JPH0424082Y2 - - Google Patents

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JPH0424082Y2
JPH0424082Y2 JP1687085U JP1687085U JPH0424082Y2 JP H0424082 Y2 JPH0424082 Y2 JP H0424082Y2 JP 1687085 U JP1687085 U JP 1687085U JP 1687085 U JP1687085 U JP 1687085U JP H0424082 Y2 JPH0424082 Y2 JP H0424082Y2
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liner
concrete
temperature
accumulator
container
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、圧力熱水を貯蔵するために使用され
るアキユムレータにおいて、内部に設けられたラ
イナーの破断を監視する破断監視装置に関する。
「従来の技術」 近年、原子力発電所や石炭火力発電所等におい
て、電力需要の小さい夜間等に発電に使用する前
または途中の蒸気をアキユムレータ中に圧力熱水
の形で貯蔵しておき、昼間等の高負荷時に貯蔵圧
力熱水を利用して発電出力の向上を図る蒸気貯蔵
発電方式が検討され、一方では火力発電所におけ
るDSS運転に際してタービン・バイパス蒸気をア
キユムレータ中に圧力熱水の形で貯え、高負荷運
転時に前記圧力熱水を利用しようとするタービ
ン・バイパス蒸気回収システムが検討されてい
る。ところで、従来、工業分野において一般的に
使用されていたアキユムレータは、通常200m3
基までの容量をもつた小型のものであつて、一般
に鉄板を加工して容器を構築し、その外周部を断
熱材で包んだ構造のものであつた。しかしなが
ら、数千〜十数万m3の熱水貯蔵容積が必要とされ
る蒸気貯蔵発電及びタービン・バイパス蒸気回収
システムにおいては、システム全体のコストダウ
ンを図るために多数の小型圧力容器を設備するよ
りもアキユムレータ1基当たりの容積をより大き
くすることが望まれており、従来からの鉄製のア
キユムレータでは、容積の増大に伴つて製作が困
難になることから大型化には限界があつた。
そこで、アキユムレータをコンクリートで製造
する技術が検討されているが、この場合、運転中
のアキユムレータ内部は高温高圧(例えば176℃、
8〜11Kg/cm2)の熱水にさらされる一方、アキユ
ムレータを構成する躯体コンクリートの温度は、
その構造性能上90℃以下にする必要があるため、
躯体コンクリート内に断熱材及びライナーを設け
ることによつて、躯体コンクリートを保護するよ
うにしている。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、圧力熱水に直接接触しているライナ
ーに、万一、亀裂が発生すると、熱水が侵入して
躯体コンクリートの温度を上昇させるため、アキ
ユムレータの信頼性を損うおそれがあり、速やか
に熱水の侵入を検知する必要がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、ライナーに発生した亀
裂を速やかに検知することができ、アキユムレー
タの信頼性の向上を図ることができるコンクリー
ト製アキユムレータのライナー破断監視装置を提
供することにある。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案は、内部に
ライナーが設けられたコンクリートからなる容器
の内面に温度検出器を設けたものである。
「作用」 本考案のライナー破断監視装置にあつては、温
度検出器によりコンクリート容器の内面の温度を
監視して、万一、ライナーが破損した場合におけ
るコンクリート容器の内面の温度上昇を検知す
る。
「実施例」 以下、第1図と第2図に基づいて本考案の一実
施例を説明する。
図中1は、アキユムレータであり、このアキユ
ムレータ1は、基礎杭2上にコンクリートによる
基礎部3が形成され、この基礎部3上にプレスト
レストコンクリートにより強度を高めた円筒状の
コンクリート容器(コンクリート躯体)4が構築
されてなるものである。
上記基礎部3は、放熱性が不充分な位置にある
ため、内部に通気孔3aを形成してコンクリート
容器4内に均一の薄い断熱材を用いても圧力熱水
によるコンクリートの温度上昇を他の部分と同程
度に防止できる構造にしている。また、このコン
クリート容器4の内面には、抗火石(例えば、
SiO277.11%、Al2O313.37%、Fe2O31.08%、
CaO1.07%、MgO0.02%、Na2O3.98%、K2O3.11
%)を素材として発泡成形させた耐圧性、耐スポ
ーリング性及び断熱性に優れた断熱材5が貼着さ
れている。さらに、この断熱材5の内面にスチー
ルからなるライナー6が設けられている。
また、上記コンクリート容器4の内面の適宜位
置には、コンクリート容器4の表面の温度を検出
する温度検出器(温度センサー)7が設置されて
おり、各温度検出器7は温度上昇を監視するため
の温度監視装置8に接続されている。
上記のように構成されたアキユムレータ1にお
いて、ライナー6内部に圧力熱水(176℃、8〜
11Kg/cm2)を貯蔵した場合に、ライナー6に異常
がなければ、圧力熱水による熱は断熱材5により
遮断されるから、コンクリート容器4の内表面
は、所定温度(90℃)以下に保たれており、従つ
て、各温度検出器7は、異常な温度上昇を検知す
ることはない。
一方、ライナー6に亀裂が発生すると、その亀
裂から断熱材5内部に熱水が侵入するから、コン
クリート容器4の内表面の温度が上昇する。従つ
て、この熱水が侵入した部分の近傍に設置した温
度検出器7の検出値が他の温度検出器7の出力に
比べて大きな値を示すため、これを温度監視装置
8により検知してライナー6の亀裂を速やかに発
見することができる。
なお、上記実施例においては、容器形状が縦型
円筒状である例を示したが、この形状に限定され
るものではないことは言うまでもない。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案は、内部にライナ
ーが設けられたコンクリート容器の内面に温度検
出器を設けたものであるから、温度検出器により
コンクリート容器の内面の温度を監視して、万
一、ライナーが破損した場合におけるコンクリー
ト容器の内面の温度上昇を検知することによつ
て、速やかにライナーに発生した亀裂を検知する
ことができ、アキユムレータの信頼性の向上を図
ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は断面図、第2図はアキユムレータの
縦断面図である。 1……アキユムレータ、4……コンクリート容
器、(コンクリート躯体)、6……ライナー、7…
…温度検出器(温度センサー)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリートからなる容器内にライナーが設け
    られ、その内部に流体が収容されるコンクリート
    製アキユムレータのライナー破断監視装置におい
    て、上記コンクリート容器の内面に温度検出器が
    設けられたことを特徴とするコンクリート製アキ
    ユムレータのライナー破断監視装置。
JP1687085U 1985-02-08 1985-02-08 Expired JPH0424082Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1687085U JPH0424082Y2 (ja) 1985-02-08 1985-02-08

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JP1687085U JPH0424082Y2 (ja) 1985-02-08 1985-02-08

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Publication Number Publication Date
JPS61133101U JPS61133101U (ja) 1986-08-20
JPH0424082Y2 true JPH0424082Y2 (ja) 1992-06-05

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ID=30504045

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