JPH04284905A - 継目無鋼管圧延用マンドレルバーの表面処理方法 - Google Patents
継目無鋼管圧延用マンドレルバーの表面処理方法Info
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- JPH04284905A JPH04284905A JP4652091A JP4652091A JPH04284905A JP H04284905 A JPH04284905 A JP H04284905A JP 4652091 A JP4652091 A JP 4652091A JP 4652091 A JP4652091 A JP 4652091A JP H04284905 A JPH04284905 A JP H04284905A
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- mandrel bar
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Landscapes
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、継目無鋼管の圧延とく
にマンドレルミル圧延において用いられるマンドレルバ
ーの表面処理方法に関する。
にマンドレルミル圧延において用いられるマンドレルバ
ーの表面処理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般にマンネスマン・マンドレル方式に
よる継目無鋼管の製造工程は、まず加熱された素材ビレ
ットを中空素管にする穿孔工程と、穿孔された中空素管
を減肉延伸する延伸圧延工程および延伸圧延された素管
を所定の外径まで絞る仕上圧延工程の３工程から成り立
っている。マンドレル圧延は、延伸圧延工程の主要な部
分を占める工程であり、この工程においては中空素管に
マンドレルバーが挿入され、素管は孔型ロールにより外
径が減ぜられると同時に孔型ロールとマンドレルバーの
間で管厚が減肉される。
よる継目無鋼管の製造工程は、まず加熱された素材ビレ
ットを中空素管にする穿孔工程と、穿孔された中空素管
を減肉延伸する延伸圧延工程および延伸圧延された素管
を所定の外径まで絞る仕上圧延工程の３工程から成り立
っている。マンドレル圧延は、延伸圧延工程の主要な部
分を占める工程であり、この工程においては中空素管に
マンドレルバーが挿入され、素管は孔型ロールにより外
径が減ぜられると同時に孔型ロールとマンドレルバーの
間で管厚が減肉される。
【０００３】このようにして使用されるマンドレルバー
表面と被圧延材との間に発生する摩擦力を緩和するため
、圧延前にたとえば黒鉛系の潤滑剤が塗布されるのが普
通である。しかし、マンドレルバーは、圧延中高温の素
管と常に接触している状態にあり、しかも大きい圧力を
受けるためその表面は非常に過酷な摩擦状態にあり、こ
のことがマンドレルバーの寿命低下や製品品質の低下の
原因になっている。このような現象は圧延荷重の高い合
金鋼や薄肉管に使用されるマンドレルバーに顕著に現れ
ている。
表面と被圧延材との間に発生する摩擦力を緩和するため
、圧延前にたとえば黒鉛系の潤滑剤が塗布されるのが普
通である。しかし、マンドレルバーは、圧延中高温の素
管と常に接触している状態にあり、しかも大きい圧力を
受けるためその表面は非常に過酷な摩擦状態にあり、こ
のことがマンドレルバーの寿命低下や製品品質の低下の
原因になっている。このような現象は圧延荷重の高い合
金鋼や薄肉管に使用されるマンドレルバーに顕著に現れ
ている。
【０００４】ところで、通常用いられるマンドレルバー
の製造工程は図３に示すごとく、材質がたとえばＣｒ−
Ｍｏ 系などの素材を軟化処理してから矯正してピーリ
ング加工を施した後、先後端部， 外径を加工， 矯正
し、表面粗さを向上させるために研磨加工を行い、焼入
れ，焼戻しの熱処理を施して５５〜６０Ｈｓ程度の仕上
硬度を得るようにして完成する（たとえば第３版鉄鋼便
覧ＩＩＩ（２）， 日本鉄鋼協会編， Ｐ．９７９ 参
照）。この場合、マンドレルバーの表面の仕上精度は焼
入れ前の研磨加工によって決まることになる。この研磨
加工については、その一例を図４に示すように、マンド
レルバー１はターニングローラ２で回転されながら矢示
Ｆ方向に進行し、その円周方向を研磨砥石などの研磨装
置３で研磨するのが一般的である。
の製造工程は図３に示すごとく、材質がたとえばＣｒ−
Ｍｏ 系などの素材を軟化処理してから矯正してピーリ
ング加工を施した後、先後端部， 外径を加工， 矯正
し、表面粗さを向上させるために研磨加工を行い、焼入
れ，焼戻しの熱処理を施して５５〜６０Ｈｓ程度の仕上
硬度を得るようにして完成する（たとえば第３版鉄鋼便
覧ＩＩＩ（２）， 日本鉄鋼協会編， Ｐ．９７９ 参
照）。この場合、マンドレルバーの表面の仕上精度は焼
入れ前の研磨加工によって決まることになる。この研磨
加工については、その一例を図４に示すように、マンド
レルバー１はターニングローラ２で回転されながら矢示
Ｆ方向に進行し、その円周方向を研磨砥石などの研磨装
置３で研磨するのが一般的である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような円周方向の研磨加工では図５に示すように必然的
に研磨目４が生じ、その研磨目４を起点として欠陥Ｓが
発生してマンドレルバー１の寿命を低下するという問題
がある。本発明は、上記のような課題を解決すべくなさ
れたものであって、従来の研磨加工を改良した継目無鋼
管圧延用マンドレルバーの表面処理方法を提供すること
を目的とする。
ような円周方向の研磨加工では図５に示すように必然的
に研磨目４が生じ、その研磨目４を起点として欠陥Ｓが
発生してマンドレルバー１の寿命を低下するという問題
がある。本発明は、上記のような課題を解決すべくなさ
れたものであって、従来の研磨加工を改良した継目無鋼
管圧延用マンドレルバーの表面処理方法を提供すること
を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、マンドレルバ
ー本体の表面を円周方向を研磨したのち、軸長手方向に
表面粗さＲａ が４〜１２μｍ に仕上研磨を施すこと
を特徴とする継目無鋼管圧延用マンドレルバーの表面処
理方法である。
ー本体の表面を円周方向を研磨したのち、軸長手方向に
表面粗さＲａ が４〜１２μｍ に仕上研磨を施すこと
を特徴とする継目無鋼管圧延用マンドレルバーの表面処
理方法である。
【０００７】
【作 用】本発明によれば、円周方向を研磨したとき
に生じる研磨目を軸長手方向に仕上研磨を施してその表
面粗さＲａ を４〜１２μｍ に仕上げるようにしたの
で、圧延中にマンドレルバー表面と被圧延材との間に生
じる摩擦力を低下させることが可能となり、これによっ
てマンドレルバーの寿命と品質の向上を図ることが可能
である。 ここで、表面粗さＲａ を４〜１２μｍ に限定した理
由は、表面粗さが４μｍ 未満にするとスケールの密着
性を損なう恐れがあるから下限を４μｍ にするのが適
当であり、また１２μｍ を超えると研磨目の影響が生
じる恐れがあるから上限を１２μｍ に制限する必要が
ある。
に生じる研磨目を軸長手方向に仕上研磨を施してその表
面粗さＲａ を４〜１２μｍ に仕上げるようにしたの
で、圧延中にマンドレルバー表面と被圧延材との間に生
じる摩擦力を低下させることが可能となり、これによっ
てマンドレルバーの寿命と品質の向上を図ることが可能
である。 ここで、表面粗さＲａ を４〜１２μｍ に限定した理
由は、表面粗さが４μｍ 未満にするとスケールの密着
性を損なう恐れがあるから下限を４μｍ にするのが適
当であり、また１２μｍ を超えると研磨目の影響が生
じる恐れがあるから上限を１２μｍ に制限する必要が
ある。
【０００８】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
して詳しく説明する。図１は本発明に係る実施例を示す
側面図である。図に示すように、マンドレルバー１の表
面の円周方向を研磨する円周方向研磨装置３に隣接して
軸長手方向を研磨するたとえばフレキシブル砥石などの
長手方向研磨装置５が配設される。そしてターニングロ
ーラ２で回転されながら矢示Ｆ方向に進行するマンドレ
ルバー１の表面はまず円周方向研磨装置３で円周方向に
表面粗さＲａ が１０〜２５μｍ に研磨され、ついで
長手方向研磨装置５によってその軸長手方向が研磨され
、その表面粗さＲａ が４〜１２μｍ になるように仕
上げられる。
して詳しく説明する。図１は本発明に係る実施例を示す
側面図である。図に示すように、マンドレルバー１の表
面の円周方向を研磨する円周方向研磨装置３に隣接して
軸長手方向を研磨するたとえばフレキシブル砥石などの
長手方向研磨装置５が配設される。そしてターニングロ
ーラ２で回転されながら矢示Ｆ方向に進行するマンドレ
ルバー１の表面はまず円周方向研磨装置３で円周方向に
表面粗さＲａ が１０〜２５μｍ に研磨され、ついで
長手方向研磨装置５によってその軸長手方向が研磨され
、その表面粗さＲａ が４〜１２μｍ になるように仕
上げられる。
【０００９】このような本発明を用いて表１に示す条件
で製作されたＡ，Ｂ２本のマンドレルバーを用いて圧延
を行い、その使用結果を表２に示した。なお、比較のた
めに、上記と同じ外径，材質で従来の円周方向のみを研
磨したＡ，Ｂ２本のマンドレルバーの使用結果も表２に
併せて示した。表２から明らかなように、本発明例のマ
ンドレルバーはいずれも従来例に比して摩耗量が少なく
従ってその寿命が大幅に向上していることがわかる。ま
たこれによって、マンドレルバー表面と被圧延材との間
の摩擦力が低下するので、図２に示すように圧延ロール
にかかる圧延反力も低下し、品質欠陥の原因となる内面
欠陥やバルジング欠陥が減少するという副次的効果をも
もたらしている。
で製作されたＡ，Ｂ２本のマンドレルバーを用いて圧延
を行い、その使用結果を表２に示した。なお、比較のた
めに、上記と同じ外径，材質で従来の円周方向のみを研
磨したＡ，Ｂ２本のマンドレルバーの使用結果も表２に
併せて示した。表２から明らかなように、本発明例のマ
ンドレルバーはいずれも従来例に比して摩耗量が少なく
従ってその寿命が大幅に向上していることがわかる。ま
たこれによって、マンドレルバー表面と被圧延材との間
の摩擦力が低下するので、図２に示すように圧延ロール
にかかる圧延反力も低下し、品質欠陥の原因となる内面
欠陥やバルジング欠陥が減少するという副次的効果をも
もたらしている。
【００１０】
【表１】
【００１１】
【表２】
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
ンドレルバー本体の表面を円周方向研磨後、軸長手方向
に表面粗さＲａ が４〜１２μｍ になるように仕上研
磨を施すようにしたので、マンドレルバーの寿命が延び
るばかりではなく、製品の品質が向上するという大きな
効果を奏する。
ンドレルバー本体の表面を円周方向研磨後、軸長手方向
に表面粗さＲａ が４〜１２μｍ になるように仕上研
磨を施すようにしたので、マンドレルバーの寿命が延び
るばかりではなく、製品の品質が向上するという大きな
効果を奏する。
【図１】本発明に係る実施例を示す側面図である。
【図２】圧延ロールにかかる圧延荷重を比較する特性図
である。
である。
【図３】従来のマンドレルバーの製造工程の説明図であ
る。
る。
【図４】従来のマンドレルバーの表面研磨加工の構成を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図５】従来のマンドレルバーの表面研磨時の問題点の
説明図である。
説明図である。
１ マンドレルバー
２ ターニングローラ
３ 円周方向研磨装置
４ 研磨目
５ 長手方向研磨装置
Claims (1)
- 【請求項１】 マンドレルバー本体の表面を円周
方向を研磨したのち、軸長手方向に表面粗さＲａ が４
〜１２μｍ に仕上研磨を施すことを特徴とする継目無
鋼管圧延用マンドレルバーの表面処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4652091A JP2707519B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 継目無鋼管圧延用マンドレルバーの表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4652091A JP2707519B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 継目無鋼管圧延用マンドレルバーの表面処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04284905A true JPH04284905A (ja) | 1992-10-09 |
| JP2707519B2 JP2707519B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=12749555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4652091A Expired - Fee Related JP2707519B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 継目無鋼管圧延用マンドレルバーの表面処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2707519B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0732250A (ja) * | 1993-07-19 | 1995-02-03 | Honda Motor Co Ltd | 管状体のメッキ下地仕上げ方法 |
| US7165431B2 (en) | 2003-06-04 | 2007-01-23 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Cr-plated mandrel bar for manufacturing hot seamless tube and method of manufacturing the same |
-
1991
- 1991-03-12 JP JP4652091A patent/JP2707519B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0732250A (ja) * | 1993-07-19 | 1995-02-03 | Honda Motor Co Ltd | 管状体のメッキ下地仕上げ方法 |
| US7165431B2 (en) | 2003-06-04 | 2007-01-23 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Cr-plated mandrel bar for manufacturing hot seamless tube and method of manufacturing the same |
| CN100464883C (zh) * | 2003-06-04 | 2009-03-04 | 住友金属工业株式会社 | 热轧无缝管用镀Cr芯棒和它的制造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2707519B2 (ja) | 1998-01-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |