JPH04225911A - 架橋剤組成物、毛髪変形用製品、及びジスルフィド結合を切断したケラチン質物質の処理方法 - Google Patents

架橋剤組成物、毛髪変形用製品、及びジスルフィド結合を切断したケラチン質物質の処理方法

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JPH04225911A
JPH04225911A JP3194711A JP19471191A JPH04225911A JP H04225911 A JPH04225911 A JP H04225911A JP 3194711 A JP3194711 A JP 3194711A JP 19471191 A JP19471191 A JP 19471191A JP H04225911 A JPH04225911 A JP H04225911A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はケラチン質物質の処理に
係わる。本発明は特に、毛髪にウェーブを付け、または
毛髪からウェーブを取ることに係わる。
【0002】
【従来の技術】ケラチンは、角、爪、羽、及びウールや
人間の毛髪のような哺乳動物の毛の主要成分である。ケ
ラチンは長いポリペプチド鎖同士がシスチンジスルフィ
ド結合によって架橋されたものであり、この架橋結合が
ケラチン含有物質に構造剛性を付与する。
【0003】パーマによる毛髪変形、即ちパーマによる
ウェーブ付け及びウェーブ取りにはケラチンポリペプチ
ド鎖の転位が関与する。
【0004】ホットパーマでのウェーブ付けでは、14
0°Fを越えてしばしば300°Fにも達する熱と、蒸
気及びアルカリの作用とが用いられる。このウェーブ付
け法は事実上行なわれなくなっており、なぜならあまり
に煩瑣で、しかも毛髪を甚だしく傷めるからである。そ
のうえ、ヘアドレッサーたちはこのような方法を用いて
常に所望の成果が得られるという確信が持てなかった。 その結果、ホットパーマでのウェーブ付けは次第にコー
ルドパーマでのウェーブ付けに取って替わられた。
【0005】パーマによる毛髪からのウェーブ取りは、
ホットメタルコームを用い、かつ脂質化合物または乳濁
液で毛髪を被覆することで行なわれ得る。しばしば、様
々な比率で強塩基を含有するウェーブ取りゲルまたは乳
濁液が用いられる。このようなウェーブ取り法では頭皮
が刺激され、また迂闊な処置によって毛髪が損傷される
恐れが有る。
【0006】コールドパーマでのウェーブ付けまたはウ
ェーブ取りでは通常、毛髪ケラチンのジスルフィド架橋
結合を還元剤を用いて切断する。通常の還元剤には、無
機硫化物、亜硫酸塩、ハイドロサルファイト、シアン化
物、メルカプタン、チオグリコール酸その他の化合物が
含まれる。ジスルフィド結合を切断すると、替わりにス
ルフヒドリル基が生じる。毛髪に所望の形状を付与する
ことは通常、毛髪を液状、クリーム状またはゲル状の還
元剤と接触させ、同時に機械的作業で新しい所望形状に
整形することによって行なわれている。還元剤組成物は
毛髪に、ジスルフィド結合の還元的切断を介して所望形
状の付与が可能となるように十分な時間適用する。最後
に、所望形状に機械的に維持したままの毛髪に酸化剤ま
たは架橋剤を適用することによってジスルフィド架橋を
修復するか、または新たなジスルフィド結合を形成する
。中和もしくは固定ステップと呼称し得る最後のジスル
フィド架橋確立ステップは、新しい形状を恒久化し、引
っ張り強さを向上させ、毛髪の損傷を回避し、かつ反応
部位としてのスルフヒドリル基を除去するために重要で
ある。
【0007】酸化的架橋では、スルフヒドリル基を対応
するジスルフィドに変換するのに幾つかの一般的な化学
酸化剤か、または大気中の酸素が用いられる。パーマに
よる毛髪変形において広く用いられている化学酸化剤は
、過酸化水素、過ホウ酸塩及び臭素酸塩である。スルフ
ヒドリル基の化学酸化剤での酸化は金属によって触媒さ
れ得る。ドイツ特許第1,198,012号には、毛髪
の臭素酸塩ベースの酸化の触媒として少量、即ち0.0
0025重量%のアルカリ金属メタバナジン酸塩を用い
ることが開示されている。
【0008】“自己中和法”と呼称される、大気中の酸
素を用いる酸化的架橋法は、毛髪に適用した一切の還元
剤を中和してジスルフィド結合を修復するのを空気酸化
に依拠する。この方法では、毛髪に後から別個に中和液
を適用する必要は無い。自己中和型のウェーブ付けロー
ションは時に、還元剤に加えて金属触媒も含有する。D
en  Beste等の米国特許第2,540,980
号及びLang等の米国特許第4,532,950号に
は、還元剤含有のウェーブ付けローションに塩化マンガ
ンやコバルト、銅または鉄の硫酸塩を酸化触媒として添
加することが開示されている。Wainerの米国特許
第2,707,697号には、クエン酸含有のウェーブ
付けローションに硫酸鉄を含有させることが開示されて
いる。自己中和型のウェーブ付けローションは、業務用
として用い、あるいはまた毛髪からのウェーブ取りに用
いるにはあまり適当でなく、消費者に受け入れられてい
ない。
【0009】スルフヒドリル基のジスルフィド架橋への
変換は、米国特許第2,739,033号に開示されて
いるアルキレンジハライドまたはジハロカルボン酸や米
国特許第2,850,351号に開示されているジマレ
イミドのような架橋剤を用いて非酸化的に行なうことも
可能である。Speakmanの米国特許第2,261
,094号には、パーマによる毛髪のウェーブ付けに多
価金属、即ちカルシウム、バリウム、亜鉛、銅及びニッ
ケルなどの二価金属の硫酸塩を用いることが開示されて
いる。実際のところ、架橋剤としてSpeakmanの
特許に開示された二価金属硫酸塩を用いる場合はその架
橋反応物質を過酸化水素のような通常の酸化剤と混合す
ることが望ましいことが判明した。Speakman特
許明細書の第4コラム10〜17行目には、上記のよう
な混合は処理時間短縮のうえで望ましいと述べてある。 更に、Patterson,  et  al.,J.
  Res.  Nat.  Bur.  Stand
.,  27:89によって二価金属と硫黄原子との架
橋は、イオン結合的で不安定であると看做された。Sp
enceet  al.,  Inorg.  Che
m.,  2,  (1963)  319には、pH
4〜6の水溶液中で溶解システイン(還元システイン)
をモリブデンで錯化することが述べてある。Spenc
e等は、6.5より大きいpH値では僅かな錯形成しか
観察しなかった。
【0010】これまでに提案された中和剤の多くは毒性
であり、従って用いることが困難である。他に揮発性の
ものも有り、そのような中和剤を用いるのは危険であり
得る。従来の問題点を免れ、しかも通常の酸化剤処理と
同様に有効な処理を実現する架橋反応物質が望ましい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、ジス
ルフィド結合を切断して替わりにスルフヒドリル基を生
成させたケラチン質物質においてジスルフィド結合を形
成するための架橋剤組成物を提供することを目的とする
【0012】本発明はまた、ジスルフィド結合を還元し
てスルフヒドリル基を生成させる組成物と上記架橋剤組
成物とからなる、パーマによる毛髪のウェーブ付け及び
ウェーブ取りに用いられる製品を提供することも目的と
する。
【0013】ジスルフィド結合を切断したケラチン質物
質を上記架橋剤組成物と接触させることを含む、ジスル
フィド結合を切断したケラチン質物質を処理する方法の
提供も本発明の目的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、遷移金属酸化
物化合物を含有する架橋剤組成物を提供する。本発明の
架橋剤組成物は、予めジスルフィド結合を切断してスル
フヒドリル基を生成させたケラチン質物質においてスル
フヒドリル基をジスルフィド架橋に変換する。
【0015】本発明のケラチン質物質処理方法は、予め
ジスルフィド結合を切断したケラチン質物質に有効量の
遷移金属酸化物化合物を含有する本発明の架橋剤組成物
を接触させるステップを含む。
【0016】本発明によれば、本発明の架橋剤組成物は
、毛髪にパーマを掛けてウェーブを付けたり取ったりす
るパーマによる毛髪変形に用いる製品に含ませることが
でき、その際毛髪変形用製品は、ジスルフィド架橋結合
を切断してスルフヒドリル基を生成させる還元剤組成物
も含有する。
【0017】らくだの毛、モヘヤ、ウール、馬の毛、牛
の毛、豚の針毛等のような動物の毛、及び鶏、あひる、
七面鳥といった鳥の羽毛を含めた広範なケラチン含有物
質と該物質から成る製品とが本発明により処理され得る
が、本発明は特に、in  vivoにであれin  
vitroに、即ちかつらの形態においてであれ人間の
毛髪のウェーブ付けまたはウェーブ取りを行なう場合に
適用できる。本発明は特にコールドパーマによる毛髪の
ウェーブ付け及びウェーブ取りシステムに適用され、本
発明の説明はこのシステムに関連付けて行なう。本発明
の組成物、製品及び方法は、美容院で営業に用いること
も、また消費者が自宅で個人的に用いることも可能であ
る。
【0018】ここに開示する架橋剤組成物は遷移金属酸
化物化合物を含有し、この化合物は、予めジスルフィド
結合を切断したケラチン質物質においてジスルフィド架
橋結合を形成するのに有用である。
【0019】本発明の組成物は、遷移金属酸化物化合物
を主要成分とする。
【0020】還元した毛髪を遷移金属酸化物化合物の溶
液と接触させた時に生じる化学種の正確な特性は不明で
あるが、理論に拘泥しなければ、遷移金属イオンと酸素
と硫黄とが混合錯体を形成することが示唆される。その
ような錯体は、例えば米国特許第2,261,094号
に開示されている二価金属カチオンと硫黄とのイオン結
合に異なり安定であり、即ち毛髪の変形を恒久的で、湿
気及びアルカリに耐性なものとする。
【0021】本発明に用いるのに特に適した遷移金属酸
化物化合物の遷移金属イオンはモリブデン、バナジウム
及びタングステンのような、周期表のIVb〜VIb族
の中から選択された遷移金属のイオンであリ、なかでも
モリブデンイオンが最も好ましい。
【0022】次のリストは、本発明に用いる遷移金属酸
化物化合物の例である。括弧内に供給元を示す。
【0023】アンモニウムモリブデート  (NH4)
6Mo7O24・4H2O(Aldrich  Che
mica1  Co.,  Alfa  Produc
ts,  Fisher  Scientific)ア
ンモニウムモリブデートVI  (NH4)2MoO4
(Aldrich  Chemical  Co., 
 Alfa  Products,  Fisher 
 Scientific) アンモニウムタングステート  (NH4)2WO4(
Aldrich  Chemical  Co.)アン
モニウムバナデート  NH4VO3(Fisher 
 Scientific) カリウムタングステート  K2WO4(Alfa  
Products)ナトリウムオルトバナデート  N
a3VO4(Aldrich  Chemical  
Co.)ナトリウムメタバナデート  NaVO3・n
H2O(Aldrich  Chemical  Co
.)ナトリウムタングステート  Na2WO4(Al
drich  Chemical  Co.)ナトリウ
ムモリブデート  Na2MoO4(Aldrich 
 Chemical  Co.)バナジルスルフェート
  VOSO4・nH2O(Fisher  Scie
ntific) カリウムモリブデート  K2MoO4(Alfa  
Products)当然ながら、上記以外の遷移金属酸
化物化合物を用いることも可能である。入手が容易であ
ることとその性能とから、最も好ましいのはアンモニウ
ムモリブデートである。
【0024】本発明の架橋剤組成物は遷移金属酸化物化
合物を、ケラチン質物質に付与した特定形状を恒久的に
固定するのに十分な量のスルフヒドリル基を架橋する有
効量で含有する。好ましくは、架橋剤組成物中の遷移金
属酸化物化合物量は約0.01〜約10体積比重量%で
あり、最も好ましくは約0.5〜約5体積比重量%であ
る。本明細書中に用いた“体積比重量%”という語は、
“100ミリリットルにつき何グラムであるか”を意味
する。
【0025】本発明の架橋剤組成物は、ケラチンポリペ
プチド鎖の特定転位を恒久化することが望ましいあらゆ
る場合に有用で、特にコールドパーマでの毛髪のウェー
ブ付けまたはウェーブ取りに用いる製品または処理法に
好ましく適用できる。本発明の架橋剤組成物は、安定な
ジスルフィド結合を形成するうえで過酸化水素または臭
素酸塩といつた通常の酸化剤同様に有効であるという利
点を有する。即ち、本発明の架橋剤組成物は、通常の酸
化剤が存在しなくとも有効である。
【0026】本発明の架橋剤組成物は、架橋反応物質ま
たは毛髪との間に架橋部位を破壊する反応を起こさない
湿潤剤もしくは界面活性剤も含有し得る。界面活性剤は
、石鹸及びナトリウムドデシルスルフェートなどのアル
キルスルフェートのようなアニオン界面活性剤でも、第
四アンモニウム化合物のようなカチオン界面活性剤でも
、グリコールエステル、グリセロールエステル、ソルビ
タンエステル、ポリオキシアルキレンエステル、ポリオ
キシアルキレンエーテル及び改質ラノリンのようなノニ
オン界面活性剤でも、両性界面活性剤でもよい。界面活
性剤は約0.1〜約60%の量で用い、この量は架橋反
応物質が毛髪表面に行き渡るのを促進するのに十分な量
で、用いる界面活性剤の効率に応じて決まる。
【0027】本発明によれば、本発明の架橋剤組成物は
パーマによる毛髪変形に用いる製品の成分とし得、その
際毛髪変形用製品は、毛髪のウェーブ付けまたはウェー
ブ取りを恒久化する完壁な毛髪処理を実現するように好
ましく調製及び包装することができる。
【0028】本発明の毛髪変形用製品は、本発明の架橋
剤組成物と別個に、ジスルフィド架橋に替えてスルフヒ
ドリル基を生成させる還元剤組成物も含有しなければな
らない。
【0029】コールドパーマでの毛髪のウェーブ付け用
のローションがごく普通に含有する、システイン結合を
切断する還元剤は、チオールまたはメルカプタン、並び
に亜硫酸塩及び/または重亜硫酸塩である。幾つかのメ
ルカプタンのみが高いpHレベルで許容可能な効率を示
し得、一方pKが比較的低く、かつ電離定数が大きい他
の化合物は比較的低いpHレベルで有効であり得る。例
えば、チオグリコール酸のアンモニウム塩は、溶液のp
Hが9を越えると許容可能なウェーブ付け(還元)効率
を示し得る。チオグリコールアミドまたはグリコールチ
オグリコレート、亜硫酸塩及び/または重亜硫酸塩とい
った他の化合物は中性の、または僅かに酸性のpHで用
い得る。コールドパーマウェーブ付けローションに通常
用いられているメルカプタン及びチオールは、チオグリ
コール酸とその塩、チオ乳酸、システイン、チオグリセ
ロール、チオグリコールヒドラジド、チオグリコールア
ミド、グリセロールモノチオグリコレート、β−メルカ
プトプロピオン酸、N−ヒドロキシエチルメルカプトア
セトアミド、N−メチルメルカプトアセトアミド、β−
メルカプトプロピオンアミド、2−メルカプトエタンス
ルホン酸、ジメルカプトアジピン酸、ジチオトレイトー
ル、ホモシステインチオラクトン、システイン誘導体及
び無水マレイン酸−アルキルビニルエーテルコポリマー
にシステアミンを付加して生成させたポリチオール誘導
体である。本発明の毛髪変形用製品に用い得る亜硫酸塩
及び/または重亜硫酸塩は、ナトリウム塩及びアンモニ
ウム塩のような、毛髪のウェーブ付けに通常用いるもの
である。還元剤は、当業者に理解されるように、毛髪の
有効なウェーブ付けまたはウェーブ取りに十分な数のジ
スルフィド結合を切断する十分な量で用いる。好ましく
は、還元剤の用量はpH約9.3〜約9.5で約1〜約
20%で、最も好ましくは約7.5〜11%であり、変
形するべき毛髪の質に合わせて濃度を調節する。例えば
、非常に多孔質で脆く、ジスルフィド結合に欠ける脱色
毛髪は低濃度の還元剤で処理しなければならない。
【0030】上述の活性物質に基づく還元剤組成物及び
架橋剤組成物は、ローション、溶液、クリーム、ゲル、
エーロゾル及び乾燥形態を含めた様々な物理的形態に製
造することができる。
【0031】毛髪のジスルフィド結合を切断して遊離ス
ルフヒドリル基を生成させることにより、毛髪をカーラ
ーやピンに巻いたり、あるいはまたウェーブ取りの場合
であれば櫛で梳いたりして所望形状に変形することが可
能となる。ジスルフィド結合の切断は普通、カーラーに
巻いた毛髪に還元剤を適用することを含む通常方法で実
施する。
【0032】還元剤を適用して機械的に変形した毛髪に
は次に、カーラーに巻いた状態、または真直に伸ばした
状態のままで、好ましくは緩衝剤を添加した水またはロ
ーションやクリームのような薬剤学的に許容可能なキャ
リヤもしくは基剤と混合した本発明の架橋剤組成物を浸
透させる。架橋剤組成物は、好ましくは水溶性であるか
、または公知技術で水溶性にできる。キャリヤは公知の
種類で、現在ウェーブ付け及び中和組成物用とされてい
るキャリヤに類似のものである。水またはキャリヤは架
橋反応物質を、毛髪に付与した形状の恒久的固定に十分
な時間だけ毛髪との接触状態に好ましく維持する。架橋
剤組成物は有効な架橋を促す諸条件下に適用する。本発
明の組成物を用いて有効な架橋を達成するためには、p
Hは(毛髪タンパク質の恒久的破壊を惹起するであろう
値より小さい)約6〜約9の値が有効であると判明した
【0033】先に述べた活性物質に基づく還元剤組成物
は、ローション、溶液、クリーム、ゲル、エーロゾル及
び乾燥形態を含めた様々な物理的形態に製造することが
できる。
【0034】架橋反応物質と反応せず、架橋部位を破壊
し得ないアルカリ金属ホスフェート、アセテート、ボレ
ート等のいずれか、またはこれらの組み合わせを、架橋
剤組成物で処理する毛髪のpHを特定範囲内に維持する
のに用い得る。還元剤が惹起するpH効果は一切、毛髪
を架橋剤組成物適用前に水で徹底的に洗浄することによ
って打ち消せる。
【0035】毛髪の処理は、所望形状を恒久化し、また
場合によっては引っ張り強さを所望のように高めるべく
架橋を実現するのに十分な時間だけ行なう。適当な時間
は、例えば約3分間から毛髪の劣化が回避される実際的
な任意時間までなどであるが、毛髪への影響を比較的僅
かに留めたければ比較的短い時間を採用すればよい。
【0036】架橋反応物質は、好ましくは温度約10〜
93℃の水溶液の形態で適用する。処理時間は、溶液の
温度、用いる特定の還元剤及び架橋剤、並びに処理する
ケラチン質物質の性質に従属して広い範囲内で様々であ
り得る。
【0037】当業者に理解されるように、毛髪を、任意
の遊離スルフヒドリル基を酸化してジスルフィド結合と
するベく付加的な中和剤及び架橋反応物質で更に処理す
ることも可能である。用いる酸化もしくは中和剤は、過
酸化水素、アルカリ金属臭素酸塩、アルカリ金属過ホウ
酸塩、過酸化水素尿素、セスキカルボン酸ナトリウム等
の水溶液のような、固定ステップで毛髪ケラチンのジス
ルフィド結合を修復し得るようなものであり得る。水の
みで濯いでも切断した結合の修復は可能であるが、その
ような修復にははるかに時間が掛かる。しかし、先に指
摘したように本発明の架橋剤組成物は、過酸化物または
臭素酸塩酸化剤が存在しなくとも有効である。
【0038】パーマによる毛髪変形に用いる本発明製品
は、業務用とすることも家庭用とすることも可能である
。本発明の製品と、その成分である本発明の組成物とは
、パーマによる毛髪変形に用いる業務用または家庭用製
品が通常含有する諸成分を含有し得る。本発明の組成物
には、香料化合物、着色剤、増粘剤、ゲル化剤、界面活
性剤、またアミノ酸、タンパク質及びシリコーンのよう
なコンディショニング剤、鉱油等を、毛髪のウェーブ付
け及びウェーブ取りに用いる組成物が通常含有する量で
添加し得る。好ましくは、架橋反応物質と反応して該物
質の反応部位を除去もしくは中和する化合物は一切排除
する。上記通常の成分は、本明細書に参考として含まれ
るMarcel  Dekker,  Inc.のDe
rmatologyシリーズ第7巻“The  Sci
ence  of  Hair  Care”(Cha
rles  Zviak編  1986)にその概略が
十分に説明されている。
【0039】
【実施例】本発明を、以下の実施例を参照して更に詳述
する。本発明はその最も広い範囲において必ずしもここ
に説明する実施例に限定されないと理解するべきである
【0040】実施例1 ヨーロッパ系白色人種の茶色の毛髪の束(40ミリグラ
ム;長さ8.1インチ)をカーラーロッドに巻き付け、
様々な市販のパーマウェーブ付け製品で製造元の指示ど
おりに処理した。試験した製品のいずれにおいても、毛
髪を還元する組成物中にはチオグリコレートが、また毛
髪を中和する組成物中には過酸化水素が用いられている
。中和ステップでの典型的処理時間は5〜10分であっ
た。
【0041】処理後、次のような標準的評価操作を行な
った。
【0042】毛髪束をカーラーから解き、人手で真直に
伸ばし、長さ7インチに刈り込み、24時間吊下し乾燥
した。その後、毛髪束を、29%ナトリウムラウリルス
ルフェートを2滴添加した冷水道水4リットルを入れた
4リットルビーカー内に2時間吊した。毛髪束を24時
間吊下乾燥し、最終的な乾燥カール長を測定した。測定
は総てテープの縁から行なった。
【0043】得られたデータを表Iにまとめる。試験製
品を、最終乾燥カール長によってランク付けした。
【0044】 過酸化水素が用いられている市販製品では、最終乾燥カ
ール長は約5.8インチから約6.5インチとなった。
【0045】実施例2 ヨーロッパ系白色人種の茶色の毛髪の束(40ミリグラ
ム;長さ8.1インチ)をカーラーロッドに巻き付け、
市販のチオグリコレート含有ウェーブ付けローションL
OREALR(ノーマルヘア用)で20分間処理してジ
スルフィド架橋結合を切断した。その後、毛髪束を流れ
る水道水で2分間濯ぎ、室温で様々な中和剤の水溶液に
浸漬した。
【0046】毛髪束の最終乾燥カール長を、実施例1に
述べた標準的方法で評価した。得られたデータを表II
にまとめる。
【0047】 室温において、中和剤にアンモニウムモリブデートを用
いて得られた最終乾燥カール長は過酸化水素を用いて得
られた最終乾燥カール長と実験誤差範囲内で同等であり
、かつ中和剤を用いなかった場合(試料1)の最終乾燥
カール長より著しく優れていた。アンモニウムモリブデ
ート溶液で5分間処理して得られた最終乾燥カール長(
5.9インチ)は、実施例1で市販製品を用いて得られ
た最終乾燥カール長5.8〜6.5インチの範囲内であ
った。
【0048】実施例3 ヨーロッパ系白色人種の茶色の毛髪の束(40ミリグラ
ム;長さ8.1インチ)をカーラーロッドに巻き付け、
市販のチオグリコレート含有ウェーブ付けローションL
OREALR(ノーマルヘア用)で20分間処理してジ
スルフィド架橋結合を切断した。その後、毛髪束を流れ
る水道水で2分間濯ぎ、室温において表IIIに示した
ような様々な濃度のアンモニウムモリブデート水溶液に
様々な長さの時間にわたって浸漬した。
【0049】毛髪束の最終乾燥カール長を、実施例1に
述べた標準的方法で評価した。得られたデータを表II
Iにまとめる。
【0050】 最終乾燥カール長はアンモニウムモリブデート濃度から
独立であった。中和時間が長いほど優れた最終乾燥カー
ル長が得られたが、このことはおそらく、アンモニウム
モリブデートが充分に毛髪繊維中に拡散した効果を表し
ている。
【0051】実施例4 ヨーロッパ系白色人種の茶色の毛髪の束(40ミリグラ
ム;長さ8.1インチ)をカーラーロッドに巻き付け、
市販のチオグリコレート含有ウェーブ付けローションL
OREALR(ノーマルヘア用)で20分間還元してジ
スルフィド架橋結合を切断した。その後、毛髪束を流れ
る水道水で2分間濯ぎ、続いて表IVに示したような様
々な濃度のアンモニウムモリブデート水溶液で濯いだ。 濯ぎ終わった毛髪束を袋に入れ、約50℃の水浴中で2
0分間加熱した。
【0052】毛髪束の最終乾燥カール長を、実施例1に
述べた標準的方法で評価した。得られたデータを表IV
にまとめる。
【0053】 中和ステップで加熱することによってアンモニウムモリ
ブデートの性能を、実施例3の試料1、2及び3の場合
に比べて改善することができた。
【0054】実施例5 還元し、かつアンモニウムモリブデートで処理した毛髪
を、原子吸光分析法(AAS)及び光電子分光法(PE
S)を用いて調べた。
【0055】毛髪束(0.5g)をLOREALRで還
元し、水道水で濯ぎ、アンモニウムモリブデートに72
時間浸漬した。別の毛髪束を、対照として用いるべくL
OREALRで還元し、水道水で濯ぎ、かつLOREA
LRの用法指示に従い過酸化水素で10分間中和した後
、アンモニウムモリブデートで処理した試料と共に放置
した。72時間後、総ての毛髪束を水道水で濯ぎ、自然
乾燥させた。毛髪束をAAS及びPESで分析した。
【0056】AAS分析では、対照試料からはモリブデ
ンを検出しなかった。モリブデン処理試料からは0.4
%(3600ppm)のモリブデンを吸光検出した。
【0057】PES分析により、モリブデン処理試料中
にモリブデンが存在し、しかも毛髪試料全体に均等に分
散していることが確認できた。
【0058】実施例6 ヨーロッパ系白色人種の茶色の毛髪の束(40ミリグラ
ム;長さ8.1インチ)をカーラーに巻き付け、濃縮水
酸化アンモニウムでpH9.4に調節した0.6Nチオ
グリコール酸溶液で還元した。還元は室温で20分間実
施した。還元した毛髪束を、温かい水道水(37℃)で
濯いでから様々な中和剤で濯ぎ、室温または50℃で2
0分間反応させた。中和ステップに続いて温洗浄を実施
した。毛髪束の最終乾燥カール長を、実施例1に述べた
標準的方法で評価した。
【0059】得られたデータを表VIにまとめる。
【0060】
【0061】還元した毛髪ケラチンに対して中和剤とし
て用いた場合、遷移金属酸化物化合物は水及び/または
過酸化水素に比較して同等以上の性能を有する。
【0062】本明細書の記述及びここに述べた実施例は
本発明の特定例を説明するものであり、これらに照らし
ていずれも本発明の精神及び範囲を逸脱しない変更及び
変形を行なうことは当業者には可能であろう。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ジスルフィド結合を切断してスルフヒ
    ドリル基を生成させたケラチン質物質においてジスルフ
    ィド結合を形成するための架橋剤組成物であって遷移金
    属酸化物化合物を含有する架橋剤組成物。
  2. 【請求項2】  ケラチン質物質が人間の毛髪であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】  遷移金属酸化物化合物が0.01〜1
    0体積比重量%の量で存在することを特徴とする請求項
    1または2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】  遷移金属酸化物化合物のための薬剤学
    的に許容可能なキャリヤも含有することを特徴とする請
    求項1から3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】  遷移金属酸化物化合物の遷移金属イオ
    ンが周期表のIVb〜VIb族の中から選択された遷移
    金属のイオンであることを特徴とする請求項1から4の
    いずれか1項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】  遷移金属イオンがバナジウム、タング
    ステンまたはモリブデンイオンであることを特徴とする
    請求項1から5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】  a)  毛髪のジスルフィド結合を還
    元してスルフヒドリル基を生成させる還元剤と、b) 
     毛髪に付与した特定形状を恒久的に固定するのに十分
    な有効量の遷移金属酸化物化合物とからなる毛髪変形用
    製品。
  8. 【請求項8】  遷移金属酸化物化合物含量が0.01
    〜10体積比重量%であることを特徴とする請求項7に
    記載の製品。
  9. 【請求項9】  還元剤含量が1〜20体積比重量%で
    あることを特徴とする請求項7または8に記載の製品。
  10. 【請求項10】  遷移金属酸化物化合物が周期表のI
    Vb〜VIb族の中から選択された遷移金属のイオンを
    含むことを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に
    記載の製品。
  11. 【請求項11】  遷移金属イオンがバナジウム、タン
    グステンまたはモリブデンイオンであることを特徴とす
    る請求項7から10のいずれか1項に記載の製品。
  12. 【請求項12】  ジスルフィド結合を切断したケラチ
    ン質物質を0.01〜10体積比重量%の遷移金属酸化
    物化合物を含有する組成物と接触させることを含む、ジ
    スルフィド結合を切断したケラチン質物質の処理方法。
  13. 【請求項13】  遷移金属酸化物化合物が含む遷移金
    属イオンを周期表のIVb〜VIb族の中から選択した
    遷移金属のイオンとすることを特徴とする請求項12に
    記載の方法。
  14. 【請求項14】  遷移金属をモリブデン、バナジウム
    またはタングステンとすることを特徴とする請求項12
    または13に記載の方法。
  15. 【請求項15】  ジスルフィド結合の切断がケラチン
    質物質を有効量の還元剤で処理することによって行なわ
    れたことを特徴とする請求項12から14のいずれか1
    項に記載の方法。
  16. 【請求項16】  ジスルフィド結合が、チオグリコー
    ル酸とその塩、チオ乳酸、システイン、チオグリセロー
    ル、チオグリコールヒドラジド、β−メルカプトプロピ
    オン酸、N−ヒドロキシエチルメルカプトアセトアミド
    、N−メチルメルカプトアセトアミド、β−メルカプト
    プロピオンアミド、メルカプトエタンスルホン酸、ジメ
    ルカプトアジピン酸、ジチオトレイトール、ホモシステ
    インチオラクトン、システイン誘導体及び無水マレイン
    酸−アルキルビニルエーテルコポリマーにシステアミン
    を付加して生成させたポリチオール誘導体、亜硫酸塩、
    重亜硫酸塩、並びにこれらの混合物の中から選択された
    還元剤によって切断されたことを特徴とする請求項15
    に記載の方法。
JP3194711A 1990-05-01 1991-05-01 架橋剤組成物、毛髪変形用製品、及びジスルフィド結合を切断したケラチン質物質の処理方法 Expired - Lifetime JPH0692289B2 (ja)

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