JPH04333416A - 仕分けシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、商品の流通過程におい
て小売店，卸問屋，メーカー間で生じる物品の仕分け作
業、例えば返品処理作業を機械化したシステムに関する
。

【０００２】

【従来の技術】従来、商品の流通過程における商品の仕
分け作業、特に卸問屋等の流通の中間段階で発生する小
売店からの返品の仕分け作業は機械化されておらず、以
下の工程を人手作業で処理している。 （１）　返品の検品，品種・メーカー・数量の確認，小
売店毎の返品リスト作成 （２）　小売店毎の返品のメーカー別仕分け（３）　１
日作業分のメーカー別返品リストの作成〔品名・品種・
数量〕 （４）　上記（１）（３）のリストに基づく小売店毎及
びメーカー毎の商品情報の電算機入力 （５）　上位コンピュータにおける小売店及びメーカー
毎の売掛・買掛金処理

【０００３】また、アパレルメーカー，出版社の一部で
は、再販可能な商品のみを対象とする情報管理システム
を導入してはいるが、返品のメーカー別仕分け及び小売
店からの返品伝票との照合・数量割り付け等により得ら
れる売掛・買掛処理のためのデータ管理機能は有してい
ない。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
仕分け作業には多くの労力が必要であって膨大な人件費
を要するにもかかわらず、多数の人手と工程を経由する
途中で確認ミス，記入ミス，入力ミス等の作業ミスが発
生し易いため、作業結果のデータは信頼性に乏しいとい
う問題があった。

【０００５】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであって、仕分け作業の当初で読み取っ
たバーコード等の商品の属性情報に基づいて、仕分け，
リスト作成及び伝票データ管理までの一連の工程を自動
的に処理することにより、人手入力によるミスがなくて
データの信頼性が高く、また作業効率が高い仕分けシス
テムの提供を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の仕分けシステム
は、送付元からの物品を送付先別に仕分けるとともに、
送付伝票データを作成する仕分けシステムであって、物
品を載置して搬送する載置台、該載置台の移動手段、及
び該載置台が搬送した物品を収納する収納体を有する仕
分け機と、物品に付されてある物品の属性を示す情報を
読み取り、前記仕分け機によって物品を送付先別に仕分
けるべく前記仕分け機を制御する手段、前記仕分け機に
より仕分けられた個数を物品の属性別に計数する手段、
該手段が計数した属性別の個数を記憶する手段、該手段
が記憶するデータを出力する手段、送付先別の、物品の
属性別の個数に基づいて送付伝票データを作成する手段
、及び該手段により作成された送付伝票データを出力す
る手段を有する制御装置とを備えたことを特徴とする。

【０００７】

【作用】本発明の仕分けシステムは、商品に付されてあ
るバーコード等の商品の属性情報を読み取り、仕分け機
の載置台に返品を載置して搬送し、送付先別に割り当て
られてある収納体に物品を収納し、物品を送付元別及び
送付先別に自動的に仕分ける。自動仕分けに伴って、物
品個数を商品の属性別に計数して記憶しておき、このデ
ータに基づいて集計リストを出力するとともに、送付伝
票データを作成し、この集計データ及び送付伝票データ
はフロッピーディスクでの記憶，回線の利用による伝送
等によって上位コンピュータへ出力され、上位コンピュ
ータでのバッチ処理，オンライン処理等によって売掛・
買掛処理が行われる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて説明する。図１は本発明に係る返品仕分けシステム
（以下、本発明システムという）の構成を示す斜視図で
ある。図中１は返品仕分け機であって、メーカー別に仕
分けられた商品を収納するバスケット１１及び投入口に
て作業者により積載された返品３を搬送するトレー１２
を備えており、トレー１２は垂直ループを描いて循環し
、該当するバスケット１１の位置にて傾いて積載してい
る商品をバスケット１１に脱荷すべく制御される。

【０００９】メインスイッチ，原点復帰スイッチ，自動
／手動セレクタスイッチ，非常停止スイッチ等が配され
た制御盤２１を備えるシーケンサ２が返品仕分け機１の
動作を制御するが、自動仕分けの場合、前記制御装置た
る後述の仕分けコントローラ４から与えられるデータに
基づいて返品仕分け機１を制御する。

【００１０】図２は仕分けコントローラ４の構成示す斜
視図である。仕分けコントローラ４は、商品に印刷され
てあるバーコードを読み取るバーコードスキャナ４１、
バーコードスキャナ４１が読み取ったデータ及び後述す
るテンキーから入力されたデータを処理するコンピュー
タとハードディスク，フロッピーディスク等の記憶手段
とからなる制御部４２、テンキー，スタートキー，停止
キー，リセットキー等を備えた操作パネル４３、操作パ
ネル４３から入力されたデータ又は制御部４２からのデ
ータを表示する表示画面及び制御部４２の処理結果を印
字するプリンタ４５を備え、自動仕分けのデータは制御
部４２からシーケンサに与えられる。

【００１１】また、仕分けコントローラ４はＪＡＮコー
ド及び商品名が対応付けて登録された商品データ，メー
カー名が登録されたメーカーデータ，得意先の会社コー
ド／店コード及び会社名が対応付けて登録されてある得
意先データ等のマスタデータを備えており、各マスタデ
ータは、それぞれ新規登録，登録変更，登録削除，一括
更新等のメンテナンスが可能である。

【００１２】以上のような構成の本発明システムにおけ
る仕分け動作を、図３に示すフローチャートに基づいて
説明する。なお、図４乃至図７は仕分けコントローラ４
の表示画面４４上の表示例を示す図であって、図４はバ
スケット割り付け画面、図５は得意先（小売店）割り付
け画面、図６は仕分け運転中の画面、図７は返品伝票照
合画面である。

【００１３】シーケンサ２の電源を投入後、原点復帰ス
イッチをオンしてトレーを原点復帰させ（Ｓ１）、返品
仕分け機１を自動運転のスタンバイ状態にセッットアッ
プする。一方、仕分けコントローラ４の電源を投入し、
図４に示すような表示画面４４を見ながら、対話形式で
、メーカー一覧メニューからメーカーを選択して返品先
メーカー毎の脱荷バスケット１１の割り付けを行う（Ｓ
２）。バスケットの割り付けは、返品仕分け機１の電源
のオン・オフにかかわらず仕分けコントローラ４側で独
立して実施できる。この割り付けは、メーカーを予め割
り付けた６種類の割り付けモデルを予め作成しておくこ
とが可能であって、割り付けモデルの中から１種を選ん
で割り付けを行ってもよく、また、予め登録されている
メーカーデータから希望するメーカーを個別に割り付け
てもよい。

【００１４】次に、図５に示すように、返品元である得
意先（小売店）の会社コード，店コードをキー入力もし
くは予め登録されている得意先データから該当する得意
先を画面上で選択して設定する（Ｓ３）。これで仕分け
自動運転の準備完了となり、自動仕分け運転開始キーを
押すと、図６に示すような自動仕分け運転の画面が表示
される。なお、仕分け作業は１つの得意先を１シフトと
して扱う。

【００１５】自動仕分け運転が開始されると、作業者は
返品３を１個ずつ取り出してバーコードスキャナ４１上
を通過させ、バーコードスキャナ４１は、返品３に印刷
されているバーコードを読み取る（Ｓ４）。バーコード
を読み取った返品３を投入口に位置するトレー１２に載
置する。作業者は、バーコードスキャナ４１にバーコー
ドを読み取らせ、返品３をトレー１２に載置する作業を
繰り返す。なお、同一種の返品３を続けてトレー１２に
投入する場合、２個目以降の商品のバーコード読み取り
は省略して個数のみをカウントする。

【００１６】投入口に位置するトレー１２に返品３が載
置されると、仕分けコントローラ４の制御部４２はバー
コードスキャナ４１が読み取ったバーコードに基づいて
バスケット番号を割り出し（Ｓ５）、そのバスケットの
アドレスデータをシーケンサ２に与える。シーケンサ２
は、仕分けコントローラ４から与えられた指示により、
指定アドレスのバスケット１１までトレー１２を搬送し
て脱荷し（Ｓ６）、制御部４２は商品別の個数データを
カウントする（Ｓ７）。

【００１７】作業中のシフト分が終了するまで、以上の
動作を繰り返す（Ｓ８）。全ての返品をトレー１２に載
荷し終えた時点で、作業者が仕分けコントローラ４から
終了を指示すると、仕分けコントローラ４は終了信号を
シーケンサ２へ送る（Ｓ９）。シーケンサ２は、トレイ
１２にまだ載荷されてある商品を全て払い出し（Ｓ１０
）、脱荷を終了した位置で返品仕分け機１を停止し、返
品仕分け機１は次のシフト運転のスタンバイ状態となる
。

【００１８】１シフトの返品仕分け作業が完了すると、
制御部４２に収納されているコンピュータによって１シ
フトの集計を行い（Ｓ１１）、得意先別の集計データを
プリンタ４５によって印字する。次に、返品伝票照合の
要求の有無を判定し（Ｓ１２）、返品伝票の照合が要求
されると、図７に示すように、１シフトの集計データを
画面表示する。作業者は、得意先からの返品伝票をもと
に品名・品種・数量の照合を表示画面４４上で行い（Ｓ
１３）、１シフトの返品の情報処理作業を完了する。な
お、本実施例では、返品伝票上の個数と仕分けコントロ
ーラ４によるカウント個数とが異なる場合、仕分けコン
トローラ４による個数を優先する。この時点で一時記録
されていた照合データは返品伝票データとして制御部４
２のフローッピーディスク等に記録される。

【００１９】以上のようにして、１日数シフトの返品処
理作業を行った後、１日データ集計モードにして（Ｓ１
４）、１日分のメーカー別集計リストのプリントアウト
、メーカー別集計ファイルの作成、得意先別集計ファイ
ルの作成、返品伝票ファイルの作成を実行して１日デー
タの集計を終了し（Ｓ１５）、１日分の返品処理作業が
完了する。

【００２０】１日データの集計と返品伝票データの後処
理としては、メーカー別集計ファイル，得意先別集計フ
ァイル，返品伝票ファイルの作成時に各々のデータをフ
ロッピーディスクに記録しておき、上位コンピュータに
バッチ処理でデータを供する方法と、回線によってオン
ラインでデータを伝送する方法とが可能である。

【００２１】以上のように、本発明の返品仕分けシステ
ムによれば、得意先，卸問屋，メーカー間の売掛・買掛
処理に必要な返品情報が返品仕分けに伴って得られるの
で、売掛・買掛処理を日単位でバッチ処理又はリアルタ
イム処理することが可能となって作業効率が高まるとと
もに、売れ筋商品，死に筋商品等に対する手当てを迅速
，タイムリーに行えるという効果が得られる。

【００２２】なお、本実施例では仕分けコントローラ４
がカウントした返品の個数を得意先からの返品伝票上の
数量に優先させたが、得意先からの返品伝票上の数量を
優先させることも可能である。その場合は、図７に示す
照合画面上で伝票上の数量を該当する商品名の欄に入力
する。

【００２３】また、本実施例では同一種の返品３を続け
てトレー１２に投入する際、２個目以降の返品３のバー
コード読み取りを省略する場合について説明したが、最
初の１個のバーコードを読み取らせた後、同一種の商品
の数を、テンキー，専用リピートキー等を用いて入力す
る構成であってもよい。

【００２４】さらに、本実施例では返品の仕分けについ
て説明したが、仕分けの対象は返品に限るものではなく
、情報処理，伝票処理を伴う種々の物品の仕分けに適用
可能である。

【００２５】

【発明の効果】以上のように、本発明の仕分けシステム
は、仕分け作業の初期の段階で、物品に付されてあるバ
ーコード等の物品の属性情報を読み取り、その商品情報
をシステムの最終段階である送付伝票データ作成時まで
共通的に用いるので人手による入力ミスが発生せず、デ
ータの信頼性が高く、また、送付先別の物品の仕分け及
びリストの作成を機械的に行うので、作業精度が向上す
るとともに作業工数が大幅に削減されて人的省力化の効
果が得られるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明システムの構成を示す斜視図である。

【図２】本発明システムの仕分けコントローラの拡大斜
視図である。

【図３】本発明システムによる自動返品仕分けの動作を
説明するフローチャートである。

【図４】本発明システムにおけるバスケット割り付け画
面の表示例を示す図である。

【図５】本発明システムにおける得意先設定画面の表示
例を示す図である。

【図６】本発明システムにおける仕分け運転画面の表示
例を示す図である。

【図７】本発明システムにおける返品伝票照合画面の表
示例を示す図である。

【符号の説明】

１　　　　返品仕分け機 ３　　　　返品 ４　　　　仕分けコントローラ １１　　バスケット １２　　トレー ４１　　バーコードスキャナ ４２　　制御部 ４３　　操作パネル ４４　　表示画面 ４５　　プリンタ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　送付元からの物品を送付先別に仕分け
   るとともに、送付伝票データを作成する仕分けシステム
   であって、物品を載置して搬送する載置台、該載置台の
   移動手段、及び該載置台が搬送した物品を収納する収納
   体を有する仕分け機と、物品に付されてある物品の属性
   を示す情報を読み取り、前記仕分け機によって物品を送
   付先別に仕分けるべく前記仕分け機を制御する手段、前
   記仕分け機により仕分けられた個数を物品の属性別に計
   数する手段、該手段が計数した属性別の個数を記憶する
   手段、該手段が記憶するデータを出力する手段、送付先
   別の、物品の属性別の個数に基づいて送付伝票データを
   作成する手段、及び該手段により作成された送付伝票デ
   ータを出力する手段を有する制御装置とを備えたことを
   特徴とする仕分けシステム。