JPH0420963Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0420963Y2 JPH0420963Y2 JP1984050726U JP5072684U JPH0420963Y2 JP H0420963 Y2 JPH0420963 Y2 JP H0420963Y2 JP 1984050726 U JP1984050726 U JP 1984050726U JP 5072684 U JP5072684 U JP 5072684U JP H0420963 Y2 JPH0420963 Y2 JP H0420963Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- high pressure
- pressure chamber
- check valve
- elastic member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
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- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関の動弁装置において、弁間隙
を油圧および弾性部材の弾発力により自動的に補
正する油圧式ラツシユアジヤスタのプランジヤの
改良に関し、特に高速回転型の内燃機関に有用な
プランジヤ構造に関する。
を油圧および弾性部材の弾発力により自動的に補
正する油圧式ラツシユアジヤスタのプランジヤの
改良に関し、特に高速回転型の内燃機関に有用な
プランジヤ構造に関する。
第１図は油圧ラツシユアジヤスタの１例を示す
もので、油圧式ラツシユアジヤスタ１のボデイ１
１は上部に閉塞端１１ａを、下部に開口端１１ｂ
を有する有底中空円筒体で、その中空内にプラン
ジヤ１２が嵌装され、それから外方へ伸びる部分
１２ａを有している。高圧室１３はボデイ１１の
閉塞端１１ａとプランジヤ１２の間に形成され、
弾性体１４は高圧室１３内に位置しており、プラ
ンジヤ１２をボデイ１１から外方へ付勢するよう
になしている。ボデイ閉塞端１１ａには油を外方
から導入するための油孔１５が設けられている。
また該孔１５の開閉を司るチエツクバルブ１６と
チエツクバルブケージ１７とが高圧室内に設けら
れている。第２図に示すように油溜室３がボデイ
閉塞端１１ａに隣接して設けられ、油孔１５を介
して高圧室１３と接続している。プランジヤ外方
端１２ａは弁４と接触して配置されているので機
関の運転によつてカム５が回転すると、ロツカー
アーム２が作動することによりプランジヤ１２が
上下動し、この運動が高圧室の油圧力と弾性部材
の弾発力とによつてボデイ１１に伝えられ、これ
と連動するロツカーアームの作動が得られる。こ
の運動の伝達を確実に行なわしめるにはプランジ
ヤ１２の慣性重量をできるだけ小さく、かつ高圧
室１３内の圧油の剛性をできるだけ大きくして動
特性を良好ならしめることが望ましく、特に機関
の高速回転域における追随性を高めることが必要
である。
もので、油圧式ラツシユアジヤスタ１のボデイ１
１は上部に閉塞端１１ａを、下部に開口端１１ｂ
を有する有底中空円筒体で、その中空内にプラン
ジヤ１２が嵌装され、それから外方へ伸びる部分
１２ａを有している。高圧室１３はボデイ１１の
閉塞端１１ａとプランジヤ１２の間に形成され、
弾性体１４は高圧室１３内に位置しており、プラ
ンジヤ１２をボデイ１１から外方へ付勢するよう
になしている。ボデイ閉塞端１１ａには油を外方
から導入するための油孔１５が設けられている。
また該孔１５の開閉を司るチエツクバルブ１６と
チエツクバルブケージ１７とが高圧室内に設けら
れている。第２図に示すように油溜室３がボデイ
閉塞端１１ａに隣接して設けられ、油孔１５を介
して高圧室１３と接続している。プランジヤ外方
端１２ａは弁４と接触して配置されているので機
関の運転によつてカム５が回転すると、ロツカー
アーム２が作動することによりプランジヤ１２が
上下動し、この運動が高圧室の油圧力と弾性部材
の弾発力とによつてボデイ１１に伝えられ、これ
と連動するロツカーアームの作動が得られる。こ
の運動の伝達を確実に行なわしめるにはプランジ
ヤ１２の慣性重量をできるだけ小さく、かつ高圧
室１３内の圧油の剛性をできるだけ大きくして動
特性を良好ならしめることが望ましく、特に機関
の高速回転域における追随性を高めることが必要
である。
この観点からするとプランジヤ１２は中実部を
減らして中空部を増やすことが望ましいが、反面
高圧室が広くなり高圧室の剛性低下を招くことに
なる。すなわち圧油は機関の潤滑油を使用してい
るので空気を混入しており、したがつて、高圧室
が広いほど気泡の絶対量が増加し、圧油の剛性を
低下させるという性能低下を招くことになる。一
方、プランジヤ１２、弾性部材１４はその機能を
果たすためにある程度の寸法を必要とするのでラ
ツシユアジヤスタ全体を小さくする方案にも限界
がある。ここに従来からの動特性改善面での限界
が存在していた訳である。
減らして中空部を増やすことが望ましいが、反面
高圧室が広くなり高圧室の剛性低下を招くことに
なる。すなわち圧油は機関の潤滑油を使用してい
るので空気を混入しており、したがつて、高圧室
が広いほど気泡の絶対量が増加し、圧油の剛性を
低下させるという性能低下を招くことになる。一
方、プランジヤ１２、弾性部材１４はその機能を
果たすためにある程度の寸法を必要とするのでラ
ツシユアジヤスタ全体を小さくする方案にも限界
がある。ここに従来からの動特性改善面での限界
が存在していた訳である。
本考案は機能上許される程度の小さい寸法にし
た油圧式ラツシユアジヤスタにおいて、更に動特
性を高め得るものの提供を目的とするもので、詳
しくは高圧室の容積を必要以上の広さにすること
なくプランジヤの軽量化を図ろうとするものであ
る。
た油圧式ラツシユアジヤスタにおいて、更に動特
性を高め得るものの提供を目的とするもので、詳
しくは高圧室の容積を必要以上の広さにすること
なくプランジヤの軽量化を図ろうとするものであ
る。
第３図について本考案実施の１例を説明する
と、高圧室１３は必要最小限の容積に寸法がきめ
られ、鋼材を母材とするプランジヤ１２はその強
度上許される範囲内で中空部を作り該中空部に軽
量部材１８例えばアルミ材、プラスチツク材等で
充填する。このようにして高圧室の容積を増やさ
ずにプランジヤの慣性重量を最小化でき、油圧ラ
ツシユアジヤスタの動特性を高性能化することが
できる。なお軽量部材１８は一般に軟質のものが
多いので、その充填部分が弾性部材１４と当接し
ている場合（第３図）、弾性部材１４の押圧力に
よつて“へこみ”が生ずるおそれのあるばあいは
鋼板等強度と硬さに優れたスペーサ１９ａを軽量
部材１８と前記弾性部材１４との間に介挿するこ
とによつてこの問題を解決することができる。
（第４図）また、前記軽量部材１８の充填部分が
前記弾性部材１４の内側にあつて相互に当接して
いないばあい（第５図）は作動時、該軽量部材１
８と前記プランジヤとの慣性力の相違があるた
め、機関の振動または動弁作動によつて該軽量部
材１８が該プランジヤ母体１２から抜け出すおそ
れがある。このばあい前記弾性部材１４と該プラ
ンジヤ母体との間に鋼材等強度と硬さに優れたス
ペーサ１９ｂを介挿することによつてこの問題を
解決することができる。（第６図） 本考案によつて従われる効果は次の通りであ
る。
と、高圧室１３は必要最小限の容積に寸法がきめ
られ、鋼材を母材とするプランジヤ１２はその強
度上許される範囲内で中空部を作り該中空部に軽
量部材１８例えばアルミ材、プラスチツク材等で
充填する。このようにして高圧室の容積を増やさ
ずにプランジヤの慣性重量を最小化でき、油圧ラ
ツシユアジヤスタの動特性を高性能化することが
できる。なお軽量部材１８は一般に軟質のものが
多いので、その充填部分が弾性部材１４と当接し
ている場合（第３図）、弾性部材１４の押圧力に
よつて“へこみ”が生ずるおそれのあるばあいは
鋼板等強度と硬さに優れたスペーサ１９ａを軽量
部材１８と前記弾性部材１４との間に介挿するこ
とによつてこの問題を解決することができる。
（第４図）また、前記軽量部材１８の充填部分が
前記弾性部材１４の内側にあつて相互に当接して
いないばあい（第５図）は作動時、該軽量部材１
８と前記プランジヤとの慣性力の相違があるた
め、機関の振動または動弁作動によつて該軽量部
材１８が該プランジヤ母体１２から抜け出すおそ
れがある。このばあい前記弾性部材１４と該プラ
ンジヤ母体との間に鋼材等強度と硬さに優れたス
ペーサ１９ｂを介挿することによつてこの問題を
解決することができる。（第６図） 本考案によつて従われる効果は次の通りであ
る。
(1) プランジヤを軽量化することによりプランジ
ヤの慣性重量をできるだけ小さくし、かつ高圧
室の容積を小さくすることにより高圧室内の圧
油の剛性をできるだけ大きくして動特性を良好
ならしめ、特に、高速回転域における追随性を
高めることができる。
ヤの慣性重量をできるだけ小さくし、かつ高圧
室の容積を小さくすることにより高圧室内の圧
油の剛性をできるだけ大きくして動特性を良好
ならしめ、特に、高速回転域における追随性を
高めることができる。
(2) アルミ材、プラスチツク材等を充填するので
安価に製作できる。
安価に製作できる。
(3) 充填材の軟質による不都合を適宜スペーサを
使用することにより容易にカバーできる。
使用することにより容易にカバーできる。
第１図は従来例を示す断面図、第２図はその使
用例を示す断面図、第３図〜第６図は本考案の実
施例を示す断面図である。 図中の符号はそれぞれ下記部材を示す。１……
油圧式ラツシユアジヤスタ、２……ロツカアー
ム、３……油溜室、４……弁、５……カム、１１
……ボデイ、１２……プランジヤ、１３……高圧
室、１４……弾性体、１８……軽量部材、１９…
…スペーサ。
用例を示す断面図、第３図〜第６図は本考案の実
施例を示す断面図である。 図中の符号はそれぞれ下記部材を示す。１……
油圧式ラツシユアジヤスタ、２……ロツカアー
ム、３……油溜室、４……弁、５……カム、１１
……ボデイ、１２……プランジヤ、１３……高圧
室、１４……弾性体、１８……軽量部材、１９…
…スペーサ。
Claims (1)
- 底部に油孔を有しロツカアーム内に内装される
有底中空円筒体のボデイと、該ボデイ内に摺動自
在に嵌装され前記底部との間に高圧室を形成する
プランジヤと、該高圧室内に介装され前記プラン
ジヤをボデイの開放端側に附勢する弾性部材と、
同じく該高圧室内に配置され前記油孔の開閉を司
るチエツクバルブおよび該チエツクバルブを保持
するチエツクバルブケージとからなる油圧式ラツ
シユアジヤスタにおいて、前記プランジヤの高圧
室に面する部分に中空部を設けるとともに該中空
部にアルミ材、プラスチツク材等の軽量部材を充
填して前記プランジヤの重量を小さくしてなる油
圧式ラツシユアジヤスタのプランジヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5072684U JPS60164606U (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 油圧式ラツシユアジヤスタのプランジヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5072684U JPS60164606U (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 油圧式ラツシユアジヤスタのプランジヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60164606U JPS60164606U (ja) | 1985-11-01 |
| JPH0420963Y2 true JPH0420963Y2 (ja) | 1992-05-13 |
Family
ID=30569129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5072684U Granted JPS60164606U (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 油圧式ラツシユアジヤスタのプランジヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60164606U (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60114207U (ja) * | 1984-01-11 | 1985-08-02 | トヨタ自動車株式会社 | バルブゼロラツシユ装置 |
-
1984
- 1984-04-09 JP JP5072684U patent/JPS60164606U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60164606U (ja) | 1985-11-01 |
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