JPH04232755A - インクジェットペン用のアキュムレータ - Google Patents

インクジェットペン用のアキュムレータ

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JPH04232755A
JPH04232755A JP3181825A JP18182591A JPH04232755A JP H04232755 A JPH04232755 A JP H04232755A JP 3181825 A JP3181825 A JP 3181825A JP 18182591 A JP18182591 A JP 18182591A JP H04232755 A JPH04232755 A JP H04232755A
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piston
ink
ink reservoir
sleeve
reservoir
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JP3181825A
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トーマス・エイチ・ウインスロウ
Bruce A Anderson
ブルース・エイ・アンダーソン
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットペンのイ
ンク溜めの圧力を制御するための機構に関する。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】インク
ジェット印字は印字技術として確立されたものとなって
おり、一般にインク封入部あるいはインク溜めからの印
字面へのインク液の供給を制御するものである。
【0003】ドロップオンディマンド印字として知られ
るインクジェット印字法には、インク溜めからのインク
液の射出のための制御信号に応答する印字ヘッドを有す
るペンが用いられる。ドロップオンディマンドインクジ
ェットペンは通常、熱気泡、あるいは圧電圧力波の2つ
のインク液射出機構のうちの1つを用いる。熱気泡型ペ
ンの印字ヘッドは、加熱されて少量のインクを急激に蒸
発させる薄膜抵抗を備える。インク蒸気の急激な膨張に
よって少量のインクが印字ヘッドのオリフィスから押し
出される。圧電圧力波ペンには、印字ヘッド内のインク
を急激に圧縮し、それによってインク液をオリフィスか
ら押し出す圧力波を発生する制御信号に反応する圧電素
子が用いられる。
【0004】従来のドロップオンディマンド印字ヘッド
は、インク滴をインク溜めから射出する、あるいは“汲
み出す”には有効であるが、印字ヘッドが休止している
ときインクが印字ヘッドを透過するのを防止するための
機構を持っていない。したがって、ドロップオンディマ
ンド技術においては、印字ヘッドが休止しているときペ
ンからのインクの漏れを防止するために、インク溜め内
の液体にわずかなアンダープレッシャーを与えて、イン
クを貯蔵しなければならない。ここで、アンダープレッ
シャーという用語は、インク溜め内の液圧がインク溜め
の周囲の気圧より低いことを意味する。アンダープレッ
シャーの測定単位は水柱の高さの正の値で与えられる。
【0005】インク溜め内のアンダープレッシャーは、
印字ヘッドからのインク漏れを防止できる強さであるこ
とを要する。しかし、アンダープレッシャーは、印字ヘ
ッドがそのアンダープレッシャーにうちかってインク液
を射出できないほど強くてはいけない。さらに、インク
ジェットペンはアンダープレッシャーの変動を起こす環
境変化があっても動作するように設計しなければならな
い。
【0006】インク溜めのアンダープレッシャーに影響
する重大な環境変化はペンの空輸中に起こる。この場合
、周囲気圧は飛行機が高度を増すにつれて降下する。 この周囲気圧の降下によってペンのインク溜め内のアン
ダープレッシャーのレベルが低下する。このアンダープ
レッシャーの低下が制御されていない場合、アンダープ
レッシャーは印字ヘッドからのインク漏れを防止するに
は低すぎるレベルにまで降下する。
【0007】インクジェットペンのインク溜めのアンダ
ープレッシャーはまた“動作効果(operation
al  effect)”とも呼ばれるものにも影響さ
れる。インク溜めのアンダープレッシャーに対する重大
な動作効果は、印字ヘッドがインク滴を射出するために
起動される際に起こる。その結果起こるインク溜めのイ
ンクの減少によってインク溜めのアンダープレッシャー
のレベルが増大する。このようなアンダープレッシャー
の増大を制御しないと、インクジェットペンは最後には
故障してしまう。これは印字ヘッドがこの増大したアン
ダープレッシャーにうちかってインクを射出できないた
めである。
【0008】環境変化や動作効果に対応してインクジェ
ットのインク溜めのアンダープレッシャーを制御するた
めの従来の試みとしては、包括的にアキュムレータと呼
ぶことのできる各種の機構がある。アキュムレータの一
例が、米国特許第289、876号に説明されている。
【0009】一般に、従来のアキュムレータはインクジ
ェットペンのインク溜めの容積と液通したエラストマー
製の空気袋(bladder)、あるいはカップ状の機
構からなる容積を備える。アキュムレータは、インク溜
め内のアンダープレッシャーのレベルの変化に応じてイ
ンク溜めに対して移動するように設計される。アキュム
レータの移動によってインク溜めの総容積が変化し、ア
ンダープレッシャーのレベルの変化に対処する。その結
果、インク溜め内のアンダープレッシャーは、インク漏
れの防止に適するが、印字ヘッドがインク滴の射出を継
続することを可能とする動作範囲内にとどまる。
【0010】たとえば、周囲気圧の降下によってペン内
のアンダープレッシャーが低下するにつれて、アキュム
レータがインク溜めの容積を増大させねように移動させ
ることによって、インク溜め内のアンダープレッシャー
が上述した動作範囲を外れたレベルにまで減少すること
を防止する。言い換えれば、アキュムレータの移動によ
る容積の増大によって、周囲気圧が降下する際にインク
溜めが一定容積に制限される場合に起こるアンダプレッ
シャーの降下が防止される。
【0011】アキュムレータはまた、環境変化や動作効
果(たとえば、ペンの動作中のインクの減少)によって
アンダープレッシャーの増大が起こる場合にインク溜め
の容積を減少させるように移動する。アキュムレータの
移動にる容積の減少によって、アンダープレッシャーが
動作範囲を外れたレベルにまで上昇することが防止され
、それによって印字ヘッドはインクの射出を継続するこ
とができる。
【0012】アキュムレータには通常アキュムレータを
インク溜め内の空気の体積を増大させる位置に向けて連
続的に押圧する弾性機構が装備される。この弾性機構の
効果は、アキュムレータがインク溜めの容積が増大ある
いは減少するように移動する際にも(インク漏れを防止
するために)インク溜め内に十分な最少アンダープレッ
シャーを維持することである。
【0013】アキュムレータの有効性は、ある与えられ
た大きさのアキュムレータに提供される、インク溜めの
容積の増大あるいは減少の大きさ(すなわち、圧力補償
範囲の大きさ)によって測定することができる。さらに
アキュムレータが存在することによってペンのインク溜
めのインク容量が減少することのないように、アキュム
レータの占めるスペースはできるだけ小さくすることが
望ましい。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明はインクジェット
ペン用のアキュムレータを対象とする。このアキュムレ
ータはアキュムレータのアンダープレッシャー補償範囲
を最大限とし、同時にアキュムレータをインクジェット
ペン内に収容するのに要するスペースを最小限とするよ
うに構成される。さらに、本発明のアキュムレータは製
造、組み立てを経済的に行いうるものである。
【0015】本発明のアキュムレータの一実施例は、特
にインクジェットペンのインク溜めに取りつけられたス
リーブを有する。このスリーブ内をピストンがスライド
する。インク溜めの壁、スリーブおよびピストンによっ
てインク溜めの容量が定まり、この容量はピストンがス
リーブ内を移動するにつれて変化する。
【0016】インク溜め内のアンダープレッシャーが変
化するにつれて、ピストンはインク溜めの容量を増大ま
たは減少させるように移動し、それによって、インク溜
めのアンダープレッシャーを、インクが印字ヘッドから
漏れないことを確実にし、かつ印字ヘッドがインク溜め
からのインクの射出を継続できる動作範囲内に維持する
【0017】インク溜めの容量を増減させるべくピスト
ンが移動する際に十分な最少アンダープレッシャーを維
持するため、コイルばねがピストンとインク溜めの間に
配置されている。この目的にばねを用いることは、ばね
の寸法の選択によって、インク溜め内の所望のアンダー
プレッシャー動作範囲を確立することができるという利
点がある。たとえば、印字品質は一般にインク溜めのア
ンダープレッシャーが最低動作レベルにあるとき最高に
なる。したがって、ばねの特性(寸法、巻数、その他)
として、インク溜め内に所望の低レベルのアンダープレ
ッシャーを維持するような仕方でピストンの運動に影響
を与えるばね定数を提供するものを選択することができ
る。
【0018】このアキュムレータの弾性機構としてばね
を用いることのもう一つの利点は、ばねの性能が予想可
能であることである。すなわち、ばねがピストンに加え
る力は予想可能なリニアな形態で変化し、それにともな
ってインク溜め内の液圧が変化する。さらに、1つのば
ねの性能は、他の同様に構成されたばねの性能とほぼ同
じである。したがって、ブラダー型のアキュムレータ(
その性能特性を恒常的に再現することは困難である)と
異なり、この設計によれば、ペン同士の間でほぼ均一な
アキュムレータ性能を保証することができる。
【0019】本発明のもう一つの側面は、ピストンとス
リーブがそれらの間に毛管スペースを形成するように構
成されることである。毛管スペースはピストンとスリー
ブの間の液体を保持するような大きさに成される。この
液体はピストンとスリーブの間のシールとして働き、イ
ンク溜めの内部を周囲の空気から密閉するようにする。
【0020】毛管スペースによって提供される液体シー
ルは、インク溜め内に維持される通常のアンダープレッ
シャーの働きで周囲の空気がインク溜めに流入すること
を防止するための複雑な機構を不要にする。ピストンと
スリーブの間のスペースを密閉するのに固体の機構(0
リング、薄膜、その他)を用いないため、ピストンはス
リーブの断面積の大きさにきわめて近い面積を有する作
用面(すなわち、ピストンを移動させるためにインク溜
め内のアンダープレッシャーが加わる面)を持つように
構成することができる。したがって、この最大とされた
ピストンの作用面積によって、アキュムレータの圧力補
償範囲が最大となる。
【0021】より詳細には、ピストンの作用面が大きい
と、ばねに対してそれに対応する大きさの力が発生する
ため、ばねをより径の大きなワイヤで構成する、もしく
はより大きな外径に構成することができる。ばねの座屈
荷重はばねの半径の二乗で増大するため、直径のごくわ
ずかな増大によって、ピストンの移動を拘束する傾向の
ある座屈煮対するばねの抵抗がはるかに大きくなる。
【0022】本発明の液体シール技術を用いると、一般
に体積が液体シールの体積よりかなり大きい構造物シー
ル要素を採用した場合に起こるインク溜めの容量の損失
を避けることができる。
【0023】印字中インクが減少するにつれて、その結
果増大したアンダープレッシャーによって、ピストンは
それ以上インク溜めの容積を減少させる方向に移動でき
ない位置まで移動される。本発明では、液をインク溜め
の容積に導いてペンが作動し続けることができるように
インク溜めのアンダープレッシャーを和らげる(すなわ
ち、減少させる)機構が設けられる。本発明の一実施例
では、インク溜めに暖和流体を提供する機構にスリーブ
内に形成された多数の溝が含まれる。この溝は流体(た
とえば空気)がインク溜めに流入してアンダープレッシ
ャーを和らげることを可能にする方向および大きさに形
成される。この溝はピストンとシリンダーの間の毛管ス
ペースに隣接して伸長する。その結果、この空間の毛管
現象によって保持される液体が、通常はこのスロットを
密閉し、インク溜め内のアンダープレッシャーのレベル
が十分増大していない状態で空気が溝を通って移動する
ことのないようにする。したがって、ペンが傾いている
、あるいは反転されている場合この溝は密閉された状態
にとどまり、インク溜め内のアンダープレッシャーの損
失を防止する。
【0024】本発明の別の側面は、インク溜めの外にあ
るスリーブ内のスペースが封じられることによって補助
インク溜めを形成することである。この補助インク溜め
は、主インク溜めのインクが減少した際、インク溜めの
容積に引き込むことのできるインクを入れるものである
。補助インク溜めのインクがペンから漏れるのを防止す
るため通気孔の付いたカバーが設けられる。
【0025】本発明の別の一面は、毛管スペースに近接
したピストン上に、ある量の液を保持するための水受け
(Sump)が含まれることである。水受けに入った液
は、上述した暖和スロットを通って空気が移動する際に
毛管スペースの外に押し出されるインクを補給するのに
利用することができる。
【0026】
【実施例】図1はこの発明によるアキュムレータ10の
一実施例を従来のインクジェットペン20とともに用い
るよう適合させたものを示す。ペン20は、周知の手段
によって印字媒体に近接して前後に駆動され、媒体上に
インク滴を配するために精密に制御される。インクジェ
ットペン20は、剛性の壁24、26および28によっ
て形成されたインク溜め22を有する。インク溜め22
の基部にはウェル30が形成されている。印字ヘッド3
4がウェル30の基部に取りつけられており、これはイ
ンク溜め22からインク滴を射出するための従来の熱気
泡型ドロップジェネレータを含む。
【0027】支持板36がウェル30の上部の開口を取
り囲んでおり、またインク溜め22を横切って伸長して
インク溜め内にペン20の底部のキャッチベースン38
を形成する。キャッチベースン38はインク溜め22の
底部壁28に形成された通気孔40によって周囲の空気
と通気されている。
【0028】支持板36に小さなオリフィス42が形成
されており、後に詳細に説明するようにキャッチベース
ン38とペンのインク溜め22の内部とを液通させる。
【0029】剛性キャップ46がインク溜め22の側壁
24、26の頂部48に封止される。キャップ46は一
部がインク溜め22の内部に伸長する円筒状のスリーブ
50を形成するように構成される。スリーブ50はイン
ク溜めキャップ46に形成された開口部54を介して周
囲の空気と通気された内部チェンバー52を有する。
【0030】ピストン56はスリーブ50内でスライド
運動をするように配設されている。ピストン56は頂部
60が閉じられ、底部62が開いた剛性のシリンダー5
8からなる。内部インク溜めの容積は、おおむね壁24
、26、28、キャップ46およびピストンの頂部60
によって規定される。したがって、ピストン56の位置
の変化によってこの容積の大きさが変化する。
【0031】ステンレススチールのばね64の一端がピ
ストンの頂部60の底面あるいは作用面66に取りつけ
られている。ばね64はピストンから下方に伸長し、支
持板36上に乗る。
【0032】管状のばねガイド68が支持板36に取り
つけられており、ばね64の内部を上方に伸長する。ガ
イド68は、ばね64がピストン56とスリーブ50と
同心の整列した位置から外れて座屈することを防止する
【0033】ピストン56とスリーブ50は、その間に
インク溜めに満たされたインク72等の液が毛管現象に
よって上昇するのを支持するスペース70(図2)を形
成するような大きさとされる。スペース70内のインク
72は、周囲の空気がスペース70を通ってインク溜め
22に移動するのを防止するための、スリーブ50とピ
ストン56の間のシールを提供する。周囲の空気がイン
ク溜め22に無制限に移動するとインク溜め内のアンダ
ープレッシャーが除かれ、インク72の印字ヘッド34
からの漏洩が起こることが理解されよう。
【0034】スペース70内に毛管現象によって保持さ
れたインク72は、スリーブ内のピストンの低摩擦運動
を容易にする液体ベアリングとして働く。その結果、ピ
ストン56はインク溜め22内のアンダープレッシャー
の変化を補償するために容易に移動可能である。
【0035】この実施例ではスリーブ50を、ポリフェ
ニレンオキシド、あるいはポリスルホン等の固い水和性
の材料で形成することができる。ピストン56は、また
たとえばポリフェニレンオキシドから形成された非常に
固い水和性の要素である。ピストン56およびスリーブ
50は、ピストン56およびスリーブ50の間のスペー
ス70の厚みT(図2)を0.025mmから0.05
0mmの間になるように形成しなければならない。この
間隔によって、インク溜め22の内部と周囲の空気の間
に13cm(水柱)までの標準圧力ヘッド差があるにも
かかわらず、液体シールを保持するのに十分な毛管現象
が起こる。従来の印字用インクに対しては、毛管スペー
スの大きさは60cm(水柱)と100cm(水柱)の
間の最大毛管上昇を得られるような大きさである。
【0036】ペンの動作に先立ってインク溜め22は、
キャップ46の開口74を介してインク72で満たされ
、この開口74はその後プラグ76で封止される。イン
ク溜め22が満たされると、ばね62がゆるみピストン
56は図1に示すようにスリーブ50内に保持される。
【0037】前述したように、印字ヘッド34からイン
クが漏れるのを防止するために、インク溜め22内にア
ンダープレッシャーが確立され維持されることが重要で
ある。したがって、インク溜め22が満たされた後約1
.3cm(水柱)のわずかなアンダープレッシャーが、
たとえば印字ヘッド34から少量のインクを射出するこ
とによって、インク溜め22内に確立される。
【0038】図1に示す第1の実施例において、従来の
ドロップオンディマンド型印字ヘッドは、インク溜め2
2内のアンダープレッシャーが約1.3cm(水柱)と
約12.7cm(水柱)の動作範囲内に維持される限り
、適正に機能する(すなわち、印字ヘッドが休止してい
るときインクが印字ヘッドから漏れない、また印字ヘッ
ドがインク溜めが空になるまでインクを射出することが
できる)。
【0039】印字ヘッド34が印刷中インクを射出する
動作をし、その結果インク72が減少することによって
インク溜め22内のアンダープレッシャーが増大する(
より負性になる)。このアンダープレッシャーはピスト
ン56の作用面66に働いてピストン56を下方に支持
面36の方へ引き、それによってインク溜め22の内部
容量を減少させ、アンダープレッシャーが印字ヘッド3
4がインク溜め22から射出できないほど高いレベルに
まで増大することを防止する。
【0040】ピストン56が増大したアンダープレッシ
ャーによって、ピストンがインク溜め22の容量を減少
させることのできない位置(たとえば、ばねガイド68
の頂部に対して)に移動される場合、アンダープレッシ
ャーがさらに増大するとオリフィス42を通して気泡が
引き込まれ、アンダープレッシャーを適当な動作範囲内
に維持するために必要な程度アンダープレッシャーが緩
和される。アンダープレッシャーがピストン56をその
最低点に引くレベルに到達するまで周囲の空気がオリフ
ィス42を通ってインク溜め22のインクに覆われた底
に入ることのないよう、オリフィス42が小さくされて
いる(たとえば、200ミクロン)ことに注意を要する
。さらに、ペンが傾いており、インク溜め22の底のイ
ンクがオリフィス42から遠ざかっている場合には、キ
ャッチベースン38に収容されたボール型のチェックバ
ルブ44がオリフィス42に対して閉じて、キャッチベ
ースン38内の周囲の空気がオリフィス42を通過しイ
ンク溜め22内のアンダープレッシャーを排除すること
を防止する。
【0041】ピストン56とばねガイド68は、その長
手方向に沿って溝80が形成される。溝80は、オリフ
ィス42を通ってインク溜め22に入る空気がインク溜
め22を確実に通過することができるようにし、ピスト
ン56内にとどまってピストンの下方への運動に抵抗し
ないようにする。溝80はまたインクがピストンの頂部
60の下から印字ヘッド34に確実に流れるようにする
【0042】インクジェットペン20がインク溜めのア
ンダープレッシャーのレベルを低下させる環境効果(た
とえば、周囲圧力の降下)の影響を受ける場合、ピスト
ン56の作用面66に働く低下したアンダープレッシャ
ーは、ばね64がピストンを上方に移動させることを可
能とし、それによってアンダープレッシャーが印字ヘッ
ド34からインクが漏れるような低いレベルにまで減少
することを防止するためにインク溜め22の総容量を増
大させる。
【0043】上記の点から本発明のアキュムレータは、
スリーブ50の断面積に対して大きい作用面66を有す
るピストン56を提供するものであることがわかる。こ
の大きな作用面66は、ピストン56がアキュムレータ
のスリーブ50の非常に近くまで伸長することを可能と
する、ここに採用した液体シール機構によるものである
。さらに本発明のアキュムレータは、インク溜めスペー
スの消費量が最小限でペンのインク容量が最大限となる
よう構成されている。
【0044】本発明のアキュムレータ装置の第2の実施
例を図3、図4および図5に示す。この実施例ではペン
120はある量のインクを保持するよう構成された剛性
の壁124、126および128を有するインク溜め1
22を含む。インク溜め122の基部にはウェル130
が形成されている。インク溜め122からインク滴を射
出するために従来の印字ヘッド134がこのウェル13
0に取りつけられている。
【0045】剛性のキャップ146がインク溜め122
の側壁124、126の頂部に封止されている。キャッ
プ146はインク溜め122の内部に伸長する円筒状の
スリーブ150を形成するように構成される。スリーブ
150の底197はインク溜めの底壁128に近く位置
する。
【0046】ピストン156がスリーブ150内でスラ
イド運動するように配設されている。ピストン156は
、頂部160が閉じており、かつ底162が開いた剛性
のシリンダー158からなる。ステンレススチールのば
ね164の一端がピストンの頂部160の作用面166
に取りつけられている。ばね164はピストンから下方
に伸長し、ペン120の底壁128にあたる。
【0047】管状のばねガイド168がインク溜めの底
壁128に取りつけられており、ばね164の内部を上
方に伸長する。ばねガイド168は、以下により詳細に
説明するように、ピストンがばねガイドを越えて下げら
れたときインクがピストン156の下にとどまることが
ないように形成された長いギャップ180を有する。
【0048】ピストン156とスリーブ150はその間
にインク溜めを満たしたインク172(図4)等の液の
毛管上昇を支持する毛管スペース170(図4および図
5)を形成するような大きさとされる。インク172は
、インク溜めの動作アンダープレッシャーによって周囲
の空気がスペース170を通ってインク溜め122に引
き込まれることを防止するために、スリーブ150とピ
ストン156の間にシールを提供する。初めに説明した
実施例と同様に、ピストン156とスリーブ150の間
のスペース170の厚みは約0.025mmから0.0
50mmの間である。
【0049】スリーブ150の頂部はピストン156の
上のスリーブ150の内部に空気を通すカバー151(
図3)で閉じられている。カバー151は剛性の通気部
材153を有し、その端部はスリーブの頂部に形成され
たくぼみ154に嵌合している。通気部材153は空気
をほぼ透過させ、水を透過させない材料からなる。この
通気部材は、厚さ2mmの多孔性ポリテトラフルオロエ
チレン(テフロン)であることが好適である。その結果
、ピストンの頂部160(後に詳述する)の上面161
の上のスリーブ150内にある液は、ペンが傾いたり反
転されたりしてもカバー151を通ってペンからこぼれ
ることがない。しかし、ピストン156の上のスペース
は周囲圧力のままである。これは空気が通気部材153
を自由に通過できるためである。
【0050】剛性のカバープレート155が通気部材1
53の真上でスリーブ150の頂部に固着されている。 カバープレート155は、その周辺部分に等間隔に形成
された8つの開口部157を有する(図3には2つの開
口部157のみを示す)。これらの開口部は直径0.5
mm、長さ1.5mmであることが好適である。このカ
バープレート155を設けることによって、通気部材1
53の上面159の全体が周囲の空気にさらされている
場合に起こるインク溜め122からの蒸発損失を制限す
ることができる。
【0051】図3の実線はアンダープレッシャーを増大
させるために十分なインクが印字ヘッド134から射出
された後のピストン156の位置を示し、ピストンがそ
れ以上インク溜め122の容積を減少させるように移動
することのできない程度にまで及んでいる。この点に関
し、ばねのコイル間の接触はピストンの下方への運動を
制限するためのストッパとして働く。
【0052】印字ヘッド134によって連続的にインク
を射出すると、インク溜め122内のアンダープレッシ
ャーが増大し続ける。本実施例には、インク溜めに流体
を導くための緩和機構が含まれ、印字ヘッドがインク溜
めのインクのほぼすべてを射出する動作を継続すること
を可能にするのに十分な量だけアンダープレッシャーを
緩和する。
【0053】この緩和機構は特にスリーブ150の内面
193に均一な間隔をおいて形成された細長いスロット
191からなる。スロット191はスリーブ150の底
197に隣接する位置からスリーブ150の長さ方向の
軸と平行に上方に伸長する。各スロット191の上端1
95はピストン156がその最低位置(図3)にあると
きピストンの頂部160の上に位置する。スロット19
1はその断面が約0.30mm×0.30mmであるこ
とが好適である。
【0054】ペン120が(たとえばカバー156が固
着される前にスリーブの頂部からインクを供給すること
によって)インクで満たされ、初期アンダープレッシャ
ーがインク溜め122の内部で発生するとき、ピストン
156は図3の破線で示すような、スロット191の上
方の位置にある。
【0055】しかし、ピストンが増大したアンダープレ
ッシャーによってその最低位置まで引かれるときは常に
スロットの上端195はピストンの頂部160の上方に
ある周囲の空気にさらされている。さらに、アンダープ
レッシャーが、ピストン156をその最低点(たとえば
、7.5cm水柱)にまで押し下げるレベルを越えると
、アンダープレッシャーがスロット191を通して周囲
の空気の気泡をインク溜め内に引き込むように、スロッ
ト191の大きさが定められる。インク溜め122に引
き込まれた空気はアンダープレッシャーが上述した動作
範囲を越えることを防止する。
【0056】スロット191を通って気泡がインク溜め
122に引き込まれる際、この気泡はスペース170の
毛管現象によってスロット191の近傍に保持されたイ
ンク172によってほぼ取り囲まれたままである。した
がって、各スロット191によって形成される流体通路
はインク溜め122の内部とピストンの上のスペースと
の間で完全に開くことは決してない(すなわち、この通
路は決してインク切れにならない)。その結果、インク
溜めのアンダープレッシャーはペンが傾けられたり反転
されたりしても維持される。言い換えれば、ペンが傾け
られたり、反転されたりした場合にこのスロットによっ
て形成される流体通路を閉じるのに第1の実施例(図1
および図2)に示すような別個の機構を必要としない。
【0057】インク溜めのアンダープレッシャーを上昇
させる(たとえば、周囲気圧の降下による)環境変化の
場合、ピストン156はスロットの上端195を越えて
上昇し、スロット191によって形成された周囲の空気
とインク溜めの内部との間の流体通路を閉鎖してしまう
。したがって、この実施例では、ピストン156がイン
ク溜め容積を増大させるためのその最大走行距離に到達
した後、アンダープレッシャーが増大し続けるにつれて
インク溜めから押し出された流体を受けるためのキャッ
チベースンは採用していない。
【0058】気泡が上述したようにスロット191を通
って引き込まれるにつれて、気泡がスリーブ150の底
197を出て、少量のインク172が気泡によって押さ
れてスロット191から出る。スロット191から押し
出されたインクはすぐにインク溜めに残ったインクから
補給される。これはスペース170の毛管現象がインク
溜めのインクをスロット191に補給するためである。
【0059】このインク溜めのインクの量(すなわち、
毛管スペース170の外側のインク)が印字中スリーブ
150の底197の下のレベルにまで減少すると、気泡
の運動によってスロット191から押し出されたインク
はもはやインク溜めのインクからは補給されない。これ
は毛管スペース170がもはやインク溜めのインクに接
触しないためである。この結果、スロット191が空に
なり始め、これは周囲の空気とインク溜めの内部との間
にスロット191に沿った連続的な空気の通路が出来る
ことにもなり、ひいてはインク溜めのインクがすべてペ
ンから射出される前にインク溜め内のアンダープレッシ
ャーの損失を起こすことにもなりうる。しかし、図3の
実施例はインク溜めのインクのレベルがスロットから失
われたインクを補給するには低く(すなわち、スリーブ
の底197より下に)なりすぎたときスロット191内
のインクを補給するための予備インク源を有する。した
がって、この予備のインクはインク溜めのインクがほと
んどすべて完全に射出されるまでスロット191内の液
体シールを維持する機能を果たす。
【0060】予備インク源はピストンの頂部160の上
面161の周辺に伸長するよう形成された環202から
なるサンプ200に収容されている。環202は4つの
均一に間隔を置かれたスリット204を含む。各スリッ
ト204は環202上を径方向に伸長し、幅は約0.3
5mmである(図5)。環202の高さH(図4)とス
リット204の幅は、サンプ200が予備インク172
Rで満たされたとき(すなわち、図4のAに示すレベル
まで満たされたとき)、予備インク172Rに予備イン
クと環202の細いスリット204の壁との間の毛管吸
引にうちかつための不十分な静水頭が生じるように選択
される。したがって、予備インク172Rは各スリット
204の内部にメニスカス173を形成する。
【0061】予備インク172Rは印字中にペン120
が往復運動する際に毛管スペース170に(したがって
インクの減少したスロット191に)供給される。より
詳細には、従来の印字動作中ペンは前後に(たとえば、
図3の平面の内外に)駆動される。ペンが印字されてい
る紙の端で方向を逆にするとき、予備インク172Rの
本体内の慣性によって少量のインクが紙の端に最も近い
スリット204から押し出される。
【0062】予備インク172Rの機能は他の流体を用
いても達成することができる。たとえば、サンプ200
を非混和性、低密度、高蒸気圧の流体、あるいは通常の
鉱油で満たすこともできる。
【0063】このような流体もまたインクと違って蒸発
しにくいものである。インクの水の成分の蒸発は望まし
くない。というのもサンプに残ったインクの粘性が、上
述したように液体シールを維持するためにインクがサン
プからスロット191内に容易に流れていかないような
レベルにまで増大してしまうためである。
【0064】粘性のあるインクのスラッジは、低湿度環
境では毛管スペース170内で固まってピストン運動を
妨害する恐れがある。予備流体の第2の機能は、その下
にあるインクの水の成分の損失に対する蒸気バリヤとし
て働くことである。
【0065】スリーブ150内のピストン156の上の
スペースもまた印字用のインクの補助インク溜めとして
用い、それによってペン全体の容量と容積効率を増大さ
せると有益である。この目的のためには、主インク溜め
122にインクが満たされた後、スリーブ150のピス
トンの頂部160の上に(たとえば、図3に示す液レベ
ルBまで)インクを加えることもできる。ピストン15
6の上に加えることの出来るインクの最大量は、ピスト
ンの上に加えられるインクの重量によって、ばね164
が下方にたわむ(したがってインク溜めの容積が減少す
る)につれて起こるインク溜めのアンダープレッシャー
の減少の量によって制限される。つまり、ピストン16
0の上に加えられるインクの量は、ピストンをアンダー
プレッシャーがアンダープレッシャー動作範囲を外れた
レベルにまで減少するほど低い位置に移動させるような
大きなものであってはならない。アンダープレッシャー
は好適には7.5cmの水柱に確立される。
【0066】補助インク源が利用可能であるとき、ピス
トン156の上にあるインクの柱は主インク溜め122
中に移動される。これは補助インク溜めと主インク溜め
の間に流体フローポテンシャルが発生し、また図4の1
75に示す空気/流体界面がなくなったため毛管スペー
ス中の毛管現象が除去されたことによる。すなわち、7
.5cm(水柱)のアンダープレッシャーが毛管スペー
ス170の上の領域に貯蔵されたインクに働くことによ
って流れが発生する。アンダープレッシャーはごくわず
かであり、またこの領域はごく小さなものであるため、
流れはごくゆっくりしたものになる。しかし、時間が長
くなれば、主インク溜めへの補助インクのゆっくりした
流れがインク溜め内のアンダープレッシャーを減少させ
る。このアンダープレッシャーの減少によってピストン
156がスリーブ150に対して上方に移動し、それに
よってインク溜めの容積を増大させてアンダープレッシ
ャーの減少に抗する。ピストン156がレベルB(図3
)まで上昇済みであるとき、利用可能な補助インクはす
べてインク溜め122に引き込まれており、空気/流体
界面175が再度確立される。この発明のこの側面は使
用中にペンを再充填するための便利な手段を提供するも
のである。それは追加のインクは補助インク溜めに大気
圧で加えることができるためである。
【0067】インクが補助インク溜めに貯蔵されている
とき印字が行われる場合は、アンダープレッシャーの増
大によってピストンが下方に移動し、それによってスロ
ット191が露出する。2つのインク溜めの間のインク
の流れはスロット191によって提供される増加分のフ
ロー領域に比例して増大する。印字が停止したとき補助
インク溜めから主インク溜め122への流体の交換は上
述したように空気/流体界面175が再確立されるまで
継続する。
【0068】ある種のアプリケーションでは上述したよ
うな補助インクのインク溜め122へのごくわずかな流
れをさらに減少させることが望ましい場合がある。この
インクの流れを防ぐために、この実施例のペン120は
毛管スペース170を通る流れを設計アンダープレッシ
ャー(7.5cm水柱)に制限するための空気止通機構
を含む。このインクの流れの減少は、3つの空気止通機
構のそれぞれにトロイダル気泡を導入することによって
ピストンとスリーブの間の環状流れ領域を減少させるこ
とによって達成される。すなわち、空気止通機構は(図
4の)ピストン150のピストンの頂部160に近い外
面210に形成された3つの間隔を置いた周溝206か
らなる。このインクから出る空気あるいは始めの充填過
程で導入された空気が溝206に捕捉されて、それぞれ
の溝に沿って液体の下方への流れを妨げる空気/流体界
面あるいはメニスカス179を形成する。
【0069】周溝206の断面積は毛管スペースの断面
積より大きいため、毛管インクを通過する空気はこの溝
の中に広がって捕捉された気泡212を形成するメニス
カス179(図4)を形成する。メニスカス179の空
気側は毛管スペース中のいかなる気泡よりも低圧である
が、このメニスカス179はインク中のあらゆる自由空
気を引き付ける。さらに捕捉された気泡212内の圧力
は気泡が毛管スペース170に入るために増大されなけ
ればならないため、メニスカス179は存在し続ける。 毛管スペースを下方に移動するインクは気泡212とス
リーブの内面193の間の薄い流体ウェブに沿って流れ
るように制限される。メニスカス179があることによ
って毛管スペース170の中の流れの領域は上述した補
助インク溜めから主インク溜め122へのゆっくりした
インクの流れが有効に排除される程度に制限されている
。好適には3つの溝が設けられる。
【0070】溝206の断面積は好適には0.30mm
×0.30mmである。空気はまず製造過程における副
産物として溝206に集められる。すなわち、ペンのイ
ンク溜め122はまず約500〜600mmHgに排気
され、インクが圧力下(約15psi)でインク溜めに
注入される。加圧空気のいくらかはインクに溶解し、圧
力が除かれた後、空気は溶液から出て幾分かは上述した
低圧(すなわち周囲に対して)気泡212として溝20
6に捕捉される。気泡212は流体の流れを制限するが
ピストン156のスリーブ150に対する運動を妨げな
い。
【0071】
【発明の効果】本発明は以上説明した如きものなので、
インク溜め内のアンダープレッシャーを、周囲気圧の変
化等にかかわらず常に適切に保つことができ、従ってペ
ンヘッドからのインク漏れやインクの供給不良を防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアキュムレータの一実施例の断面
図である。
【図2】液体シールを示す図1の要部拡大断面図である
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】図3の要部拡大断面図である。
【図5】図4の5−5線における断面図である。
【符号の説明】 22、122:インク溜め 50、150:スリーブ 56、156:ピストン 64:スプリング 70:毛管スペース 72:液体 191:溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク溜めと、該インク溜めに連結された
    スリーブと、該スリーブ内に実装されたピストンとを備
    え、上記インク溜め、スリーブおよびピストンとで、上
    記インク溜めの容量を決定し、上記インク溜めの容量を
    変え得るよう上記ピストンを上記スリーブに対して移動
    自在にすると共に、上記スリーブとピストンとの間に、
    毛管現象によって液体を保持する毛管スペースを設けた
    、ことを特徴とするインクジェットペン用のアキュムレ
    ータ。
  2. 【請求項2】インク溜めと、該インク溜めに連結された
    スリーブと、該スリーブ内に実装されたピストンとを備
    え、上記インク溜め、スリーブおよびピストンとで、上
    記インク溜めの容量を決定し、上記インク溜めの容量を
    変え得るよう上記ピストンを上記スリーブに対して移動
    自在にすると共に、上記スリーブとピストンとの間隙に
    液体シールを配置した、ことを特徴とするインクジェッ
    トペン用のアキュムレータ。
  3. 【請求項3】インク溜めと、該インク溜めに連結された
    スリーブと、該スリーブ内に実装されたピストンとを備
    え、上記インク溜め、スリーブおよびピストンとで、上
    記インク溜めの容量を決定し、上記インク溜めの容量を
    変え得るよう上記ピストンを上記スリーブに対して移動
    自在にすると共に、上記スリーブとピストンとの間に、
    毛管現象によって液体を保持する毛管スペースを設け、
    上記ピストンは、インク溜め内の圧力が第一のレベルに
    達した時に、第一の位置に移動すると共に、上記ピスト
    ンが上記第一の位置に在る時に、上記インク溜めに液体
    を供給するよう動作する圧力軽減手段を有する、ことを
    特徴とするインクジェットペン用のアキュムレータ。
  4. 【請求項4】インク溜めと、該インク溜めに連結された
    スリーブと、該スリーブ内に実装されたピストンとを備
    え、上記インク溜め、スリーブおよびピストンとで、上
    記インク溜めの容量を決定し、上記インク溜めの内の圧
    力の変化に応じて上記ピストンを上記スリーブに対して
    移動自在にすると共に、上記ピストンは、インク溜め内
    の圧力が第一の圧力に達した時に、第一の位置に移動し
    、上記スリーブの内周面には、上記ピストンが上記第一
    の位置に在る時に上記インク溜めの容積の外側に露出す
    る部分を有した、上記インク溜め内への液体通路となる
    溝を形成し、上記ピストンとスリーブとの間隙における
    空気の移動を抑えるためピストンとスリーブ間を密閉す
    るシール手段を設けた、ことを特徴とするインクジェッ
    トペン用のアキュムレータ。
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