JPH042651Y2 - - Google Patents

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JPH042651Y2
JPH042651Y2 JP15021385U JP15021385U JPH042651Y2 JP H042651 Y2 JPH042651 Y2 JP H042651Y2 JP 15021385 U JP15021385 U JP 15021385U JP 15021385 U JP15021385 U JP 15021385U JP H042651 Y2 JPH042651 Y2 JP H042651Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、殊に歯冠や装飾品等を精密鋳造する
鋳型の形成に使用するシート状をした緩衝体に関
するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
従来から例えば歯科における歯冠を鋳造するた
めの鋳型を作製するには、第1図に部分破断面図
を示したように金属製の枠体1の下端に着脱自在
にゴム製の台座2を取付け、この台座2の中央部
にあけた孔2a中にワツクスパターン3を植立せ
しめた後、枠体の内部空間1a中に鋳型材として
の埋没材4を注入し、該埋没材4が硬化した後、
上記台座2をとりはずし、ワツクスパターン(ス
プルーを含む)3を焼失除去することによつて鋳
型を作製し、人工歯冠などの鋳造に供している。
この場合、埋没材4を枠体1中に注入するに先
だつて、該枠体1の内壁面に位置する如く、ムラ
イト系フアイバ板などの耐熱性と収縮性、緩衝性
をもつたシート状の緩衝体5を配置し、特に埋没
材4が硬化する際の膨張分を吸収するように作用
し、また鋳造後、枠体1から鋳造物を取出し易く
する効果をもたせている。
このように、埋没材4と枠体1の内壁面間に介
在せしめる緩衝体5としては一般にテープ状に巻
いた長尺のものを所定の長さ、すなわち枠体1の
内側円周長に見合つた分を使用時に切断して用い
るが、この緩衝体5の形状としては第4図に示し
たように長方形のもので、第5図のように丸めて
枠体1の内側に装填する必要があり、この場合、
枠体1の内壁面に密着させるべく緩衝体5は予め
水に濡したものを丸めるため緩衝体5が柔らかく
なつており装着作業が迅速かつ良好な装填状態に
成し難しいこと、また装填した状態においても緩
衝体5の両端間により垂直方向に形成される隙間
5aあるいは両端が重なり合つた場合に垂直方向
に生じる痕跡(段差、凸条など)によつて注入し
硬化した後の埋没材4にも直線状の筋が垂直方向
に形成されることになる。このため、埋没材4が
注入後の硬化時、あるいは加熱によるワツクス焼
失作業時に上記直線状の痕跡に沿つて割れ易く、
所期の鋳造物を歩留りよく得難いという不都合が
あつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記不都合を解消すべく、両端部の
対角を鋭角とした平行四辺形状の緩衝体と成した
ものである。
〔実施例〕
以下、本案実施例を図によつて詳述する。
第2図は緩衝体6を示し、この緩衝体6は従来
から使用されているものと同様のムライト系フア
イバ板などから作られるが、双方の端部の対角位
置における一対の角6a,6bは角度αが鋭角状
を成すように切断される。
したがつて緩衝体6としては長手方向に平行
で、かつこの長手方向の平行線に対し、角度αを
もつて交差する斜切辺6cをもつた平行四辺形を
成している。
次に、このような緩衝体6を枠体1に装填する
状況を第3図によつて説明すると、予め水で濡し
てある緩衝体6の、まず鋭角をした尖端を枠体1
の内側に挿入し、この緩衝体6の内側に位置する
面を順次手で枠体1の内壁面に押し付けながら順
送りすることにより緩衝体6は枠体1の内壁面に
密着した状態で装填することができる。この場
合、角6a,6bを頂角とする双方の斜切辺6c
は第7図にて緩衝体6のみの装填を模式的に示し
たように互いにスパイラル状に合致した状態、も
しくは重なり合つた状態で装填される。
したがつて、このように装填された枠体1内に
埋没材4が流し込まれ、硬化後、斜切辺6c同士
の接ぎ目がスパイラル状となつていることから、
固まつた埋没材4の外周部には円周方向に延びた
スパイラル状の痕跡ができるため、従来品では軸
方向への直線状の痕跡に比べクラツクが発生する
ことがない。
このように平行四辺形をした緩衝体6の角6
a,6bの角度αが種々異つたものを作製しそれ
らを多数回にわたり装填する実験作業を繰り返し
た結果、大体30〜60°程度のものが最も装填し易
かつた。ここで、用いた緩衝体6の厚さtは1〜
2mmで、嵩比重0.35のものを使用した。
ところで、かかる如く緩衝体6を簡単に得るに
は、第6図のような収容箱7中にテープ状に巻い
た緩衝体60を収容しておき、開口部8より導出
し、かつ開口部8近傍に角度αの斜方向に配置し
てあるカツターブレード9でもつて切断すること
によつて両端が所定の角度αをもつた斜切形状の
緩衝体6を自動的に切り出し、鋳型の製作に用い
ることができ非常に便利である。
〔考案の効果〕
叙上のように本考案によれば、埋没材と枠体と
の間に介在せしめるシート状の緩衝体の両側が鋭
角をもつ如く斜切されていることによつて、枠体
中への装填と、枠体からの鋳型の取出しが極めて
容易となり、また埋没材の外周部には、緩衝体の
両端の斜切辺が互いに合致する部分、あるいは重
なり合うことによつて形成される痕跡はスパイラ
ル状に形成されることから、注入した埋没材の硬
化時や加熱によるワツクス焼失作業時、鋳造時に
おいて鋳型材の外周部に形成されたスパイラル状
の痕跡を起点としてヒビ割れが発生するようなこ
となく、その結果高品質の歯冠を効率よく作製す
ることが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は鋳型形成装置の破断面図、第2図は本
考案実施例に係る緩衝体の斜視図、第3図は第2
図で示した緩衝体を枠体中に装填する工程を説明
する斜視図、第4図は、従来における緩衝体の斜
視図、第5図は第4図における緩衝体を装填する
形態に丸めた状態を示す斜視図である。第6図は
本考案に係る緩衝体を得るためのテープ状をした
緩衝体の収容箱の一例を示す斜視図である。第7
図は本考案に係る緩衝体の装填した形態を模式的
に示す斜視図である。 1……枠体、2……台座、3……ワツクスパタ
ーン、4……埋没材、5,6……緩衝体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管状をした枠体と、該枠体中に注入した鋳型材
    との間に介在せしめるシート状をした緩衝体であ
    つて、該緩衝体の両端の対角が同じ角度の鋭角を
    もつ如く斜切された平行四辺形を成し、双方の斜
    切辺が互いに合致、もしくは重なり合つて装填さ
    れることを特徴とする鋳型形成用緩衝体。
JP15021385U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH042651Y2 (ja)

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JP15021385U JPH042651Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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JP15021385U JPH042651Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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JPS6259009U JPS6259009U (ja) 1987-04-13
JPH042651Y2 true JPH042651Y2 (ja) 1992-01-29

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