JPH04211408A - 増粘剤として有用な架橋結合カルボン酸コポリマー - Google Patents

増粘剤として有用な架橋結合カルボン酸コポリマー

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JPH04211408A
JPH04211408A JP1243091A JP1243091A JPH04211408A JP H04211408 A JPH04211408 A JP H04211408A JP 1243091 A JP1243091 A JP 1243091A JP 1243091 A JP1243091 A JP 1243091A JP H04211408 A JPH04211408 A JP H04211408A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は増粘剤として有用な架橋
結合カルボン酸コポリマーに関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】稀薄組成物を増粘できる物質
はクリーム、ペースト、ゲル、軟膏、乳剤の形で化粧品
、薬剤、身体手入製品等にいろいろ応用されている。 このような材料はまた、印刷インク、泥水、稀薄塗布組
成物の場合にも有用である。多数の増粘剤が以下の工業
分野において広範囲に使用されている。アラビアゴム、
アルギン酸塩、グアー(guar)、カラヤ(kara
ya)、ペクチン、トラガカント(tragacant
h)、ザンサンガムのような天然ゴム;カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルヒ
ドロキシプロピルセルロースのようなセルロース誘導体
;粘土、フュームドシリカのような無機物質;アクリル
酸系コポリマー、ポリオキシプロピレン/エチレン・ブ
ロックポリマーのような合成ポリマー等である。
【0003】従来技術で知られた材料のすべては種々の
稀薄系に対し利点と欠点をもっている。例えば諸工業に
おいて広く使用される2種類のセルロース誘導体はナト
リウムカルボキシメチルセルロースと非イオン性ヒドロ
キシエチルセルロースである。これら両者は低濃度の場
合、高増粘効率を与える。しかしこれらの物質や天然ゴ
ムは一般に生物学的変性をうける欠点がある。さらにセ
ルロース誘導体は増粘剤としては優秀な能力を有するが
、消費者に訴える優れた感触や外観等の特色を有しない
【0004】増粘剤としての合成ポリマーの使用は身体
手入れ製品に広範囲に使用されているが、この理由は合
成ポリマーは生物学的変性に抵抗性があり、かつなめら
かな感触となめらかなきめをもって、稀薄組成物を増粘
する能力があり、ある場合には澄明なゲルを与える能力
があるためである。最もひんぱんに使用されている合成
ポリマーはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸無水
物のようなモノマーを含む不飽和カルボン酸から製造し
た軽度に架橋結合したカルボン酸ポリマーであり、これ
らは米国特許2,798,053に記載されている。こ
れらポリマーの高い増粘効率はアクリル酸系ポリマーを
多価アルコールのポリアルケニルポリエーテルと架橋結
合させることによって達成される。架橋結合はポリマー
を水膨潤性にするか、水分散性にする。
【0005】無記イオンや無機塩を含む稀薄溶液中で粘
性を維持するための他の公知のカルボン酸ポリマーは米
国特許3,915,921;3,940,351;4,
509,949に記載されている。コポリマーは不飽和
カルボン酸モノマーと1個以上のアルキルアクリレート
エステル(この場合アルキル基は10〜30個の炭素原
子を含む)と、場合によっては少くとも2個のCH2=
C<基を含む多官能性ビニリデンモノマーである架橋結
合性モノマーからなるが、この場合重合性基の不飽和結
合は相互に共役していない。
【0006】無毒性の適度な極性の溶媒中での上述した
カルボン酸ポリマーを製造する方法は米国特許4,26
7,103に記載されている。残モノマーを低含有量で
カルボン酸ポリマーを製造する方法は米国特許4,75
8,641に記載されている。米国特許4,800,2
20は溶解している塩の存在を粘度損失を少くする架橋
結合カルボン酸コポリマーを開示している。このような
コポリマーは不飽和カルボン酸モノマー、架橋結合剤、
ポリアルキレングリコールとのアクリル酸エステルかメ
タクリル酸エステル、および必要な場合はアルキルアク
リレートまたはアルキルメタクリレートを共重合するこ
とによって得られる。
【0007】米国特許4,167,502はエチレン性
不飽和酸およびアクリル酸またはメタクリル酸のエステ
ルを含むアルキルオリゴマーからなる重合性混合物のポ
リマーを開示している。このポリマーは化粧品、身体手
入れ製品、ラテックスペンキ、油井くっさく用組成物が
部分的か完全に中和された場合、増粘剤としても体質剤
としても有用である。
【0008】米国特許4,138,381と4,230
,844は流動性と流展性(leveling)性が良
好で稀薄塗布組成物へのたれ抵抗性を与えるポリマー増
粘剤とこの増粘剤の製法を開示している。この増粘剤は
僅かな水を添加するかまたは添加することなしに、エチ
レングリコールやプロピレングリコールのようなグリコ
ール中で重合させることにより製造される。
【0009】米国特許4,062,817は不飽和カル
ボン酸、少なくとも1個のアルキルアクリレートまたは
メタクリレートのエステル(この場合アルキル基は10
〜30個の炭素原子を含む)、1〜9個の炭素原子のア
ルキル基を含む第2のアクリレートまたはメタクリレー
トのエステル、および必要な場合は少なくとも2個の重
合性CH2=C<基を含む多官能性ビニリデンモノマー
である架橋結合モノマーからなるカルボン酸ポリマーを
開示していて、このポリマーは多量の水とイオン性液体
を急速に吸収し保持し、そして使い捨てできる不織布製
品に有用である。
【0010】米国特許4,668,731;4,686
,254;4,778,737;4,362,715;
3,953,591とカナダ特許1,067,411は
粘稠剤としてのカルボン酸コポリマーの使用を記載して
いる。カルボン酸ポリマーとともにエトキシ化界面活性
剤を使用することは従来技術では公知である。米国特許
4,375,533;4,419,502:4,526
,937は重合工程を容易にするために、特に反応器内
壁面でのポリマーの蓄積を減少し、沈降ポリマーの粒径
を調節し、重合中高固形分含量に到達するために架橋結
合カルボン酸コポリマーの重合中のエトキシル化界面活
性剤の使用を開示している。
【0011】米国特許4,420,596は液状で総固
形分量の高いポリマー分散液を得るために、フリーラジ
カル生成触媒と10未満のHLB価を有する少くとも2
種の界面活性剤の存在下に、ミネラルスピリット(ミネ
ス)中でオレフィン性不飽和カルボン酸、およびグリセ
ロールのソルビタンエステルまたはアルキレングリコー
ルエステル、および長鎖アルコールを共重合させる方法
を開示している。
【0012】米国特許4,536,528は沈降を減少
するためにミネラルスピリット中のカルボキシル含有ポ
リマーの分散体またはスラリーに、プロピレンオキシド
とエチレンオキシドの直鎖または分枝コポリマー、グリ
セリルトリ−12−ヒドロキシステアリン酸エステルお
よび/または飽和C18−C36脂肪酸トリグリセリド
混合体を添加することを開示している。
【0013】米国特許4,360,651と4,435
,524は架橋アクリル酸コポリマーが分散剤またはコ
ロイド安定剤としての界面活性剤と組合せて使用される
場合の乳化重合法を開示している。
【0014】米国特許4,613,483;4,696
,983;4,724,126はカルボキシル含有ポリ
マーと界面活性剤との結合物が、ビニルデンモノマーの
重合中に重合反応容器壁に沈着するが、この反応器表面
の好ましくないポリマーの蓄積をなくするか、本質的に
減少する方法を開示している。
【0015】従来技術で記載されたカルボン酸ポリマー
は稀薄媒体に対し、ある場合には水性アルコール系溶媒
に対して、増粘剤として有用である。これらポリマーの
最大増粘能力はカルボン酸基を水酸化アンモニウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アミンのような塩基
で中和することによって達成される。しかし特に化粧品
の分野では、従来の増粘剤より有効で、乳液安定性が良
好でかつ感触と摺り込み性が優れた新規な増粘剤が要望
されている。
【0016】本願発明は稀薄系の増粘剤として有用であ
り、かつ従来の増粘剤より、乳液安定性、非粘着性(べ
たつかないこと)、摺り込み性の何れも優れた架橋結合
カルボン酸コポリマーを製造することにより、従来技術
の問題と欠点を克服する。
【0017】本発明の一つの目的は稀薄および水−アル
コール性の系に対する改良された増粘剤、即ちレオロジ
ー改良剤、懸濁液添加剤または乳化剤を提供することに
ある。本発明の他の目的は、従来の増粘剤よりもクリー
ムおよびローションへの優秀な乳液安定性を与える改良
された増粘剤を提供することにある。
【0018】本発明のさらに他の目的は従来技術の増粘
剤よりクリーム、ローション、ゲルのように水性処方物
に優れた感触と外観を与える改良された増粘剤を提供す
ることである。本発明のさらに他の目的はゲル、ローシ
ョン、クリームへ糸引き性やべたつき性を与えない改良
された増粘剤を提供することである。
【0019】本発明のさらに他の目的は従来技術の増粘
剤よりもクリーム、ローションに優れた摺り込み性を与
える増粘剤を提供することである。本発明のさらに他の
目的は安定化、懸濁化、増粘のための添加剤の使用を必
要としない増粘剤を提供することである。
【0020】
【発明の具体的開示】本発明の他の目的と利点は一部は
以下の記載によって発明され、一部は以下の記載から自
明であり、また本発明の実施により自然に明らかとなる
。本発明の目的と利点は特に添付した特許請求の範囲に
指摘される本発明およびその組合せによって実現される
【0021】本発明の意図に従って、本発明の目的を達
成するためには、本発明は増粘剤、乳化安定剤として有
用な架橋結合カルボキシル酸コポリマーであって次の成
分からなるものを提供する: (a)  不飽和カルボン酸と; (b)トリアリルイソシアヌレート、トリアリルトリメ
リテート、グリオキザール・ビス(ジアリルアセタール
)、トリビニルシクロヘキサン、トリアリル・シアヌレ
ートからなる群から選ばれる架橋結合性モノマー。
【0022】本発明のカルボン酸コポリマーはさらに次
の成分を含んでもよい: (c)  重合性エチレン性不飽和基を含むコモノマー
;および/または (d)  次式のエトキシ化グリセリド化合物
【化1】
(式中RはC8からC18を含むアルキル基を表わし、
かつx+yの和は20から300である)。重合性エチ
レン性不飽和基をもつコモノマーは、アルキルアクリレ
ート、アルキルメタクリレート、ポリアルキレングリコ
ールから誘導されるアクリル酸エステル、ポリアルキレ
ングリコールから誘導されるアクリル酸エステル、ポリ
アルキレングリコールから誘導されるメタクリル酸エス
テルからなる群中の何れをも含まないものである。この
理由は本発明のカルボン酸ポリマーは、塩性の、すなわ
ちイオン性条件下で使用することを目的としていないし
、またアクリル酸またはメタクリル酸の存在は、本発明
のカルボン酸コポリマーの性能へ影響しないからである
【0023】本発明のカルボン酸コポリマーはアルカリ
膨潤性で、僅かに架橋結合しており、増粘剤、安定剤と
して有用であり、殊にゲル、クリーム、ローションを含
めた化粧品、身体手入れ製品、繊維製品用印刷インキ、
ペースト、ペンキ、井戸くっさく用泥水、繊維用サイジ
ング、薬剤、製紙、油回収、食品加工に対して有用であ
る。
【0024】本発明者等はトリアリルイソシアヌレート
、トリアリルトリメリテート、グリオキサールビス(ジ
アリルアセタール)、トリビニルシクロヘキサン、トリ
アリルシアヌレートからなる群から選ばれる架橋結合性
モノマーを含むカルボン酸コポリマーは高度に有効な増
粘剤で感触と摺り込み性および乳液安定性の何れにおい
ても稀薄な水−アルコール系化粧品に対し従来の増粘剤
に比較して優れている。
【0025】上記カルボン酸コポリマーは、水膨潤性増
粘剤用架橋剤として通常使用されない架橋性モノマーを
含んでいて、殊に塩類を含有しない媒体を増粘するため
のアクリル酸コポリマー用の架橋剤として使用されるこ
とはなく、機械的性質を改良するために、合成ゴムおよ
び合成プラスチックの架橋結合用に具体的に使用される
。これに関して、従来技術では、塩類の存在しない場合
に、稀薄系を増粘するための特殊な架橋結合剤と不飽和
カルボン酸からなる架橋結合カルボン酸コポリマーは公
知でなかった。
【0026】本発明者等は本発明のカルボン酸コポリマ
ーへ10をこえるHLB価をもつエトキシ化グリセリド
界面活性剤エステルの添加により非べたつき性や感触、
摺り込み性の何れも従来の増粘剤より優れたものが得ら
れることを見出した。本発明で使用されるエトキシル化
グリセリドはアシルグリセリドのエトキシ化、例えばモ
ノグリセリドのエトキシ化により製造される。ポリマー
に対し高親和性を有する界面活性剤エステルは可溶性で
ない重合反応用非水素結合溶剤に添加される。ポリマー
を含むモノマーは重合溶媒に可溶である。ポリマーが形
成されると、ポリマーは沈降し、界面活性剤エステルは
ポリマー表面に吸着される。
【0027】さらにエトキシ化グリセリドを含む本発明
の架橋結合カルボン酸コポリマーを含有する稀薄ゲルは
、その透明性が改良される。
【0028】
【好適実施態の記載】本発明は本発明の好ましい具体例
で詳細に説明される。本発明のカルボン酸コポリマーは
以下の成分を共重合することにより製造される:(a)
約70〜約99重量%、一層好ましくは約92〜約95
重量%の少くとも1個の不飽和カルボン酸モノマー;(
b)約0.8〜約1.2重量%、一層好ましくは約0.
9〜約1.1重量%の下記の群から選ばれる少くとも1
個の架橋結合性モノマー:トリアリルイソシアヌレート
、トリアリルトリメリテート、グリオキザールビス(ジ
アリルアセタール)トリビニルシクロヘキサン、トリア
リルシアヌレートからなる群;必要ならば(c)約0〜
約29重量%、一層好ましくは約2〜約15重量%の重
合性エチレン性不飽和基を含むモノマーで、該不飽和基
はアルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、ポ
リアルキレングリコールから誘導したアクリル酸エステ
ル、ポリアルキレングリコールから誘導したメタクリル
酸エステルからなる群中の何れをも含まないものである
;および/または(d)約0〜約1.0重量%、一層好
ましくは約0.5〜約0.75重量%の式(1)のエト
キシ化グリセリド
【化4】 (式中RはC8からC18を含むアルキル基を表わし、
かつx+yの和は20から300である)。
【0029】最も好ましくは本発明のカルボン酸コポリ
マーは下記成分を共重合することにより製造される。 (a)約92重量%の少くとも不飽和カルボン酸モノマ
ー;(b)約1重量%の少くとも1個の架橋結合剤で、
この架橋結合剤はトリアリルイソシアヌレート、トリア
リルトリメリテート、グリオキザールビス(ジアリルア
セタール)、トリビニルシクロヘキサン、トリアリルシ
アヌレートからなる群から選ばれるものである;(c)
約6〜約7重量%の重合性エチレン性不飽和基を含むモ
ノマー;必要な場合は(d)約0.5重量%の式(1)
のエトキシ化グリセリド。
【0030】本発明で使用される不飽和カルボン酸モノ
マーは少くとも1個の活性化炭素−炭素二重結合を含み
、かつ少くとも1個のカルボン酸基を含むオレフィン性
不飽和カルボン酸が好ましく、この場合、オレフィン性
二重結合はカルボキシル基に関してα、β位置か、CH
2=C<の如きメチレン未端基の形でカルボン酸モノマ
ー中に存在する。このような適切なオレフィン性カルボ
ン酸にはアクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、フ
マール酸、クロトン酸、イタコン酸、スチリルアクリル
酸、グルタコン酸、マレイン酸、マレイン酸無水物のよ
うな酸無水物が含まれる。一層好ましくは、アクリル酸
またはメタクリル酸が使用される。最も好ましくはアク
リル酸が使用される。
【0031】本発明で使用される好ましい架橋結合性モ
ノマーは、トリアリルイソシアヌレート、およびテトラ
アリルオキシエタンとして知られているグリオキザール
ビス(ジアリルアセタール)である。最も好ましくは、
トリアリルイソシアヌレートが使用される。
【0032】重合性エチレン性不飽和基を含むモノマー
は、本発明のコポリマーに使用され、架橋カルボン酸モ
ノマーの粘稠性に不利に影響しない。典型的に適切な共
重合性モノマーは少くとも1個のCH2=C<末端基を
含むものであり、これにはビニルアセテート、ビニルピ
ロリドン、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテ
ル、アクリルアミド、メタクリルアミド、メチルビニル
ケトンが含まれる。
【0033】本発明において使用に適するアルコキシル
化グリセリドとしてはモノグリセリドのエトキシル化に
よって誘導されるエトキシル化グリセリドがある(例え
ば、PEG−20グリセリルオレエートは2個の−OH
を含むグリセリル[モノ]オレエートのエトキシル化で
得られるものであり、この場合2個の−OH基のそれぞ
れはPEGの分子数が20になる迄エチレンオキシドと
反応する)。
【0034】本発明で使用される典型的なエトキシル化
グリセリドとしては以下の構造で表わされるものがある
【化5】 (式中RはC8からC18を含むアルキル基を表わし、
かつx+yの和は20から300である)。典型的に適
当なエトキシル化グリセリドにはPEG−30グリセリ
ルヤシ油酸モノエステル(Sherex  Chemi
cal社のVaronic  LI−63として市販)
、PEG−78グリセリルヤシ油酸モノエステル(Sh
erex  Chemical社のVaronic  
LI−67として市販)、PEG−82グリセリル単脂
酸モノエステル(Sherex  Chemical社
のVaronic  LI−48として市販)、PEG
−200グリセリル獣脂酸モノエステル(Sherex
  Chemical社のValonic  LI−4
20として市販)、PEG−20グリセリル獣脂酸モノ
エステル(Sherex  Chemecal社のVa
lonic  LI−42として市販)が含まれる。
【0035】本発明者等はPEG3400のようなHL
B価が10を超える高分子量のポリエチレングリコール
が水性ゲル中のポリマー分散性を増すために、界面活性
剤として使用できることを見出した。
【0036】本発明の架橋結合カルボン酸コポリマーを
製造するためのモノマーの重合は撹拌材付きの閉鎖反応
容器中を不活性ガス雰囲気のもとでフリーラジカル触媒
を存在させた溶媒中で自己発生圧力下において、または
導入左力下において行われるか、撹拌機付き開放容器中
で不活性ガス雰囲気において、または、大気圧を還流さ
せて行なうのが好ましい。重合温度は好ましくは約0℃
〜約150℃、さらに好ましくは約25℃〜約100℃
である。反応は反応剤を1回に添加するか、連続的に添
加することによって行われる。
【0037】重合反応を開始するための好ましいラジカ
ル触媒には過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酸
化カプリル、t−ブチルペルオキシド、t−ブチルヒド
ロペルオキシドのように過酸物や;過安息香酸t−ブチ
ルエステルのような過安息香酸エステル;2,5−ジメ
チル−2,5−ビス(2−エチルヘキソイルペルオキシ
)ヘキサンのようなペルオキシエステル;アゾビスイソ
ブチロニトリル、アゾビスイソバレロニトリルのような
アゾ化合物が含まれる。これらの開始剤(触媒)は単独
かまたは2つ以上を混合して用いることができる。フリ
ーラジカル生成開始剤(触媒)は全モノマーに対し好ま
しくは約0.2〜約1.2重量%、さらに好ましくは約
0.25〜約0.75重量%、最も好ましくは約0.3
〜約0.6重量%の割合で使用される。
【0038】重合反応はモノマーを溶解するが、本発明
のポリマーを溶解しない有機溶媒中で行われる。その結
果ポリマーは微細粒子の形で重合中の溶媒から沈降する
。溶媒は次に濾過工程で除去され、ポリマーは乾燥され
る。使用される溶媒はモノマー、ポリマー、エトキシ化
界面活性剤の何れに対しても化学作用を有するものであ
ってはならない。典型的な溶媒は脂肪族、シクロ芳香族
のハロゲン置換炭化水素、およびアルキル−芳香族溶媒
、例えばヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、
四塩化炭素、トリクロロエチレン、トリクロロエタンを
含む。最も好ましくは、シクロヘキサンが使用される。 重合溶媒中のモノマーの濃度は好ましくは約5〜約25
重量%、さらに好ましくは約10〜約25重量%である
。本発明者等は高濃度では、重合反応は発熱が激しく、
かつ粘稠度が高過ぎることを見出した。
【0039】エトキシ化界面活性剤が使用される場合は
、重合溶媒に不溶性の(相容性でない)ものを使用する
必要がある。エトキシ化界面活性剤は好ましくは10を
こえる、更に好ましくは約11〜約20のHLB価を有
する。
【0040】本発明の架橋結合カルボン酸ポリマーは粘
性と乳液安定性を改良して、優雅な感触を与えることに
より、ゲル、クリーム、ローションとしての外観と性能
を増大するものである。架橋結合したカルボン酸コポリ
マーが稀薄液系に添加されると増粘はpH約2〜約3で
生じるが、ポリマー中のカルボン酸基が中和されると粘
稠化はさらに増大する。なお、中和における最適pH値
は約7〜約9である。本発明で使用される代表的な適切
な中和剤はアンモニア水、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸ナトリウム、アミン、例えばモノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン
、モノエチルアミン等を含めている。第1級、第2級、
第3級の有機アミンを使用することにより、本発明の架
橋結合カルボン酸ポリマーで水アルコール媒体を増粘す
ることができる。
【0041】本発明の架橋結合カルボン酸コポリマーは
増粘効率、乳液安定性の何れをも改良し、優雅な感触を
与えることにより、クリーム、ローションの外観と性能
を向上するのに特に有効である。さらに本発明の架橋結
合カルボン酸コポリマーで増粘されたローションやクリ
ームは室温や加温(40〜50℃)状態での乳液安定性
が優れている。本発明の架橋結合カルボン酸コポリマー
は増粘される媒体総重量の約0.1重量%以上の稀薄媒
質を粘稠化するのに有効である。本発明のコポリマーは
増粘される媒質総重量の約0.1〜約1.0重量%の割
合で通常使用される。
【0042】本発明は以下の実施例によりさらに明瞭に
なるが、実施例は本発明の単なる模範例としてあげられ
たものである。
【0043】実施例1 シクロヘキサン500mlを温度計、コンデンサー、2
個の注加ロート、窒素導入管、機械的撹拌合を備えた1
リットル容の重合用容器に導入した。この溶媒を窒素雰
囲気下で還流する温度(80〜81℃)に加熱した。ア
クリル酸46g、酢酸ビニル3.5g、トリアリルイソ
シアヌレート0.5g、Varonic  LI−63
(PEG−30グリセリルヤシ油酸モノエステル、Sh
erex  Chemical社から市販)0.5gを
別の容器中で混合し、均一混合物が得られるまで撹拌し
た。得られた均一なモノマー混合物は1個の注加ロート
にいれた。 一方過酸化ベンゾイル0.25gをシクロヘキサン10
mlに加え、ゆっくりと撹拌しながら70℃に加熱し、
溶解するようにした。得られた加熱された開始剤溶液は
加熱した注加ロートにいれた。加熱された開始剤溶液と
前記モノマー混合物は還流しているシクロヘキサンを含
む反応容器に同時に30分にわたって注入した。反応混
合物は還流(80〜81℃)を4時間行ない、次に冷却
した。反応中生成した白色沈澱物を濾過し、シクロヘキ
サン50mlで洗滌し、得られた湿潤ポリマーケーキは
80℃で真空下に16時間乾燥した。ポリマー試料は脱
イオン水中へ添加し、濃度0.2〜0.5重量%になる
ようにした。この溶液は600回/分で30分間撹拌し
、ポリマーを完全に分散するようにした。得られたポリ
マー溶液はさらに20分間撹拌した。この溶液の粘度は
ASTM  D2196−81によりNo.6スピンド
ルを用い20回/分のBrookfield  RVT
粘度計により測定した。0.2および0.5%のポリマ
ー濃度に製造されたゲル粘度は第1表に示される。
【0044】実施例2 シクロヘキサン500mlを温度計、コンデンサー、2
個の注加ロート、窒素導入管、機械的撹拌器を備えた1
リットル容の樹脂処理容器に導入した。この溶媒を窒素
雰囲気下で還流する温度(80〜81℃)に加熱した。 アクリル酸46g、酢酸ビニル3.5g、トリアリルイ
ソシアヌレート0.5gを別の容器中で混合し、均一混
合物が得られるまで撹拌した。得られた均一なモノマー
混合物は1個の注加ロートに入れた。一方過酸化ベンゾ
イル0.25gをシクロヘキサン10mlに加え、ゆっ
くりと撹拌しながら70℃に加熱し、溶解するようにし
た。得られた加熱された開始剤溶液と前記モノマー混合
物は還流しているシクロヘキサンを含む反応容器に同時
に30分にわたって注入した。反応混合物は還流を4時
間行ない、次に冷却した。反応中生成した白色沈澱物を
濾過し、シクロヘキサン50mlで洗滌し、得られた湿
潤ポリマーケーキは80℃で真空下に16時間乾燥した
。ポリマー試料は0.2および0.5%濃度のポリマー
ゲルとして製造され、実施例1に示した方法により評価
を行った。結果は第1表に示される。
【0045】実施例3 シクロヘキサン3775mlを温度計、コンデンサー、
2個の注加ロート、窒素導入管、機械的撹拌器を備えた
5リットル容の重合用容器に導入した。シクロヘキサン
を窒素雰囲気下で還流する温度(80〜81℃)に加熱
した。 1−ビニル−2−ピロリドン20g、トリアリルトリメ
リテート5.3g、アクリル酸374.7g、PEG 
 3400の4gを別の容器中で混合し、均一混合物が
得られる迄撹拌した。得られたモノマー混合物のうちの
160g(40重量%)は、シクロヘキサンを含む反応
容器に添加した。残りのモノマー混合物は1個の注加ロ
ートにいれておいた。一方過酸化ベンゾイル4gをシク
ロヘキサン225mlに加え、ゆっくりと撹拌しながら
70℃に加熱し溶解するようにした。得られた加熱され
た開始剤溶液は加熱した第2の注加ロートに保持した。 加熱された開始剤溶液と前記モノマー混合物は還流され
撹拌をうけている反応混合物中に同時に45分にわたっ
て注入した。反応はモノマー注入時間を含めて合計3時
間撹拌し乍ら還流して行なった。3時間後反応混合物は
室温まで冷却された。反応中生成した白色沈澱はブフナ
ー・ロートで濾過し、室温、真空下で16時間乾燥した
。ポリマー試料は0.2および0.5%濃度のポリマー
ゲルとして製造し、実施例1に示した方法で評価され行
った。結果は第1表に示される。
【0046】実施例4 シクロヘキサン500mlを温度計、コンデンサー、注
加ロート、窒素導入管、機械的撹拌器を備えた1リット
ル容の容器に導入した。アクリル酸49.51g、トリ
アリルイソシアヌレート0.5gを別の容器中で混合し
た。得られたモノマー混合物の20g(40重量%)は
、還流下でシクロヘキサンを含む反応容器中に添加した
。残りのモノマー混合物は1個の注加ロートにいれてお
いた。 一方過酸化ベンゾイル0.5gはメチルエチルケトン5
ml(開始剤の溶解助剤)とシクロヘキサン5mlの混
合溶媒に溶解した。この開始剤は注加用ポンプ中にいれ
た。 モノマー混合物と開始剤溶液は撹拌されている反応混合
物中へ30分にわたり添加した。反応はモノマー注入時
間を含めて合計3時間撹拌しながら還流して行なった。 3時間後反応混合物は室温迄冷却された。反応中生成し
た白色沈澱はブフナー・ロートで濾過し、シクロヘキサ
ン50mlで洗滌し、室温、真空下で16時間乾燥した
。 ポリマー試料は0.2および0.5%濃度のポリマーゲ
ルとして製造され、実施例1に示した方法で評価された
。結果は第1表に示される。
【0047】実施例5 シクロヘキサン500mlを温度計、コンデンサー、注
加ロート、窒素導入管、機械的撹拌器を備えた1リット
ル容の容器に導入した。シクロヘキサンを窒素雰囲気下
で還流する温度(80〜81℃)に加熱した。アクリル
酸47.5g、1−ビニル−2−ピロリドン2.5g、
トリアリルイソシアヌレート0.5gを別の容器中で混
合した。得られたモノマー混合物の20g(40重量%
)は、還流しているシクロヘキサンを含む反応容器中に
添加した。残りのモノマー混合物は1個の注加ロートに
入れておいた。一方過酸化ベンゾイル0.5gはメチル
エチルケトン5ml(開始剤の溶解助剤)とシクロヘキ
サン5mlの混合溶媒に溶解した。この開始剤は注加用
ポンプ中に入れた。注加ロート中のモノマー混合物と開
始剤溶液の両者は撹拌されている反応混合物中に30分
にわたり添加した。反応はモノマー注入時間を含めて合
計3時間還流して行なった。3時間後反応物は室温迄冷
却された。反応中生成した白色沈澱物はブフナー・ロー
トで濾過し、室温、真空下で16時間乾燥した。ポリマ
ー試料は0.2および0.5%濃度のポリマーゲルとし
て製造され、実施例1に示した方法で評価された。結果
は第1表に示す。
【0048】実施例6 シクロヘキサン500mlを温度計、コンデンサー、2
個の注加ロート、窒素導入管、機械的撹拌合を備えた1
リットル容の容器に導入した。シクロヘキサンを窒素雰
囲気下で70℃に加熱した。グリオキサールビス(ジア
リルアセタール)0.5g、酢酸ビニル3.5gをこの
容器中に添加した。一方過酸化ベンゾイル0.25gは
メチルエチルケトン2.5mlとシクロヘキサン2.5
mlの混合溶媒に溶解した。得られた混合物は注入ポン
プを用いて15分にわたって反応容器へ添加した。添加
終了後、反応混合物は還流温度(80〜81℃)まで徐
々に加熱された。アクリル酸46gを1個の注加ロート
に入れておいた。別に開始剤溶液(過酸化ベンゾイル0
.25gをメチルエチルケトン2.5mlとシクロヘキ
サン2.5mlの混合溶媒に溶解した溶液)は注入ポン
プに入れておいた。注入ロート中のアクリル酸と注入ポ
ンプ中の開始剤溶液は同時に30分にわたって反応容器
中に添加し、反応は還流下4時間行った。次に反応器の
内容物は室温迄冷却された。反応中生成した白色沈澱物
はブフナー・ロートにより濾過し、室温、真空下で16
時間乾燥した。 ポリマー試料は0.2および0.5%ポリマーゲルとし
て製造され、実施例1に示す方法で評価された。結果は
第1表に示される。
【0049】実施例7 シクロヘキサン500mlを温度計、コンデンサー、窒
素導入管、機械的撹拌器を備えた1リットル容の容器に
導入した。シクロヘキサンを窒素雰囲気下で70℃に加
熱した。トリビニルシクロヘキサン1g、酢酸ビニル3
.5gを反応容器に添加した。メチルエチルケトン2.
5mlとシクロヘキサン2.5mlの混合溶媒に溶解し
た過酸化ベンゾイル0.25gは注入ポンプを用いて1
5分にわたり反応容器に添加された。添加完了後、反応
混合物は還流温度(80〜81℃)迄徐々に加熱した。 アクリル酸46gを注入ポンプに入れた。また別に用意
した開始剤溶液(メチルエチルケトン2.5mlとシク
ロヘキサン2.5mlの混合溶媒中に過酸化ベンゾイル
0.25gを溶解した溶液)は注入用ポンプに入れた。 注入ポンプに入れたアクリル酸と開始剤溶液のそれぞれ
は同時に30分にわたって反応混合物に添加された。添
加完了後、反応は還流下4時間行ない、次に反応器内容
物は室温迄冷却された。反応中生成した白色沈澱はブフ
ナー・ロートを用いてで濾過し、室温、真空下16時間
乾燥した。ポリマーサンプルは0.2および0.5%の
ポリマーゲルとして製造され、実施例1に示した方法で
評価した。結果は第1表に示される。
【0050】実施例8 シクロヘキサン500mlを温度計、コンデンサー、注
加ロート、窒素導入管、機械的撹拌器を備えた1リット
ル容の容器に導入した。シクロヘキサンは窒素雰囲気下
70℃に加熱された。トリアリルシアヌレート0.5g
と酢酸ビニル2gを混合して、容器中に添加した。過酸
化ベンゾイル0.25gはメチルエチルケトン2.5m
lとシクロヘキサン2.5mlの混合溶媒に溶解し、次
に注入ポンプを用いて15分にわたり反応容器に添加さ
れた。添加完了後、反応混合物は還流温度(80〜81
℃)に徐々に加熱された。アクリル酸47.5gとアク
リルアミド0.5gが均一に混合され、得られた混合物
は1個の注加ロートに入れた。別に開始剤溶液(過酸化
ベンゾイル0.25gをメチルエチルケトン2.5ml
とシクロヘキサン2.5mlの混合溶媒に溶解した溶液
)を作り、注入ポンプに入れた。注入ロートのモノマー
溶液と注入ポンプの開始剤溶液は同時に30分にわたり
反応混合物中に添加した。反応完了後、更に反応を還流
下4時間行ない、次に反応器内容物を室温迄冷却した。 反応中生成した白色沈澱はブフナー・ロートを用いて濾
過し、室温、真空下で16時間乾燥した。ポリマー試料
は0.2および0.5%のポリマーゲルとして製造され
、実施例1に示した方法で評価された。結果は第1表に
示される。
【0051】比較例A シクロヘキサン500mlを温度計、コンデンサー、窒
素導入管、機械的撹拌器を備えた1リットル容の容器に
導入した。シクロヘキサンは窒素雰囲気下還流点(80
〜81℃)まで加熱された。アクリル酸46g、酢酸ビ
ニル3.5g、イソプレン0.5gを別の容器で均一に
混合し、注入ポンプに入れた。過酸化ベンゾイル0.2
5gはメチルエチルケトン2.5mlに溶解し、シクロ
ヘキサン2.5mlが稀釈した。得られた開始剤溶液は
第2注入ポンプに入れた。上記の注入ポンプ中の開始剤
溶液とモノマー混合物のそれぞれは還流温度でシクロヘ
キサンを含む反応容器へ同時に30分にわたり添加した
。添加完了後、反応は還流下で4時間行ない、内容物は
室温迄冷却された。反応中生成した白色沈澱はブフナー
・ロートで濾過し、真空下50℃で16時間乾燥した。 0.2%および0.5%のポリマーゲルを実施例1の方
法で製造した。結果は第1表に示される。
【0052】比較例B シクロヘキサン500mlを温度計、コンデンサー、窒
素導入管、機械的撹拌器を備えた1リットル容の容器に
導入した。シクロヘキサンは窒素雰囲気下で還流温度(
80〜81℃)まで加熱された。アクリル酸46g、酢
酸ビニル3.5g、ジビニルベンゼン0.5gを均一に
混合し、50ml容の注入ポンプに入れた。別に過酸化
ベンゾイル0.25gはメチルエチルケトン2.5ml
に溶解し、次にシクロヘキサン2.5mlで稀釈した。 得られた開始剤溶液は5ml容の注入ポンプに入れた。 注入ポンプ中の開始剤溶液およびモノマー混合物のそれ
ぞれは同時に30分にわたり、反応容器(還流温度下に
あり、シクロヘキサンを含んでいる)に添加された。添
加完了後、反応は還流下で4時間行われ、内容物は室温
迄冷却された。反応中生成した白色沈澱はブフナー・ロ
ートで濾過し、真空下50℃で16時間乾燥した。0.
2%と0.5%のポリマーゲルを製造し、実施例1に示
す方法で評価した。結果は第1表に示される。
【0053】比較例C Carbopol  934(B.F.Goodric
h社で市販されている軽度に架橋結合されたアクリル酸
ポリマー)の0.2%および0.5%ポリマーゲルを製
造し、実施例1に示した方法で評価した。結果は表1に
示す。
【表1】
【0054】実施例9実施例1に従って製造したカルボ
ン酸ポリマーは処方A、即ち軟化薬ローション処方の合
計量に対して0.05、0.10、0.15、0.20
重量%の濃度で加えて増粘剤効果と50℃における熱安
定性を評価した。乳液安定性の低下は分離またはシネレ
シスが生じた場合に起った。                         処
方A軟化薬ローション  水相           
                         
                         
 %  1.脱イオン水              
                         
       87.5  2.グリセリン     
                         
                  3.0  3.
トリエタノールアミン               
                       1.
2  4.メチル  paraben        
                         
   0.1  5.カルボン酸ポリマー      
    0.05、0.10、0.15、0.20  
油相   1.鉱物油                  
                         
         4.0  2.ステアリン酸(Tr
iple  XXX)               
       1.5  3.グリセリンモノステアレ
ート                       
         1.5  4.セチルアルコール 
                         
                0.7  5.DO
W  Corning  Fluid  200(10
00CS)  0.3  6.プロピル  parab
en                       
           0.4方法 1.カルボン酸ポリマーを600回/分で水/グリセリ
ン中に分散させ、75〜80℃に加熱した。次にメチル
パラparabenを添加した。 2.油相は80〜85℃に加熱した。 3.油相を750回/分の急速撹拌を行ない、水相に添
加した。 *合計量が100%になるように水量は各種ポリマーの
loading水準に対して調節された。 4.混合物は55〜65℃に冷却され、次にトリエタノ
ールアミンを添加した。 5.連続撹拌して、ローションを35〜40℃に冷却し
た。 6.ローションは室温で一夜安定化。 7.加熱安定性を試験すべきサンプルは50℃の炉中に
おいた。ローションの20回/分回転で測定したBro
okfield粘度は表2に示される。処方の50℃に
おける熱安定性の結果は表3に示される。
【0055】実施例10 実施例2に従って製造したカルボン酸ポリマーは、処方
Aへ、0.05、0.10、0.15、0.20重量%
濃度において加えられ、増粘効果と50℃の熱安定性が
評価された。ローションの20回/分回転で測定したB
rookfield粘度は表2に示される。このローシ
ョン処方の50℃における熱安定性の結果は第3表に示
される。
【0056】比較例D 比較例Cのカルボン酸ポリマーは処方Aへ、0.05、
0.10、0.15、0.20%濃度において加えられ
、増粘効果と50℃の熱安定性が評価された。ローショ
ンの20回/分のBrookfield粘度は第2表に
示される。そして50℃の熱安定性の結果は第3表に示
される。
【表2】
【表3】
【0057】実施例11 実施例1に従って製造されたカルボン酸ポリマーは、処
方B、即ち湿潤化クリーム処方で合計量に対して0.0
5、0.10、0.15、0.20重量%の濃度で加え
て、増粘効果と50℃での熱安定性を評価した。クリー
ムの20回/分回転でのBrookfield粘度は表
4に示される。クリーム処方の50℃での熱安定性の結
果は表5に示される。                         処
方B湿潤化クリーム  水相            
                         
                         
%  1.脱イオン水  **           
                         
    67.2  2.グリセリン        
                         
             11.5  3.トリエタ
ノールアミン                   
                   2.4  4
.カルボン酸ポリマー          0.05、
0.10、0.15、0.20  5.メチル  pa
raben                    
                0.2  油相   1.Amerchol  L−101  *** 
                   10.5  
2.セチルアルコール               
                         
  5.0  3.ステアリン酸(Triple  X
XX)                      
3.0  4.プロピル  paraben     
                         
    0.1方法 1.カルボン酸ポリマーをを600回/分で水/グリセ
リン中に分散させ、75〜80℃に加熱した。次にメチ
ルパラparabenを添加した。 2.油相は80〜85℃に加熱した。 3.油相を750回/分の急速撹拌を行ない、水相に添
加した。 **合計量が100%になるように水量は各種ポリマー
の水準に対して調節された。 **鉱物油とラノリンアルコール 4.混合物は55〜65℃に冷却され、次にトリエタノ
ールアミンを添加した。 5.連続撹拌して、ローションを35〜40℃に冷却し
た。 6.ローションは室温で1晩中安定。 7.加熱安定性を試験すべきサンプルは50℃の炉中に
おいた。
【0058】実施例12 実施例2に従って製造したカルボン酸ポリマーは処方B
、即ち湿潤クリーム処方で、合計重量に対して0.05
、0.10、0.15、0.20重量%の濃度で加えて
増粘効果と50℃での熱安定性を評価した。クリームの
20回/分でのBrookfield粘度は第4表に示
される。クリーム処方の50℃での熱安定性の結果は第
5表に示される。
【0059】比較例E Carbopol  941(B.F.Goodric
h社から市販される軽度に架橋結合したアクリル酸ポリ
マー)は、処方B、即ち湿潤化クリーム処方で、合計重
量当り0.05、0.10、0.15、0.20重量%
の濃度で加えて増粘効果と50℃での熱安定性を評価し
た。クリームの20回/分でのBrookfield粘
度は第4表に示される。また50℃の熱安定性が表5に
示される。
【表4】
【表5】
【0060】本発明の他の実施態様は明細書およびこれ
に開示された発明の実例から当業者に明らかである。明
細書と実施例は単に模範例として考慮することを意図し
たものであり、本発明の真の範囲と精神は特許請求の範
囲に示される。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)  不飽和カルボン酸と(b)トリ
    アリルイソシアヌレート、トリアリルトリメリテート、
    グリオキザール、ビス(ジアリルアセタール)、トリビ
    ニルシクロヘキサン、トリアリルシアヌレートからなる
    群から選ばれる架橋結合性モノマーからなる増粘剤とし
    て有用な架橋結合カルボン酸コポリマー。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載のコポリマーであって
    、該コポリマーではさらに重合性エチレン性不飽和酸基
    をもつコモノマーを含み、かつ該不飽和基はアルキルア
    クリレート、アルキルメタアクリレート、ポリアルキレ
    ングリコールから誘導されるアクリル酸エステル、ポリ
    アルキレングリコールから誘導されるメタクリル酸エス
    テルからなる群中の何れをも含まないコポリマー。
  3. 【請求項3】  請求項2に記載のコポリマーであって
    、該コポリマーはさらにエトキシル化グリセリド化合物
    を含むコポリマー。
  4. 【請求項4】  請求項3に記載のコポリマーであって
    、該エトオキシ化グリセリド化合物が式(1)【化1】 (式中RはC8からC18を含むアルキル基を表わし、
    かつx+yの和は20から300である)で表わされる
    化合物であるコポリマー。
  5. 【請求項5】  請求項1に記載のコポリマーであって
    、さらにエトキシ化グリセリド化合物を含むコポリマー
  6. 【請求項6】  請求項5に記載のコポリマーであって
    、該エトキシ化グリセリド化合物が式(1)【化2】 (式中RはC8からC18を含むアルキル基を表わし、
    かつx+yの和は20から300である)で表わされる
    化合物であるコポリマー。
  7. 【請求項7】  請求項1に記載のコポリマーであって
    、該不飽和カルボン酸は約70〜90重量%の量で存在
    し、該架橋結合性モノマーは約0.8〜約1.2重量%
    の量で存在するコポリマー。
  8. 【請求項8】  請求項7に記載のコポリマーであって
    、該不飽和カルボン酸は約92〜約95重量%の量で存
    在し、該架橋性モノマーは約0.9〜約1.1重量%の
    量で存在するコポリマー。
  9. 【請求項9】  請求項7に記載のコポリマーであって
    、該コポリマーはさらに重合性エチレン性不飽和基をも
    つモノマーを約0.1〜約29重量%を含有するコポリ
    マー。
  10. 【請求項10】  請求項9に記載のコポリマーであっ
    て、該重合性エチレン性不飽和基をもつモノマーは約2
    〜約15重量%の量で存在するコポリマー。
  11. 【請求項11】  請求項7に記載のコポリマーであっ
    て、該共重合体は更に約0.1〜約1.0重量%のエト
    キシ化グリセリドを含むコポリマー。
  12. 【請求項12】  請求項11に記載のコポリマーであ
    って、該エトキシ化グリセリドは約0.5〜約0.75
    重量%の量で存在し、かつ式(1) 【化3】 (式中RはC8からC18を含むアルキル基を表わし、
    かつx+yの和は20から300である)で表わされる
    グリセリドであるコポリマー。
  13. 【請求項13】  請求項12に記載のコポリマーであ
    って、該不飽和カルポン酸モノマーは約92重量%の量
    で存在し、該架橋剤は約1重量%の量で存在し、該重合
    性エチレン性不飽和基をもつモノマーは約6〜約7重量
    %の量で存在し、かつ該エトキシ化グリセリドは約0.
    5重量%の量で存在するコポリマー。
  14. 【請求項14】  請求項1に記載のコポリマーであっ
    て、該不飽和カルボン酸モノマーはオレフィン性不飽和
    酸であるコポリマー。
  15. 【請求項15】  請求項14に記載のコポリマーであ
    って、該オレフィン性不飽和酸はアクリル酸、メタクリ
    ル酸、エタクリル酸、フマール酸、クロトン酸、イタコ
    ン酸、スチリルアクリル酸、グルタコン酸、マレイン酸
    、マレイン酸無水物からなる群から選ばれるものである
    コポリマー。
  16. 【請求項16】  請求項2に記載のコポリマーであっ
    て、該不飽和カルボン酸モノマーはオレフィン性不飽和
    酸であるコポリマー。
  17. 【請求項17】  請求項3に記載のコポリマーであっ
    て、該不飽和カルボン酸モノマーはオレフィン性不飽和
    酸であるコポリマー。
  18. 【請求項18】  請求項4に記載のコポリマーであっ
    て、該不飽和カルボン酸モノマーはオレフィン性不飽和
    酸であるコポリマー。
  19. 【請求項19】  請求項16に記載のコポリマーであ
    って、該オレフィン性不飽和酸がアクリル酸、メタクリ
    ル酸、エタクリル酸、フマール酸、クロトン酸、イタコ
    ン酸、スチリルアクリル酸、グルタコン酸、マレイン酸
    、マレイン酸無水物からなる群から選ばれるものである
    コポリマー。
  20. 【請求項20】  請求項17に記載のコポリマーであ
    って、該オレフィン性不飽和酸がアクリル酸、メタクリ
    ル酸、エタクリル酸、フマール酸、クロトン酸、イタコ
    ン酸、スチリルアクリル酸、グルタコン酸、マレイン酸
    、マレイン酸無水物からなる群から選ばれるものである
    コポリマー。
  21. 【請求項21】  請求項18に記載のコポリマーであ
    って、該オレフィン性不飽和酸がアクリル酸、メタクリ
    ル酸、エタクリル酸、フマール酸、クロトン酸、イタコ
    ン酸、スチリルアクリル酸、グルタコン酸、マレイン酸
    、マレイン酸無水物からなる群から選ばれることを特徴
    とするコポリマー。
  22. 【請求項22】  請求項1に記載のコポリマーであっ
    て、該架橋結合性モノマーがトリアリルイソシアヌレー
    ト、グリオキザールビス(ジアリルアセタール)からな
    る群から選ばれるモノマーであるコポリマー。
  23. 【請求項23】  請求項2に記載のコポリマーであっ
    て、該架橋結合性モノマーがトリアリルイソシアヌレー
    ト、グリオキザールビス(ジアリルアセタール)からな
    る群から選ばれるモノマーであるコポリマー。
  24. 【請求項24】  請求項3に記載のコポリマーであっ
    て、該架橋結合性モノマーがトリアリルイソシアヌレー
    ト、グリオキザールビス(ジアリルアセタール)からな
    る群から選ばれるモノマーであるコポリマー。
  25. 【請求項25】  請求項2に記載のコポリマーであっ
    て、該重合性エチレン性不飽和基を含むコモノマーはビ
    ニルアセテート、ビニルピロリドン、メチルビニルエー
    テル、エチルビニルエーテル、アクリルアミド、メタク
    リルアミド、メチルビニルケトンからなる群から選ばれ
    るコポリマー。
  26. 【請求項26】  請求項3に記載のコポリマーであっ
    て、該重合性エチレン性不飽和基を含むコポリマーはビ
    ニルアセテート、ビニルピロリドン、メチルビニルエー
    テル、エチルビニルエーテル、アクリルアミド、メタク
    リルアミド、メチルビニルケトンからなる群から選ばれ
    るコポリマー。
  27. 【請求項27】(a)  不飽和カルボン酸と(b) 
     トリアリルイソシアヌレート、トリアリルトリメリテ
    ート、グリオキザール、ビス(ジアリルアセタール)、
    トリビニルシクロヘキサン、トリアリルシアヌレートか
    らなる群から選ばれる架橋結合性モノマー、(c)  
    重合性エチレン性不飽和基を含むコモノマーであって、
    該不飽和基はアルキルアクリレート、アルキルメタクリ
    レート、ポリアルキレングリコールから誘導されるアク
    リル酸エステル、ポリアルキレングリコールから誘導さ
    れるメタクリル酸エステルからなる群から選ばれないも
    の、 (d)  高分子量のポリエチレングリコールからなる
    増粘剤として有用な架橋結合カルボン酸コポリマー。
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