JPH04248353A - 回転電機の固定子ケースの製造方法 - Google Patents

回転電機の固定子ケースの製造方法

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Publication number
JPH04248353A
JPH04248353A JP2400091A JP2400091A JPH04248353A JP H04248353 A JPH04248353 A JP H04248353A JP 2400091 A JP2400091 A JP 2400091A JP 2400091 A JP2400091 A JP 2400091A JP H04248353 A JPH04248353 A JP H04248353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
stator case
steel plate
resin
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP2400091A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Mizutani
薫 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は例えば防滴保護形電動機
などの回転電機の固定子ケースの製造方法に関する。
【0003】
【従来の技術】この種の電動機は図5に示すように、鋼
板からなる円筒状の固定子ケース1の内面に固定子2を
嵌着すると共に、その固定子2の内側に回転子3を回転
可能に配設して構成されている。
【0004】而して、前記固定子ケース1を製造するに
あっては、従来より、図4に示すように、所定寸法に形
成されると共に通風孔部4aが形成された平板状の鋼板
材4を(a)、円筒状に成形し(b)、その突合せ部分
4bを溶接する(c)といった方法が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電動機の駆
動に伴い固定子2は発熱してその温度が上昇するもので
あるが、この熱は固定子ケース1に伝達されて、固定子
ケース1の外表面も温度が上昇するようになる。電気用
品取締法では、固定子ケース1の外表面の温度上昇度を
55deg以下としなければならず、また、固定子2の
温度上昇度は、絶縁種類により異なるが、E種絶縁では
75deg以下でなくてはならない。
【0006】ところが、上述のような従来の電動機に係
る固定子2の温度上昇度α(deg)、及び固定子ケー
ス1の外周の温度上昇度β(deg)は、図6に示すよ
うな関係にあり、固定子2と固定子ケース1との間にお
ける温度差が5〜7℃と小さく、固定子ケース1の温度
上昇度が比較的大きくなっている。このため、従来では
、固定子ケース1の外周の温度上昇度βを55deg以
下に抑えるために、固定子2の温度上昇度αを60〜6
2deg以下に抑制する冷却構成としなければならず、
合理的でなかったばかりか、コストアップをも招いてい
た。
【0007】そこで、本発明の目的は、温度上昇度を小
さく抑えることができる固定子ケースを容易に生産し得
る回転電機の固定子ケースの製造方法を提供するにある
【0008】[発明の構成]
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の回転電機の固定
子ケースの製造方法は、鋼板材の平板状態にて、その鋼
板材のうち固定子が配置される部位に樹脂コーティング
を施し、しかる後その鋼板材を筒状に加工するようにし
たところに特徴を有するものである。
【0010】
【作用】上記方法により製造された固定子ケースを組込
んだ回転電機にあっては、固定子と固定子ケースとの間
には熱伝導率の比較的小さい樹脂の層が存在しているか
ら、固定子と固定子ケースとが直接接している場合に比
べて、固定子から固定子ケースへの熱伝達が抑えられる
ようになる。従って、固定子ケースの温度上昇が小さく
抑えられるようになる。
【0011】そして、上記方法では、鋼板材の平板状態
にて樹脂コーティングを行った後にその鋼板材の加工を
行うものであるから、鋼板材を筒状に加工した後にその
内面に樹脂コーティングを行う場合に比べて、樹脂コー
ティングの工程を容易に行い得るばかりか、その厚み精
度の管理なども容易となる。
【0012】
【実施例】以下本発明を防滴保護形電動機に適用した一
実施例について、図1乃至図3を参照して説明する。ま
ず、図2を参照して防滴保護形電動機の全体構成につい
て簡単に述べるに、11は鋼板製の固定子ケースであり
、これは、下半部に通風孔12を多数有する円筒状をな
し、後述するような方法により製造されるようになって
いる。そして、この固定子ケース11の内面部には、固
定子巻線13を備える固定子14が嵌着されている。 このとき、固定子14と固定子ケース11との間には、
これも後述するが樹脂層15及び空気層が設けられてい
る。
【0013】固定子ケース11の左右両開口部には、夫
々軸受け16a及び17bを有する軸受ブラケット16
及び17が取付けられ、それら軸受け16a及び17b
に回転軸18が回転自在に支持されている。この回転軸
18の中央部分には、回転子19が例えば圧入により固
定され、これにて、回転子19が前記固定子14の界磁
空間に配設されている。この回転子19には、冷却風形
成用の羽根19aが設けられており、また、前記固定子
ケース11の内面には、前記固定子巻線13部分に冷却
風を導くための導風板20が設けられている。
【0014】さて、前記固定子ケース11を製造する方
法について、図1を参照して順に述べる。まず、固定子
ケース11の材料となる平板状の鋼板材21は、所定の
寸法の矩形板状に形成されると共に、その要所に通風孔
12となる孔部21aが打抜き形成される(a)。なお
、図では、鋼板材21の左右方向が後に固定子ケース1
1の周方向となり、鋼板材21の前後方向が固定子ケー
ス11の軸方向となるようになっている。
【0015】次に、この鋼板材21に樹脂コーティング
を施す工程が行われる。この樹脂コーティングの工程に
おいては、本実施例では、紫外線硬化形の樹脂を転写ロ
ーラ22を用いてコーティングする方法を採用している
。即ち、図1の(b)に示すように、鋼板材21は転写
ローラ22部分を矢印A方向に通され、固定子ケース1
1の内面となる鋼板材21の上面のうち、固定子14が
配置される部位である中央部を、転写ローラ22が相対
的に矢印B方向に転動し、もって紫外線硬化形の樹脂2
3が一定厚みに塗布されるのである。そして、このとき
、転写ローラ22には、樹脂23が塗布されない部位を
間欠的に形成するための凹部22aが形成されており、
これにて、鋼板材21には樹脂23の非塗布部24が、
固定子ケース11の内周方向に沿って間欠的に形成され
るようになっている。
【0016】鋼板材21への樹脂23の塗布後、紫外線
照射装置25により鋼板材21の上面部分に紫外線を照
射させる工程が行われる(c)。これにて、鋼板材21
に塗布されていた樹脂23が硬化してその部分が樹脂層
15となるのである。しかる後、鋼板材21を円筒形に
成形加工する工程が行われ(d)、引続いて、その突合
せ部分21bを溶接機26(一部のみ図示)により溶接
する工程が行われて(e)、固定子ケース11が完成さ
れる。
【0017】以上のようにして製造された固定子ケース
11は、その内面に樹脂層15が形成されていると共に
、前記非塗布部24に対応してその樹脂層15が内周方
向に間欠的にとぎれた状態となっている。この後の電動
機の組立時において、この固定子ケース11の内面に固
定子14が嵌着されるのであるが、その固定子14と固
定子ケース11とは直接接することなく、その間に樹脂
層15及び非塗布部24に対応した空気層が形成される
のである。
【0018】上記構成の電動機において、その駆動に伴
い固定子14は発熱してその温度が上昇するものである
が、電気用品取締法では、固定子ケース11の外表面の
温度上昇度を55deg以下としなければならず、また
、固定子14の温度上昇度は、絶縁種類により異なるが
、E種絶縁では75deg以下でなくてはならない。 上記した方法により製造された固定子ケース11を組込
んだ本実施例の電動機にあっては、固定子14と固定子
ケース11との間には熱伝導率の比較的小さい樹脂層1
5及び空気層が存在しているから、固定子14と固定子
ケース11とが直接接している場合に比べて、固定子1
4から固定子ケース11への熱伝達が抑えられるように
なる。この結果、固定子ケース11の温度上昇を小さく
抑えることができるのである。
【0019】ちなみに、本発明者等の実験によれば、固
定子14の温度上昇度α(deg)、及び固定子ケース
11の外周の温度上昇度β(deg)は、図3に示すよ
うな関係となり、この図からも理解できるように、固定
子14と固定子ケース11との間における温度差が10
〜12℃となり、固定子ケース11への熱伝達が従来に
比べて大幅に抑制されるようになったのである。
【0020】ところで、このように固定子14と固定子
ケース11との間に樹脂層15を形成するには、鋼板材
21を円筒状に成形した後その内面に樹脂コーティング
を施すといった方法も考えられる。ところが、この方法
では、樹脂コーティングの作業が面倒となるだけでなく
、樹脂コーティングを一定厚みに構成することが難しい
欠点がある。これに対し、本実施例の方法では、鋼板材
21の平板状態にて樹脂23のコーティングを行うもの
であるから、樹脂コーティングの工程が容易となり、し
かも、一定厚みに樹脂層15を形成することも容易とな
るのである。
【0021】このように本実施例によれば、温度上昇度
を小さく抑えることができる固定子ケース11を容易に
生産し得るものである。
【0022】尚、本発明は上記一実施例に限定されるも
のではなく、例えば樹脂の種類としては紫外線硬化形の
ものに限らず種々選定でき、また、防滴保護形電動機に
限らず回転電機全般に適用できるなど、要旨を逸脱しな
い範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【0023】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の回転電機の固定子ケースの製造方法によれば、鋼板材
の平板状態にて、その鋼板材のうち固定子が配置される
部位に樹脂コーティングを施し、しかる後その鋼板材を
筒状に加工するようにしたので、温度上昇度を小さく抑
えることができる固定子ケースを容易に生産し得るとい
う優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、固定子ケース
の製造工程を順に示す図
【図2】上半部を縦断面にて示す電動機の正面図
【図3
】固定子及び固定子ケースの温度上昇度を示す特性図
【図4】従来例を示す図1相当図
【図5】図2相当図
【図6】図3相当図
【符号の説明】
11は固定子ケース、14は固定子、15は樹脂層、1
9は回転子、21は鋼板材、22は転写ローラ、23は
樹脂、24は非塗布部を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  鋼板材を筒状に形成してなり、内部に
    固定子が嵌着される回転電機の固定子ケースを製造する
    方法において、鋼板材の平板状態にて、その鋼板材のう
    ち固定子が配置される部位に樹脂コーティングを施し、
    しかる後その鋼板材を筒状に加工するようにしたことを
    特徴とする回転電機の固定子ケースの製造方法。
JP2400091A 1991-01-24 1991-01-24 回転電機の固定子ケースの製造方法 Pending JPH04248353A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2400091A JPH04248353A (ja) 1991-01-24 1991-01-24 回転電機の固定子ケースの製造方法

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JP2400091A JPH04248353A (ja) 1991-01-24 1991-01-24 回転電機の固定子ケースの製造方法

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Publication Number Publication Date
JPH04248353A true JPH04248353A (ja) 1992-09-03

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ID=12126303

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JP2400091A Pending JPH04248353A (ja) 1991-01-24 1991-01-24 回転電機の固定子ケースの製造方法

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JP (1) JPH04248353A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6649014B1 (en) 1998-11-13 2003-11-18 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Process for producing IC card

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6649014B1 (en) 1998-11-13 2003-11-18 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Process for producing IC card

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