JPH042152B2 - - Google Patents

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JPH042152B2
JPH042152B2 JP20343285A JP20343285A JPH042152B2 JP H042152 B2 JPH042152 B2 JP H042152B2 JP 20343285 A JP20343285 A JP 20343285A JP 20343285 A JP20343285 A JP 20343285A JP H042152 B2 JPH042152 B2 JP H042152B2
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  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はプレストレストコンクリート部材
(PC部材)の圧縮部に配置されるPC鋼材に圧縮
プレストレスを導入する方法に関するものであ
る。
〔従来技術〕
一般に、コンクリート部材は引張応力に弱いと
いう欠点を有するので、PC部材では、部材の引
張部に引張鋼材を配置し、これを緊張定着するこ
とにより、コンクリートに圧縮プレストレスを与
えて、前記欠点に対処している。
一方、大きな圧縮応力が作用するPC部材にお
いては、部材の圧縮部に圧縮鋼材を配置して、こ
れを押込み定着することにより、コンクリートに
引張プレストレスを与えて、コンクリートに作用
する大きな圧縮応力を軽減させている。
近年、コンクリートの引張部を補強すると同時
に、コンクリートの圧縮部を補強する方法が実施
され、注目を浴びている。
この方法は2種類のプレストレツシング工法に
よることから、便宜上、バイプレストレツシング
工法と呼ぶことにする。
バイプレストレツシング工法における圧縮鋼材
の押込み定着法については、すでに特開昭59−
118904号公報により公表されている。
この方法の場合は、第11図ないし第14図に
示すように、コンクリート部材11の端部側にジ
ヤツキ用凹部12および定着ナツト用凹部9を設
け、かつ定着ナツト用凹部9の側面に受圧部材1
0を係止し、ジヤツキ7により圧縮鋼材2を押込
む際のジヤツキ反力を前記ジヤツキ用凹部12の
側面により支承すると共に、圧縮鋼材2に螺合さ
れた定着ナツト8の反力を受圧部材10を介して
定着ナツト用凹部9の側面により支承している。
そしてこの方法の場合は、圧縮鋼材2を押込むた
めに、ジヤツキ以外の治具等を必要とせず、押込
方法が単純で危険がなく、所定のプレストレスの
力を導入できるという利点を有しており、前記押
込定着方法は、部材断面がT形でかつ比較的長い
スパンの部材に適している。
しかしながら、部材断面が中空形でかつ短いス
パンの場合には、部材高がかなり低くなるため、
前記部材中に設けられる凹部は部材断面を大きく
欠損させ、部材の弱点となる。
第11図および第12図から明らかなように、
従来の方法によれば、コンクリート部材11の端
部側にジヤツキ用凹部12および定着ナツト用凹
部9が部材長手方向に間隔をおいて設けられてい
るので、部材端からある一定の区間を中空断面に
することはできない。第11図および第12図に
おいて、aはジヤツキ用凹部12の部材長手方向
の長さ、bはその巾、cは定着ナツト用凹部9の
長さ、lは反力支承に必要な長さである。
従来の方法によれば、本来中空断面としている
区間にジヤツキ用凹部12を設けねばならないの
で、その区間を充実断面にする必要があり、その
ためコンクリートの使用量が多くなつた分だけ荷
重が増加し、したがつて、部材に作用する内部応
力も大きくなつてPC鋼材の使用量が増加し、PC
部材のコストが高くなるばかりでなく、バイプレ
ストレツシング工法の本来の目的である部材高を
低くしようとする目的を十分に果たすことができ
ない。
〔発明の目的、構成〕
この発明は、一般に中空断面のPC部材は、工
場のロングライン上で製造されるという条件を考
慮し、かつ前記従来の問題点を有利に解決し、さ
らに圧縮鋼材の押込み定着に要する作業時間を短
縮し、部材高をより低くした経済的なPC部材を
製造できるPC部材の圧縮プレストレス導入方法
を提供することを目的とするものであつて、この
発明の要旨とするところは、ロングライン上で引
張鋼材1および圧縮鋼材2を有する複数のPC部
材を製造するに際し、引張鋼材1の緊張力の一部
または全部を解放し、かつ隣り合う部材3,4の
端向端部に、圧縮鋼材2の端部に係合する押圧用
鋼棒5,6を挿入し、次に隣り合う押圧用鋼棒
5,6の間に介在させたジヤツキ7を伸長動作さ
せ、押込力の反力を引張鋼材1により支承しなが
ら、前記ジヤツキ7により押圧用鋼棒5,6を介
して各コンクリート部材3,4の圧縮鋼材2を同
時に押込んだ状態で、各圧縮鋼材2に螺合されて
いる定着ナツト8を、部材3,4の定着ナツト用
凹部9の側面に係止させ、次にジヤツキ7を短縮
動作させたのち、前記押圧用鋼棒5,6を撤去す
ることを特徴とするPC部材の圧縮プレストレス
導入方法にある。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によつて詳細に説明す
る。
まず第1図ないし第4図に示すように、水平な
底部型枠13を並列に並べられた多数の枕木14
にわたつて載置し、かつ引張鋼材1を底部型枠1
3の上方に沿つて延長するように配置して2基の
アバツト15,16間に張り渡し、その引張鋼材
1に所定の引張力を与える。
次に底部型枠13の上部において、複数のコン
クリート部材を製造するために、各部材に対応す
る配力筋、通し筋、スターラツプ筋等(それぞれ
図示を省略した)を組立てたのち、底部型枠13
の上に複数組の側部型枠17と端部型枠18,1
9と内部型枠20等を配置し、かつ圧縮鋼材2を
挿通したシース21を、部材縁部に位置するよう
に配置し、さらに定着ナツト用凹部形成型枠(図
示を省略した)と鋼製受圧部材10とに圧縮鋼材
2を挿通すると共に、端部のコンクリート部材と
これに隣り合うコンクリート型枠との対向端部側
に、端部型枠19と定着ナツト用凹部9との間に
おいてシース22,23を介在させ、そのシース
22,23内に圧縮鋼材2の一端部を挿入し、ま
た各定着ナツト用凹部形成型枠内において圧縮鋼
材2に定着ナツト8を螺合しておく。
次に各型枠により囲まれた部分にコンクリート
を打設してコンクリート部材3,4を形成し、そ
のコンクリートが所定の強度に達したのち、側部
型枠17を取外し、次いで引張鋼材1の緊張力の
一部または全部を解放し、各コンクリート部材に
プレストレスを導入する。これは圧縮鋼材2を押
込んだ際に、コンクリート部材にひび割れが発生
しないようにするために行なう。
次にこの発明を実施して圧縮鋼材2の押込み定
着を行なう場合の作業順序について説明する。
(1) まずロングライン上の全数のコンクリート部
材のうち、端部から2本ずつを1対にし、第7
図に示すように、その1対の部材3,4の対向
端部にある端部型枠19における上側端部型枠
19Aを撤去し、かつ前記1対のコンクリート
部材3,4の間において、下端に移動用車輪2
4を取付けた架台25を底部型枠13の上に載
置し、その架台25上にジヤツキ7を載置す
る。通常、部材3,4間の距離Lは約30cmであ
るが、この発明を実施する場合は、ジヤツキ7
が最大ストローク伸長した時のジヤツキ寸法に
10cm程度の余裕をもたせた距離とする。
(2) 次に第6図に示すように、圧縮鋼材2の固定
側端部に螺合された定着ナツト26を部材3,
4に設けられている定着ナツト用凹部27の側
面に係止されている鋼製受圧部材10にそれぞ
れ係合させる。なおこの作業を行なうのは、定
着ナツト用凹部27の型枠の撤去前または撤去
後の何れでもよい。
(3) 次に各部材3,4の対向端部側に設けられて
いるシース22,23に押圧用鋼棒5,6を挿
入し、その押圧用鋼棒5,6の一端部を前記圧
縮鋼材2の端部に係合させ、かつ前記ジヤツキ
7の芯と押圧用鋼棒5,6の芯とを合致させる
ために、架台25の上下方向位置および左右方
向位置を調整したのち、ジヤツキ7を固定用バ
ンド28により架台25に固定する。
次にジヤツキ7を伸長動作させて、押込力の
反力を引張鋼材1により支承しながら、ジヤツ
キ7の両側の押圧用鋼棒5,6を介して各部材
3,4内の圧縮鋼材2を同時に押込み、その圧
縮鋼材2に所定の圧縮力が与えられたことをジ
ヤツキ7の圧力計で確認してからジヤツキ7の
伸長動作を停止させる。
次いで圧縮鋼材2における押込側の端部に螺
合されている定着ナツト8を回動して、その定
着ナツト8を定着ナツト用凹部9の側面に係止
されている受圧部材10に係合させる。
(4) 次にジヤツキ7を短縮動作させたのち、その
ジヤツキ7の両側の押圧用鋼棒5,6を取外
し、各部材3,4中に圧縮鋼材2が複数本配置
されている場合は、前記(1)〜(4)の作業を反復し
て行なう。
前述のようにして、ロングライン上の全数のコ
ンクリート部材における各圧縮鋼材2に圧縮プレ
ストレスを導入したのち、第9図および第10図
に示すように、各シース21,22,23内にモ
ルタルグラウト29を充填し、かつ凹部9,27
内にモルタル30を充填する。
この発明を実施する場合、隣り合うコンクリー
ト部材3,4の対向端部側の端部型枠19は1枚
の型枠であつてもよいが、前記実施例のようにそ
の端部型枠19を上下に分割しておけば、圧縮鋼
材2を押込む場合、上側端部型枠19Aを取外す
だけでよいので、作業性が良好である。
〔発明の効果〕
この発明によれば、隣り合うコンクリート部材
3,4の間に配置されたジヤツキ7により、押圧
用鋼棒5,6を介してその隣り合うコンクリート
部材3,4内に配置された圧縮鋼材2を同時に押
込んで、各圧縮鋼材2に圧縮プレストレスを導入
することができ、そのためPC部材の圧縮プレス
トレス導入作業を高能率で行うことができ、かつ
コンクリート部材3,4の端部に、ジヤツキを収
容するための大きな凹部を設ける必要はなく小さ
な定着ナツト用凹部を設けるだけでよいので、凹
部を設けることによる部材の断面欠損を最小にす
ると共に、部材の中空部体積を大きくして部材重
量を軽くすることができ、そのためコンクリート
およびPC鋼材の使用量を少なくしてPC部材の製
造コストを低下させることができる等の効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第10図はこの発明の一実施例を
示すものであつて、第1図は複数組のコンクリー
ト部材製造用型枠と引張鋼材とを配置した状態を
示す一部切欠側面図、第2図は隣り合う1対のコ
ンクリート部材製造用型枠内に配置された各部材
を示す縦断側面図、第3図は第2図のA−A線拡
大断面図、第4図は第2図のB−B線拡大断面
図、第5図は各型枠の内部にコンクリートを打設
した状態を示す一部切欠縦断側面図、第6図は固
定側の圧縮鋼材定着部を示す縦断側面図、第7図
は隣り合うコンクリート部材の圧縮鋼材を同時に
圧縮して定着する装置を示す縦断側面図、第8図
は隣り合うコンクリート部材の圧縮鋼材の圧縮定
着を終了した状態を示す縦断側面図、第9図は完
成したPC部材の一部切欠平面図、第10図はそ
の一部切欠縦断側面図である。第11図は従来の
方法により圧縮プレストレスを導入する場合にコ
ンクリート部材に設けられる凹部を示す平面図、
第12図はその縦断側面図、第13図は第12図
のC−C線断面図、第14図は従来の方法により
圧縮プレストレスを導入している状態を示す縦断
側面図である。 図において、1は引張鋼材、2は圧縮鋼材、3
および4はコンクリート部材、5および6は押圧
用鋼棒、7はジヤツキ、8は定着ナツト、9は定
着ナツト用凹部、10は受圧部材、13は底部型
枠、17は側部型枠、18および19は端部型
枠、21,22および23はシース、25は架
台、26は定着ナツト、27は定着ナツト用凹
部、28は固定用バンドである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ロングライン上で引張鋼材1および圧縮鋼材
    2を有する複数のPC部材を製造するに際し、引
    張鋼材1の緊張力の一部または全部を解放し、か
    つ隣り合う部材3,4の端向端部に、圧縮鋼材2
    の端部に係合する押圧用鋼棒5,6を挿入し、次
    に隣り合う押圧用鋼棒5,6の間に介在させたジ
    ヤツキ7を伸長動作させ、押込力の反力を引張鋼
    材1により支承しながら、前記ジヤツキ7により
    押圧用鋼棒5,6を介して各コンクリート部材
    3,4の圧縮鋼材2を同時に押込んだ状態で、各
    圧縮鋼材2に螺合されている定着ナツト8を、部
    材3,4の定着ナツト用凹部9の側面に係止さ
    せ、次にジヤツキ7を短縮動作させたのち、前記
    押圧用鋼棒5,6を撤去することを特徴とする
    PC部材の圧縮プレストレス導入方法。
JP20343285A 1985-09-17 1985-09-17 Pc部材の圧縮プレストレス導入方法 Granted JPS6263765A (ja)

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JPS6263765A JPS6263765A (ja) 1987-03-20
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