JPH04310841A - 染色装置と染色用トレー - Google Patents

染色装置と染色用トレー

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JPH04310841A
JPH04310841A JP3103377A JP10337791A JPH04310841A JP H04310841 A JPH04310841 A JP H04310841A JP 3103377 A JP3103377 A JP 3103377A JP 10337791 A JP10337791 A JP 10337791A JP H04310841 A JPH04310841 A JP H04310841A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る染色装置と染色用
トレーは、病院等で癌の診断を行なう場合等に於いて、
生体から取り出した組織片の免疫反応を観察する為、こ
の組織片を染色する場合等に利用する。
【0002】
【従来の技術】抗原抗体反応等の免疫反応を利用して、
癌等の病気診断を行なう事が行なわれている。この様に
免疫反応を利用して病気診断を行なう場合、スライドガ
ラスに生体から取り出した組織片を貼付し、この組織片
を所定の処理液に順番に接触させて、組織片の染色を行
なう。
【0003】ところで、上述の様な目的で免疫反応の染
色処理を行なう場合に於いて、従来は、処理液をビーカ
状の容器に入れ、組織片を貼付したスライドガラスをこ
の容器内の処理液中に浸漬して、組織片と処理液とを接
触させる様にしているが、使用する処理液の量が多くな
る事が避けられない。免疫反応観察の為に使用する処理
液は高価なものが多い為、この様に処理液の使用量が多
くなる事は好ましくない。
【0004】この為従来は、処理コスト低減の為、手作
業によって組織片の染色処理を行なう事が多いが、染色
処理には長い時間を要し、場合によっては徹夜の作業に
なる為、作業員の労働環境の面から見て、やはり好まし
くない。
【0005】この様な問題を解決する為、本発明者は先
に、少ない処理液で、組織片の染色処理を確実に行なえ
る免疫反応染色装置を発明した(特開平1−15526
9号)。この先発明に係る免疫反応染色装置は、図8〜
10に示す様に構成されている。
【0006】1はアルミニウム等により造られた染色ブ
ロックで、この染色ブロック1の上面中央部には、平坦
な台座部2、2が形成されており、この台座部2、2の
一端には、僅かな高さを有する土手状部3、3を、この
台座部2、2の全幅に亙って形成している。上記台座部
2、2は、下面に組織片を貼付したスライドガラス4、
4の幅wよりも大きな幅Wを有し、スライドガラス4、
4の中間部を台座部2、2の上方に被せた場合に、台座
部2、2の幅方向両端部が、スライドガラス4、4の両
側縁から露出する様にしている。
【0007】染色ブロック1の一端縁部で、上記土手状
部3、3と排液溝5を介して対向する壁部6の内側面に
は、上記スライドガラス4、4の一端をがたつきなく嵌
合自在な凹部7、7を形成して、スライドガラス4、4
を台座部2、2の上方に被せる場合に於ける位置決めを
図っている。
【0008】一方、台座部2、2の他端側、即ち、土手
状部3、3を設けていない側と排液溝8を介して対向し
て設けられ、台座部2、2に被せたスライドガラス4、
4の他端部下面を支持する支持板部9は、上記土手状部
3、3よりも僅かに高くして、両端を土手状部3、3と
支持板部9とで支持されたスライドガラス4、4が、土
手状部3、3から支持板部9に向かうに従って次第に高
くなる様に、僅かに(例えば1度程度)傾斜する様にし
ている。
【0009】各台座部2、2の上面で、土手状部3、3
に近い位置には、吐出口10、10と排出口11、11
とが開口している。この内の吐出口10、10は、途中
にロータリ式切換弁12と送液ポンプ13とを設けた送
り込み管14を介して、洗浄液貯溜タンク15に通じさ
せる事により、洗浄液を吐出する洗浄液供給手段を構成
している。この内のロータリ式切換弁12は、複数枚の
スライドガラス4、4に貼付した異なる種類の組織片の
染色処理を同時に行なう場合に、洗浄液を送る先を選択
する為のものである。
【0010】又、上記排出口11は、途中にロータリ式
切換弁16と送液ポンプ17とを設けた排出管18を介
して、排液タンク19に通じさせる事により、洗浄液を
含む処理液を排出する処理液排出手段を構成している。
【0011】台座部2の上面で、スライドガラス4の両
側縁からはみ出した部分に染色用処理液を滴下する滴下
手段は、処理液容器収納部20に収納した処理液容器2
1を、図示しない処理液容器取り出し腕により取り出し
て、所定の台座部2の上方に迄移動させ、処理液の滴下
を行なわせる様に構成している。
【0012】上述の様に構成される先発明の免疫反応染
色装置により、生体から取り出した組織片の染色処理を
行なう場合、染色すべき組織片を貼付したスライドガラ
ス4の一端を壁部6に形成した凹部7に内嵌し、スライ
ドガラス中央の組織片の貼付部分を台座部2の上面に対
向させた状態で、このスライドガラス4を、台座部2の
端部に設けた土手状部3の上縁と支持板部9の上面とで
支持する。この状態で、スライドガラス4の下面と台座
部2の上面との間には、土手状部3から離れるに従って
次第に広くなる、くさび状の薄い隙間が形成される。
【0013】この様にスライドガラス4を土手状部3と
支持板部9とに掛け渡す様に載置したならば、滴下手段
を構成する処理液容器取り出し腕により処理液容器21
を、処理液と接触させるべき組織片を貼着したスライド
ガラス4の上方に移動させて、上記処理液容器21内に
貯溜してある処理液を、スライドガラス4の側縁から側
方に露出した台座部2の上面に滴下する。
【0014】台座部2に被さり、土手状部3の上縁と支
持板部9の上面との間に掛け渡される様に支持されたス
ライドガラス4の下面と台座部2の上面との間には、上
述の様に、土手状部3から離れるに従って次第に広くな
る、くさび状の薄い隙間が形成されている為、台座部2
の上面に滴下された処理液は、毛細管現象によって、こ
の隙間の内側に行き亙り、スライドガラス4の下面に貼
付された組織片と接触する。
【0015】この様にして、スライドガラス4の下面に
貼付した組織片と処理液とを、所定時間接触させたなら
ば、排出口11と排液タンク19とが互いに連通する状
態にロータリ式切換弁16を切り換えると共に、それ迄
停止していた処理液排出手段を構成する送液ポンプ17
を起動して、土手状部3に近接した位置に開口した排出
口11から、排液タンク19に向けて処理液を排出する
【0016】処理液の排出完了後、処理液排出手段を構
成する送液ポンプ17を停止させ、代って吐出口10と
洗浄液貯溜タンク15とが互いに連通する状態にロータ
リ式切換弁12を切り換えると共に、それ迄停止してい
た洗浄液供給手段を構成する送液ポンプ13を所定時間
だけ運転して、土手状部3に近接して設けた吐出口10
から洗浄液を吐出する。
【0017】吐出口10から吐出した洗浄液は、毛細管
現象によってスライドガラス4の下面と台座部2の上面
との間の隙間に行き亙り、スライドガラス4の下面に貼
付された組織片に付着した染色処理液の洗浄処理を行な
う。
【0018】所定時間の洗浄処理を終了したならば、再
び処理液排出手段を構成する送液ポンプ17を起動して
、スライドガラス4の下面と台座部2の上面との間の隙
間内の洗浄液を排出した後、次の染色処理液の滴下を行
なう。
【0019】以下、上述の作業を繰り返し行なって、所
定の染色処理を行なう。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
構成され作用する、先発明に係る免疫反応染色装置の場
合、依然として次に述べる様な問題が存在する。
【0021】先ず第一に、ロータリ式切換弁12、16
を設けた配管系統は複雑で、製作費が嵩む事が避けられ
ない。
【0022】又、洗浄液を給排する為の吐出口10と排
出口11とが、染色ブロック1の下側に開口している為
、この染色ブロック1を使用して、手作業により各種染
色処理を行なおうとした場合にも、これを行なう事が出
来ない。
【0023】本発明の染色装置と染色用トレーは、上述
の様な不都合を何れも解消するものである。
【0024】
【課題を解決する為の手段】本発明の染色装置と染色用
トレーとの内、請求項3に記載された染色用トレーは、
スライドガラスの下面に貼付した組織片と対向する台座
部と、この台座部の一端部上面に開口した排出口と、上
記台座部の上面に通じる滴下部と、上記台座部の他端側
に設けられた、上端縁の高さが台座部上面の高さよりも
僅かに高い支持部とを有し、一端部上面に、上記排出口
に通じる排液口を開口させる事により、構成される。
【0025】又、請求項1に記載された染色装置は、上
述の様に構成され、基台の所定位置に保持された染色用
トレーと、この染色用トレーの上面に設けられた上記滴
下部に、染色用の処理液を滴下する為の滴下手段と、こ
の滴下手段を上記滴下部の上方に移動させる第一の移動
手段と、上記染色用トレーの一端部上面に開口した排液
口と滴下部との間隔と同じ間隔で配置され、下端部を上
記滴下部に対向自在とした給液管及び上記に排液口に接
続自在とされた排液管を有し、給液管を給液手段に、排
液管を排液手段に、それぞれ接続した洗浄手段と、この
洗浄手段を構成する上記給液管と排液管とを、上記滴下
部と排液口との上方位置に移動させると共に、この上方
位置で昇降させる第二の移動手段とから構成される。
【0026】
【作用】上述の様に構成される本発明の染色装置と染色
用トレーとを使用して、スライドガラスに貼付された組
織片等の試料の染色処理を行なう場合の作用は、次の通
りである。
【0027】染色処理すべき試料を下面に貼付したスラ
イドガラスは、その一端部下面を台座部の一端部上面に
当接させ、他端部寄り下面を支持部の上縁に当接させる
事で、上記台座部の上方に支持する。
【0028】この状態で台座部の一端部上面に形成され
た滴下部は、スライドガラスの一端縁から露出し、且つ
、台座部の上面とスライドガラスの下面との間には、上
記滴下部から離れるに従って次第に広くなる、くさび状
の隙間が形成される。
【0029】そこで、第一の移動手段により、滴下手段
を上記滴下部の上方に移動させると共に、この滴下手段
により染色用の処理液を、上記滴下部に滴下する。滴下
された処理液は、そのまま上記台座部の上面に達して、
毛細管現象により上記くさび状の隙間に広がり、スライ
ドガラスの下面で、この隙間に対向する部分に貼付され
た試料を染色処理する。
【0030】染色用の処理液による、所定時間の染色処
理を終了したならば、洗浄手段により、上記隙間に存在
する処理液を洗い流す。尚、この洗い流しによる洗浄処
理作業に先立ち、第二の移動手段により、上記洗浄手段
を構成する給液管の端部を滴下部の上方に移動させると
共に、排液管の端部を排液口に接続しておく。
【0031】洗い流しによる洗浄処理作業は、上記隙間
内の処理液を排液管により排出した後、洗浄手段を構成
する給液手段を作動させる事により、給液管、滴下部を
通じて洗浄液を上記隙間に送り込んでから、所定時間経
過後に、排液手段によりこの洗浄液を、排液管を通じ排
出する事を繰り返し行なう。
【0032】所定の洗浄処理作業を行なった後に於いて
は、再び滴下手段により染色用の処理液を、前記滴下部
に滴下し、この処理液を台座部の上面とスライドガラス
の下面との間の隙間に進入させて、スライドガラス下面
に貼付された試料の染色処理を行なう。
【0033】以下、上述の作業を、所定回数繰り返し行
なう事で、所定の染色処理を行なう。
【0034】更に、本発明の染色用トレーは、上述の様
に、染色装置に組み込んで、自動的に試料の染色処理を
行なう他、手作業による染色を行なう場合にも使用する
事が出来る。
【0035】但し、この場合は、滴下部への処理液や洗
浄液の滴下、或は排液口からの洗浄液の取り出しは、ス
ポイトやピペット等を用いて行なう。
【0036】
【実施例】図1〜3は本発明の染色用トレーを示してい
る。先発明に於ける染色ブロックに相当する、本発明の
染色用トレー22は、繊維強化プラスチック等により一
体に造られている。全体を矩形とされた、この染色用ト
レー22の四周は、壁部23により囲まれており、この
壁部23の内側に、スライドガラス4(図8〜9)の下
面に貼付した試料と対向する、複数の(図示の実施例の
場合、5個の)台座部24、24を設けている。
【0037】各台座部24、24の一端(図2の下端)
側には、各台座部24、24の上面から連続させて、そ
れぞれ滴下部25、25を設け、各台座部24、24の
一端側上面は、この滴下部25、25に向け低くなる様
に、僅かに傾斜させている。又、各台座部24、24の
他端側には、各台座部24、24と間隔をあけて、立壁
状の支持部26、26を、それぞれ設けている。尚、上
記各支持部26、26の上端縁の高さは、それぞれ台座
部24、24の上面の高さよりも僅かに高くしている。
【0038】上記各台座部24、24の一端部上面で、
上記各滴下部25、25に向けて傾斜した部分の一方の
側(図2の右側)には、排出口27、27を開口させて
いる。そして、上記傾斜した部分の両端縁部並びに排出
口27、27と滴下部25、25との間部分に、僅かな
高さを有する土手部32、32を形成している。各土手
部32、32の上縁は、各台座部24、24の上面と同
一平面に位置させている。
【0039】又、前記壁部23の一部で、染色用トレー
22の一端縁(図2の下端縁)に存在する部分の上面に
は、上記排出口27、27に通じる排液口28、28を
、各滴下部25、25との間隔dを一定にした状態で、
それぞれ開口させている。
【0040】尚、図示の実施例に於いては、隣り合う台
座部24、24の間に立壁29、29を形成しているが
、隣り合う立壁29、29同士の間隔D、並びに両端部
に存在する立壁29、29と染色用トレー22の周縁部
の壁部23との間隔Dは、染色処理すべき試料を貼付し
たスライドガラス4の幅w(図8)よりも少しだけ大き
く(D>w)している。
【0041】更に、前記滴下部25、25並びに排液口
28、28を設けた、壁部23の一部で染色用トレー2
2の一端縁に存在する部分の上面には、各台座部24、
24の周囲に存在する貯液部30、30に通じる注液部
31、31を形成して、各貯液部30、30に、乾燥防
止用の液体を貯溜自在としている。
【0042】上述の様に構成される染色用トレー22は
、染色装置を構成する基台(図示せず)上面の所定位置
に保持されるが、この染色用トレー22の上面に設けら
れた滴下部25、25に、染色用の処理液を滴下する滴
下手段は、前述した先発明に係る染色装置と同様に、染
色処理液を充填した処理液容器21(図4、10)と、
この処理液容器21を所定の染色用トレー22の上方に
迄移動させ、処理液を滴下させる、第一の移動手段であ
る処理液容器取り出し腕45(図4)とから構成されて
いる。
【0043】尚、処理液容器21は、上端に設けた釦3
3を下方に押す事により、吐出管34を通じて、内部に
貯溜した処理液を吐出自在としたものであり、上記釦3
3を下方に押圧自在とする為、第一のモータ35により
回転駆動される第一の螺子杆36に螺合した第一のナッ
ト片37に、押圧片38の基端部を固定し、この押圧片
38の先端部を、上記釦33の上面に対向させている。
【0044】又、各台座部24、24の上面とスライド
ガラスの下面との間に送り込まれた染色用の処理液を洗
い流す為の洗浄手段は、図4〜5に示す様に、給液管3
9及び排液管60を有する。この内の給液管39を、給
液手段である洗浄液容器40又は蒸留水容器41に、給
液ポンプ43を介して接続し、排液管60を、排液手段
であるドレン容器42に、排液ポンプ44を介して接続
している。
【0045】尚、上記給液管39と排液管60との下端
開口は、前記染色用トレー22の一端部上面に設けられ
た滴下部25と排液口28との間隔dと同じ間隔dで配
置されている。
【0046】更に詳しく説明すると、上記給液管39と
排液管60とは、前記処理液容器取り出し腕45と同期
して水平方向に移動する部分に設けられた、第二の移動
手段である単一の昇降ブラケット46に対して、若干の
昇降を自在として支持されており、この内の排液管60
は、圧縮ばね47の弾力によって、下方に向かう弾力を
付与されている。上記昇降ブラケット46に固定の第二
のナット片48は、第二のモータ49により正転、逆転
自在な、第二の螺子杆61と螺合しており、上記第二の
モータ49により、上記昇降ブラケット46を昇降駆動
自在としている。
【0047】給液管39の上端部は、図5に示す様に、
途中に給液ポンプ43を設けた給液チューブ50により
、洗浄液容器40に通じさせており、上記給液ポンプ4
3の運転に伴ない、前記滴下部25に洗浄液を滴下出来
る様にしている。一方、排液管60の上端部は、途中に
排液ポンプ44を設けた排液チューブ51により、ドレ
ン容器42に通じさせている。
【0048】一方、前記処理液容器取り出し腕45には
、この処理液容器取り出し腕45が処理液容器21を掴
んでいるか否かを検出する為のセンサ53を設けている
。又、前記押圧片38の上方には、水平方向に亙る押し
板54を設けて、上記処理液容器取り出し腕45を、処
理液容器収納部20(図6、10)内に挿入する際、扉
を押し開ける様にしている。
【0049】即ち、染色作業に使用する処理液は、低温
で保存しておく必要がある為、処理液容器収納部20は
、図6に示す様に、周囲を断熱壁55により囲むと共に
、複数の処理液容器21、21を保持したターンテーブ
ルの周囲には、冷却壁56を設けている。前記処理液容
器取り出し腕45に処理液容器21を着脱する際には、
上記断熱壁55と冷却壁56とに設けた開口部57、5
8を通じて、処理液容器取り出し腕45を冷却壁56の
内側に迄挿入するが、断熱壁55の開口部57には、観
音開き式の開閉扉59を設け、ばねによりこの開閉扉5
9に、閉鎖方向の弾力を付与している。
【0050】上記押し板54は、処理液容器取り出し腕
45の水平移動に伴なって上記開閉扉59を押し、この
開閉扉59を、図6に実線で示した閉鎖状態から、鎖線
で示した開放状態に回動させる役目を有する。
【0051】又、染色装置を構成する基台の上面隅部で
、染色用トレー22から外れた部分には、図5、7に示
す様な洗浄用容器52が設けられている。この洗浄用容
器52の内径は、前記給液管39と排液管60との下端
部を、同時に挿入出来るだけの大きさを有する。
【0052】上述の様に構成される本発明の染色装置と
染色用トレーとを使用して、スライドガラスに貼付され
た試料の染色処理を行なう場合、次の様にして行なう。
【0053】染色処理すべき試料を下面に貼付したスラ
イドガラスは、その一端部下面を各台座部24、24の
一端部(図2の下端部)上面に当接させ、他端部寄り下
面を、支持部26、26の上縁に当接させる事で、上記
各台座部24、24の上方に支持する。
【0054】この状態で各台座部24、24の一端部上
面に形成された滴下部25、25は、スライドガラスの
一端縁から露出し、各台座部24、24の上面とスライ
ドガラスの下面との間には、上記滴下部25、25から
離れるに従って次第に広くなる、くさび状の隙間が形成
される。又、各スライドガラスの両側縁は、染色用トレ
ー22の周縁部に形成した壁部23の内側縁、或は隣り
合う台座部24、24の間に形成した立壁29、29の
側縁に近接した状態となる。
【0055】上述の様にスライドガラスをセットした状
態で、滴下手段を構成する処理液容器21により染色用
の処理液を、上記各台座部24、24の一端に形成した
滴下部25、25に滴下すれば、毛細管現象によりこの
処理液が、上記スライドガラスの下面と台座部24、2
4の上面との間に存在するくさび状の隙間に広がり、ス
ライドガラスの下面で、この隙間に対向する部分に貼付
された試料を染色処理する。
【0056】この際、スライドガラスの両側縁が立壁2
9、29の側面(或は壁部23の内側面)に近接してい
る為、上記隙間内に送り込まれた処理液が、短い時間の
間に蒸発し、減少する事が防止される。処理液の蒸発防
止をより確実に図る必要がある場合には、注液部31、
31を通じて、各台座部24、24周囲の貯液部30、
30に蒸留水等を注入しておく。
【0057】染色処理液の滴下作業を行なう場合には、
前記第一のモータ35により第一の螺子杆36を回転さ
せ、第一のナット片37、押圧片38を介して、処理液
容器21の釦33を下方に押圧し、吐出管34から処理
液を吐出させる。
【0058】尚、上記吐出作業に先立って処理液容器取
り出し腕45は、前記処理液容器収納部20から所定の
処理液容器21を取り出し、この処理液容器21に付属
の吐出管34を、所定の染色用トレー22の滴下部25
の上方に移動させておく。
【0059】染色用の処理液による、所定時間の染色処
理を終了したならば、この処理液を排出した後、洗浄手
段により洗浄液を送り込んで、上記隙間内に付着してい
る処理液を洗い流すが、この洗い流しによる洗浄処理作
業に先立ち、上記洗浄手段を構成する給液管39の下端
部を上記滴下部25の上方に移動させると共に、排液管
60の下端部を排液口28に接続しておく。
【0060】即ち、図示しない二次元駆動機構により、
図4〜5に示した洗浄手段を構成する給液管39及び排
液管60を、所定の滴下部25及び排液口28の上方に
移動させたならば、第二のモータ49により第二の螺子
杆61を回転させる事で、それ迄上昇していた昇降ブラ
ケット46を下降させ、上記給液管39を上記滴下部2
5の直上に位置させると共に、排液管60を上記所定の
排液口28に押し付ける。
【0061】上記排液管60は、昇降ブラケット46に
対して昇降自在とされると共に、圧縮ばね47の弾力に
より下方に押圧されており、且つ、排液管60の下端開
口周縁部には、ゴムリング等のシール材が装着されてい
る為、昇降ブラケット46の下降に伴ない排液管60を
、上記所定の排液口28に押し付ける事により、洗浄手
段を構成する排液管60の下端部と排液口28とが液密
に接続される。
【0062】洗浄処理作業を行なう場合には、給液チュ
ーブ50の途中に設けた給液ポンプ43を運転する事に
より、洗浄液容器40内に貯溜された洗浄液を、給液管
39、滴下部25を通じて、台座部24の上面とスライ
ドガラス4の下面との間に存在する隙間に送り込む。
【0063】この様にして上記隙間に洗浄液を送り込ん
でから所定時間経過後に、排液手段に通じる排液チュー
ブ51の途中に設けた排液ポンプ44を運転する事によ
り、この洗浄液を、排液口28、排液管60を通じ排出
する事で、洗浄処理作業を行なう。
【0064】図示の実施例の場合、処理液や洗浄液を滴
下する為の滴下部25、25と排出口27、27との間
、及び滴下部25、25や排出口27、27に通じる部
分の両端上縁部に、土手部32、32を形成している為
、滴下部25、25に滴下された処理液や洗浄液が、そ
のまま排出口27、27に流れるのが防止される。この
結果、スライドガラスの下面に貼着された試料への処理
液の接触や、この処理液の洗浄を確実に行える。
【0065】所定の洗浄処理作業を行なった後に於いて
は、再び滴下手段を構成する処理液容器21により染色
用の処理液を、前記台座部24の一端に形成した滴下部
25に滴下し、この処理液を台座部24の上面とスライ
ドガラスの下面との間の隙間に進入させて、スライドガ
ラス下面に貼付された試料の染色処理を行なう。
【0066】以下、上述の作業を、所定回数繰り返し行
なう事で、所定の染色処理を行なう。
【0067】又、洗浄手段を構成する給液管39及び排
液管60の内部は、適宜蒸留水により洗浄する事により
、洗浄液が各管39、60内で乾燥し、結晶化する事で
、各管39、60内が詰まるのを防止する。
【0068】即ち、作業終了時等に、上記給液管39及
び排液管60の下端部を、図7に示す様に前記洗浄用容
器52内に挿入した状態で、図5に示した三方弁62を
切り換える事により、給液チューブ50を蒸留水容器4
1に通じさせると共に、給液ポンプ43と排液ポンプ4
4とを運転する。
【0069】この結果、上記給液管39及び排液管60
を含む、洗浄手段の構成各部の内側が洗浄される。この
際、必要に応じて吸気弁63から蒸留水中に空気を吸引
し、洗浄作業の能率化を図る。尚、図5に於いて64、
65は電磁開閉弁で、上記給液ポンプ43及び排液ポン
プ44の起動と同期して開放され、停止と同期して閉鎖
される。
【0070】更に、本発明の染色用トレーは、上述の様
に、染色装置に組み込んで、自動的に試料の染色処理を
行なう他、手作業による染色を行なう場合にも使用する
事が出来る。
【0071】但し、この場合は、滴下部25、25への
処理液や洗浄液の送り込み、或は排液口28、28から
の洗浄液の取り出しは、スポイトやピペット等を用いて
行なう。
【0072】この場合に於いて、本発明の染色用トレー
22は、上面に透明樹脂板等の蓋を被せる事が可能であ
る為、十分な保湿効果が得られ、染色作業が長時間に及
ぶ場合にも、試料の乾燥防止を確実に図る事が出来る。 更に、染色用トレー22を重ね合わせておく事も出来る
為、多数の試料の染色処理を行なう場合にも、作業に要
する面積が狭くて済む。
【0073】
【発明の効果】本発明の染色装置と染色用トレーは、以
上に述べた通り構成され作用する為、少ない処理液で、
免疫反応を観察する為の組織片等の試料の染色処理を自
動的に行なう事が出来、免疫反応観察等、染色処理に要
する費用の低減化、省力化に寄与する効果が大きいと言
った、先発明の有する効果をそのままにして、染色作業
の開始時に空気を追い出す作業を行なう必要が不要とな
り、染色作業の準備行程を簡略化する事が出来るだけな
く、ロータリ式切換弁を設けた複雑な配管系統が不要と
なる為、装置製作費の低廉化を図れる。
【0074】更に、本発明の染色用トレーは、染色装置
に組み込んで、自動染色を行なう場合だけでなく、手作
業により各種染色処理を行なう場合にも使用出来る為、
多種の染色作業を行なう様な研究所等に於いても、用具
管理の簡略化を図る事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の染色用トレーの斜視図。
【図2】同じく平面図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】滴下手段及び洗浄手段の縦断正面図。
【図5】洗浄手段の回路図。
【図6】処理液容器収納部の部分横断面図。
【図7】洗浄手段内を洗浄する状態を示す部分縦断面図
【図8】先発明に係る染色装置を、滴下手段を省略して
示す斜視図。
【図9】図9のB−B断面図。
【図10】滴下手段を構成する処理液容器収納部の斜視
図。
【符号の説明】
1  染色ブロック 2  台座部 3  土手状部 4  スライドガラス 5  排液溝 6  壁部 7  凹部 8  排液溝 9  支持板部 10  吐出口 11  排出口 12  ロータリ式切換弁 13  送液ポンプ 14  送り込み管 15  洗浄液貯溜タンク 16  ロータリ式切換弁 17  送液ポンプ 18  排出管 19  排液タンク 20  処理液容器収納部 21  処理液容器 22  染色用トレー 23  壁部 24  台座部 25  滴下部 26  支持部 27  排出口 28  排液口 29  立壁 30  貯液部 31  注液部 32  土手部 33  釦 34  吐出管 35  第一のモータ 36  第一の螺子杆 37  第一のナット片 38  押圧片 39  給液管 40  洗浄液容器 41  蒸留水容器 42  ドレン容器 43  給液ポンプ 44  排液ポンプ 45  処理液容器取り出し腕 46  昇降ブラケット 47  圧縮ばね 48  第二のナット片 49  第二のモータ 50  給液チューブ 51  排液チューブ 52  洗浄用容器 53  センサ 54  押し板 55  断熱壁 56  冷却壁 57  開口部 58  開口部 59  開閉扉 60  排液管 61  第二の螺子杆 62  三方弁 63  吸気弁 64  電磁開閉弁 65  電磁開閉弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  スライドガラスの下面に貼付した組織
    片に対向する台座部と、この台座部の一端部上面に開口
    した排出口と、上記台座部の上面に通じる滴下部と、上
    記台座部の他端側に設けられた、上端縁の高さが台座部
    上面の高さよりも僅かに高い支持部とを有し、一端部上
    面に、上記排出口に通じる排液口を開口させて成り、基
    台の所定位置に保持された染色用トレーと、この染色用
    トレーの上面に設けられた上記滴下部に、染色用の処理
    液を滴下する為の滴下手段と、この滴下手段を上記滴下
    部の上方に移動させる第一の移動手段と、上記染色用ト
    レーの一端部上面に開口した排液口と滴下部との間隔と
    同じ間隔で配置され、下端部を上記滴下部に対向自在と
    した給液管及び上記排液口に接続自在とされた排液管を
    有し、給液管を給液手段に、排液管を排液手段に、それ
    ぞれ接続した洗浄手段と、この洗浄手段を構成する上記
    給液管と排液管とを、上記滴下部と排液口との上方位置
    に移動させると共に、この上方位置で昇降させる第二の
    移動手段とから成る染色装置。
  2. 【請求項2】  第一の移動手段と第二の移動手段とが
    同期して水平方向に移動自在とされている、請求項1に
    記載の染色装置。
  3. 【請求項3】  スライドガラスの下面に貼付した組織
    片に対向する台座部と、この台座部の一端部上面に開口
    した排出口と、上記台座部の上面に通じる滴下部と、上
    記台座部の他端側に設けられた、上端縁の高さが台座部
    上面の高さよりも僅かに高い支持部とを有し、一端部上
    面に、上記排出口に通じる排液口を開口させて成る染色
    用トレー。
  4. 【請求項4】  台座部の両側に、スライドガラスの幅
    よりも僅かに大きな間隔をあけて立壁を形成すると共に
    、各立壁の側面と台座部の周囲との間に、乾燥防止用の
    液体を貯溜自在とした、請求項3に記載の染色用トレー
  5. 【請求項5】  排出口と滴下部との間に土手部を形成
    して、滴下部から排出口に液体が短絡して流れるのを防
    止した、請求項3〜4の何れかに記載の染色用トレー。
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