ
ン界面活性剤等が必要な割合で添加されているものが使
用されている。

この為に本発明の古新聞再生洋紙は、その表面に容易に
印刷ができるので、画用紙、名刺、ポスター用紙、アー
ト紙や更に壁紙としても使用できるものである。

（発明の効果）　本発明は以上の如き構成であるので、次ぎに記載する
如き特有の効果を有する。

本発明の古新聞再生洋紙は、その製造方法に於いて、ピ
ータ機の如き機械を用いて、叩解、脱色することがなく
、古新聞紙をそのまま、或は二枚を貼着して両面に顔料
をコーティングしただけであるので製造方法が簡単であ
つて、廉価に製造ができる。

しかも、この再生洋紙の両面は顔料層となつているので
容易に、しかも美麗に印刷できるので、画用紙、名刺用
、ポスター用紙、或はアート紙や壁紙として利用できる
ので、その利用範囲は非常に広範囲である。

この為に現在の一般的な再生紙の製造方法に用いられて
いる膨大な設備も必要とせず、この為の諸資材も必要と
せず、燃料や電力等も殆ど要らないので、省資源にも貢
献することになり、その利用価値は計り知れないものが
ある。

【図面の簡単な説明】

　第一図は本発明の一部断面図２、３…古新聞紙１、４…顔料層特許出願人　岡持　壽一

【特許請求の範囲】