JPH04189306A - 全自動炊飯装置 - Google Patents

全自動炊飯装置

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JPH04189306A
JPH04189306A JP28457190A JP28457190A JPH04189306A JP H04189306 A JPH04189306 A JP H04189306A JP 28457190 A JP28457190 A JP 28457190A JP 28457190 A JP28457190 A JP 28457190A JP H04189306 A JPH04189306 A JP H04189306A
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rice cooking
cooking
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rice cooker
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、全自動炊飯装置に関し、特に、箱体本体内に
貯米庫、計量装置、洗米装置、および炊飯器の各炊飯装
置要素と、各炊飯装置要素を制御する制御装置とを備え
、制御装置が各炊飯装置要素を制御して、米の計量、洗
米、炊飯を自動的に行う場合に、炊飯時間を短縮できる
ように構成した全自動炊飯装置に関するものである。
〔従来の技術〕
精米した米の貯蔵装置、計量装置、洗米装置などを備え
、米の計量、洗米、水加減などの炊飯を行う前の仕込み
に係る工程の処理を所定のプログラムにより自動的に処
理する自動機械が開発されている。例えば、特開昭61
−276520号公報に記載されている[自動米仕込装
置jは、貯蔵されている米を炊飯可能な状態にする一連
の仕事を自動的に行う自動機械に関するものである。
また、洗米した米を炊飯鍋に仕込んだ後の炊飯制御にか
かる自動炊飯器に関する技術に関しても、従来から多く
の技術開発が行なわれており、例えば、マイクロコンピ
ュータ制御による炊飯制御技術などは、その展型例であ
る。
更に、このような炊飯器にががる技術開発の分野は、炊
飯器本体にかがる技術開発のみならず、炊飯器の周辺分
野にも拡大されており、上述したような自動機械の開発
と相前後して、自動炊飯器をキッチンセットに組み込ん
で使用できるようにした全体的な炊飯装置の提案もなさ
れている。例えば、特開昭59−181112号公報に
記載されている「炊飯装置」は、自動炊飯器をキッチン
セットに組み込んで使用できるように、各炊飯装置要素
の米貯蔵装置、米計量装置、洗米装置などの個別の炊飯
装置要素をユニット化する提案である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前述した各炊飯装置要素の米貯蔵装置、米計
量装置、洗米装置などの個別の炊飯装置要素をユニット
化して、自動炊飯器をキッチンセットに組み込んで使用
できるようした「炊飯装置」は、米の計量排出器を備え
た米貯蔵ユニットと、米の洗浄手段を備えた米洗浄ユニ
ットと、米の炊飯手段を備えた炊飯ユニットから構成さ
れ、各々のユニットが少なくとも幅が略同じキャビネッ
トにそれぞれ納められていることに特徴があり、これら
の各ユニットを上下に積み重ねたり、左右に並べたりで
きるものである。
これらの炊飯装置要素を備える各ユニットは、独立して
、それぞれを手動により操作するものあり、各ユニット
を自動化する課題、各々のユニットを組合せて自動化す
る課題の提案がなされているものの、自動的に各ユニッ
トの動作が行なわれるようにはなっておらず、また、自
動的に各ユニットが連動して動作するようにはなってい
ない。
また、米の炊飯手段を備えた炊飯ユニットの炊飯器は、
市販の通常の炊飯器を使用するようにできるとの提案が
なされているものの、どのように、通常の炊飯器が用い
られるのかが明らかにされて=4− いない。
したがって、このような炊飯装置を使用する使用者にお
いては、全自動で炊飯準備工程の制御から炊飯制御、保
温工程の制御などの各ユニットの動作を有機的に連係し
て、全自動で炊飯制御が行なうことが可能な全自動炊飯
装置が所望される。
また、このように、全自動で炊飯準備工程の制御から炊
飯制御、保温工程の制御などを順次に行う場合について
も、できる限り米の炊き上がりが速く行なわれることが
所望される。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたも
のである。
本発明の目的は、御飯を炊く一連の炊飯工程の動作を自
動的に行う全自動炊飯装置において、米の計量、洗米、
炊飯を自動的に行う場合に、炊飯時間を短縮できるよう
に構成した全自動炊飯装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の全自動炊飯装置は、
箱体本体内に貯米庫、計量装置、洗米装置、および炊飯
器からなる各炊飯装置要素と、各炊飯装置要素を制御す
る制御装置とを備え、制御装置が、貯米庫から炊飯する
米を取り出し計量する計量工程、計量した米を洗米する
洗米工程、洗米した米を炊飯器にセントして水加減を行
う炊飯準備工程、炊飯器に炊飯開始指示を与えて炊飯を
監視する炊飯中工程、および炊飯器の炊飯後の保温状態
を監視する保温中工程の各工程の制御を順次に行い、炊
飯を自動的に行う全自動炊飯装置であって、制御装置は
、計量工程の終了後に炊飯器に対して予熱指示を出力し
、洗米工程中に炊飯器の側で、炊飯器の炊飯鍋を所定温
度まで予熱することを特徴とする。
制御装置の指示により炊飯器が行う予熱の温度は、沸騰
温度以下である。
〔作用〕
これによれば、全自動炊飯装置において、制御装置が、
貯米庫から炊飯する米を取り出し計量する計量工程、計
量した米を洗米する洗米工程、洗米した米を炊飯器にセ
ットして水加減を行う炊飯準備工程、炊飯器に炊飯開始
指示を与えて炊飯を監視する炊飯中工程、および炊飯器
の炊飯後の保温状態を監視する保温中工程の各工程の制
御を順次に行い、炊飯を自動的に行う。この場合、全自
動炊飯装置の制御装置は、計量工程の終了後に炊飯器に
対して予熱指示を出力し、洗米工程中に炊飯器の側で、
炊飯器の炊飯鍋を所定温度まで予熱させる。炊飯器では
、予熱動作を行っていることにより、洗米された米と水
が炊飯鍋に投入された時に直ちしこ、炊飯鍋の米と水の
同慶が上昇し、水温の上昇時間を待つことなく、吸水工
程より炊飯工程が始まり、炊飯時間が短縮される。
洗米工程中に開始する予熱の温度は、炊飯器の各部品に
熱負荷を過度に与えず、高い温度であることが望ましい
ので、予熱の温度は沸騰温度以下とする。全自動炊飯器
では1、炊飯器が箱体に中に入れられており、使用者が
接触できる状態でないので沸騰温度近傍に予熱しておい
ても、火傷などの安全上の問題はない。
このように、米の計量、洗米など炊飯準備工程=7− の制御を行う制御装置と、炊飯工程の制御を行う炊飯器
とを組込んんだ全自動炊飯装置においては、炊飯準備工
程の制御および炊飯工程の制御の制御シーケンスを一部
分に重複して制御を行うことにより、炊飯動作を短縮で
きる。
〔実施例〕
以下1本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例にかかる全自動炊飯装置の
外観を示す斜視図である。第1図において、1は全自動
炊飯装置本体、2は貯米計量ユニット、3は洗米ユニッ
ト、4は炊飯ユニット、5は操作表示部パネル、6は排
気ファンユニット、7は自動炊飯器、8は通電表示ラン
プ付きのメイン電源スィッチである。全自動炊飯装置本
体1には、箱体本体内に貯米庫、計量装置、洗米装置。
および炊飯器からなる各炊飯装置要素と、各炊飯装置要
素を制御する制御装置とが備えられる。全自動炊飯装置
本体1に設ける各々の炊飯装置要素は、貯米計量ユニッ
ト2.洗米ユニット3.および炊飯ユニット4の各ユニ
ットに分けて装備される。貯米計量ユニット2には内部
に貯米庫および計量装置の炊飯装置要素が設けられ、貯
米計量ユニット20箱体内部に制御装置が設けられる。
洗米ユニット3の内部には、洗米槽を有する洗米装置が
設けられる。また、炊飯ユニット4の内部には、自動炊
飯器7が脱着自在に設けられる。炊飯ユニット4の内部
に設けられる自動炊飯器7は、そのまま外部に取り出さ
れて炊飯保温ジャーとしても用いられるジャータイプの
自動炊飯器である。
すなわち、通常の市販されているマイコン自動炊飯器と
同形のものが、炊飯ユニット4に装着されて、自動炊飯
器7として用いられる。また、炊飯ユニット4の内部に
は、自動炊飯器7の蓋を開閉する蓋開閉機構と、自動炊
飯器7が装着された時に自動炊飯器7と全自動炊飯装置
本体1の制御装置との間で制御データの通信を行う光通
信路となる光送受信器とが設けられる。
洗米ユニット3の箱体本体の前面側には、排気ファンユ
ニット6、通電表示ランプ付きのメイン−9= 電源スィッチ8が設けられる。また、洗米ユニット3の
内部から前面に、排気ファンユニット6に一方の端部が
結合される水蒸気排気用の排気ダクトが設けられる。排
気ダクトの他方の端部は、炊飯ユニット4に自動炊飯器
7が装着された状態で、かつ炊飯ユニット4が全自動炊
飯装置本体1の箱体本体内にセットされた状態において
、自動炊飯器7の上部の水蒸気排出口に対向するように
位置関係に配設される。
これらの貯米計量ユニット2.洗米ユニット3゜および
炊飯ユニット4の各ユニットの箱体は、全自動炊飯装置
本体1の箱体本体に3段に引き出し状に収納され、各ユ
ニットが全自動炊飯装置本体1の箱体本体に引き出し自
在とされ、引き出して点検、セット確認などが行える。
第2図は、本発明の一実施例にかかる全自動炊飯装置の
正面図である。第2図の正面図では、全自動炊飯装置の
内部の構成の一部を透視して仮想線(2点鎖線)で示す
ように描かれている。第2図において、1は全自動炊飯
装置本体、2は貯米計量ユニット、3は洗米ユニット、
4は炊飯ユニット、5は操作表示部パネル、6は排気フ
ァンユニット、7は自動炊飯器、8はメイン電源スィッ
チである。これらは第1図で説明したものである。
9は排気ファン、20は貯米庫、21は計量装置、3o
は洗米装置、39は排気ダクトである。また、46はス
ライドモータ、47はスライドレールである。また、4
8は光通信を行う全自動炊飯装置本体1側の光送受信器
であり、49は自動炊飯器7側の光送受信器である。こ
れには互いに対面して、全自動炊飯装置本体1と自動炊
飯器7との間で制御データの通信を行う際の光信号通信
路を形成する。
第2図に示すように、貯米計量ユニット2には、四角錐
型の貯米庫2oと、この貯米庫20の下部に円筒型の計
量装置21が一体に結合されて設置されている。貯米庫
20の下部の計量装置21は、円筒側面の一部を開放部
とした計量ドラムと、該計量ドラムを回転駆動するモー
タと、計量ドラムの回転量を検出するエンコーダとから
構成されている。計量装置21では計量ドラムが回転す
ることにより、計量ドラムの円筒側面の一部の開放部が
上部の貯米庫に向いた時に、貯米庫20から一定量(計
量ドラム容量)の米を受け、計量ドラムが回転して開放
部が下側に向いた時に、計量ドラムで受けた米を下部の
洗米装置30に落下させ、これを繰り返して米の量を計
量する。計量ドラムの一回転毎に一定量毎の米が洗米ユ
ニット3の洗米装置30に落下し、所定量の米の計量が
行なわれる。
洗米ユニット3の内部には洗米装置30が設けられる。
また、洗米ユニット3の箱体本体の前面側には、排気フ
ァンユニット6が設けられ、この排気ファンユニット6
に一方の端部が結合される排気ダクト39が設けられる
。排気ダクト39の他方の端部は、炊飯ユニット4に装
着された自動炊飯器7の蓋上部の水蒸気排出口に位置し
ており、自動炊飯器7が炊飯動作を行う時に、排気ファ
ンユニッ1−6を駆動して、自動炊飯器7の上部の水蒸
気排出口から放出される水蒸気を排出する。また、自動
炊飯器7が保温動作中の時には、排気ファンユニット3
が間欠駆動されて、保温動作中にわずかに放出される水
蒸気を排出する。
なお、炊飯ユニット4においては、蓋開閉機構により炊
飯ユニット4に装着された自動炊飯器7の蓋を開け、洗
米装置3oからの洗未済の米を自動炊飯器7の炊飯鍋に
投入し、所定量の水を入れた後、蓋を閉じて炊飯を開始
する。このための蓋開閉機構の一部の構成要素となるス
ライドモータ46、スライドレール47が炊飯ユニット
4に設けられている。ここに設けられる蓋開閉機構につ
いては後述する。また、自動炊飯器7の底部の裏側には
光通信を行う光送受信器49が設けてあり、これと対応
して全自動炊飯装置本体1のスライドレール47上を動
く台車の所定位置にも光送受信器48が設けである。こ
れらの光送受信器48゜49を介して全自動炊飯装置本
体1と自動炊飯器7との間で制御データの通信が行なわ
れる。
第3図は、本発明の一実施例にかかる全自動炊飯装置の
箱体本体の前面側に設けられる操作表示=13− 部パネルの一例を示す正面図である。
操作表示部パネル5には、第3図に示すように、全炊飯
工程制御の指示を与えるため複数の操作スイッチと、全
自動炊飯装置の状態を表示するための複数の発光ダイオ
ードから構成される表示部が設けられている。また、時
刻表示のために7セグメントの数字表示を行う液晶表示
部が設けられている。これらの操作スイッチ、各々の表
示部の操作表示部は、時刻セット表示部11.炊飯メニ
ュー設定部12.炊飯量設定部13.かたさ(炊飯水加
減)設定部14.洗米設定部15.炊飯動作モード表示
指示設定部16.および炊飯要素装置セット確認表示部
17の各ゾーンに分けられ、左側から右側に順次に制御
データを設定すればよいように配列されている。
このように、操作表示部のそれぞれのゾーンで全炊飯工
程制御のための制御データを個別に設定でき、設定した
内容を表示し、炊飯動作モード指示設定部16では炊飯
動作中の動作モードを表示する。また、炊飯要素装置セ
ット確認表示部17では、各々の装置ユニットのセット
状態が、各々の装置ユニットの位置対応に模式的に確認
できるようになっている。
すなわち、すなわち、炊飯要素装置セット確認表示部1
7には、各々の炊飯要素装置のシンボルが表記され、各
々の炊飯装置要素のシンボルの表記位置に対応して、該
当する炊飯要素装置のセット異常を表示する発光ダイオ
ード17a、17b。
17c、17dが設けられている。発光ダイオード17
aは貯米計量ユニットのセット異常を表示し、発光ダイ
オード17bは洗米ユニットのセット異常を表示し、発
光ダイオード17cは自動炊飯器セット異常を表示し、
また、発光ダイオード17dはスライドレール(炊飯器
レール)のセット位置のセット異常を表示する。
したがって、使用者は、操作表示部パネル5を用いて、
炊飯制御の各工程の制御データを入力する時に先立って
、操作表示部パネル5における炊飯要素装置セット確認
表示部17の発光ダイオード17a〜17dの表示状態
を確認して、炊飯要素装置のセット確認を容易に行うこ
とができる。
異常がある場合には、各炊飯要素装置のシンボルの表記
位置に対応して設けられた発光ダイオードが発光するの
で、そのシンボル表記からセット異常の炊飯要素装置ユ
ニットを容易に判定することができる。これにより、セ
ット異常が判定された炊飯装置要素ユニットに対して、
更に点検を行えばよい。
また、操作表示部パネル5には、操作表示部に加えて、
全自動炊飯装置の機構部のメンテナンスを行うための弁
開処理スイッチ、シャワー給水スイッチ、貯米処理スイ
ッチが設けられており、これらのスイッチを操作して、
メンテナンス時に全自動炊飯装置本体1を動作させ、給
水系、弁開閉系、計量排米系の機構部のチエツクを行う
第4図は、全自動炊飯装置の各ユニットの機構部を説明
する縦断面図である。第4図を参照して、貯米計量ユニ
ット2.洗米ユニット3.および炊飯ユニット4の各ユ
ニットの機構部を説明する。
前述したように、貯米計量ユニット2.洗米ユニット3
.および炊飯ユニット4の各ユニットは、全自動炊飯装
置本体1の箱体の中に、3段で前後方向(第4図では左
右方向)に引き出し自在に収納されている。
貯米計量ユニット2に設けられる貯米庫20には、貯米
庫本体の箱体側面下部に上下に離間して、上部の第1セ
ンサ20aと下部の第2センサ20bが設けられている
。第1センサ20aおよび第2センサ20bは貯米庫2
0内の米の残量を検出する米検出装置を構成し、第1セ
ンサ20a、第2センサ20bは、それぞれ米を検出す
るとオン状態となり、米を検出しなくなるとオフ状態に
なる。炊飯動作を開始する時には、米検出装置により米
の残量を検出してから動作が開始される。貯米庫20の
下部には、貯米庫20内の米製所定量だけ排出するため
の計量装置21が直付けで結合されて設置されている。
計量袋[21は、計量ドラムと該計量ドラムを回転駆動
するモータ22と、計量ドラムの回転量を検出するエン
コーダ23から構成されている。この計量装置21によ
り、米を計量するメカニズムの動きは、第2図による説
明で述べたとおりである。モータ22で回転駆動される
計量ドラムの回転量をエンコーダ23により制御し、所
定の回転量により設定した所定量の米を計量して、下側
の洗米ユニット3における洗米装置30に投入する。
洗米ユニット3には、貯米計量ユニット2の計量装置2
1から排出される計量米を受ける下部位置に、洗米装置
30が設けられている。洗米装置30は、洗米外槽31
および洗米内槽32の2重構造の洗米槽と、攪拌羽根3
3および洗米モータ34の攪拌機構から構成されている
。計量された米が洗米内槽32の中に収容され、更に水
が洗米内槽32の中に入れられ、攪拌羽根33を洗米モ
ータ34により回転駆動することにより洗米が行なわれ
る。洗米外槽31は水をオーバーフローさせて洗米を行
う時のオーバーフロー水を受けて排水する排水路系を形
成する。洗米を行うための給水路系は、一部が図示され
ているのみであるが、給水弁24.給水パイプ25.給
水ノズル26により構成されている。洗米袋に30に対
する給水制御は、水位センサ27によるセンサ信号によ
り給水弁24を制御して行なわれる。
洗米内槽32および洗米外槽31の下部には排米口35
が設けられている。排米口35は排米弁36により開閉
される。排米弁36による排米口35の開閉機構は、排
米弁36と一体的に結合され上方に突出する弁ロットの
上下動機構により構成される。この上下動機構は、攪拌
羽根33の中心棒の中空部を通して、弁ロッドの上端が
アームと係合され、更に排出弁カム機構37に係合され
る機構となっている。排米弁36は排米弁カム機構37
のモータ駆動により弁ロッドを介して上下動され、排米
口35の開閉動作を行う。
洗米内槽32の下部には排水口38が設けられ、排出口
38は周囲を所定メツシュの網で覆われている。排出口
38は排水路(図示せず)に接続され、排水路には排水
弁(図示せず)が設けられている。ここ排水弁および給
水弁24の制御により、洗米装置に給水を行い、洗米を
行い、汚れた水を排水する。なお、洗米外槽31が形成
するオーバーフロー水の排水系も、排水口38に接続さ
れる排水路に同じように接続されている。これによりオ
ーバーフロー水の排水が行なわれる。
また、洗米ユニット3には、洗米装置30の下部に一方
の端部が位置にし、他方の端部が排気ファンユニット6
に位置している排気ダクト39が設けられている。排気
ダクト39の吸気口39aは、洗米装置30の排米口3
5とほぼ同じ位置に設置されており、また、排気口39
bは、洗米ユニット3の前面となっている。そして、排
気ダクト39の途中に排気ファンユニット6が設けられ
る。排気ファンユニット6が排気ファンの駆動制御を行
い、自動炊飯器7から発生する水蒸気の排気を行う。
炊飯ユニット4には、洗米装置3oで洗米した米を自動
炊飯器7に仕込むため、自動炊飯器7の蓋7aを開閉す
る機構として、蓋開閉機構40が箱体後部に備えられて
いる。この蓋開閉機構40は、開閉モータ41.第1リ
ンク42.第2リンり43.第3リンク44.および昇
降モータ45から構成されており、リンクメカニズムを
用いて、自動炊飯器7の上部前面における蓋7aのノツ
チを押圧し、自動炊飯器7の蓋7aを開く。なお、ここ
での自動炊飯器7は、内鍋、外鍋を備え、マイクロコン
ピュータ制御により、予熱制御、炊飯制御、保温制御を
行うマイコン自動炊飯器である。
自動炊飯器7は、バネを内蔵したヒンジにより本体部と
開閉自在な蓋7aを有している。蓋7aはノツチによっ
て施錠され、ノツチを押圧して解錠すると蓋7aが内蔵
したバネによって自動的に開くように構成されている。
蓋7aの中央部には、炊飯中および保温中に発生する水
蒸気を排出する圧力吐出ロアbが設けられ、圧力吐出ロ
アbから内部の蒸気が排出可能となっている。
また、炊飯ユニット4には、蓋開閉機構4oの動作と関
係して、自動炊飯器7を前後方向に移動させるためのス
ライドモータ46.スライドレール47が設けられてい
る。自動炊飯器7はスライドレール47上を移動する台
車に載置されて、蓋開閉機構40の動作と関係して前後
方向に移動する。すなわち、自動炊飯器7は、まず、蓋
7aを開くために、蓋開閉機構40が設置されている後
方位置に移動して蓋7aが開かれる。次に、洗米装置3
0から洗米された米を排米口35から受けて仕込むため
に、洗米装置30の下部位置の前方に移動する。この前
方位置で、米と所定量の水を炊飯鍋に収容した後、次に
、蓋開閉機構40により蓋7aを閉めるために、再び後
方に移動する。
そして、後方部で蓋開閉機構40により蓋7aを閉めた
後、再び前方に移動し、炊飯動作の準備が完了する。炊
飯動作を行う時に、自動炊飯器7を前方に移動させて、
前部に位置させるのは、自動炊飯器7の蓋7aの中央部
の圧力吐出ロアbを、排気ダクト39の吸気口39aと
同じ位置とするためである。これにより、自動炊飯器7
は前方に位置して、炊飯動作中および保温中に発生する
水蒸気が排気ダクト39を通して外部に排出される。
スライドレール47上を走行する台車には、自動炊飯器
7の給電プラグが接続される強電回路の=22− コンセントが設けられている。自動炊飯器7を台車に載
置した時に、給電プラグを台車上のコンセントに差し込
む。また、自動炊飯器7が台車の定位置にセットされた
時には、自動炊飯器7の下部の裏側に設けた光送受信器
49が、台車側に設けた光送受信器48と対面し、自動
炊飯器7と全自動炊飯装置本体1の制御装置29との間
で制御データの通信のための光通信路が形成される。な
お、全自動炊飯装置本体1における各々の炊飯装置要素
の制御を行うための制御装置29は、全自動炊飯装置本
体1の箱体の上部後の空間(ここでは右上部)に設置さ
れている。
制御装置29は、自動炊飯器7が全自動炊飯装置本体1
の炊飯ユニット3の所定位置にセットされた時、互いの
光送受信器48.49を介して制御データの信号伝送路
が結合されて、全自動炊飯装置の全体の炊飯工程制御を
行う。
第5図は、全自動炊飯装置本体における各々の炊飯装置
要素の制御を行う制御装置の電子回路の構成を示すブロ
ック図である。
第5図において、5oは全自動炊飯装置本体の側の制御
装置29の制御回路(以下、本体制御回路と称する)を
示し、6oは自動炊飯器7の側の制御回路(以下、炊飯
器制御回路と称する)を示している。51は本体制御部
、52は音声出力部、53は表示入力部、54はセンサ
入力部、55はドライブ出力部、56は光送受信器とな
るフォトカプラ、57は商用交流電源、58は過大電流
の流入を防止するブレーカである。59は自動炊飯器7
の電気回路に対するコンセントである。61は炊飯制御
部、62はフォトカプラ、63は温度センサ、64は炊
飯ヒータ、65は保温ヒータ、66は表示入力部である
全自動炊飯装置本体の側の制御装置29の本体制御回路
50は、マイクロコンピュータから構成され全体の制御
処理を行う本体制御部51を中心に、本体制御部51と
制御データの入出力を行う各々の周辺回路が接続されて
構成されている。すなわち、利用者への音声案内出力を
行う音声出力部52と、操作表示パネルに対する表示入
力の処理を行う表示入力部53と、機構部の各々の動作
検出のための複数のセンサからの入力を受けるセンサ入
力部54と、制御モータおよびアクチュエータなどを機
構部を駆動制御するドライブ出力部55とが、それぞれ
本体制御部510マイクロコンピユータの各々の入出力
ポートに接続されて構成されている。
また1本体制御部51は、データ通信のための入出力ポ
ートを有しており、フォトカプラ(光送受信器48.4
9)56.62を介して自動炊飯器7の炊飯制御回路6
0と結合され、本体制御回路50と飯器制御回路60と
の間で制御データの交換のための通信を行う。
炊飯制御回路60は、マイクロコンピュータから構成さ
れる炊飯制御部61の各々の入出力ポートにそれぞれ温
度センサ63.炊飯ヒータ64゜保温ヒータ65.およ
び表示入力部66が接続されて構成されている。炊飯制
御部61には、表示入力部66が接続されているが、こ
れは、炊飯制御回路60が備えられている自動炊飯器7
が全白動炊飯装置本体1に組込まれずに、独立して動作
するときに使用される表示入力操作部である。自動炊飯
器7が全自動炊飯装置本体1に組込まれていて、全自動
によって、米の計量、洗米、炊飯などの一連の炊飯工程
の動作が行なわれる場合には、用いられない。
このような自動炊飯器7の炊飯制御回路60において、
炊飯制御部61を構成するマイクロコンピュータ、温度
センサ63のサーミスタ、炊飯ヒータ64および保温ヒ
ータ65を制御するトライアック回路およびそのドライ
ブ回路など、ハードウェア構成は、従来から開発されて
用いら九でいるものと同様なものであり、詳細な説明は
省略する。表示入力部66は、例えば、自動炊飯器7の
本体の前面に設けられる7セグメント文字表示器。
操作キースイッチ、状態表示を行う発光ダイオードなど
で構成される操作表示パネルである。
まず、このように構成された自動炊飯器7の炊飯制御回
路60の動作を説明する。この制御回路60の動作にお
いては、自動炊飯器7が全自動炊飯装置本体1に組込ま
れず、独立して炊飯制御が行なわれる場合の第1炊飯制
御モードと、自動炊飯器7が全自動炊飯装置本体1に組
込まれて、炊飯制御が行なわれる場合の第2炊飯制御モ
ードとの炊飯制御がある。
第1炊飯制御モードでは、予め洗米された米と水が鍋飯
鍋に入れられ、表示入力部66からの炊飯開始スイッチ
の指示入力により炊飯動作が開始される。この場合、炊
飯制御の途中で、温度上昇度から炊飯容量の判定を行う
台数判定を行い、判定した炊飯容量に応じて炊飯ヒータ
の加熱電力の通電制御を行う。
また、第2炊飯制御モードでは、全自動炊飯装置本体1
の機構部の制御によって、炊飯する米の計量が行なわれ
、洗米された米と、所定量の水が自動的に炊飯鍋に入れ
られ、全自動炊飯装置本体1と自動炊飯器7との間でデ
ータ通信を行って、計量した米の量の制御データの入力
と共に、炊飯開始指定の制御データが入力されて、炊飯
動作が開始される。この場合、炊飯制御の途中での台数
判定は行なわず、全自動炊飯装置本体1の側からデータ
通信で受けとった制御データによる炊飯量に応じて、炊
飯ヒータの加熱電力の通電制御を行う。また、第2炊飯
制御モートでは、全自動炊飯装置本体1が洗米工程の制
御に入る前に、自動炊飯器7に対して予熱開始指示を与
えるので、自動炊飯器7は、予熱開始指示を受信すると
、炊飯ヒータを通電し、100℃の温度にまで炊飯鍋を
加熱する予熱制御を行う。
第6図は、自動炊飯器7の炊飯制御回路60の炊飯制御
の流れの概略を示すフローチャートである。第6図を参
照して説明する。
自動炊飯器7の炊飯制御回路60に電源が投入されると
、炊飯制御回路60の炊飯制御部61のマイクロコンピ
ュータはイニシャルリセットなどの初期化処理を行い、
ステップ69からの炊飯制御動作を開始する。
まず、ステップ69において、全自動炊飯装置本体1の
本体制御回路50からのデータ通信によって、予熱スタ
ートを受信したか否かを判定する。
予熱スタートを受信しない場合には、次にステップ70
に進んで、炊飯開始スイッチがオンとされたか否かを判
定する。炊飯開始スイッチのオンを判定されない場合、
ステップ69に戻って、ステップ69からの処理を行う
。すなわち、炊飯制御の開始の指示が、全自動炊飯装置
本体1の本体制御回路50からのデータ通信によって得
られるのか、または、自動炊飯器7の表示入力部66の
操作パネルのスイッチ操作から得られるかをステップ6
9およびステップ70の判定において行い、第1炊飯制
御モードで炊飯制御(非全自動)を行うか、または第2
炊飯制御モードで炊飯制御(全自動)を行う。
ステップ69において、予熱スタートを受信したことを
判定した場合、ステップ71に進み、炊飯鍋の予熱のた
め、炊飯ヒータをオンとする。次にステップ72に進み
、100℃以下であるか否かを判定する。100℃以下
である場合には、ステップ71に戻り、炊飯ヒータのオ
ン動作および100℃以下の判定動作を繰り返し行う。
また、ステップ72で100”Cを越えたことが判定さ
れると、予熱動作は完了したので、ステップ73に進み
、炊飯ヒータをオフとし、次にステップ74に進んで、
洗米工程が終了しているか否かを判定する。これは自動
炊飯器7と全自動炊飯装置本体1とのデータ通信により
、全自動炊飯装置本体1における工程カウンタの内容か
ら各洗工程の終了状態を判定することにより行う。ステ
ップ74で洗米工程が終了していないと、ステップ72
に戻り、ステップ72の100℃以下であるか否かの判
定処理から再び予熱動作を続ける。
ステップ74において、洗米工程が終了してい 。
ることか判定されると、次にステップ75に進み、炊飯
スタート受信を判定するループ処理を行い、炊飯スター
ト受信を待つ。ステップ75において、炊飯スタートを
受信すると、次に、ステップ76に進み、全自動炊飯装
置本体1からのデータ通信により受信した制御データに
対するデータ格納を行い、次のステップ77において、
第2炊飯制御モードで炊飯制御を行い、台数判定を行な
わないことを拍示するために全自動メモリをセットし、
次のステップ78に進む。
次のステップ78では、吸水工程の処理を行う。
吸水工程の処理は、炊飯鍋の水を温め、米に十分に吸水
させる工程の処理である。次に、ステップ79において
、吸水工程の処理終了を判定するため500秒が経過し
たか否かの判定を行う。ステップ78において、500
秒が判定されるまでは、ステップ74に戻り、ステップ
74の吸水工程の処理を繰り返し行う。
500秒が経過して、吸水工程の処理が終わると、次の
ステップ80に進み、炊飯ヒータをオンとして、炊飯容
量を判定する基準温度の70℃まで昇温する。この70
℃に達したか否かはステップ81により判定する。ステ
ップ81において、To℃以下であると判定されると、
ステップ80に戻って炊飯ヒータオンを継続する。
70℃を越えたことをステップ81で判定できると、ス
テップ82において、全自動メモリ(セット)となって
いるか否かの判定を行う。全自動メモリでなければ、第
1炊飯制御モードであり、この自動炊飯器7において炊
飯容量の判定を行うので、ステップ84に進み、台数判
定の処理登行って、炊飯容量のデータを得た後、100
℃までの炊き上げを行う。そして、次のステップ86に
進み、ステップ86からの処理で、炊飯容量に応じて加
熱電力を定めて最適な加熱電力で沸騰を継続するため処
理を行う。
また、To″Cを越えたことをステップ81で判定し、
更に、ステップ82で全自動メモリと判定されると、こ
れは、全自動炊飯装置本体1からの指示により炊飯制御
を行っている第2炊飯制御モードであるので、この場合
は、炊飯容量を判定する必要はない。このため、ステッ
プ83に進み、温度判定を行う基準温度を100℃とし
て、台数判定を行うことなく、炊き上げを行う。すなわ
ち、ステップ83において、100℃下であると、ステ
ップ80に戻り、炊飯ヒータオンを継続する。
この場合には、ステップ80→ステツプ81→ステツプ
82→ステツプ83→ステツプ80のループで、炊飯ヒ
ータオンを継続する。ステップ83において、100 
℃を越えたことが判定されると、次に、ステップ84に
進み、全自動メモリデータ変換の処理を行う。これは、
全自動炊飯装置本体1から送信されてきた制御データを
、台数判定の処理で得られる炊飯容量を示すデータ(例
えば熱容量に応じた温度上昇時間データなど)と同じフ
ォーマットのデータに変換する。そして、次のステップ
86に進み、ステップ86からの処理で、炊飯容量に応
じて加熱電力を定めて最適な加熱電力で沸騰を継続する
ため処理を行う。すなわち、ステップ86.ステップ8
7.ステップ88の判定処理により、それぞれに台数判
定された炊飯容量のデータの範囲をa、b、c、dで判
定し、判定された範囲a、b、Q、dに応して、それぞ
れステップ89.ステップ90.ステップ91.ステッ
プ92において、それに対応するそれぞれの炊飯ヒータ
A、炊飯ヒータB、炊飯ヒータC9炊飯ヒータDの加熱
電力による炊飯ヒータの通電制御を行って、沸騰を維持
する加熱制御を行う。
このような沸騰を維持する加熱制御は、沸騰を持続し、
炊飯鍋の沸騰状態が続いて、米が十分に水を吸水して炊
飯鍋底部の水分がなくなり、炊飯鍋の温度が急激に上昇
して、130℃に達したことを判定するまで行う。すな
わち、これはステップ93において、炊飯鍋の温度が1
30℃以下であるか否かを判定し、130℃以下と判さ
れている間は、ステップ86に戻り、ステップ86から
の処理を繰り返し行う。例えば、台数判定の処理または
全自動メモリデータ変換の処理で、炊飯容量の判定が範
囲すとされていると、これをステップ87で判定し、ス
テップ9oで炊飯ヒータBの加熱電力による炊飯ヒータ
の通電制御を行い、更に、ステップ93で130℃以下
であるか否かの判定を行い、沸騰を維持する加熱制御を
行う。ステップ93で130℃を越えることが判定され
るまでは、ステップ93→ステツプ86→ステツプ87
→ステツプ90→ステツプ93の処理ループを繰り返し
行う。
ステップ93において130℃を越えたことが判定さ1
れると、次にステップ94において、むらし工程の処理
を行い、次のステップ95で保温工程の処理を行って処
理を終了する。なお、ステップ94のむらし工程では、
所定時間の間の第1むらし工程、第1追い炊き工程、第
2むらし工程。
第2追い炊き工程等を行う。そして、次のステップ95
の保温工程に至る。通常、この保温工程の処理は、操作
スイッチにより保温取消が指示されるまで継続して行わ
れる。
次に、全自動炊飯装置本体1の側の本体制御回路50の
動作について説明する。
第7a図、第7b図、第7c図、第7d図、第7e図、
および第7f図は、本体制御回路5oの炊飯制御の流れ
の概略を示すフローチャートである。
まず、第7a図を参照する。ステップ1o1において、
電源投入が行なわれると、次のステップ102において
、現在時刻の表示を行う。次にステップ103でイニシ
ャルリセットを行い、ワークレジスタなどをリセットを
行って、初期化処理を行う。次に、ステップ104にお
いて、メニュースイッチ(メニューSW)、炊飯スイッ
チ(炊飯SW)の同時オンか否かを判定する。このステ
ップ104の判定処理は、メンテナンス用のテストプロ
グラム処理を行うか否かの判定処理である。
メニューSw、炊飯SWが同時オンであれば、テストプ
ログラム処理(105)を行う処理に進む。
テストプログラム処理は、本発明とは直接的に関係しな
いので、ここでの説明は省略する。
ステップ104の判定で、メニューSW、炊飯SWが同
時オンでなければ、ステップ106に進み、エラービッ
トがあるか否かを判定する。エラービットがあれば、ス
テップ107において、エラービットの内容に応じたエ
ラー処理を行い、再びステップ106に戻って、エラー
ビットがあるか否かを判定する。再びエラービットがあ
ることが判定されれば、ステップ107で再びエラービ
ットに応じたエラー処理を行う。このようにして順次に
、ここでの発生エラーの内容髪示すエラービットの存在
を判定する(ステップ106)と、それに応じたエラー
処理(ステップ107)を行う。
ステップ106でエラービットがないことを確認すると
、次にステップ108に進み、工程カウンタがクリアさ
れているか否かを判定する。工程カウンタがクリアされ
ていない場合には、ステップ109に進み、工程カウン
タ先サーチの処理を行う。この工程カウンタ先サーチの
処理は、停電補償を行うためのもので、停電確認、セッ
ト不良確認などを行った後、炊飯工程制御の全体の進行
の段階に応じて進む工程カウントの内容に従って、炊飯
工程制御を継続する処理またはエラー処理を行う。ステ
ップ109の工程カウンタ先サーチ処理のサブルーチン
でリターン終了された場合には、ステップ106から処
理を行う。ステップ108において、工程カウンタのク
リアが確認されると、次には、第7b図のステップ11
0に進む。
第7b図を参照する。次に、ステップ110にいて、工
程イニシャルの処理を行う。工程イニシャルの処理は、
全自動炊飯装置本体1の各々の機構部において、制御モ
ータ、アクチュエータなどの移動部材が初期位置(ホー
ムポジション)に位置しているか否かを確認するための
処理である。
各々の移動部材が初期位置に位置していない場合には、
この工程イニシャルの処理において、それぞれの移動部
材を初期位置に移動させる駆動を行う。ステップ110
の工程イニシャルが終了すると、次にステップ111に
進み、工程イニシャルに異常があるか否かの判定処理を
行う。ステップ111の処理において、工程イニシャル
に異常があることが判定されると、ステップ106に戻
る。
また、工程イニシャルに異常がないと、次のステップ1
12に進み、炊飯器状態の確認の処理を行い1次にステ
ップ113で、時計スイッチがオンとされたか否かを判
定し、時計スイッチがオンとされた場合にだけ、ステッ
プ114で現在時刻をセットする処理を行う。次に、ス
テップ115で予約スイッチがオンか否かを判定する。
予約スイッチがオンでない場合1次にステップ116で
メニュースイッチがオンであるか否かを判定し、メニュ
ースイッチがオンでない場合には、更にステップ117
で保温スイッチがオンであるが否かを判定する。保温ス
イッチがオンでない場合は、次に、ステップ122の停
電確認の処理を行い、ステップ110に戻り、ステップ
110の工程イニシャルからの処理から繰り返す。
また、ステップ115で予約スイッチがオンと判定され
ると、次のステップ120で、鍋抜がれメモリセットと
なっているが否かを判定する。鍋抜かれメモリがセット
であれば、ステップ121に進み、エラー報知を行い、
次のステップ122で停電確認の処理を行い、ステップ
110に戻る。
ステップ120で鍋抜かれメモリがセットでなければ、
炊飯鍋が一度抜かれ正常に炊飯鍋が洗浄されていること
が確認できるので、これを確認した後、ステップ123
で貯米量のチエツクを行い、更にステップ124で水量
チエツク髪行い、ステップ125でエラーがあるが否か
を判定する。エラーがあれば、ステップ106(第7a
図)に戻り、再びステップ106からの処理を行う。ス
テップ125でエラーがなければ、ステップ126にお
いて、前回コースの点滅の処理を行い、ステップ146
(第7d図)に進み、ステップ146からの予約炊飯モ
ードにおける処理を行う。
一方、ステップ117の判定処理において、保温スイッ
チがオンであることが判定されれば、保温中(118;
第10図)の処理に進む。
また、ステップ116の判定処理に進んで、予約スイッ
チがオンでなく、メニュースイッチがオンであることが
判定されれば、ステップ119に進み、予約モードでな
く、即時動作モードでの全自動炊飯制御の処理を行うた
め、後述するメニュー選択のための処理へと進む。すな
わち、ステップ119では、鍋抜かれメモリセットとな
っているか否かを判定し、鍋抜かれメモリがセットであ
れば、ステップ121に進み、エラー報知を行い、次の
ステップ122で停電確認の処理を行い、ステップ11
0に戻る。また、ステップ119で鍋抜かれメモリがセ
ントでなければ、炊飯鍋が一度抜かれて、正常に炊飯鍋
が洗浄されていることが確認できるので、これを確認し
た後、次にステップ127で貯米量のチエツクを行い、
更にステップ128において、水量チエツクを行う。次
に、ステップ129でエラーがあるか否かを判定する。
エラーがあれば、ステップ106(第7a図)に戻り、
再びステップ106からの処理を行う。ステップ129
でエラーがなければ、次のステップ130(第7c図)
に進む。
次に、第7c図を参照する。即時動作モードの全自動炊
飯制御モードの処理を行う場合には、ステップ130か
らの処理を行う。ステップ130において、前回コース
点滅の処理を行い、次のステップ131で停電確認を行
い、更に、ステップ132においてコース選択の処理を
行う。このコース選択の処理は、全自動炊飯制御におけ
る各々の炊飯工程の動作のコース選択を行う処理である
コース選択の処理は、第3図を参照すれば明らかなよう
に、炊飯のメニューの選択においては、白米、早炊き、
炊き込み、おかゆ1合、おかゆ2合の5種類のメニュー
選択を行い、炊飯量の選択□り7 においては、2カツプから1oカツプまでの1カツプ毎
の炊飯量の選択を行う。また、炊き上げる御飯の「かた
さ」の程度を「かため」がら「やわらかめ」までを10
段階で選択する。この「がたさJの選択指示は炊飯を行
う場合の水加減の量の指示データを与える。また、更に
洗米の程度を3段階で設定する。
再び、第7c図に戻って説明を続けると、ステップ13
2のコース選択の処理が終了すると、次にステップ13
3のセット不良確認の処理を行う。
セット不良確認の処理は、貯米計量ユニット、洗米ユニ
ット、炊飯ユニット、炊飯ユニットの自動炊飯器などが
正常位置にセットされているが否かを確認する処理であ
る。ステップ133において、セット不良確認の処理が
終了すると、次にステップ134に進み、取消スイッチ
がオンとなったが否かを判定する。ここで、取消スイッ
チがオンであると判定されると、ステップ135に進み
、操作表示パネルのコースLED (コース表示発光ダ
イオード)を消灯し、次にステップ136で工程カラン
゛りを(00)にセットして、最初からの処理とするた
め、ステップ106に戻る。ステップ136で取消スイ
ッチがオンと判定されないとステップ137に進み、セ
ット不良があるか否かを判定する。ここでセット不良が
あると、ステップ131に戻り、ステップ131の停電
確認からの処理を行う。また、セット不良がなければ、
ステップ138で予約スイッチがオンとなったか否かを
判定する。ここで、予約スイッチがオンであることが判
定されると、予約炊飯モートの動作に切り換えるので、
ステップ146に進んで、予約炊飯モードにおける全自
動炊飯制御の処理を行う。
また、ステップ138の判定処理において予約スイッチ
がオンと判定されないと、次に、ステップ139に進み
、スタートスイッチがオンとなったか否かを判定する。
スタートスイッチがオンと判定されないと、ステップ1
31に戻り、ステップ131からステップ139までの
処理を繰り返し行って、スタートスイッチがオンとされ
るのを待つ。ステップ139において、スタートスイッ
チのオンが判定されると、次のステップ140に進み、
炊飯器通信処理を行う。ここでの炊飯器通信処理は炊飯
ユニット4に全動炊飯器7がセットされていることを確
認するための処理である。次に、ステップ141におい
て、架台ロックを行い、次のステップ142でロック異
常があるか否かの判定を行う。この判定で架台ロックの
ロック異常が判定された場合は、ステップ143におい
て、操作表示パネルのコースLEDを消灯し、最初から
の処理を行うため、ステップ106に戻る。また、ステ
ップ142の判定でロック異常が判定されないと、ステ
ップ144に進み、コースデータを記憶して、次のステ
ップ145において、コースLEDを点灯する。そして
、ステップ1450次には、第7e図のステップ172
に進み、ステップ172からの米の計量工程、洗米工程
などの処理へと続ける。
一方、第7b図のステップ126から続いて、または第
7c図のステップ138の判断ステップから分岐して、
第7d図のステップ146からの予約炊飯モードにおけ
る処理を続ける。
第7d図を参照して説明すると、まず、ステップ146
において、予約1または2を点滅し、次にステップ14
7で予約時刻、炊きあがり表示の点滅を行う。続いて、
ステップ148で停電確認を行い、ステップ149で時
刻セットを行い、ステップ150でコース選択の処理を
行う。次にステップ151でセット不良確認を行い、次
のステップ152で予約切り換えの処理を行う。次にス
テップ153において、予約設定の誤りなどで取消スイ
ッチがオンとされたか否かを判定し、取消スイッチがオ
ンとされた場合は、ステップ154に進んで、点滅中の
表示を消灯し、次にステップ155で工程カウンタを(
00)にセットして、エラーチエツクからの最初からの
処理を行うため、ステップ106に戻る。
また、ステップ153で取消スイッチがオンと判定され
ず、予約時刻、コース選択などの設定された場合、次に
ステップ156においてセット不良があるか否かを判定
し、設定された内容が矛盾一3: せず有効であることを確認して、次に、ステップ157
で予約炊飯モードの動作開始のためのスタートスイッチ
がオンとされたか否かを判定する。
スタートスイッチがオンとされた場合、次にステップ1
58に進み、予約時刻と現在時刻を比較して、設定した
予約時間が矛盾していないか否かをチェックスる。予約
時間が矛盾している場合には、ステップ159に進み、
「予約できません」の音声出力を行い、ステップ148
に戻り、ステップ148からの予約炊飯モードの設定処
理を再び行う。このようなステップ148に戻っての予
約炊飯モードの再設定処理は、ステップ156でセット
不良があることを判定した場合、スタートスイッチがオ
ンと判定されない場合には同様にしてステップ148に
戻り、予約炊飯モードの再設定処理を行う。
また、ステップ158の予約時間のチエツク判定で、予
約時間がOK(適確)であると、次にステップ160に
進み、炊飯器通信処理を行う。ここでの炊飯器通信処理
は炊飯ユニット4に全動炊一 飯器7がセットされてることを確認するための処理であ
る。次に、ステップ161において、架台ロックの処理
を行い、次のステップ162でロック異常があるか否か
の判定を行う。この判定で架台ロックのロック異常が判
定された場合は、ステップ163において、点滅中の表
示を消灯し、エラーチエツクの処理からの最初からの処
理を行うため、ステップ106に戻る。ステップ162
の判定でロック異常が判定されないと、次にステップ1
64に進み、コースデータを記憶し、次のステップ16
5において、予約時刻、炊きあがりの表示を点灯する。
次にステップ166において、予約中LED、コースL
EDを点灯する。そして、次のステップ167において
、予約タイマ中の処理(サブルーチンの処理)を行う。
予約タイマ中の処理のサブルーチンでは、工程カウンタ
の内容を予約タイマ中を示す(02)にセットして、停
電確認を行いながら現在時刻が予約時刻となってた否か
を監視し、予約時刻となった時にリターンする。
予約タイマ中の処理が終了し、予約時刻となると、次に
ステップ168で予約中LED、予約時刻、炊きあがり
の表示を消灯する。次に、ステップ169で予約中終了
が取消スイッチオンによるものがあるか否か判定を行い
、取消スイッチオンによる予約中の終了であると、ステ
ップ170に進み、コースLEDを消灯し、ステップ1
71で工程カウンタを(OO)にセットして、エラーチ
エツクからの最初からの処理を行うために、ステップ1
06に戻る。
また、ステップ169の判定で、取消スイッチオンによ
る予約中終了でないことを確認すると、次に、第7e図
のステップ172に進み、ステップ172からの米の計
量工程、洗米工程などの炊飯準備処理へと続ける。
第7e図を参照して、続いて行う炊飯動作開始前の炊飯
準備処理を説明する。
まず、ステップ172で表示部の「洗米中」LEDを点
灯し、次にステップ173でスライド後進(03)の処
理を行い、次のステップ174で一47= 前のスライド後進の処理でエラーがあったか否かを判定
する。次に、ステップ175でロックカム動作(04)
の処理を行い、ステップ176でロックカム動作の処理
にエラーがあったか否かを判定する。次に、ステップ1
77で蓋開工程(o5)の処理を行い、次のステップ1
78で蓋開工程の処理でエラーがあったか否かを判定す
る。続いてステップ179でロックカム収納(06)の
処理を行い、次に、ステップ180において、蓋開セン
サの検知出力により蓋開が正常に行われたか否かを判定
する。蓋の開成動作が正常に行われていないと、ステッ
プ181に進み、ステップ181において、この蓋の開
成動作のチエツクが3回目であるか否かを動作カウンタ
により判定する。3回目以下であると、ステップ175
に戻り、再び、ステップ175からの処理で、蓋の開成
動作を行う。また、このステップ181の蓋の開成動作
のチエツクにおいて、3回目のチエツクを越えると、ス
テップ182に進み、エラーピット(08)をセットし
て、後述するステップ219 (第7f図)に進み、「
洗米中J LEDを消灯して、洗米中工程の処理をエラ
ー終了する。また、このステップ182からの処理フロ
ーと同様に、洗米中工程の処理をエラー終了する場合は
、ステップ174゜ステップ176、ステップ178で
エラーがあることが判定された場合がある。この場合に
も、同様にして、ステップ219に進み、「洗米中」L
EDを消灯して、洗米中工程の処理をエラー終了する。
また、ステップ180の判定で蓋の開成動作が正常に行
なわれたことを判定すると、次にステップ183に進み
、再びエラーがないことを確認し、次にステップ184
でスライド前進(07)の処理を行う。次のステップ1
85ではスライド前進の処理にエラーがあったか否かを
判定する。次に、ステップ186で炊飯を行う米の計量
を行う計量工程(o8)の処理を行い、次のステップ1
87で計量工程の処理でエラーがあったか否かを判定す
る。これらのエラー判定のステップ183.ステップ1
85.ステップ187でエラーがあることが判定される
と、前述と同様に「洗米中JLEDを消灯して、洗米中
工程の処理をエラー終了するステップ219(第7f図
)に進む。
これにより、炊飯ユニツ1〜4において、スライドレー
ル上の台車に載置された自動炊飯器7が後進し、蓋開閉
機構40により自動炊飯器7の蓋が開けられて、再び前
進して、計量され洗米された米を受けられるような位置
にとなる。続いて、貯米計量ユニッl〜2で炊飯する米
の計量が行なわれ、洗米ユニット3の洗米装置30に米
に入れられた状態となる。続いて、洗米装置30を制御
して洗米が行なわれる。計量工程の制御が正常に終了し
、次に、洗米工程の制御に入る前に、炊飯鍋の予熱を開
始させておくため、ステップ189において、自動炊飯
器7に対して、予熱スタータ通信を行う。
これによ、ここでの全自動炊飯装置本体1の側で洗米工
程の制御を行うと同時に、自動炊飯器7の側では炊飯鍋
の予熱制御を開始する。
ステップ189で予熱スタート通信を行い、次の洗米装
置30の制御は、まず、ステップ190で洗米1工程(
09)を行い、ステップ191で研米1工程(OA)を
行い、次にステップ192で洗米2工程(OB)を行い
、ステップ193で研米2工程(OC)を行う。次にス
テップ194で洗米3工程(OD)を行う。続いて、ス
テップ195でオーバーフロー(OE)の処理を行って
、洗米の処理を完了すると、次のステップ196で排水
工程(OF)の処理を行う。この一連の処理で洗米の処
理が終了すると、洗米工程の処理が正常に終了したこと
を、自動炊飯器に知らせるために、ステップ197にお
いて、洗米OKのデータ通信を行う。そして、次に、第
7f図のステップ204の排米工程の処理に進む。
第7f図を参照して説明を続ける。次にステップ204
において、排米工程(10)の処理を行い、次のステッ
プ205で前のスライド後進の処理でエラーがあったか
否かを判定する。次に、ステップ206で水加減工程(
11)の処理を行い。
ステップ207で水加減工程の処理にエラーがあったか
否かを判定する。次に、ステップ208でタンク洗浄(
12)の処理を行い、次のステップ209でタンク洗浄
の処理でエラーがあったか否かを判定する。更に次のス
テップ210でスライド後進(13)の処理を行い、ス
テップ211ででエラーがあったか否かを判定する。続
いてステップ212で蓋閉工程(14)の処理を行い、
次に、ステップ213において、蓋センサにより自動炊
飯器の状態を検知し、蓋閉状態となっているか否かを判
定する。蓋閉状態となっていないと、次にステップ21
4に進み、ステップ214において、この蓋の閉成動作
のチエツクが3回目であるか否かを動作カウンタにより
判定する。3回目以下であると、ステップ212に戻り
、再び、ステップ212の蓋閉工程の処理を行い、次の
ステップ213の蓋閉状態のチエツクを行う。このステ
ップ213の蓋閉状態のチエツクが3回目のチエツクを
越えたことを、ステップ214で判定すると、ステップ
215に進み、この場合のエラーを表示するエラーピッ
ト(11)をセットして、ステップ219に進み、「洗
米中J LEDを消灯して、洗米中工程の処理をエラー
終了する。そして、エラーチエツクからの最初からの処
理を行うため、ステップ106に戻る。
また、ステップ213の判定で蓋閉状態を判定できると
、次にステップ216に進み、再びエラーがあるか否か
を判定し、次にステップ217でスライド前進(15)
の処理を行う。そして、次のステップ218でスライド
前進の処理にエラーがあったか否かを判定する。ステッ
プ218の判定でエラーがあることが判定されると、次
にステップ219に進み、「洗米中J LEDを消灯し
て、洗米中工程の処理はエラー終了とし、エラーチエツ
クからの最初からの処理を行うため、ステップ106に
戻る。一方、ステップ218の判定でエラーがないこと
が判定されると、ステップ220に進み、「洗米中J 
LEDを消灯して、ここでの一連の洗米中工程の処理を
終了し、次からの炊飯中工程の処理を行う。
このような制御処理により、洗米装置30により洗米が
行なわれた後、洗米装置3oの下部に位−馴一 置して蓋を開けられた状態の自動炊飯器7に、洗米され
た米が収容され、所定の水加減量の水を入れる。次に、
自動炊飯器7を後進させて、蓋開閉機構40により自動
炊飯器7の蓋を閉めて、再び前進して、炊飯時に発生す
る水蒸気を排出できるように、炊飯を行う所定位置に位
置して、炊飯準備の処理が終了する。
ステップ220までの制御処理で、炊飯準備の処理が終
了すると、次にステップ221からの炊飯中工程の処理
を行う。
続いて行う炊飯中工程の処理では、まず、ステップ22
1において、メニューが炊き込み御飯となっているか否
かを判定する。炊き込み御飯となっていると、自動炊飯
器7の炊飯鍋の中に炊き込む具を入れる操作を行うため
、−時的に炊飯制御動作を中断する。このためステップ
222で「炊飯中J LEDの点滅の処理を行い、次の
ステップ223で再スタート待ち(16)の処理を行う
再スタート待ちの処理のサブルーチンでは、工程カウン
タの内容を再スタート待ちの処理中であることを示す(
16)にセットして、停電確認およびセット不良確認を
行いながら、所定時間毎に利用者に注意を促ながすブザ
ー音を発生させる処理を行う。この処理の間に、スター
トスイッチがオンとされるか否かを監視し、スター1〜
スイツチがオンとされると、再びセット不良をチエツク
してリターンする。
ステップ223の再スタート待ち(16)の処理を行い
、この処理で炊飯制御動作を一時中断して、再びスター
1〜スイツチがオンとされるの待っている間に、利用者
が炊き込み御飯で炊き込む具を炊飯鍋に入れる操作を行
い、スタートスイッチをオンとすると、このステップ2
23の処理を抜れて、ステップ224に進む。また、前
のステップ221の炊き込み御飯の判定の処理で、炊き
込み御飯と判定されないと、ステップ224に進む。
ステップ224の処理においては、炊飯中工程の処理に
入ったことを示すため「炊飯中J LEDを点灯し、ス
テップ225で炊飯中(17)の処理を行う。
炊飯中(17)の処理は後述するが、炊飯器通信を行い
、自動炊飯器7に対して炊飯開始の指示を送信して、炊
飯動作を開始させ、この間に排気ファンの制御を行って
、炊飯動作時に自動炊飯器7から発生する水蒸気の排気
を行うと共に、時間監視を行い、炊飯動作が終了して御
飯を食べられる状態になるまでの時間表示を行う。
ステップ225の炊飯中の処理が終了すると、次にステ
ップ226の処理で、炊飯中工程の処理が終了したこと
を示すため「炊飯中J LEDを消灯し、次のステップ
227で炊飯中の処理でエラーがあったか否かの判定を
行う。エラーがあることが判定されると、エラーチエツ
クからの最初からの処理を行うため、ステップ106に
戻る。また、エラーがあることが判定されないと、次の
ステップ228の保温中(18)の処理を行う。
ステップ228の保温中(18)の処理は、また後述す
るが、自動炊飯器7が保温中の間は継続され、この間に
排気ファンを間欠駆動する制御などを行う。取消スイッ
チのオン、エラーの発生などで、保温中の処理が終了す
ると、最初からの処理を行うため、ステップ106に戻
る。
このような全自動炊飯装置本体の制御処理フローのメイ
ンルーチンの中で、各々の機構部に対する制御処理、各
ステップの個別の処理のための代表的なサブルーチンの
処理を次に説明する。
第8a図および第8b図は、セット不良確認の処理のサ
ブルーチンの処理を示すフローチャートである。このセ
ット不良確認の処理は、全自動炊飯装置本体の制御処理
フローのメインルーチンの中で頻繁に行なわれて、全自
動炊飯装置本体1における機構部の各ユニットのセット
状態の確認を行う。セット不良確認の処理で行なわれた
確認処理の結果は、操作表示部パネル5における1区画
の表示ゾーンの炊飯要素装置セット表示部17において
、全自動炊飯装置本体と各々の装置ユニットの各シンボ
ルとを模式図的に表示し、その表示部の各々の装置ユニ
ットのシンボルのセット位置に対応して設けられている
各々のセット確認表示LEDにより表示される。これよ
り、セント不良となっている各々の装置ユニットが何で
あるかが容易に判別される。
第8a図および第8b図を参照して、セット不良確認の
処理を説明する。この処理では、自動炊飯器のセット、
炊飯器レールセット位置、および貯米庫セット位置の各
々のセット不良を確認する。
まず、自動炊飯器のセットの状態を確認するため、ステ
ップ301において、炊飯器通信が正常に行なわれるか
否かを判定する。ステップ301の判定で、全自動炊飯
器本体と自動炊飯器との間で炊飯器通信が正常に行なわ
れることが判定されると、自動炊飯器7が炊飯ユニット
4にセットされ、更に自動炊飯器7の電源プラグがコン
セントに差し込まれて電気的に動作可能となっているこ
とが判定される。ステップ301で炊飯器通信がOKで
あると、炊飯器通信の内容によって自動炊飯器7のセン
サで内鍋のセット状態製判定できるので、次に、ステッ
プ302で内鍋が有るか否かを判定する。内鍋が有る場
合には、炊飯ユニット4の自動炊飯器7が正常にセット
されていることが判定できるので、ステップ305にお
いて、自動炊飯器の表示位置に対応する″セット不良位
置表示”LEDを消灯する。また、ステップ302の判
定で内鍋が有ると判定されない場合には、ステップ30
3に進み、9セツト不良”LEDを点滅し、次にステッ
プ304において自動炊飯器の表示位置に対応する″セ
ット不良位置表示”LEDを点滅する。
次に、炊飯器レールセット位置のセット不良を確認する
。このため、ステップ306において、炊飯器レールセ
ット位置がOK(正常位置)であるか否かを判定する。
炊飯器レールセット位置がOKであると、ステップ30
9に進み、炊飯器レールセット位置の表示位置に対応す
る″セット不良位置表示”LEDを消灯する。また、ス
テップ306の判定で炊飯器レールセット位置がOKで
あると判定されない場合に、ステップ307に進み、1
セツト不良”LEDを点滅し、次にステップ308にお
いて炊飯器レールセラ1〜位置の表示位置に対応する″
セット不良位置表示”LEDを点滅する。
そして、次に貯米庫セット位置のセット不良を確認する
。このため、ステップ310において、貯米庫セット位
置がOK(正常位置)であるか否かを判定する。貯米庫
セット位置が○にであると。
ステップ313に進み、貯米庫セット位置の表示位置に
対応する“セット不良位置表示”LEDを消灯する。ま
た、ステップ310の判定で貯米庫セット位置がOKで
あると判定されない場合に、ステップ311に進み、パ
セット不良”LEDを点滅し、次にステップ312にお
いて貯米庫セット位置の表示位置に対応する″セット不
良位置表示”LEDを点滅する。
これにより、自動炊飯器のセット、炊飯器レールセット
位置、および貯米庫セット位置の各々の個別の各位置の
セット不良が確認できたので、全体の意味での「セット
不良あり」フラグを設定するため、ステップ314にお
いて、全ての“セット不良位置表示”LEDが消灯され
ているか否か判定する。全ての″セット不良位置表示”
LEDが消灯されていない場合には、ステップ315に
進み、「セット不良あり」フラグをセットして、メイン
ルーチンにリターンする。また、全ての″セット不良位
置表示”LEDが消灯されている場合には、ステップ3
16に進み、rセット不良あり」フラグをリセットし、
次のステップ317において、1セツト不良”LEDを
消灯して、メインルーチンにリターンする。
第9図は、炊飯中処理のサブルーチンの処理を示すフロ
ーチャートである。この全自動炊飯装置本体の側で行う
炊飯中処理では、炊飯器通信を行い、自動炊飯器7に対
して炊飯開始の指示を送信して、炊飯動作を開始させ、
この間に排気ファンの制御を行って、炊飯動作時に自動
炊飯器7から発生する水蒸気の排気を行うと共に、時間
監視を行い、炊飯動作が終了して御飯を食べられる状態
になるまでの時間表示を行う。
まず、この処理では、炊飯中の処理に入っていることを
示すため、ステップ401で工程カウンタを(17)に
セットする。次にステップ402で架台ロックの処理を
行い、次にステップ403で架台ロック異常があるか否
かを判定する。架台ロックで異常があると、直ちにメイ
ンルーチンにリターンする。この場合、正常リターンで
なく異常リターンなので、これにより、メインルーチン
では、前述したように、炊飯中工程の処理が終了するた
め、炊飯中工程の処理終了を示す「炊飯中」LEDを消
灯しくステップ226)、次にエラーがあることを判定
して(ステップ227)、エラーチエツクの処理から始
まるの最初からの処理を行う(ステップ106に戻る)
また、ステップ403の判定において、架台ロック異常
がないと判定された場合には、次のステップ404で、
炊飯スタート通信を行い、自動炊飯器7における炊飯動
作をスタートさせる。これにより、自動炊飯器7では、
第6図の示した炊飯制御の処理フローに従って炊飯制御
の処理を開始する。全自動炊飯装置では、ステップ40
4の炊飯スタート通信を行った後、次のステップ405
で停電確認の処理を行った後、ステップ406で行った
炊飯スタート通信の炊飯器通信は○にであるか否かを判
定する。炊飯器通信において受信応答がなく、炊飯器通
信がOKでない場合には、次のステップ407でタイム
アツプか否かを判定し、タイムアツプでない場合には、
ステップ405に戻り、停電確認の処理、炊飯器通信の
確認の判定処理を繰り返す。所定のタイムアツプ時間が
経過しても、炊飯器通信の受信応答がなく、炊飯器通信
がOKと判定されず、ステップ407でタイムアツプと
なると、次にステップ408に進み、ここでのエラー状
態を示すため、エラーピット(E12)をセットする。
そして、「あと□分」表示を消灯して、メインルーチン
にリターンする。
この場合も、正常リターンでなく異常リターンなので、
これにより、メインルーチンでは、前述したように、炊
飯中工程の処理が終了するため、炊飯中工程の処理終了
を示す「炊飯中J LEDを消灯しくステップ226)
、次にエラーがあることを判定して(ステップ227)
、エラーチエツクの処理から始まるの最初からの処理を
行う(ステップ106に戻る)。
また、ステップ406において、所定のタイムアツプ時
間の内に、炊飯器通信の受信応答があり、炊飯器通信が
OKと判定されると、自動炊飯器7では正常の炊飯制御
動作が開始されているので、次のステップ410におい
て、排気モータをオンとし、排気ファンユニットを駆動
して、自動炊飯器7から発生する水蒸気の排気を開始す
る。
次に、ステップ411で停電確認の処理を行い、次のス
テップ412において、御飯の炊きあがりを判定するた
め、炊きあがり時間表示部が「あと並置」表示となって
いるか否かを判定する。炊き上がり時を示す「あと並置
」表示となっていない場合には、ステップ413に進み
、炊飯メニューが炊き込みであるか否かを判定し、炊き
込みである場合には、更にステップ414でむらし工程
であるか否かを判定する。炊飯メニューが炊き込みであ
り、むらし工程に入った場合に、ステップ415に進み
、「あと−分」表示を点灯し。
次にステップ411に戻り、ステップ411からの処理
を繰り返し行う。また、ステップ413の判定で、炊き
込みと判定されない場合、また、ステップ414で、む
らし工程と判定されない場合にも、ステップ411に戻
り、ステップ411からの処理を繰り返し行゛う。
御飯が炊きあがり、ステップ412の判定で炊きあがり
時間表示部が「あと見立分」表示となっていることが判
定された場合、ステップ416に進み、「あと−分」表
示を消灯する。次にステップ417でブザー報知3の処
理を行い、次に、ステップ418において、ループカウ
ンタが8回となっているか否かを判定し、8回となって
いない場合、ステップ419で停電確認を行い、ステッ
プ417に戻る処理を繰り返し行う。これにより、ブザ
ー報知3の処理が8回繰り返し行なわれて、炊き上がり
を知らせた後、メインルーチンにリターンする。この場
合は、正常リターンとなる。
第10図は、保温中処理のサブルーチンの処理フローを
示すフローチャートである。この全自動炊飯装置本体の
側で行う保温中処理は、炊飯中処−66= 理が正′常に行なわれ、自動炊飯器7の炊飯動作が終わ
り、自動炊飯器7が保温動作に入ったことに対応して行
なわれる処理である。この保温中の処理は、自動炊飯器
7が保温中の間は継続され、この間に排気ファンを間欠
駆動する制御などを行う。
取消スイッチのオン、エラーの発生などで、保温中の処
理が終了することにより、保温中処理のサブルーチンは
リターンされる。また、保温中処理においては、おかゆ
炊飯の場合には、保温ランプを点滅する点灯を行い、通
常の御飯の炊飯の場合には保温ランプを連続点灯して、
保温している御飯の状態を区別して表示する。
第10図を参照して説明する。この保温中の処理では、
まず、ステップ501において、保温中の処理に入って
いることを示すため、工程カウンタを(18)にセット
する。次にステップ502保温中データセツトを行う。
次に、ユニットロックモータをオフ(OFF)とする。
次に、ステップ504において、排気モータをオンとし
、排気ファンユニットを駆動して、自動炊飯器7から発
生する水蒸気の排気を開始する。
次に、ステップ505において、炊飯メニューがおかゆ
炊飯であるか否かを判定する。おかゆ炊飯である場合、
ステップ517に進み、保温ランプ榮点滅する。そして
、次のステップ518において、取消スイッチがオンと
なったか否かを判定する。取消スイッチがオンでないと
、保温中を継続するので、次にステップ521に進み、
ステップ521で炊飯器イニシャルか否かを判定し、次
のステップ522で炊飯器があるか否かを判定する。ス
テップ521で炊飯器イニシャルと判定された場合、ま
たステップ522で炊飯器の存在が確認できない場合、
保温中の処理を終了するため、ステップ515に進む。
これらの判定ステップで、炊飯器イニシャルでなく、炊
飯器がある場合には、そのまま保温中を継続して良いの
で、ステップ523に進み、ステップ523でファン間
欠駆動の処理を行い、次のステップ524で停電確認の
処理を行って、ステップ518に戻る。そして、ステッ
プ518からの処理を繰り返し行って、この場合の保温
中の処理を継続する。
ステップ518において取消スイッチのオンが判定され
ると、保温中の処理を中断して終了とするため、ステッ
プ519に進み、自動炊飯器に対する保温取消の処理を
行い、次のステップ520でブザー報知1の処理を行っ
て、ステップ515に進む。そして、ステップ515で
保温ランプ消灯を行い、ステップ516で工程カウンタ
の内容を(00)にセットして、メインルーチンにリタ
ーンする。
一方、ステップ505の判定で、おかゆ炊飯でないと判
定されると、次にステップ506において、自動炊飯器
7が保温となっているか否かを判定する。この判定で炊
飯器保温と判定されな場合しこは、ステップ525のエ
ラー(E12)表示を行い、次にステップ507で保温
ランプ点灯を行う。この場合には、通常の御飯の保温な
ので、保温ランプは連続点灯を行う。
そして、次のステップ508において、取消スインチが
オンとなったか否かを判定する。取消スイッチがオンで
ないと、保温中を継続する処理となるので、次にステッ
プ511に進み、ステップ511で炊飯器イニシャルか
否かを判定し、次のステップ512で炊飯器があるか否
かを判定する。
ステップ511で炊飯器イニシャルと判定された場合、
またステップ512で炊飯器の゛存在が確認できない場
合には、保温中の処理を終了するため、ステップ515
に進む。
また、ステップ511およびステップ512の判定ステ
ップで、炊飯器イニシャルでなく、炊飯器がある場合に
は、そのまま保温中を継続して良いので、ステップ51
3に進み、ステップ513でファン間欠駆動の処理を行
う。次に、ステップ514の停電確認の処理を行い、ス
テップ508に戻る。そして、ステップ508からの処
理を繰り返し行って、この場合の保温中の処理を継続す
る。ステップ508において取消スイッチのオンが判定
されると、保温中の処理を中断して終了とするため、ス
テップ509に進み、自動炊飯器に一7〇− 対する保温取消の処理を行い、更に次のステップ510
でブザー報知1の処理を行って、ステップ515に進む
。そして、ステップ515で保温ランプ消灯を行い、ス
テップ516で工程カウンタの内容を(00)にセット
して、メインルーチンにリターンする。
第]−1図は、保温中処理のサブルーチンで行なわれる
ファン間欠駆動の処理フローを示すフローチャートある
。ファン間欠駆動の処理は、排気ファンユニットに対す
る駆動制御の制御ルーチンとなっている。ここでの処理
では、ステップ601において、保温中工程の工程(1
8)に入ってから10分経過後であるか否かを判定し、
10分経過後でない場合には、直ちにリターンする。ま
た、工程(18)に入ってから10分経過後である場合
には、ステップ602に進んで、排気ファンの即時間を
10秒間のオン、1分間のオフとする間欠駆動のパター
ンで駆動する。
このように、保温中処理において行う排気ファンの間欠
駆動は、保温中工程の制御に入ってから所定時間の後に
開始されるようになっており、また、排気ファンの間欠
駆動は、排気ファンを駆動する駆動期間が排気ファンの
駆動を休止する休止期間より短くなっている。
したがって、このような保温中の処理では、排気ファン
の間欠駆動を行うことで、駆動騒音を低くして運転し、
更に、排気ファンの排気能力を低くして運転することに
より排気騒音を低くする。
ここでの全自動炊飯装置は、上述したように、箱体本体
内に貯米庫および計量装置が組み込まれた貯米計量ユニ
ット、洗米装置が組み込まれた洗米ユニット、および自
動炊飯器が組み込まれた炊飯ユニットとを備え、各ユニ
ットの装置を制御する制御装置となっている本体制御回
路が設けられている。制御装置の本体制御装置が、貯米
庫から炊飯する米を取り出し計量する計量工程、計量し
た米を洗米する洗米工程、洗米した米を自動炊飯器にセ
ットして水加減を行う炊飯準備工程、自動炊飯器に炊飯
開始指示を与えて炊飯動作を監視する炊飯中工程、およ
び自動炊飯器の炊飯後の保温状態を監視する保温中工程
の各工程の制御を順次に行い、全ての炊飯工程にかかる
制御を行う全自動機械の炊飯装置となっている。このよ
うな本体制御回路は、全ての炊飯工程にかかる制御を行
う場合、各々の駆動部のチエツクを行い、自動炊飯器と
の間で制御データのデータ通信を行い、自動炊飯器の状
態を検知しながら、全ての炊飯工程にかかるシーケンス
制御を行う。その場合のデータ通信を行う通信路は、全
自動炊飯装置本体の側に設けた光送受信器と自動炊飯器
の側に設けた光送受信器とを互いに近接して対面する位
置に設置して、光信号通信路を形成する。
第12図は、全自動炊飯装置本体と自動炊飯器との間の
制御データ通信のための光信号通信路を説明する要部断
面図である。
第12図を参照すると、自動炊飯器7の台部の裏側に自
動炊飯器側光送受信器49が設けられ、また、全自動炊
飯装置本体の側ではスライドレールの載せられている台
車47aに、自動炊飯器7の台部の裏側の空間部分に突
出する形状のケース48aの内に、全自動炊飯装置本体
側光送受信器48が設けられる。
炊飯ユニソ1〜内の所定位置に自動炊飯器7がセラ1〜
された状態において、全自動炊飯装置本体側光送受信器
48と自動炊飯器側光送受信器49とが互いに近接して
対面して、全自動炊飯装置本体と自動炊飯器7との間で
の光信号通信路68が形成される。光信号通信路68は
、制御データの通信を行う際の通信路となる。光信号通
信路68は短い距離であり、また、自動炊飯器7の台部
の裏側の空間部分は周囲から外光が入らない状態となっ
ているので、対ノイズ性が高く、光信号で通信を行うの
で、炊飯ヒータの通電制御を行う強電回路からの誘電ノ
イズ、電波ノイズからも十分に強いものとなっている。
以上、本発明を実施例にもとづき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において種々変更i′IJ能であ
ることは肘うまでもない。
〔発明の効果〕
以上、説明したように1本発明の全自動炊飯装置によれ
ば、御飯を炊く一連の炊飯工程の動作を自動的に行う全
自動炊飯装置において、全自動炊飯装置の制御装置は、
計量工程の終了後に炊飯器に対して予熱指示を出力し、
洗米工程中に炊飯器の側で、炊飯器の炊飯鍋を所定温度
まで予熱させることにより、洗米された米と水が炊飯鍋
に投入された時に直ちに、炊飯鍋の米と水の回度が上昇
し、水温の上昇時間を待つことなく、炊飯動作が吸水工
程より炊飯工程が始まり、炊飯時間が短縮される。また
、洗米工程中に開始する予熱の温度は、炊飯器の各部品
に熱負荷を過度に与えず、高い温度である沸騰温度以下
とするので、水温の上昇時間が短く、炊飯時間が短縮さ
れる。
また、自動炊飯器の温度センサにより、予熱完了の後の
炊飯鍋の温度変化を検出することにより、炊飯鍋に確実
に米と水が投入されたことを確認できる付随的な効果も
期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例にかかる全自動炊飯装置の
外観を示す斜視図、 第2図は、本発明の一実施例にががる全自動炊飯装置の
正面図、 第3図は、本発明の一実施例にががる全自動炊飯装置の
箱体本体の前面側に設けられる操作表示部パネルの一例
を示す正面図、 第4図は、全自動炊飯装置の各ユニットの機構部を説明
する縦断面図、 第5図は、全自動炊飯装置本体における各々の炊飯装置
要素の制御を行う制御装置の電子回路の構成を示すブロ
ック図、 第6図は、炊飯制御回路6oの炊飯制御の流れの概略を
示すフローチャート、 第7a図、第7b図、第7c図、第7d図、第7e図、
および第7f図は、本体制御回路5oの炊飯制御の流れ
の概略を示すフローチャート、第8a図および第8b図
は、セット不良確認の処理のサブルーチンの処理を示す
フローチャートである。 第9図は、炊飯中処理のサブルーチンの処理詮示すフロ
ーチャート、 第10図は、保温中処理のサブルーチンの処理フローを
示すフローチャート、 第11図は、保温中処理のサブルーチンで行なわれるフ
ァン間欠駆動の処理フローを示すフローチャート、 第12図は、全自動炊飯装置本体と自動炊飯器との間の
制御データ通信のための光信号通信路を説明する要部断
面図である。 図中、1・・・全自動炊飯装置本体、2・・貯米計量ユ
ニット、3・・・洗米−Lニット、4・・・炊飯ユニッ
ト、5・・操作表示部パネル、6・・排気ファンユニッ
ト、7・・自動炊飯器、8・・・メイン電源スィッチ、
9・・排気ファン、11・・・時刻セット表示部、12
・・・炊飯メニュー設定部、13・炊飯量設定部、14
・かたさ(炊飯水加減)設定部、15・・洗米設定部、
16・炊飯動作モード指示設定部、17 炊飯要素装置
セット確認表示部、2o・・・貯米庫、21・・計量装
置、22・・・計量トラムモータ、23・・・エンコー
ダ、24・給水弁、30・・洗米装置、31・・・洗米
外槽、32・・・洗米内槽、33・・・攪拌羽根、34
・・洗米モータ、35・・・排米口、36・・排米弁、
37・・・排米弁カム機構、38・・・排水口、39・
・排気ダクト、4o・・・蓋開閉機構、41・・・開閉
モータ、42・・・第1リンク43・・・第2リンク、
44・・・第3リンク、45・・・昇降モータ、46・
・スライドモータ、47・・・スライドレール、48・
・・全自動炊飯装置本体側光送受信器、49・・自動炊
飯器側光送受信器、50・・・本体制御回路、51・・
・本体制御部、52・・音声出力部、53・・・表示入
力部、54・・・センサ入力部、55・・・ドライブ出
力部、56・・・フォトカプラ(光送受信器)、57・
・・商用交流電源、58・・ブレーカ、59・・コンセ
ント、6o・・・炊飯器制御回路、61・・・炊飯制御
部、62・・・フォトカプラ、63・・温度センサ、6
4・・炊飯ヒータ、65・・・保温ヒータ、66・・・
表示入力部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、箱体本体内に貯米庫、計量装置、洗米装置、および
    炊飯器からなる各炊飯装置要素と、各炊飯装置要素を制
    御する制御装置とを備え、制御装置が、貯米庫から炊飯
    する米を取り出し計量する計量工程、計量した米を洗米
    する洗米工程、洗米した米を炊飯器にセットして水加減
    を行う炊飯準備工程、炊飯器に炊飯開始指示を与えて炊
    飯を監視する炊飯中工程、および炊飯器の炊飯後の保温
    状態を監視する保温中工程の各工程の制御を順次に行い
    、炊飯を自動的に行う全自動炊飯装置であって、制御装
    置は、計量工程の終了後に炊飯器に対して予熱指示を出
    力し、洗米工程中に炊飯器の側で、炊飯器の炊飯鍋を所
    定温度まで予熱することを特徴とする全自動炊飯装置。 2、制御装置の指示により炊飯器が行う予熱の温度は、
    沸騰温度以下であることを特徴とする請求項1に記載の
    全自動炊飯装置。
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