JPH0426249B2 - - Google Patents

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JPH0426249B2
JPH0426249B2 JP60087800A JP8780085A JPH0426249B2 JP H0426249 B2 JPH0426249 B2 JP H0426249B2 JP 60087800 A JP60087800 A JP 60087800A JP 8780085 A JP8780085 A JP 8780085A JP H0426249 B2 JPH0426249 B2 JP H0426249B2
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JP
Japan
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inverter
circuit
input
resistor
point
Prior art date
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Application number
JP60087800A
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English (en)
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JPS61245714A (ja
Inventor
Mitsuharu Kato
Koji Senbokuya
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
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Publication of JPS61245714A publication Critical patent/JPS61245714A/ja
Publication of JPH0426249B2 publication Critical patent/JPH0426249B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数のインバータを有するCR発振回
路に関し、特に発振回路の周囲温度依存性を大幅
に改善するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の発振回路として第5図及び第6
図に示す回路が一般に使用されている。
図においてインバータ11,12,13は、容
量18、抵抗15とともに周知のCMOS ICによ
るマルチバイブレータとして作動するように結線
されている。外付抵抗15を除く他の回路部分は
同一の半導体集積回路基板上で形成されており、
外付抵抗15は集積回路基板上の端子16,17
を介して他の回路部分と接続されている。14は
入力段となるインバータ11のMOS入力ゲート
を外来サージから保護する周知の入力保護回路で
あり、2個のダイオードと抵抗とから成つてい
る。容量18は、b1点に寄生容量を発生させない
ようにするため、MOS容量のゲート側の電極を
b1点に、MOS容量の基板側をa1点に接続してあ
る。
そこで、第5,6図に示す周知のマルチバイブ
レータについてその動作を説明する。b1点電位が
入力インバータ11の入力しきい値電圧(以下
VTRと略す)より低い状態、すなわちb1点が
“L”レベルの状態では、a1点、c1点はそれぞれ
“L”,“H”であり、b1点は抵抗15を介して充
電されてその電位は上昇する。b1点の電位(以下
Vbと略す)がVTRを越えると入力インバータ11
は“H”レベルを検出して、a1点の電位(以下
Vaと略す)は“L”から“H”へ、c1点の電位
(以下Vcと略す)は“H”から“L”へ変化す
る。Vaの変化に伴つて、容量18によつてその
電位変化分Vccだけ、Vbは上昇しようとする。こ
の場合、Vccは電源電圧、Vssは接地電位OVであ
る。すなわち、VbはVTRからVTR+Vccに上昇しよ
うとする。
しかしながら、ここで、保護回路14内のダイ
オードのために動作電圧がクランプされて、Vcc
+VDまでしか上昇しない。ここでVDはダイオー
ドの順方向降下電圧である。この瞬間から抵抗1
5を介して放電し始めて、Vb=VTRになるまで放
電する。この間の時間t1はよく知られているよう
に指数関数で求まる。
t1=−R11C11lo〔VTR/(Vcc+VD)〕 ……(1) VbがVTRまで降下すると入力インバータ11は
“L”レベルを検出し、出力a1点、c1点はそれぞ
れ“L”,“H”となる。Vaの変化に伴つて、容
量18によりVbはVTR−Vccまで降下しようとす
るが、保護回路14内の保護ダイオードによりク
ランプされVb=−VDにとどまる。
この状態から抵抗15を介して充電を開始し
て、Vb=VTRになるまで充電する。この間の時間
t2もよく知られているように指数関数で求まる。
t2=−R11C11lo〔(Vcc−VTR) /(Vcc+VD)〕 ……(2) このようにして発振周期Tはt1とt2の和として
求まる。
T=−R11C11lo〔VTR・(Vcc−VTR) /(Vcc+VD2〕 ……(3) 入力インバータ11に、例えばVTR=Vcc/2
となるインバータを採用すれば、Tは(4)式とな
る。
T=2RClo2〔1+(VD/Vcc)〕 ……(4) 〔発明が解決しようとする問題点〕 そこで、この(4)式から明らかなように、周期T
は電源電圧Vccに依存し、またダイオードの順方
向降下電圧VDが大きな温度依存性を持つている
ため、周期Tは温度依存性も大きくなつてしまう
という問題がある。
本発明は、上記問題点を解決すべく、例えば(4)
式においてVD項を実質的に削除できるようにし、
発振周期が温度変化に対して極めて安定な発振回
路を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
複数段直列接続して設けられたインバータと、
前記複数段のインバータの初段のインバータの入
力側および最終段の出力側の間に接続された抵抗
と、前記インバータと同一半導体集積回路基板上
に形成され、その一方の電極を前記初段のインバ
ータの入力側に接続した第1の容量素子と、 抵抗およびダイオードから成り、前記初段のイ
ンバータへの入力信号レベルを所定範囲に制限す
る入力保護回路とを有するCR発振回路において、
前記インバータと同一半導体集積回路基板上に形
成され、その一方の電極を前記初段のインバータ
の入力側に接続し、前記第1の容量素子の電位変
化を抑える極性に接続されることにより前記入力
保護回路によつて発振動作点がクランプされない
ように前記初段のインバータの入力側の電位を中
和せしめる第2の容量素子を備えることを特徴と
する。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について説明する。第1
図、第2図は本発明の第1実施例を示すものであ
り、インバータ21,22,23は容量28と外
付抵抗25とによつて、第5図の従来回路と同様
にマルチバイブレータを形成するように構成され
ている。24は端子26に到来する外来サージか
ら入力段となるインバータ21のMOSゲートや
容量28,29のMOSゲートを保護する入力保
護回路である。容量29が電位補正用の容量であ
り、a2点とは逆相で作動するc2点と高電位になる
ことを避けたいb2点との間に接続されている。外
付抵抗25を除く他の回路は、同一の半導体集積
回路基板上にて構成されており、その同一基板上
に設けられている端子26,27を介して外付抵
抗25が接続されている。
また、第3図は本発明の第2実施例を示すもの
であり、インバータ31,32,33は容量38
と外付抵抗35とによつて、第5図の従来回路と
同様にマルチバイブレータを形成するように構成
されている。34は端子36に到来する外来サー
ジから入力段となるインバータ31のMOSゲー
トや容量38,39のMOSゲートを保護する入
力保護回路である。容量39が電位補正用の容量
であり、本例の場合には高電位なる事を避けたい
b3点と接地点との間に接続されている。外付抵抗
35を除く他の回路は、同一の半導体集積回路基
板上にて構成されており、その同一基板上に設け
られている端子36,37を介して外付抵抗35
が接続されている。
また第4図の回路は、入力しきい値電圧VTR
Vcc/2となるインバータの例であり、第1,3
図に示した入力段となるインバータ21,31に
用いることができる。このインバータ構造として
は、入力側がe点、出力側がf点である。Pチヤ
ネルMOSトランジスタ(以下PMOSと略す)8
5,84は差動入力となつており、PMOS84
の入力電圧は抵抗92,93とによりVcc/2と
なつている。PMOS80は抵抗91とともに、
定電流回路用のゲートバイアスを作つており、そ
のバイアス電圧がPMOS81,82に印加され
ている。この結果PMOS81,82は定電流源
として作動する。NチヤネルMOSトランジスタ
(以下NMOSと略す)86,87はカレントミラ
ー回路として作動する。差動回路の出力は
NMOS88のゲートに接続され、さらにCMOS
インバータ90に接続され、出力f点に接続され
る。
次に、上記構成による各実施例の作動を説明す
る。本実施例の回路は、発振周期Tの電源電位依
存性の温度依存性とを無くする事を目的としてい
る。
まず第1図の第1実施例によれば、第5の従来
回路とほぼ同じ回路構成において、容量29を追
加してb2点電位を中和させた点に特徴がある。す
なわち、VbがVTRより低い状態で外付抵抗25を
介してVbが充電されて来て、VbがVTRに到達した
時点において、Va,Vcは第5図のときの動作説
明と同様に、それぞれ“L”から“H”へ、“H”
から“L”へVccだけ変化するが、VbはVaから+
C21・Vccの影響をうけてVcからは−C22・Vccの影
響を受けて中和する。容易に計算できるように
C21=3C22とすればVbの変化はVcc/2となる。
さらに入力段となるインバータ21に第4図で
示す如きインバータを用いてVTR=Vcc/2とす
れば、第1図に示す回路の発振周期Tは容易に計
算できて(5),(6)式となる。
T=−R21(C21+C22)lo[〔VTR(Vcc−VTR)〕 /〔VTR+(Vcc/2)〕2] ……(5) 従つて、 T=2R21・(C21+C22)lo2 ……(6) この結果から明らかなように周期Tは、電源電
圧Vccにも温度にも依存しない、安定した値とす
ることができる。
次に、第3図の第2実施例によれば、第5図の
従来回路とほぼ同じ回路構成に加えて、容量39
を加えてb3点電位を中和させた点に特徴がある。
その動作は第1図の場合と同様であるが、a3点に
おける±Vccの変化が容量38を介してb3点に伝
達されるが、容量39のためにC31/(C31+C32
に中和されてしまう点が特徴である。C31=C32
すればVb点の電位変化はVcc/2となり、第1図
の第1実施例の場合と同様である。そして入力イ
ンバータ31に第4図で示すVTR=Vcc/2の差
動型インバータを用いれば、周期Tは(5),(6)と同
様に(7),(8)式のようになる。
T=−R31(C31+C32)lo〔VTR(Vcc −VTR)/Vcc 2〕 ……(7) 従つて、 T=2R31・(C31+C32)lo2 ……(8) 以上の例では半導体集積回路外には抵抗25,
35だけを外部に出して2端子による発振回路を
示したが、周知のようなa2点、a3点も外部端子と
して設けた3端子による発振回路の場合にも、全
く同様にして本発明を適用できる。それは上記実
施例の単なる変形にすぎないので説明は省略す
る。
〔発明の効果〕
上述した如く本発明によれば、CR発振回路に
おける容量素子の一端に第2の容量素子を接続し
て発振動作点がクランプされないように動作点電
位を中和せしめるように構成しているから、容量
素子をインバータと同一半導体集積回路基板上に
形成した場合も温度依存要素を実質的に削除で
き、温度変化に対して発振周期を極めて安定にで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本発明の第1実施例を示す回
路図、信号波形図、第3図は本発明の第2実施例
を示す回路図、第4図は入力しきい値電圧VTR
VTR=Vcc/2となるインバータの例を示す回路
図、第5図と第6図は従来例を示す回路図と信号
波形図である。 21,22,23,31,32,33……イン
バータ、28,38……第1の容量素子となる容
量、29,39……第2の容量素子となる容量、
25,35……外付抵抗、24,34……入力保
護回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数段直列接続して設けられたインバータ
    と、 前記複数段のインバータの初段のインバータの
    入力側および最終段の出力側の間に接続された抵
    抗と、 前記インバータと同一半導体集積回路基板上に
    形成され、その一方の電極を前記初段のインバー
    タの入力側に接続した第1の容量素子と、 抵抗およびダイオードから成り、前記初段のイ
    ンバータへの入力信号レベルを所定範囲に制限す
    る入力保護回路とを有するCR発振回路において、 前記インバータと同一半導体集積回路基板上に
    形成され、その一方の電極を前記初段のインバー
    タの入力側に接続し、前記第1の容量素子の電位
    変化を抑える極性に接続させることにより前記入
    力保護回路によつて発振動作点がクランプされな
    いように前記初段のインバータの入力側の電位を
    中和せしめる第2の容量素子 を備えることを特徴とする発振回路。
JP60087800A 1985-04-24 1985-04-24 発振回路 Granted JPS61245714A (ja)

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