JPH04210909A

JPH04210909A - 噴霧式入浴剤

Info

Publication number: JPH04210909A
Application number: JP3040191A
Authority: JP
Inventors: Tadao Shiraishi; 白石　忠生
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-02-25
Filing date: 1991-02-25
Publication date: 1992-08-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

［０００１１

【産業上の利用分野］この発明は、入浴剤の使用に際し
て、使用の度、色剤の開封を必要とせず、ポンプ式噴霧
機構の操作によって、容器から直接浴湯中に噴出可能な
入浴剤に関する。［０００２］【従来の技術】従来、入浴剤は、浴湯中に溶解して使用
するものであり、形状としては、顆粒状や粉末状、更に
は一定の形に成形した固形状のものや、液状のもの等が
知られている。［０００３］又、入浴剤を内包、充填した容器としては
、１回用量の分包を多数収納した容器や、顆粒状や粉末
状、更には一定の形に成形した固形状のもの、或いは、
液状のものを収納した開閉蓋付のボトル容器がある。［０００４］そして実際の使用に際しては、分包或いは
ボトル容器のいずれにおいても、その都度、開封又は開
蓋し、一定量の入浴剤を取出し、浴湯中に溶解させてい
る。［０００５］

【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる入浴
剤は、未だ、以下の解決すべき課題を有していた。［０００６］即ち、分包の場合、開封後の空袋処理が面
倒である。［０００７］一方、ボトル容器では、ボトル容器を毎回
開封しなくてはならず、開閉操作が煩雑であり、また、
開閉の度に入浴剤を計量する必要がある。また、液状の
入浴剤の場合、液体のもれを防止すべく構成された密封
容器を必要とし、顆粒状、粉末状、固形状の入浴剤につ
いては、無機塩類等の主な成分が吸湿しやすく保管に工
夫を要するものであった。［０００８］更に、入浴剤を使用する場所が浴室である
ことから、容器内への水分混入など、使用上、更には、
製品の品質保持上、問題を有するものであった。また、
顆粒状、固形状の入浴剤をそのまま使用する場合、浴湯
への溶解時間がかかる等の欠点があった。［０００９］本発明は、上記した課題を解決することが
できる噴霧式入浴剤を提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は、ポンプ式噴霧
機構を具備する容器中に、液状又は粉末状の入浴剤を収
納し、ポンプ機構により入浴剤を浴湯中に噴出拡散すべ
く構成したことを特徴とする噴霧式入浴剤を提供せんと
するものである。［００１１１

【作用］この発明では、使用に際しては、例えば噴出口
を浴湯上面に位置させたり、あるいは噴出口に管状のノ
ズル等を連設して、同ノズルを浴湯中に入れて、ポンプ
式噴霧機構を操作することによって、入浴剤を噴出口よ
り噴出して、液状又は粉末状の入浴剤を浴湯中において
噴霧状にして溶解せしめるものであり、これ以外に例え
ば、シャワー浴時には人体に直接に入浴剤をかけ、或は
シャワー湯に混合させて使用することもできる。［００１２］【実施例】本発明の実施例を、以下、添付図に基づき説
明する。［００１３］図１において、Ａは容器を示しており、同
容器Ａ中には、液状又は粉末状の入浴剤Ｍを収納してい
る。また、かかる容器Ａには、レバー操作によって、外
気を容器内へ吸引し、入浴剤を容器の外へ噴出するポン
プ式噴霧機構５を連設しており、圧力ガス等の噴射剤を
使用することなく、容器Ａ中に収納した入浴剤Ｍを噴出
圧で排出するように構成している。［００１４］そこで、ポンプ式噴霧機構５は、図２に示
すように、大気中に開口して空気取入れ口５−１と、容
器Ａ中に内蔵した吸引ホース５−２と、容器Ａ内の入浴
剤Ｍを吸引ホース５−２を通して吸引するポンプ機構５
−３と、ポンプ機構５−３を操作するレバー５−４とよ
り構成されている。［００１５］なお、上記構成を有するポンプ式噴霧機構
５は、開口部Ａ−１にキャップ６を介して着脱自在に装
着される。［００１６］ポンプ式噴霧機構５の具体的構造としては
公知の噴霧機構の構造を用いることができるが、本実施
例では、図１及び図２に示すように、略し字状とした噴
霧ケース７の基端部にキャップ６を設け、さらに、噴霧
ケース７の前方部に操作レバー５−４を装着している。［００１７］また、ポンプ機構５−３には、ケース７の
先端部に設けられた噴霧機構５の噴出口１０が連通連結
されており、噴出口１０より入浴剤Ｍを噴出するように
している。［００１８］さらに、かかる噴出口１０には、図３に示
すようにノズル１２を接続して、ノズル１２を介して、
直射状に噴出して浴湯中で噴霧状となるようにすること
ができる。［００１９］なお、ポンプ式噴霧機構５のその他の構成
を示すと、噴霧ケース７の後部に、空気取入れ口５−１
を設けており、同取入れ口５−１から容器Ａ内に大気中
の空気を取入れ、ポンプ機構５−３を介して容器Ａ中の
入浴剤Ｍを容易に吸引し、噴出する吸引・噴出を容易に
行うことができる。なお、９は吸引ホース５−２の上端
に取付けた逆止弁、１１は噴出口１０の内方に設けたチ
ューブ状の逆止弁を示す。［００２０１また、本実施例では、入浴剤Ｍは液状又は
粉末状とし、しかも、液状入浴剤の場合、グリコール等
の多価アルコール類の有機化合物をベースとして、水分
をほとんど含有しないように組成することが可能なもの
であり、その理由としては、入浴剤Ｍを金属性の容器Ａ
中に収納しておくと、水分によって容器Ａに金属腐蝕が
生起し、容器Ａが損傷するおそれがあるため、可及的に
含水率を少なくするものであり、その実施例としては、
■ＡＳＰプロテアーゼ　　　　１００万単位量エチルア
ルコール　　　　　　５．０ｇプロピレングリコール　
　　　　適量ＰＥＧ　４００　　　　　　　　　１５．０ｇセンキュ
ウ抽出エキス　　　　２．２ｇ色素　ウラニンコンク　
　　　０．５ｇ香料　　　　　　　　　　　　　５．０
ｇ合計　１００．０　ｇ ■ＡＳＰプロテアーゼ　　　　１００万単位量エチルア
ルコール　　　　　５．０ｇプロピレングリコール　　　適量ＰＥＧ　４００　　　　　　　１５．０ｇ色素　ウラニ
ンコンク　　　０．５ｇ香料　　　　　　　　　　　５．０ｇ合計　１００．０　ｇ等がある。［００２１］また、入浴剤成分として、例えばチンピ、
ガイヨウ、センキュウ、トウキ等の生薬末又は生薬エキ
スを用いることもできる。［００２２］その実施例としては、チンピ抽出エキス　　　　　　０゜５ｇガイヨウ抽出エ
キス　　　　　０．５ｇセンキュウ抽出エキス　　　　
０．５ｇトウキ抽出エキス　　　　　　０，５ｇエチル
アルコール　　　　　　４゜０ｇ水　　　　　　　　　
　　　　　５．０ｇプロピレングリコール　　　　　適
量色素　ウラニンコンク　　　　０．５ｇ香料　　　　　
　　　　　　　５゜Ｏｇ合計　１００．０　ｇがある。［００２３］また、入浴剤成分として、例えば植物起源
の酵素、動物起源の酵素、微生物起源の酵素のうち、少
なくとも一種又は二種以上の酵素を用いることもでき、
その実施例としては、パパイン　　　　　　　　　　５万単位バンクレアチン
　　　　　　　３万単位量ＡＳＰプロテアーゼ　　　　
　８０万単位量エチルアルコール　　　　　　４，２ｇ
水　　　　　　　　　　　　　　１，８ｇプロピレング
リコール　　　　　適量グリセリン　　　　　　　　　５，４ｇ色素　ウラニン
コンク　　　　０，５ｇ香料　　　　　　　　　　　　
５．Ｏｇ合計　１００．０　ｇ合計　１００．０　ｇがある。［００２４］なお、この実施例においては、パパイン、
パンフレチアン、ＡＳＰプロテアーゼの起源の異なる複
数の酵素を配合することにより、複数の酵素の相乗的効
果をより生起し、種々の酵素活性を助長することができ
る。［００２５］また、入浴剤の色素成分として、例えば青
色１号、青色２号、黄色２号、黄色２０２号−（１）等
を使用でき、更に香料も用いることができる。［００２６］また、入浴剤の成分として、銅クロロフイ
リンナトリウム、ビタミンＢ２等を着色剤又は有効成分
として用いることができ、また、銅クロロフイリンナト
リウムの浴槽等への付着防止剤として自己乳化型界面活
性剤又はノニオン界面活性剤を用いることができ、その
実施例としては、ＡＳＰプロテアーゼ　　　　１００万単位量エチルアル
コール　　　　　　２．３ｇ水　　　　　　　　　　　
　　　３．１ｇプロピレングリコール　　　　　適量ソルビトール　　　　　　　　１，７ｇ銅クロロフィリ
ンナトリウム　０．３ｇリボフラビン　　　　　　　　
０．２ｇ自己乳化型モノステアリン酸グリセリン０．２
ｇ香料　　　　　　　　　　　　５．０ｇ合計　１００．
０ｇがある。［００２７］また、粉末状の入浴剤を容器Ａ中に充填す
る場合、出来るだけ粒径が小さくなることが好ましく、
粉末状の入浴剤の成分の実施例としては、粉末状入浴剤
（１００メツシユ以下の粒径）炭酸水素ナトリウム　　
　　７６．０ｇ硫黄　　　　　　　　　　　３．０ｇセスキ炭酸ナトリウム　　　１５．５　ｇ二酸化チタン
　　　　　　　２，５ｇ香料　　　　　　　　　　　３．０ｇ合計１００．０　ｇがある。［００２８］　この発明の実施例は上記のように構成さ
れているものであり、使用に際しては、容器Ａの排出口
１０を浴湯に向かって位置せしめ、ポンプ式噴霧機構５
を利用して、液状又粉末状の入浴剤Ｍを浴湯Ｗに向かっ
て噴出せしめるものであり、必要に応じて、ノズル１２
を使用する。このようにして噴出された入浴剤は噴霧状
となるものであり、浴湯Ｗ中において、噴霧化した入浴
剤は細粒子又は霧状となって浴湯との接触面積が大とな
り、その分、溶解度合は速くなって、円滑なる溶解が行
え、浴湯のかきまぜをするまでもなく、浴湯Ｗ中に拡散
しやすくなるものである。［００２９］

【効果】この発明によれば、液状又は粉末状の入浴剤を
浴湯中において、ポンプ式噴霧機構を用いて噴霧状に噴
出すべく構成したため、次のような効果を生起すること
ができる。［００３０１■入浴剤を容器中に収納し、ポンプ式噴霧
機構を作動して、同人浴剤をスプレーのように噴出して
使用する為に、従来のような開封計量操作や分包空袋の
処理等を必要とせず、非常に便利なものである。［００３１１■浴湯中において、ポンプ式噴霧機構を作
動して、噴霧状にして拡散するために、入浴剤は微粒子
又は霧状となって拡散して浴湯との接触面が大となり、
浴湯中で速やかに溶解でき、入浴剤で最も重要な溶解性
の促進の効果を飛躍的に向上できることになり、従来の
入浴剤に比し極めて迅速にとける。［００３２］■圧力ガス等の噴射剤を使用することなく
、容器の物理的作用によって入浴剤の噴出を行うことに
より、圧力ガス等の噴射剤との化学反応による入浴剤の
変性を防止し、入浴剤の効用をそのまま保持することが
できる。［００３３］■圧力ガス等を使用しないので、高温によ
る爆発又は引火、あるいは圧力ガスによる環境汚染の心
配がなく、特に使用場所が浴室であることからしても安
全かつ無公害である。［００３４］■容器中に収納して、ポンプ式噴霧機構の
操作で入浴剤をとり出せるので、取扱いが簡単で使用し
やすい。［００３５］■容器中に密閉状に収納されているので、
外気との接触による入浴剤の変性を防止し、特に吸湿に
よる変性や、微生物細菌の発生を防止でき、衛生的に保
管できる。［００３６］■ポンプ式噴霧機構の操作で噴霧状にして
使用するものであるから、その使用形態が拡大し、例え
ばシャワー浴時にも、人体に直接噴霧し、或はシャワー
湯に噴霧して使用することができ、入浴剤の使用範囲が
拡大する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の噴霧式入浴剤の断面正面図である。

【図２】ポンプ式噴霧機構を示す断面説明図である。

【図３】噴霧式入浴剤の使用状態の説明図である。

【符号の説明】

Ａ　容器Ｍ　入浴剤５　ポンプ式噴霧機構

【図３】

【図１】

【図２】

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　ポンプ式噴霧機構を具備する容器中に、
液状又は粉末状の入浴剤を収納し、ポンプ式噴霧機構に
より入浴剤を浴湯中に噴出拡散すべく構成したことを特
徴とする噴霧式入浴剤。