JPH0431872B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0431872B2
JPH0431872B2 JP15291082A JP15291082A JPH0431872B2 JP H0431872 B2 JPH0431872 B2 JP H0431872B2 JP 15291082 A JP15291082 A JP 15291082A JP 15291082 A JP15291082 A JP 15291082A JP H0431872 B2 JPH0431872 B2 JP H0431872B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
page
passbook
data
pages
turning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15291082A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5943437A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP57152910A priority Critical patent/JPS5943437A/ja
Publication of JPS5943437A publication Critical patent/JPS5943437A/ja
Publication of JPH0431872B2 publication Critical patent/JPH0431872B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、銀行取引処理装置などにおける通
帳印字装置に関する。
従来の通帳において、通帳の各用紙の頁を示す
データとしては、通帳の見開きの各頁の所要箇所
たとえば左上の位置に記入された頁数コード(数
字を含む)のみしか使用されていなかつた。この
頁数コードは印字欄のある見開き頁のみに、印字
装置のセンサが読取り可能な状態で印刷されてい
る。頁数コードは頁を示す連続番号を表わしては
いるが、最初の頁が第1項と表わされているとは
限らない。通常は、印字装置による最終頁の判断
を可能とするために、最終頁が通帳の共通な固定
値となつていることが多い。頁数はこの固定値か
ら順次−1されることにより割り当てられるから
通帳に綴じられた用紙の枚数に応じて最初の頁の
頁数が定められる。もちろん、最初の頁がある固
定値になつており、この固定値から順次+1して
頁数を割り当ててある通帳もある。
このような通帳は、印字すべき行のある頁が見
開かれた状態で挿入されることが前提となつてい
る。見開かれた頁の印字欄の全行が未印字または
印字済の場合には、その見開き頁は印字すべき頁
ではないか、または印字すべき頁かどうかは不明
である。そこで従来の通帳印字装置では、通帳の
頁を前後に(頁数の大きい方向へ捲ることを順捲
り、小さい方へ捲ることを逆捲りという)捲るこ
とにより、正しい印字頁を捜したり、または確認
したりしていたが、具体的に次のような問題点が
あつた。
() 装置に挿入された通帳の見開き頁が全行未
印字であつた場合には、その見開き頁が印字欄
のある頁のうちの最初の頁であるかどうかを確
認するためには、必ず逆捲りを1回行なわなけ
ればならず、時間を要する。見開き頁が最初の
頁であれば1回逆捲りをすると、印字欄でない
頁が開かれる。その頁には頁数コードが印刷さ
れていないから、頁数コードの有無の確認によ
つて、最初の頁がどうかが判定される。
() 見開き頁が全行未印字または全行印字済の
場合には逆捲りまたは順捲りを1回行なつてそ
の前または後の頁を開き、開いた頁に印字でき
るかどうかの検査が行なわれる。このとき、通
帳捲り装置のエラーによつて正しく捲り動作が
行なわれなかつた場合には、そのことを検査す
ることができなかつたので、装置の誤動作かま
たは通帳そのものに欠陥があるのかを判定する
ことはできなかつた。
() 通帳繰越の場合、すなわち今まで使用して
いた通帳の最終頁の最終行まで印字が完了して
しまつた場合には、新しい通帳が使用される。
このとき、新しい通帳の最初の頁が開かれて挿
入されずに他の頁が開かれた場合には、装置側
ではその頁が最初の頁かどうかを確認すること
はできないか、または上述のように1頁ずつ捲
らなければならない。たとえ最初の頁でないと
分つても、どの方向にどれだけ捲ればよいかは
分らない。したがつて、通帳繰越の場合に最初
の頁以外の頁に印字してしまうというエラーが
発生する。
この発明は、開かれた頁が正しい頁かどうかを
即座に判定することができ、もし誤つた頁が開か
れていた場合には正しい頁が見開き状態になるよ
うに修正することができる、通帳印字装置を提供
することを目的とする。
第1の発明による通帳印字用紙は、通帳の印字
用紙の頁ごとにその所要箇所に読取可能にあらか
じめ付けられた少なくともその頁を示す頁数コー
ドを読取る第1の読取装置、通帳の表紙に読取可
能にあらかじめ記録され、印字用紙の全頁につい
ての頁数コードの内容によつて構成される頁構成
データを読取る第2の読取装置、上記第1および
第2の読取装置によつてそれぞれ読取られた頁数
コードおよび頁構成データを記録する記憶装置、
ならびに上記記憶装置に記憶されている頁数コー
ド構成データと照合することにより、印字用紙の
全頁における開かれた頁の位置を判定する手段を
備えているものである。
第1の発明によると、通帳の表紙に読取可能に
あらかじめ記録され、印字用紙の全頁についての
頁数コードの内容によつて構成される頁構成デー
タを基準にしているから、通帳の印字用紙の頁構
成がどのようなものであつても、たとえば最初の
頁が第1頁でなくても、また頁構成の異なる通帳
であつても適用することができる。そして、第1
の発明によると、通帳の印字用紙の全頁における
開かれた頁の位置を正しく把握することができ
る。
これは特に次のような場合に有用である。すな
わち、装置に挿入された通帳の見開き頁が全行未
印字であつた場合に、印字用紙の逆捲りを行なわ
なくても、その見開き頁が最初の頁であるかどう
かを正しく判断することができる。これにより従
来の問題点()が解決される。
また、通帳繰越の場合、すなわち今まで使用し
ていた通帳の最終頁の最終行まで印字が完了する
ことにより新しい通帳が挿入された場合、新しい
通帳の最初の頁が開かれるかどうかを確任するこ
とができ、さらに、たとえ新しい通帳の最初の頁
が開かれていない場合であつても、最初の頁に到
達するまでに何回用紙捲りをすればよいかを判断
できるので、用紙捲りによつて最初の頁を開いて
そこから印字を開始することができる。これによ
り従来の問題点()が解決される。
第2の発明による通帳印字装置は、通帳の印字
用紙の頁ごとにその所要箇所に読取可能にあらか
じめ付けられた少なくともその頁を示す頁数コー
ドを読取る第1の読取装置、通帳の表紙に読取可
能にあらかじめ記録され、印字用紙の全頁につい
ての頁数コードの内容によつて構成される頁構成
データを読取る読取装置、上記第1および第2の
読取装置によつてそれぞれ読取られた頁数コード
および頁構成データを記憶する記憶装置、上記記
憶装置に記憶されている頁数コードを頁構成デー
タと照合することにより、開かれた頁の当否を判
断する手段、開かれた頁が不適当である場合に、
頁構成データにもとづいて適当な頁数を見付け出
す手段、ならびに適当な頁が開かれるまで、通帳
の用紙を所定方向に所定枚数捲る通帳捲り装置を
備えているものである。
第2の発明もまた、通帳の表紙に読取可能にあ
らかじめ記録され、印字用紙の全頁についての頁
数コードの内容によつて構成される頁構成データ
を基準にしているから、通帳の印字用紙の頁構成
がどのようなものであつても、たとえば最初の頁
が第1頁でなくとも、また頁構成の異なる通帳で
あつても適用することができる。そして、第2の
発明によると、開かれた頁から読取つた頁数コー
ドを上記の頁構成データと照合しているから、上
述のような種類の異なる通帳のそれぞれについて
開かれた頁が正しいかどうかを判定でき、見開き
の頁が誤つている場合には、ただちに正しい頁ま
で捲ることができ、誤つた頁に取引データが印字
されてしまうという問題点が解消される。
とりわけ第2の発明によると、見開き頁が全行
未印字または全行印字済の場合には逆捲りまたは
順捲りを1回行なつてその前または後の頁を開
き、開いた頁に印字できるかどうかの検査を行な
うときに、予定した頁が開かれなかつた場合に、
それが通帳捲り装置のエラーによるものか、それ
とも通帳そのものに欠陥があるのかを判定するこ
とができる。これにより従来の問題点()が解
決される。
また、通帳繰越の場合、すなわち今まで使用し
ていた通帳の最終頁の最終行まで印字が完了する
ことにより新しい通帳が挿入された場合、新しい
通帳の最初の頁が開かれているかどうかを確認す
ることができ、さらに、たとえ新しい通帳の最初
の頁が開かれていない場合であつても、最初の頁
に到達するまでに何回用紙捲りをすればよいかを
判断して、用紙捲りによつて最初の頁を開くこと
ができ、そこから正しく印字を開始することがで
きる。これにより従来の問題点()が解決され
る。
以下、図面を参照してこの発明の実施例につい
て詳述する。
第1図および第2図は通帳を示している。通帳
BNはよく知られているように、表紙とこの内部
に綴られる複数枚(この実施例では4枚)の用紙
とから構成されている。この通帳BNの見開きの
2頁を1頁と数え、各見開き頁にP1〜P9までの
頁を割当てる。これらの各頁のうちの記帳欄のあ
るP2〜P6において、その左上の箇所には科目頁
数コードKが記録されている。この実施例におい
てはコードKはバーコードであるが、光学的また
は磁気的に読取可能な他のコード(数字等を含
む)を用いることができるのは言うまでもない。
たとえばP2のコードKは、科目1、頁数1を表
わしている。他のコードについてもそれらは、第
2図に科目、頁数の順で示されている情報をそれ
ぞれ表わしている。科目1はたとえば普通預金、
科目2は定期預金を表わす。頁数は、その科目に
ついての頁の追番である。通帳欄のある見開き頁
には、全部で24行の印字行が設けられている。
通帳BNの裏表紙には磁気ストライプSTが貼
付されている。この磁気ストライプSTには、銀
行番号、店番号、口座番号などの取引に必要なデ
ータに加えて頁構成データが磁気記録されてい
る。この頁構成データの一例が第3図に示されて
いる。先頭の場所TOには、有効データ数N=9
が、2番目の場所T1〜最後の場所T9には、通
帳BNの各頁P1〜P9の科目頁数コードの内容を示
すデータがそれぞれ記録されている。ここで科目
0頁数0というデータ(場所T1,T7〜T9)
は、その頁には科目頁数コードがないということ
を表わしている。
第4図は、通帳印字装置における通帳搬送路を
示している。通帳挿入口BIから装置内部に通帳
を搬送する方向(矢印A)を搬入方向、これと反
対方向(矢印B)を返却方向とする。通帳搬送路
1は、通帳BNを挟んで搬送するための多数の搬
送ローラ、通帳BNの案内板、搬送ローラを正逆
方向に駆動するための搬送モータ(第5図40)
などから構成されている(第6図参照)。通帳挿
入口BI付近には、シヤツタ・ソレノイド3によ
つて開閉されるシヤツタ2および通帳挿入検出器
11が設けられている。通帳挿入口BIよりもや
や搬入側には、通帳BNの見開き分の長さ程度の
間隔をおいて2つの通帳検出器12,13がそれ
ぞれ配置されている。検出器12の横方向には、
搬送される通帳BNの磁気ストライプSTが通過
する位置に、この磁気ストライプSTの磁気記録
データを読取るとともに書込む磁気ストライプ・
ヘツド14が設けられている。また、検出器13
の横方向には、搬送される通帳BNの科目頁数コ
ードKが通過する位置に科目頁数コードおよび印
字済行検出用の読取りセンサ15が配置されてい
る。印字済行は、このセンサ15の位置を通過す
る、印字欄の日付データの印字の有無によつて検
出される。さらに搬送路1の奥には、記帳データ
印字用の印字ヘツド16が、搬送路の巾方向に移
動自在に設けられている。通帳検出器12と13
との間には、1対の捲りローラ4,5を含む通帳
捲り装置がある。
第5図は、銀行取引処理装置における通帳装置
の位置づけおよび通帳装置の構成を示すものであ
る。預金、支払、記帳、残高照会その他の銀行取
引を自動的に行なう取引処理装置は、よく知られ
ているように、キーボードやCRT表示装置など
が設けられた接客装置26、通帳や明細票に取引
データを印字する通帳装置35、投入現金を鑑別
して受け入れる現金受入装置(図示略)、支払現
金を放出する現金放出装置(図示略)などと、こ
れらの各装置を制御するとともに伝送制御回路2
5を介してコントロール・センタと交信すること
により所定の取引を完遂する制御装置(M−
CPU)20とから構成されている。通帳装置3
5などの入出力装置はS−CPU21,22など
によつてそれぞれ制御される。S−CPU21,
22などはM−CPU20とマスタ・スレーブ・
システムを構成している。各CPU20〜22は
それぞれ、プログラムと各種データを記憶するた
めのメモリ30〜32を備えている。
通帳装置35において、検出器11,12,1
3の検出信号を増巾器41およびI/Oポート4
9を経てS−CPU21に読取られる。読取セン
サ15の出力信号は科目頁数および印字有無検出
回路43に送られ、この検出回路43のデータは
I/Oポート49を経てS−CPU21に入力す
る。ストライプ・ヘツド14は増巾器41を介し
て読取り、書込みデータ処理回路44に接続され
ており、この回路44によつて読取りデータの処
理およびS−CPU21からの指令にもとづく書
込み駆動が行なわれる。データ処理回路44は
I/Oポート49を経てS−CPU21に接続さ
れている。ソレノイド3および搬送モータ40は
S−CPU21からの指令によつて駆動回路42
によりそれぞれ駆動される。通帳捲り装置45も
またI/Oポート49を介してS−CPU21に
よつて制御される。
通帳捲り装置45は、見開きの状態で搬入され
た通帳BNの各用紙を1頁ずつ自動的に捲るもの
である。頁数の大きい方向へ捲ることを順捲り、
小さい方向へ捲ることを逆捲りという。この通帳
捲り装置の概要およびその順捲り動作が第6図に
示されている。搬送路1は、上下の案内板56,
57、両側の案内部(図示略)、これらの案内板
56,57から搬送路内にのぞんでいる駆動ロー
ラ51,52、および駆動ローラ51,52にそ
れぞれ対向する押えローラ53,54から構成さ
れている。通帳捲り位置であつて両捲りローラ
4,5の間において、上部案内板57には窓があ
けられている。この窓には可動案内体58がその
一端で上方に揺動自在に配置されている。またこ
の位置における押えローラ54は連結枠55に支
持されており、上下方向に揺動自在である。一方
の捲りローラ4は順捲り用であり、他方の捲りロ
ーラ5は逆捲り用である。これらの捲りローラ
4,5はいずれもアーム61,62にそれぞれ回
転自在に支持されており、駆動モータ(図示略)
によつて互いに反対方向に別個に回転駆動され
る。アーム61,62はその下端を中心として揺
動自在である。アーム61,62の揺動によつて
捲りローラ4,5が下降したときに搬送路を挟ん
でこれと対向する位置に、押えローラ63が設け
られている。さらに、両捲りローラ4,5の中間
の位置において、搬送路1の両側に1対の分離棒
64があり、この分離棒64は上下動自在でかつ
搬送路1の中心に向つて進出自在である。
通帳BNの順捲りは次の手順で行なわれる。搬
送路1内に搬入された通帳BNは通常、捲り位置
よりも搬入側にある。そこで搬送モータ40が逆
転駆動されて通帳BNが返却方向に搬送される。
通帳BNの挿入口BI側の端(これを後端といい、
これと反対側の端を前端という)が検出器12に
よつて検出されると(第4図参照)、通帳BNの
搬送が停止され、通帳BNが捲り位置に位置決め
される(第6図a)。
順捲りローラ4が反時計方向に回転駆動される
とともに、アーム61,62の下降揺動によつて
両ローラ4,5が下降される。また、可動案内板
58が上方に動かされるとともに、押えローラ5
4が下降して駆動ローラ52とによる通帳BNの
挟圧が解かれる。下降した捲りローラ5は通帳
BNの綴り目付近に位置して押えローラ63との
間で通帳を押え、下降した順捲りローラ4は通帳
BNの後端よりもやや中ほどに寄つた位置に接す
るので、このローラ4の回転によつて通帳の最上
位にある用紙が1枚だけ捲り上げられる。そし
て、分離棒64が下降して搬送路の中心に向つて
進出し、捲り上げられた用紙の下に入り込む(第
6図b)。
捲られている用紙が順捲りローラ4と押えロー
ラ63との挟圧位置から押し出されることに同期
して分離棒64が上昇するので捲られている用紙
はこの分離棒64の作用によつて起き上る。捲り
ローラ4,5は上昇過程に移る。(第6図c) 押えローラ54が上昇して元の位置に戻り、駆
動ローラ51,52が返却方向に駆動されるの
で、通帳BNは挿入口BI方向に搬送される。通帳
BNが返却方向に搬送されるにともない分離棒6
4によつて支持されていた用紙はこの棒64の下
をくぐつて反対側の頁の方に折り返される(第6
図d)。
通帳BNの後端が検出器11によつて検出され
ると通帳の搬送は停止する。このときには捲られ
た用紙は完全に反対側に折り重なる。そして可動
案内板58が下降されて元の位置に戻され、かつ
分離棒が後退する。必要ならば駆動ローラ51,
52が搬入方向に駆動され、通帳BNは元の位置
に戻る(第6図e)。
以上で1枚の用紙の順捲り動作が完了する。複
数枚の用紙を捲る場合には上記の動作を複数回繰
返せばよい。通帳の逆捲りは、逆捲りローラ5が
時計方向に回転駆動され、また通帳BNの搬入方
向に搬送されることを除いて上記と全く同じ動作
によつて行なわれることは容易に理解されよう。
第7図は、メモリの内容を示している。メモリ
には、接客装置のキーボードから入力された選択
された取引種別、読取りセンサ15によつて読取
られた科目頁数および印字済行、磁気ストライ
プ・ヘツド14によつて読取られた通帳の磁気ス
トライプ・データ(第3図に示す頁構成データを
含む)などの通帳に関するデータを記憶するエリ
ヤ、開始符号、局番、機番、未記帳データが有る
かどうかのデータ、有る場合には未記帳データ、
その他の取引データ、終結符号などを含むコント
ロール・センタから送信されたデータを記憶する
エリヤ、ならびに通帳捲り結果の判定のために必
要なデータ(捲り前科目頁数コード、目的科目頁
数コード)および通帳繰越フラグを記憶するエリ
ヤなどがある。これらの各エリヤは、メモリ30
に設けてもよいし、データの種類に応じてメモリ
31,32に分散して設けてもよい。
第8図は、銀行取引処理装置における取引処理
の一例として記帳取引の手順を示している。接客
装置の取引選択キーによつていずれかの取引が選
択されると(ステツプ(101))、取引選択データ
はメモリにストアされる(ステツプ(102))。そ
してこのデータにもとづいて選択された取引種別
が判定される。(ステツプ(103))。記帳取引であ
ればCRT表示装置に通帳を挿入せよという操作
案内が表示され(ステツプ(104))、通帳受付処
理に進む(ステツプ(105))。記帳取引以外の取
引の場合には、他の選択された取引処理に移る
(詳細は図示略)。
通帳受付処理においては、第4図および第5図
を参照してまずソレノイド3が駆動されシヤツタ
2が開かれ、通帳BNが挿入されるのを待つ。通
帳は印字すべき行のある頁を開いた状態で挿入さ
れる。通帳挿入検出器11がオンとなつて通帳
BNを検出すると搬送モータ40が正転駆動され
通帳が取込まれる。検出器11がオフとなれば、
シヤツタ2が閉じられる。通帳BNの磁気ストラ
イプSTのデータを読取るために読取り、書込み
処理回路44にS−CPU21から読取許可指令
が出力される。通帳BNの搬入にともなつてその
磁気ストライプSTが磁気ストライプ・ヘツド1
4の位置を通過していくときにストライプ・デー
タが読取られ、この読取データは処理回路44に
一時的にストアされる。
通帳検出器13がオンとなると、科目頁数およ
び印字有無検出回路43がS−CPU21からス
タート指令が出力される。通帳BNの搬入にとも
ない、科目頁数コードKが読取センサ15によつ
て読取られる。この科目頁数データが得られる
と、検出回路43からS−CPU21に対してデ
ータ読取可信号が送られるので、S−CPU21
によつてこの科目頁数データが読込まれメモリに
ストアされる。通帳BNがさらに搬入されていく
と、この読取りセンサ15によつて通帳BNの見
開き頁の第1行〜第24行の各行について印字の有
無が検出される。印字の有無の検出が終了する
と、同じようにデータ読取可信号が検出回路43
から出力されるので、この印字済行に関するデー
タがメモリ内に読込まれストアされる。この後、
搬送モータ40の駆動が停止され、処理回路44
に一時ストアされていた通帳ストライプ・データ
がメモリ内に読込まれストアされる。以上で通帳
受付処理が終了する。
第8図において、読取つた磁気ストライプ・デ
ータのフオーマツトその他の事項が検査され、こ
のストライプ・データが正規のものであるかどう
かが判定される。また読取つた科目頁数コードK
のデータが磁気ストライプ・データ中の頁構成デ
ータ(データ0,0を除く)のいずれかと一致す
るかどうかが検査される(ステツプ(106))。磁
気ストライプ・データが正規のものであり、かつ
科目頁数コード・データが頁構成データ中にある
場合には、次に読取つた印字済行データにもとづ
いて、その見開きの頁のすべての行が未印字であ
るか、または印字済であるかどうかが検査される
(ステツプ(107))。
全行未印字でも全行印字済でもない場合には、
開かれた頁は正しいので、通帳BNの印字すべき
行が印字ヘツド16の位置にくるように通帳BN
が位置決めされる(ステツプ(108))。
そして、取引に関するデータすなわち取引種別
が記帳であること、口座番号、この銀行取引処理
装置の局番、機番などが、伝送制御回路25を経
てコントロール・センタに送信される(ステツプ
(109))。センタではこのデータにもとづいてセン
タ・フアイルを検索し、該当する口座について未
記帳データがあるかどうかを調べ、未記帳データ
があればその旨および未記帳データを、未記帳デ
ータがない場合にはその旨を銀行取引処理装置に
伝送する。銀行取引処理装置では、センタからの
電文を受信するとそれをメモリにストアする(ス
テツプ(110))。
センタ電文が解読され、まず未記帳データがあ
るかどうかが検査される(ステツプ(111))。未
記帳データがある場合には、そのデータが通帳の
印字行に印字され、その後改行される(ステツプ
(112))。そして、最終電文であるか(ステツプ
(113))、印字したのは第24行目であるか(ステツ
プ(114))が順次検査され、これらのいずれでも
なければステツプ(110に戻つて、センタ電文受
信、印字、改行を繰返す(ステツプ(110)〜
(114))。そして、最終電文を受信しその未記帳デ
ータの印字が終了すると、接客装置のCRT表示
装置に、通帳を受取れという旨の案内が表示され
(ステツプ(115))、通帳が返却され(ステツプ
(116))、記帳取引が終了する。なお、未記帳デー
タの通帳への印字にあたつては、未記帳データの
科目と見開き頁の科目とが一致するかどうかが検
査されることが好ましい。そして一致した場合に
のみ印字処理が行なわれ、一致しない場合にはそ
の旨が表示されて通帳が返却されるか、一致する
科目の頁まで通帳が捲られるか、またはエラーと
なる。
ステツプ(111)において、センタ電文中に未
記帳データがない場合には、接客装置のCRT表
示装置に未記帳データがない旨が表示され(ステ
ツプ(117))、通帳が返却される(ステツプ
(116))。
またステツプ(106)において、通帳の磁気ス
トライプ・データが正常でない場合、または科目
頁数コード・データが正常でない場合には、挿入
されたものは正規の通帳ではないから、その通帳
は使用できない旨が表示され(ステツプ(118))、
返却される(ステツプ(116))。
ステツプ(116)の通帳返却処理においては、
第4図を参照して、シヤツタ2が開かれ、モータ
40が返却方向に駆動される。そして、検出器1
3がオンからオフになつたこと、またはオフであ
ることが確認されたのち、通帳繰越であるかどう
かがチエツクされる。通帳繰越でなければ、検出
器11がオンとなり次にオフとなつたことが確認
される。返却されつつある通帳BNがこの検出器
11の位置に至れば検出器11がオンとなる。通
帳BNが抜取られると検出器11はオフとなるか
ら、シヤツタ2が閉じられ、モータ40が停止さ
れる。通帳繰越の場合には、後述するように新し
い通帳が用いられており、この新通帳が通帳搬送
路内に既に搬入されており、これが返却される訳
である。新通帳の磁気ストライプには頁構成デー
タは既に記録されているが、銀行番号、店番号、
口座番号などの取引に必要なデータは未だ記録さ
れていない。そこで、新通帳を返却するときに、
これらの取引に必要なデータがメモリから読出さ
れ、磁気ストライプ・ヘツド14によつて磁気ス
トライプSTに書込まれる。これによつて正規の
新通帳が発行されたことになる。通帳繰越がどう
かは通帳繰越フラグの状態によつて判定される。
第8図において、センタから送られてきた未記
帳データを通帳に順次印字していくことにより、
遂に最終行すなわち第24行になつた場合には(ス
テツプ(114)でYES)、その見開き頁が最終頁
であるかどうかが検査される(ステツプ(119))。
この検査においては、その見開き頁の科目頁数コ
ードKのデータとその通帳の磁気ストライプの頁
構成データ(第3図)の各場所T1〜T9のデー
タとが、順次比較され一致するものが検出され
る。コードKのデータがたとえば場所T3のデー
タ1,2と一致した場合には、同一科目について
印字できる次の頁があるから、この頁は最終頁で
はない。コードKのデータが場所T4のデータ
1,3と一致した場合には最終頁である。見開き
頁が最終頁の場合には通帳繰越処理(第10図)
に進み(ステツプ(120))、最終頁でない場合に
は頁繰越処理(第9図)に進む(ステツプ
(121))。
ステツプ(107)において、見開き頁の記帳欄
の全行が未印字または全行が印字済の場合には、
挿入時頁捲り処理(第9図)に移る(ステツプ
(122))。
第9図は、通帳挿入時頁捲り処理および頁繰越
処理(第8図ステツプ(122)(121))の詳細を示
している。頁捲り処理はステツプ(131)からは
じまる。まず見開き頁が全行未印字か(ステツプ
(131))、全行印字済か(ステツプ(132))が検査
される。全行未印字の場合には、見開き頁が(そ
の科目についての)第1頁かどうかが調べられる
(ステツプ(133))。この処理は、読取つた科目頁
数コードKのデータを、磁気ストライプの頁構成
データ(第3図)の各場所T1〜T9の各データ
と順次比較することにより行なわれる。たとえ
ば、コードKのデータが場所T2のデータと一致
した場合には、場所T2の1つ前の場所T1のデ
ータは0,0であるから、見開き頁は第1頁であ
ると判断される。場所T0の有効データ数N=9
を同回数だけ順次比較しても両データが一致しな
い場合には、科目頁数コードKまたは磁気ストラ
イプ・データの読取りエラーとして、以後の動作
は行なわず係員を呼出す(この処理はステツプ
(106)で既に行なわれているが、ここでもう一度
行なつてもよい。詳細については図示略)。
見開き頁が全行未印字で(ステツプ(131))か
つ見開き頁が第1頁である(ステツプ(133))と
いうことは、何らかの新しい通帳が用いられてい
ることを意味する。正規に新通帳が用いられの
は、口座開設時および通帳繰越時である。口座開
設時には通帳の発行にあたつて何らかの取引デー
タが印字される筈である。また通帳繰越は、後述
する通帳繰越処理(第10図)においてのみ行な
われる。したがつて、ステツプ(133)でYESに
なることはあり得ず、これは使用し得ない新通帳
が用いられたことを意味することになる。したが
つて、正常終了でも(第8図ステツプ(123))、
装置のエラーでもないので(ステツプ(124))、
通帳使用不可の表示ののち(ステツプ(118))、
この通帳は返却され(ステツプ(116))、必要な
らば係員が呼出される。
通帳の磁気ストライプに記録された頁構成デー
タを利用したステツプ(133)の処理によつて、
通帳の逆捲りを行なわなくても、見開き頁が第1
頁がどうかを判断できるので、従来の問題点
()が解決される。
見開き頁が全行未印字であつてかつそれが第1
頁でない(ステツプ(133)でNO)ということ
は、顧客が誤つて全行未印字頁を開いて挿入した
か、または前頁が全行印字済なので次の頁を開い
て挿入したかのいずれかである。そこでこの場合
には、通帳の逆捲りが1回行なわれる。まず、現
在の見開き頁の科目頁数コード・データがメモリ
内に退避され、目的頁すなわち前頁の科目頁数コ
ード・データが頁構成データ(第3図)から求め
られ、メモリに記憶される(ステツプ(134))。
たとえば現在の科目頁数コード・データが場所T
3のデータと一致している場合には、目的科目頁
数コード・データは場所T2のデータとなる。そ
して通帳捲り装置45によつて逆捲りが1回行な
われ(ステツプ(135))、捲られた頁の科目頁数
コードKおよび印字済行数の読取りが行なわれる
(ステツプ(136))。この読取り処理は、通帳を一
旦返却方向に検出器11の位置まで搬送し、この
位置から通帳を搬入していく過程で、上述の通帳
受付処理(第8図ステツプ(105))における手順
をほぼ同じようにして、読取りセンサ15を用い
て行なわれる。
逆捲りと各データの読取りが終了すると、ステ
ツプ(136)で読取られた科目頁数コード・デー
タと、ステツプ(134)で設定された目的頁のコ
ード・データとが一致するかどうかがチエツクさ
れる(ステツプ(137))。一致すれば確かに通帳
の頁は1頁前に捲られたことになる。この場合に
は、ステツプ(131)に戻つて、ステツプ(136)
で読取られた印字済行数検出データにもとづい
て、全行未印字か(ステツプ(131))または全行
印字済か(ステツプ(132))どうかが検査され
る。
捲られて開かれた頁の印字欄において、少なく
とも1行でも印字済行がありかつ少なくとも1行
でも未印字行があれば、これらの両ステツプ
(131)(132)のいずれにおいてもNOとなる。こ
れは、印字すべき頁が開かれたことを意味する。
したがつて、挿入時頁捲り処理は正常に終了した
ことになり(第8図ステツプ(123)でYES)、
ステツプ(108)に進んで、印字処理が行なわれ
る。
捲られて開かれた頁が全行印字済(ステツプ
(132)でYES)の場合には、逆捲りする前の頁
が印字すべき頁であつたことになり、順捲りを1
回行なうことが必要となる。これは頁繰越処理と
同じであるから、後述する。捲られて開かれた頁
がなおも全行未印字の場合(ステツプ(131)で
YES)には再びステツプ(133)に進み、開かれ
た頁が第1頁であれば上述のように通帳の返却処
理に移り、第1頁でない場合には同じようにもう
一度逆捲りが行なわれる。このような処理を繰返
していけば、最終的には、正常終了(ステツプ
(131)(132)のいずれにおいてもNO)、ステツ
プ(132)でYES、またはステツプ(133)で
YES(ステツプ(131)でYESが前提)のいずれ
かになる筈である。
ステツプ(137)で逆捲りされた頁が正しく前
頁ではない場合には、逆捲り動作後の頁がその動
作前の頁と同一頁かどうかがチエツクされる(ス
テツプ(138))。もし同一頁であれば、逆捲り動
作が行なわれたにもかかわらず頁は捲られていな
かつたのであるから、もう一度逆捲りが行なわれ
る(ステツプ(139)からステツプ(135)に戻
る)。そして逆捲りが2度行なわれても頁が捲ら
れない場合には、捲り装置のエラーとする。この
場合には、第8図において正常終了ではなく(ス
テツプ(123)でNO)、エラーありであるから
(ステツプ(124))、係員が呼出される。
捲り動作後の頁が前頁でも同一頁でもない場合
(ステツプ(137)(138)のいずれにおいても
NO)には、通帳捲り装置45が2頁以上逆捲り
を行なつてしまつたことになる。この場合には、
逆捲りしてしまつた頁数から1を差し引いた値
(これをMとする)だけ順捲りしなければならな
い。前回の科目頁数コード・データと、今回検出
した科目頁数コード・データ(ステツプ(136)
で読取り)とにもとづき、頁構成データ(第3
図)を参照して、順捲り頁数Mが求められる(ス
テツプ(140))。たとえば前回のコード・データ
が場所T3のデータと一致し、今回のコード・デ
ータが場所T1のデータと一致している場合に
は、目的頁のコード・データは場所T2のデータ
であるから、M=1となる。捲り装置45によつ
てM回の順捲りが行なわれ(ステツプ(141))、
最終的に捲られて開かれた頁の科目頁数コードお
よび印字済行数データが読取られる(ステツプ
(142))。そして、開かれた頁が目的頁と一致すれ
ば(ステツプ(143))、通帳繰越ではないから
(ステツプ(144)、これについては後述する)、ス
テツプ(131)に戻る。順捲り結果得られた頁が
目的頁でない場合には、エラーとなる。
通帳の印字欄に未記帳情報が印字され、遂にそ
の頁のすべての印字行が印字されてしまい、しか
もそれが最終頁ではない場合には、頁繰越処理が
行なわれる。この頁繰越処理は、第9図のステツ
プ(132)から始まる。全行印字済であり(ステ
ツプ(132でYES)、最終頁ではない(ステツプ
(153)でNO)から、頁構成データ(第3図)を
参照して次の頁の科目頁数コード・データを求
め、これが目的頁として設定される(ステツプ
(154))。そして順捲りが1回行なわれ(ステツプ
(155))、捲られた頁の科目頁数コードKおよび印
字済行数データが読取られる(ステツプ(156))。
捲られて開かれた頁の目的頁と一致すれば(ステ
ツプ(157))、通帳は正しく順捲りされたことに
なる。そして通帳繰越ではないから(ステツプ
(164))、ステツプ(156)で検出された印字済行
数データにもとづいてその頁が全行未記帳かどう
かがチエツクされる(ステツプ(165))。全行未
記帳であれば頁繰越処理は正しく行なわれたこと
になり、ステツプ(123)(第8図)からステツプ
(108)に移り、新しい頁に印字処理が続けられ
る。
通帳捲り装置45のエラーにより頁が捲られな
かつた場合には(ステツプ(157)でNO、(158)
でYES)、順捲り動作がもう一度繰返される(ス
テツプ(159)から(155)に戻る)。順捲り動作
が2度繰返されても頁捲りが行なわれなければ
(ステツプ(159)でYES)、エラーと判定される
(第8図ステツプ(124))。
誤つて2頁以上順捲りされてしまつた場合に
は、目的頁まで捲り戻すべき頁数Nが頁構成デー
タ(第3図)を用いて見付け出され(ステツプ
(160))、N回の逆捲りが行なわれたのち(ステツ
プ(161))、最終的に開かれた頁に関するデータ
が読取られる(ステツプ(162))。そしてそれが
目的頁であれば(ステツプ(163))、ステツプ
(164)に進むことができ、目的頁でない場合には
エラーとなる。
第9図に示す処理においては、通帳捲り装置に
よる逆、順捲り動作が正しく行なわれたかどうか
およびエラーがあればそのエラーの種類がチエツ
クされている(ステツプ(137)(138)(157)
(158))。そして正しく行なわれなかつた場合に
は、そのエラーの種類に応じて捲り動作が繰返さ
れるかまたは捲り戻しが行なわれている(ステツ
プ(139)〜(143)(159)(163))。このような処
理は、頁構成データ(第3図)を参照して行なわ
れており、また頁構成データがあるからこそ可能
となるのである。そして、エラーが通帳捲り装置
に原因しているのか、通帳そのものに問題がある
のかが明確になつている。このことにより、従来
の問題点()が解消されている。
第10図は通帳繰越処理の詳細を示している。
通帳繰越処理というのは、通帳の印字欄のすべて
の印字行が最終頁まで印字され尽してしまつた場
合に、残つている未記帳データを新しい通帳に印
字させるために、通帳印字装置内にある古い通帳
を新しい通帳と交換することである。第24行まで
印字され(第8図ステツプ(114))かつその頁が
最終頁であると(ステツプ(119))、リモート・
モニタなどに、通帳繰越処理が必要であること、
そのために新通帳の持参が必要であること、持参
すべき通帳の種類などが表示される(ステツプ
(171))。また接客装置のCRT表示装置に係員が
来る旨が表示される(ステツプ(172))。係員が
新通帳をもつて銀行取引処理装置のところに来
て、係員キー(図示略)をオンとすると(ステツ
プ(173))、CRT表示装置に通帳を受取れという
旨が表示され(ステツプ(174))、古い通帳が返
却される(ステツプ(175))。
係員が再び係員キーをオンとすると(ステツプ
(176))、CRT表示装置に通帳を挿入せよという
旨が表示されるので(ステツプ(177))、係員は
新通帳をその第1頁を開いた状態で挿入する。挿
入された新通帳が検出されると、通帳繰越フラグ
がセツトされ(ステツプ(178))、上述したと同
じような(第8図ステツプ(105))通帳受付処理
が行なわれる(ステツプ(179))。新通帳の磁気
ストライプにも頁構成データが記録されているか
ら、この受付処理では、磁気ストライプの読取
り、見開かれた頁の科目頁数コードおよび印字済
行数データの読取りなどが行なわれる。
読取られた科目頁数コード・データと頁構成デ
ータとの照合により、見開かれた頁が第1頁であ
るかどうかが検査される(ステツプ(180))。第
1頁であれば次に、開かれた頁の科目と印字しよ
うとしている未記帳データの科目とが一致するか
どうかが検査される(ステツプ(181))。科目が
一致すればさらに、印字済行数データによつて全
行未印字かどうかが検査され(ステツプ(182))、
全行未印字であれば正常終了となる。この場合に
は、第8図ステツプ(123)から(108)に移り、
この新通帳の第1頁第1行から残りの未記帳デー
タが順次印字されていく。新通帳に1行でも取引
データが印字されている場合(ステツプ(182)
でNO)には、その通帳は新通帳ではないから、
通帳エラーとなる。
見開き頁が第1頁でない場合、または科目が一
致しない場合には(ステツプ(180)(181のいず
れかでNO)、頁構成データを参照して、第1頁
でかつ同一科目の頁(目的頁)がどこにあるか、
その目的頁を開くためには、逆捲り何頁Nまたは
順捲り何頁Mすればよいかが判定される。そし
て、逆、順の捲り方向に応じて(ステツプ
(184))、第9図のステツプ(161)または(141)
に移る(ステツプ(185)(186))。
これらのステツプで指定された方向に指定され
た頁数だけの頁捲り動作が実行され、目的頁に達
すれば(ステツプ(163)(143)でYES)、通帳
繰越であるから(ステツプ(164)(144)で
YES)、正常終了となる(第10図ステツプ
(187))。そして、最終的に開かれた頁が全行未印
字であれば(ステツプ(188))、通帳繰越処理は
正常に終了し第8図ステツプ(108)に移る。
このように通帳繰越処理において、新通帳の第
1頁以外の頁または他の科目の頁が開かれて挿入
されても、これを検出して、一致する科目の第1
頁まで自動的に頁捲りが行なわれる。したがつ
て、第1頁以外の他の頁に印字してしまうという
従来の問題点()が解決されている。
上記実施例においては、記帳取引のみが示され
ているがこの発明は、他の取引たとえば預金や支
払の取引において通帳に取引データを印字する場
合にも、また自動取引処理装置以外のテラー等が
使用する通帳印字のみを行なう装置、半自動的な
処理装置等にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は通帳を示す斜視図、第2図は通帳にお
ける科目頁数コードを示す図、第3図は磁気スト
ライプの頁構成データを示す図、第4図は通帳搬
送路および各検出器の配置を示す構成図、第5図
は主に銀行取引処理装置内における通帳装置の構
成を示すブロツク図、第6図は通帳捲り装置の構
成および動作を示す図、第7図はメモリの内容を
示す図、第8図は記帳取引処理の全体的な手順を
示すフロー・チヤート、第9図は、頁捲り処理お
よび頁繰越処理の手順を示すフロー・チヤート、
第10図は通帳繰越処理の手順を示すフロー・チ
ヤートである。 14…磁気ストライプ・ヘツド、15…科目頁
数コードおよび印字済行検出用読取りセンサ、2
0,21…CPU、30,31…メモリ、45…
通帳捲り装置、BN…通帳、K…科目頁数コー
ド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 通帳の印字用紙の頁ごとにその所要箇所に読
    取可能にあらかじめ付けられた少なくともその頁
    を示す頁数コードを読取る第1の読取装置、 通帳の表紙に読取可能にあらかじめ記録され、
    印字用紙の全頁についての頁数コードの内容によ
    つて構成される頁構成データを読取る第2の読取
    装置、 上記第1および第2の読取装置によつてそれぞ
    れ読取られた頁数コードおよび頁構成データを記
    憶する記憶装置、ならびに 上記記憶装置に記憶されている頁数コードを頁
    構成データと照合することにより、印字用紙の全
    頁における開かれた頁の位置を判定する手段、 を備えている通帳印字装置。 2 通帳の印字用紙の頁ごとにその所要箇所に読
    取可能にあらかじめ付けられた少なくともその頁
    を示す頁数コードを読取る第1の読取装置、 通帳の表紙に読取可能にあらかじめ記録され、
    印字用紙の全頁についての頁数コードの内容によ
    つて構成される頁構成データを読取る第2の読取
    装置、 上記第1および第2の読取装置によつてそれぞ
    れ読取られた頁数コードおよび頁構成データを記
    憶する記憶装置、 上記記憶装置に記憶されている頁数コードを頁
    構成データと照合することにより、開かれた頁の
    当否を判定する手段、 開かれた頁が不適当である場合に、頁構成デー
    タにもとづいて適当な頁数を見付け出す手段、な
    らびに 適当な頁が開かれるまで、通帳の用紙を所定方
    向に所定枚数捲る通帳捲り装置、 を備えている通帳印字装置。
JP57152910A 1982-09-01 1982-09-01 通帳印字装置 Granted JPS5943437A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57152910A JPS5943437A (ja) 1982-09-01 1982-09-01 通帳印字装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57152910A JPS5943437A (ja) 1982-09-01 1982-09-01 通帳印字装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5943437A JPS5943437A (ja) 1984-03-10
JPH0431872B2 true JPH0431872B2 (ja) 1992-05-27

Family

ID=15550808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57152910A Granted JPS5943437A (ja) 1982-09-01 1982-09-01 通帳印字装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5943437A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5360294A (en) * 1976-11-10 1978-05-30 Toshiba Corp Current money transactions apparatus
JPS567170A (en) * 1979-06-27 1981-01-24 Omron Tateisi Electronics Co Automatic transaction system

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5360294A (en) * 1976-11-10 1978-05-30 Toshiba Corp Current money transactions apparatus
JPS567170A (en) * 1979-06-27 1981-01-24 Omron Tateisi Electronics Co Automatic transaction system

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5943437A (ja) 1984-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4280036A (en) Banking apparatus using passbooks
JP5142740B2 (ja) 自動取引装置
JPH0431872B2 (ja)
JP3785549B2 (ja) 通帳処理システム
JPS6124750B2 (ja)
JP3216045B2 (ja) 通帳取扱装置
KR880000235B1 (ko) 통장류 취급장치
JPS6036180A (ja) 通帳発行装置
JPS6250995A (ja) 通帳発行装置
JP4081393B2 (ja) イメージセンサの動作確認方法及び動作確認装置並びに動作確認プログラム
JPH0257786B2 (ja)
JPS6124752B2 (ja)
JPS6143762B2 (ja)
JPS63145573A (ja) 取引処理装置における稼動状況確認方法
JPH07149015A (ja) プリンタ
JP3312854B2 (ja) 自動取引装置
JPS6124751B2 (ja)
JPS6148176A (ja) 磁気カ−ドの記録内容チエツク装置
JPS62145466A (ja) 通帳処理装置
JP3214290B2 (ja) 印刷発行機
JP2837220B2 (ja) ダブルストライプ通帳の自動発行方式
JPH09282523A (ja) 通帳類取扱装置
JPH0572880B2 (ja)
JPS61127368A (ja) 通帳処理装置
JPS6242317B2 (ja)