JPH04226905A - ドレックスレラ属菌と化学除草剤を含有する雑草防除組成物 - Google Patents

ドレックスレラ属菌と化学除草剤を含有する雑草防除組成物

Info

Publication number
JPH04226905A
JPH04226905A JP3134626A JP13462691A JPH04226905A JP H04226905 A JPH04226905 A JP H04226905A JP 3134626 A JP3134626 A JP 3134626A JP 13462691 A JP13462691 A JP 13462691A JP H04226905 A JPH04226905 A JP H04226905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
herbicide
weed control
control composition
chemical
composition according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3134626A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Gohara
郷原 雅敏
Kenichi Yamaguchi
健一 山口
Tatsuo Niimi
新美 達生
Keiko Fukui
啓子 福井
Emi Toyama
恵美 遠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP3134626A priority Critical patent/JPH04226905A/ja
Publication of JPH04226905A publication Critical patent/JPH04226905A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は微生物と化学除草剤とよ
りなる雑草防除組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】雑草や病害虫の防除法はおよそ100年
前から、それまでの耕種的防除法から化学的防除法へと
移行した。特に、1900年代中期にDDTをはじめと
する有機合成農薬が飛躍的に発展したことによって、農
作物の収量増加、品質向上、省力化等の改善が行なわれ
世界の食糧生産は急速に向上した。 【0003】しかし、昨今では有機合成農薬の過剰使用
による環境汚染や薬剤抵抗性を獲得した病害虫や雑草の
出現等が深刻な問題となっている。そこで、近年の化学
農薬の開発は明らかに高性能指向となっている。すなわ
ち、人畜に対する安全性はもとより低薬量で優れた防除
効果を示し、残留性、環境汚染等に対しても十分に配慮
されたものが望まれている。更に、最近では化学農薬を
使用することなく作物生産を行なう無農薬栽培法も注目
されている。このように、化学農薬の人体や自然環境に
及ぼす影響が大きく取り上げるようになった昨今、生物
農薬への関心が高まり、バイオ農薬の研究開発が活発に
行なわれるようになった。特に、微生物の生体を直接的
に利用した微生物農薬あるいは微生物の生産する生理活
性物質を利用した微生物源農薬の開発に大きな期待が寄
せられている。 【0004】しかしながら、無農薬栽培法や生物的防除
法は、未だ研究の途中であり、その単独施用では安定し
た防除効果が得られず、十分な作物生産は望めないこと
も事実である。 【0005】いずれの方法にしても、有機合成農薬の施
用薬量を低減することは、安全性の観点より非常に意義
深いものである。 【0006】除草剤の分野では、雑草に対する病原微生
物を利用する微生物除草剤の研究開発が米国を中心とし
て進み、これまでに、ガガイモ科雑草、ストラングルヴ
ァイン(Morrenia odorata)の病原微
生物ファイトフィソーラ属パルミローラ種(Phyto
phthora palmirola)を利用したデヴ
ァイン(DeVine、アボット社  商品名)、マメ
科雑草、ノーザンジョイントヴェッチ(Aeschyn
omene virginica)の病原微生物コレト
トリカム属グロエオスポリオイデス種(Colleto
trichum gloeosporioides)を
利用したコレゴ(Collego、エコゲン社  商品
名)等が上市されている。しかしながら、主要作物であ
るコムギ、イネ、ダイズ等の栽培における主要雑草であ
るヒエ属を対象とした微生物除草剤の研究は知られてい
ない。 【0007】ヒエは、その野生種が世界の稲作地帯の雑
草として知られ、特に日本では代表的な水田雑草として
古くから問題となっている。水田におけるヒエの発生が
田植作業を必然にしたとも言われている。世界に野生す
るヒエは、薮野によればエキノクロア属オリジコラ種(
Echinochloa oryzicola タイヌ
ビエ)、エキノクロア属コロナム種、エキノクロア属ピ
ラミダリス種(Echinochloa pyrami
dalis )、エキノクロア属スタグニナ種(Ech
inochloa stagnina)、エキノクロア
属ハプロクラーダ種(Echinochloa hap
loclada)及びエキノクロア属クルスガリ種(E
chinochloa crus−galli)が存在
し、更に、クルスガリ種には3つの変種、すなわちフォ
ルモセンシス(ヒメタイヌビエ)、クルスガリ(イヌビ
エ)、プラチコーラ(ヒメイヌビエ)に分類されている
(雑草研究(1975) vol.20 )。このよう
な変種の間においては、除草剤や病原菌にたいする反応
が異なっている。自然発生している雑草のヒエはこれら
エキノクロア属各種の雑種と考えられ、実用的防除効果
を示す除草剤としてはエキノクロア属全種に対して除草
作用を持つものでなければならない。 【0008】水田及び畑地においてはヒエ以外にも多く
の雑草が作物と競合しており、これらの雑草の防除も実
用場面においては必須となっている。現在、これら多く
の雑草を一度に防除するために、幾種かの化学除草剤を
混合して使用することが一般的となっているが、ヒエ属
に病原性を有する微生物と化学除草剤とを混合した組成
物は知られていない。微生物が一般的には除草剤を含む
農薬に対して抵抗性が無いものと考えられているためで
あろう。また、既存の化学除草剤とヒエ属等の病原微生
物を組合せることで、ヒエ属等に対する除草作用が相乗
的に増高するという報告も無く新規な技術である。 【0009】本発明に於けるCNP、クロロメトキシニ
ル、ビフェノックス、メフェナセット、プレチラクロー
ル、ナプロアニリド、ブタクロール、プロパニル、クロ
メプロップ、オキサジアゾン、ピラゾレート、ベンスル
フロンメチル、ピラゾスルフロンエチル、ベンチオカー
ブ、ジメピペレート、モリネート、エスプロカーブ、シ
メトリン等の化学除草剤は、すでに市販されているか、
又は公知の化合物である。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、作物生産に
おける前記の様な不利な点を解決し、環境汚染や抵抗性
雑草の出現を回避し、しかも実用的な防除を可能とする
雑草防除組成物を提供する。すなわち、ヒエのみに対し
て病原性を示すドレックスレラ属の糸状菌を自然界から
分離し、更に、ヒエのみに対して病原性を示すドレック
スレラ属の糸状菌と化学除草剤とを併用することにより
、化学除草剤の施用量を低減し、より安全で十分実用的
な雑草防除組成物を提供することを課題とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】  本発明者らは、水田
および畑地の重要雑草であるヒエ等を防除することを目
的とし、種々の病原微生物を探索した結果、ヒエに対し
て除草作用を示し、イネをはじめとする有用植物に対し
て病原性を持たない新規なドレックスレラ属菌を見いだ
した。また、ヒエに対して選択的な病原性を示すドレッ
クスレラ属の菌株と既存の化学除草剤とを混合すること
により、著しい相乗作用を示し、従来の10分の1から
100分の1の施用量の化学除草剤で、ヒエに対し十分
な防除効果をあげることを見出し本発明を完成させた。 【0012】本発明の対象となるヒエとは、イネ科のエ
キノクロア属に属する雑草であり、具体的にはタイヌビ
エ(Echinochloa oryzicola )
、ヒメタイヌビエ(Echinochloa crus
−galli var. formosensis )
、イヌビエ(Echinichloa crus−ga
lli var. crus−galli)、ヒメイヌ
ビエ(Echinochloa crus−galli
 var.praticola )、Echinoch
loa colonum 、Echinochloa 
pyramidalis 、Echinochloa 
stagnina、Echinochloa hapl
oclada等である。 【0013】すなわち、本発明に係わる微生物は、栽培
植物、イネ、オオムギ、コムギ、ライムギ、エンバク、
トウモロコシ、モロコシ、アワ等や牧草、オーチャード
グラス、イタリアンライグラス、ペレニアルライグラス
、スウィートバーナルグラス、トールフェスク、メドー
フェスク、メドフェスク等に何等病原性を示さずエキノ
クロア属オリジコーラ種、エキノクロア属クルスガリ種
、エキノクロア属コロナム種等に対して病原性を示すド
レックスレラ属モノセラス種の新菌株である。 【0014】病原微生物は自然発病しているヒエから純
粋分離し、ヒエ及びイネに対する病原性を検定した結果
、雑草のヒエであるエキノクロア属の全ての種に対して
強い病原力を持ち、イネに対しては何等病原性を示さな
いものを選抜した。選抜した微生物は、分生子の形態に
基ずいて同定した結果、何れもドレックスレラ属に分類
されることを見出した。 【0015】本発明に係わる微生物を雑草防除組成物と
して用いる方法は、培養により得られた生菌体を直接利
用する方法や菌体を培養した後の濾液を利用する方法あ
るいはその両方を混合して用いる方法等がある。更に、
本発明に係わる微生物は、栄養培地で培養することによ
り得られる分生子や菌糸を界面活性剤等を含む水溶液中
に懸濁して微生物単独で用いる場合や拮抗性を示さない
他の除草剤や殺菌剤、殺虫剤等の化学農薬と混合して用
いる場合がある。本発明に係わる微生物を雑草防除組成
物として用いる場合は、菌糸より耐久性が高い分生子が
より望ましい。本発明に係わる微生物の菌体増殖は液体
培地、固体培地の何れを用いても可能であるが、菌体を
ポテト・デキストロース等の液体培地に接種し菌体を増
殖させ、得られた菌体を破砕した後乾燥させることによ
り分生子が形成される。また、固体培地の場合は、ポテ
ト・デキストロース寒天培地等に接種した後、生長した
気中菌糸を除去した後乾燥させることにより分生子形成
が促進される。 【0016】本発明に係わる微生物は以上で述べたよう
に分生子や菌糸等の菌体の大量培養が可能で、雑草防除
剤として産業的に利用することができ、また、この雑草
防除剤は、例えば水田にイネを移植する時期に処理する
ことによって雑草のヒエに対してのみ除草作用を示し、
栽培植物、イネ、オオムギ、コムギ、ライムギ、エンバ
ク、トウモロコシ、モロコシ、アワ等や牧草、オーチャ
ードグラス、イタリアンライグラス、ペレニアルライグ
ラス、スウィートバーナルグラス、トールフェスク、メ
ドーフェスク、メドフェスク等に対しては病原性が無く
選択的な除草効果が得られることを見出した。 【0017】本発明に係わるドレックスレラ属菌は、幾
つかの化学除草剤に対して、菌糸伸長阻害や胞子発芽阻
害等の生物的影響を何等受けず、混用することによって
、ヒエに対する除草作用が飛躍的に向上することを見出
した。 【0018】更に種々の除草剤について検討を重ねた結
果、本発明に係わるドレックスレラ属菌、ドレックスレ
ラ  モノセラス、ドレックスレラ  ラベネリ、ドレ
ックスレラ  ポアと化学除草剤、オキサジアゾン、ジ
メタメトリン、シメトリン、クロメトキシニル、ジメピ
ペレート、トリフルラリン、ナプロアニリド、パラコー
ト、ピラゾキシフェン、ピラゾレート、ブタクロール、
プレチラクロール、ベンチオカーブ、メフェナセット、
モリネート、CNP、DBN、MCP、プロメトリン、
ベンゾフェナップ、プロパニル、NSK−850、HW
−52、クロメプロップ、エスプロカーブ、ビフェノッ
クス、キンクロラック、、ブロモブチド、ベンスルフロ
ンメチル、ピラゾスルフロンエチル、2,4D等とを混
合した雑草防除組成物は、従来の化学除草剤単独では防
除することができない施用量でヒエの防除を可能にし、
本発明を完成させた。 【0019】その作用機構に関しては、ドレックスレラ
属菌の感染によって生じる植物組織内の侵入痕が原因し
て化学除草剤の吸収や移行が高まり、また同様に、化学
除草剤によりダメージを受けた植物組織においてドレッ
クスレラ属菌の感染が容易となったこと等が推察される
。これらドレックスレラ属菌と化学除草剤との相乗作用
によって化学除草剤の施用量を低減することは、環境汚
染や抵抗性出現等の昨今の諸問題を改善し、農業生産者
のみならず一般消費者にとっても利するところが大きい
。 【0020】本発明に係わる雑草防除組成物を除草剤と
して使用するには、ドレックスレラ属菌の菌体及び化学
除草剤の原体をそのまま使用しても良いが、一般には、
ドレックスレラ属菌の菌体及び化学除草剤の原体を不活
性な固体担体または液体担体と混合し、通常用いられる
製剤形態である粒剤、フロアブル剤、水和剤、乳剤、液
剤等に調製して使用することが望ましい。      
  【0021】担体としては、通常農園芸用薬剤に使
用され、生物的に不活性なものであるならば固体または
液体のいずれでも使用でき、特定のものに限定されるも
のではない。   【0022】例えば、固体担体としては、クレー、タル
ク、ベントナイト、炭酸カルシウム、ケイソウ土、ホワ
イトカーボン等の鉱物質粉末、大豆粉、デンプン等の植
物性粉末、ポリビニルアルコール、ポリアルキレングリ
コール等の高分子化合物等が挙げられる。また、液体担
体としては、デカン、ドデカン等の各種有機溶剤類、植
物性油、鉱物油、水等が挙げられる。    【002
3】本発明に係わる雑草防除組成物における化学除草剤
の含有量は、製剤形態によって異なるが、通常粒剤では
0.05〜15重量%、フロアブル剤では1〜50重量
%、水和剤では1〜90重量%であり、好ましくは、粒
剤では0.5〜8重量%、フロアブル剤では10〜30
重量%、水和剤では10〜50重量%である。 一方、ドレックスレラ属菌の含有量は、各組成物の有効
成分1g当り、胞子として102 〜1015個、好ま
しくは、106 〜1012個である。  【0024
】また、補助剤としては、通常農園芸用薬剤に使用され
る界面活性剤、結合剤、安定剤等を必要に応じて単独ま
たは組合せで使用できる。安定剤としては、例えば、酸
化防止剤やpH調製剤等を用い、ときには、光安定剤も
用いる。 【0025】補助剤の含有量は0〜80重量%であり、
担体の含有量は100重量%から有効成分及び含有量を
差し引いた量である。   【0026】また、本発明の雑草防除組成物を圃場に使
用する場合は、ドレックスレラ属菌の分生胞子量として
、102 〜1015spore /10a、好ましく
は107 〜1012spore /10aである。 
 【0027】本発明に係わる雑草防除組成物は、ドレ
ックスレラ属菌の一種または二種と下記の化学除草剤の
一種または二種以上、あるいは、ドレックスレラ属菌に
対して抗菌性を持たない殺菌剤、殺虫剤、植物成長調節
剤等の農薬、肥料、土壌改良剤等との併用使用は勿論の
こと、これらとの混合も可能である。 【0028】混合可能な除草剤としては、次のような除
草剤があげられる。2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(
2,4−D),2−メチル−4−クロロフェノキシ酢酸
(MCPA)、2,4,5−トリクロロフェノキシ酢酸
(2,4,5−T)、2−(2,4−ジクロロフェノキ
シ)プロピオン酸(dichlorprop)、2−(
2−メチル−4−クロロフェノキシ)プロピオン酸(m
ecoprop)、2−(2,4,5−トリクロロフェ
ノキシ)プロピオン酸(fenoprop)、4−(2
,4−ジクロロフェノキシ)酪酸(2,4−DB)、4
−(2−メチル−4−クロロフェノキシ)酪酸(MCP
B)、2−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリド(n
aproanilide)、2−(1−ナフトキシ)N
,N−ジエチルプロピオンアミド(napropami
d)、(+)−2−[4−(2,4−  ジクロロフェ
ノキシ)フェノキシ]プロピオン酸メチルエステル(d
iclofop−methyl)、2−[4−(5−ト
リフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)フェノキシ]
プロピオン酸ブチルエステル(fluazifop)、
2−[4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2
−ピリジルオキシ)フェノキシ]プロピオン酸メチルエ
ステル(haloxyfop)、2−[4−(3,5−
ジクロロ−2−ピリジルオキシ)フェノキシ]プロピオ
ン酸−2−プロピニルエステル(chlorazifo
p−propynyl)、2−[4−(6−クロロ−2
−キノキサニルオキシ)フェノキシ]プロピオン酸エチ
ルエステル(quizalofop−ethyl)、2
−[−4−(6−クロロ−2−ベンゾオキサゾリル)フ
ェノキシ]プロピオン酸エチルエステル(fenoxa
prop−ethyl)、2−[4−(6−クロロ−2
−ベンゾチアゾリルオキシ)フェノキシ]プロピオン酸
エステル(fenthiaprop−ethyl)、2
,3,6−トリクロロベンゾイックアシッド(2,3,
6−TBA)、3,6−ジクロロ−2−メトキシベンゾ
イックアシッド(dicamba)、2,5−ジクロロ
−3−アミノベンゾイックアシッド(amiben)、
3,5,6−トリクロロ−2−メトキシベンゾイックア
シッド(tricamba)、4−クロロ−2,2−ジ
メチルバレルアニリド(monalide)、3,4−
ジクロロプロピオンアニリド(propanil),3
,4−ジクロロ−2−メチルアクリルアニリド(dic
ryl)、3,4−ジクロロシクロプロパンカルボキシ
アニリド(cypromid)、3,4−ジクロロ−2
−メチル−ペンタンアニリド(karsil)、3−ク
ロロ−2,4−ジメチルペンタンアニリド(solan
)、N−(1,1−ジメチルプロピニル)−3,5−ジ
クロロベンズアミド(propyzamide)、N,
N−ジメチル−2,2−ジフェニルアセトアミド(  
diphenamide)、N−ナフチルフタラミン酸
(naptalam)、N−(1,1−ジメチルベンジ
ル(−2−ブロモ−タアシャリ−ブチルアセトアミド(
buromobutide)、2−ベンゾチアゾ−ル−
2−イルオキシ−N−メチルアセトアニリド(mefe
nasate)、N−[3−(1−エチル−1−メチル
プロピル)5−イソオキサゾリル]−2,6−ジメトキ
シベンゼナミド(benzamizole)、1,1−
ジメチル−3−フェニルウレア(fenuron)、3
−(4−クロロフェニル)−1,1−ジメチルウレア(
monuron)、3−(4−クロロフェニル)−2,
1,1−トリメチルイソウレア(trimeturon
)、3−(4−クロロフェニル)−1−メトキシ−1−
メチルウレア(monolinuron)、3−(4−
クロロフェニル)−1−メチル−1−(1−メチルプロ
ピン−2−イル)ウレア(buturon)、3−(4
−ブロモフェニル)−1−メトキシ−1−メチルウレア
(metobromuron)、1−(2−メチルシク
ロヘキシル)−3−フェニルウレア(siduron)
、1,1−ジメチル−3−(3−トリフルオロメチルフ
ェニル)ウレア(flluometuron)、3−(
3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチルウレア
(diuron)、3−(3,4−ジクロロフェニル)
−1−メトキシ−1−メチルウレア(linuron)
、3−(3,4−ジクロロフェニル)−1−n−ブチル
−1−メチルウレア(neburon)、3−(3−ク
ロロ−4−メトキシフェニル)−1,1−ジメチルウレ
ア(metoxuron)、3−(4−ブロモ−3−ク
ロロフェニル)−1−メトキシ−1−メチルウレア(c
hlorbromuron)、1−(4−ジフルオロク
ロロメチルメルカプト−3−クロロフェニル)−3,3
−ジメチルウレア(fluothiuron)、3−(
3−クロロ−4−メチルフェニル)−1,1−ジメチル
ウレア(chlortoluron)、3−[4−(4
−クロロフェノキシ)フェニル]−1,1−ジメチルウ
レア(chloroxuron)、3−[4−(4−メ
トキシフェノキシ)フェニル]−1,1−ジメチルウレ
ア(difenoxuron)、3−[3−(N−タア
シャリ−ブチルカルバモイルオキシ)フェニル]−1,
1−ジメチルウレア(karbutilate)、3−
ベンゾイル−3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,
1−ジメチルウレア(phenobenzuron)、
1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−(4−メチル
フェニル)ウレア(dymron)、3−(4−イソプ
ロピルフェニル)−1,1−ジメチルウレア(isop
roturon)、3−(2−ベンゾチアゾリル)−1
,3−ジメチルウレア(methabenzthiaz
uron)、3−(2−ベンゾチアゾリル)1−メチル
ウレア(benzthiazuron)、3−(ヘキサ
ハイドロ−4,7−メタノインダン−5−イル)−1,
1−ジメチルウレア(noruron)、3−シクロオ
クチル−1,1−ジメチルウレア(cycluron)
、1,3−ジメチル−3−(5−トリフルオロメチル−
1,3,4−チアジアゾ−ル−2−イル)ウレア(th
iazfluron)、1−(5−エチルスルフォニル
−1,3,4−チアジアゾ−ル−2−イル)−1,3−
ジメチルウレア(sulfodiazol)、3−[5
−(1,1−ジメチルエチル)−1,3,4−チアジア
ゾ−ル−2−イル]−1,3−ジメチルウレア(teb
uthiuron)、3−(5−タアシャリ−ブチルイ
ソオキサゾ−ル−3−イル)−1,1−ジメチルウレア
(isouron)、4−[2−クロロ−4−(3,3
−ジメチルウレイド)フェニル]−2−タアシャリ−ブ
チル−1,3,4−オキサジアゾリン−5−オン(di
mefuron)、3−(5−タアシャリ−ブチル−1
,3,4−チアジアゾ−ル−2−イル)−4−ハイドロ
キシ−1−メチル−2−イミダゾリドン(buthid
azole)、2−クロロ−4,6−ビス(エチルアミ
ノ)−1,3,5−トリアジン(simazine)、
2−クロロ−4−エチルアミノ−6−イソプロピルアミ
ノ−1,3,5−トリアジン(atrazine)、2
−クロロ−4,6−ビス(イソプロピルアミノ)−1,
3,5−トリアジン(propazine)、2−クロ
ロ−4−ジエチルアミノ−6−エチルアミノ−1,3,
5−トリアジン(trietazine)、2−クロロ
−4−エチルアミノ−6−タアシャリ−ブチルアミノ−
1,3,5−トリアジン(terbuthylazin
e)、2−(2−クロロ−4−エチルアミノ−1,3,
5−チラジン−6−イルアミノ)−2−メチルプロピオ
ニトリル(cyanazine)、2−クロロ−4−シ
クロプロピルアミノ−6−イソプロピルアミノ−1,3
,5−トリアジン(prefox)、2−[2−クロロ
−4−(シクロプロピルアミノ)−1,3,5−トリア
ジン−6−イルアミノ]−2−メチルプロピオニトリル
(procyazin)、2−メトキシ−4−セカンダ
リ−ブチルアミノ−6−エチルアミノ−1,3,5−ト
リアジン(secbumeton)、2−メトキシ−4
,6−ビス(イソプロピルアミノ)−1,3,5−トリ
アジン(prometon)、2−メチルチオ−4,6
−ビス(エチルアミノ)−1,3,5−トリアジン(s
imetryne)、2−メチルチオ−4,6−ビス(
イソプロピルアミノ)−1,3,5−トリアジン(pr
ometryne)、2−メチルチオ−4−メチラミノ
−6−イソプロピルアミノ−1,3,5−トリアジン(
ametryne)、2−メチルチオ−4−エチルアミ
ノ−6−タアシャリ−ブチルアミノ−1,3,5−トリ
アジン(terbutryne)、2−メチルチオ−4
−イソプロピルアミノ−6−(3−メトキシプロピルア
ミノ)−1,3,5−トリアジン(methoprot
ryne)、2−メチルチオ−4−(1,2−ジメチル
プロピル)−6−エチルアミノ−1,3,5−トリアジ
ン(dimethametryne)、2−メチルチオ
−4−イソプロピルアミノ−6−メチルアミノ−1,3
,5−トリアジン(desmetryne)、4−アミ
ノ−6−タアシャリ−ブチル−3−メチルチオ−1,2
,4−トリアジン−5(4H)−オン(metribu
zin)、2−メチルチオ−4,6−ビス(イソプロピ
ルアミノ)−1,3,5−トリアジン(diprope
tryn)、2−タアシャリ−ブチルアミノ−4−エチ
ルアミノ−6−メトキシアミノ−1,3,5−トリアジ
ン(terbumeton)、2−アジド−4−イソプ
ロピルアミノ−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジ
ン(aziprotryne)、4−アミノ−3−メチ
ル−6−フェニル−1,2,4−トリアジン−5(4H
)−オン(metamitron)、6−タアシャリ−
ブチル−4−イソブチリデンアミノ−1,2,4−トリ
アジン−5(4H)−オン(isomethiozin
)、3−シクロヘキシル−6−ジメチルアミノ−1−メ
チル−1,3,5−トリアジン−2,4−(1H,3H
)−ジオン(hexazinone)、エチル−N−(
4−クロロ−6−エチルアミノ−1,3,5−トリアジ
ン−2−イル)−アミノアセテ−ト(eglinazi
ne)、エチル−N−(4−クロロ−6−イソプロピル
アミノ―1,3,5−トリアジン−2−イル)−アミノ
アセテ−ト(proglinazine)、2−クロロ
−N−イソプロピルアセトアニリド(propachl
or)、N−メトキシメチル−2’,6’−ジエチル−
2−クロロアセトアニリド(alachlor)、2−
クロロ−2’,6’−ジエチル−N−(ブトキシメチル
)アセトアニリド(butachlor)、2−クロロ
−2’−エチル−6’−メチル−N−(2−メトキシ−
1−メチルエチル)アセトアニリド(metolach
lor)、N,N−ジアリル−2−クロロアセトアミド
(allidochlor)、2−クロロ−2’,6’
−ジメチル−N−(2−メトキシエチル)アセトアニリ
ド(dimethachlor)、2,6−ジニトロ−
N,N−ジプロピル−4−トリフルオロメチルアニリン
(trifluralin)、N−ブチル−N−エチル
−2,6−ジニトロ−4−トリフルオロメチルアニリン
(benfluralin)、2,6−ジニトロ−N−
プロピル−N−シクロプロピル−4−トリフルオロメチ
ルアニリン(profluralin)、N,N−ジエ
チル−2,4−ジニトロ−6−トリフルオロメチル−m
−フェニレンジアミン(dinitramin)、4−
イソプロピル−2,6−ジニトロ−N,N−ジプロピル
アニリン(isopropaline)、2,6−ジニ
トロ−N−セカンダリ−ブチル−4−タアシャリ−ブチ
ルアニリン(butralin)、4−(メチルスルフ
ォニル)−2,6−ジニトロ−N,N−ジプロピルアニ
リン(nitralin)、3,4−ジメチル−2,6
−ジニトロ−N−1−エチルプロピルアニリン(pen
dimethalin)、3,5−ジニトロ−N,N−
ジプロピルスルファニルアミド(oryzalin)、
N−エチル−N−(2−メチルアリル)−2,6−ジニ
トロ−4−(トリフルオロメチル)アニリン(etha
lfluralin)、N,N−ジエチル−2,4−ジ
ニトロ−6−トリフルオロメチル−m−フェニレンジア
ミン(diethamine)、2−クロロ−N−(4
−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2
−イル−アミノカルボニル)ベンゼンスルフォンアミド
(chlorosulfuron)、メチル−2−[3
−(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジ
ン−2−イル)ウレイドスルフォニル]ベンゾエ−ト(
metsulfurone−methyl)、メチル−
2−[3−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)
ウレイドスルフォニル]ベンゾエ−ト(sulfome
turon−methyl)、メチル−2−[3−(4
−,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレイドス
ルフォニル]ベンゾエ−ト(bensulfuron)
、エチル−2−[3−(4−クロロ−6−メトキシピリ
ミジン−2−イル)ウレイドスルフォニル]ベンゾエ−
ト(chlorinuron)、3−[(4−メトキシ
−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)ウ
レイドスルフォニル]−2−チオフェンカルボン酸(t
hiameturon)、3,7−ヂクロロ−8−キノ
リンカルボン酸(quinchlorac)、3,6−
ジクロロ−2−ピリジンカルボン酸(clopyral
id)、α−(2−クロロフェニル)−α−(4−クロ
ロフェニル)−5−ピリミジンメタノ−ル(fenar
imol)、S,S−ジメチル−2−(ジフルオロメチ
ル)−4−(2−メチルプロピル)−6−トリフルオロ
メチル)−3,5−ピリジンジカルボチオエ−ト(MO
N−15100or  MON−15126)、4−ク
ロロ−s−(メチルアミノ)−2−(3−(トリフルオ
ロメチル)フェニル)3(2H)−ピリダジノン(no
rflurazon)、O,O−ビス(1−メチルエチ
ル)−S−[2−[(フェニルスルフォニル)アミノ]
エチル]スルフォロジチオエ−ト(bensulide
)、(+)−2−[4,5−ジヒドロ−4−メチル−4
−(1−メチルエチル)−5−オキソ−1H−イミダゾ
−ル−2−イル]−5−メチル−3−ピリジンカルボン
酸(imazamethapyr)、3−[5−(1,
1−ジメチルエチル)−3−イソキサゾリル)−4−ヒ
ドロキシ−1−メチル−2−イミダゾリジオン(bus
oxinone)、2−[1−(エトキシイミノ)−ブ
チル]−3−ヒドロキシ−5−(2H−テトラヒドロチ
オピラン−3−イル)−2−シクロヘキセン−1−オン
(cycloxydim)【0029】特に、本発明に
係わる雑草防除組成物は、ヒエを対象とした除草剤、例
えば、ジフェニルエーテル系、アニリド系、チオールカ
ーバメート系等の化学除草剤と併用した場合、その除草
効果が各々単独で施用した場合では考えられないほどの
相乗的効果が得られ、予想以上の低薬量でヒエの防除が
可能となる。 【0030】また、本発明に係わる雑草防除組成物は、
広葉雑草を対象とした除草剤、例えば、スルフォニルウ
レア系、トリアジン系等の化学除草剤と併用した場合、
その除草効果が各々単独で施用した場合では考えられな
いほどの相乗的効果が得られ、本発明の一方の成分であ
る病原微生物投与量を低減でき、化学除草剤の薬量も低
減することができ、更には幅広いスペクトラムの除草効
果によりあらゆる水田雑草を防除することが可能となっ
た。 【0031】 【実施例】以下に本発明に係わるドレックスレラ属菌及
び化学除草剤との混合組成物について具体的に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 【0032】試験例1  微生物の分離・選抜方法及び
同定   1)病原微生物の分離方法 自然発病しているヒエを採集し、病斑を中心として10
〜20mmの組織切片を作製し、70%エチルアルコー
ル水溶液に1〜2秒間浸漬後、有効塩素濃度2%の次亜
塩素酸ナトリウム水溶液に10分間浸漬することにより
、表面殺菌を行った。表面殺菌した病斑組織は、滅菌蒸
留水で3回洗浄後、無栄養寒天培地上に置床し、25℃
の恒温器中で72時間の静置培養を行った。培養後、生
育した糸状菌の菌糸先端を実体顕微鏡下で単菌糸分離を
行い、栄養培地上に純粋分離し、5000菌株余りを得
た。そのうちの有望菌株、MH−0015、MH−00
42、MH−0060、MH−0122、MH−188
9、MH−2653、MH−2679、MH−2781
、MH−2883  MH−2895、MH−4415
、MH−4418、MH−5011、MH−5017、
MH−5018、MH−5515、MH−9011菌株
等を得た。分離した糸状菌については、ヒエに対する病
原性とイネに対する安全性を検定した。 【0033】2)分離微生物のヒエに対する病原性及び
イネに対する安全性の検定 ヒエ及びイネ(品種;ニッポンバレ)を試験管内で無菌
的に育成して試験材料とした。すなわち、ヒエ及びイネ
の種子を70%エチルアルコール水溶液に1〜2秒間浸
漬後、有効塩素濃度2%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液
に10分間浸漬することにより、表面殺菌を行った。表
面殺菌した種子は、滅菌蒸留水で3回洗浄後、予め滅菌
した試験管内の無栄養液体培地に播種し、植物育成用の
チャンバー内で1.5葉期まで育苗した。  【003
4】一方、分離した各微生物は、ポテト・デキストロー
ス寒天培地で平板培養を行い、菌叢の外縁部を滅菌した
コルクボーラで打ち抜くことによって作製した菌叢ディ
スクを接種源として用いた。 【0035】菌叢ディスクは、ヒエ及びイネを育成した
試験管内の液体培地中に植菌し、植物育成用のチャンバ
ー内で10日間培養した後、微生物がヒエ及びイネに対
する病原性を、下記の−〜+++の4段階で評価した。 その結果を第1表(表1〜2)に示した。 【0036】+++;枯死   ++;顕著な生育阻害 +;やや生育阻害   −;影響無し              なお、MH
−0003菌株は、ドレックスレラ属(Drechsl
era sp.) MH−0007菌株は、フォーマ属(Phoma sp
. )MH−0011菌株は、フザリウム属(Fusa
rium sp.)、 であり、いずれも比較のため供試した。 【0037】 【表1】   【0038】 【表2】 【0039】3)微生物の同定   ヒエに対して顕著な病原性を示し、イネに及ぼす影響が
何等認められなかった菌株について、同定を行った。そ
の結果、MH−0015、MH−1889、MH−26
53、MH−2679、、MH−4415、MH−44
18、MH−5011、MH−5017、MH−501
8、MH−5515、MH−9011菌株は、麦芽寒天
培地上、28℃で7日間平板培養することにより、コロ
ニーの大きさは直径65〜75mmに達し、不規則な生
育を示した。コロニーの色は灰黒色で、分生子に出痕が
有り、大きさは幅が15〜17.5μm、長さが87.
5〜127.5μmで、形状はやや曲がっている。分生
子の隔壁は、大部分が5〜7個で、分生子柄の形状は真
直である。以上の特徴から、MH−0015、MH−1
889、MH−2653  MH−2679、MH−4
415、MH−4418、MH−5011、MH−50
17、MH−5018、MH−5511、MH−901
1菌株は、何れもドレックスレラ  モノセラス(Dr
echsleramonoceras)と同定した。 【0040】MH−0042、MH−0060、MH−
2883菌株は、分生子に出痕が無く、大きさは幅が1
7〜22μm、長さが40〜90μmである。分生子の
形状は、円筒状で曲がっているものも存在し、隔壁は1
〜5個である。以上の特徴から、MH−0042、MH
−0060、MH−2883菌株は、ドレックスレララ
ベネリ(Drechslera ravenelii)
と同定した。 【0041】MH−0122、MH−2781、MH−
2895菌株は、麦芽寒天培地上、28℃で7日間平板
培養することにより、コロニーの大きさが直径20〜2
5mmに達する。コロニーの色は明灰色で、中央部は灰
緑色、裏面は灰黒色である。分生子に出痕が無く、大き
さは幅が20〜25μm、長さが55〜95μmである
。分生子の隔壁は5〜6個で、分生子柄の形状は真直で
ある。以上の特徴から、MH−0122、MH−278
1、MH−2895菌株は、ドレックスレラポア(Dr
echslera poa)と同定した。 【0042】更に、MH−2990、MH−2998菌
株も、その菌叢及び分生子の形状から、ドレックスレラ
属(Drechslera sp.)と同定した。 【0043】一方、ヒエに対して何等病原性が示されな
かった、MH−0003はドレックスレラ属(Drec
hslera sp.)、MH−0011菌株はフザリ
ウム属(Fusarium sp.)、MH−0007
菌株はフォーマ属(Phoma sp. )と同定した
。 【0044】以上の同定は、M. B. Ellis 
(1971) Demariaceus Hyphom
ycetes p.608, Commonwealt
h Mycological Institute, 
Kew, England と M. B. Elli
s (1976) More Demariaceus
 Hyphomycetes p.507, Comm
onwealth Mycological Inst
itute, Kew, England を参照して
行った。 【0045】MH−0015、MH−0042、MH−
0060、MH−0122、MH−1889、MH−2
653、MH−2679、MH−2781、MH−28
83MH−2895、MH−4415、MH−4418
、MH−5011、MH−5017、MH−5018、
MH−5515、MH−9011菌株等については微工
研に寄託した。 【0046】本発明に係わるドレックスレラ属菌(Dr
echslera spp. )は、国立予防衛生研究
所の病原体等安全管理規定において病原体としての記載
がなく、人畜に対して安全であることが保証されている
。 【0047】試験例2  ドレックスレラ属菌によるヒ
エの防除効果 自然界から分離したドレックスレラ属をオートミル寒天
培地上に植菌し、25℃で7日間の静置培養を行った。 この後、気中菌糸を蒸留水で除去することにより分生胞
子の形成を促した。得られた分生胞子を、108 及び
105 /mlとなるように0.02%のトリトンX−
100(商品名/ローム・アンド・ハース社製)水溶液
中に懸濁させ、ドレックスレラ属菌を有効成分とする雑
草防除剤を調製した。 【0048】一方、ヒエとイネ(品種;ニッポンバレ)
の種子を1/10000aのポットに詰めた水田土壌に
播種し、1.5葉期まで育苗した。水深がおよそ3cm
の湛水状態とした後、ドレックスレラ属菌の分生胞子を
含む上記雑草防除剤5mlを滴下し、昼間30℃、夜間
25℃の人工気象室で10日間の栽培を行っ後、ドレッ
クスレラ属菌がヒエ及びイネに及ぼす影響を試験例1と
同様の基準で評価した。その結果を第2表(表3)に示
した。 【0049】+++;枯死 ++;顕著な生育阻害 +;やや生育阻害 −;影響無し 【0050】 【表3】 【0051】試験の結果、本発明に係わるドレックスレ
ラ属のMH−4415、MH−4418、MH−501
1、MH−5017、MH−5018、MH−5511
、MH−9011は、ヒエに対してMH−0015〜M
H−2998よりも100〜1000倍優れた除草作用
を示し、更に、イネに対する安全性が認められた。 【0052】試験例3 試験例1の2)と同様の方法で本発明に係わる微生物の
エキノクロア属各種及びイネに対する病原力を評価した
。すなわち、ヒエとしてエキノクロア属コロナム種、エ
キノクロア属オリジコーラ種(日本名:タイヌビエ)、
エキノクロア属クルスガリ種の変種フォルモセンシス(
日本名:ヒメタイヌビエ)、エキノクロア属クルスガリ
種の変種クルスガリ(日本名:イヌビエ)及びエキノク
ロア属クルスガリ種の変種プラチコーラ(日本名:ヒメ
イヌビエ)を、イネとして栽培種のニッポンバレ(品種
名)、ササニシキ(品種名)、コシヒカリ(品種名)を
供試した。接種10日後に本発明に係わる微生物のヒエ
及びイネに対する病原性を評価し、その結果を第3表(
表4〜5)に示した。 【0053】 【表4】 【0054】 【表5】           +++;枯死 ++;顕著な生育阻害 +;やや生育阻害 −;影響無し 【0055】試験の結果、本発明に係わるドレックスレ
ラ属モノセラス種のMH4418、MH5011、MH
5017、MH5018、MH5511及びMH901
1菌株は、エキノクロア属の全ての種及び変種に対して
強い病原力を持ち優れた除草作用を示し、更に、イネに
対する安全性が認められた。 【0056】試験例4  化学除草剤がドレックスレラ
属菌の生物的諸性質に及ぼす影響 試験例1の2)で示す方法により作製したドレックスレ
ラ属菌の菌叢ディスクを、化学除草剤であるCNP(表
中A)、メフェナセット(表中E)、プレチラクロール
(表中I)、ベンチオカーブ(表中L)、ベンスルフロ
ン(表中P)等の各500ppm 含むポテト・デキス
トロース寒天培地上に植菌した。各々25℃で5日間の
静置培養を行ったの後、形成した菌叢直径を測定し、菌
糸伸長とした。また、試験例2で示した方法により作製
したドレックスレラ属菌の胞子懸濁液のトリトンX−1
00水溶液を、各化学除草剤500ppm含むポテト・
デキストロース液体培地で置換した後25℃で24時間
振盪培養を行った。培養後、胞子発芽の有無を顕微鏡下
で観察し、胞子発芽率を算出した。各化学除草剤がドレ
ックスレラ属菌の菌糸伸長、胞子発芽率に及ぼす影響は
、何れの場合も、化学除草剤を含まない対照区に対する
百分率で表し、その結果を第4表−1(表6)、第4表
−2(表7)に示した。 【0057】本発明に係わるドレックスレラ属菌は、第
4表−1及び第4表−2に示した様に化学除草剤による
菌糸伸長阻害及び胞子発芽阻害は殆ど認められなかった
。 【0058】 【表6】 【0059】 【表7】 【0060】試験例5  ドレックスレラ属菌と化学除
草剤CNPとの混合組成物によるヒエの防除効果自然界
から分離したドレックスレラ属をオートミル寒天培地上
に植菌し、25℃で7日間の静置培養を行った。 この後、気中菌糸を蒸留水で除去することにより分生胞
子の形成を促した。得られた分生胞子を、所定濃度とな
るように0.02%のトリトンX−100(商品名/ロ
ーム・アンド・ハース社製)水溶液中に懸濁させ、ドレ
ックスレラ属菌を有効成分とする雑草防除剤を調製した
。また、CNPについては、9%粒剤を30〜1mg秤
量し、化学除草剤とした。 【0061】一方、ヒエとイネ(品種;ニッポンバレ)
の種子を1/10000aのポットに詰めた水田土壌に
播種し、1.5葉期まで育苗した。水深がおよそ3cm
の湛水状態とした後、ドレックスレラ属菌の分生胞子を
含む上記雑草防除剤5mlを滴下し、同時に化学除草剤
CNPを処理した。昼間30℃、夜間25℃の人工気象
室で10日間の栽培を行っ後、ドレックスレラ属菌と化
学除草剤とがヒエ及びイネに及ぼす影響を試験例1と同
様の基準で評価した。その結果を第5表(表8)に示し
た。 【0062】+++;枯死 ++;顕著な生育阻害 +;やや生育阻害 −;影響無し 表−5の結果は1例に過ぎないが、ドレックスレラ属菌
と本発明に係わる化学除草剤とは何れの組み合わせにお
いても著しい相乗作用を示した。 【0063】 【表8】 ヒエ防除率(0〜100%)、(  )内はイネにたい
する害。次に本発明に係わる除草剤の製剤例及び除草活
性試験例を示す。 【0064】実施例−1    (粒剤)ネオペレック
ス(商品名/花王製)2重量%、サンエキスP252(
商品名/山陽国策パルプ製)2重量%、ゼオライト96
重量%をよく混合した後、ドレックスレラ属菌(MH−
5018菌株)の分生胞子を粒剤1g当り109 個含
む胞子懸濁液を加えて湿潤させ、次に小型射出成形機で
押し出し造粒した。これを風乾により乾燥して解砕後、
製粒機で0.3〜2mmの粒剤を得た。 【0065】実施例−2    (粒剤)ネオペレック
ス(商品名/花王製)2重量%、サンエキスP252(
商品名/山陽国策パルプ製)2重量%、ゼオライト96
重量%をよく混合した後、ドレックスレラ属菌(MH−
5511菌株)の分生胞子を粒剤1g当り108 個含
む胞子懸濁液を加えて湿潤させ、次に小型射出成形機で
押し出し造粒した。これを風乾により乾燥して解砕後、
製粒機で0.3〜2mmの粒剤を得た。 【0066】実施例−3    (粒剤)ネオペレック
ス(商品名/花王製)2重量%、サンエキスP252(
商品名/山陽国策パルプ製)2重量%、ゼオライト96
重量%をよく混合した後、ドレックスレラ属菌(MH−
9011菌株)の分生胞子を粒剤1g当り109 個含
む胞子懸濁液を加えて湿潤させ、次に小型射出成形機で
押し出し造粒した。これを風乾により乾燥して解砕後、
製粒機で0.3〜2mmの粒剤を得た。 【0067】実施例−4    (水和剤)ネオペレッ
クス(商品名/花王製)2重量%、トリトン(X−10
0)2重量%、ホワイトカーボン5重量%を、ドレック
スレラ属菌(MH−4418菌株)の分生胞子を水和剤
1g当り1010個含む胞子懸濁液で含浸、風乾した後
、珪藻土91重量%をよく粉砕混合して水和剤を得た。 【0068】実施例−5    (水和剤)ネオペレッ
クス(商品名、花王製;ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム):2重量%、ノイゲンEA80(商品名、三
洋化成製;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
):1重量%、ホワイトカーボン:5重量%および珪藻
土92重量%を、ドレックスレラ属菌(MH−5511
菌株)の分生胞子を水和剤1g当り109 個含む胞子
懸濁液で含浸、風乾した後、よく粉砕混合して水和剤を
得た。 【0069】実施例−6    (フロアブル剤)水8
0重量%に溶解したサンエキス(P252)10重量%
を湿式粉砕混合し、その後ドレックスレラ属菌(MH−
5017菌株)の分生胞子をフロアブル剤1ml当り1
010個含む胞子懸濁液9.6重量%に溶解したケルザ
ンS(商品名、ケルコ製)0.4重量%を加えて混合し
てフロアブル剤を得た。 【0070】実施例−7    (フロアブル剤)水7
0重量%に溶解したサンエキスP252 (商品名、前
記と同様):10重量%、更にドレックスレラ属菌(M
H−5511菌株)の分生胞子をフロアブル剤1ml当
り1010個含む胞子懸濁液10重量%混合後、湿式粉
砕混合し、その後水9.8重量%に溶解したケルザンS
(商品名、ケルコ製;キサンタンガム):0.2重量%
を加えて混合し、フロアブル剤を得た。 【0071】実施例−8    (ドライフロアブル剤
)アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム:15重量%
及びポリプロピレングリコールポリエチレングリコール
エーテル:85重量%,更にドレックスレラ属菌(MH
−5011菌株)の分生胞子をドライフロアブル剤1g
当り1010個を混合し、ドライフロアブル剤を得た。 【0072】実施例−9    (粉剤)エマルゲン9
10(商品名、花王製;ポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル):0.5重量%およびカオリンクレー:
99.5重量%をよく粉砕混合し、更にドレックスレラ
属菌(MH−9011菌株)の分生胞子を粉剤1g当り
108 個を混合して粉剤を得た。 【0073】実施例−10    (乳剤)レシチン:
5重量%、ヘビーホワイトオイル94重量%にドレック
スレラ属菌(MH−5511菌株)の分生胞子を乳剤1
g当り1010個を懸濁し、等量の1重量%のトライト
ンX−100を加えて混合し、エマルジョン化させ、乳
剤を得た。 【0074】実施例−11    (粒剤)微粉砕した
化学除草剤、CNP(表中;A)を9重量%、ネオペレ
ックス(商品名/花王製)2重量%、サンエキスP25
2(商品名/山陽国策パルプ製)2重量%、ゼオライト
87重量%をよく混合した後、ドレックスレラ属菌(M
H−5018菌株)の分生胞子を粒剤1g当り108 
個含む胞子懸濁液を加えて湿潤させ、次に小型射出成形
機で押し出し造粒した。これを風乾により乾燥して解砕
後、製粒機で0.3〜2mmの粒剤を得た。 【0075】実施例−12    (粒剤)化学除草剤
、ブタクロール(表中;H)を3.5重量%、ネオペレ
ックス(商品名/花王製)2重量%、サンエキスP25
2(商品名/山陽国策パルプ製)2重量%、ゼオライト
92.5重量%をよく混合した後、ドレックスレラ属菌
(MH−5511菌株)の分生胞子を粒剤1g当り10
8 個含む胞子懸濁液を加えて湿潤させ、次に小型射出
成形機で押し出し造粒した。これを風乾により乾燥して
解砕後、製粒機で0.3〜2mmの粒剤を得た。 【0076】実施例−13    (粒剤)微粉砕した
化学除草剤、メフェナセット(表中;E)を4重量%、
ネオペレックス(商品名/花王製)2重量%、サンエキ
スP252(商品名/山陽国策パルプ製)2重量%、ゼ
オライト92重量%をよく混合した後、ドレックスレラ
属菌(MH−5511菌株)の分生胞子を粒剤1g当り
108 個含む胞子懸濁液を加えて湿潤させ、次に小型
射出成形機で押し出し造粒した。これを風乾により乾燥
して解砕後、製粒機で0.3〜2mmの粒剤を得た。 【0077】実施例−14    (粒剤)微粉砕した
化学除草剤、ベンゾスルフロン(表中;P)を0.2重
量%、ネオペレックス(商品名/花王製)2重量%、サ
ンエキスP252(商品名/山陽国策パルプ製)2重量
%、ゼオライト95.8重量%をよく混合した後、ドレ
ックスレラ属菌(MH−5511菌株)の分生胞子を粒
剤1g当り108 個含む胞子懸濁液を加えて湿潤させ
、次に小型射出成形機で押し出し造粒した。これを風乾
により乾燥して解砕後、製粒機で0.3〜2mmの粒剤
を得た。 【0078】実施例−15    (粒剤)微粉砕した
化学除草剤、ピラゾスルフロンエチル(表中;Q)を0
.3重量%、ゴーセノール(Gosenol)GL−0
5s(日本合成化学(株)PVA ):2重量%、サン
エキスP−252 (山陽国策パルプ(株)製リグニン
スルホン酸ソーダ):2重量%及びクレー:95.7重
量%を良く混合した後、ドレックスレラ属菌(MH−9
011菌株)の分生胞子を粒剤1g当り108 個含む
胞子懸濁液を加えて湿潤させ、次に射出成形機で押し出
し造粒した。これを風乾し解砕した後、整粒機で0.3
 〜1mmに整粒して粒剤を得た。 【0079】実施例−16    (粒剤)微粉砕した
化学除草剤、オキサジアゾン(表中;D)を1.5重量
%、ゴーセノール(Gosenol)GL−05s(日
本合成化学(株)PVA ):2重量%、サンエキスP
−252 (山陽国策パルプ(株)製リグニンスルホン
酸ソーダ):2重量%及びクレー:94.5重量部を良
く混合した後、ドレックスレラ属菌(MH−4418菌
株)の分生胞子を粒剤1g当り108 個含む胞子懸濁
液を加えて湿潤させ、次に射出成形機で押し出し造粒し
た。これを風乾し解砕した後、整粒機で0.3 〜1m
mに整粒して粒剤を得た。 【0080】実施例−17    (粒剤)微粉砕した
化学除草剤、シメトリン(表中;S)を1.5重量%、
ゴーセノール(Gosenol)GL−05s(日本合
成化学(株)PVA ):2重量%、サンエキスP−2
52 (山陽国策パルプ(株)製リグニンスルホン酸ソ
ーダ):2重量%及びクレー:94.5重量%を良く混
合した後、ドレックスレラ属菌(MH−1889菌株)
の分生胞子を粒剤1g当り108 個含む胞子懸濁液を
加えて湿潤させ、次に射出成形機で押し出し造粒した。 これを風乾し解砕した後、整粒機で0.3 〜1mmに
整粒して粒剤を得た。 【0081】実施例−18    (粒剤)化学除草剤
、モリネート(表中;N)を6重量%、ネオペレックス
(商品名/花王製)2重量%、サンエキスP252(商
品名/山陽国策パルプ製)2重量%、ゼオライト90重
量%をよく混合した後、ドレックスレラ属菌(MH−5
017菌株)の分生胞子を粒剤1g当り108 個含む
胞子懸濁液を加えて湿潤させ、次に小型射出成形機で押
し出し造粒した。これを風乾により乾燥して解砕後、製
粒機で0.3〜2mmの粒剤を得た。 【0082】実施例−19    (水和剤)化学除草
剤、クロロメトキシニル(表中;B)30重量%、ネオ
ペレックス(商品名/花王製)2重量%、トリトン(X
−100)2重量%、ホワイトカーボン5重量%を、ド
レックスレラ属菌(MH−4415菌株)の分生胞子を
水和剤1g当り109 個含む胞子懸濁液で含浸した後
、風乾した珪藻土61重量%をよく粉砕混合して水和剤
を得た。 【0083】実施例−20    (水和剤)化学除草
剤、プロパニル(表中;J)40重量%、ネオペレック
ス(商品名/花王製)2重量%、トリトン(X−100
)2重量%、ホワイトカーボン5重量%を、ドレックス
レラ属菌(MH−5511菌株)の分生胞子を水和剤1
g当り1g当り109 個含む胞子懸濁液で含浸した後
、風乾した珪藻土51重量%をよく粉砕混合して水和剤
を得た。 【0084】実施例−21    (水和剤)化学除草
剤、ベンチオカーブ(表中;L)20重量%、ネオペレ
ックス(商品名/花王製)2重量%、トリトン(X−1
00)2重量%、ホワイトカーボン5重量%を、ドレッ
クスレラ属菌(MH−5018菌株)の分生胞子を水和
剤1g当り109 個含む胞子懸濁液で含浸した後、風
乾した珪藻土71重量%をよく粉砕混合して水和剤を得
た。 【0085】実施例−22    (水和剤)化学除草
剤、ナプロアニリド(表中;F)40重量%、ネオペレ
ックス(商品名、花王製;ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム):2重量%、ノイゲンEA80(商品名、
三洋化成製;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル):1重量%、ホワイトカーボン:5重量%および珪
藻土52重量%を、ドレックスレラ属菌(MH−265
3菌株)の分生胞子を水和剤1g当り109 個含む胞
子懸濁液で含浸した後、よく粉砕混合して水和剤を得た
。 【0086】実施例−23    (水和剤)化学除草
剤、ジメピペレート(表中;M)20重量%、アルキル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム:2重量%、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル:1重量%及びジー
クライト:77重量%を、ドレックスレラ属菌(MH−
0122菌株)の分生胞子を水和剤1g当り109 個
含む胞子懸濁液で含浸した後、よく粉砕混合して水和剤
を得た。 【0087】実施例−24    (水和剤)化学除草
剤、クロメプロップ(表中;K):40重量部、ホワイ
トカーボン:5重量%、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル硫酸アンモニウム塩:6重量%、リグニ
ンスルホン酸ナトリウム:2重量%及びケイソウ土:4
7重量%をよく Jet−0− マイザ−を用いて粉砕
混合、ドレックスレラ属菌(MH−0015菌株)の分
生胞子を水和剤1g当り109 個含む胞子懸濁液で含
浸した後、よく粉砕混合して水和剤を得た。 【0088】実施例−25    (フロアブル剤)微
粉砕した化学除草剤、CNP(表中;A)45重量%お
よび水35重量%に溶解したサンエキス(P252)1
0重量%を湿式粉砕混合し、その後ドレックスレラ属菌
(MH−0042菌株)の分生胞子をフロアブル剤1m
l当たり109 個含む胞子懸濁液9.6重量%に溶解
したケルザンS(商品名、ケルコ製)0.4重量%を加
えて混合してフロアブル剤を得た。  【0089】実
施例−26    (フロアブル剤)化学除草剤、プレ
チラクロール(表中;I)10重量%および水70重量
%に溶解したサンエキス(P252)10重量%を湿式
粉砕混合し、その後ドレックスレラ属菌(MH−551
1菌株)の分生胞子をフロアブル剤1ml当たり109
 個含む胞子懸濁液9.6重量%に溶解したケルザンS
(商品名、ケルコ製)0.4重量%を加えて混合してフ
ロアブル剤を得た。 【0090】実施例−27    (フロアブル剤)化
学除草剤、ベンチオカーブ(表中;L)30重量%、リ
グニンスルホン酸ナトリウム:2重量%、キサンタンガ
ム:0.3重量%及びポリオキシエチレンアルキルアリ
ールエーテル:1重量%に、水:56.7重量%を加え
て更にドレックスレラ属菌(MH−5017菌株)の分
生胞子をフロアブル剤1ml当たり109 個含む胞子
懸濁液10重量%混合後、サンドグラインダーを用いて
微粉砕してフロアブル剤を得た。 【0091】実施例−28    (フロアブル剤)化
学除草剤、エスプロカーブ(表中;O)30重量%と水
40重量%に溶解したサンエキスP252 (商品名、
前記と同様):10重量%、更にドレックスレラ属菌(
MH−5011菌株)の分生胞子をフロアブル剤1ml
当り109 個含む胞子懸濁液10重量%混合後、湿式
粉砕混合し、その後水9.6重量%に溶解したケルザン
S(商品名、ケルコ製;キサンタンガム):0.4重量
%とを加えて混合し、フロアブル剤を得た。 【0092】実施例−29    (ドライフロアブル
剤)微粉砕した化学除草剤、ピラゾレート(表中;R)
60重量%、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム:
5重量%及びポリプロピレングリコールポリエチレング
リコールエーテル:35重量%,更にドレックスレラ属
菌(MH−2781菌株)の分生胞子を化学除草剤1g
当り109 個を混合し、ドライフロアブル剤を得た。 【0093】実施例−30    (粉剤)微粉砕した
化学除草剤、ベンスルフロン(表中;P)0.2重量%
、エマルゲン910(商品名、花王製;ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル):0.5重量%およびカ
オリンクレー:99.3重量%をよく粉砕混合し、更に
ドレックスレラ属菌(MH−9011菌株)の分生胞子
を粉剤1g当り108 個を混合して粉剤を得た。 【0094】実施例−31    (粉剤)微粉砕した
化学除草剤、メフェナセット(表中;E)4重量%、エ
マルゲン910(商品名、花王製;ポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル):1重量%、リグニンスルホ
ン酸ナトリウム:3重量%、ポリオキシエチレンアルキ
ルアリールエーテル:2重量%及びクレー:90重量%
を混合粉砕し、更にドレックスレラ属菌(MH−288
3菌株)の分生胞子を粉剤1g当り109 個を混合し
て粉剤を得た。 【0095】実施例−32    (乳剤)化学除草剤
、ベンスルフロン(表中;P)1重量%、レシチン:5
重量%、ヘビーホワイトオイル94重量%にドレックス
レラ属菌(MH−5511菌株)の分生胞子を乳剤1m
l当り109 個を懸濁し、等量の1重量%のトライト
ンX−100を加えて混合し、エマルジョン化させ、乳
剤を得た。 【0096】実施例−33    (乳剤)化学除草剤
、ビフェノックス(表中;C)2重量%、レシチン:5
重量%、ヘビーホワイトオイル92重量%にドレックス
レラ属菌(MH−0060菌株)の分生胞子を乳剤1m
l当り1010個を懸濁し、等量の1重量%のトライト
ンX−100を加えて混合し、エマルジョン化させ、乳
剤を得た。 【0097】上記製剤例以外にも同様にして各分生胞子
と各化学除草剤との組み合わせについて製剤を行った。 製剤は上記の例に限定されるものではない。 【0098】試験例6    ドレックスレラ属菌と化
学除草剤とを組み合わせた雑草防除組成物のヒエに対す
る除草作用 −粒剤− ヒエの種子を1/1000aのポットに詰めた水田土壌
に播種し、1.5葉期まで育苗した。水深がおよそ3c
mの湛水状態のポット内に上記製剤例11〜18で調製
した各粒剤30mg(標準施用量の1/10に相当)を
処理し、昼間35℃、夜間20℃の温室内で栽培した。 施用後20日後に残存個体を数え、次式により、ヒエに
対する防除率として第6表−1(表9〜10)、第6表
−2(表11〜12)、第6表−3(表13〜14)に
示した。 【0099】 表中、A〜Oは下記の除草剤を表す。 【0100】A:CNP B:クロロメトキシニル C:ビフェノックス D:オキサジアジン E;メフェナセット F:ナプロアニド G;NSK−850 H;ブタクロール I;プロチラクロール J;プロパニル K;クロメプロップ L;ベンチオカーブ M;ジメピペレート N;モリネート O;エスプロカーブ 【0101】 【表9】 【0102】 【表10】 【0103】 【表11】 【0104】 【表12】 【0105】 【表13】 【0106】 【表14】 【0107】第6表−1より、本発明に係わるドレック
スレラ属菌とジフェニルエーテル系化学除草剤、CNP
、クロメトキシニル、ビフェノックス等、或いは、ジア
ジン系除草剤、オキサジアゾン等との混合組成物は、各
単独施用の場合と比べて、除草活性が相乗的に増高した
。 【0108】第6表−2より、本発明に係わるドレック
スレラ属菌とアニリド系化学除草剤、メフェナセットナ
プロアニリド、NSK−850、ブタクロール、プロチ
ラクロール、プロパニル、クロメプロップ等との混合組
成物は、各単独施用の場合と比べて、除草活性が相乗的
に増高した。 【0109】第6表−3より、本発明に係わるドレック
スレラ属菌とチオールカーバメート系化学除草剤、ベン
チオカーブ、ジメピペレート、モリネート、エスプロカ
ーブ等との混合組成物は各単独施用の場合と比べて、除
草活性が相乗的に増高した。 【0110】上記の結果より、ヒエに病原性を有するド
レックスレラ属菌と従来ヒエ用除草剤として用いられて
いた、ジフェニルエーテル系化学除草剤、アニリド系化
学除草剤、チオールカーバメート系化学除草剤、ジアジ
ン系化学除草剤等との混合組成物は、際立った相乗効果
が認められる。この結果、従来施用されていた10分の
1〜100分の1の化学除草剤の使用でも、十分ヒエ類
を防除することが可能となった。 【0111】試験例7    ドレックスレラ属菌と化
学除草剤とを組み合わせた雑草防除組成物のヒエに対す
る除草作用 −フロアブル剤− ヒエの種子を1/1000aのポットに詰めた水田土壌
に播種し、1.5葉期まで育苗した。水深がおよそ3c
mの湛水状態のポット内に上記製剤例  で調製したフ
ロアブル剤1μl(標準施用量の1/10に相当)を処
理し、昼間35℃、夜間20℃の温室内で栽培した。施
用後20日後に残存個体を数え、次式により、ヒエに対
する防除率として第7表−1(表15)、第7表−2(
表16〜17)、第7表−3(表18〜19)に示した
。 【0112】 【0113】第7表−1より、本発明に係わるドレック
スレラ属菌とジフェニルエーテル系化学除草剤、CNP
の混合組成物は、各単独施用の場合と比べて、除草活性
が相乗的に増高した。 【0114】第7表−2より、本発明に係わるドレック
スレラ属菌とアニリド系化学除草剤、メフェナセット、
プロチラクロールの混合組成物は、各単独施用の場合と
比べて、除草活性が相乗的に増高した。    【01
15】第7表−3より、本発明に係わるドレックスレラ
属菌とチオールカーバメート系除草剤、ベンチオカーブ
、モリネートの混合組成物は、各単独施用の場合と比べ
て、除草活性が相乗的に増高した。    【0116
】 【表15】 【0117】 【表16】 【0118】 【表17】 【0119】 【表18】 【0120】 【表19】 【0121】試験例8    ドレックスレラ属菌と化
学除草剤とを組み合わせた雑草防除組成物のヒエに対す
る除草作用 −フロアブル剤− ヒエの種子を1/1000aのポットに詰めた水田土壌
に播種し、1.5葉期まで育苗した。水深がおよそ3c
mの湛水状態のポット内に上記製剤例で調製したフロア
ブル剤1.5ml(標準施用量の1/10に相当)を処
理し、昼間35℃、夜間20℃の温室内で栽培した。施
用後20日後に残存個体を数え、次式により、ヒエに対
する防除率として第8表(表20〜21)に示した。 【0122】 表中、A〜Oは下記の除草剤を表す。 【0123】A:CNP E;メフェナセット I;プロチラクロール L;ベンチオカーブ 【0124】第8表より、本発明に係わるドレックスレ
ラ属菌とジフェニルエーテル系化学除草剤、CNPの混
合組成物は、各単独施用の場合と比べて、除草活性が相
乗的に増高した。 【0125】本発明に係わるドレックスレラ属菌とアニ
リド系化学除草剤、メフェナセット、プロチラクロール
の混合組成物は、各単独施用の場合と比べて、除草活性
が相乗的に増高した。     【0126】本発明に係わるドレックスレラ属菌とチオ
ールカーバメート系除草剤、ベンチオカーブ、モリネー
トの混合組成物は、各単独施用の場合と比べて、除草活
性が相乗的に増高した。 【0127】 【表20】 【0128】 【表21】 【0129】試験例9    ドレックスレラ属菌と化
学除草剤とを組み合わせた雑草防除組成物のヒエおよび
広葉雑草に対する除草作用 ヒエ、コナギ、ヘラオモダカの種子を1/1000aの
ポットに詰めた水田土壌に播種し、1.5葉期まで育苗
した。水深がおよそ3cmの湛水状態のポット内に上記
製剤例11〜33で調製した各種混合剤1.5mg(標
準施用量の1/10に相当)を処理し、昼間35℃、夜
間20℃の温室内で栽培した。施用後20日後に残存個
体を数え、ヒエ、コナギ及びヘラオモダカに対する防除
効果を、次式により、防除率として第9表−1(表22
〜23)、第9表−2(表24〜25)、第9表−3(
表26〜27)に示した。 【0130】 表中、P〜Sは下記の除草剤を表す。 【0131】P:ベンスルフロンメチルQ;ピラゾスル
フロンエチル R;ピラゾレート S;シメトリン 【0132】 【表22】 【0133】 【表23】 【0134】 【表24】 【0135】 【表25】 【0136】 【表26】 【0137】 【表27】 【0138】第9表−1より、本発明に係わるドレック
スレラ属菌とスルフォニルウレア系化学除草剤、ベンス
ルフロンメチル、ピラゾスルフロンエチル等、或いは、
ジアジン系除草剤、ピラゾレート等、或いは、トリアジ
ン系除草剤、シメトリン等との混合組成物は、各単独施
用の場合と比べて、ヒエ類に対する除草活性が相乗的に
増高した。 【0139】第9表−2及び第9表−3より、本発明に
係わるドレックスレラ属菌とスルフォニルウレア系化学
除草剤、ベンスルフロンメチル、ピラゾスルフロンエチ
ル等、或いは、ジアジン系除草剤、ピラゾレート等、或
いは、トリアジン系除草剤、シメトリン等との混合組成
物は、各単独施用の場合と比べて、コナギ、ヘラオモダ
カ等の広葉雑草に対しても、若干の効果増強が認められ
る。 【0140】第9表−2及び第9表−3より、本発明に
係わるドレックスレラ属菌とスルフォニルウレア系化学
除草剤、ベンスルフロンメチル、ピラゾスルフロンエチ
ル等、或いは、ジアジン系除草剤、ピラゾレート等、或
いは、トリアジン系除草剤、シメトリン等との混合組成
物は、各単独施用の場合と比べて、コナギ、ヘラオモダ
カ等の広葉雑草に対しても十分な雑草防除効果を示す様
になり、実用性を増した。 【0141】上記の結果より、ヒエに病原性を有するド
レックスレラ属菌と従来広葉雑草用除草剤として用いら
れていた、スルフォニルウレア系化学除草剤、ベンスル
フロンメチル、ピラゾスルフロンエチル等、或いは、ジ
アジン系除草剤、ピラゾレート等、或いは、トリアジン
系除草剤、シメトリン等との混合組成物は、ヒエに対し
て雑草防除効果が増強されるとともに、広葉雑草に対し
ても、スペクトラムが広がり、かつ若干ながらも効果の
増強が伴い、実用的となった。 【0142】また、  広葉雑草用除草剤と併用する事
により、第10表で示した様にドレックスレラ属の分生
胞子の使用量を低減することも可能となり、生産コスト
の削減が可能となった。 【0143】試験例10  ドレックスレラ属菌と化学
除草剤との相乗作用による施用分生胞子量の低減ヒエの
種子を1/1000aのポットに詰めた水田土壌に播種
し、1.5葉期まで育苗した。水深がおよそ3cmの湛
水状態のポット内に所定量の分生胞子および広葉用除草
剤ベンスルフロン(標準施用量の1/10に相当)を処
理し、昼間35℃、夜間20℃の温室内で栽培した。施
用後20日後に残存個体を数え、ヒエに対する防除効果
を、次式により、防除率として第10表(表28)に示
した。 【0144】           【0145】 【表28】 【0146】 【発明の効果】本発明に係わるドレックスレラ属菌株は
、雑草のヒエであるエキノクロア属のの種に対して病原
性が認められ、ヒエに対する実用的除草作用が示された
。更に、イネを始めとする栽培植物に対しては極めて安
全であることが確認された。 【0147】本発明に係わる微生物は、自然界の微生物
から選抜されたものであり、有機合成農薬で懸念されて
いる環境汚染の心配が無く安全である。 【0148】また、本発明に係わるドレックスレラ属菌
と化学除草剤との混合組成物は、各単独では防除するこ
とが出来ない除草剤施用量で、十分な防除効果を示し、
除草剤の施用量低減が可能となった。更にはドレックス
レラ属菌と化学除草剤との混合による相乗作用のため、
施用するドレックスレラ属菌の分生胞子の量をも低減で
き、生産コストの低減も可能となった。 【0149】以上、本発明に係わる雑草防除組成物は、
作物生産に寄与するばかりでなく、昨今問題となってい
る環境汚染や薬剤抵抗性雑草の出現回避にも寄与する。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  有用植物に病原性を示さずヒエ属(E
    chinocloa spp. )に病原性を示すドレ
    ックスレラ属菌(Drechslera spp. )
    と化学除草剤とを含む雑草防除組成物。
  2. 【請求項2】  ドレックスレラ属菌が病原微生物ドレ
    ックスレラ  モノセラス(Drechslera m
    onoceras)の新菌株であることを特徴とする請
    求項1に記載の雑草防除組成物。
  3. 【請求項3】  病原微生物ドレックスレラ  モノセ
    ラス(Drechslera monoceras)の
    新菌株がMH−0015(微工研菌寄第10785号)
    、或いはMH−2653(微工研菌寄第10786号)
    、或いはMH−2679(微工研菌寄第10982号)
    、或いはMH−1889(微工研菌寄第11992号)
    、或いはMH−4415(微工研菌寄第12033号)
    、或いはMH−4418(微工研菌寄第12034号)
    、或いはMH−5011(微工研菌寄第12035号)
    、或いはMH−5017(微工研菌寄第11993号)
    、或いはMH−5018(微工研菌寄第11994号)
    、或いはMH−5511(微工研菌寄第12130号)
    、或いはMH−9011(微工研菌寄第12129号)
    であることを特徴とする請求項2に記載の雑草防除組成
    物。
  4. 【請求項4】  ドレックスレラ属菌が病原微生物ドレ
    ックスレラ  ラベネリ(Drechslera ra
    venelii)の新菌株であることを特徴とする請求
    項1に記載の雑草防除組成物。
  5. 【請求項5】  病原微生物ドレックスレラ  ラベネ
    リ(Drechsleraravenelii)の新菌
    株がMH−0042(微工研菌寄第10367号)、或
    いはMH−0060(微工研菌寄第11033号)、或
    いはMH−2883(微工研菌寄第11521号)であ
    ることを特徴とする請求項4に記載の雑草防除組成物。
  6. 【請求項6】  ドレックスレラ属菌が病原微生物ドレ
    ックスレラ  ポア(Drechslera poa)
    の新菌株であることを特徴とする請求項1に記載の雑草
    防除組成物。
  7. 【請求項7】  病原微生物ドレックスレラ  ポア(
    Drechslera poa)の新菌株がMH−01
    22(微工研菌寄第10981号)、或いはMH−27
    81(微工研菌寄  11520号)、或いはMH−2
    895(微工研菌寄第11522号)であることを特徴
    とする請求項6に記載の雑草防除組成物。
  8. 【請求項8】  化学除草剤がジフェニルエーテル系除
    草剤であることを特徴とする請求項1に記載の雑草防除
    組成物。
  9. 【請求項9】  ジフェニルエーテル系除草剤がCNP
    (化学名;2,4,6−トリクロロフェニル−4−ニト
    ロフェニルエーテル)、或はクロメトキシニル(化学名
    ;2,4−ジクロロフェニル−4−ニトロ−3−メトキ
    シフェニルエーテル)、或はビフェノックス(化学名;
    2,4−ジクロロフェニル−3−メトキシカルボニル−
    4−ニルエーテル)であることを特徴とする請求項8に
    記載の雑草防除組成物。
  10. 【請求項10】  化学除草剤がアニリド系除草剤であ
    ることを特徴とする請求項3に記載の雑草防除組成物。
  11. 【請求項11】  アニリド系除草剤がメフェナセット
    (化学名;2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N
    −メチルアセトアニリド)、或はプレチラクロール(化
    学名;2−クロロ−2’6’−ジエチル−N−(n−プ
    ロポキシエチル)アセトアニリド)、或はナプロアニリ
    ド(化学名;2−(2−ナフトキシ)プロピオン酸アニ
    リド)、或はNSK−850(化学名;N−[27−(
    3’−メトキシ)チエニルメチル−N−クロロアセト−
    2,6−ジメチルアニリド)、或はブタクロール(化学
    名;2−クロロ−2’6’−ジエチル−N−(ブトキシ
    メチル)アセトアニリド、或は、プロパニル(化学名;
    3’4’−ジクロロプロピオンアニリド)、或はクロメ
    プロップ(化学名;2−(2,4−ジクロロ−3−メチ
    ルフェノキシ)プロピオンアニリド)であることを特徴
    とする請求項10に記載の雑草防除組成物。
  12. 【請求項12】  化学除草剤がチオールカーバメート
    系除草剤であることを特徴とする請求項1に記載の雑草
    防除組成物。
  13. 【請求項13】  チオールカーバメイト系除草剤がベ
    ンチオカーブ(化学名;S−(4−クロロベンジル)−
    N,N−ジエチルチオールカ−バメ−ト)、或はジメピ
    ペレート(化学名;S−(1−メチル−1−フェネチル
    )−ピペリジン−1−カルバチオエート)、或はモリネ
    ート(化学名;S−エチル−N,N−ヘキサメチレンチ
    オールカ−バメ−ト)、或はエスプロカーブ(化学名;
    S−ベンジル−N−エチル−N−(1,2−ジメチルプ
    ロピル)チオールカーバメート)であることを特徴とす
    る請求項12に記載の雑草防除組成物。
  14. 【請求項14】  化学除草剤がダイアジン系除草剤で
    あることを特徴とする請求項1に記載の雑草防除組成物
  15. 【請求項15】  ダイアジン系除草剤がオキサジアゾ
    ン(化学名;5−tert−ブチル−3−(2,4−ジ
    クロロ−5−イソプロポキシフェニル)−1,3,4−
    オキサゾールー2−(3H)−オン、或はピラゾレート
    (化学名;4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,
    3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル−p−トル
    エンスルフォネート)であることを特徴とする請求項1
    4に記載の雑草防除組成物。
  16. 【請求項16】  化学除草剤がスルフォニルウレア系
    除草剤であることを特徴とする請求項1に記載の雑草防
    除組成物。
  17. 【請求項17】  スルフォニルウレア系除草剤がベン
    スルフロンメチル(化学名;メチル2−〔3−(4,6
    −ジメチルピリミジン−2−イル)ウレイドスルフォニ
    ルメチル〕ベンゾエート)、或いはピラゾスルフロンエ
    チル(化学名;エチル−5−〔3−(4,6−ジメトキ
    シピリミジン−2−イル)ウレイドスルフォニル〕−1
    −メチルピラゾール−4−カルボキシレートであること
    を特徴とする請求項16に記載の雑草防除組成物。
  18. 【請求項18】  化学除草剤がトリアジン系除草剤で
    あることを特徴とする請求項1に記載の雑草防除組成物
  19. 【請求項19】  トリアジン系除草剤がシメトリン(
    化学名;2,4−ビス(エチルアミノ)−6−メチルチ
    オ−1,3,5−トリアジン)であることを特徴とする
    請求項18に記載の雑草防除組成物。
JP3134626A 1990-06-13 1991-06-06 ドレックスレラ属菌と化学除草剤を含有する雑草防除組成物 Pending JPH04226905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3134626A JPH04226905A (ja) 1990-06-13 1991-06-06 ドレックスレラ属菌と化学除草剤を含有する雑草防除組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-152711 1990-06-13
JP15271190 1990-06-13
JP3134626A JPH04226905A (ja) 1990-06-13 1991-06-06 ドレックスレラ属菌と化学除草剤を含有する雑草防除組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04226905A true JPH04226905A (ja) 1992-08-17

Family

ID=26468683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3134626A Pending JPH04226905A (ja) 1990-06-13 1991-06-06 ドレックスレラ属菌と化学除草剤を含有する雑草防除組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04226905A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997019166A1 (fr) * 1995-11-20 1997-05-29 Japan Tobacco Inc. Nouvelle souche de l'espece des exserohilum monoceras et ses utilisations
US6172003B1 (en) 1996-10-31 2001-01-09 Mitsui Chemicals, Incorporated Strains of drechslera monoceras and weed control compositions containing the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997019166A1 (fr) * 1995-11-20 1997-05-29 Japan Tobacco Inc. Nouvelle souche de l'espece des exserohilum monoceras et ses utilisations
US6172003B1 (en) 1996-10-31 2001-01-09 Mitsui Chemicals, Incorporated Strains of drechslera monoceras and weed control compositions containing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102341493B (zh) 昆虫病原真菌及其用途
MX2015001976A (es) Cepa de bacillus sp. con actividad antifungica, antibacteriana y de promocion del crecimiento.
KR20160054627A (ko) 부르크홀데리아 속의 단리된 박테리아 균주 및 그로부터의 살충 대사물-제제 및 용도
CN1351652A (zh) 用于控制植物疾病的短小芽孢杆菌菌株
WO2012134304A1 (en) Insecticidal agents and uses thereof
JPH0692815A (ja) 抗病原体生物的防除剤,抗生物質の合成をコードしている遺伝子および該抗生物質の使用法
US5434121A (en) Variety of Drechslera monoceras, weed control compositions containing the same as an effective ingredient and weed control methods using the same
US5332573A (en) Strains of Drechslera ssp for controlling grass
JP5515098B2 (ja) レカニシリウム・マスカリウムv−5菌株、該菌株を用いた害虫の防除方法、並びに該菌株を含有する微生物農薬
WO2009113648A1 (ja) 農園芸植物の病虫害防除剤
US5393728A (en) Broad-spectrum bioherbicide to control several species of pigweeds and methods of use
US5952264A (en) Control of crabgrass with a fungal pathogen
KR950000884B1 (ko) 드레크슬레라(Drechslera)속 신규 균주와 드레크슬레라 속균을 함유하는 잡초 방제제 및 잡초 방제 조성물
JPH04226905A (ja) ドレックスレラ属菌と化学除草剤を含有する雑草防除組成物
JPH06277042A (ja) ドレックスレラ属の新菌株及びそれを含有する雑草防除剤並びに雑草防除組成物
KR100459066B1 (ko) 케토미움 글로보숨 f0142 및 이에 의해 생산된 케토비리딘 a 및 b를 이용한 식물병의 생물학적 방제 방법
JP3073263B2 (ja) ドレックスレラ属の新菌株及びそれらを含有する雑草防除剤
JP2962748B2 (ja) ドレックスレラ属菌又はその代謝産物を含有する雑草防除剤及びそれらによる雑草防除法
JPH06329513A (ja) ドレックスレラ・モノセラスの変種、該変種を有効成分として含む雑草防除剤及び該変種を用いる雑草防除方法
US5843428A (en) Disease-controlling agent and disease control method for useful gramineous plants
US6172003B1 (en) Strains of drechslera monoceras and weed control compositions containing the same
Chouhan Characterization of Trichoderma strains from Malwa regions of Madhya Pradesh.
JPH07196425A (ja) 農薬の効力増強剤
KR100427410B1 (ko) 신균주 미로쎄시움 로리둠 f000252(kctc 0980bp)및 이를 함유한 생물농약
EP0808105A1 (en) Biocontrol of weeds