JPH04247724A - 車載用ラジオ受信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はネットワークフォロー機
能を有したラジオ受信機に係り、特に一般放送の受信中
に交通情報を自動受信する車載用ラジオ受信機に関する
。

【０００２】

【従来の技術】２台のチューナを使用するネットワーク
フォロー受信機は、一方のチューナで一般放送を受信中
にそれと同一放送内容の別の局を他方のチューナで追尾
し、常に受信状態の良い局を受信する。従って、これを
車載用に使用すると長距離を移動する場合に手動でチュ
ーニングし直す必要がないので便利である。

【０００３】一方、高速道路等に沿って点在する交通情
報局は送信範囲が狭いので、車両がその付近に接近しな
いと受信できない。このため従来は交通情報の放送を示
す看板を見たとき、交通情報専用にプリセットされた交
通情報釦を押して交通情報を受信するようにしている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述した交通情報の受
信法では交通情報の看板を常に注意していなければなら
ず、見落すと受信できない問題がある。またその都度釦
操作を必要とするので面倒である。更には地域によって
交通情報の周波数が異なる場合、それぞれをプリセット
しなくてはならないので釦数も増加する。

【０００５】本発明はネットワークフォロー受信機の機
能を利用し、その追尾側チューナで交通情報局の有無を
検索することにより、自動的に交通情報を受信できるよ
うにすることを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、一方のチュー
ナで一般放送を受信中に他方のチューナで同一放送内容
の他の局を追尾し、常に受信状態の良い局を受信するネ
ットワークフォロー機能と、交通情報受信要求時に追尾
側チューナで交通情報局を検索し、その受信レベルが一
定値以上のときは自動的に一般放送に代えて交通情報を
受信する機能とを備えることを特徴とするものである。

【０００７】

【作用】ネットワークフォロー受信機では２台のチュー
ナの一方が一般放送の受信中に他方は同一放送内容を追
尾しているが、これを交通情報検索に兼用することもで
きる。この様にしても一般放送の受信に支障はなく、し
かも検索により交通情報が検出されたときは受信対象を
一般放送から交通情報へ自動的に切替えることで、看板
の監視や釦操作を要することなく自動的に交通情報を受
信することができる。

【０００８】

【実施例】図１は本発明の一実施例を示す構成図で、１
Ａ，１Ｂはメインおよびサブのアンテナ、２Ａ，２Ｂは
メインおよびサブのチューナ、３は両チューナの出力オ
ーディオ信号の波形を比較する信号一致比較器、４は両
オーディオ信号の一方を選択するアナログスイッチ、５
はオーディオ信号増幅用のアンプ、６はスピーカ、７は
チューナ２Ａ，２Ｂの受信周波数とアナログスイッチ４
の状態を制御するマイクロコンピュータ（以下、マイコ
ンと略す）、８は交通情報の自動受信を希望する場合オ
ンにする交通情報スイッチである。

【０００９】チューナ２Ａ，２ＢはＰＬＬシンセサイザ
式で、マイコン７内のＰＬＬ（位相同期ループ）７１，
７２でチューニング電圧および局部発振器（ＯＳＣ）の
周波数を個々に制御する。このチューナ２Ａ，２Ｂの一
方が或る局の放送波を受信し、そのオーディオ信号がス
ピーカ６で再生されている場合、他方のチューナは同じ
周波数帯域内をサーチする。そして、マイコン７は信号
一致比較器３が一致信号を入力したときＳレベルの高い
チューナ出力を選択するようにアナログスイッチ４を切
換える。これがネットワークフォロー機能で、切換後は
非選択側のチューナでサーチを行う。尚、Ｓレベルは受
信電界強度を示す信号で、例えば中間周波信号を検波平
滑したものである。

【００１０】本発明では上述した非選択側のチューナを
、スイッチ８がオンの場合には交通情報の検索にも使用
する。現在の交通情報の割当周波数は１６２０ＫＨｚと
１６２９ＫＨｚであるので、これらの周波数に同調させ
たときのＳレベルをチェックし、それが一定値以上であ
れば交通情報有りと判定し、アナログスイッチ４を交通
情報側に切換える。これで交通情報がスピーカ６から再
生されるが、その後もＳレベルを監視し、これが一定値
以下に低下したら交通情報放送地域を通過したものと判
定してスイッチ４を元に戻し、一般放送の受信を再開す
る。

【００１１】図２はマイコン７の処理を示すフローチャ
ートである。この処理は選局操作を行うとスタートし、
先ずステップＳ１でメイン側チューナ２Ａのチューニン
グが行われる。この後ステップＳ２で一定時間経過と判
定されたらステップＳ３でタイマをリセットし、該一定
時間の計時をスタートさせる。次にステップＳ４でサブ
側チューナ２Ｂによるサーチを行い、受信可能局を全て
リストアップする。

【００１２】次にリストアップされた受信可能局に交通
情報局が有るか否かをステップＳ５で判断し、無ければ
ステップＳ６で受信局（現在受信中の局）の電界強度を
判定する。この電界強度が受信可能レベル以上であれば
切換える必要がないのでステップＳ２へ戻るが、受信可
能レベル未満のときはステップＳ７で現在の受信局の種
類を判別する。これが一般放送局である場合にはステッ
プＳ９に移り、リストアップされた受信可能局から現在
の受信局と同一内容を放送している局を検索し、ステッ
プＳ１０でその同一内容局を全てピックアップする。

【００１３】そして、このピックアップされた同一内容
局に現在の受信局より電界強度の強い局があるか否かを
判定し、無ければ現在の受信局のままがよいのでステッ
プＳ２へ戻るが、有ればステップＳ１２へ移って切換局
（受信局より電界強度が強い同一内容局の１つで切換え
ようとする局）と受信局が違っているか否かを判定する
。同じであれば切換える必要がないのでそのままステッ
プＳ２へ戻るが、違っている場合にはステップＳ１３で
受信局を切換えてステップＳ２へ戻る。

【００１４】以上は通常のネットワークフォロー処理で
あるが、ステップＳ５でリストアップ受信可能局中に交
通情報局有りと判定された場合には、ステップＳ６〜Ｓ
１１の処理を行わずにステップＳ１２へ移る。そして現
在が一般放送を受信中であればステップＳ１３で受信局
を切換え、交通情報を受信する。

【００１５】そして、この交通情報受信中にステップＳ
５で交通情報局無しと判定されたらステップＳ６へ移り
、ここで受信局の電界強度が受信可能レベル未満と判定
されたらステップＳ７を通ってステップＳ８へ移り、１
つ前の受信局（一般放送）に切換えてステップＳ２へ戻
る。

【００１６】従って、一般放送の受信中はネットワーク
フォロー処理を行い、途中で交通情報局が検出されると
それを自動受信し、更に交通情報放送地域を通過すると
元の一般放送へ自動的に復帰する。この一連の動作は交
通情報スイッチ８をオンにしている場合に行われ、該ス
イッチをオフにしていると破線で示すようにステップＳ
５，Ｓ７，Ｓ８は実行されない。

【００１７】マイコン２の処理は図２の例に限定されな
い。例えば、スタート直後に交通情報スイッチ８のオン
／オフを判定し、オフの場合にはネットワークフォロー
処理を行い、オンの場合には交通情報局の有無判定を行
う。そして、交通情報局が有れば受信、無ければネット
ワークフォロー処理を行う、という様にしてもよい。

【００１８】

【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、局地的
な交通情報を自動的に受信することができる。また複数
の周波数で放送される交通情報もそれぞれ受信すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す構成図である。

【図２】マイコンの処理を示すフローチャートである。

【符号の説明】 １Ａ，１Ｂ　　アンテナ ２Ａ，２Ｂ　　チューナ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　一方のチューナで一般放送を受信中に
   他方のチューナで同一放送内容の他の局を追尾し、常に
   受信状態の良い局を受信するネットワークフォロー機能
   と、交通情報受信要求時に追尾側チューナで交通情報局
   を検索し、その受信レベルが一定値以上のときは自動的
   に一般放送に代えて交通情報を受信する機能とを備える
   ことを特徴とする車載用ラジオ受信機。