JPH04319536A - 光ディスク装置のアクセス制御装置 - Google Patents

光ディスク装置のアクセス制御装置

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JPH04319536A
JPH04319536A JP8866291A JP8866291A JPH04319536A JP H04319536 A JPH04319536 A JP H04319536A JP 8866291 A JP8866291 A JP 8866291A JP 8866291 A JP8866291 A JP 8866291A JP H04319536 A JPH04319536 A JP H04319536A
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JP
Japan
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actuator
speed
coarse
fine
control mode
Prior art date
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Withdrawn
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JP8866291A
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Inventor
Toshihiro Ogata
利廣 尾方
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学ヘッドを目的位置
へ移動させるための光ディスク装置のアクセス制御装置
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスク装置のアクセス制御
装置は、応答速度の高く可動範囲が小さい小型で、対物
レンズを移動させるアクチュエータ(精アクチュエータ
)と、この精アクチュエータに対して、可動範囲の大き
く応答性の低いボイス・コイル・モータ等の粗アクチュ
エータと備え、両アクチュエータを用いて光スポットを
所定のトラックへアクセスすると共に、トラッキング制
御するようになっている。この種の光ディスク装置のア
クセス制御装置は、目的のトラック位置へ光学ヘッドを
移動させる場合、光学ヘッドを粗アクチュエータによっ
て移動し、目的トラックの近傍で、トラッキングサーボ
を行ってデータを読み取り、目標位置がずれている場合
は、精または粗のアクチュエータを用いてトラック位置
を修正し、正しい位置でトラッキングを行うようになっ
ている。
【0003】特開昭60−263379号公報には、光
ディスクの回転偏芯が生じても高速のアクセスができる
ように改良した装置が開示されている。この公報記載の
装置において、移動の初期は外部リニアスケールより得
た光学ヘッドの速度制御を行い、目標位置の近傍では、
トラックエラー信号より得た対物レンズと光ディスクと
の相対速度により光学ヘッドの速度制御を行うよう装置
が記載されている。図7に示すように、前記装置は、光
学ヘッドがリニアモータ70によ左右に移動する一方、
図示しない光センサとスリット板とにより光学ヘッドの
移動量に比例したパルス71を得る。F/Vコンバータ
72は、前記パルス71をスイッチ73を介して入力し
、光学ヘッドの移動速度vrを検出する。光学ヘッドが
目標位置へ移動する場合、コントロール74は、目標距
離に応じた光学ヘッド速度vRをアンプ75へ指示し、
光学ヘッドは目標位置へ近づくに従って速度を落として
いく。このとき、コントロール回路74は、前記パルス
71を入力し目標位置までの距離を監視している。 そして、光学ヘッドが目標位置の近傍(所定の距離)に
到達した場合、スイッチ73を切り替え、トラックエラ
ー信号を波形整形回路76を介して入力する。コントロ
ール回路74は、目標位置の近傍から、トラックエラー
信号により光学ヘッドの速度制御を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置のように、粗アクチュエータ(ヘッドキャリッジ)
の速度検出手段により得た速度での移動から、光スポッ
トと光ディスクとの相対的速度検出手段により得た速度
での移動へ切り替えた場合、精アクチュエータに対して
粗アクチュエータの応答性が悪いため、偏芯などの外乱
で粗アクチュエータの速度検出手段より得た速度での目
標速度と、相対速度検出手段より得た相対速度での移動
時の目標速度に差があると、精アクチュエータはその速
度残差をなくそうとして中立位置より動き、精アクチュ
エータの位置が中心位置よりずれるという欠点がある。
【0005】中心位置のずれが微小な範囲を移動する精
アクチュエータの可動範囲を越えた場合、つまり中立位
置からのずれが精アクチュエータの可動範囲に達すると
精アクチュエータの動きが制限され、また精アクチュエ
ータが中心位置よりずれた場合でも、出射されるレーザ
光の光軸が傾くことになり、トラックエラー信号が正常
に検出できない等の問題が発生し、安定して相対速度に
よる速度制御ができなくなる。
【0006】本発明は、前記事情にかんがみてなされた
もので、精アクチュエータの速度検出手段より得た速度
を用いた速度制御から、光スポットと光ディスクとの相
対速度を用いた速度制御へ切り替えても、偏芯などの外
乱に対し安定して相対速度による速度制御を行える光デ
ィスク装置のアクセス制御装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1記載の光
ディスク装置のアクセス制御装置は、光スポットを光デ
ィスク上の所望の位置へ移動、合焦させ、情報の記録、
消去、再生を行う光ディスク装置のアクセス制御装置で
あって、光スポットを光ディスク上で微小な距離だけ移
動させる精アクチュエータと、光スポットを光ディスク
の径方向に広範囲に移動させる粗アクチュエータと、精
アクチュエータの中立位置からのずれを検出する精アク
チュエータ中立位置ずれ検出手段と、前記粗アクチュエ
ータの移動速度を検出する粗アクチュエータ速度検出手
段と、光スポットと光ディスクとの相対速度を検出する
相対速度検出手段と、前記精アクチュエータ、または前
記粗アクチュエータのいづれか一方のサーボゲインを所
定値に可変して設定するアクチュエータ・サーボゲイン
可変設定手段とを有し、前記粗アクチュエータ速度検出
手段より得た速度を用いて、目標速度で粗アクチュエー
タを移動させる一方、精アクチュエータを粗アクチュエ
ータに追従するように制御する第1の制御モードと、前
記相対速度検出手段より得た速度を用いて、目標速度で
精アクチュエータを移動させる一方、粗アクチュエータ
を精アクチュエータに追従するように制御する第2の速
度制御モードとを有し、第2の速度制御モードへの移行
時に、前記アクチュエータ・サーボゲイン可変設定手段
により、精アクチュエータまたは粗アクチュエータのい
づれか一方のサーボゲインを前記所定値に可変して設定
する。
【0008】(2)請求項2記載の光ディスク装置のア
クセス制御装置は、前記(1)記載の光ディスク装置の
アクセス制御装置において、前記速度制御モードの移行
から所定時間の間、前記アクチュエータ・サーボゲイン
可変設定手段により、前記精アクチュエータまたは粗ア
クチュエータのいづれか一方のサーボゲインを所定値に
可変し設定を行うための時間計測手段を備えている。
【0009】(3)請求項3記載の光ディスク装置のア
クセス制御装置は、前記(1)記載の光ディスク装置の
アクセス制御装置において、前記速度制御モードの移行
から、精アクチュエータと粗アクチュエータとの相対位
置が所定の値以下となるまでの間、前記アクチュエータ
・サーボゲイン可変設定手段により、前記精アクチュエ
ータまたは粗アクチュエータのサーボゲインのいづれか
一方のサーボゲインを所定値に可変し設定を行うための
相対位置比較手段を備えている。
【0010】
【作用】(1)請求項1記載の構成で、第1の制御モー
ドでは、前記粗アクチュエータ速度検出手段より得た速
度を用いて、目標速度で粗アクチュエータを移動させる
一方、精アクチュエータを粗アクチュエータに追従する
ように制御し、第2の速度制御モードは、前記相対速度
検出手段より得た速度を用いて、目標速度で精アクチュ
エータを移動させる一方、粗アクチュエータを精アクチ
ュエータに追従するように制御し、この第2の速度制御
モードへの移行時に、前記アクチュエータ・サーボゲイ
ン可変設定手段により、精アクチュエータ、または粗ア
クチュエータのいづれか一方のサーボゲインを前記所定
値に可変して設定する。
【0011】(2)請求項2記載の構成で、第1の速度
制御モードから第2の速度制御モードへの移行から所定
時間の間、前記アクチュエータ・サーボゲイン可変設定
手段により、前記精アクチュエータまたは粗アクチュエ
ータのいづれか一方のサーボゲインを所定値に可変し設
定を行う。
【0012】(3)請求項3記載の構成で、第1の速度
制御モードから第2の速度制御モードへの移行から、精
アクチュエータと粗アクチュエータとの相対位置が所定
の値以下となるまでの間、前記アクチュエータ・サーボ
ゲイン可変設定手段により、前記精アクチュエータまた
は粗アクチュエータのサーボゲインのいづれか一方のサ
ーボゲインを所定値に可変し設定を行う。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は精アクチュエータ・サーボゲイン調整手段
を有するアクセス制御装置の概略的な構成図、図2は粗
アクチュエータ・サーボゲイン調整手段を有するアクセ
ス制御装置の概略的な構成図である。図1に示すアクセ
ス制御装置1は、光スポットを光ディスク上の所望の位
置へ移動、合焦させて情報の記録、消去、再生のうち少
なくとも一つを行う光ディスク装置に適用されるもので
ある。このアクセス制御装置1は、応答性が高く、かつ
光スポットを光ディスク上で微小な距離だけ移動させる
精アクチュエータ2と、前記精アクチュエータ2よりも
応答性が低く、かつ光スポットを光ディスクの径方向に
広範囲に移動させる粗アクチュエータ3と、精アクチュ
エータ2の中立位置からのずれを検出する中立位置ずれ
検出手段4と、前記粗アクチュエータ3の移動速度を検
出する速度検出手段5と、記録媒体である光ディスクと
光スポットとの相対速度を検出する相対速度検出手段6
と、前記精アクチュエータ2のサーボゲインを可変・設
定する精アクチュエータ・サーボゲイン可変設定手段7
と、後述する二つの速度制御モードの移行に応じて切り
替わる第1及び第2のスイッチ8,9とを有している。 第1の速度制御モードでは、前記スイッチ8,9がB側
に接続されており、速度検出手段5により得た速度を用
い、スイッチ8を介して目標速度で粗アクチュエータ3
を移動させる一方、中立位置ずれ検出手段4が検出する
精アクチュエータ2の中立位置からのずれ信号がスイッ
チ9を介して入力され、精アクチュエータ2が粗アクチ
ュエータ3に追従して、中立位置からのずれが生じない
ように制御されている。また、第2の速度制御モードで
は、前記スイッチ8,9がA側に接続されており、相対
速度検出手段6より得た速度を用い、精アクチュエータ
・サーボゲイン可変設定手段7、及びスイッチ8を介し
て目標速度で精アクチュエータ2を移動させる一方、中
立位置ずれ検出手段4の出力する信号がスイッチ9を介
して入力され、粗アクチュエータ3が精アクチュエータ
2に追従して、中立位置からのずれが生じないように制
御されている。そして、第1の速度制御モードから第2
の速度制御モードへの移行時には、精アクチュエータ・
サーボゲイン可変設定手段7により、精アクチュエータ
2のサーボゲインを下げた出力が精アクチュエータ2へ
入力されるので、精アクチュエータ2の応答性が制限さ
れ、粗アクチュエータ3の応答性との差が小さくなる。
【0014】図2に示すアクセス制御装置10は、図1
のアクセス制御装置1の精アクチュエータ・サーボゲイ
ン可変設定手段7に代えて、粗アクチュエータ・サーボ
ゲイン可変設定手段11を有し、この粗アクチュエータ
・サーボゲイン可変設定手段11は、前記中立位置ずれ
検出回路25と前記第2のスイッチ24のA端子との間
に介装されて接続されている。その他の構成は図1のア
クセス制御装置1と同様で同じ符号を付す説明を省略す
る。第1の速度制御モードは、図1のアクセス制御装置
1と同様である。第2の速度制御モードでは、前記スイ
ッチ8,9がA側に接続されており、相対速度検出手段
6より得た速度を用い、スイッチ8を介して、目標速度
で精アクチュエータ2を移動させる一方、中立位置ずれ
検出手段4の出力する信号が、粗アクチュエータ・サー
ボゲイン可変設定手段11、及びスイッチ9を介して入
力され、粗アクチュエータ3が精アクチュエータ2に追
従して、中立位置からのずれが生じないように制御され
ている。そして、第1の速度制御モードから第2の速度
制御モードへの移行時には、粗アクチュエータ・サーボ
ゲイン可変設定手段11により、粗アクチュエータ3の
サーボゲインを上げた出力が粗アクチュエータ2へ入力
されるので、粗アクチュエータ3の応答性が向上し、精
アクチュエータ2の応答性との差が小さくなる。従って
、図1のアクセス制御装置1及び図2のアクセス制御装
置10は、精、粗の両アクチュエータの応答性の差を小
さくできるので、偏芯等の外乱により、第1の速度制御
モードでの速度と、第2速度制御モードでの速度に差が
ある場合でも、精アクチュエータ2の中心位置からの偏
差を小さくすることができる。
【0015】図3ないし図5は本発明の第1実施例に係
り、図3は光ディスク装置のアクセス制御装置の全体的
な構成図、図4は光ディスク装置のアクセス制御装置の
動作を示す説明図、図5は別の光ディスク装置のアクセ
ス制御装置の動作を示す説明図である。
【0016】図3に示すように、光学ヘッド15は、図
示しないレーザ光源の出射光を集光し、光ディスク40
へ光スポットとして照射する対物レンズ16を有し、こ
の対物レンズ16は、レンズ支持部材17によってヘッ
ドキャリッジ18へ固定されている。このヘッドキャリ
ッジ18には、応答性が高く、かつ前記対物レンズ16
を光ディスク40の径方向へ微移動させるための精アク
チュエータ19と、対物レンズ16つまり精アクチュエ
ータ19(可動部)の位置変化を検出する位置検出器2
1と、光スポット及び光ディスク40上のトラックとの
相対的位置ずれを検出するトラッキングエラー検出器1
4とを設けている。
【0017】また、ヘッドキャリッジ18は、例えばボ
イス・コイル・モータ等の粗アクチュエータ20上に載
置されている。粗アクチュエータ20は、精アクチュエ
ータ19よりも応答性が低く、かつヘッドキャリッジ1
8を光ディスク40の径方向へ粗移動するようになって
いる。リニアスケール22は、ヘッドキャリッジ18つ
まり粗アクチュエータ20(可動部)の位置変位量を検
出し、検出変位量に応じた例えばパルス信号をキャリッ
ジ速度誤差検出回路23へ出力するようになっている。 キャリッジ速度誤差検出回路23は、リニアスケール2
2の出力をF/V(周波数/電圧)変換することにより
、ヘッドキャリッジ18の移動速度を検出するようにな
っている。そして、ヘッドキャリッジ18は、検出した
移動速度と、与えられたヘッドキャリッジ18の目標速
度との差を求め、ヘッドキャリッジ18の移動速度と目
標速度との誤差を検出して、第2のスイッチ24のB端
子へ出力するようになっている。
【0018】前記位置検出器21は、精アクチュエータ
19とヘッドキャリッジ18との相対的な位置を検出し
て、中立位置ずれ検出回路25へ出力するようになって
いる。中立位置ずれ検出回路25は、精アクチュエータ
19の中立位置からのずれを検出して、第1のスイッチ
26のB端子、及び第2のスイッチ24のA端子へ出力
するようになっている。
【0019】前記トラッキングエラー検出器21は、光
スポット及び光ディスク40上のトラックとの相対的位
置ずれを示すトラッキングエラー信号(以下、TESと
記す)を波形整形回路27へ出力するようになっている
。波形整形回路27は、TESを2値化して、相対速度
検出回路28へ出力するようになっている。相対速度検
出回路28は、TESから光スポットが横切るトラック
数を求め、予め分かっているトラックピッチから光スポ
ットが移動した距離を計算し、この距離をトラックを横
切るのに要した時間で割ることにより、光ディスク40
と光スポットとの相対速度を求めて、相対誤差検出回路
29へ出力するようになっている。この相対誤差検出回
路29は、差動増幅器IC1及び四つの抵抗器R1から
構成され、与えられた前記目標速度と、光ディスク40
と光スポットとの相対速度との差を精アクチュエータ・
サーボゲイン可変・設定回路30へ出力するようになっ
ている。精アクチュエータ・サーボゲイン可変・設定回
路30は、並列接続された抵抗器R2、抵抗器R3、及
び抵抗器R4と、第3のスイッチ(以下SW3と記す)
、及び第4のスイッチ(以下SW4と記す)と、ボルテ
ージフォロワを構成する差動増幅器IC2とからなり、
相対誤差検出回路29が出力する信号を抵抗器R2ない
し抵抗器R4の各接点でそれぞれ分圧し、分圧した信号
をSW3及びSW4を切り替えて入力してゲインを可変
し、前記第1のスイッチ26へ出力するようになってい
る。
【0020】一方、コントローラ31は、第1のスイッ
チ26及び第2のスイッチ24の切り替えを制御するよ
うになっている。また、カウンタ32は、そのリセット
/スタート(R/S)端子へ、コントローラ31が出力
したスタート信号を入力して、クロックのカウントを開
始し、デコーダ33は、カウンタ32のカンウト値をデ
コードし、2つの出力端にそれぞれ接続されている前記
SW3,SW4の開閉を制御するようになっている。す
なわち、時間計測手段としてのカウンタ32及びデコー
ダ33は、コントローラ31のスタート信号から、所定
時間だけSW3をOFF、SW4を0Nし、所定時間後
にSW3を0Nし、SW4をOFFするようになってい
る。従って、精アクチュエータ・サーボゲイン可変設定
回路30は、所定時間の間、ゲインがR4/(R2+R
3+R4)と低く設定され、所定時間後に、ゲインが(
R3+R4)/(R2+R3+R4)と高く設定される
。尚、コントローラ31がスタート信号を出力するタイ
ミングは、後述する第1の速度制御モードから第2の速
度制御モードへ移行するときである。尚、第1の速度制
御モードから第2の速度制御モードへの移行は、シーク
動作の場合、目標トラックの直前で行われる。また、サ
ーボゲインの可変・設定は、2段階で行なっているが、
並列接続の抵抗器と、スイッチとを増やし、速度制御モ
ードの移行時に複数回のサーボゲイン調整を行っても良
い。
【0021】前記コントローラ31は、第1の速度制御
モードの時、第1のスイッチ26及び第2のスイッチ2
4をB端側へ0Nさせようになっている。そして、キャ
リッジ速度検出回路23は、その出力信号を第2の位相
補償回路34、及びドライバ35を介して、粗アクチュ
エータ20へ出力し、粗アクチュエータ20を速度制御
するようになっている。また、中立位置ずれ検出回路3
0は、その出力信号を第1の位相補償回路36、及びド
ライバ37を介して、精アクチュエータ19へ出力して
、精アクチュエータ19を粗アクチュエータ20に追従
させるようになっている。従って、精アクチュエータ1
9は、移動中でも中立位置を保持するようになっている
【0022】さらに、前記コントローラ31は、第2の
速度制御モードの時、第1のスイッチ26及び第2のス
イッチ24をA端側へ0Nさせようになっている。そし
て、精アクチュエータ・サーボゲイン可変・設定回路3
0は、その出力信号を第1の位相補償回路36、及びド
ライバ37を介して、精アクチュエータ20へ出力し、
精アクチュエータ19を速度制御するようになっている
。また、中立位置ずれ検出回路30は、その出力信号を
第2の位相補償回路34、及びドライバ36を介して、
精アクチュエータ20へ出力して、精アクチュエータ1
9へ粗アクチュエータ20を追従させるようになってい
る。従って、精アクチュエータ19は、移動中でも中立
位置を保持するようになっている。
【0023】この構成で、第1の速度制御モードのとき
、ヘッドキャリッジ18は、目標速度との差が零となる
ように速度制御される一方、対物レンズ16は、ヘッド
キャリッジ18との相対的な中立位置ずれが零となるよ
うに位置制御される。次に、第2の速度制御モードへ移
行したとき、対物レンズ16は、移行から所定時間の間
、図4(a)に示す“L”、つまり精アクチュエータ1
9のサーボゲインを下げてた状態で、目標速度との差が
零となるように速度制御される。さらに、対物レンズ1
6は、所定の時間経過後、図4(a)に示す“H”、つ
まり精アクチュエータ19のサーボゲインを上げた状態
で、目的速度との差が零になるように速度制御される。 同時に、ヘッドキャリッジ18、対物レンズ16との相
対的な位置ずれが零となるように位置制御される。
【0024】本実施例では、第1の速度制御モードから
第2の速度制御モードへ移行することによって、最初に
目標速度で粗移動を行い、次に精移動によって目的トラ
ックへアクセスできる。そして、粗移動及び精移動の両
方の移動において、対物レンズ16が、常に中立位置を
保持すように制御できる。さらに、第1の速度制御モー
ドから第2の速度制御モードへ移行した場合、所定時間
の間、精アクチュエータ19のサーボゲインを下げるの
で、図4(b)実線で示すように精アクチュエータ19
の応答性が、図4(c)に示すように粗アクチュエータ
20の応答性に近づけることができ、さらに、所定の時
間後に、図(b)点線で示すようにサーボゲインが所定
時間内よりも高く、かつ可変する前よりも低いサーボゲ
インで対物レンズ16の速度制御ができる。そして、精
アクチュエータ19と粗アクチュエータ20の応答性の
差を小さくできるので、図4(d)に示すように、精ア
クチュエータ19(対物レンズ16)の中心位置ずれも
小さくできる。従って、本実施例では、精アクチュエー
タ19と粗アクチュエータ20との応答性の差を小さく
でき、偏芯などの外乱があり、第1の速度制御モードで
の速度と、第2の速度制御モードでの移動時の目標速度
に差がある場合でも、精アクチュエータ19の中立位置
からの偏差を小さくすることができる。このため、精ア
クチュエータ19の可動範囲を越える等してレーザ光の
光軸が傾くことも防止できるので、トラックエラー信号
が正常に検出できると共に、安定した相対速度制御によ
るアクセスを行うことができる。
【0025】図3のアクセス制御装置において、図2に
示すアクセス制御装置のように、精アクチュエータ・サ
ーボゲイン可変設定回路30を省き、サーボゲインを上
げることができるように構成した粗アクチュエータ・サ
ーボゲイン可変設定回路を中立位置ずれ検出回路25と
第2のスイッチ26との間に介装してもよい。この構成
で、第1の速度制御モードのときは第1実施例と同様に
制御され、次に第2の速度制御モードへ移行したとき、
対物レンズ16は、移行から所定時間の間、図5(a)
に示す“H”、つまり粗アクチュエータ20のサーボゲ
インを上げた状態で、目標速度との差が零となるように
速度制御される。さらに、対物レンズ16は、所定の時
間経過後、図5(a)に示す“L”、つまり粗アクチュ
エータ20のサーボゲインをそれ以前より下げて、目的
速度との差が零になるように速度制御される。同時に、
ヘッドキャリッジ18、対物レンズ16との相対的な位
置ずれが零となるように位置制御される。その他の構成
及び作用効果は、図3のアクセス制御装置と同様で、説
明を省略する。
【0026】図6は第2実施例に係る光ディスク装置の
アクセス制御装置の全体的な構成図である。図6に示す
アクセス制御装置は、図3に示すアクセス制御装置のカ
ウンタ32及びデコーダ33に代えて、前記相対位置検
出回路25が出力する信号、及び予め設定された相対位
置目標値の差を比較して誤差を求める相対位置比較回路
38と、相対位置比較回路38が出力する信号をデコー
ドして前記SW3及びSW4の開閉制御を行うデコード
33Aとを備えている。その他、第1実施例と同様の構
成及び作用については、同じ符号を付して説明を省略す
る。
【0027】図6に示す相対位置比較回路38は、コン
トローラ31により、第1の速度制御モードから第2の
速度制御モードへの移行時に能動状態となる。そして、
相対位置比較回路38は、モード移行時に、デコーダ3
3Aを介して、対物レンズ16とヘッドキャリッジ18
との相対位置の測定値が、予め設定した相対位置目標値
、つまり安定した速度制御ができなくならない位置の値
となるまでの間、SW3がOFF、SW4が0Nとなり
、サーボゲインが低く設定され、予め設定した相対位置
目標値より小さくなるとSW3が0N、SW4がOFF
となる。尚、相対位置目標値を例えば、CPU等により
指示する場合には、この指示値を可変して、装置毎の特
性や、ノーマル時とエラー時におけるリトライ時とで、
指示値を変えるようにしても良い。
【0028】この構成で、第1の速度制御モードのとき
、ヘッドキャリッジ18は、目標速度との差が零となる
ように制御される一方、対物レンズ16は、ヘッドキャ
リッジ18との相対的な位置ずれが零となるように制御
される。次に、第2の速度制御モードへ移行したとき、
対物レンズ16は、予め設定した相対位置目標値になる
までの間、精アクチュエータ19のサーボゲインを下げ
た状態で、目標速度との差が零となるように制御される
。さらに、対物レンズ16は、予め設定した相対位置目
標値より相対位置が小さくなると、精アクチュエータ1
9のサーボゲインをそれ以前より上げて、目的速度との
差が零になるように制御される。同時に、ヘッドキャリ
ッジ18、対物レンズ16との相対的な位置ずれが零と
なるように制御される。従って、本実施例では、第2の
速度制御モードに移行した場合、第1実施例の所定時間
に代えて、予め設定した対物レンズ16とヘッドキャリ
ッジ18との相対位置目標値とする以外は、その他の構
成及び作用効果は、第1実施例と同様で、説明を省略す
る。
【0029】尚、前記各実施例では、対物レンズ16を
移動させる精アクチュエータ19を用いているが、精ア
クチュエータとしてガルバノミラーを用いても良い。
【0030】
【発明の効果】前述したように本発明によれば、精アク
チュエータの速度検出手段より得た速度を用いた速度制
御から、光スポットと光ディスクとの相対速度を用いた
速度制御へ移行しても、偏芯などの外乱に対し安定した
相対速度による速度制御を行うことができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は精アクチュエータ・サーボゲイン調整手
段を有するアクセス制御装置の概略的な構成図。
【図2】図2は粗アクチュエータ・サーボゲイン調整手
段を有するアクセス制御装置の概略的な構成図。
【図3】図3は光ディスク装置のアクセス制御装置の全
体的な構成図。
【図4】図4は光ディスク装置のアクセス制御装置の動
作を示す説明図。
【図5】図5は別の光ディスク装置のアクセス制御装置
の動作を示す説明図である。
【図6】図6は第2実施例に係る光ディスク装置のアク
セス制御装置の全体的な構成図。
【図7】図7は従来の光ディスク装置のアクセス制御装
置の構成図。
【符号の説明】 14…トラッキングエラー検出器 16…対物レンズ 18…ヘッドキャリッジ 19…精アクチュエータ 20…粗アクチュエータ 22…リニアスケール 21…位置検出器 23…キャリッジ速度誤差検出器 24,26…第1,第2のスイッチ 25…中立位置検出回路 29…相対誤差検出回路 30…精アクチュエータ・サーボゲイン可変設定回路3
1…コントローラ 40…光ディスク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光スポットを光ディスク上の所望の位置へ
    移動、合焦させ、情報の記録、消去、再生を行う光ディ
    スク装置のアクセス制御装置において、光スポットを光
    ディスク上で微小な距離だけ移動させる精アクチュエー
    タと、光スポットを光ディスクの径方向に広範囲に移動
    させる粗アクチュエータと、精アクチュエータの中立位
    置からのずれを検出する精アクチュエータ中立位置ずれ
    検出手段と、前記粗アクチュエータの移動速度を検出す
    る粗アクチュエータ速度検出手段と、光スポットと光デ
    ィスクとの相対速度を検出する相対速度検出手段と、前
    記精アクチュエータ、または前記粗アクチュエータのい
    づれか一方のサーボゲインを所定値に可変して設定する
    アクチュエータ・サーボゲイン可変設定手段とを有し、
    前記粗アクチュエータ速度検出手段より得た速度を用い
    て、目標速度で粗アクチュエータを移動させる一方、精
    アクチュエータを粗アクチュエータに追従するように制
    御する第1の制御モードと、前記相対速度検出手段より
    得た速度を用いて、目標速度で精アクチュエータを移動
    させる一方、粗アクチュエータを精アクチュエータに追
    従するように制御する第2の速度制御モードとを有し、
    第2の速度制御モードへの移行時に、前記アクチュエー
    タ・サーボゲイン可変設定手段により、精アクチュエー
    タ、または粗アクチュエータのいづれか一方のサーボゲ
    インを前記所定値に可変して設定することを特徴とする
    光ディスク装置のアクセス制御装置。
  2. 【請求項2】前記速度制御モードの移行から所定時間の
    間、前記アクチュエータ・サーボゲイン可変設定手段に
    より、前記精アクチュエータまたは粗アクチュエータの
    いづれか一方のサーボゲインを所定値に可変し設定を行
    うための時間計測手段を備えていることを特徴とする請
    求項1記載の光ディスク装置のアクセス制御装置。
  3. 【請求項3】前記速度制御モードの移行から、精アクチ
    ュエータと粗アクチュエータとの相対位置が所定の値以
    下となるまでの間、前記アクチュエータ・サーボゲイン
    可変設定手段により、前記精アクチュエータまたは粗ア
    クチュエータのサーボゲインのいづれか一方のサーボゲ
    インを所定値に可変し設定を行うための相対位置比較手
    段を備えていることを特徴とする請求項1記載の光ディ
    スク装置のアクセス制御装置。
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