JPH04286328A - Hf薬液中高効率重金属除去フィルタの製造方法 - Google Patents

Hf薬液中高効率重金属除去フィルタの製造方法

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JPH04286328A
JPH04286328A JP5103891A JP5103891A JPH04286328A JP H04286328 A JPH04286328 A JP H04286328A JP 5103891 A JP5103891 A JP 5103891A JP 5103891 A JP5103891 A JP 5103891A JP H04286328 A JPH04286328 A JP H04286328A
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heavy metal
filter
chemical solution
metal ions
ions
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JP5103891A
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Hiroaki Hagimae
萩前 広明
Masahiro Watanabe
正博 渡辺
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体製造工程における
シリコンウェハ表面のウェットエッチング処理に係り、
特にHF薬液を用いた清浄なエッチング処理に好適な高
効率重金属除去フィルタを設けたHF薬液エッチング処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】HF薬液によるエッチング処理方法にお
いて、被エッチング物と同じ物質でフィルタを作製し、
異物を除去する方法は、特開昭61−54217,特開
昭62−117611,特開昭63−296224に記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は吸着物質が限定されておらず、汚染物除去のメ
カニズムも解明されていなかった。このため高効率の汚
染物除去効果は期待できなかった。さらに、除去メカニ
ズムが不明のために、フィルタ及び汚染物の性質を利用
した効果を生かすことが出来ない。
【0004】本発明の目的は、半導体製造工程の中で特
にシリコンウェハ表面の酸化膜をエッチング除去するH
F薬液処理工程において問題となる重金属汚染の中で、
特にHF薬液中でシリコンウェハ表面に吸着しやすいC
uイオンに注目し、この吸着メカニズムを解明し、更に
このメカニズムを利用した高効率な重金属除去フィルタ
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、半導体製造
工程のHF薬液エッチング処理において、被洗浄物と同
じ物質を用いてフィルタを作製することで、被洗浄物に
吸着しやすい汚染物をあらかじめ除去する方法において
、フィルタ物質への汚染物(重金属)の吸着メカニズム
明らかにすることで、最も効率のよい汚染物除去を可能
にするためにフィルタに用いるシリコン粒子表面に加速
した希ガスイオンを照射し、シリコン粒子表面に均一に
欠陥を作製して重金属イオンの吸着効果を高める。
【0006】
【作用】フィルタに用いるシリコン粒子に加速した希ガ
スイオンを照射することで、シリコン粒子表面に均一に
欠陥を形成することが出来、該欠陥を核にしてCuイオ
ンを効率良く吸着することが可能となり、清浄なHF薬
液によるシリコンウェハ表面のエッチングが出来る。
【0007】
【実施例】図1にシリコンウェハ16上へのCuイオン
の吸着量と膜面との関係を表した図を示す。
【0008】図1は、HF薬液7中で活性なSi面(以
下Si面)とシリコンの酸化膜面(以下SiO2面)、
及び窒化膜面(以下Si3N4面)へのCuの吸着量を
各々Cu汚染濃度を変化させて測定した結果である。こ
こに示す結果からHF薬液7中のCu汚染濃度を増加さ
せると各膜面へのCu吸着量も増加傾向にある。また、
SiO2面やSi3N4面へのCuの吸着量2,3に比
べてSi面への吸着量1の急激な増加がみられ、Si面
が他の膜面に比べてCuなどの重金属が吸着しやすいと
いえる。しかし、該Si面に加速した希ガスイオン(こ
こでは、300keVに加速したArイオン1014個
/cm2)を照射することでさらに吸着量4が増加して
いる。このことから、同じSi面でも希ガスイオンの照
射によってシリコン表面に均一に欠陥が形成されれば、
さらに吸着量を増加することの出来る。
【0009】図2に本発明による高効率シリコンフィル
タ20の基本原理となるシリコン表面へのCu析出メカ
ニズムを示す。
【0010】図2から分かるようにCu原子が2個析出
するのに対して、同時にSi原子が1個溶出することか
ら、図に示すような反応によりシリコン面へのCu析出
が起こると言える。そこで、この基本原理を利用するこ
とでHF薬液7中でシリコンウェハ16表面に吸着して
不良の原因となる重金属を除去することが出来る。
【0011】しかし、このままではシリコンウェハ16
とシリコン粒子6を充填したフィルタの重金属イオン吸
着量が同等であるためにフィルタとしての役割からする
と能力不足であるといえる。そこで、図1で述べた様に
同じSi表面であっても加速された希ガスイオンを照射
することでシリコン表面に欠陥が形成され、Cuの吸着
量4が急激に増加することから、この効果をフィルタ中
のシリコン粒子6に利用して、被洗浄物であるシリコン
ウェハ16よりも吸着能力を向上させることでHF薬液
7中の重金属(ここではCuイオン)を被洗浄物よりも
高効率に吸着除去出来、清浄なHF薬液7を供給するこ
とが出来る。
【0012】図3に本発明による高効率重金属除去フィ
ルタ20の構造図を示す。
【0013】図3から分かるように、HF薬液を用いる
ためにフッ素樹脂で出来たフィルタ容器5の中に表面積
を大きくするために粒径約2〜3mm(あまり小さいと
流出や背圧の低下が起こる。)の予め酸処理やその後の
エッチングにより角が取れて丸みを帯びたシリコン粒子
6が充填されている。そして、このフィルタの中をCu
汚染されたHF薬液7が矢印の方向から通過することで
フィルタ20中のシリコン粒子6にCuイオンが吸着除
去されて清浄なHF薬液7を供給することが可能となる
【0014】図4にCu汚染させた一定量のHF薬液7
を通過させたときのCuイオン除去量の値と同様の操作
を繰り返し行なったときの除去量の変化を、希ガスイオ
ンを照射したシリコン粒子による結果9と未照射のシリ
コン粒子を用いた結果8を示す。
【0015】図4から分かるように、約7〜8ppmに
Cu汚染させたHF薬液7を先ず未照射フィルタを通過
させると、約6ppmのCuイオンが吸着除去されてい
る。この結果、未照射フィルタの汚染液を一回通過させ
たときのCuイオン除去能力は、10l当りの通過で6
0mg(6ppm相当)である。また、同様の操作を5
回繰り返してもCuイオン除去能力に変化は認められず
に一定の値を示しており、未照射フィルタは約50lの
汚染液(7ppm前後の汚染濃度)の通過に対して数1
0ppm以上までの除去能力がある。
【0016】これに対して本発明による照射フィルタ2
0では、一回の通過で約7ppmのCuイオン除去能力
があり、未照射フィルタに比べて除去能力が向上してい
る。 また、この照射フィルタの場合も未照射フィルタ
と同様に5回の通過での変化は見られずトータルの除去
効果も充分にある。
【0017】図5に一定量に汚染させたCu汚染液を繰
り返し照射フィルタ中を通過させた時のCu汚染濃度の
変化11と未照射フィルタ内部を通過させた時のCu汚
染濃度の変化10を示す。
【0018】図5から分かる様に、Cu汚染させたHF
薬液7は未照射フィルタ内を2回通過するとCu濃度が
1桁以上減少する。また、4回の通過で約5ppmのC
u濃度が50ppb以下まで減少する。さらに、通過回
数が6回を超えるとCuイオン濃度は5ppbにまで減
少しており、未照射フィルタでもHF薬液中のCuイオ
ンが効率良く除去されている。
【0019】次に、同様な処理を照射フィルタで行なう
と、フイルタ内部の通過回数が2回でCu汚染濃度が2
桁近く減少する。そして、照射フィルタ内部を4回通過
することでCuイオン濃度は5ppb以下まで減少し、
未照射フィルタに比べてかなりの除去効果が望める。
【0020】図6に循環処理系に照射フィルタ20を設
置したときのHF薬液7中のCu除去効果13と未照射
フィルタを設置したときのHF薬液7中のCu汚染除去
効果12について検討した結果を示す。
【0021】図6から、先ず未照射フィルタ内部を通過
した時のCu汚染濃度の変化を見ると、フィルタ内部を
1回通過した時間の3〜5分でCuイオン濃度が減少し
始めている。
【0022】そして、循環時間が5分を過ぎてHF薬液
7の全量がシリコンフィルタ内部を2回通過すると共に
急激なCu濃度の減少が起こる。さらに、循環を続ける
ことでCu濃度の減少は進み、循環開始後20〜30分
で汚染濃度は5ppb以下となり検出限界付近まで減少
する。
【0023】次に、照射フィルタ20を設置して循環を
行なうとフィルタ内を1回通過する3〜5分で急激な変
化が起こり、約0.5ppmまで減少している。そして
、Cu汚染液がフィルタ内を2回通過すると、更に急激
な減少が起こって0.1ppmにまで変化する。
【0024】そして、循環時間が10分を超えると汚染
濃度は5ppb以下となり検出限界付近まで減少してい
る。
【0025】この結果、実際の循環系での処理でも希ガ
スイオンを照射したフィルタ20を用いると高効率にC
uイオンを吸着除去することが出来、常に正常な状態で
のシリコンウェハ16のエッチング処理が可能となる。
【0026】図7にCuイオンが本発明による高効率重
金属除去フィルタ20に充分に吸着した時のフィルタ2
0の洗浄を硝酸で行なったときのCuイオン除去効果を
示す。
【0027】図に示すように、処理時間1分以内で急激
にシリコンウェハ16表面のCu吸着量が減少している
。このことから、硝酸によるシリコン粒子6の洗浄を定
期的に行なうことでフィルタ20の吸着能力を常に維持
することが可能となり、常にCuイオン汚染の無い清浄
なHF薬液7を供給することが出来る。
【0028】図8に本発明による高効率重金属除去フィ
ルタ20を設置したHF薬液循環処理装置の構成図を示
す。
【0029】この図に示す様に、HF薬液エッチング処
理槽15へ供給されるHF薬液7はHF薬液7供給系に
設けられた重金属イオンの吸着する材料粒子に希ガスイ
オンを照射した粒子6を充填したフィルタ20(シリコ
ン粒子6)内部を通過する。この時、HF薬液7に溶け
込んでいるCuイオンがシリコン粒子6に吸着して除去
される。シリコン粒子6に吸着してCuイオンの除去さ
れたHF薬液7は、次に微粒子捕集用フィルタ21を通
過してHF薬液7の中に浮遊している微粒子異物やシリ
コン粒子充填フィルタ20から発生したシリコン微粒子
が捕集除去される。
【0030】こうしてCuイオンや微粒子異物の除去さ
れて清浄になったHF薬液7は、シリコンウェハ16の
下方にある配管(HF薬液供給口18)から供給されて
シリコンウェハ13がエッチング処理される。また、シ
リコンウェハ16のエッチング処理に使用されたHF薬
液7はオーバーフローさせて、大部分は配管(HF薬液
吸入口17)から吸入される。
【0031】吸入されたHF薬液7は、循環ポンプ19
により繰り返し高効率重金属除去フィルタ20と微粒子
捕集用フィルタ21を通過させることで常にCu汚染や
微粒子汚染の無い、清浄なHF薬液7を供給することが
出来る。
【0032】この時、高効率重金属除去フィルタ20の
寿命はSiの溶出量とCuの吸着量の関係から分かるよ
うに、Siの溶出量をモニタすることで大体のCu吸着
量が推測できる。そこで、HF薬液7の循環系にSiの
モニタ22を設けて定期的にHF薬液7中のSi量を測
定することでフィルタ20の再生及び交換時期を知るこ
とが出来る。この結果、常に高効率でCuイオンの除去
が可能となり、清浄なHF薬液7を常時供給できる。
【0033】Siモニタ22でのSi溶出量の測定結果
から充分Cuイオンが吸着したフィルタ20は、酸によ
るCuイオン除去を行なう。先ず、薬液供給系に設けて
あるバルブ25,26を閉める。次に、ドレイン23を
開けてフィルタの系内にあるHF薬液7を排出する。そ
して、ドレイン23を閉めてバルブ24を開け、このバ
ルブ24から系内に硝酸を流入する。この時バルブ27
,28を開けてバイパス29を液が通過出来る様にする
【0034】この様にして、硝酸の流入された系内で循
環ポンプ19により硝酸を循環させることで、フィルタ
中のシリコン粒子6表面に吸着したCuイオンが除去さ
れる。
【0035】シリコン粒子6表面のCuイオン除去に用
いた硝酸はドレイン23から排出し、系内を超純水によ
り洗浄して硝酸を洗い流す。さらに、この超純水を排出
してバルブ24からHF薬液7を流入して循環すること
で、硝酸によりシリコン粒子6表面に形成されたSiの
酸化膜が除去されて活性なSi面が露出し、再びCuイ
オンの吸着除去が可能となる。
【0036】HF薬液7を排出して各バルブを元の状態
に戻してHF薬液7を補充して動作することで繰り返し
イオン汚染の無い清浄なエッチング処理が可能となる。
【0037】最後に、第9図に本発明による高効率重金
属除去フィルタ20を用いてCuイオンの除去されたH
F薬液7中でシリコンウェハ16表面のエッチングを行
なった場合のウェハ表面状態とシリコンウェハ16とA
rイオンを照射しないで単に同じ物質のシリコン粒子充
填したフィルタを用いてエッチングした場合の表面状態
、そして、何も用いないでエッチング処理を行なった場
合のウェハ表面状態を示す。
【0038】第9図(a)から分かるように、第9図(
b)や第9図(c)の単にウェハと同じ物質を用いて多
少のCu析出物30が見られる場合やイオン除去フィル
タを用いないでシリコンウェハ16表面の一面にCu析
出物30のある場合に比べて、高効率重金属イオン除去
フィルタ20を用いた場合のウェハ表面には全くと言っ
てよい程、Cuイオンによる汚染が見られない。
【0039】この結果、本発明による高効率重金属除去
フィルタ20を用いることで常に清浄なHF薬液7の供
給され、重金属汚染の無いシリコンウェハ16表面のエ
ッチングが可能となる。
【0040】
【発明の効果】本発明に依れば、HF薬液エッチング処
理工程において、HF薬液が処理槽に供給される前に希
ガスイオンを照射した被処理物と同じシリコン粒子を充
填したフィルタを設けることで、重金属イオンを高効率
に吸着除去してしまうために被処理物(シリコンウェハ
)への重金属による汚染をほぼ完全に防止することが出
来る。
【0041】また、シリコンウェハへの重金属汚染を防
止できるために、半導体デバイスでの不良の発生も防げ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高効率重金属除去フィルタを説明する
ためにSi上に各膜面を形成して重金属イオン(Cuイ
オン)の吸着量を評価した基礎検討結果を示した図であ
る。
【図2】本発明の基本原理となるシリコン表面へのCu
吸着メカニズムの図である。
【図3】本発明の高効率重金属除去フィルタの構造図で
ある。
【図4】希ガスイオンを照射したシリコン粒子を用いた
フィルタと未照射のシリコン粒子を用いたフィルタにお
いて、一定量にCu汚染させたHF薬液を通過させたと
きの除去効果と、同様の操作を5回行なった時の除去量
の変化の比較結果を示した図である。
【図5】図4と同様に2種類のフィルタを用いて、一定
量にCu汚染させたHF薬液を繰り返し通過させたとき
のCu汚染濃度の変化を比較した結果を示した図である
【図6】本発明の高効率重金属フィルタと希ガスイオン
未照射のシリコン粉を充填したフィルタを循環系に設置
した時のCu汚染濃度の変化を比較検討した結果を示し
た図である。
【図7】本発明による高効率重金属除去フィルタに吸着
したCuイオンを硝酸により洗浄除去したときの除去効
果を示した図である。
【図8】本発明による高効率重金属除去フイルタを設置
したHF薬液循環処理装置の構成図を示した図である。
【図9】本発明による高効率重金属除去フィルタを用い
て、シリコンウェハのHF薬液によるエッチング処理を
行なったときのシリコンウェハ表面のCuイオンによる
汚染状態を示した図である。
【符号の説明】
1…Si面へのCu吸着量、 2…SiO2面へのCu吸着量、 3…Si3N4面へのCu吸着量、 4…Arイオンを照射したSi面へのCu吸着量、5…
フィルタ容器、 6…シリコン粒子、 7…HF薬液、 8…Arイオン未照射のシリコン粒子を用いたフィルタ
でのCu除去量変化、 9…Arイオンを照射したシリコン粒子を用いたフィル
タでのCu除去量変化、 10…Arイオン未照射のシリコン粒子を用いたフィル
タ中のCu除去効果、 11…Arイオンを照射したシリコン粒子を用いたフィ
ルタでのCu除去効果、 12…循環系でArイオン未照射のシリコン粒子を用い
たフィルタ中のCu除去効果、 13…循環系でArイオンを照射したシリコン粒子を用
いたフィルタでのCu除去効果、 14…硝酸によるシリコンウェハ表面のCuイオン除去
効果、 15…エッチング処理槽、 16…シリコンウェハ、 17…薬液吸入口、 18…薬液供給口、 19…循環ポンプ、 20…高効率重金属除去フィルタ、 21…微粒子捕集用フィルタ、 22…Siモニタ、 23…ドレイン、 24…薬液供給バルブ、 25…バルブ、 26…バルブ、 27…バルブ、 28…バルブ、 29…バイパス、 30…Cu析出物。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体製造工程の特にウェット処理工程に
    おいて、シリコンウェハ表面に生成したシリコン酸化膜
    を除去するフッ化水素酸薬液(以下HF薬液)エッチン
    グ工程で、HF薬液中に溶け込んでいる有害物質(重金
    属イオンなど)を被洗浄物と同じ物質でフィルタを作成
    し、該フィルタを被洗浄物処理槽への薬液供給系の前段
    に設けて事前に除去する方法において、特に、HF薬液
    中の重金属イオンを効率良く吸着除去するHF薬液中高
    効率重金属除去フィルタ。
  2. 【請求項2】HF薬液中に溶け込んでいる重金属イオン
    (Cu,Au,Pt,Fe,Ni等)をフィルタ中に該
    重金属イオンの吸着しやすい粒子(例えば、Cu,Au
    ,Pt,Hg等ならばシリコン粒子,粒径:数10μm
    〜数mm)を充填し、 該吸着粒子に希ガスイオンを注
    入して重金属イオンを酸化・還元反応により効率良く吸
    着させて、重金属イオンを除去することで清浄なHF薬
    液を供給する請求項目1のHF薬液中高効率重金属除去
    フィルタ。
  3. 【請求項3】HF薬液中に溶け込んでいる重金属イオン
    をフィルタ中に該重金属イオンの吸着しやすい粒子に、
    例えば、約300keVのArイオンを1014個/c
    m2注入することでシリコン粒子表面に適度の欠陥を形
    成することが出来、該シリコン粒子をフィルタ内に充填
    することで、酸化・還元反応と表面に形成された欠陥で
    重金属イオンをより効率良く吸着させて重金属イオンを
    除去し、 清浄なHF薬液を供給する請求項目1のHF
    薬液中高効率重金属除去フィルタ。
  4. 【請求項4】HF薬液中に溶け込んでいる重金属イオン
    をフィルタ中に該重金属イオンの吸着しやすい粒子に吸
    着させて除去する方法において、フィルタ中に充填する
    シリコン粒子をあらかじめ酸などの薬品で表面を洗浄し
    、その後エッチングすることでシリコン粒子作製時の鋭
    角な角の部分を除去し、粒子の形状が丸みを帯びた形状
    にすることでフイルタ内部からのシリコン粒子の突出を
    防止し、シリコン粒子によるHF薬液処理槽内の汚染を
    完全に防止して、重金属イオン汚染を除去する請求項目
    1のHF薬液中高効率重金属除去フィルタ。
  5. 【請求項5】HF薬液中に溶け込んでいる重金属イオン
    をフィルタ中に該重金属イオンの吸着しやすい粒子に吸
    着させて除去する方法において、シリコンフィルタの後
    段でHF薬液処理槽内へHF薬液の供給される前にHF
    薬液中へのシリコンの溶出量をモニタすることで、シリ
    コン粒子へのCuの吸着量が分かり、該溶出量と吸着量
    からフィルタの寿命を推定することが出来、適切な時期
    にフィルタの交換が可能となるため、常に充分な能力で
    重金属イオンの除去が可能な請求項目1のHF薬液中高
    効率重金属除去フィルタ。
  6. 【請求項6】HF薬液中に溶け込んでいる重金属イオン
    をフィルタ中に該重金属イオンの吸着しやすい粒子に吸
    着させて除去する方法において、HF薬液処理槽にHF
    薬液を供給する前段階にバイパスを設けてHF薬液の通
    過経路を変えることでフィルタ内部の薬液の循環経路が
    変わり、これによりフィルタ部分だけの液の交換が可能
    となってフィルタに吸着したCuイオンを酸により洗浄
    して除去することが出来、常に清浄な状態で繰り返し重
    金属イオン除去が出来る請求項目1のHF薬液中高効率
    重金属除去フィルタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5405535A (en) * 1993-09-17 1995-04-11 Nec Corporation Method of removing metal impurity
US5736024A (en) * 1994-09-28 1998-04-07 Nec Corporation Method for removing heavy metal ions dissolved in a solution

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